JP2006193041A - 船舶の舵装置 - Google Patents

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【課題】 舵装置自体のキャビテーションやキャビテーションによるエロージョンを防止することができる船舶の舵装置を提供することおよびラダーホーンと舵板との隙間を流れる貫流を阻止することでキャビテーションを防止することができる船舶の舵装置を提供すること。
【解決手段】 船体に設けられたラダーホーン12のガジョン部12aに支持される舵板11を回動操作する船舶の舵装置10で、ラダーホーン12および舵板11の最大厚みDを少なくともラダーホーンの上端から下端までの範囲で垂直方向に一定にしてする。
これにより、少なくともラダーホーン12の曲がり部の製作精度を向上でき、流れの剥離を防止するとともに、止水板14を取り付ける場合の精度も向上できるようにする。
また、ラダーホーンと舵板との隙間に弾性体の止水部材14を接触状態などとして隙間をなくすようにし,止水効果を発揮させるようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、船舶の舵装置に関し、高速化にともない舵装置に発生するキャビテーションやこれに基づくエロージョンを防止できるようにしたものである。
近年、海上輸送の効率化のため、コンテナ船など船舶の高速化が図られつつあり、プロペラの後方に装備される舵装置のキャビテーションやキャビテーションによるエロージョンなどが問題視されている。
このようなキャビテーションなどの発生により推進性能や操舵性能が低下することがあり、これら推進性能や操舵性能の低下を防止するため種々の提案がなされている。
例えば特許文献1の船舶の舵装置には、図5に示すように、舵板1の上部と船体2との間の空間3にラダーホーン4に保持させて後方に張り出すように翼型フィン5を回転自在に設けるようにすることが開示されており、翼型フィン5を配置することでキャビテーションや渦の発生を防止し、この翼型フィン5を船尾の流れに追従して自由に動けるようにして船体抵抗の低減を図り、船速の低下を防止するようにしている。
また、特許文献2の船舶用舵には、図6に示すように、プロペラ6の先端のほぼ最上昇点高さ位置に対応する高さの舵板1およびラダーホーン4に両舷側に水平に張り出す中間整流板7を設けるようにすることが開示され、流れを整流することによって舵力を高めることができるようにしている。
さらに、特許文献3の船尾整流構造にも、整流板を設けることで水の流れがラダーホーンで撹乱されるのを緩和できるように整流して船体抵抗を減少するようにしている。
また、従来、一般に採用されているキャビテーションの防止技術として、ラダーホーンと舵板との隙間を流れる貫流によって出口側でキャビテーションが発生することを防止するため隙間を小さくする止水板を装備することやラダーホーンのガジョン部および後方の舵板の横断面を組み合わせて流線型の翼型にすることが行われている。
特開平10−167190号公報 特開2001−219897号公報 特開平10−147285号公報
ところが、特許文献1、2、3のいずれの舵装置などに関する提案でも、推進性能や操舵性能の低下などを防止できるもの、舵装置そのもののキャビテーションやキャビテーションによるエロージョンそのものを防止するものでなく、舵板やラダーホーンにキャビテーションなど生じるなどの問題がある。
また、一般にラダーホーンの形状は上部の幅より下部の幅が次第に狭くなるテーパ形状になっているが、ラダーホーンをテ―パ形状にしたものでは、上下方向に形状が次第に変化するため、精度良く曲がり部を製作することが困難であり、表面に沿う流れに部分的な剥離が生じ易く、キャビテーションが生じてしまうという問題がある。
さらに、止水板を取り付ける場合には、テーパ形状のラダーホーンと舵板との隙間に止水板を取り付けることになるが、これらの間で舵板を回動させるため隙間が必要で、完全な止水効果を得ることができないという問題もある。
また、ガジョン部および舵板を流線型とした場合でも、その後方の舵板との間に段差部分が生じ、流れの衝突が起こってキャビテーションが発生してしまうという問題がある。
