JP2006193806A - めっき電極、めっき治具およびそれを用いた電子部品のめっき方法 - Google Patents

めっき電極、めっき治具およびそれを用いた電子部品のめっき方法 Download PDF

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保昭 内藤
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Abstract

【課題】電子部品の保持が容易かつ安定して行なうことができ、一度に多数の電子部品に電流を安定して供給することで、めっき膜厚不均一や未着が発生することなく、めっきすることができる電子部品のめっき治具およびめっき方法の提供。
【解決手段】電解液槽で電極との接触通電によるめっき方法において、負電極が樹脂系の筐体によって構成され、その内部に磁石を内設し、電子部品と接する前記筐体の一面に導電性およびばね性を有する前記負電極を取り付けためっき治具に前記電子部品を常時接触させて電解液槽に浸漬させ、前記電子部品に通電、めっきを行なう。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品のめっき治具およびめっき方法に関する。
従来、電子部品にめっきを施す方法として、一般的にバレルめっきが採用されている。バレル内部に電子部品および給電攪拌補助メディアなどを所定量投入し、めっき液中に浸漬させ、バレルを回転させることによって、バレル内部に設けられた負電極で電子部品に給電しめっきを行なう方法である。しかし、バレルめっき法においては電子部品同士の接触によるキズ不良やリードの曲がり不良、また電子部品同士の絡み合いによるアベック不良などが慢性的に発生し、製造歩留りを悪化させることは避けられない課題となっている。また、ガラス端子のように1コの部品内で、ガラス封止による絶縁リードを持つ電子部品においては、表面積の小さい絶縁リード部分に給電される確立が本体ベース部分に給電される確立よりも低く、この差が直接めっき膜厚の格差となってしまうため均一なめっき膜厚を得ることが難しい。これらの問題点を解決する為に、あらかじめ電子部品のリード下端部を低融点金属で固着してリードを補強すると同時に電気的に短絡関係にさせた後、バレルに投入し、めっき液に浸漬し電子部品にめっきを施した後導電材を切断除去する方法があった(例えば、特許文献1参照)。
図6において電子部品7のリード下端部同士を所定間隔を保ったまま、導電材101によって固着短絡する工程と、導電材101によって固着短絡された電子部品7のリードにめっき層を形成する工程と、めっき層を形成されたリードの導電材101によって固着短絡された部分を切断除去する工程によって構成される。このように、リードの下端部同士を導電材101によって固着短絡した後にめっき層を形成することは、めっき時にある電子部品7のリードが他のリード間に嵌まり込むことが防止されて、いわゆるアベック不良が発生しなくなる。また、リード同士が導電材101によって固着されているので、各リードの強度が見かけ上増大するため、リードの折れ曲がり不良が発生しなくなる。さらに、絶縁材によって絶縁されているリード同士が導電材101によって短絡されているので、リードのめっき条件が等しくなり、均一なめっき層が形成できる役割を果たしている。
特開2001−267190号公報
しかしながら、前記従来の構成では、電子部品を導電材で固着短絡してめっきを施しその後切断除去するという煩雑な工程を要する。また、電子部品を構成する材料とは別に導電材が必要となり、さらに、導電材自体にもめっきが施されることになり非常に効率が悪い。さらに、電子部品を導電材によって固着したのでは、リード端子先端にはめっきが施されないといった問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、めっき治具への電子部品の保持法の簡便化、ならびにリード端子先端へのめっき未着を防止することのできるめっき治具およびめっき方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、表面に複数のスリットを施すことでばね性を持たせた負電極と前記負電極を着脱自在に取り付けられる、内部に磁石が埋め込まれ、表面に配列穴もしくは溝を有する負電極板からなる電子部品のめっき治具であるから、電子部品のリード端面を接触させて電子部品を立設配置して電子部品に安定した電流を流せるという作用がある。
また、前記負電極内部に磁石が埋め込まれた電子部品のめっき治具であるから、電子部品の保持および取り外しが容易であるという作用がある。
また、前記負電極を前記負電極板に取り付け、前記負電極表面に設けられたスリットに電子部品を立設配置し、次にそのめっき治具を複数個、電解液面と垂直方向に一定間隔で保持してめっき液中に浸漬する電子部品のめっき方法であるから、一度に多数の電子部品をめっきすることもできる。
以上のように本発明の電子部品のめっき治具によれば、電子部品7の着脱が容易であるとともに、各電子部品の間隔が短くても安定して配列することができることから、1サイクルにおけるめっき数を多くすることができる。また本発明の電子部品のめっき方法によれば、一度に複数のめっき治具保持具を保持できることから多数の電子部品にめっきすることができ、まためっき工程を自動で行なうことができる。
