JP2006189783A - 電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム及びその製造方法並びに電界放出型ディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単で迅速に製造が可能で、且つ反射防止性及び帯電防止性に優れたFED用反射防止フィルを提供すること。
【解決手段】透明基板の一方の表面に反射防止膜が、他方の表面に透明導電層が設けられ、且つ該透明導電層が塗工により形成された層であることを特徴とする電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム;及び一方の表面に反射防止膜が設けられた透明基板と、一方の表面に透明導電層が設けられ別の透明基板との、2枚の透明基板が、該膜形成されていない表面と該層が形成されていない表面同士で接着されてなる積層体であって、且つ該透明導電層が塗工により形成された層であることを特徴とする電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムFED用反射防止フィルの製造方法、及び電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムが画像表示ガラス板の表面に貼り合わされた電界放出型ディスプレイ。
【選択図】 図1
【解決手段】透明基板の一方の表面に反射防止膜が、他方の表面に透明導電層が設けられ、且つ該透明導電層が塗工により形成された層であることを特徴とする電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム;及び一方の表面に反射防止膜が設けられた透明基板と、一方の表面に透明導電層が設けられ別の透明基板との、2枚の透明基板が、該膜形成されていない表面と該層が形成されていない表面同士で接着されてなる積層体であって、且つ該透明導電層が塗工により形成された層であることを特徴とする電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムFED用反射防止フィルの製造方法、及び電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムが画像表示ガラス板の表面に貼り合わされた電界放出型ディスプレイ。
【選択図】 図1
Description
本発明は、表面電界型ディスプレイ(SED)を含む電界放出型ディスプレイ(FED)用導電層付き反射防止フィルム及びその製造方法、並びにこの電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムを用いた電界放出型ディスプレイに関する。
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ(PDP)、ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ、及びCRTディスプレイにおいては、外部からの光が表面で反射し、内部の視覚情報が見えにくいとの問題は、従来から知られており、反射防止膜の設置等、種々対策がなされている。
近年、ディスプレイは大画面表示が主流となり、次世代の大画面表示デバイスとしてPDPが一般的になってきている。しかしながら、このPDPでは表示のため発光部に高周波パルス放電を行っているため、不要な電磁波の輻射や赤外線リモコン等の誤動作の原因ともなる赤外線の輻射のおそれがあり、このため、PDPに対しては、導電性を有するPDP用反射防止フィルム(電磁波シールド性光透過窓材)が種々提案されている。この電磁波シールド性光透過窓材の導電層としては、例えば、(1)金属銀を含む透明導電薄膜が設けられた透明フィルム、(2)金属線又は導電性繊維を網状にした導電メッシュを設けた透明フィルム、(3)透明フィルム上の銅箔等の層を網状にエッチング加工し、開口部を設けたもの、(4)透明フィルム上に導電性インクをメッシュ状に印刷したもの、等が知られている。
最近では、CRTの様な明るくコントラストの高い画面を大型平面ディスプレイで実現することができるディスプレイとして、表面電界型ディスプレイ(SED)及び電界放出型ディスプレイ(FED)が注目されている。SEDはFEDの範疇に含まれるものとされている。このようなFEDにおいても、外光の反射のため、内部の視覚情報が見えにくいとの問題があると指摘されている。また、FEDにも、従来の表示デバイスと同様に電磁波輻射の問題、或いは表面帯電の問題、さらには発光特性の補正の問題があると考えられている。
しかしながら、このようなFEDにおける、反射防止、電磁波輻射、或いは帯電防止、発光特性の補正等の問題については、まだ本格的な研究の段階に入っていないのが現状である。FEDに関しては、例えば、特許文献1(特開2001−74906号公報)には、基材フィルム上にハードコート層、透明導電層、反射防止層がこの順で積層されたPDP又はFED用導電層付き反射防止フィルムが提案されている。この反射防止フィルムは、ハードコート層にシリコン系化合物を用いることにより、良好な層間密着性、高硬度なフィルムを得たとしている。
本発明者等の検討によれは、FED用導電層付き反射防止フィルムとして要求される反射防止性、電磁波遮断性或いは帯電防止性(電子線が蛍光物質に衝突した蛍光物質が形成されているガラス表示面が帯電すると考えられる)は、その発光機構、即ち、電子を真空中に放って蛍光面に塗工された蛍光物質に衝突させるとの機構から、PDPに求められるものとは異なる構成の反射防止フィルムが必要であると考えられる。このような観点から、本発明者等は検討を重ねてきた。
特許文献1に提案されている反射防止フィルムは、ハードコート層以外は気相成膜法により作製されており、製造が複雑で、経済的にも不利なものである。さらに、本発明者等の検討により、層構成についても効率が良いとは言えないものであることが判明した。
従って、本発明は、簡単に製造が可能で、且つ反射防止性、帯電防止性に優れたFED用導電層付き反射防止フィルムを提供することを目的とする。
また本発明は、簡単に製造が可能で、且つ反射防止性、電磁波遮断性及び帯電防止性に優れたFED用導電層付き反射防止フィルムを提供することを目的とする。
さらに本発明は、上記優れた特性のFED用導電層付き反射防止フィルムの製造方法を提供することを目的とする。
さらにまた、本発明は、上記優れた特性の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムが画像表示ガラス板の表面に貼り合わされた電界放出型ディスプレイを提供することを目的とする。
本発明者等の検討によれば、FED用導電層付き反射防止フィルムには、例えば、その発光機構から、PDPに求められるものとは異なる構成の反射防止フィルムが必要であること、またPDPに求められるほどの反射防止性、電磁波遮断性或いは帯電防止を確保する必要が無いことから、簡単な方法で作製できるFED用として特有な層構成が存在することが明らかとなった。
