JP2006187213A - 新しい抽出方法の発見 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルカリ性の飲料水を提供する。
【解決手段】大麦、トウモロコシ、サトウキビ、米、サツマイモなどの穀類を蒸して、麹カビ、又はその他の菌類を使用して発酵させて醸造した段階の、酸性の原料溶液に、水酸化カルシウム(Ca(OH))、又は炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又はその他の中和剤を混入した、醸造段階の醸造酒の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、飲料水、お茶、コーヒー、ココア、紅茶などの飲料水、また、コーラ、サイダー、ラムネなどの、炭酸飲料水の、飲料水をアルカリ性飲料水とした飲料水に関する。また、その製造方法に関する。
本発明は、酸性のアルコール飲料水を、人体に優しいアルカリ性アルコール飲料水としたアルコール飲料水に関する。また、その製造方法に関する。
本発明は、木材、又は朝鮮人参、又はマカ、又は草花、又は木材の葉、又はお茶の葉、又はコーヒー豆の抽出、又は紅茶の葉、又は野菜、又はその他の草などの植物から、サルノコシカケ科の担子菌類の、猿の腰掛け、椎茸、アガリクスなどの菌糸類まで、常温、又は常温以下の低温にて、有効成分を抽出して、食品添加剤として、又は発色剤として、又は医薬品の原材料として、又は健康食品の原材料として、又は飲料水の添加剤として、又はアルコール飲料水の添加剤として、又は衣服を染色するための染料の開発に関する。また、その製造方法に関する。
本発明は、植物の細胞内、動物の細胞内から有益な物質を、常温、又は常温以下の低温にて、抽出することに関する。また、その製造方法に関する。
本発明は、赤土、粘土などを使用して、芋焼酎を長期間貯蔵するための、甕(かめ)の製作、又ホーロ(琺瑯)タンクの製作、又その再利用に関する。また、その製造方法に関する。
本発明は、赤土、粘土などと、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を使用して、焼酎などの蒸溜酒、又はビールなどの醸造酒の、PH濃度を7.35前後とするための、濾過剤の製造に関する。また、その製造方法に関する。
従来においては、赤葡萄酒以外の、ビール、日本酒などの醸造酒、及びウイスキー、ウオッカ、ラム酒、焼酎などの蒸溜酒は、全て酸性のアルコール飲料水である。
例えば、日本茶、コーヒー、紅茶、烏龍茶、及び炭酸水の、PH濃度は、約6である。また、焼酎は甲類、及び乙類共に、PH濃度は、約4から6である。また、ウイスキーの、PH濃度は、約5である。また、ビール、コーラ、日本酒、及びラム酒の、PH濃度は、約4である。また、フランス製の、エビアンというミネラルウォーターの、PH濃度は、約7.5で、このエビアンだけが、弱アルカリ性の飲料水である。
例えば、酸性度のPH濃度が、約4と酸性度が強いビールを飲みすぎると、人体の酸性値が高くなり、結果として、痛風などの病気を併発する。
また、人体の酸性値が高くなると、いろいろな病気が、おこるとされている。
人間の体内は、酸性に保つよりも、アルカリ性に保つほうが、病気になりにくいとされている。人体をアルカリ性に保つためには、第1に、アルカリ性の食品を食べる。第2に、アルカリ性の飲料水を飲む。第3に、アルカリ性のアルコール飲料水を飲む。
上記の内、第2番目の、アルカリ性の飲料水を飲むには、通常、井戸水、雨水などは、ほぼ中性に保たれているが、近年、酸性雨の影響により、地方、及び国々により異なるけれども、弱酸性水の地方、及び国々が多くなっている。この酸性雨の影響は、地球的規模で、切実な大問題である。この酸性雨問題を解決して、人体に優しい飲料水を提供するのが、当発明の目的である。
上記の内、第3番目のアルコール飲料水の中で、赤葡萄酒以外は、全ての、ビール、日本酒などの醸造酒、及びウイスキー、ウオッカ、ラム酒、焼酎などの蒸溜酒は、酸性のアルコール飲料である。この酸性の、飲料水、炭酸飲料水、及びアルコール飲料水などを、アルカリ性の、飲料水、炭酸飲料水、及びアルコール飲料水とすることを目的とする。
特に、酸性度が高い、ビール、日本酒、ラム酒、コーラなどの、PH濃度が、約4と酸性度が高い飲料水、炭酸飲料水、アルコール飲料水を、いくら飲んでも、痛風などにならない、ビール、日本酒、ラム酒、ウイスキー、ウオッカ、焼酎などを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の構成は、飲料水、お茶、コーヒー、ココア、紅茶などの飲料水、また、コーラ、サイダー、ラムネなどの炭酸飲料水を製造する製造工程の段階で、石灰岩(石灰石)を使用して濾過するか、又は、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤(添加剤)を使用して、飲料水を製造するための原料水の、PH濃度をアルカリ性としたあと、アルカリ性の飲料水を製造するか、又はお茶、コーヒー、ココア、紅茶などの飲料水、また、コーラ、サイダー、ラムネなどの炭酸飲料水、又はビール、日本酒、焼酎などのアルコール飲料水の製造工程が終了した段階にて、石灰岩、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を使用して、PH濃度をアルカリ性とした飲料水、炭酸飲料水、アルコール飲料水とする。
また、酸性の飲料水、炭酸飲料水、アルコール飲料水を、アルカリ性の飲料水、炭酸飲料水、アルコール飲料水にするための中和剤(調節剤)としては、石灰(生石灰、消石灰)以外の成分としては、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどを、直接に添加して、PH濃度をアルカリ性としてもよい。
ただし、石灰岩、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を使用して、PH濃度を、アルカリ性に調節した飲料水、及び炭酸飲料水は、中性物質の活性炭などで濾過するとよい場合もある。
また、蒸溜酒である、ウイスキー、ウオッカ、ラム酒、焼酎などの、蒸溜酒は、蒸溜する前の段階である、発酵工程が終了した段階の、原料溶液の中に、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を混入して、原料溶液のPH濃度を、アルカリ性に調節したあとの原料溶液を、蒸溜すると、アルカリ性の、ウイスキー、ウオッカ、ラム酒、焼酎などが出来る。
また、蒸溜したあとの、蒸溜酒に、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を、直接に混入して、PH濃度を調節して、アルカリ性の、ウイスキー、ウオッカ、ラム酒、焼酎などとしてもよい。
また、石灰(生石灰、消石灰)以外の成分としては、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの中和剤を、蒸溜したあとの蒸溜酒に直接に添加して、酸性のウイスキー、ウオッカ、ラム酒、焼酎などの蒸溜酒を、アルカリ性のアルコール飲料水としてもよい。
また、ビール、日本酒、白ワインなどの醸造酒は、大麦、米などの穀類を蒸して、麹カビ、又はその他の菌類を使用して発酵させて、醸造したあと、この醸造した段階の、酸性の醸造酒に、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を混入して、PH濃度をアルカリ性に調節するか、または、大麦、米などの穀類を蒸すときに使用する水を、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を使用して、PH濃度をアルカリ性に調節した水を使用して、大麦、米などを、洗い晒したあと、さらに、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を使用して、PH濃度をアルカリ性に調節した水溶液を使用して、大麦、米などの穀類を蒸したあとの、大麦、米などの穀類を使用して、醸造すると、アルカリ性のビール、日本酒などの醸造酒が出来る。
また、従来の製造工程が終了した段階の、酸性度の、PH濃度が、約4と強いビール、日本酒、白ワインに、石灰(生石灰、消石灰)の成分である、水酸化カルシウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどを、直接に添加して、酸性のビール、日本酒、白ワインなどの醸造酒を、アルカリ性の醸造酒としてもよい。
また、石灰(生石灰、消石灰)を溶解させた水溶液を、蒸溜機を使用して蒸溜した水溶液の、PH濃度は、アルカリ性の水溶液となっている。この石灰(生石灰、消石灰)を溶解させた水溶液を、蒸溜機を使用して蒸溜したあとの水溶液の、PH濃度は、弱アルカリ性の水溶液である。この弱アルカリ性の水溶液を、このまま使用するか、又は濃縮して、酸性飲料である、日本茶、コーヒー、紅茶、烏龍茶、炭酸水、焼酎、ウイスキー、ビール、コーラ、日本酒、ウオッカ、及びラム酒などの酸性飲料を、アルカリ性とするための、PH濃度を調節する、調節剤(中和剤)として使用してもよい。
上記のような工程にて製造された、PH調節剤は、純粋な石灰(生石灰、消石灰)の成分だけである利点がある。
次に、下記の実験結果を報告する。PH濃度が酸性、中性、アルカリ性である、雨水、地下水、又は濾過しても、水質が良好とならない、水溶液の水質を、良好とする手段としては、雨水、地下水、又は水質の悪い水溶液に、石灰(生石灰、消石灰)の成分を混入して、PH濃度が12.9前後の強アルカリ性とした、雨水、地下水、又はその他の水溶液を、蒸溜機を使用して蒸溜すると、人体の体液に、最も優しい、PH濃度が7.35くらいの、カルシュウムイオンが混入している、旨くて、安全な飲料水を製造することが出来ることが判明した。
本発明では、石灰(生石灰、消石灰)の成分を使用して、原料溶液のPH濃度を、アルカリ性としたあとの、発酵工程が終了した原料溶液を、蒸溜する説明をしているけれども、原料溶液のPH濃度を、アルカリ性とするための物質は、毒性がない物質で、水溶性の物質で、搾り滓が有効利用できるような物質で、価格が安い物質であればよいので、原料溶液のPH濃度をアルカリ性とするための物質は、石灰(生石灰、消石灰)の成分以外の物質でもよい。
例えば、石灰(生石灰、消石灰)の成分を、工業的に精製した、水酸化カルシウム(Ca(OH))を中和剤として使用するか、又は炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を中和剤として使用するか、又は塩化ナトリウム、塩化カリウムなどを中和剤として使用して、PH濃度が酸性の、飲料水、炭酸飲料水、アルコール飲料水を、アルカリ性とするための、中和剤として、出来上がった製品である、飲料水、炭酸飲料水、アルコール飲料水に、直接に添加して使用してもよい。
