JP2006187880A - 光学用積層ポリエステルフィルム及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】B1/A/B2の層構成からなる二軸配向ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、塗布層(C層)を設けてなる積層ポリエステルフィルムであって、A層は粒子が実質的に含有されていないポリエステル樹脂からなる主層であり、B層(片面がB1層、他面がB2層)は芳香族ジカルボン酸成分と、(a)エチレングリコール、(b)分岐状脂肪族グリコール又は脂環族グリコール、を含むグリコール成分とから構成されたポリエステル系樹脂からなる副層であり、C層は樹脂と粒子を含む樹脂組成物からなる塗布層であることを特徴とする光学用積層ポリエステルフィルム。
【選択図】なし
Description
一般に、二軸延伸ポリエステルフィルムのアッベ屈折率計による屈折率は、フィルムの厚み方向で1.49〜1.50、フィルムの面方向は1.65〜1.68である。平面波である可視光線の反射率は、後者の面方向の屈折率に大きく影響される。一方、密着性改良層の屈折率は一般に1.55以下なので、基材フィルムの面方向と密着性改良層との屈折率の差は依然大きい。そのため、反射率が大きいため、干渉斑を抑制できていないと推察される。
本発明の光学用積層ポリエステルフィルムは、B1/A/B2の層構成からなる二軸配向ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、塗布層(C層)を設けてなる積層ポリエステルフィルムであって、A層は粒子が実質的に含有されていないポリエステル樹脂からなる主層であり、B層(片面がB1層、他面がB2層)は芳香族ジカルボン酸成分と、(a)エチレングリコール、(b)分岐状脂肪族グリコール又は脂環族グリコール、を含むグリコール成分とから構成されたポリエステル系樹脂からなる副層であり、C層は樹脂と粒子を含む樹脂組成物からなる塗布層であることを特徴とする。
本発明の光学用積層ポリエステルフィルムにおいて、主層(A層)は、二軸配向フィルムとしての機械的特性、耐薬品性を維持しながら、光学用フィルムとして重要な透明性を付与する機能を有する。
本発明の光学用積層ポリエステルフィルムにおいて、副層(B層)は主層(A層)中の低分子量化合物の加熱処理による移行を遮蔽し、加熱後のヘイズの上昇を抑制する第1の機能を有する。また、塗布層(C層)の表面に、紫外線硬化型または電子線硬化型のアクリル系樹脂からなる硬化物層(D層)を設けた場合に、干渉斑の発現を抑制する第2の機能を有する。
本発明の光学用積層ポリエステルフィルムは、使用される光学機能フィルムの規格に応じて決められるが、ディスプレイ用光学機能フィルムに用いる場合、厚さ50〜300μmが一般的である。本発明で主層として使用する二軸配向ポリエステルフィルム(A層)は優れた強度、寸法安定性、取り扱いやすさが要求されるため、50μm以上、さらには100μm以上の比較的厚手のフィルムが好適に用いられる。その厚さの上限は、用途に応じて任意に決めることができるが、250μm程度である。ポリエステル系樹脂層(B層)の厚さは、十分なヘイズ上昇の抑制効果を得るには、3μm以上が好ましく、さらに好ましくは5μm以上、特に好ましくは7μm以上であり、厚さの上限は、90μmである。
テレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体とともに併用することができる他のジカルボン酸成分としては、(1)イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸又はそれらのエステル形成性誘導体、(2)シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸、グルタル酸等の脂肪族ジカルボン酸又はそれらのエステル形成性誘導体、(3)シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸又はそれらのエステル形成性誘導体、(4)p−オキシ安息香酸、オキシカプロン酸等のオキシカルボン酸又はそれらのエステル形成性誘導体等が挙げられる。
ポリウレタン樹脂とは、例えば、ブロック型イソシアネート基を含有する樹脂であって、末端イソシアネート基を親水性基で封鎖(以下ブロックと言う)した、熱反応型の水溶性ウレタンなどが挙げられる。上記イソシアネート基のブロック化剤としては、重亜硫酸塩類及びスルホン酸基を含有したフェノール類、アルコール類、ラクタム類オキシム類及び活性メチレン化合物類等が挙げられる。ブロック化されたイソシアネート基はウレタンプレポリマーを親水化あるいは水溶化する。フィルム製造時の乾燥あるいは熱セット過程で、上記樹脂に熱エネルギーが与えられると、ブロック化剤がイソシアネート基からはずれるため、上記樹脂は自己架橋した編み目に混合した水分散性共重合ポリエステル樹脂を固定化するとともに上記樹脂の末端基等とも反応する。塗布液調整中の樹脂は親水性であるため耐水性が悪いが、塗布、乾燥、熱セットして熱反応が完了すると、ウレタン樹脂の親水基すなわちブロック化剤がはずれるため、耐水性が良好な塗膜が得られる。