従って、本発明は、
透明基板の一方の表面に反射防止膜が、他方の表面に透明導電層が設けられ、且つ該透明導電層が塗工により形成された層であることを特徴とする電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム;及び
一方の表面に反射防止膜が設けられた透明基板と、一方の表面に透明導電層が設けられ別の透明基板との、2枚の透明基板が、該膜形成されていない表面と該層が形成されていない表面同士で接着されてなる積層体であって、且つ該透明導電層が塗工により形成された層であることを特徴とする電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムにある。
透明基板の一方の表面に反射防止膜が、他方の表面に透明導電層が設けられ、且つ該透明導電層が塗工により形成された層であることを特徴とする電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム;及び
一方の表面に反射防止膜が設けられた透明基板と、一方の表面に透明導電層が設けられ別の透明基板との、2枚の透明基板が、該膜形成されていない表面と該層が形成されていない表面同士で接着されてなる積層体であって、且つ該透明導電層が塗工により形成された層であることを特徴とする電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムにある。
即ち、電界放出型ディスプレイにおいては、上記層構成を有するものであれば、塗工による導電層で十分な帯電防止機能が得ることが可能である。
本発明の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムの好適態様は以下の通りである。
(1)表面抵抗値が、105〜108Ω/□の範囲である。電界放出型ディスプレイでは、比較的高い抵抗値の導電層で十分な帯電防止機能が得られる。表面抵抗値は、反射防止フィルムの透明導電層上を、JIS−K−6911−1995に従い測定した。
(2)透明導電層が、ポリマー中に無機化合物の導電性粒子が分散された塗工層である。このような塗工による導電層で、十分な帯電防止機能が得られる。
(3)ポリマーが、紫外線硬化性樹脂の硬化樹脂である。極めて簡便に、且つ迅速に透明導電層を得ることができる。
(4)透明導電層が、紫外線硬化性樹脂及び無機化合物の導電性粒子を含む塗工液を塗工し、次いで紫外線硬化させることにより得られる塗工層である。極めて簡便に、且つ迅速に透明導電層を得ることができる。
(5)透明導電層が、導電性ポリマーの塗工層である。このような塗工による導電層で、十分な帯電防止機能が得ることができる。
(6)反射防止膜が、少なくとも1層の塗工層を含んでいる。塗工層でも、電界放出型ディスプレイでは、十分な反射防止効果が得られ易い。
(7)反射防止膜が、塗工形成されたハードコート層、及びその上に設けられたハードコート塗工層より屈折率の高い塗工形成された高屈折率層を含む膜である。
(8)透明基板がプラスチックフィルム(好ましくはPET)である。長尺状フィルムを用いることにより連続製造が可能とある。
(9)透明導電層の上に粘着剤層が設けられている。電界放出型ディスプレイの画像表示表面への貼付が容易である。
(10)粘着層の上に剥離シートが設けられている。取り扱いが容易となる。
(11)光線透過率が50%以上(好ましくは70%以上)である。ディスプレイの画像が見やすい。
上記本発明の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムは、以下の製造方法により有利に得ることができる。
即ち、透明基板の一方の表面に反射防止膜を塗工法により形成する工程、次いで他方の表面に透明導電層を塗工法により形成する工程を含む電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムを製造する方法(1);
透明基板の一方の表面に反射防止膜形成用紫外線硬化性樹脂塗工液を塗工、紫外線硬化することにより反射防止膜を形成する工程、次いで他方の表面に、透明導電層形成用紫外線硬化性樹脂塗工液を塗工、紫外線硬化することにより透明導電層を形成する工程を含む電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムを製造する方法(2);或いは
一方の表面に反射防止膜が設けられた透明基板と、一方の表面に透明導電層が設けられ別の透明基板との、2枚の透明基板を、該膜又は層が形成されていない表面同士対向させて粘着剤層を介して圧着する工程を含む電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムを製造する方法(3)。
透明基板の一方の表面に反射防止膜形成用紫外線硬化性樹脂塗工液を塗工、紫外線硬化することにより反射防止膜を形成する工程、次いで他方の表面に、透明導電層形成用紫外線硬化性樹脂塗工液を塗工、紫外線硬化することにより透明導電層を形成する工程を含む電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムを製造する方法(2);或いは
一方の表面に反射防止膜が設けられた透明基板と、一方の表面に透明導電層が設けられ別の透明基板との、2枚の透明基板を、該膜又は層が形成されていない表面同士対向させて粘着剤層を介して圧着する工程を含む電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムを製造する方法(3)。
上記製造方法(1)及び(2)において、透明導電層形成用紫外線硬化性樹脂塗工液が、紫外線硬化性樹脂及び無機化合物の導電性粒子を含む塗工液であることが好ましい。
また上記製造方法(3)において、反射防止膜、透明導電層及び粘着剤層の少なくとも1層の形成が、全て塗工により行われる。
上記製造方法(1)〜(3)において、得られる電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムの表面抵抗値が、105〜108Ω/□の範囲であることが好ましい。
本発明の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムは、透明基板の一方の表面に反射防止膜、他方の表面に透明導電層が設けられた特定の構成を有し、且つ透明導電層が塗工により形成されている。これにより反射防止機能に加えて、比較的高い表面抵抗値の透明導電層で有効に帯電防止、電磁波の遮断が可能となっている。即ち、塗工により形成される透明導電層は、表面抵抗値を大幅に低下させることはできないが、105〜108Ω/□の範囲の程度には低下させることができ、これにより、上記構成を採用すれば帯電防止性、電磁波の遮断性を充分に獲得することができる。