また、ビール、日本酒などの、醸造酒を製造する場合も、上記内容と同じである。
石灰(生石灰、消石灰)、又は石灰の成分を、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキー、及びラム酒などの製造工程にて使用すると、搾り滓の中にも、当然、石灰(生石灰、消石灰)の成分が混入しているので、搾り滓も、アルカリ性となっている。石灰(生石灰、消石灰)、又は石灰の成分を、発酵工程が終了した原料溶液に混入することにより、アルカリ性の搾り滓を、肥料としてみた場合、大変に貴重な、アルカリ性の肥料となる。
本来、石灰(生石灰、消石灰)は、酸性の土壌を、アルカリ性の土壌に改良するための、土壌を改良するための、改良剤として、多量に使用されている。
本発明によれば、大麦、トウモロコシ、サトウキビ、米、サツマイモなどの、穀類を蒸して、麹カビ、又はその他の菌類を使用して醸造したあと、この醸造した段階の、酸性の醸造酒に、人体にとっては、全く毒性がない石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を混入して、PH濃度をアルカリ性としたあと、蒸溜機(アランビック、又は通称ランビキ)にて、蒸溜して、アルカリ性アルコール飲料水とする。本発明の製造工程は、従来の製造工程と、全く同じ蒸溜機を使用して、蒸溜するので、極く安いコストにて、人体に、優しいアルカリ性アルコール飲料水となる。
また、ビール、白ワイン、及び日本酒などの醸造酒の場合は、発酵工程が終了した段階の、原料溶液の中に、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又は石灰の成分を、石灰から抽出した、PH濃度をアルカリ性とする、PH濃度を調節するための、調節剤、又はその他の中和剤を混入したあと、原料溶液を搾って、ビール、白ワイン、及び日本酒を製造する工程とすると、アルカリ性の、ビール、白ワイン、及び日本酒が出来ることになる。
また、ビール、白ワイン、及び日本酒などの醸造酒の、原料溶液を搾って、最終製品となった、ビール、白ワイン、及び日本酒などの醸造酒に、中和剤を添加して、アルカリ性の醸造酒としてもよい。
健康な人間の血液はPH濃度が7.35くらいで、血液以外の体液も、同程度の弱アルカリ性に保たれている。
本考案は、人間が飲む、飲料水、炭酸飲料水、アルコール飲料水のPH濃度を、人間の血液と同じ、PH濃度の7.35くらいに、中和剤を使用して調節した、飲料水、炭酸飲料水、アルコール飲料水を提供することにより、痛風などになりにくい効果がある、弱アルカリ性のコーラ、ビールなどの飲料水、炭酸飲料水、アルコール飲料水を提供することができる。
下記のような、蒸溜酒を蒸溜する実験を行なったので、実験結果を報告する。大麦と、大麦酵母を使用して醸造した、醸造が終了した段階の、醸造酒(原料溶液)の、PH濃度が7.18であった。このPH濃度が7.18の原料溶液の、PH濃度を、石灰(生石灰、消石灰)の成分を混入して、PH濃度を、強アルカリ性濃度である、12.2まで上げたあと、このPH濃度が、12.2まで上げた、発酵が終了した、強アルカリ性の原料溶液を、蒸溜機を使用して、蒸溜したあとの、蒸溜酒(原酒)の、PH濃度は7.8であった。
この実験結果から判明したことは、発酵が終了した段階である、蒸溜する前の工程の、原料溶液の内部に、石灰(生石灰、消石灰)の成分を混入して、強アルカリ性とした、PH濃度が12.2の原料溶液を蒸溜すると、蒸溜された蒸溜酒である、原液(焼酎)の内部に、極く微量の石灰(生石灰、消石灰)の成分が、原液(焼酎)の成分と一緒に、蒸溜されて混入されたがために、このPH濃度が7.8という、弱アルカリ性の蒸溜酒である、焼酎の原液が出来たことが、上記の実験結果にて確認できた。
上記の実験結果からいえることは、原料溶液の内部に、より一段と多くの、石灰(生石灰、消石灰)の成分を混入して、一段と強アルカリ性とした原料溶液を、蒸溜すれば、より高い、PH濃度の蒸溜酒である焼酎が出来ることを示唆している。
上記のことから、原料溶液に混入する石灰(生石灰、消石灰)の成分の、割合の比率により、蒸溜された蒸溜酒である、焼酎などのPH濃度を決定することが出来ることになった。
蒸溜された段階の蒸溜酒である原液(焼酎)の、アルコール度数は、原液の場合、40°前後で出来上がる。このアルコール度数が、40°前後で出来上がった、蒸溜酒である原液の焼酎を、通常、20°、及び25°のアルコール度数の焼酎として出荷するために、地下水などを使用して割水する。この割水に使用する、割水のPH濃度を考慮して、最適の、蒸溜段階の原酒のPH濃度を決めて製造すればよいことになる。
ということは、現在の地下水は、地方により異なるけれども、酸性雨などの影響により、地下水のPH濃度は、7.0以下の酸性値のところが多くなっている地方が多い。
この割水に使用する、地下水のPH濃度を考慮して、原料溶液に混入する、石灰(生石灰、消石灰)の成分の割合を決めて蒸溜して、蒸溜酒である、原液のPH濃度を、例えば、8.0位のアルカリ性の原液の蒸溜酒である焼酎を製造したあと、割水を使用して、アルコール度数が、20°、及び25°の焼酎を製造する工程とすれば、例え、割水に使用する地下水が、酸性であっても、人間の血液、体液のPH濃度である、7.35前後の弱アルカリ性の蒸溜酒である、焼酎を製造することが出来ることになる。
上記にて説明した製造工程は、焼酎を製造する工程を、説明したけれども、割水を使用しない蒸溜酒である、ウイスキー、ウオッカ、ラム酒、ブランデー、テキーラなどは、蒸溜したあとの蒸溜酒のPH濃度が、人間に優しい、PH濃度が7.35位になるような比率に、原料溶液の内部に、石灰(生石灰、消石灰)の成分を混入して、原料溶液を、強アルカリ性濃度としたあと、蒸溜機を使用して蒸溜すれば、人体に優しい、PH濃度が、最適の、7.35前後の、ウイスキー、ウオッカ、ラム酒、ブランデー、テキーラなどが出来ることになる。
石灰(生石灰、消石灰)の成分である、水酸化カルシウム(Ca(OH))が水溶液中に溶解する溶解量は、100ml中に0.15gしか溶解しない。
炭酸水素ナトリウム(NaHCO)が水溶液中に溶解する溶解量は、100ml中に8.8gが溶解する。
蒸溜する前の、発酵工程が終了した原料溶液の、PH濃度を強アルカリ性とするための添加剤としては、石灰(生石灰、消石灰)の成分である、水酸化カルシウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、酸化ナトリウム、塩化カリウムなどの複数の、添加剤を、原料溶液の内部に、一緒に混入すると、それぞれの溶解量に応じて、水溶液中に、それぞれの添加剤が溶解するので、強アルカリ性の原料溶液を作ることが出来る。
単体で水溶液中のアルカリ濃度を、強アルカリ性にするのには、それぞれの添加剤の、溶解量に限界があるので、強アルカリ性の水溶液を作るのには、複数の添加剤を使用するとよい。
この複数のアルカリ性とするための添加剤を混入して、強アルカリ性とした原料溶液を、蒸溜機を使用して蒸溜すると、一段とアルカリ性のPH濃度が強い蒸溜酒である、焼酎の原液である、蒸溜酒を製造することが出来る。
水酸化カルシウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、酸化ナトリウム、塩化カリウムなどの、複数の添加剤を、原料溶液の内部に混入して、蒸溜することにより、極く微量ではあるが、蒸溜された蒸溜酒の内部に、人体に優しい、カルシウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンなどが含まれた、アルカリ性の蒸溜酒である焼酎が出来ることが判明した。
次に、市販されている、ある銘柄の、PH濃度が7.18の焼酎を、再度、蒸溜機を使用して、蒸溜した実験結果を、下記に報告する。PH濃度が7.18の、ある銘柄の焼酎を、再度、蒸溜機を使用して蒸溜した、PH濃度は、8.48であった。
上記の実験結果が意味していることは、上記の
、及び
にて報告している実験結果にて出来た蒸溜酒である焼酎の成分の中には、石灰(生石灰、消石灰)の成分が、焼酎である蒸溜酒が、蒸溜されるときに、蒸溜酒と一緒に、蒸溜されているという結果を証明したことになる。
さらに、上記のことから、原料溶液に、複数の添加剤を混入する割合の比率によっては、蒸溜したあとの原液のPH濃度を、任意のアルカリ性のPH濃度とすることが出来た。
次に、例えば、一般に市販されている、鹿児島県串木野市西薩町17−7の、濱田酒造(株)が製造販売している、原材料名が、麦・麦麹の、長期間貯蔵焼酎の、アルコール度数が麦25°で、容量は720mlの、商品名が隠し蔵の、PH濃度は4.70である。
この容量が720mlの、商品名が隠し蔵の、PH濃度が4.70の樫樽仕込みの、長期間貯蔵焼酎に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を中和剤として、0.2g添加すると、4.70であったPH濃度が、7.43に変化した。
この濱田酒造(株)が製造販売している、原材料名が、麦・麦麹の樫樽仕込みの、長期間貯蔵焼酎のアルコール度数が25°で、容量が720mlの、商品名が隠し蔵に、0.2gの炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を中和剤として、添加した結果、下記のことが判明した。
▲1▼樽の成分と、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)が化学反応を起こして、より一段と、樫樽の香りが強烈になった。
▲2▼樫樽の成分と、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)が化学反応を起こした結果、樫樽の色素の成分が、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)と化学反応を起こして、樫樽の色素の色合が、一段と濃くなって、琥珀色となった。
▲3▼さらに、4.70であったPH濃度を、7.43に変化させることにより、口当りがマイルドでソフトな風味の焼酎となった。