この発明は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされたもので、舵装置自体のキャビテーションやキャビテーションによるエロージョンを防止することができる船舶の舵装置を提供しようとするものである。
また、この発明は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされたもので、ラダーホーンと舵板との隙間を流れる貫流を阻止することでキャビテーションを防止することができる船舶の舵装置を提供しようとするものである。
上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明の請求項1記載の船舶の舵装置は、船体に設けられたラダーホーンのガジョン部に支持される舵板を回動操作する船舶の舵装置であって、前記ラダーホーンおよび舵板の最大厚みを少なくとも前記ラダーホーンの上端から下端までの範囲で垂直方向に一定にしてなることを特徴とするものである。
この船舶の舵装置によれば、少なくともラダーホーンの上端から下端までの範囲で最大厚さを一定にすることでラダーホーンの曲がり部の製作精度を向上でき、さらに舵板全体をも一定にすれば、ラダーホーンおよび舵板の曲がり部の製作精度を向上でき、流れの剥離を防止するとともに、止水板を取り付ける場合の精度も向上できるようになる。
また、この発明の請求項2記載の船舶の舵装置では、前記ラダーホーンのガジョン部の後方の舵板を、前方の当該ガジョン部の幅より狭くしてなることを特徴とし、これによって流れの衝突を防止するようにし、請求項4記載の船舶の舵装置では、前記舵板の下端前方を曲面に形成してなることを特徴とし、これによって流れを整流するようにし、請求項6の船舶の舵装置では、前記ラダーホーンと前記舵板との水平方向の隙間に対応して前記ラダーホーンと前記舵板との少なくともいずれか一方に、上下方向の水の流れを防止する水平に突出する水平板を設けてなることを特徴とし、これによって各隙間位置で上下方向の流れを止めるようにしている。
さらに、請求項8記載の船舶の舵装置では、ラダーホーンと舵板との隙間に水の流入流出を防止する弾性体の止水部材を設けてなることを特徴とし、弾性体の止水部材を接触状態などとして隙間をなくすようにし,止水効果を発揮させるようにしている。
また、請求項9記載の船舶の舵装置では、各請求項1〜7記載のいずれかの構成に加え、前記ラダーホーンと前記舵板との隙間に請求項8の弾性体の止水部材を設けてなることを特徴とし、接触状態とするなどで隙間をなくすようにして一層の止水効果を向上するようにする。
そして、これら各請求項記載の構成を任意の複数組み合わせる船舶の舵装置によって、それぞれの作用効果を組み合わせて発揮するものにできるようになる。
この発明の請求項1記載の船舶の舵装置によれば、少なくともラダーホーンの上端から下端までの範囲で最大厚さを一定にすることでラダーホーンの曲がり部の製作精度を向上でき、さらに舵板全体をも一定にすれば、ラダーホーンおよび舵板の曲がり部の製作精度を向上することができ、流れの剥離を防止することができるとともに、止水板を取り付ける場合の精度も向上することができる。
また、この発明の請求項2記載の船舶の舵装置によって流れの衝突を防止することができ、請求項4記載の船舶の舵装置によって流れを整流することができ、請求項6の船舶の舵装置によって各隙間位置で上下方向の流れを止めることができる。
さらに、請求項8記載の船舶の舵装置によって止水効果を向上することができる。
そして、それぞれの発明により、キャビテーションを効果的に防止することができる。
さらに、これら各請求項記載の構成を複数組み合わせた船舶の舵装置によれば、それぞれの作用効果を組み合わせて発揮させることができる。
以下、この発明の一実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図4は、この発明の船舶の舵装置の一実施の形態にかかり、図1は分解して示す概略立体図、図2は概略正面図および左側面図、図3はそれぞれ図2中のC,BB,BBO,BO,B,Aの各部の横断面図、図4はこの発明の船舶の舵装置の止水部材を単独で設ける場合の一実施の形態にかかり、(a)は止水部材が1本の場合を,(b)は2本の場合を、(c),(d)は取り付け状態を、それぞれ示す断面図である。