上記樹脂において使用される、ウレタンプレポリマーの化学組成としては(1)分子内に2個以上の活性水素原子を有する、有機ポリイソシアネート、あるいは分子内に少なくとも2個の活性水素原子を有する分子量が200〜20,000の化合物、(2)分子内に2個以上のイソシアネート基を有する、有機ポリイソシアネート、あるいは、(3)分子内に少なくとも2個活性水素原子を有する鎖伸長剤を反応せしめて得られる、末端イソシアネート基を有する化合物である。
ポリエステル原料(ペレット)を移送するには通常、所定の配管を用いて空送で行うがこの際の空気は埃混入防止のため、HEPAフィルターを用い、清浄化された空気を用いることが好ましい。この際に用いるHEPAフィルターは公称濾過精度0.5μm以上の埃を95%以上カットの性能を有するフィルターを用いるのが好ましい。
塗布液を精密濾過するための濾材の材質は上記性能を有しており、且つ塗布液に悪影響を及ばさなければ特に限定はされないが例えばステンレス、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等が挙げられる。
より具体的には、各層用のポリエステル原料を乾燥したのち、公知の溶融積層用押出機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出し、キャスティングロール上で冷却固化せしめて未延伸フィルムを作る。すなわち、2台の押出機、3層のマニホールドまたは合流ブロックを用いて、各層を構成するフィルム層を積層し、口金から3層のシートを押し出し、キャスティングロールで冷却して未延伸フィルムを作る。この場合、溶融押し出しの際、溶融樹脂が約280℃に保たれた任意の場所で、樹脂中に含まれる異物を除去するために前述のように高精度濾過を行うことが好ましい。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明がこれら実施例に限定されるものではない。なお、本発明のハードコート用二軸延伸ポリエステルの特性は以下の方法にしたがって測定した。
実施例及び比較例で得た光学用易接着フィルムをヘイズメーター(日本電色社製、モデルTNDH2000)を用いて測定した。
実施例及び比較例で得た光学用易接着フィルムをヘイズメーター(日本電色社製、モデルTNDH2000)を用いて測定した。なお、ヘイズ上昇値は加熱処理(170℃×10分)前後のヘイズ値の差から求めた。
実施例及び比較例で得た光学用易接着フィルムのA層側の易接着表面に、大日精化社製ハードコート剤(セイカビームEXF01(B))を#8ワイヤバーにより塗布し、70℃で1分間乾燥し溶剤を除去した後、高圧水銀灯で200mJ/cm2、照射距離15cm、走行速度5m/分の条件下で、厚み3μmのハードコート層を形成した。次に、ハードコート層と反対側に黒色光沢テープを貼りあわせて見やすくして、該フィルムのハードコート層側から3波長光線(ナショナル パルック 3波長形昼白色(F.L 15EX−N 15W))を照射して、干渉斑の強さを観察し、下記の基準で判定した。
△:薄く干渉縞が確認されるもの
×:鮮明に干渉縞が観察されるもの
実施例及び比較例で得た光学用易接着フィルムの塗布層(C層)表面に、大日精化社製ハードコート剤(セイカビームEXF01(B))を#8ワイヤバーにより塗布し、70℃で1分間乾燥し溶剤を除去した後、高圧水銀灯で200mJ/cm2、照射距離15cm、走行速度5m/分の条件下で、厚み3μmのハードコート層を形成した。
密着性(%)=(1−剥がれ面積/評価面積)×100
実施例及び比較例で得られたフィルムを300mm×210mmサイズに切断し、平坦な台に室温で30分間放置した後、フィルムの四隅の平坦な台からの高さをノギスで測定し、さらにフィルムを裏返し、同様にフィルムの四隅の平坦な台からの高さを測定した。
この高さが10mm未満のものを○、10mm以上のものを×とした。
予め反応物を含有している第1エステル化反応缶に、ジカルボン酸成分として高純度テレフタル酸(TPA)を100モル%、グリコール成分としてエチレングリコール(EG)を70モル%及びネオペンチルグリコール(NPG)を30モル%、ジカルボン酸成分に対する全グリコール成分のモル比を2.0としたスラリーを、生成ポリマーとして1ton/hの生産量となるように連続的に供給した。さらに、三酸化アンチモンを12g/Lのエチレングリコール溶液として、生成ポリマーに対してSb含有量が0.025モル%となるように、第1エステル化反応缶に連続的に供給し、缶内圧力0.05MPaで攪拌下、約250℃で平均滞留時間として約3時間反応を行った。