上記の現象、すなわち、樫樽仕込みの、長期間貯蔵焼酎に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を、極く僅か、720mlに対して、0.2gの炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を添加することにより、樫樽の香りと、樫樽の色素の溶解の化学反応が、数段と促進される現象は、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)以外の物質、例えば、石灰(生石灰、消石灰)の成分である、水酸化カルシウム(Ca(OH))、又はその他のナトリウム、カルシウム、カリウムなどの、ミネラル成分を添加剤として使用しても、樫樽の香りと、樫樽の色素、風味などが、数段と化学反応が促進される現象が起こることが判明した。
上記のことから、焼酎以外の蒸溜酒である、大麦、麦が原材料であるウイスキー、サトウキビが原材料であるラム酒、トウモロコシが原材料であるバーボンなどの、樫樽、又はその他の木材を使用して、長期間貯蔵する蒸溜酒に関しても、極く僅かの、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、水酸化カルシウム(Ca(OH))などの、ミネラル成分を添加剤として使用することにより、樫樽の香りと、樫樽の色素が、数段と化学反応が促進される現象が起こることを確認した。
上記の実験結果から、樫樽を使用して、長期間貯蔵したあとの、焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボンなどの蒸溜酒の中に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、水酸化カルシウム(Ca(OH))などの添加剤を入れるか、又は長期間貯蔵する前の段階の蒸溜酒の中に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))を、極く僅か混入すると、樫樽の香り、樫樽の風味、特に樫樽の色素を発色させて、琥珀色に変化させる発色剤として使用することが出来ることを発見した。
特に、樫樽などの木材の成分の色素を、より一段と、発色させる色素の発色剤として使用することが出来ることと、PH濃度を、人体に優しい7.35前後に調節する添加剤として、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、水酸化カルシウム(Ca(OH))などのミネラル含有物質を使用すると、より一段と、商品価値が高い、焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボンなどの蒸溜酒が出来ることが判明した。
上記の現象である、蒸溜酒などの原酒を、樫樽などの、木材で出来ている樽を使用して、長期間貯蔵する場合、蒸溜酒を長期間貯蔵する前、又は蒸溜酒を長期間貯蔵したあと、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、水酸化カルシウム(Ca(OH))などの、ミネラル含有物質を添加剤として使用すると、樫樽などの、木材の成分と、化学反応が還元作用により促進して、香り、色合、風味が、一段とよくなる。
上記の現象と、全く同じことが、芋焼酎の原酒を、長期間貯蔵するための、土で出来ている、甕(かめ)仕込みの場合にも、蒸溜酒を長期間貯蔵する前か、蒸溜酒を長期間貯蔵したあと、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、水酸化カルシウム(Ca(OH))などを、中和剤として、添加することにより、上記の場合と同様に、芋焼酎の香りと、芋焼酎、独特の色合と、風味を、より一段と引き出すことが出来ることが判明した。
上記の現象である、樫樽の成分、又は土で出来ている甕(かめ)の成分と、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの添加物が反応する、化学反応は化学的には還元作用が起こり、蒸溜酒である、焼酎の原酒が熟成される速さが加速されることが確認できた。
還元作用とは、酸素化合物が酸素を失うこと、あるいは、ある物質が、水素を得ることが還元作用である。
上記の現象は、例えば、現在市販されている、長期間貯蔵の焼酎とは、焼酎の原酒を、樫樽に入れて、3年間以上、寝かせて貯蔵した、焼酎の原酒のことであるが、この3年間、樫樽に入れて寝かせた焼酎の原酒の香りと、色合いは、極く薄い樫樽の香りと、色合いの色素が、溶解している程度の焼酎のことである。
この3年間以上、樫樽に入れて、寝かせた焼酎の原酒に、極く微量の、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの添加物を加えると、香りと、色合いが、一気に変化して、香りと、色合が、強烈に変化する。
この上記の現象の変化は、特に、色合が琥珀色に変化するのを見れば、一目瞭然である。この色合、及び香りが変化する現象による、風味が格段に良くなる現象の影響は、同様に、樫樽を使用して、長期間貯蔵する、焼酎、泡盛、ウイスキー、ウオッカ、ラム酒、ブランデー、バーボン、テキーラなどの、蒸溜酒の品質向上と、商品価値の向上に、影響を与えることになる。
醸造酒である、日本酒の場合は、例えば、一般に市販されている、白鶴酒造(株)の、蔵搾り純米の、容量が720mlのPH濃度は4.15であった。
この白鶴酒造(株)が製造販売している、PH濃度が4.15の、蔵搾り純米の、容量が720mlに対して、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を、2.17g混入して溶解させると、PH濃度は7.48となった。結果としては、PH濃度が人体の、血液、及び体液とほぼ、同じ人体に優しい、PH濃度の日本酒となった。
炭酸飲料である、例えば、一般に市販されている、商品名がコカ・コーラの場合は、PH濃度は、3.5である。一般に市販されている、容量が500ml入りのボトル、1本に対して、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を、3.0g混入して溶解させると、人体に優しい、PH濃度が7.4となる。
ビールの場合は、例えば、一般に市販されている、キリンビールの商品名が、ラガーの、容量が630ml入りのPH濃度は、4.0である。この容量が630ml入りの、商品名がラガーの、大壜1本に対して、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を、2.5g混入して溶解させると、人体に優しい、PH濃度が7.4となる。
上記の実験にて使用した、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)は、制酸薬として販売されている、日本薬局方の炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を使用した。
さらに、濱田酒造(株)が製造販売している、樫樽仕込みの、長期間貯蔵をした焼酎の、商品名が隠し蔵(かくしぐら)、容量が720mlに対して、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を0.2g、0.4g、0.8g、1.6g、3.2g、6.4gと、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)の、混入の割合が異なる、6種類の試作をした。
その結果、コントロールの商品名が隠し蔵の、色合に対して、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を、0.2g、0.4g、0.8g、1.6g、3.2g、6.4gと増加するほどに、段階的に、さらに、一段と、還元作用である、化学反応が進行して、琥珀色から黄金色に変色した。
樫樽仕込みの、長期間貯蔵をした焼酎に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を増加させて溶解させるほどに、琥珀色から黄金色に発色させる、発色剤として、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を使用することが出来ることが判明した。
さらに、一段と、風味がよくなる利点もある。
隠し蔵、容量が720mlに対して、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を、0.2g、0.4g、0.8g、1.6g、3.2g、6.4gと増加させて、混入して溶解させるほどに、PH濃度は上昇した。
上記の現象は、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)以外の物質である、水酸化カルシウム(Ca(OH))、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどの無機質の物質でも、同様の効果を確認した。
さらに、甕(かめ)仕込みとして販売されている、鹿児島県枕崎市にある、薩摩酒造(株)が製造販売している、原材料がさつま芋で出来ている、商品名が白波の、アルコール度数が25度の焼酎の、PH濃度は7.38である。
次に、福岡県久留米市にある、鷹正宗(株)が製造販売している、原材料名が麦で出来ている、商品名が麦快(ばっかい)の、アルコール度数が25度の焼酎の、PH濃度は6.70である。
商品名が白波の、PH濃度は、人体の血液、及び体液のPH濃度である、7.35とほぼ同じである。
白波以外の、一般に市販されている、甕(かめ)仕込みの、芋焼酎のPH濃度は、ほとんどが、白波のPH濃度と、ほぼ同じ、7.38前後のPH濃度である。
芋焼酎が、現在、大変に高い評価を受けている理由は、PH濃度が7.38前後であることが、大きな理由であると考えてよい。
麦快(ばっかい)以外の、一般に市販されている、麦焼酎のPH濃度は、ほとんどが、麦快(ばっかい)のPH濃度と、ほぼ同じ、6.70前後のPH濃度である。
蒸溜機を使用して、蒸溜したあとの、原酒段階でのPH濃度は、芋焼酎も麦焼酎も、PH濃度は、ほとんど同じ、4.5前後である。
何故に、甕(かめ)仕込みの、芋焼酎と、甕(かめ)仕込みをしない、麦焼酎のPH濃度が異なるかの原因は、甕(かめ)を形成している、赤土、粘土などの原料内部に含まれている成分である、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質が、芋焼酎の中に、極く微量、溶解することが原因であると、判断することが出来る。
ホーロ(琺瑯)タンクの中に、芋焼酎、麦焼酎を入れて、長期間貯蔵すると、甕(かめ)仕込みの場合ほどの、効果はないが、甕(かめ)仕込みと、同じような効果があるのも、ホーロを形成している、ガラス質の成分である、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、水酸化カルシウムなどの無機質が、芋焼酎、麦焼酎の中に溶解することにより、PH濃度が変化すると、判断することが出来る。
