JP2006188355A - 記録紙ロールホルダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】国内仕様と海外仕様に切り替えることのできる記録紙ロールホルダ装置を提供する。
【解決手段】一対のホルダ16は、装着される記録紙ロールの幅L1,L2,L3に応じて、第1,第2,第3段階の3段階に伸縮する。一対のホルダ16は一対の支持部材に支持される。国内仕様にする場合には支持部材の間隔をLaとし、海外仕様にする場合には支持部材の間隔をLbとする。支持部材は、間隔がLaのときには第1及び第2段階に伸縮した一対のホルダを支持することができ、間隔がLbのときには第2及び第3段階に伸縮した一対のホルダを支持することができる。メスホルダ14には、記録紙ロールの非装着時に係止位置に変位する係止部材が設けられている。この係止部材により、一対のホルダ16は、記録紙ロールの非装着時において第2段階より短くはならず、いずれの仕様の場合でも確実に支持部材に係合させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、感熱記録紙や印画紙等の記録紙ロールを回転自在に保持する記録紙ロールホルダ装置に関する。
写真プリンタやカラー感熱プリンタでは、長尺の記録紙をロール状に巻いた記録紙ロールが使用され、プリント前またはプリント後に規定サイズのシートペーパにカットしている。規定サイズには各種あり、この規定サイズに応じて異なる幅の記録紙ロールが選択的に使用される。記録紙ロールは、記録紙ロールホルダ装置を用いてプリンタの給紙部内で回転自在に保持され、給紙部内に配置された駆動機構によって記録紙が給紙部外へ搬送される。
異なる幅の記録紙ロールを保持することができる記録紙ロールホルダ装置として、記録紙ロールの内周面に嵌合する支持軸を備えるとともに給紙部内に載置された記録紙ロールの両端面と対向する一対のスライド部材を有し、このスライド部材を前記両端面に向かってスライド移動させることによって、記録紙ロールを保持する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この装置では、スライド部材が給紙部内に取り付けられており、操作者が記録紙ロールを片手で中央に保持した状態でスライド部材を操作しなければならず、慣れていない操作者にとっては操作が難しいという問題があった。特に、異なる幅の記録紙ロールに頻繁に交換する場合には、操作が煩雑であった。
本出願人は、簡単な操作で記録紙ロールを保持することができる記録紙ロールホルダ装置として、記録紙ロールの内周面に嵌合する嵌合部を備え記録紙ロールの両端から装着される一対のホルダと、給紙部内に固定されており前記一対のホルダを装着自在な一対の支持部材とを有する装置を開発し提供している(例えば、特許文献2、3参照)。一対のホルダには位置決め用の溝が設けられており、この位置決め用の溝が支持部材のスリットと係合する。これにより、記録紙ロールは給紙部内で位置決めされる。異なる幅の記録紙ロールを選択的に収納する場合には、位置決め用の溝を複数設ければよい。なお、特許文献3に記載された技術では、一対のホルダが互いに結合するため、記録紙ロールを装着していない場合に、ホルダ毎に別々に支持部材に係合させる必要がなく、一対のホルダを一体にして支持部材に係合させることができるため、動作が簡単となり好ましい。
本出願人は、国内向けには、L1(89mm),L2(100mm)の記録紙ロール幅に対応した2段階に伸縮する一対のホルダを有する記録紙ロールホルダ装置を提供し、海外向けには、L2(100mm),L3(110mm)の記録紙ロール幅に対応した2段階に伸縮する一対のホルダを有する記録紙ロールホルダ装置を提供していた。
実開平5−46850号公報 特開2003−267596号公報 特開2001−180848号公報
