JP2006191735A - モータの製造方法 - Google Patents

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JP2006191735A
JP2006191735A JP2005001208A JP2005001208A JP2006191735A JP 2006191735 A JP2006191735 A JP 2006191735A JP 2005001208 A JP2005001208 A JP 2005001208A JP 2005001208 A JP2005001208 A JP 2005001208A JP 2006191735 A JP2006191735 A JP 2006191735A
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Shoei Matsuo
昭英 松尾
Katsunori Sakuragi
克則 桜木
Shigeki Fujii
茂樹 藤井
Michiharu Yamamoto
三千治 山本
Keigo Matsumoto
圭吾 松本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】ステータコアとマグネット間のギャップに支障をきたす事なく、帯状板から成るゴム材料のマグネットとロータ間の固着を瞬時に行い生産性の向上を高め、安価なモータを提供することを目的とする。
【解決手段】帯状板から成るゴム材料のマグネット201と、ロータ203を備え、前記マグネット201または前記ロータ203の少なくとも一方側に高反応型接着剤201aを塗布し、前記マグネット201を前記ロータ203の内周面に接するよう圧入した後、前記ロータ203の外部203aを瞬時に加熱することにより、前記マグネット201を前記ロータ203の内周面に固着させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、高清浄の環境が要求される精密モータ、例えばHDD用・DVD用モータなどに使用されるマグネットをロータに固着する製造方法に関し、特にマグネット固着用の接着剤から放出されるアウトガス発生の防止に関するものである。
従来、各種モータのロータへのマグネット固着方法としては、通常、接着剤が用いられており、当該接着剤を介してマグネットの周面がロータの周面に固着されている。例えば、この種のモータの製造方法としては、特許文献1に記載されているようなものがある。
図3は従来のモータの部分拡大断面図を示す。図3において、マグネット101は、横断面略矩形状のリング状部材から形成される。マグネット101の表面上には熱硬化性樹脂からなるコーティング材101aが被着され、バックヨーク102の内周面に嵌合するよう構成してある。マグネット101とバックヨーク102の嵌合はコーティング材101aが未硬化の状態にて行われ、その後、ともに嵌合されたマグネット101及びバックヨーク102を高温加熱することにより、コーティング材101aの硬化を促進させている。そのため、マグネット101またはバックヨーク102の周面に固着用熱硬化型樹脂を別個に準備して塗布する必要がなく、マグネット101に被着されるコーティング材101aの接着作用によってマグネット101をバックヨーク102に固着可能の構成としている。また、マグネット101をバックヨーク102に固着後に着磁する事により高温加熱によるマグネットの減磁が発生せず、かつコーティング材101aからアウトガスが発生しない状態まで加熱温度を高くすることも可能な製造方法である。
また、上記製造方法を適用した従来のモ−タの例としてアウターローター型HDDスピンドルモータの構成が、同じく特許文献1に記載されている。図4は上記従来のモータの構造断面図である。モータをHDD装置にネジ止めする取り付け部を有するフレーム104は中央部分に軸部材106と支持ホルダー107を有しており、支持ホルダー107の外周にはステータコア108が固定されている。ロータ組立109は軸受部材110を具備したハブ体111から成り、軸部材106に回転自在に支承されている。またハブ体111は前記ステータコア108の外周を覆うように形成されたフランジ部111aにバックヨーク102を介して熱硬化性樹脂からなるコーティング剤101aを被着するマグネット101を装着しており、前記ステータコア108の外周面に対して半径方向に微小ギャップを介して前記マグネット101が対向して配置する様に構成されている。
特開平11−69735号公報(第6頁、図1、図2)