この船舶の舵装置10では、舵板11およびこれを船体に支持するラダーホーン12自体のキャビテーションやキャビテーションによるエロージョンを防止するようにしたものであり、具体的には、単独ないしは任意に組合わせることができる5つの対策が施され、特に船舶の高速化にともなう問題を解消する。
この船舶の舵装置10では、基本構造として舵板11が船体に設けられたラダーホーン12のガジョン部12aに支持され、ラダーストック13を介して図示しない操舵装置によって回動操作されるようになっている。
この船舶の舵装置10での第1のキャビテーション対策は、少なくともラダーホーンの上端から下端までの範囲で最大厚さを一定にすることで、例えば図2および図3に示すように、舵板11およびラダーホーン12の最大厚みDが垂直方向全体に一定にしてある。
これまでの舵装置では、舵板およびラダーホーンの厚みは上部が厚く、下部が薄いテーパ形状とされ、しかも翼型の断面形状とされることから特にラダーホーンの製作が非常に難しく、製作誤差による局部的な流れの乱れが生じ、これによってキャビテーションが発生しやすくなっていた。
これに対し、舵板11およびラダーホーン12の上下方向の厚みDを少なくともラダーホーン12の上端から下端までの範囲で一定にすることで、ラダーホーン12の曲がり部形状を垂直方向に一定にでき、このラダーホーン12の曲がり部などの製作が容易となり、製作精度を高めることができ、流れの乱れを防止してキャビテーションを抑えることができる。
さらに、舵板11全体の厚みDをも垂直方向に一定にすれば、舵板11の曲がり部などの製作が容易となり、製作精度を高めることができ、流れの乱れを防止してキャビテーションを抑えることができる。
また、このように舵板11やラダーホーン12の形状精度を向上することで、船舶の舵装置10での第2のキャビテーション対策として、図1に示すように,舵板11とラダーホーン12との間の隙間を流れる貫流を防止する止水部材14を取り付ける場合の隙間を極力小さくすることができる。
この第2のキャビテーション対策としての止水部材は、他の対策と組み合わせる場合のほか、単独で実施することもでき、特に、既存の船舶への適用も容易にできるものである。
また、図4に示すように、止水部材としてゴムなどの弾性体の止水部材14を用い、舵板11とラダーホーン12との間の隙間の中央部に一本配置することで、舵板11とラダーホーン12との隙間を完全に塞ぐように両方の表面に接触させて取り付ける。この弾性体の止水部材14の取り付けは、同図(c)に示すように、止水部材14の両端部の固定フランジ部を介してボルトなどで舵板11あるいはラダーホーン12に取り付けるようにすれば良い。
また、止水部材14として金属製などのものを用いる場合には、同図(d)に示すように、固定フランジのないものを舵板11あるいはラダーホーン12に溶接などで取り付けるようにする。
さらに、止水部材14を複数本用いるようにしても良く、例えば、図4(b)に示すように、舵板11を最大舵角とした場合に、舵板11とラダーホーン12との間の隙間の外側に出る位置にそれぞれ止水部材14、14を取り付けることで、既存の船舶への適用が容易にできるとともに、外側に位置する止水部材14を目視することでメンテナンスの要否を確認でき、しかもメンテナンス自体を容易に行うことができる。
また、この止水部材14は、舵板11とラダーホーン12のいずれか一方に取り付けて隙間を小さくしたり、隙間を完全に塞ぐようにすれば良く、図1では、図示の都合上、舵板11とラダーホーン12に取り付ける場合に表示可能な位置に設けてあり、2つの直線状の垂直止水材14a,14aおよび2つの馬蹄形の水平止水材14b,14bを設けてある。なお、この止水部材14は連続したものでも、分割したもののいずれでも良い。
次に、この船舶の舵装置10での第3のキャビテーション対策は、図3(c)に示すように、ラダーホーン12のガジョン部12aに対して、このラダーホーン12のガジョン部12aの後方の舵板11を、前方のガジョン部12aの幅より狭くしてある。