グリコール成分が脂環族グリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)を30.5モル%含有する固有粘度(IV)が0.75dl/gの、粒子を含有しない共重合ポリエステル樹脂(東洋紡績製、FP301)を用いた。
固有粘度(IV)が0.62dl/g粒子を含有しないポリエチレンテレフタレート樹脂(東洋紡績製、RE−553)を用いた。
塗布層形成用の塗布液を以下の方法に従って調製した。ジメチルテレフタレート95質量部、ジメチルイソフタレート95質量部、エチレングリコール35質量部、ネオペンチルグリコール145質量部、酢酸亜鉛0.1質量部および三酸化アンチモン0.1質量部を反応容器に仕込み、180℃で3時間かけてエステル交換反応を行った。次に5−ナトリウムイソフタル酸6.0質量部を添加し、240℃で1時間かけてエステル化反応を行った後、重縮合反応を行い、ポリエステル樹脂を得た。得られたポリエステル樹脂の30質量%水分散液を6.7質量部、重亜硫酸ソーダでブロックしたイソシアネート基を含有する自己架橋型ポリウレタン樹脂の20質量%水溶液(第一工業製薬製:商品名エラストロンH−3)を40部、エラストロン用触媒(Cat64)を0.5質量部、水を47.8質量部およびイソプロピルアルコールを5質量部、それぞれ混合し、さらにアニオン性界面活性剤を1質量%、コロイダルシリカ粒子(日産化学工業社製:スノーテックスOL)を5質量%添加し塗布液とした。
B層用原料として前記共重合ポリエステル樹脂ペレットaを50質量部と粒子を含有しないポリエチレンテレフタレート樹脂ペレット(東洋紡績製、RE−553)50質量部とをブレンドし、50℃で6時間減圧乾燥(1Torr)した。次いで、押出機1に、粒子を含有しないポリエチレンテレフタレートのペレット(東洋紡績社製、ME−553)を135℃で6時間減圧乾燥(1Torr)した後、押出機2(A層用)にそれぞれ供給し、285℃で溶解した。この2つのポリマーを、それぞれステンレス焼結体の濾材(公称濾過精度:10μm以上の粒子を95%カット)で濾過し、3層合流ブロックにて、積層し、口金よりシート状にして押し出した後、静電印加キャスト法を用いて表面温度30℃のキャスティングドラムに巻きつけて冷却固化し、未延伸フィルムを作った。この時、B層、A層、B層の厚さの積層比が7:86:7となるように各押し出し機の吐出量を調整した。
A層及びB層用原料として粒子を含有しないポリエチレンテレフタレート樹脂ペレット(東洋紡績社製、RE−553)100質量部、その乾燥条件を135℃で6時間減圧乾燥(1Torr)とした以外は実施例1と同様の方法で光学用二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
B層用の原料として平均粒子径(電子顕微鏡法)が2.5μmのシリカ粒子6000ppmを含有するポリエチレンテレフタレート樹脂ペレット(東洋紡社製、RE−554)10質量部と粒子を含有しないポリエチレンテレフタレート樹脂ペレット(東洋紡社製、ME−553)90質量部とをブレンドし用いた以外は比較例1と同様の光学用二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
塗布層を形成しなかった以外は実施例1と同様の光学用二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
B層用の原料として粒子を含有しないポリエチレンテレフタレート樹脂ペレット(東洋紡績社製、RE−553)を予め160℃で予備結晶化させた後、温度220℃の窒素雰囲気下で24時間、固相重合した原料を用いた以外比較例1と同様の光学用二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
B層用原料として前記共重合ポリエステル樹脂ペレットaを50質量部と粒子を含有しないポリエチレンテレフタレート樹脂ペレット(東洋紡績社製、RE−553)50質量部とをブレンドし50℃で6時間減圧乾燥(1Torr)した後、押出機1(B層用)に、粒子を含有しないポリエチレンテレフタレートのペレット(東洋紡績社製、RE−553)を135℃で6時間減圧乾燥(1Torr)した後、押出機2(A層用)にそれぞれ供給し、285℃で溶解した。この2つのポリマーを、それぞれステンレス焼結体の濾材(公称濾過精度:10μm以上の粒子を95%カット)で濾過し、2層合流ブロックにて、積層し、口金よりシート状にして押し出した後、静電印加キャスト法を用いて表面温度30℃のキャスティングドラムに巻きつけて冷却固化し、未延伸フィルムを作った。この時、A層、B層の厚さの積層比が93:7となるように各押し出し機の吐出量を調整しB層側のみに塗布層(C層)を形成した以外は実施例1と同様の方法で光学用二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