以下、本発明の実施形態を図に示し詳しく説明する。
図1(a)は本実施形態のめっき治具の負電極を示す斜視図であり、図1(b)は図1(a)のA部拡大図である。図2は本実施形態のめっき治具の負電極板を示す斜視図であり、図3は断面図である。
(実施例1)
図1(a)において、負電極1は導電性を有する材質であり、例えば厚さ0.1mmのSUS304からなるステンレス材で構成され、電子部品が載置される載置部に細隙3が設けられている。このとき、負電極1の載置部は上下動自在に弾性を備えた状態に構成されている。
これによれば、電子部品の外観形状や外形寸法誤差に起因する負電極1と電子部品との接触不具合を細隙3による弾性により緩和することが出来る。また、電子部品が傾くことなく安定して整列することが出来る。例えばリード端子寸法の異なる電子部品の場合でもリード端子が長い方と接触する負電極1は下方へ押されることで、電子部品との接触性を向上させるとともに安定して整列することができる。さらに、複数整列した状態でめっきを施すことも可能であり、この場合さらに隣接する電子部品同士が接触することを防ぐ役割を果たすものである。
また、めっき装置やめっき治具に装着する際に用いる嵌合用ホール2が設けられている。
なお、負電極1に形成された細隙3はめっきが施される電子部品の形態に合わせて幅、間隔、数量を適宜選択し形成されている。たとえば、複数のリード端子を備えた電子部品のリード端子の直径が0.3mm、各端子間の間隔が1.0mmであれば、幅は0.3mm、間隔は0.1mmが好適である。
さらに電子部品に施すめっきの種類が金の場合、負電極1にステンレス材を選定することで負電極1の腐蝕を防止することができる。また負電極1表面に金と密着性の良い例えばNiストライクめっきなどを施すことにより負電極1表面に析出する金の離脱を防ぐことができる。
図2、図3において、負電極板4内部に磁石6が耐食性に優れた部材に埋め込み密封されており、負電極板4内部に埋め込まれた磁石6の磁性によって電子部品7を保持する。
さらに負電極1との嵌合ピン5が形成されている。また負電極板表面には、例えば直径3.0mm、深さ1.0mmの配列穴を設けており、負電極1を取り付けて長さの異なる電子部品7を整列させた際、リード端子の長さの違いによって沈み込んだ負電極1のスリットを逃がす役割を果たしている。
さらに各電子部品7ごとに配列穴を設けることで電子部品7が負電極とともに配列穴に沈み込むため、電子部品7間のピッチを短くすることで隣り合う電子部品7が磁力によって接触することを防ぐ。
(実施例2)
次に、この負電極1および負電極板4を用いためっき方法について図4を参照しながら説明する。負電極1を負電極板4に取り付けて多数の電子部品7を整列させ、さらにめっき治具保持具13に負電極1を取り付けた負電極板4を複数個、電解液面10と垂直方向に一定間隔で保持してめっき液中に浸漬し、負電極1に負電圧、正電極11に正電圧が印加する。さらにめっき液中に一定間隔に設けられた2列以上の正電極11と電子部品7が立設配置された負電極1の取り付けられた負電極板4を交互に配列しめっきを行なう。
これによれば、めっき槽内のスペースを効率よく使用でき、一度に多数の電子部品にめっきすることができる。
(実施例3)
次にこの負電極1を用いためっき方法について図5を参照しながら説明する。負電極1を負電極板4に取り付けて多数の電子部品7を整列させ、さらにめっき治具保持具13に負電極1を取り付けた負電極板4を、液槽14に対して垂直に保持し、めっき治具保持具13を上下に動作させることで液中に浸漬する。
さらにめっき治具保持具13をコンベア15に取り付けることで、めっき工程における各液層にめっき治具保持具13をコンベアで送り、上下に動作させることで、各液層に浸漬して電子部品7のめっき工程を自動で行なうことができる。
これにより各工程間の時間を短縮することができ、生産効率の向上を図ることができる。
尚、本実施形態では、永久磁石を用いてめっき治具を形成したが、吸着機構を有するものであればよい。また、負電極表面のパターンをスリット状としたが、ハッチングまたは微細加工を施すことでばね性を有する形状であればよい。
以上のように本発明の電子部品のめっき治具によれば、電子部品7の着脱が容易であるとともに、各電子部品の間隔が短くても安定して配列することができることから、1サイクルにおけるめっき数を多くすることができる。また本発明の電子部品のめっき方法によれば、一度に複数のめっき治具保持具を保持できることから多数の電子部品にめっきすることができ、まためっき工程を自動で行なうことができる。
本発明の実施形態の実施例1による(a)は断面図、(b)は図1(a)のA部拡大図 本発明の実施の形態の実施例2によるめっき治具の概略斜視図 本発明の実施の形態の実施例2によるめっき治具の断面図 本発明の実施の形態の実施例3によるめっき方法を説明するための斜視図 本発明の実施の形態の実施例4によるめっき方法を説明するための斜視図 従来の電子部品の保持方法を示す概略図
符号の説明
1 負電極
2 嵌合用ホール
3 細隙
4 負電極板
5 嵌合ピン
6 磁石
7 電子部品
8 ホールまたは溝
9 電解液槽
10 電解液面
11 正電極
12 めっき治具
13 めっき治具保持具
14 コンベア
15 上下摺動機構
101 導電材