すなわち、ラダーホーン12のガジョン部12aに対して、理論計算に基づきガジョン部12aおよび舵板11の流場を求め、回転流れを考慮してもこの部分で流れの衝突が生じないような内側傾斜型の翼型の舵板11とし、この部分の舵板11の幅D1を狭くしてある。
このようなガジョン部12aに対応した舵板11の部分を内側傾斜型の翼型とすることにより、前方からの流れがガジョン部12aの後方の舵板11に直接ぶつかることが防止できる。
これにより、従来、このガジョン部12aおよびこの部分の舵板11に生じていた激しいエロージョンを防止することができる。
なお、この第3のキャビテーション対策としてガジョン部12aの舵板11の翼型を内側傾斜型としてその幅を狭くする構成は、船舶の舵装置10として単独で採用する場合のほか、上記第1および第2の対策と組み合わせて構成するようにしても良く、これらを組み合わせることで、それぞれの構成の効果を発揮させることができる。
次に、船舶の舵装置10での第4のキャビテーション対策として、舵板11の下端前方を曲面15に形成してある。
この舵板11の下端前方の曲面15は、上下方向には、下端が窄まるとともに、左右方向では翼型となる部分に形成されることから、略球面の1/4のような立体的な曲面で構成してある。
このような曲面15を舵板11の下端前方に形成することで、前方からの流れの整流効果を持たせることができ、流れの剥離や渦の発生を抑えることで、キャビテーションを防止することができる。
なお、この第4のキャビテーション対策として舵板11の下端前方を曲面15に形成する構成は、船舶の舵装置10として単独で採用する場合のほか、上記第1および第2、あるいは第3の対策のいずれか、あるいは任意の複数の対策と組み合わせて構成するようにしても良く、それぞれの組み合わせによって、それぞれの構成の効果を組み合わせて発揮させることができる。
次に、船舶の舵装置10での第5のキャビテーション対策として、ラダーホーン12と舵板11との水平方向の隙間に対応してラダーホーン12と舵板11との少なくともいずれか一方に、上下方向の水の流れを防止する水平に突出する水平板16を設けてある。
この船舶の舵装置10では、ラダーホーン12に舵板11を支持して回動する必要から、図1および図3に示すように、ラダーホーン12と舵板11との間に隙間が形成され、上下方向には、図3の各断面に示すように、隙間が形成してあり、これらの隙間のラダーホーン12側、あるいは舵板11側の少なくとも一方側に水平板16が外側に水平に突き出して取り付けてある。
この水平板16は、ラダーホーン12に対して舵板11が回動しても舵板11とラダーホーン12とに設けた水平板16がいずれとも干渉しないように設けてある。
すなわち、この船舶の舵装置10では、舵板11の上端には、図3(a)にC断面として示したように、ラダーストック中心から後方の全周囲に水平板16aが設けてある。
また、ラダーホーン12のガジョン部12aと対向する舵板11の中間底面には、図3(b)にBB断面として示したように、ラダーストック13の中心から後方中間までに水平板16bが設けてある。
そして、水平板16bと同一の隙間に対応するガジョン部12aの上端には、図3(c)にBBO断面として示したように、ラダーホーン12の中間部に僅かな長さの水平板16cが設けてあり、水平板16bとは上下に僅かにずらしてあり、これら水平板16b,16c同士の干渉は起こらないようにしてある。
さらに、ラダーホーン12のガジョン部12aの下端には、図3(d)にBO断面として示したように、ラダーホーン12の前方から中間部までの全周に水平板16dが設けてある。
そして、この水平板16dと同一の隙間に対応するガジョン部12aの下端と対向する舵板11の中間天面には、図3(e)にB断面として示したように、舵板11の先端から後方の中間部まで全周に水平板16eが設けてあり、水平板16dとは上下に僅かにずらしてあり、これら水平板16d,16e同士の干渉は起こらないようにしてある。
さらに、この船舶の舵装置10では、舵板11の下端には、図3(f)にA断面として示したように、前方中間部から後方の全周囲に水平板16fが設けてある。
このような舵板11とラダーホーン12との水平方向の隙間に水平板16a〜16fを設けて上下方向の流れを防止するようにしたので、プロペラ回転流の影響による貫流をとめることができ、キャビテーションを防止し、キャビテーションによるエロージョンを防止することができる。