国内仕様の記録紙ロールホルダ装置と、海外仕様の記録紙ロールホルダ装置は、ホルダのサイズが異なることから、共通のものを用いることはできなかった。このため、製造コストが増大するという問題が生じていた。また、国内仕様と海外仕様の両方のプリンタを用いるユーザにとって、ホルダを区別して用いなければならず、ユーザに負担をかけていた。
ここで、国内仕様と海外仕様の両方に対応させた共通の記録紙ロールホルダ装置を提供するため、L1,L2,L3の記録紙ロール幅に対応した第1,第2,第3段階の3段階に伸縮する一対のホルダを用いることが考えられる。3段階に伸縮する一対のホルダを用いる場合には、2種の態様が考えられる。第1の態様は、一対の支持部材を間隔が変化しない1位置(例えば、Lc)のみとし、ホルダに3つの位置決め用の溝を設けるものである。第2の態様は、一対の支持部材を間隔が2位置(例えば、LaとLb)の間で変化するものとし、ホルダに2つの位置決め用の溝を設けるものである。
第1の態様の場合には、以下の問題が生じる。記録紙ロールホルダ装置71を簡略化して示したものを図7に示す。L1,L2,L3の幅の記録紙ロールには、それぞれ符号68,69,70を付した。図7(A)に示すように左ホルダ72と右ホルダ73からなる一対のホルダ74が第1段階に伸縮しているときには溝73aを支持部材75に係合させ、図7(B)に示すように第2段階に伸縮しているときには溝73bを支持部材75に係合させ、図7(C)に示すように第3段階に伸縮しているときには溝73cを支持部材75に係合させる。なお、溝72aはいつも支持部材76に係合させる。これにより、各記録紙ロール68,69,70は中央に配置される。しかし、例えば、一対のホルダ74が第2段階に伸縮しているときに溝73cを支持部材75に係合させることも可能である。この場合には、記録紙ロール69が中央からずれた位置に配置されることとなる。ユーザにとってはどの溝を支持部材75に係合させればよいかがわかりにくく、ユーザを混乱させやすい。記録紙ロール69が中央に位置しているか否かを判断するセンサを用いることにより前記問題を解決することが可能であるが、この場合には製造コストが増大してしまう。
第2の態様の場合には、以下の問題が生じる。記録紙ロールホルダ装置81を簡略化して示したものを図8,9に示す。一対のホルダ84は、左ホルダ82と右ホルダ83とからなる。各ホルダ82,83は、各支持部材85,86に係合する。図8に示すように支持部材85,86の間隔が国内仕様のLaとされたときには、第1または第2段階に伸縮した一対のホルダ84を係合させることができる。図8(A)に示すように一対のホルダ84が第1段階に伸縮しているときには溝83aを支持部材86に係合させ、図8(B)に示すように第2段階に伸縮しているときには溝83bを支持部材86に係合させる。溝82aはいつも支持部材85に係合される。ここで、一対のホルダ84が第1段階に伸縮しているときに溝83bを支持部材86に係合させようとすると、左ホルダ82の径が太くされた部位が支持部材85にぶつかり係合させることができないため、ユーザはミスに気づき間違えることはない。
一方、図9に示すように、支持部材85,86の間隔が海外仕様のLbとされたときには、第2または第3段階に伸縮した一対のホルダ84を係合させることができる。図9(A)に示すように一対のホルダ84が第2段階に伸縮しているときには溝83aを支持部材86に係合させ、図9(B)に示すように第3段階に伸縮しているときには溝83bを支持部材86に係合させる。第2段階に伸縮しているときに溝83bを支持部材86に係合させようとしても径の大きな部位にぶつかり係合させることはできないため、ユーザはミスに気づき間違えることはない。このように、第2の態様の場合には一対のホルダ84に記録紙ロールが装着されているときには、問題は生じない。しかしながら、記録紙ロールが装着されていないときには、各ホルダ82,83は記録紙ロールの端部に当接して位置決めされることがないため、一対のホルダ84を自由な段階に伸縮させることができる。ユーザは通常、最も短い第1段階に伸縮させる傾向がある。ここで、支持部材85,86の間隔がLbとされており、一対のホルダ84が第1段階に伸縮されている場合には、いずれの溝83a,83bを支持部材85に合わせても一対のホルダ84を係合させることができないため、ユーザを混乱させることとなる。無理に係合させようとすると、ホルダや支持部材を破損させるため問題となる。本発明では、この第2の態様における問題を解決する。