上記のことから、芋焼酎、麦焼酎、米焼酎、そば焼酎、又はその他の原材料を使用して製造をした焼酎の中に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、水酸化カルシウムなどの、無機質の物質を混入して溶解させることは、長期間甕(かめ)仕込みをすることと、又長期間樫樽仕込みをすることと、又長期間ホーロタンクに入れて、長期間貯蔵することと、全く同じ現象を、極く簡単に、短時間で、再現することであると、判断することが出来る。
上記のことから、芋焼酎、麦焼酎などの蒸溜酒を、長期間貯蔵する甕(かめ)を製作するための、原材料である、赤土、粘土などの中に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を混入して、練り固めて、焼き上げた甕(かめ)を使用すると、極く短時間で、芋焼酎、麦焼酎などの蒸溜酒の内部に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質が溶解することになるので、芋焼酎、麦焼酎などの蒸溜酒を、極く短時間にて、熟成させることが出来ることになる。
ということは、赤土、粘土などの中に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を、多量に混入して、練り固めて、1000度程度の高温にて、焼き上げた、顆粒、又は素焼きの土器、又は濾過剤を作り、蒸溜したあとの、焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボン,ブランデー、又はビール、日本酒、白ワイン、赤ワインなどを、上記の濾過剤を使用して、濾過するか、又は炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))を多量に含有している、濾過剤を入れた、容器の内部にて、焼酎などの蒸溜酒、又はビール、日本酒、白ワイン、赤ワインなどを貯蔵すると、PH濃度を、極く短時間に、7.35前後の、弱アルカリ性に、調節した焼酎などの蒸溜酒、又は醸造酒である、ビール、日本酒、白ワイン、赤ワインなどが出来上がることになる。
ホーロ(琺瑯)タンクを製作する場合も、上記と同じく、ホーロ(琺瑯)タンクを形成しているガラス質の成分の中に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を混入して、ホーロ(琺瑯)タンクを製作すると、上記と同じく、極く短時間で、芋焼酎、麦焼酎などの蒸溜酒の内部に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質が溶解することになるので、芋焼酎、麦焼酎などの蒸溜酒を、極く短時間にて、熟成させることが出来ることになる。
芋焼酎の原酒を、長期間貯蔵して熟成させるために使用する甕(かめ)を、効率よく、熟成の効果を高めるために、甕(かめ)を使用する前に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの、無機質の物質を使用して、甕(かめ)を、よく洗浄すると、素焼き、又は上薬を、表面に塗った甕(かめ)の内部のすみずみまで、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))がはいり込むことにより、極く短時間にて、例えば、今まで、1年間程かけて、熟成させていた、芋焼酎の原酒が、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を使用して、よく甕(かめ)を洗浄した、甕(かめ)を使用すると、数日にして、芋焼酎の原酒を熟成させることが出来ることが判明した。
上記の経済的な波及効果としては、芋焼酎を熟成させるのに、例えば、2日程度の日数にて、熟成させることになったことは、従来の、1年間程かけて、熟成させるのに比較すると、製造工程の簡素化となり、経済的な波及効果が高いといえる。
上記の現象は、新しい甕(かめ)の場合にも、又長い間、使用した古い甕(かめ)の再利用を行なう場合にも、甕(かめ)を、効率よく、有効に利用することが出来る効果があることが判明した。
例えば、上記にて説明した、甕(かめ)の、その他の利用方法としては、素焼き、又は上薬を、表面に塗った甕(かめ)を、黒酢などを製造する甕(かめ)として使用する前に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を使用して、甕(かめ)を、よく洗浄した甕(かめ)を、黒酢を、長期間貯蔵して、製造する場合に使用する、甕(かめ)として使用すると、効率よく、黒酢の製造が出来ることが判明した。
焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボン、ブランデーなどの蒸溜酒を仕込む、樫樽仕込みの場合には、蒸溜酒を仕込む前の樫樽を、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を混入した水溶液の中に、樫樽を漬け込んで、樫樽を形成している、樫の木材の内部に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を滲みこませた、樫樽を使用すると、上記にて説明した、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を含有した、甕(かめ)と、ホーロ(琺瑯)タンクの効果と同じく、極く短時間で、焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボン、ブランデーなどの蒸溜酒の内部に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質が溶解することになるので、焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボン、ブランデーなどの蒸溜酒を、極く短時間にて、熟成させることが出来ることになる。
麦焼酎の原酒を、長期間貯蔵して熟成させるために使用する樫樽を、効率よく、熟成の効果を高めるために、樫樽を使用する前に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの、無機質の物質を使用して、樫樽を、よく洗浄すると、樫樽の樫の木の内部のすみずみまで、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))がはいり込むことにより、極く短時間にて、例えば、今まで、3年間程かけて、熟成させていた、樫樽仕込みの麦焼酎の原酒が、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を使用して、よく樫樽を洗浄した、樫樽を使用すると、数日にして、樫樽仕込みの麦焼酎の原酒を熟成させることが出来ることが判明した。
上記の経済的な波及効果としては、麦焼酎を熟成させるのに、例えば、2日程度の日数にて、熟成させることになったことは、従来の、3年間程かけて、熟成させるのに比較すると、製造工程の簡素化となり、経済的な波及効果が高いといえる。
上記の現象は、新しい樫樽の場合にも、又長い間、使用した古い樫樽の再利用を行なう場合にも、樫樽を、効率よく、有効に利用することが出来る効果があることが判明した。
濱田酒造(株)が製造販売している、樫樽仕込みの長期間貯蔵した焼酎容量が720ml入りに、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を、0.10g、0.20g、0.40g、0.80g、1.60gと混入して溶解させた。その結果、PH濃度は、下記のようになった。商品名は濱田酒造(株)樫樽仕込み720mlを使用した。
Figure 2006187213
下記の麦も、濱田酒造(株)が製造販売している、麦100%の商品名が900ml入りの伝説を使用した。その結果、PH濃度は、下記のようになった。
Figure 2006187213
次に、鹿児島市にある、山元酒造(株)が製造販売している、芋焼酎100%で、商品名が1800ml入りの蔵神を使用した。その結果、PH濃度は、下記のようになった。
Figure 2006187213
次に、新潟県三条市にある、パール金属株式会社、アウトドアギア事業部が製造販売している、下記の材質の、スモーキング・チップ(Smoking Chips)を使用して実験を行なった。
材質/サ ク ラ:サクラの木
樫 :樫の木
ブ ナ:ブナの木
ナ ラ:ナラの木
リ ン ゴ:リンゴの木
ク ル ミ:クルミの木(本グルミ)
ヒッコリー:ヒッコリーの木(オニグルミ)
メイプル :カエデの木
ミックス :サクラの木、ブナの木、ナラの木、カエデの木
上記の材質である、サクラ、樫、ブナ、ナラ、リンゴ、クルミ、ヒッコリー、メイプル、及びミックスの、スモーキング・チップ(木材のチップ)を、ガラス製の容器に入れて、甲類の焼酎である、メルシャン(株)が製造販売している、商品名が備長炭仕上げの、ホワイトペット、アルコール度数が25度の焼酎を、スモーキング・チップを入れたガラス製の容器に、それぞれの材質ごとに分けて、焼酎を入れた。
スモーキング・チップの材質が異なる、9種類と、焼酎を入れたガラス製の容器、9種類の中に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を添加したものと、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を添加しないものの、2種類を作成して、24時間後の観察をした。
24時間後の観察の結果は、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を添加した、ガラス製の容器のほうは、木の材質の色素が、色濃く焼酎の内部に溶解することが判明した。
それぞれの木の材質の色素が、色濃く焼酎の内部に、溶解すると、同時に、木の材質の香りも強烈となり、焼酎の味も、まろやかになった。
上記の実験結果の、一例を紹介すると、サクラの材質で出来ている、スモーキング・チップと、焼酎を、ガラス製の容器に入れて、このガラス製の容器に、極く少量の炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を入れて、24時間後を観察すると、弱アルカリ性の焼酎になっていることと、桜の花の色の液体の焼酎となった。