なお、この第5のキャビテーション対策として舵板11とラダーホーン12との水平方向の隙間に水平に突き出す水平板16を設ける構成は、船舶の舵装置10として単独で採用する場合のほか、上記第1および第2、あるいは第3、第4の対策のいずれか、あるいは任意の複数の対策と組み合わせて構成するようにしても良く、それぞれの組み合わせによって、それぞれの構成の効果を組み合わせて発揮させることができ、いずれによってもキャビテーションを防止することができる。
以上のような船舶の舵装置10によれば、舵板11やラダーホーン12自体のキャビテーションを防止することができ、塗装の剥離や表面の損傷を防止することができる。
この発明の船舶の舵装置の一実施の形態にかかる分解して示す概略立体図である。 この発明の船舶の舵装置の一実施の形態にかかる概略正面図および左側面図である。 この発明の船舶の舵装置の一実施の形態にかかるそれぞれ図2中のC,BB,BBO,BO,B,Aの各部の横断面図である。 この発明の船舶の舵装置の止水部材を単独で設ける場合の一実施の形態にかかり、(a)は止水部材が1本の場合を,(b)は2本の場合を、(c),(d)は取り付け状態を、それぞれ示す断面図である。 従来の船舶の舵装置の概略側面図およびB−B断面図である。 従来の船舶の舵装置の概略側面図およびB−B断面図である。
符号の説明
10 船舶の舵装置
11 舵板
12 ラダーホーン
12a ガジョン部
13 ラダーストック
14 止水部材
14a 垂直止水材
15 曲面
16 水平板
16a〜16f 水平板
D 舵板およびラダーホーンの最大厚み
D1 舵板の幅

Claims (9)

  1. 船体に設けられたラダーホーンのガジョン部に支持される舵板を回動操作する船舶の舵装置であって、
    前記ラダーホーンおよび舵板の最大厚みを少なくとも前記ラダーホーンの上端から下端までの範囲で垂直方向に一定にしてなることを特徴とする船舶の舵装置。
  2. 船体に設けられたラダーホーンのガジョン部に支持される舵板を回動操作する船舶の舵装置であって、
    前記ラダーホーンのガジョン部の後方の舵板を、前方の当該ガジョン部の幅より狭くしてなることを特徴とする船舶の舵装置。
  3. 前記ラダーホーンのガジョン部の後方の舵板を、前方の当該ガジョン部の幅より狭くしてなることを特徴とする請求項1記載の船舶の舵装置。
  4. 船体に設けられたラダーホーンのガジョン部に支持される舵板を回動操作する船舶の舵装置であって、
    前記舵板の下端前方を曲面に形成してなることを特徴とする船舶の舵装置。
  5. 前記舵板の下端前方を曲面に形成してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の船舶の舵装置。
  6. 船体に設けられたラダーホーンのガジョン部に支持される舵板を回動操作する船舶の舵装置であって、
    前記ラダーホーンと前記舵板との水平方向の隙間に対応して前記ラダーホーンと前記舵板との少なくともいずれか一方に、上下方向の水の流れを防止する水平に突出する水平板を設けてなることを特徴とする船舶の舵装置。
  7. 前記ラダーホーンと前記舵板との水平方向の隙間に対応して前記ラダーホーンと前記舵板との少なくともいずれか一方に、上下方向の水の流れを防止する水平に突出する水平板を設けてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の船舶の舵装置。
  8. 船体に設けられたラダーホーンのガジョン部に支持される舵板を回動操作する船舶の舵装置であって、
    前記ラダーホーンと前記舵板との隙間に水の流入流出を防止する弾性体で構成した止水部材を設けてなることを特徴とする船舶の舵装置。
  9. 請求項8記載の前記止水部材を前記ラダーホーンと前記舵板との隙間に設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の船舶の舵装置。

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