本発明では、異なる仕様に切り替えることができる操作性のよい記録紙ロールホルダ装置を提供することを目的とする。
本発明は、長尺の記録紙をロール状に巻いた記録紙ロールの両端から装着され、互いが結合した状態で前記記録紙ロールの幅に応じて異なる段階に伸縮し、給紙部内に固定された支持部と係合して前記記録紙ロールを回転自在に保持する一対のホルダを有する記録紙ロールホルダ装置に関し、一方のホルダに取り付けられており、他方のホルダの押し込みを係止して前記一対のホルダが前記支持部と係合不能な段階に伸縮することを防止する係止位置と、前記係止位置から退避して前記他方のホルダの押し込みを自由に行わせる退避位置との間を変位する係止部材を備えたことを特徴とする。
前記係止部材は、前記記録紙ロールが装着されていないときに前記係止位置に変位し、前記記録紙ロールが装着されているときに前記退避位置に変位することが好ましい。
前記係止部材は前記係止位置に向けてバネ付勢されており、前記係止部材には、前記記録紙ロールが装着されると前記記録紙ロールの内周面に圧接し、前記記録紙ロールが前記一対のホルダに対して所定の方向に回転しようとすると前記内周面に食い込んで、前記記録紙ロールが前記一対のホルダに対して滑るのを防止する爪部が設けられていることが好ましい。
前記係止部材は、前記爪部が食い込むほ方向が互いに逆向きとなるようにして複数設けてもよい。
前記一対のホルダは、小さい順にL1,L2,L3の記録紙ロール幅に対応した第1,第2,第3段階に伸縮することが可能であり、前記支持部は、間隔がLaまたはLbに固定され前記一対のホルダとそれぞれ係合する一対の支持部材からなり、間隔がLaのときには第1または第2段階に伸縮した前記一対のホルダと係合することが可能であり、間隔がLbのときには第2または第3段階に伸縮した前記一対のホルダと係合することが可能であるとき、前記係止部材は、前記係止位置にて、前記一対のホルダが第1段階に伸縮するのを防止するように設けられていることが好ましい。
本発明の記録紙ロールホルダ装置によれば、他方のホルダの押し込みを係止する係止位置と、他方のホルダの押し込みを自由に行わせる退避位置との間を変位する係止部材を備え、係止部材は、記録紙ロールが装着されていないときに係止位置に変位し、記録紙ロールが装着されているときに退避位置に変位するので、記録ロールが装着されていないときであっても一対のホルダは支持部に係合不能な段階に伸縮することはないため、一対のホルダを支持部に確実に係合させることができる。これにより、ユーザを混乱させることがないため、例えば、国内仕様と海外仕様との間で仕様を切り替えることができる装置を提供することができる。また、国内仕様と海外仕様の2つのプリンタにおいて、共通に使用可能な記録紙ロールホルダ装置を提供することもできる。製造コストを抑えることができるとともに、便利性を向上させることができる。
図1に示す給紙マガジン2は、プリンタに着脱自在にセットされて、プリンタのプリント部に記録紙を給紙する給紙装置である。給紙マガジン2には、記録紙ロールホルダ装置3を用いて、幅の異なる記録紙ロールが選択的に回転自在に収納される。
給紙マガジン(給紙部)2は、マガジン本体5と、蓋6とから構成される。マガジン本体5には、一対の支持部材7,8が設けられている。各支持部材7,8にはそれぞれスリット7a,8aが設けられている。各スリット7a,8aには、後述する各ホルダが係合する。支持部材7,8は、間隔がLaとなる位置と、間隔がLbとなる位置のいずれかに位置決めして取り付けることができる。