何故に、上記のような現象が起こるのかというと、酸性飲料の焼酎を、アルカリ性にすることにより、木の材質が、還元作用の化学反応により、溶解するスピードが加速したことによると、判断することが出来る。ということは、アルカリ性にする物質は、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)以外でもよいということになる。
上記の実験結果から、焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボン、ブランデーなどの蒸溜酒を、樫樽などに入れて、長期間貯蔵することなく、木材のチップを使用して、極く短時間に、焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボン、ブランデーなどの蒸溜酒を熟成させることになった。
上記の実験結果から、下記のことが判った。焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボン、ブランデーなどの蒸溜酒を、樫樽などの樽に入れて、長期間貯蔵することなく、木材のチップを濾過剤として使用するか、又は極く短時間、例えば、24時間程度、容器(タンク)の内部に、木材のチップと、焼酎、ウイスキーなどの蒸溜酒を入れるだけで、色、香り、味が熟成されることになる。この結果、極く安いコストで、樫樽仕込の、焼酎、ウイスキーが出来上がることになった。
木材のチップを入れた濾過槽(容器)の内部を、蒸溜したあとの原酒、又は焼酎、ウイスキーなどの蒸溜酒に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を入れて、PH濃度を7.35から8.0前後としたあと、PH濃度をアルカリ性とした、蒸溜したあとの、蒸溜酒である、原酒である焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボン、ブランデーなどを、木材のチップを入れた濾過槽を通過させるだけで、木材の色と、香りと、味が、長期間貯蔵した場合と、同じ効果が出ることが判明した。
さらに、木の材質が異なる、色、香り、味が異なる、いろいろな種類の、焼酎、ウイスキーなどの蒸溜酒が、極く安いコストで、極く短時間に出来上がる結果となった。
甲類の焼酎、又は乙類の焼酎などの蒸溜酒、又はその他のアルコール飲料水に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などを混入して溶解させて、PH濃度を、中性、アルカリ性とした、アルコール飲料水と、いろいろな種類の木材のチップの成分とを、化学反応させて、木材のチップの有効成分を、アルコール飲料水の内部に抽出した、アルコール飲料水を、甲類の焼酎、又は乙類の焼酎、又はウイスキー、ラム酒、バーボン、ブランデー、又は日本酒、又はビール、又は発泡酒などのアルコール飲料水の発色剤として使用すると、木の香りと、味のよい、大変にきれいな、発色剤として使用することが出来る。
次に、井戸水、ミネラルウォーター、水道水などの水溶液を入れた容器の中に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を混入して溶解させて、水溶液のPH濃度を8.0のアルカリ性とした水溶液の中に、木材のチップを入れて、上記と同様の実験を行った。
その結果、水溶液のPH濃度を、アルカリ性とした水溶液を使用した場合も、アルコール飲料水を使用した場合と同じく、アルカリ性とした水溶液中に、木材のチップを入れることにより、木材の成分を、抽出することが出来た。
上記の実験結果から、木材の有効成分を抽出した、飲料水の製造が出来ることになった。
さらに、上記の実験結果から、桜の木材のチップを使用すると、桜色の水溶液となることが判明した。
アルカリ性の水溶液を使用した場合も、
にて説明しているように、長期間、木材の有効成分を抽出した水溶液は、井戸水、ミネラルウォーター、水道水などの水溶液から、ウイスキー、ラム酒、バーボン、ブランデーなどの蒸溜酒から、又は日本酒、又はビール、又は発泡酒などの飲料水から、アルコール飲料水の発色剤として使用することが出来る。
特に、桜の木材のチップを使用して、アルカリ性の水溶液、又はアルカリ性のアルコール飲料水を製造すると、桜色の、桜の香りと、桜の花と葉の味がする、きれいな飲料水である水溶液と、アルコール飲料水が出来上がる。
また、リンゴの木材のチップを使用して、アルカリ性の水溶液、又はアルカリ性のアルコール飲料水を製造すると、リンゴの種類によって異なるけれども、赤色の、リンゴの香りと、リンゴの味がする、きれいな赤色の飲料水である水溶液と、赤色のアルコール飲料水が出来上がる。
さらに、クルミ、ヒッコリー(オニクルミ)を使用すると、青い色をした、クルミの香りと、クルミの味がする、きれいな青色の飲料水である水溶液と、コバルトブルーの色をした、青色のアルコール飲料水が出来上がる。
また、樫の木のチップを使用すると、黄金色をした、樫の香りと、樫の味がする、きれいな黄金色の飲料水である水溶液と、黄金色のアルコール飲料水が出来上がる。
さらに、サクラの木、ブナの木、ナラの木、カエデの木をミックスした、木のチップを使用すると、赤に近い、赤い色をした、サクラ、ブナ、ナラ、カエデの香りと、味がする、きれいな赤色の飲料水である水溶液と、赤色のアルコール飲料水が出来上がる。
本考案を使用すれば、上記にて説明したように、樫樽仕込みの焼酎、ウイスキー、ラム酒、バーボン、ブランデーなどを、長期間貯蔵するのに、樫樽などを使用して、長期間貯蔵する必要性がないという結論に達する。
本考案を使用すれば、樫樽などの樽を使用しないので、極く安い費用にて調達することが出来る、いろいろな種類の、木材のチップを使用するので、それぞれの、木材のチップの特色を使用して、色、香り、味の異なる、千差万別の種類の、飲料水である水溶液と、アルコール飲料水が出来上がる。
パン、マンジュウ、ケーキ、和菓子などの食品添加剤として、又は発色をさせる発色剤として、又は化粧品に添加して発色させる発色剤、又は医薬品を製造するための有効成分を抽出するための、加工工程としては、下記のような加工工程にて発色剤、又は医薬品、又は健康食品を製造するとよい。
炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などを使用して、アルカリ性にした水溶液よりも、アルカリ性にしたアルコール飲料水、又はアルカリ性にしたアルコール(エタノール)、又はアルカリ性にしたメチルアルコールなどを入れた容器(タンク)の内部に、木材のチップを入れて、木材の有効成分を抽出したほうが、アルコールの影響により、細胞膜(壁)が破壊されるので、極く短時間にて、木材の有効成分を抽出することが出来る。
アルカリ性にしたアルコール(エタノール)などを使用して、木材の有効成分を抽出したあと、蒸溜機を使用して、アルコール(エタノール)を飛ばして、木材の有効成分と、アルコール(エタノール)を分離すれば、あとに残留した、木材の有効成分だけとなる。この木材の有効成分を、食品添加剤として、又は発色剤として、又は医薬品の原材料として、又は健康食品の原材料として、又は飲料水の添加剤として、又はアルコール飲料水の添加剤として、又は衣服の染料として、広い分野で利用することが出来ることが判明した。
海洋生物である、海草、珊瑚(さんご)、珊瑚虫、魚類である魚体から、又鹿の角など、又朝鮮人参、マカなどの薬草から、人体に有益な物質を抽出するのにも、アルカリ性にした水溶液、又はアルカリ性にしたアルコール水溶液、又はアルカリ性にしたアルコール溶液を使用すると、極く短時間で、有益な物質を抽出することが出来る。
上記の現象の発見は、アルカリ性にした水溶液、又はアルカリ性にしたアルコール水溶液、又はアルカリ性にしたアルコール溶液を使用すると、植物の細胞内、及び動物の細胞内に、極く短時間に、細胞膜を隔てて、浸透作用である、アルカリ性にした溶液(液体)が、細胞膜内の液体(溶液)の中に拡散する現象が促進されることにより、極く短時間に、あらゆる植物の細胞内、及び動物の細胞内の、人体が活用、及び必要とする有益な物質を抽出することが出来ることになった。
ただし、植物の細胞内、及び動物の細胞内のPH濃度よりも、抽出をするための、水溶液、又はアルコール水溶液、又はアルコール溶液のPH濃度が、植物の細胞内、及び動物の細胞内よりも、より一段と、高いアルカリ性のほうが、極く短時間で、細胞内の有効成分を抽出することが出来ることが判明した。
上記の現象の発見は、死骸(死体)、及び枯れた、草、果物、植物、木などの細胞から、生きている細胞まで、海洋生物から、草、果物、植物、及び昆虫から、動物の細胞などには関係がなく、あらゆる細胞内の有益な物質を抽出することが出来ることになった。
また、バラ科のバラなどの茎と根、キク科の菊などの、草花の茎と根にも、花の成分と、全く同じ、色素と、香りと、味が含有されていることが判明した。
朝鮮人参などの葉と茎、マカ、コーヒーの木などの葉と茎、漢方薬として使用する草根、木皮を成長させる葉、茎と根などの中にも、朝鮮人参、マカなどと、全く同じような有効成分が含有されていることが判明した。
イネ科の茎である、稲、麦、トウモロコシなどの茎と根にも、米、麦、トウモロコシなどに含まれている成分と、全く同じ成分が、茎と根に含有されていることが判明した。
柑橘類である、ミカン、オレンジ、レモン、グレープフルーツなどの幹(茎)と根にも、ミカン、オレンジ、レモン、グレープフルーツの成分と、全く同じ成分が含有されていることが判明した。
上記のことから、あらゆる植物の幹(茎)と根には、その植物の花に含まれている成分、又は葉に含まれている成分が、含有されていることが判明した。
また、あらゆる花に含まれている成分、又は葉に含まれている成分、又は果実に含まれている成分は、植物の幹(茎)と、根にも、全く同じ有効成分が、含有されているということが判明した。
マメ科の大豆などの幹(茎)と、根にも、大豆に含まれている成分と、全く同じ成分が含有されていることが判明した。
本考案の応用としては、下記のようなことに利用することが出来る。豆腐などを製造するときに発生して出来る、オカラ、又は焼酎などを製造するときに発生して出来る、焼酎滓、又はビールなどを製造するときに発生して出来る、ビール滓の再利用方法としては、水分を含有したまま再利用するか、又は水分を除去して、乾燥させて再利用するかの、選択の別はあるが、まず、第1に、酸性のオカラ、焼酎滓、又はビール滓の中に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの、無機質の物質を混入した、水溶液、又はアルコール水溶液、又はアルコール溶液を入れて、PH濃度を8.5位とした、アルカリ性の、オカラ、焼酎滓、又はビール滓とすることにより、オカラ、焼酎滓、又はビール滓の内部に含まれている、大豆、大麦、小麦などの、細胞内部の有効成分を、常温にて分離して、抽出することが出来ることが判明した。