Claims (11)

  1. 電子部品の電気めっきに用いる負電極において、前記負電極が導電性を有する材料で構成され、前記負電極の電子部品が載置される載置部に細隙が形成されたことを特徴とする電子部品めっき用電極。
  2. 前記負電極に複数の細隙が形成されたことを特徴とする請求項1記載の電子部品めっき用電極。
  3. 前記複数の細隙のうち少なくとも隣接する細隙が結合されたことを特徴とする請求項2記載の電子部品めっき用電極。
  4. 電子部品の電気めっきに用いるめっき治具において、負電極とそれを保持する負電極板とからなり、前記負電極が非磁性体でかつ導電性を有する材料で構成され、前記負電極表面に少なくとも1つ以上の細隙を設けたことを特徴とする電子部品のめっき治具。
  5. 前記負電極表面の前記細隙が少なくとも2つ以上の細隙の集合であって、細隙の中心が不連続であることで前記負電極に弾性を持たせたことを特徴とする請求項4記載のめっき治具。
  6. 前記負電極表面に設けられた細隙が連続的に形成された細隙で構成されたことを特徴とする請求項4、請求項5記載のめっき治具。
  7. 前記負電極表面に少なくとも片面に1層以上のめっき処理を施したことを特徴とする請求項4、請求項5、請求項6記載のめっき治具。
  8. 電気めっきに用いるめっき治具において、前記負電極と前記負電極を設置する負電極板とからなり、前記負電極と前記負電極板が着脱自在に取り付けられることを特徴とした電子部品のめっき治具。
  9. 前記負電極板内部に磁石が埋め込まれたことを特徴とする請求項8記載の電子部品のめっき治具。
  10. 前記負電極板の表面に配列穴または溝を形成したことを特徴とする請求項8、請求項9記載の電子部品のめっき治具。
  11. 前記負電極を前記負電極板に設置し、前記負電極に設けられたスリットに電子部品を立設配置し、次にそのめっき治具をめっき液槽に形成されためっき治具保持具に一定間隔で保持してめっき液中に浸漬し、めっき液中に一定間隔で設けられた2列以上の陽極と前記電子部品が立設配置されためっき治具を交互に配置し、めっきすることを特徴とする電子部品のめっき方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008121097A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Shinko Electric Ind Co Ltd 電解めっき装置及び電解めっき方法並びにめっき治具
JP2008274320A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品用めっき治具

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