上記従来の構成の目的は高清浄の環境が要求される精密モータ、例えばHDD用・DVD用モータなどにおいて、マグネット固着用の接着剤から放出されるアウトガス発生の防止のため、マグネットとロータ間の固着時にあらかじめ高温加熱して接着剤の硬化時間の短縮を図り生産性を高める事であった。
しかしながら、上記従来の製造方法では、マグネット表面全体に熱硬化性樹脂から成るコーティング材を被着するため、高温加熱した際にバックヨークとマグネットの隙間以外の表面のコーティング剤が溶解する可能性があった。そして従来、アウターローター型モータの構造においては、ステータコアの外周面に対し半径方向に微小ギャップを介して対向するマグネットを配置させるため、上述した製造方法では溶解コーティング剤がステー
タコアとマグネット間のギャップに付着して、最悪時にはステータコアと接触してロータの回転に支障をきたす虞があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ステータコアとマグネット間のギャップに支障をきたす事なくマグネットとロータ間の固着を短時間に行い生産性の向上を高め、安価なモータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、帯状のゴム材料からなるマグネットを使用し、マグネットまたはロータフレームの少なくとも一方側にエポキシ系常温速硬化型接着剤、一液性高周波誘導加熱エポキシ接着剤等の高反応型接着剤を塗布し、マグネットをロータフレームの内周面に接するよう圧入した後、ロータフレームを加熱することにより、マグネットをロータフレームの内周面に固着させるようにしたものである
また、本発明は、金属磁性材からなるロータフレームを用いて、高周波誘導加熱によりロータフレームを加熱する様にしたものである
本発明によれば、安価なマグネット材料を用い、かつロータ外部よりに短時間で加熱出来るので生産性の向上を高めることができる。又、マグネットの圧入効果と高反応型接着剤の加熱硬化によりマグネットとロータ間の密着性が高まり、高速回転時におけるモータのアンバランス変化の抑制に効果的である。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1によるモータのマグネット固定部分の部分拡大断面図であり、マグネット201の固定方法の一例を示す図である。
209はロータ組立であり、マグネット201とロータ203が高反応型接着剤201aによって固着されている。マグネット201の具体的固定手段としては、ロータ203の内周面に高反応型接着剤201aを塗布した後、マグネット201を圧入する。その後、ロータの外部203aを高周波加熱器の加熱コイル316の近傍に任意に設置し、瞬時に電流を流すことにより高反応型接着剤201aを硬化させることができる。高周波加熱器はコイルに流れる交流電流によって金属磁性材から成るロータ203に高密度のうず電流317を発生させ、そのジュール熱でロータ203を加熱することが可能である。そして加熱されたロータ203に高反応型接着剤201aが反応して硬化するとともに、マグネット201の圧入効果もあって固着が可能となる。加熱温度の設定としては、マグネット201のゴムが溶解しないかつモータの誘起電圧値に影響を及ぼさない程度に行われる。又、マグネット201のゴムの弾性作用により、ロータ203に加熱による圧縮・膨張があってもマグネット201に影響を及ぼさない。
図2は、本発明の実施の形態1によるモータ構造断面図であり、図1を応用したOA機器等に使用するモータ構造図の一例である。
マグネット201は帯状板から成るゴム製のマグネットであり、磁性材にて構成される。例えばフレキシブルゴムマグネット(ラバーマグネット)が使用可能である。ロータ203は金属磁性材から成るロータで、マグネット201を固着している。201aは高反応型接着剤であり、ロータ203の内周面に塗布がされている。そしてマグネット201をカーリングして、ロータ203の内周面に接するよう圧入している。高反応型接着剤として、エポキシ系で低温・短時間に硬化するものが望ましく、例えば常温速硬化型接着剤