特に、透明導電層だけでなく、反射防止膜も塗工法で形成することにより、簡単で迅速な製造方法で得ることができ、生産性に優れた電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムであると言うこともできる。
本発明の反射防止性、電磁波遮断性及び帯電防止性に優れた電界放出型ディスプレイ(FED)用導電層付き反射防止フィルムについて、以下に詳細に説明する。
本発明のFED用導電層付き反射防止フィルムの典型的な1例の概略断面図を図1に示す。図1において、透明基板11の一方の表面に反射防止膜13が設けられ、他方の表面には透明導電層12が設けられている。反射防止膜13は、一般に基板より屈折率の低いハードコート層とその上に設けられた高屈折率層との複合膜であるか、好ましくは低屈折率層上にさらに高屈折率層が設けられた複合膜である。反射防止膜13は基板より屈折率の高いハードコート層のみであっても、或いは低屈折率層のみであっても有効である。このような反射防止膜13を構成する層は、いずれも塗工により形成されていることが、生産性、経済性の観点から好ましい。透明導電層12は、導電性を有する塗工層であり、例えば、ポリマー中に無機化合物の導電性粒子が分散された塗工層、或いは導電性ポリマーの塗工層である。本発明のFED用導電層付き反射防止フィルムは、上記構成を有し、且つこのフィルムの表面抵抗値が一般に105〜108Ω/□の範囲、特に106〜108Ω/□の範囲であることが好ましい。
本発明では、図1に示すように、透明導電層が、反射防止膜が設けられた側と反対側の表面に設けられている。このような構成を採ることにより、電子線が蛍光物質に衝突することにより発生する帯電、電磁波の発生を有効に解消することが可能であり、その際、透明導電層として、塗工により得られる比較的高い表面抵抗値の層であっても充分に有効に作用する。従って、上記FED用導電層付き反射防止フィルムは、透明基板の一方の表面に反射防止膜形成用塗工液を塗工、乾燥し、次いで他方の表面に、透明導電層形成用塗工液を塗工、乾燥することにより容易に、且つ経済的に得ることが可能である。
本発明のFED用導電層付き反射防止フィルムにおける別の典型的な1例の概略断面図を図2に示す。図2において、透明基板21Aの一方の表面に反射防止膜23が設けられ、透明基板21Bの一方の表面には透明導電層22が設けられ、これら2枚の透明基板を、この反射防止膜又は透明導電層が形成されていない表面同士対向させて、粘着剤層24を介して圧着されている。このような構成のFED用導電層付き反射防止フィルムは、反射防止膜23が設けられた透明基板21A、透明導電層が設けられた透明基板21Bを予め作製し、所望の時期にこれらを圧着することにより得ることができるので、製造の自由度が拡大するとの利点がある。
本発明のFED用導電層付き反射防止フィルムにおける好適態様の1例を描いた概略断面図を図3に示す。図3において、透明基板31の一方の表面に、ハードコート層35、高屈折率層36及び低屈折率層37からなる反射防止膜33が順に設けられ、他方の表面には透明導電層32及び粘着剤層34が順に設けられている。このように3層から構成される反射防止膜13は、高い反射防止機能を有する。また粘着剤層34が設けられているので、電界放出型ディスプレイの画像表示表面への貼付が容易である。粘着剤層は設けなくても良い。透明基板31は、図2に示したように2枚の基板からなるものでも良い。
本発明のFED用導電層付き反射防止フィルムにおける好適態様の別の1例を描いた概略断面図を図4に示す。図4において、透明基板41の一方の表面に、ハードコート層45、高屈折率層46及び低屈折率層47からなる反射防止膜43が設けられ、さらにその上に保護層49が形成されており、他方の表面には透明導電層42、粘着剤層44及び剥離シート48が順に設けられている。粘着剤層44上に剥離シート48が設けられているので、取り扱いが容易であり、電界放出型ディスプレイの画像表示表面への貼付を適宜行うことができる。透明基板41は、図2に示したように2枚の基板からなるものでも良い。
本発明では、透明導電層だけでなく、反射防止膜も、塗工により形成されることが好ましい。特に、両者とも、紫外線硬化性樹脂を用いて、塗工、硬化を連続して行って形成することにより、高い生産性で反射防止フィルムを製造することができる。また粘着剤層を設ける場合も、塗工法を用いることが好ましい。このような膜、層は、一般に、矩形の透明基板(一般にフィルム又はシート)上、或いは連続フィルム上に形成することができる。矩形の透明基板の場合、各層はバッチ式で形成され、連続フィルム上に形成する場合は、各層を連続式、一般にロールトゥロール方式で形成される。本発明では、特に後者が好ましい。
本発明の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムに使用される材料について以下に説明する。
透明基板は、その材料としては、透明(「可視光に対して透明」を意味する。)であれば特に制限はないが、一般にプラスチックフィルムが使用される。例えば、ポリエステル{例、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート}、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、アクリル樹脂、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、トリアセテート樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、金属イオン架橋エチレン−メタクリル酸共重合体、ポリウレタン、セロファン等を挙げることができる。これらの中でも、加工時の負荷(熱、溶剤、折り曲げ等)に対する耐性が高く、透明性が特に高い等の点で、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等が好ましい。特に、PETが、屈折率が高いので好ましい。
前記透明基板の厚さとしては、電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムの用途等によっても異なるが、一般に1μm〜5mm程度が好ましい。
本発明の透明導電層は、得られる電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムの表面抵抗値が、好ましくは105〜108Ω/□の範囲、特に106〜108Ω/□の範囲となるように設定される。本発明の透明導電層は、塗工層である。
透明導電層は、ポリマー中に無機化合物の導電性粒子が分散された塗工層であることが好ましい。