さらに、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)などの、無機質の物質を混入した、PH濃度が8.5以上とした強アルカリ性の水溶液、又は強アルカリ性のアルコール水溶液、又は強アルカリ性のアルコール溶液を使用して、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓などの滓から有効成分を抽出して、滓と溶液を分離したあとの、強アルカリ性の水溶液、又は強アルカリ性のアルコール溶液、又は強アルカリ性のアルコール溶液の利用方法としては、水溶液は飲料水とするか、又は水分を除去して有効成分だけとしてもよい。
また、アルコール水溶液、又はアルコール溶液の変わりに、甲類の焼酎、又は乙類の焼酎の、原酒焼酎のアルコール度数が、出来るだけアルコール度数が高い焼酎、又は日本酒を使用して、出来るだけ水分を除去したオカラ、又は焼酎滓、又はビール滓から有効成分を抽出して、滓と焼酎を分離したあとの、アルカリ性の焼酎の内部には、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓に含有されている、大豆、大麦などの有効成分が多量に含まれている、オカラ(大豆)の成分を含んだ焼酎、又は焼酎滓の成分を含んだ焼酎、又はビール滓の成分を含んだ焼酎が、容易に出来上がることが判明した。
出来るだけ水分を除去した、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓などの滓を、PH濃度が8.5以上の強アルカリ性の水溶液、又は強アルカリ性のアルコール水溶液、又は強アルカリ性のアルコール溶液の内部に、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓などの滓を入れると、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓である、大豆、大麦などの細胞内部に含有している、細胞内の有効成分を、強アルカリ性のアルコール溶液などの内部に抽出することが出来る。
さらに、相乗効果として、強アルカリ性のアルコール溶液などの内部に、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓などの滓が含有している、有効成分を抽出することにより、強アルカリ性のアルコール溶液の脱水作用の効果で、パサパサ状態のオカラ、又はドロドロ状態の焼酎滓、又はドロドロ状態のビール滓を、プレス機を使用して、圧力をかけて、固形化することが出来るようになるので、極く小さい立方体の容積とすることが出来ることになった。
また、強アルカリ性の水溶液、又は強アルカリ性のアルコール溶液を使用して、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓などの滓から、有効成分を抽出したあとの、滓の利用方法としては、ほぼ乾燥状態に近いので、そのままの状態で、飼料、肥料、燃料などとして使用することが出来る相乗効果もある。
強アルカリ性の水溶液、又はアルコール度数が高いアルコール、又はアルコール度数が高い焼酎の内部に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)などの無機質の物質を混入して、PH濃度が8.5以上の強アルカリ性とした、強アルカリ性のアルコール水溶液、又は強アルカリ性のアルコールの内部に、水分をほどほどに除去するか、又は乾燥させた状態のオカラ、焼酎滓、ビール滓、ヘドロ、又は糞と尿でドロドロ状態となった、ヘドロ状態の物質を入れると、強アルカリ性の水溶液、又は強アルカリ性のアルコール溶液には、強力な脱水作用があるが為に、水分と、固形物を、分離して、固形物を固定化することが出来る現象の発見をした。
アルコールには、もともと、脱水作用があるが、PHの濃度を8.5以上の、強アルカリ性としたアルコール溶液には、数段と、強力な脱水作用があることが判明した。
アルコールには、もともと、脱水作用がある。このアルコールの脱水作用を使用して、処理することが、大変に難しい。オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓を、固形化することが出来る。脱水したオカラ、又は脱水した焼酎滓、又は脱水したビール滓などの滓の内部に、蒸留したあとの、焼酎のアルコール度数が高い原酒を入れて、攪拌すると、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓などの滓の内部に含まれている、栄養分である有効成分が、焼酎の内部に抽出される。
蒸留した焼酎を使用して、処理するのが、大変に難しい、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓などの滓を処理することにより、滓の内部に含まれている有効成分を焼酎の内部に抽出することが出来ることと、主たる成分がアルコールである焼酎を使用して、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓などの滓を脱水させて、固形化して圧縮すると、滓は飼料、肥料、燃料などに利用することが出来る。
また、有効成分を抽出した焼酎は、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓などの滓の内部の、有効成分を抽出した焼酎として、利用価値、及び利用効果、及び栄養価が高い焼酎が出来ることになった。
さらに、大麦、麦、米、芋などを主たる原料とした焼酎滓、又はビール滓、又はウィスキー滓などのスピリットを製造するときに発生する滓には、豊富なミネラル、ビタミン、酵素などの有効成分を多量に含有している。この有効成分を、PH濃度が7.35以上にした、焼酎、この場合、使用する焼酎は、アルコール度数が40度以上の原酒の乙類の焼酎を使用するとよい。又甲類の焼酎を、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)などの、幹質の物質を使用して、弱アルカリ性とした焼酎を使用して、焼酎滓などの内部に含まれている、細胞内部から、ミネラル、ビタミン、酵素などを焼酎の内部に抽出すると、栄養価が高い焼酎が出来上がることが判明した。
また、上記の手段を使用した焼酎は、ミネラル、ビタミン、酵素が豊富な焼酎と同時に、大麦に芳醇な焼酎となることが判明した。
さらに、上記の手段を使用して、焼酎滓、又はビール滓、又はウイスキー滓などのスピリットを製造するときに発生する滓から、有効成分を抽出した、焼酎、又はウイスキー、又はバーボン、又はラム酒、又はブランデー、又はウォッカなどのスピリットが、大変芳醇な、焼酎、又はウイスキーなどのスピリットとなる。第1の理由は、弱アルカリ性以上のPHの濃度とした、焼酎、又はウイスキーなどのスピリットを使用して、焼酎滓、又はウイスキー滓などの滓の中にある、焼酎滓の内部から、有効成分を抽出した焼酎、又はウイスキーなどのスピリットとなるからである。
また、第2の理由は、蒸留した、焼酎、又はウイスキーなどのスピリットを、弱アルカリ性以上のPH濃度としたあと、焼酎滓、又はウイスキーなどの滓の中に混入して、焼酎滓、又はウイスキーなどのスピリットの滓を濾過した、焼酎、又はウイスキーなどのスピリットとしたことが、大変に芳醇な、焼酎、又はウイスキーなどのスピリットとなったのが、第2の理由である。
さらに上記の加工手段を、再度、整理すると、蒸留したあとの焼酎、又はウイスキーなどのスピリットを、弱アルカリ性以上のPH濃度としたあと、焼酎滓、又はウイスキーなどのスピリットを製造するときに発生した滓の中に混入して、焼酎滓などの滓を濾過して、焼酎、又はウイスキーなどのスピリットを製造した焼酎、又はウイスキーなどのスピリットということになる。
ということは、蒸留酒と、醸造酒の両方の利点をもっている、焼酎、又はウイスキーなどのスピリットが出来ることになった。
上記の加工手段、すなわち、最終段階の製造工程を、醸造酒の製造工程としたことが、大変に芳醇な焼酎、又はウイスキーなどのスピリットを製造することが出来た理由である。
また、処理することが大変に難しい、オカラ、又はバーボン滓、又はウイスキー滓、又はラム酒滓、又はブランデー滓などの滓を、処理する前に、よく脱水させて、水分を出来るだけ除去するか、又はほどほどに乾燥させた状態にした、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓、又はバーボン滓、又はウィスキー滓、又はラム酒滓、又はブランデー滓などの滓を、弱アルカリ性の水溶液、又は強アルカリ性のアルコール度数が高い焼酎又はウイスキーなどの内部に入れると、オカラ、又は焼酎滓、又はビール滓などの滓は、凝縮する現象が起こることを発見した。
さらに、人間が排泄する糞と尿も、強アルカリ性の水溶液と、強アルカリ性のアルコール(エタノール)溶液を使用して、水分と、固形物に分離して、固定化する技術としても使用することが出来ることが判明した。
また、川、湖、又は海にたまる、ヘドロ状態の物質も、強アルカリ性の水溶液と、強アルカリ性のアルコール(エタノール)溶液を使用して、水分と、固形物に分離して、固定化する技術としても使用することが出来ることが判明した。
さらに、お米、お茶の幹(茎)、根にしても、木材、木材の根にしても、草花にしても、草花の茎と根、又はその他の、植物の茎と根などの、植物の細胞、及び動物の細胞から、それぞれの細胞内の有効成分を抽出する場合には、出来るだけ、よく乾燥させたあと、アルカリ性の水溶液、又はアルカリ性のアルコール水溶液、又はアルカリ性のアルコール溶液の内部に入れて浸して、有効成分を抽出すると、常温にて、極く短時間で、有効成分を抽出することが出来ることが判明した。
植物の細胞、又は動物の細胞から、有効成分を抽出する場合の条件としては、アルカリ性の水溶液、又はアルカリ性のアルコール水溶液、又はアルカリ性のアルコール溶液を使用することも条件であるが、植物の細胞、又は動物の細胞を、出来るだけ、よく乾燥させてから抽出することも、大変に重要な条件であることが判明した。
例えば、お茶の葉、茎から、カテキンを抽出する場合、よく乾燥させた、お茶の葉、茎を、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの無機質の物質を入れて、PH濃度が8.5前後とした、常温のアルカリ性の水溶液、又は常温のアルカリ性のアルコール水溶液、又は常温のアルカリ性のアルコール溶液に入れて、数日放置すると、お茶の有効成分が、アルカリ性の水溶液中、又はアルカリ性のアルコール水溶液中、又はアルカリ性のアルコール溶液中に抽出することが出来る。