B層、A層、B層の厚さの積層比を5:36:9となるように各押し出し機の吐出量を調整した以外は実施例1と同様の方法で光学用二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
Claims (11)
- B1/A/B2の層構成からなる二軸配向ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、塗布層(C層)を設けてなる積層ポリエステルフィルムであって、A層は粒子が実質的に含有されていないポリエステル樹脂からなる主層であり、B層(片面がB1層、他面がB2層)は芳香族ジカルボン酸成分と、(a)エチレングリコール、(b)分岐状脂肪族グリコール又は脂環族グリコール、を含むグリコール成分とから構成されたポリエステル系樹脂からなる副層であり、C層は樹脂と粒子を含む樹脂組成物からなる塗布層であることを特徴とする光学用積層ポリエステルフィルム。
- 前記のA層を構成するポリエステル樹脂が、固有粘度が0.45〜0.75dl/gのポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンナフタレートであることを特徴とする請求項1に記載の光学用積層ポリエステルフィルム。
- 前記のB層(B1層、B2層)を構成するポリエステル系樹脂において、分岐状脂肪族グリコール又は脂環族グリコールが、全グリコール成分に対して、1〜40モル%であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学用積層ポリエステルフィルム。
- 前記のC層を構成する樹脂が、共重合ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸グラフトポリエステル樹脂、アクリルグラフトポリエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、マレイン酸グラフト編成ポリオレフインから選ばれる樹脂単独から成るか、又はそれらの各樹脂10〜90質量部に対して、それとは異なる少なくとも他の1つ以上の樹脂90〜10質量部を配合した組成物からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学用積層ポリエステルフィルム。
- 前記のB層(B1層及びB2層)の総厚みが6〜100μmであり、A層とB層の総厚みに対し30%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光学用積層ポリエステルフィルム。
- 前記のB1層とB2層との厚みの差が絶対値で2μm以下であることを特徴とする請求項4記載の光学用積層ポリエステルフィルム。
- 前記の積層ポリエステルフィルムは、170℃で10分間加熱後のヘイズの上昇値が1%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光学用積層ポリエステルフィルム。
- 前記の積層ポリエステルフィルムは、全光線透過率が90%以上で、且つヘイズが1%以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光学用積層ポリエステルフィルム。
- 前記の積層ポリエステルフィルムのC層の表面に紫外線硬化型または電子線硬化型アクリル系樹脂からなる硬化物層(D層)を設けてなることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光学用積層ポリエステルフィルム。
- 実質的に粒子を含有しないポリエステル樹脂を主層(A層)とし、前記主層(A層)の両面に、芳香族ジカルボン酸成分と、(a)エチレングリコール、(b)分岐状脂肪族グリコール成分又は脂環族グリコール、を含むグリコール成分とから構成されたポリエステル系樹脂からなる副層(B層;片面がB1層、他面がB2層)を、共押出法により二種三層に積層した未延伸積層フィルムを成形し、この未延伸積層フィルムを長手方向に2.5〜5.0倍に延伸した後、その少なくとも片面に塗布層(C層)を積層し、次いで幅方向に2.5〜5.0倍に延伸することを特徴とする光学用積層ポリエステルフィルムの製造方法。
- 幅方向に2.5〜5.0倍に延伸した後、温度200〜240℃の熱処理ゾーンにおいて、熱固定をすることを特徴とする請求項10記載の光学用積層ポリエステルフィルムの製造方法。
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