導電性粒子を構成する無機化合物としては、例えば、アルミニウム、ニッケル、インジウム、クロム、金、バナジウム、スズ、カドミウム、銀、プラチナ、銅、チタン、コバルト、鉛等の金属、合金;或いはITO、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化インジウム−酸化スズ(ITO、いわゆるインジウムドープ酸化スズ)、酸化スズ−酸化アンチモン(ATO、いわゆるアンチモンドープ酸化スズ)、酸化亜鉛−酸化アルミニウム(ZAO;いわゆるアルミニウムドープ酸化亜鉛)等の導電性酸化物等を挙げることができる。特に、ITOが好ましい。平均粒径は10〜10000nm、さらに10〜100nm、特に10〜50nmが好ましい。
ポリマーの例としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、マレイン酸樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、ポリイミド樹脂、含ケイ素樹脂等を挙げることができる。さらに、これらの樹脂のうち熱硬化性樹脂であることが好ましい。
或いは、ポリマーは後述するハードコート層に使用される紫外線硬化性樹脂を用いることが特に好ましい。
透明導電層中の、紫外線硬化性樹脂等のポリマーと導電性粒子との質量比は、一般に40〜90:60〜10(ポリマー:導電性粒子)、特に50〜80:50〜20が好ましい。
上記塗工による透明導電層の形成は、ポリマー(必要により溶剤を用いて)中に上記導電性微粒子を混合等により分散させて塗工液を作製し、この塗工液を、透明基板上に塗工し、適宜乾燥、硬化させる。熱可塑性樹脂を用いた場合は、塗工後乾燥することにより、熱硬化型の場合は、乾燥、熱硬化することにより得られる。紫外線硬化性樹脂を用いた場合は、塗工後、必要に応じて乾燥し、紫外線照射することにより得られる。
上記塗工形成された透明導電層の厚さとしては、0.01〜5μm、特に0.05〜3μmが好ましい。前記厚さが、0.01μm未満であると、帯電防止機能が充分でないことがあり、一方5μmを超えると、得られるフィルムの透明性を低下させる場合がある。
本発明の塗工形成された透明導電層は、導電性ポリマーの塗工層であることも好ましい。例えば、ポリアセチレン、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレン、ポリアセン、ポリフェニルアセチレン、ポリナフタレン等の炭化水素系ポリマー;ポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリエチレンビニレン、ポリアズレン、ポリイソチアナフテン等のヘテロ原子含有ポリマーを挙げることができる。ポリピロール、ポリチオフェンが好ましい。上記導電性ポリマーの透明導電層の厚さとしては、上記と同様、0.01〜5μm、特に0.05〜3μmが好ましい。前記厚さが、0.01μm未満であると、帯電防止機能が充分でないことがあり、一方5μmを超えると、得られるフィルムの透明性を低下させる場合がある。
本発明の反射防止膜は、一般に基板より屈折率の高いハードコート層とその上に設けられた低屈折層との複合膜であるか、好ましくは低屈折率層上にさらに高屈折率層が設けられた複合膜である。反射防止膜は基板より屈折率の高いハードコート層のみであっても、或いは低屈折率層のみであっても有効である。但し、基板の屈折率が低い場合、基板より屈折率の低いハードコート層とその上に設けられた高屈折層との複合膜、或いは高屈折率層上にさらに低屈折率層が設けられた複合膜としても良い。
本発明で得られる電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムが、画像表示ガラス板の表面に貼り合わされて作製された電界放出型ディスプレイの表示画面が、適度な明るさと、高いコントラストそして鮮やかな色調が得られるようにするため、本発明の透明導電層には、色素等を含有させることにより、特定波長に吸収を有するように設定することができる。本発明では、本発明の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムが、560〜640nmの波長範囲において、光線透過率50〜80%(好ましくは50〜65%)の極小値を有することが好ましい。これにより作製された電界放出型ディスプレイの表示画面が、適度な明るさと、高いコントラストそして鮮やかな色調を得ることができる。
ハードコート層としては、アクリル樹脂層、エポキシ樹脂層、ウレタン樹脂層、シリコーン樹脂層等を挙げることができ、通常その厚さは1〜50μm、好ましくは1〜10μmである。熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂のいずれでもよいが、紫外線硬化性樹脂が好ましい。
熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、レゾルシノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、フラン樹脂、シリコン樹脂などを挙げることができる。
紫外線硬化性樹脂は、例えば、炭素炭素二重結合等の光重合性基を有するモノマー及び/又はオリゴマー(好ましくは(メタ)アクリル系モノマー及び/又はオリゴマー)、そして光重合開始剤等を含むものである。
上記モノマー及び/又はオリゴマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルポリエトキシ(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、フェニルオキシエチル(メタ)アクリレート、トリシクロデカンモノ(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルホリン、N−ビニルカプロラクタム、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、o−フェニルフェニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジプロポキシジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリス〔(メタ)アクリロキシエチル〕イソシアヌレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレートモノマー類;