このアルカリ性の水溶液中、又はアルカリ性のアルコール水溶液中、又はアルカリ性のアルコール溶液中に抽出した、お茶の成分の中から、カテキンを抽出すると、常温にて、お茶の成分を抽出することが出来るので、カテキンの抽出量が増加することと、お茶の成分を損なうことがない。この上記の抽出方法は、お茶の成分を損なうことがない抽出方法である。
また、漢方薬、コーヒー、紅茶、朝鮮人参、マカなどの抽出も、上記と同じ方法で抽出すると、お茶の場合と、全く同じ作用効果が発生する。
今回の発見の内容を整理すると、下記のような内容となる。まず第1に、植物の細胞、及び動物の細胞を、よく乾燥させる。そのあと、第2に、PH濃度が8.5前後の、アルカリ性の水溶液、又はアルカリ性のアルコール水溶液、又はアルカリ性のアルコール溶液の中に、植物の細胞、及び動物の細胞を浸して漬けることにより、細胞の外周の溶液が、アルカリ性の溶液となることで、動物、及び植物の細胞が、細胞の表面上にある、イオンチャンネルが、全く無防備にも、ナトリウムイオン、又はカルシウムイオンに対して、警戒することなく、全面的に、開放することになる。この現象により、細胞内部の有効成分が、アルカリ性のナトリウムイオン、又はカルシウムイオン、又はカリウムイオンなどの溶液中に抽出される。結論として、上記のメカニズム(機構)が、動物、及び植物の細胞内の有効成分を、極く自然に、短時間で、アルカリ性のナトリウムイオン、又はカルシウムイオン、又はカリウムイオンなどの溶液中に、動物、及び植物の細胞が、有効成分を押し出してくることになる現象の理由である。
本考案の発明・発見により、現在まで、捨てていた、コーヒーの木の葉と茎、又はバナナの木の葉と茎、又は朝鮮人参の葉と茎、又はペルーの高地が原産のマカの葉と茎、又はバラの葉と茎、又はその他の有効成分を抽出することが出来る、植物の葉と茎と根、又はその他漢方薬として使用する、草木の葉と茎と根などの内部から、有効成分を抽出することが出来るようになった。この経済的な波及効果は高いといえる。
今回発見した、上記のメカニズム(機構)の現象は、極く単純な、発明・発見であるが、今後、あらゆる、生命体である植物の細胞、及び動物の細胞の、メカニズム(機構)を説き明かす出発点となる現象の発明・発見である。
その他の、例えば、植物細胞、又は動物細胞から有効成分を抽出する場合の参考例を、下記に示す。
鰹節などの、魚類(魚体)からエキスを抽出する場合にも、乾燥した魚体からか、又は鮮魚の状態にて使用するかは、別として、PH濃度を、アルカリ性とした、例えば、PH濃度が8.5前後の、水溶液、又はアルコール水溶液、又はアルコール溶液を使用して、常温、又は常温以下の低温にて、鰹節などのエキスを抽出すると、色あい、香り、風味が、従来の煮沸して、鰹節のエキスを抽出する場合と、比較すると、50倍以上の、圧倒的に、色あい、香り、風味が、50倍以上の有効成分を、抽出することが出来ることが判明した。
魚体を煮沸して製造した、鰹節、マグロ、海老、カニ、タイ、ヒラメ、イカ、タコ、ノリ、ワカメ、コンブなどの、海洋植物、又は海洋動物からも、上記の現象、すなわち、アルカリ性の水溶液、又はアルコール水溶液、又はアルコール溶液を使用すると、常温、又は常温以下の低温にて、細胞内の有効成分を、効率よく、極く簡単に、抽出することが出来ることになった。
従来は、鰹節、又は漢方薬などから、有効成分を抽出するのには、煮沸して、有効成分を抽出していたのに対して、本考案の抽出方法は、常温、又は常温以下の低温にて抽出することが出来るので、高温にて煮沸することにより、熱に弱い植物細胞、又は熱に弱い動物細胞の、有効成分が変性してしまい、それぞれの細胞から、有効成分を抽出することが出来ない欠点があった。
例えば、従来のお茶の抽出方法である、煮沸して、お茶の有効成分を抽出する場合と、本考案である、PH濃度が8.5前後の、常温、又は常温以下の低温の、アルカリ性の水溶液、又はアルコール水溶液、又はアルコール溶液を使用して、お茶の有効成分を抽出した場合とを、比較すると、従来の煮沸による抽出方法の100倍以上の、カテキンなどの有効成分を抽出することが出来ることが判明した。
さらに、植物の細胞内、及び動物の細胞内のPH濃度と、植物の細胞内、及び動物の細胞内の、有効成分を抽出するための、水溶液、又はアルコール水溶液、又はアルコール溶液のPH濃度を、細胞内のPH濃度よりも、PH濃度が高い、抽出液である、アルカリ性の水溶液、又はアルカリ性のアルコール水溶液、又はアルカリ性のアルコール溶液を使用することにより、細胞内のPH濃度と、抽出液のPH濃度との、平衡状態の均衡に、落差が発生したときに、細胞内の有効成分が、常温でも、抽出液の内部に移動する現象が起こることを発見した。
ということは、上記の現象は、酸性の水溶液、又は酸性にしたアルコール水溶液、又は酸性としたアルコール溶液を使用すると、植物、動物の、細胞内の有効成分を抽出することが出来ないということを発見したことになる。
また、上記の反応は、全て加熱することなく、常温にて反応する現象なので、メイラード反応、アミノカルボニル反応、メラノイジン反応ともに、加熱をしなければ、反応をしない現象なので、メイラード反応、アミノカルボニル反応、メラノイジン反応とは、上記の現象は、異なる現象であると判断することが出来る。
下記に、科学雑誌のNatureに投稿した原稿を、参考の為に添付する。
題目「新しい抽出方法の発見」
Abstract、本研究の、第1の研究目的は、ウイスキー、焼酎、ラム酒、バーボンなどの蒸溜酒は、全てが、PH濃度が4.5前後の、酸性のアルコール飲料水である。この酸性のアルコール飲料水を、PH濃度が7.35前後の、人体に優しい、アルカリ性の、蒸溜酒であるウイスキー、焼酎、ラム酒、バーボンとする。
第2の研究目的は、樫の木のチップ、サクラの木のチップ、リンゴの木のチップ、ブナの木のチップ、ナラの木のチップ、クルミの木のチップ、ヒッコリーの木のチップ、メイプルの木のチップ、又は樫の木、サクラの木、ブナの木、ナラの木、カエデの木などのミックスの木のチップを使用して、それぞれの木の色素、木の香り、木の風味を抽出するのに、ウイスキーなどの蒸溜酒の原酒を、PH濃度が8.5前後の、アルカリ性の原酒とすることにより、又ただの水溶液でも、PH濃度を8.5前後にすることで、常温にて、48時間程度の、極く短い時間で、それぞれの木の有効成分を抽出することが出来ることを発見した。
内容、第1の内容は、大麦(麦)を、麦芽を使用して、発酵させたあとの蒸溜した、ウイスキーの原酒も、又酵母を使用して、大麦(麦)を発酵させて蒸溜した、焼酎の原酒も、ともに、PH濃度は4.5前後である。
このPH濃度が4.5前後の、ウイスキー、焼酎の原酒のPH濃度を、人体の血液、又は体液のPH濃度である、7.35前後にするのに、極く微量の炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を使用して、ウイスキー、焼酎のPH濃度を7.35前後とした、人体に優しい、弱アルカリ性のウイスキー、又は焼酎を製造した。
例えば、PH濃度が4.5前後のウイスキー、又は焼酎の原酒720mlに対しては、0.2g程度の炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を入れて溶解させると、PH濃度が7.35前後のウイスキー、又は焼酎の原酒となる。
第2の内容は、ウイスキー、又は焼酎などの蒸溜したあとの原酒のPH濃度を、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)を使用して、PH濃度を8.5前後としたあと、PH濃度を8.5前後とした、ウイスキー、又は焼酎などの蒸溜酒の内部、又は水溶液の内部に、よく乾燥した状態の、樫の木のチップ、又はサクラの木のチップ、又はリンゴの木のチップ、又はブナの木のチップ、又はナラの木のチップ、又はクルミの木のチップ、又はヒッコリーの木のチップ、又はメイプルの木のチップ、又は樫の木、サクラの木、ブナの木、ナラの木、カエデの木などのミックスの木のチップを、それぞれの木の種類ごとに分けて、PH濃度を8.5前後にした、常温状態のウイスキー、又は焼酎の原酒、又は水溶液の内部に、それぞれの木のチップを入れて、48時間あとの結果は、樫の木を入れた原酒の色と香りと風味は、大変に美しい、色は黄金色で、香りは樫の木の香りの強い、風味は樫の木の風味となった、ウイスキー、又は焼酎、又は飲料水を製造することが出来た。
サクラの木のチップを使用した場合は、上記と同じく、サクラの花の色をした、大変に美しいピンク色と、サクラの花と葉の香りと、サクラの花と葉の風味となった、ウイスキー、又は焼酎、又は飲料水を製造することが出来た。
リンゴの木のチップを使用した場合は、上記と同じく、赤いリンゴ色をした、大変に美しい赤色と、リンゴの香りと、リンゴの少し渋い風味となった、ウイスキー、又は焼酎、又は飲料水を製造することが出来た。
ブナの木のチップを使用した場合は、上記と同じく、茶色をした、大変に美しいブナの色と、ブナの香りと、ブナの風味となった、ウイスキー、又は焼酎、又は飲料水を製造することが出来た。
ナラの木のチップを使用した場合は、上記と同じく、茶色をした、大変に美しいナラの木の色と、ナラの木の香りと、ナラの木の風味となった、ウイスキー、又は焼酎、又は飲料水を製造することが出来た。
クルミの木のチップを使用した場合は、上記と同じく、鴬色をした、大変に美しい、鴬色の色と、クルミの木の香りと、クルミの木の風味となった、ウイスキー、又は焼酎、又は飲料水を製造することが出来た。
ヒッコリーの木のチップを使用した場合は、上記と同じく、コバルトグリーンの、深い色をした、大変に美しい、青色をしたヒッコリーの木の色と、ヒッコリーの木の香りと、ヒッコリーの木の風味となった、ウイスキー、又は焼酎、又は飲料水を製造することが出来た。
メイプルの木のチップを使用した場合は、上記と同じく、褐色をしたメイプルの樹液の、大変に美しい色と、メイプルの木の香りと、メイプルの木の風味となった、ウイスキー、又は焼酎、又は飲料水を製造することが出来た。
樫の木、サクラの木、ブナの木、ナラの木、カエデの木のミックスの木のチップを使用した場合は、あめ色をした、大変に美しい、あめ色と、それぞれの木の香りと、それぞれの木の風味となった、ウイスキー、又は焼酎、又は飲料水を製造することが出来た。