マガジン本体5には、図示しない給紙ローラが設けられている。給紙ローラは、記録紙ロールの外周面に圧接して、記録紙を給紙マガジン2外へと搬送する。給紙ローラは、プリンタに設けられたモータからの駆動力を伝達されて回転する。
図2に示すように、記録紙ロール10は、幅L1(例えば、89mm)の記録紙17と、この記録紙17を巻き取る巻芯32とから構成される。同様にして、記録紙ロール11は、幅L2(例えば、100mm)の記録紙18と巻芯33とから構成され、記録紙ロール12は、幅L3(例えば、110mm)の記録紙19と巻芯34とから構成される。なお、「L1<L2<L3」の関係となっている。巻芯は、紙やプラスチックを材料としている。
記録紙ロールホルダ装置3は、前述した一対の支持部材7,8(図1参照)と、一対のホルダ16とから構成される。一対のホルダ16は、メスホルダ(一方のホルダ)14とオスホルダ(他方のホルダ)15とからなる。各ホルダ14,15は、巻芯13の内周面(記録紙ロールの内周面)に嵌合する嵌合部20,21と、記録紙ロールの端面に対向するフランジ22,23と、回転軸24,25を回転自在に保持する軸支部26,27とからなる。
図3は、記録紙ロールを装着しない状態で各ホルダ14,15を結合させたときの、幅方向における断面図である。図2及び図3に示すように、メスホルダ14は長めの回転軸24を有し、この回転軸24は端部を軸支部26に支えられ、中央部を嵌合部20の一部に支えられている。嵌合部20には、幅方向に延びる板状のガイド部28が上下に設けられている。ガイド部28には、矩形状の係合穴28a,28b,28cが幅方向に並べられて形成されており、この係合穴28a,28b,28cはホルダ同士の結合の際に、オスホルダ15に設けられた付勢部材29と係合する。嵌合部20の外周面には、開口30が形成されており、この開口30近傍にはそれぞれ係止部材31が設けられている。
係止部材31は、嵌合部20に取り付けられ幅方向に延びる軸32を中心に回動自在とされている。係止部材31には、係止部31aと爪部31bとが設けられている。係止部31aは幅方向に突出して端面が幅方向に対して垂直な平面となっており、この平面が係止面35とされている。爪部31bは、径方向において外側に突出するようにして設けられている。爪部31bには傾斜面36が設けられている。爪部31bは、先端に向かうにしたがって細くなるように形成されている。係止部材31は、バネ37によって、図中右側からみて反時計回りに付勢されている。係止部材31は、メスホルダ14に記録紙ロール4が装着されていない状態で係止位置にあり、メスホルダ14に記録紙ロール4が装着されると記録紙ロール4の端部が爪部31bの傾斜面36に当接し、時計回りに回転して退避位置に移動する。係止部材31は、係止位置では、係止部31aの下部がオスホルダ15が通過する空間内に位置し、爪部31bが開口30から外部に突出している。係止部材31は、退避位置では、係止部31aがオスホルダ15の通過する空間外に位置し、爪部31bが巻芯13の内周面13aに圧接する。
フランジ22は嵌合部20に固定されている。軸支部26には、幅広の溝38が形成されている。この溝38は支持部材7のスリット7a(図1参照)と係合する。
オスホルダ15は短めの回転軸25を有し、この回転軸25は端部を軸支部27に支えられている。嵌合部21には、係合部40が形成されている。この係合部40には、メスホルダ14の回転軸24が挿入される係合穴40aが形成されている。嵌合部21には、筒状部41が形成されている。この筒状部41は、上面及び下面が平面とされており、側面が曲面とされている。筒状部41の上面及び下面は、オスホルダ15がメスホルダ14に押し込まれる際に、ガイド部材28に摺動する。筒状部41の上面及び下面には、付勢部材29が設けられている。この付勢部材29は、筒状部41に形成されたガイド溝42内(図3参照)に配置されており、バネ43(図3参照)によってそれぞれ前記面より外部に突出するようにして設けられている。この付勢部材30は、オスホルダ15がメスホルダ14に押し込まれる際に、ガイド部28の係合穴28a,28b,28cのいずれかに係合する。