ポリオール化合物(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、トリメチロールプロパン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,4−ジメチロールシクロヘキサン、ビスフェノールAポリエトキシジオール、ポリテトラメチレングリコール等のポリオール類、前記ポリオール類とコハク酸、マレイン酸、イタコン酸、アジピン酸、水添ダイマー酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の多塩基酸又はこれらの酸無水物類との反応物であるポリエステルポリオール類、前記ポリオール類とε−カプロラクトンとの反応物であるポリカプロラクトンポリオール類、前記ポリオール類と前記、多塩基酸又はこれらの酸無水物類のε−カプロラクトンとの反応物、ポリカーボネートポリオール、ポリマーポリオール等)と有機ポリイソシアネート(例えば、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、ジシクロペンタニルジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4'−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,2',4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等)と水酸基含有(メタ)アクリレート(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキサン−1,4−ジメチロールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート等)の反応物であるポリウレタン(メタ)アクリレート、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸の反応物であるビスフェノール型エポキシ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレートオリゴマー類等を挙げることができる。これら化合物は1種又は2種以上、混合して使用することができる。特にウレタンアクリレート、アクリレートモノマーの混合物が好ましい。これらの紫外線硬化性樹脂を、熱重合開始剤とともに用いて熱硬化性樹脂として使用してもよい。
ポリオール化合物(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、トリメチロールプロパン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,4−ジメチロールシクロヘキサン、ビスフェノールAポリエトキシジオール、ポリテトラメチレングリコール等のポリオール類、前記ポリオール類とコハク酸、マレイン酸、イタコン酸、アジピン酸、水添ダイマー酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の多塩基酸又はこれらの酸無水物類との反応物であるポリエステルポリオール類、前記ポリオール類とε−カプロラクトンとの反応物であるポリカプロラクトンポリオール類、前記ポリオール類と前記、多塩基酸又はこれらの酸無水物類のε−カプロラクトンとの反応物、ポリカーボネートポリオール、ポリマーポリオール等)と有機ポリイソシアネート(例えば、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、ジシクロペンタニルジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4'−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,2',4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等)と水酸基含有(メタ)アクリレート(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキサン−1,4−ジメチロールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート等)の反応物であるポリウレタン(メタ)アクリレート、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸の反応物であるビスフェノール型エポキシ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレートオリゴマー類等を挙げることができる。これら化合物は1種又は2種以上、混合して使用することができる。特にウレタンアクリレート、アクリレートモノマーの混合物が好ましい。これらの紫外線硬化性樹脂を、熱重合開始剤とともに用いて熱硬化性樹脂として使用してもよい。
ハードコート層とするには、上記の紫外線硬化性樹脂(モノマー、オリゴマー)の内、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の硬質の多官能モノマーを主に使用することが好ましい。
紫外線硬化性樹脂の光重合開始剤として、紫外線硬化性樹脂の性質に適した任意の化合物を使用することができる。例えば、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルホリノプロパン−1などのアセトフェノン系、ベンジルジメチルケタールなどのベンゾイン系、ベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系、イソプロピルチオキサントン、2−4−ジエチルチオキサントンなどのチオキサントン系、その他特殊なものとしては、メチルフェニルグリオキシレートなどが使用できる。特に好ましくは、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルホリノプロパン−1、ベンゾフェノン等が挙げられる。これら光重合開始剤は、必要に応じて、4−ジメチルアミノ安息香酸のごとき安息香酸系叉は、第3級アミン系などの公知慣用の光重合促進剤の1種または2種以上を任意の割合で混合して使用することができる。また、光重合開始剤のみの1種または2種以上の混合で使用することができる。特に1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバ・スペシャリティケミカルズ社製、イルガキュア184)が好ましい。
光重合開始剤の量は、樹脂組成物に対して0.1〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量%である。
ハードコート層は、透明基板より屈折率が低いことが好ましく、上記紫外線硬化性樹脂を用いることにより一般に基板より低い屈折率を得られやすい。従って、透明基板としては、PET等の高い屈折率の材料を用いることが好ましい。このため、ハードコート層は、屈折率を、1.60以下にすることが好ましい。膜厚は前記の通りである。