PH濃度が8.5前後の、ウイスキー、焼酎などの原酒の内部、又は水溶液の内部に、樫の木のチップ、サクラの木のチップ、リンゴの木のチップなどの木のチップを入れて、それぞれの木の、色素、香り、風味などの有効成分を、原酒の内部、又は水溶液の内部に抽出したあとの、PH濃度が8.5前後の、原酒、又は水溶液のPH濃度を低下させるのに、蒸溜したあとの、PH濃度が4.5前後の、酸性の原酒、又はただの水溶液を混入して、PH濃度が、7.35前後の弱アルカリ性に調節すると、それぞれの木の色と、香りと、風味がよくて、まろやかな味の、ウイスキー、又は焼酎、又は水溶液が、48時間程度の、極く短い時間で出来上がることが判明した。
ただし、PH濃度を、酸性にすると脱色、又は変色した。このことから、発色は、PH濃度と、密接な関係があることが判明した。
結論、PH濃度を、8.5前後の、アルカリ性とした水溶液、又はアルカリ性としたウイスキーなどの原酒である、アルコール水溶液を使用すると、樫の木のチップ、又はサクラの木のチップ、又はリンゴの木のチップなどの、それぞれの木のチップの、有効成分である、木の色素、香り、風味を、常温にて、48時間程度の、極く短い時間で、アルカリ性とした水溶液中、又はウイスキーなどの原酒である、アルコール水溶液中に、常温にて抽出することが出来ることを発見した。
上記の現象は、アルカリ性とした水溶液、又はアルカリ性としたアルコール水溶液を使用すると、木の有効成分を、常温にて、極く短い時間で、抽出することが出来ることを発見した理由は、それぞれの木の細胞の、透過性が、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などを使用して、PH濃度を8.5前後にした、アルカリ性の水溶液、又はアルカリ性のアルコール水溶液に対しては、細胞が、全く無防備に、極く自然に、開放するからであるとの現象を発見したことによる。
PH濃度を7.0以下の酸性にすると、木のチップを構成している細胞から、細胞の有効成分である、色素、香り、風味を抽出することが出来なかった。
一般的に、植物細胞から有効成分を抽出する場合には、加熱して、細胞の有効成分を抽出している。この加熱による抽出方法は、細胞の有効成分によっては、加熱により、細胞の有効成分が破壊される欠点がある。
今回発見した抽出方法は、極く短い時間で、常温、又は低温の常態でも、植物細胞、及び動物細胞から、細胞内の有効成分を抽出することが出来る方法なので、細胞内の有効成分を損なうことなく、細胞内の有効成分を、最大限、効率良く抽出することが出来ることになった。
この抽出方法の発見により、あらゆる植物細胞、又は動物細胞、又は漢方薬などから、新しい未知なる、医薬品、香料、染料、食料、食品、飲料水などの有効成分が抽出されることが期待できることになった。
今回、開発に成功した、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)などの無機質の物質を使用して、アルカリ性とした焼酎、又は木のチップから抽出した、木の成分を含有した、アルカリ性の焼酎の名称としては、下記のような名称を、登録商標とすることにした。
「Dr.焼酎」という名称の焼酎とする。
「弱アルカリ性の焼酎」という名称の焼酎とする。
「Dr.弱アルカリ性の焼酎」という名称の焼酎とする。
「アルカリ性の焼酎」という名称の焼酎とする。
「Dr.アルカリ性の焼酎」という名称の焼酎とする。
「Dr.長浦の焼酎」という名称の焼酎とする。
「Dr.長浦の弱アルカリ性の焼酎」という名称の焼酎とする。
「Dr.長浦のアルカリ性の焼酎」という名称の焼酎とする。
大麦、トウモロコシ、サトウキビ、米、サツマイモなどの、穀類を蒸して、麹カビ、又はその他の菌類を使用して発酵させて、醸造したあと、この醸造した段階の、酸性の醸造酒に、人体にとっては、全く毒性がない石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を混入して、PH濃度をアルカリ性としたあと、蒸溜機を使用して、蒸溜すると、醸造段階では、PH濃度が酸性であったのが、醸造段階の醸造酒に、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を混入して蒸溜すると、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤も、醸造酒と一緒に蒸溜されることにより、アルカリ性アルコール飲料水となった蒸溜酒を蒸溜することが出来る工程とする。
また、石灰(生石灰、消石灰)の成分以外の、炭酸水素ナトリウムなどを中和剤として、醸造段階にて使用するか、又は蒸溜酒を蒸溜したあとの蒸溜酒に、水酸化カルシュウム、炭酸水素ナトリウムなどの、中和剤を添加して、アルカリ性の蒸溜酒としてもよい。
大麦、ブドウ、及び米を蒸して、麹カビ、又はその他の菌類を使用して発酵させて、醸造したあと、この醸造した段階の、原料溶液の中に、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を混入して、酸性の原料溶液のPH濃度を、アルカリ性としたあと、アルカリ性となった、原料溶液を搾って、アルカリ性の、ビール、白ワイン、及び日本酒を製造する工程とする。ただし、ブドウの場合は生のまま使用する。
また、石灰(生石灰、消石灰)の成分である、水酸化カルシウム以外の、炭酸水素ナトリウムなどを中和剤として、醸造段階にて使用するか、又は原料溶液を搾ったあとの醸造酒に、中和剤を添加して、アルカリ性の醸造酒としてもよい。
PH濃度が、酸性、中性、アルカリ性、及び汚染されている、水質が悪い地下水に、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他のアルカリ性の添加剤を混入したあと、蒸溜機を使用して蒸溜した、アルカリ性の飲料水の製造。
酸性の飲料水、コーラなどの炭酸飲料水に、酸性を中和する、石灰(生石灰、消石灰)などの成分、又は炭酸水素ナトリウムなどの、中和剤を添加して、アルカリ性の飲料水、アルカリ性のコーラなどの炭酸飲料水を製造する工程とする。
蒸溜酒などの原酒を、樫樽などの、木材で出来ている樽を使用して、長期間貯蔵する場合、蒸溜酒を長期間貯蔵する前、又は蒸溜酒を長期間貯蔵したあと、炭酸水素ナトリウム、水酸化カルシウムなどを使用して、蒸溜酒を弱アルカリ性とするための、中和剤として添加して、樫樽などの、木材の成分と化学反応を起こさせて、香り、色合、風味を、一段と促進させる。特に、色合いを琥珀色とすることが出来る。
蒸溜酒などの原酒を、土で出来ている、甕(かめ)を使用して、長期間貯蔵する場合、蒸溜酒を長期間貯蔵する前、又は蒸溜酒を長期間貯蔵したあと、炭酸水素ナトリウム、水酸化カルシウムなどを使用して、蒸溜酒を弱アルカリ性とするための、中和剤として添加して、甕(かめ)の成分と化学反応を起こさせて、香り、色合、風味を、一段と促進させる。
本発明は、蒸溜酒である、ウイスキー、ウオッカ、ラム酒、焼酎、泡盛、テキーラ、ブランデーなどの蒸溜酒である、酸性アルコール飲料水を、アルカリ性アルコール飲料水とする製造方法。また、醸造段階、又は醸造酒の段階で、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を混入した醸造酒の製造方法。また、アルカリ性の飲料水、また、アルカリ性の炭酸飲料水の製造方法。

Claims (9)

  1. 大麦、トウモロコシ、サトウキビ、米、サツマイモなどの、穀類を蒸して、麹カビ、又はその他の菌類を使用して発酵させて、醸造した段階の、酸性の原料溶液、又は醸造酒に、石灰(生石灰、消石灰)の成分である、水酸化カルシウム(Ca(OH))、又は炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又はその他の中和剤を混入して、アルカリ性の醸造酒とした、醸造酒。
  2. 大麦、トウモロコシ、サトウキビ、米、サツマイモなどの穀類を蒸して、麹カビ、又はその他の菌類を使用して、発酵させて、醸造した段階の、酸性、中性、アルカリ性の原料溶液、又は醸造酒に、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を混入して、石灰(生石灰、消石灰)の成分、又はその他の中和剤を混入した、酸性、中性、アルカリ性の原料溶液、又は醸造酒、又は蒸溜酒を、蒸溜機を使用して蒸溜した蒸溜酒。
  3. 蒸溜酒に、石灰(生石灰、消石灰)の成分である、水酸化カルシウム(Ca(OH))、又は炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又はその他の中和剤を添加した、アルカリ性の蒸溜酒。
  4. 酸性、中性、アルカリ性、及び汚染された雨水、地下水に、石灰(生石灰、消石灰)の成分である、水酸化カルシウム(Ca(OH))、又は炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又はその他の添加剤を混入して、蒸溜機を使用して蒸留した飲料水。
  5. 酸性、中性の地下水、雨水などの飲料水を、石灰(生石灰、消石灰)の成分である、水酸化カルシウム(Ca(OH))、又は炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又はその他の中和剤を混入して製造したアルカリ性の飲料水。
  6. 酸性の炭酸飲料水に、石灰(生石灰、消石灰)の成分である、水酸化カルシウム(Ca(OH))、又は炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又はその他の中和剤を混入して製造したアルカリ性の炭酸飲料水。
  7. 樫樽などの木材で出来ている樽、又は土で出来ている甕(かめ)などの容器を使用して、蒸溜酒を長期間貯蔵する前か、又は蒸溜酒を長期間貯蔵したあと、香り、色合、風味などの、化学反応を、一段と促進させるために、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))などの添加剤を使用する。
  8. PH濃度を7から12までのアルカリ性の水溶液、又は焼酎などのアルコール水溶液を使用して、木の幹をチップにしたチップ、又は草花の茎、又は根をチップにしたチップから有効成分を抽出する方法。
  9. PH濃度をアルカリ性にするのに、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、又は水酸化カルシウム(Ca(OH))を使用して、PH濃度をアルカリ性とした、水溶液、又は焼酎などのアルコール飲料水を使用して、木の幹をチップにしたチップ、又は草花の茎、又は根をチップにしたチップから有効成分を抽出する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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