付勢部材30が係合穴28aに係合するとき、一対のホルダ16は第1段階に伸縮していると称する。同様にして、付勢部材30が係合穴28bに係合するとき、一対のホルダ16は第2段階に伸縮していると称し、付勢部材30が係合穴28cに係合するとき、一対のホルダ16は第3段階に伸縮していると称する。このように、一対のホルダ16は、3段階に伸縮することができる。一対のホルダ16が第1段階に伸縮しているとき、フランジ22,23の間隔はL1である。同様にして、第2段階に伸縮しているときフランジ22,23の間隔はL2であり、第3段階に伸縮しているときフランジ22,23の間隔はL3である。
フランジ23は嵌合部21に固定されている。軸支部27には、溝44と溝45が並べられて形成されている。これらの溝44,45は、支持部材7,8の間隔及び一対のホルダ16の伸縮段階に応じて、いずれかが支持部材8のスリット8a(図1参照)に係合されるものである。
以下、上記構成による作用について説明する。まず、海外仕様にした場合について示す。海外仕様にする場合には、支持部材7,8を、間隔がLbになるようにして給紙マガジン2に取り付ける。支持部材7,8の間隔がLbであれば、記録紙ロールホルダ装置3を用いて、記録紙ロール11,12のいずれかを選択的に収納することができ、記録紙ロール10は収納することができない。
メスホルダ14に記録紙ロール11を押し込むと、記録紙ロール11の端部が係止部材31の傾斜面36に当接し、係止部材31がバネ37の付勢に抗して時計回り(図2中、右側からみたとき)に回転を始める。記録紙ロール11を最も奥まで押し込むと、係止部材31が退避位置に移動する。この退避位置では、係止部材31の爪部31bが巻芯33の内周面に圧接している。爪部31bは、記録紙ロール11がメスホルダ14に対して時計回りに回転すると食い込むように圧接しており、記録紙ロール11はメスホルダ14に対する回転が一方向のみに限られることとなる。
記録紙ロール11が装着されたメスホルダ14にオスホルダ15を押し込む際には、係止部材31が退避位置に移動しているため、オスホルダ15のフランジ23が記録紙ロール11の端部に当接するまで押し込むことができる。この際、メスホルダ14の回転軸24が、オスホルダ15の係合部40と係合する。図4(A)に示すように、L2の幅の記録紙ロール11が装着された一対のホルダ16は第2段階に伸縮することになる。
一対のホルダ16が装着された記録紙ロール11は、給紙マガジン2にセットされる。図4(A)に示すように、オスホルダ15の溝45が支持部材8のスリット8aに係合するように、メスホルダ14の溝38が支持部材7のスリット7aに係合するようにする。オスホルダ15の溝44を支持部材8のスリット8aに係合させようとしても、メスホルダ14の軸支部26の径が太くされた部位が支持部材7と係合しないため、溝45と溝44を間違えることはない。
図4(B)に示すように、L3の幅の記録紙ロール12が装着されている場合には、一対のホルダ16は第3段階に伸縮することなる。給紙マガジン2に収納する際には、オスホルダ15の溝44が支持部材8のスリット8aに係合するように、メスホルダ14の溝38が支持部材7のスリット7aに係合するようにする。
記録紙ロールが収納された給紙マガジン2はプリンタにセットされる。プリンタ側からの指示により、給紙マガジン2内の給紙ローラが駆動すると、記録紙ロールがプリンタ部へ搬送される。