高屈折率層は、ポリマー(好ましくは紫外線硬化性樹脂)中に、ITO,ATO,Sb2O3,SbO2,In2O3,SnO2,ZnO、AlをドープしたZnO、TiO2等の導電性金属酸化物微粒子(無機化合物)が分散した層とすることが好ましい。金属酸化物微粒子としては、平均粒径10〜10000nm、好ましくは10〜50nmのものが好ましい。特にITO(特に平均粒径10〜50nmのもの)が好ましい。屈折率を1.64以上としたものが好適である。膜厚は一般に10〜500nmの範囲、好ましくは20〜200nmである。
なお、高屈折率層が導電層である場合、この高屈折率層2の屈折率を1.64以上とすることにより反射防止フィルムの表面反射率の最小反射率を1.5%以内にすることができ、1.69以上、好ましくは1.69〜1.82とすることにより反射防止フィルムの表面反射率の最小反射率を1.0%以内にすることができる。
ハードコート層は、可視光線透過率が85%以上であることが好ましい。高屈折率層及び低屈折率層の可視光線透過率も、いずれも85%以上であることが好ましい。
低屈折率層は、シリカ、フッ素樹脂等の微粒子、好ましくは中空シリカを10〜40重量%(好ましくは10〜30質量%)がポリマー(好ましくは紫外線硬化性樹脂)中に分散した層(硬化層)であることが好ましい。この低屈折率層の屈折率は、1.45〜1.51が好ましい。この屈折率が1.51超であると、反射防止フィルムの反射防止特性が低下する。膜厚は一般に10〜500nmの範囲、好ましくは20〜200nmである。
中空シリカとしては、平均粒径10〜100nm、好ましくは10〜50nm、比重0.5〜1.0、好ましくは0.8〜0.9のものが好ましい。
反射防止膜が上記3層より構成される場合、例えば、ハードコート層の厚さは2〜20μm、高屈折率層の厚さは75〜90nm、低屈折率層の厚さは85〜110nmであることが好ましい。
反射防止膜の、各層を形成するには、前記の通り、ポリマー(好ましくは紫外線硬化性樹脂)に必要に応じ上記の微粒子を配合し、得られた塗工液を塗工し、次いで乾燥、必要により熱硬化させるか、或いは塗工後、必要により乾燥し、紫外線を照射する。この場合、各層を1層ずつ塗工し硬化させてもよく、全層を塗工した後、まとめて硬化させてもよい。
塗工の具体的な方法としては、(メタ)アクリル系モノマー等を含む紫外線硬化性樹脂をトルエン等の溶媒で溶液にした塗工液をグラビアコータ等によりコーティングし、その後乾燥し、次いで紫外線により硬化する方法を挙げることができる。このウェットコーティング法であれば、高速で均一に且つ安価に成膜できるという利点がある。このコーティング後に例えば紫外線を照射して硬化することにより密着性の向上、膜の硬度の上昇という効果が得られる。前記透明導電層も同様に形成することができる。
紫外線硬化の場合は、光源として紫外〜可視領域に発光する多くのものが採用でき、例えば超高圧、高圧、低圧水銀灯、ケミカルランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ、マーキュリーハロゲンランプ、カーボンアーク灯、白熱灯、レーザー光等を挙げることができる。照射時間は、ランプの種類、光源の強さによって一概には決められないが、数秒〜数分程度である。また、硬化促進のために、予め積層体を40〜120℃に加熱し、これに紫外線を照射してもよい。
本発明の反射防止層は、上記のように塗工により形成することが好ましいが、気相成膜法により形成しても良い。通常、高屈折率層及び低屈折率層を、物理蒸着法または化学蒸着法により成膜することができる。物理蒸着法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、レーザーアブレーション法が挙げられるが、一般的にはスパッタリング法で成膜するのが好ましい。化学蒸着法としては、常圧CVD法、減圧CVD法、プラズマCVD法が挙げられる。
高屈折率層及び低屈折率層等の組合せの例としては、下記のものを挙げることができる。
(a) 高屈折率層/低屈折率層の順で各1層ずつ、合計2層に積層したもの、(b) 高屈折率層/低屈折率層を2層ずつ交互に、合計4層に積層したもの、(c) 中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層の順で各1層ずつ、合計3層に積層したもの、(d) 高屈折率層/低屈折率層の順で各層を交互に3層ずつ、合計6層に積層したもの。高屈折率層としては、ITO(スズインジウム酸化物)又はZnO、AlをドープしたZnO、TiO2、SnO2、ZrO等の薄膜を採用することができる。また、低屈折折率層としては、SiO2、MgF2、Al2O3等の屈折率が1.6以下の薄膜を用いることができる。
上記透明導電膜は、物理蒸着法または化学蒸着法により成膜することができる。物理蒸着法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、レーザーアブレーション法が挙げられるが、一般的にはスパッタリング法で成膜するのが好ましい。化学蒸着法としては、常圧CVD法、減圧CVD法、プラズマCVD法が挙げられる。
上記透明導電膜は、物理蒸着法または化学蒸着法により成膜することができる。物理蒸着法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、レーザーアブレーション法が挙げられるが、一般的にはスパッタリング法で成膜するのが好ましい。化学蒸着法としては、常圧CVD法、減圧CVD法、プラズマCVD法が挙げられる。
粘着剤層の材料としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等を挙げることができる。その厚さは、一般に10〜50μm、好ましくは、20〜30μmである。
保護層は、前記ハードコート層と同様にして形成することが好ましい。
剥離シートの材料としては、ガラス転移温度が50℃以上の透明のポリマーが好ましく、このような材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ナイロン46、変性ナイロン6T、ナイロンMXD6、ポリフタルアミド等のポリアミド系樹脂、ポリフェニレンスルフィド、ポリチオエーテルサルフォン等のケトン系樹脂、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン等のサルフォン系樹脂の他に、ポリエーテルニトリル、ポリアリレート、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、トリアセチルセルロース、ポリスチレン、ポリビニルクロライド等のポリマーを主成分とする樹脂を用いることができる。これら中で、ポリカーボネート、ポリメチルメタアクリレート、ポリビニルクロライド、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレートが好適に用いることができる。厚さは10〜200μmが好ましく、特に30〜100μmが好ましい。