や一液性高周波誘導加熱エポキシ接着剤が使用可能である。その後、ロータ203の外部203aを瞬時に加熱することにより、マグネット201をロータ203の内周面に固着させている。回路基板205は、支持ホルダー207及び軸受部材210を固定し、一般的に鋼板より構成される。例えば、亜鉛メッキ鋼板が使用可能である。支持ホルダー207の外周にはステータコア208が固定され、マグネット201と対向している。ステータコア208はt=0.35mmあるいは0.2mmの珪素鋼板の積層から構成され、巻線208aが巻かれている。巻線208aは回路基板205の通電作用によりステータコア208に磁界を発生させるもので、銅線から構成されCEWあるいはUEWが一般的である。206は軸部材でモータ回転動作の際、中心軸として軸受の作用を行うもので、一般にSUS材から構成されている。例えば、軸用として多用されるSUS420J2等が使用でき焼き入れ処理を行うことにより硬度が確保され信頼性の点で好ましい。軸受部材210は軸部材206を支持し、使用する材質としては黄銅等が形状を容易に切削できる点で好ましい。軸受部材210と軸部材206との隙間には潤滑剤212が充填され互いに相対回転が可能であるラジアル軸受が形成されている。尚、潤滑剤212は信頼性の点で低蒸発性のものが望ましい。213はスラスト部材で軸受部材210に固定されるとともに軸部材206の先端206aを支持している。スラスト部材213はスラスト軸受の作用を行うもので、耐磨耗性を考慮した樹脂材等が信頼性の点で好ましい。スラスト部材213と軸部材206の先端206aには潤滑剤212が充填され互いに相対回転が可能であるスラスト軸受が形成されている。尚、前述と同様に潤滑剤212は信頼性の点で低蒸発性のものが好ましい。214はロータボスで軸部材206に焼きバメ等により拘止し、この軸部材206を中心に回転運動を行うものであり、銅系あるいはアルミ系の材料により構成される。例えばC3602やA2017が使用可能である。215はアルミ部材から成るポリゴンミラーでロータボス214に嵌合されている。
以上の構成により、マグネット201を瞬時にロータ203の内周面に固着することが可能となり、又、ロータ203に固着されたマグネット201と回路基板205の通電作用により発生するステータコア208の磁界によって吸引・反発を繰り返し、軸部材206を中心にロータボス214及びポリゴンミラー215を回転運動させることできる。
本発明に係るモータの製造方法は、高清浄の環境が要求される精密モータ、例えばHDD用・DVD用モータ等に有用である。
本発明の実施の形態1によるモータのマグネット固定部分の部分拡大断面図 本発明の実施の形態1によるモータ構造断面図 従来のモータの部分拡大断面図 従来のアウターローター型のモータの構造断面図
符号の説明
101、201 マグネット
101a コーティング材
201a 高反応型接着剤
102 バックヨーク
203 ロータ
203a 外部
104 フレーム
205 回路基板
106、206 軸部材
107、207 支持ホルダー
108、208 ステータコア
208a 巻線
109、209 ロータ組立
110、210 軸受部材
111 ハブ体
111a フランジ部
212 潤滑剤
213 スラスト部材
214 ロータボス
215 ポリゴンミラー
316 加熱コイル
317 うず電流
206a 軸先端部

Claims (4)

  1. マグネットと、ロータフレームとを有するロータを備えるモータの製造方法において、前記マグネットは帯状のゴム材料からなり、前記マグネットまたは前記ロータフレームの少なくとも一方側に高反応型接着剤を塗布し、前記マグネットを前記ロータフレームの内周面に接するよう圧入した後、前記ロータフレームを加熱することにより、前記マグネットを前記ロータフレームの内周面に固着させることを特徴とするモータの製造方法。
  2. ロータフレームは金属磁性材からなり、高周波誘導加熱によりロータフレームを加熱することを特徴とする請求項1記載のモータの製造方法。
  3. 高反応型接着剤がエポキシ系常温速硬化型接着剤である請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載のモータの製造方法。
  4. 高反応型接着剤が一液性高周波誘導加熱エポキシ接着剤である請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載のモータの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008211914A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Ricoh Co Ltd 回転駆動装置、光走査装置及び画像形成装置
US7973440B2 (en) 2007-12-18 2011-07-05 Nidec Corporation Oil-repellent film forming method, motor manufacturing method and motor

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