海外仕様にした場合に、記録紙ロールが装着されていない状態で、一対のホルダ16のみを給紙マガジン2に収納するときには以下のようになる。メスホルダ14には記録紙ロールが装着されていないため、係止部材31は係止位置にある。図3に示すように、メスホルダ14にオスホルダ15を押し込むと、オスホルダ15の筒状部41がメスホルダ14のガイド部28に摺動し、やがて筒状部41の端部が係止部材31の係止面35の下端部に当接する。これにより、オスホルダ15は押し込みを係止される。この位置は、一対のホルダ16が第2段階に伸縮している位置である。一対のホルダ16は、オスホルダ15の溝45が支持部材8のスリット8aに係合するように、メスホルダ14の溝38が支持部材7のスリット7aに係合するようにして、給紙マガジン2に収納される。各ホルダ14,15を一体にして収納することができるので、収納作業は簡単である。
従来では、記録紙ロールを装着しない場合においては、一対のホルダを自由に伸縮させることができ、第1段階に伸縮させることができた。第1段階に伸縮させた場合には、どの溝を支持部材に合わせても、一対のホルダを支持部材に係合させることができず、ユーザを混乱させていた。本発明では、係合部材31を設け、記録紙ロールを装着しない場合において、第1段階に伸縮させることを防止した。これにより、ユーザを混乱させることなく、一対のホルダを確実に支持部材に係合させることができる。なお、海外仕様にした場合において、一対のホルダが第1段階に伸縮するときが、係合不能な段階に伸縮するとき、を意味している。
次に国内仕様にした場合について示す。国内仕様にする場合には、支持部材7,8を、間隔がLaになるようにして給紙マガジン2に取り付ける。支持部材7,8の間隔がLaであれば、記録紙ロールホルダ装置3を用いて、記録紙ロール10,11のいずれかを選択的に収納することができる。
図5(A)に示すように、L1の幅の記録紙ロール10を装着した場合には、一対のホルダ16は第1段階に伸縮することになる。この一対のホルダ16を給紙マガジン2に収納する際には、オスホルダ15の溝45が支持部材8のスリット8aに係合するように、メスホルダ14の溝38が支持部材7のスリット7aに係合するようにする。
図5(B)に示すように、L2の幅の記録紙ロール11を装着した場合には、一対のホルダ16は第2段階に伸縮することになる。この一対のホルダ16を給紙マガジン2に収納する際には、オスホルダ15の溝44が支持部材8のスリット8aに係合するように、メスホルダ14の溝38が支持部材7のスリット7aに係合するようにする。
国内仕様にした場合に、記録紙ロールが装着されていない状態で、一対のホルダ16のみを給紙マガジン2に収納するときには、上記の海外仕様の場合と同様に第2段階に伸縮することとなる。ただし、支持部材8に係合させる溝は異なる。この一対のホルダ16を給紙マガジン2に収納する際には、オスホルダ15の溝44が支持部材8のスリット8aに係合するように、メスホルダ14の溝38が支持部材7のスリット7aに係合するようにする。
上記実施形態では、メスホルダの上部及び下部に、1つずつ係止部材を設けた。これらの係止部材は、記録紙ロールがメスホルダに対して時計回り(図2中、右側からみて)に回転しようとすると爪部が記録紙ロールの内周面に食い込むものであった。これにより、記録紙ロールは、メスホルダに対して、時計回りの回転が許容されず、反時計回りの回転が許容されていた。別の実施形態として、図6に示すように、爪部が食い込む方向が互いに逆向きとなるようにして、係止部材31と係止部材50を設けたメスホルダ51を用いてもよい。係止部材50は、記録紙ロールがメスホルダ51に対して反時計回り(図6中、右側からみて)に回転しようとすると、爪部が記録紙ロールの内周面に食い込むものである。これにより、メスホルダ51に装着された記録紙ロールは、メスホルダ51に対して両方向の回転が許容されない。
なお、上記実施形態では、メスホルダへ記録紙ロールが装着される動作に伴って係止部材が係止位置から退避位置へ変位することとしたが、他の形態であってもよい。例えば、係止部材を変位させるための操作部材を設け、この操作部材の操作に伴って係止部材を変位させることとしてもよい。