このようにして得られる本発明の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムは、電界放出型ディスプレイの画像表示ガラス板の表面に貼り合わされて使用される。本発明の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムが貼付された電界放出型ディスプレイの一例の断面図を図5に示す。
カソードガラスシート55上に設けられたマイクロティップ54から、カソードとゲート電極53との電圧差によって生じる電子(電荷放出電子)が放出される。この電子がアノードガラスシート52の内側に形成された蛍光物質56に衝突し光を放つ。本発明の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム51は、アノードガラスシート52の外側に貼付され、特に反射防止効果、帯電防止効果を奏する。
従って、本発明の電界放出型ディスプレイ(SEDを含むFED)は、反射防止効果、帯電防止性に優れ、危険な電磁波の放射もほとんど無いので、見やすく、ホコリ等が付きにくく、安全なディスプレイということができる。
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
厚さ100μmの長尺状PETフィルムの一方の表面に、シリカ微粒子分散紫外線硬化性樹脂(商品名Z7501;JSR(株)製)を分散させた紫外線硬化性樹脂(アクリロイル基を有する樹脂組成物)からなるハードコート層形成用塗工液(シリカ含有量:51質量%(固形分))を、グラビアコータで塗工、乾燥後、紫外線照射して硬化させ、厚さ6μmのハードコート層(図3の35に対応)を形成した。
厚さ100μmの長尺状PETフィルムの一方の表面に、シリカ微粒子分散紫外線硬化性樹脂(商品名Z7501;JSR(株)製)を分散させた紫外線硬化性樹脂(アクリロイル基を有する樹脂組成物)からなるハードコート層形成用塗工液(シリカ含有量:51質量%(固形分))を、グラビアコータで塗工、乾燥後、紫外線照射して硬化させ、厚さ6μmのハードコート層(図3の35に対応)を形成した。
次いで、このハードコート層の上に、ITO微粒子(平均粒径40nm)を分散させた紫外線硬化性樹脂(ITO含有量:35質量%(固形分))を、前記と同様に塗工、硬化させて厚さ0.1μmの高屈折率層(図3の36に対応)を形成した。
さらに、高屈折率層の上にポーラスシリカ(中空シリカ、平均粒径40μm、比表面積 m3/g)を分散させた紫外線硬化性樹脂(シリカ含有量:20.5質量%(固形分))を、前記と同様に塗工、硬化させて厚さ0.1μmの低屈折率層(図3の37に対応)を形成した。上記工程を連続的に実施して、ロール状の反射防止フィルム1を作製した。
得られた反射防止フィルム1の他方の表面に、ITO微粒子(平均粒径40nm)を分散させた紫外線硬化性樹脂(ITO含有量:35質量%(固形分))を、前記と同様に塗工、硬化させて厚さ1μmの透明導電層(図3の32に対応)を形成した。これによりロール状の透明導電層付き反射防止フィルムAを作製した。
[実施例2]
実施例1で得られた反射防止フィルム1の他方の表面に、ポリチオフェン系ポリマーを、前記と同様に塗工し、加熱乾燥して厚さ1μmの透明導電層(図3の32に対応)を形成した。これによりロール状の透明導電層付き反射防止フィルムBを作製した。
実施例1で得られた反射防止フィルム1の他方の表面に、ポリチオフェン系ポリマーを、前記と同様に塗工し、加熱乾燥して厚さ1μmの透明導電層(図3の32に対応)を形成した。これによりロール状の透明導電層付き反射防止フィルムBを作製した。
[実施例3](剥離シート付き透明導電層付き反射防止フィルムの作製)
アクリル系粘着剤(商品名SKダイン1811L;綜研化学(株)製)を、酢酸エチル/トルエン(80/20質量比)で希釈して固形分19質量%の塗工液を得た。剥離シートの基板の長尺状のPETフィルム(厚さ75μm)の離型面に塗工、乾燥し、厚さ17μmの粘着剤層を形成した。この粘着剤層の上に別のPETフィルムをラミネートし、粘着剤層をサンドイッチしたロール状粘着フィルムを得た。
アクリル系粘着剤(商品名SKダイン1811L;綜研化学(株)製)を、酢酸エチル/トルエン(80/20質量比)で希釈して固形分19質量%の塗工液を得た。剥離シートの基板の長尺状のPETフィルム(厚さ75μm)の離型面に塗工、乾燥し、厚さ17μmの粘着剤層を形成した。この粘着剤層の上に別のPETフィルムをラミネートし、粘着剤層をサンドイッチしたロール状粘着フィルムを得た。
次に、実施例1及び2で得られたロール状の反射防止フィルムA及びBのそれぞれの導電層が形成された表面に、上記ロール状粘着フィルムを、その片面のPETフィルムを剥離しながら、連続的にラミネートし、反射防止膜/PETフィルム/透明導電層/粘着剤層/剥離シートの構成を有するロール状の透明導電層付き反射防止フィルムA3及びB3を得た。
[実施例4](剥離シート付き透明導電層付き反射防止フィルムの作製)
アクリル系粘着剤(商品名SKダイン1811L;綜研化学(株)製)を、酢酸エチル/トルエン(80/20質量比)で希釈して固形分19質量%の塗工液を得た。剥離シートの基板の長尺状のPETフィルム(厚さ75μm)の離型面に塗工、乾燥し、厚さ17μmの粘着剤層を形成した。これにより粘着剤層を有するロール状粘着フィルムを得た。
アクリル系粘着剤(商品名SKダイン1811L;綜研化学(株)製)を、酢酸エチル/トルエン(80/20質量比)で希釈して固形分19質量%の塗工液を得た。剥離シートの基板の長尺状のPETフィルム(厚さ75μm)の離型面に塗工、乾燥し、厚さ17μmの粘着剤層を形成した。これにより粘着剤層を有するロール状粘着フィルムを得た。
次に、実施例1及び2で得られたロール状の反射防止フィルムA及びBのそれぞれの導電層が形成された表面に、上記ロール状粘着フィルムの粘着剤層を直接、連続的にラミネートし、反射防止膜/PETフィルム/透明導電層/粘着剤層/剥離シートの構成を有するロール状の透明導電層付き反射防止フィルムA4及びB4(構成は実施例3と同一)を得た。
[透明導電層付き反射防止フィルムの評価]
(1)表面抵抗値
得られた反射防止フィルムの透明導電層上を、JIS−K−6911−1995に従い測定した。
(1)表面抵抗値
得られた反射防止フィルムの透明導電層上を、JIS−K−6911−1995に従い測定した。
(2)可視光線透過率
JIS−K−7105−1987に従い測定した。測定波長は400〜700nmであった。測定器は(U4000、日立(株)製)を使用した。下記のように評価した。
JIS−K−7105−1987に従い測定した。測定波長は400〜700nmであった。測定器は(U4000、日立(株)製)を使用した。下記のように評価した。
○:光線透過率が平均で80%以上。
△:光線透過率が平均で50%以上80%未満。
×:光線透過率が平均で50%未満
△:光線透過率が平均で50%以上80%未満。
×:光線透過率が平均で50%未満
(3)帯電防止性
得られた透明導電層付き反射防止フィルムを電界放出型ディスプレイの画面サイズに合わせて裁断して、そのディスプレイの画面(ガラス板)の表面に貼り付けた。この状態で、ディスプレイに通電して画像を表示させ、1時間後、表面の帯電状態を目視で以下のように評価した。
得られた透明導電層付き反射防止フィルムを電界放出型ディスプレイの画面サイズに合わせて裁断して、そのディスプレイの画面(ガラス板)の表面に貼り付けた。この状態で、ディスプレイに通電して画像を表示させ、1時間後、表面の帯電状態を目視で以下のように評価した。
○:ほとんどホコリが付いていない。
△:ホコリがすこし付いている。
×:ホコリが多量に付いている。
△:ホコリがすこし付いている。
×:ホコリが多量に付いている。
試験結果を表1に示す。
尚、実施例4で得られた反射防止フィルムA4及びB4についても上記と同様の結果が得られた。
11、21、31、41 透明基板
12、22、32,42 透明導電層
13、23、33、43 反射防止膜
35、45 ハードコート層
36、46 高屈折率層
37、47 低屈折率層
24、44 粘着剤層
48 剥離シート
49 保護層
12、22、32,42 透明導電層
13、23、33、43 反射防止膜
35、45 ハードコート層
36、46 高屈折率層
37、47 低屈折率層
24、44 粘着剤層
48 剥離シート
49 保護層
Claims (20)
- 透明基板の一方の表面に反射防止膜が、他方の表面に透明導電層が設けられ、且つ該透明導電層が塗工により形成された層であることを特徴とする電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 一方の表面に反射防止膜が設けられた透明基板と、一方の表面に透明導電層が設けられ別の透明基板との、2枚の透明基板が、該膜形成されていない表面と該層が形成されていない表面同士で接着されてなる積層体であって、且つ該透明導電層が塗工により形成された層であることを特徴とする電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 表面抵抗値が、105〜108Ω/□の範囲である請求項1又は2に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 透明導電層が、ポリマー中に無機化合物の導電性粒子が分散された塗工層である請求項1〜3のいずれか1項に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- ポリマーが、紫外線硬化性樹脂の硬化樹脂である請求項4に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 透明導電層が、紫外線硬化性樹脂及び無機化合物の導電性粒子を含む塗工液を塗工し、次いで紫外線硬化させることにより得られる塗工層である請求項1〜5のいずれか1項に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 透明導電層が、導電性ポリマーを含む塗工層である請求項1〜6のいずれか1項に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 反射防止膜が、少なくとも1層の塗工層を含む請求項1〜7のいずれか1項に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 反射防止膜が、塗工形成されたハードコート層、及びその上に設けられたハードコート層より屈折率の高い塗工形成された高屈折率層を含む膜である請求項1〜8のいずれか1項に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 透明基板がプラスチックフィルムである請求項1〜9のいずれか1項に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 透明導電層の上に粘着層が設けられている請求項1〜10のいずれか1項に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 粘着層の上に剥離シートが設けられている請求項11に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 光線透過率が50%以上である請求項1〜12のいずれか1項に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 透明基板の一方の表面に反射防止膜を塗工法により形成する工程、次いで他方の表面に透明導電層を塗工法により形成する工程を含む電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムを製造する方法。
- 透明基板の一方の表面に反射防止膜形成用紫外線硬化性樹脂塗工液を塗工、紫外線硬化することにより反射防止膜を形成する工程、次いで他方の表面に、透明導電層形成用紫外線硬化性樹脂塗工液を塗工、紫外線硬化することにより透明導電層を形成する工程を含む電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムを製造する方法。
- 透明導電層形成用紫外線硬化性樹脂塗工液が、紫外線硬化性樹脂及び無機化合物の導電性粒子を含む塗工液である請求項15に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 一方の表面に反射防止膜が設けられた透明基板と、一方の表面に透明導電層が設けられ別の透明基板との、2枚の透明基板を、該膜又は層が形成されていない表面同士対向させて粘着剤層を介して圧着する工程を含む電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムを製造する方法。
- 反射防止膜、透明導電層及び粘着剤層の少なくとも1層の形成が、全て塗工により行われる請求項17に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムを製造する方法。
- 得られる電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムの表面抵抗値が、105〜108Ω/□の範囲である請求項14〜18のいずれか1項に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルム。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載の電界放出型ディスプレイ用導電層付き反射防止フィルムが画像表示ガラス板の表面に貼り合わされていることを特徴とする電界放出型ディスプレイ。
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