上記実施形態では、支持部材の間隔をLaとLbとの間で変化させることによって国内仕様と海外仕様に切り替えることができる形態で装置を説明したが、支持部材の間隔がLaの1位置のみに固定された国内仕様の装置と、支持部材の間隔がLbの1位置のみに固定された海外仕様の装置との2つの装置間で、一対のホルダを共通に使用するような形態であってもよい。
本発明を実施した記録紙ロールホルダ装置の外観斜視図である。 装着前における一対のホルダと記録紙ロールの斜視図である。 記録紙ロールを装着しないときの一対のホルダの幅方向における断面図である。 支持部材の間隔をLbとし、L2とL3の幅の記録紙ロールを装着したときの一対のホルダの幅方向における断面図である。 支持部材の間隔をLaとし、L1とL2の幅の記録紙ロールを装着したときの一対のホルダの幅方向における断面図である。 別の実施形態における記録紙ロールホルダ装置の一部分の斜視図である。 3段階に伸縮する一対のホルダと1位置に固定された支持部材とを用いた場合に生じる問題を説明するための説明図である。 3段階に伸縮する一対のホルダと2位置間で変位可能な支持部材とを用いた場合に生じる問題を説明するための説明図である。 3段階に伸縮する一対のホルダと2位置間で変位可能な支持部材とを用いた場合に生じる問題を説明するための説明図である。
符号の説明
2 給紙マガジン
3 記録紙ロールホルダ装置
7,8 支持部材
10,11,12 記録紙ロール
14 メスホルダ
15 オスホルダ
16 一対のホルダ
31 係止部材
38,44,45 溝



Claims (5)

  1. 長尺の記録紙をロール状に巻いた記録紙ロールの両端から装着され、互いが結合した状態で前記記録紙ロールの幅に応じて異なる段階に伸縮し、給紙部内に固定された支持部と係合して前記記録紙ロールを回転自在に保持する一対のホルダを有する記録紙ロールホルダ装置において、
    一方のホルダに取り付けられており、他方のホルダの押し込みを係止して前記一対のホルダが前記支持部と係合不能な段階に伸縮することを防止する係止位置と、前記係止位置から退避して前記他方のホルダの押し込みを自由に行わせる退避位置との間を変位する係止部材を備えたことを特徴とする記録紙ロールホルダ装置。
  2. 前記係止部材は、前記記録紙ロールが装着されていないときに前記係止位置に変位し、前記記録紙ロールが装着されているときに前記退避位置に変位することを特徴とする請求項1記載の記録紙ロールホルダ装置。
  3. 前記係止部材は前記係止位置に向けてバネ付勢されており、前記係止部材には、前記記録紙ロールが装着されると前記記録紙ロールの内周面に圧接し、前記記録紙ロールが前記一対のホルダに対して所定の方向に回転しようとすると前記内周面に食い込んで、前記記録紙ロールが前記一対のホルダに対して前記所定の方向に滑るのを防止する爪部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の記録紙ロールホルダ装置。
  4. 前記係止部材は、前記爪部が食い込む方向が互いに逆向きとなるようにして複数設けられていることを特徴とする請求項3記載の記録紙ロールホルダ装置。
  5. 前記一対のホルダは、小さい順にL1,L2,L3の記録紙ロール幅に対応した第1,第2,第3段階に伸縮することが可能であり、前記支持部は、間隔がLaまたはLbに固定され前記一対のホルダとそれぞれ係合する一対の支持部材からなり、前記一対の支持部材は間隔がLaのときには第1または第2段階に伸縮した前記一対のホルダと係合することが可能であり、間隔がLbのときには第2または第3段階に伸縮した前記一対のホルダと係合することが可能であるとき、前記係止部材は、前記係止位置にて、前記一対のホルダが第1段階に伸縮するのを防止するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の記録紙ロールホルダ装置。


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