JP2006186683A - 干渉電力計算方法およびその装置、信号対干渉および雑音電力比算出装置、無線装置、コンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 干渉電力算出部3は最小平均二乗誤差重みと伝送路推定値の積の分散を計算し、前記分散と拡散率の積に符号多重数から1を引いた値を乗算して干渉電力を求める。
【選択図】 図1
Description
0番目の変調シンボルを逆拡散する場合は、送信機が0番目の変調シンボルを拡散するときに用いた符号と同じ符号を乗算する。ここで、受信データトーンDr(n)が送信データトーンDt(n)に等しい場合には、上記(3)式の直交符号の特性により、送信時の拡散符号と同じ符号で逆拡散された0番目の変調シンボルのみが復調されるが、逆拡散符号と異なる符号で拡散された1から3番目の変調シンボルの同相成分は「0」となるために、符号間干渉は発生しない。
3GPP2, C.S0024 Version 4.0, "cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface Specification," Oct. 2002. N. T. Sindhushayana and P. J. Black, "Forward Link Coding and Modulation Design for cdma2000 1xEV-DO (IS-856)," Proc. PIMRC 2002, Vol. 4, pp. 1839-1846, Lisbon, Portugal, Sept. 2002. 3GPP2, C30-20031002-004, "1xEV-DO Evaluation Methodology (V1.4)," Aug. 2003.
これにより、前述の干渉電力計算装置がコンピュータを利用して実現できるようになる。
図1は、本発明の一実施形態に係る信号対干渉および雑音電力比算出器10の構成を示すブロック図である。図1において、信号対干渉および雑音電力比算出器10は、信号電力算出部1と、雑音電力算出部2と、干渉電力算出部3と、信号対干渉および雑音電力比算出部4とを備える。各部1〜3には最小平均二乗誤差等化重みW(n)が入力される。また、信号電力算出部1及び干渉電力算出部3には伝送路推定値H(n)が入力される。また、雑音電力算出部2には雑音電力スペクトラム密度推定値N0が入力される。
なお、上記(16)式において拡散率Nwの二乗で除算しているが、これは逆拡散時の積分操作の後に拡散率で除算する処理に対応するための処理である。
先ず、最小平均二乗誤差等化重みW(n)と伝送路推定値H(n)の積「W(n)H(n)」の平均値uを用いると、該積「W(n)H(n)」は(19)式として表すことができる。
図2に示されるように、本実施形態に係る干渉電力計算方法(上記(16)式)により信号対干渉および雑音電力比を算出した場合の誤差は、最大で0.015dB程度である。ここで、例えば既存のシングルキャリア符号分割多重アクセスセルラーシステムでは、信号対干渉および雑音電力比に応じて送信データレートを切り替えているが、このときの信号対干渉および雑音電力比の要求精度は最小でも0.1dBである。したがって、本実施形態に係る干渉電力計算方法を適用して信号対干渉および雑音電力比を算出しても、実際のシステムにおける要求精度を満足することができる。
図6に示す受信部30において、受信信号は時分割多重分離器31によりパイロット信号とデータ信号に分割される。データ信号は、サイクリックプリフィックス除去器32によりサイクリックプリフィックスが除去された後、シリアル/パラレル変換器33によりシリアル/パラレル変換され、さらにフーリエ変換器34によりフーリエ変換されて受信データトーンとして伝送路変動補償器35に入力される。伝送路変動補償器35は、最小平均二乗誤差等化重みを用いて受信データトーンを等化する。この等化後の受信データトーンは、系列番号に対応して各々設けられた乗算器37により各々対応する拡散符号が乗算されて逆拡散される。各々逆拡散された信号は、各々対応する積分器38により積分された後に、パラレル/シリアル変換器39によりパラレル/シリアル変換されて受信変調シンボルとして出力される。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
例えば、伝送路の変動を補償する伝送路等化方式は、上述した実施形態における最小平均二乗誤差を用いた等化方式に限定されず、干渉電力の計算には最小平均二乗誤差等化重みの他、伝送路の変動を補償するものであれば各種の伝送路等化重みを用いることができる。
Claims (5)
- 直交符号を用いたスペクトラム拡散通信方式における伝送路等化後の干渉電力を計算する方法であって、
伝送路の変動を補償する伝送路等化重みと、前記伝送路の変動特性を表す値もしくは推定値との積の分散を計算する過程と、
前記分散と拡散率の積に符号多重数から1を引いた値を乗算し、この乗算結果から干渉電力を求める過程と、
を含むことを特徴とする干渉電力計算方法。 - 直交符号を用いたスペクトラム拡散通信方式における伝送路等化後の干渉電力を計算する装置であって、
伝送路の変動を補償する伝送路等化重みと、前記伝送路の変動特性を表す値もしくは推定値との積の分散を計算する手段と、
前記分散と拡散率の積に符号多重数から1を引いた値を乗算し、この乗算結果から干渉電力を求める手段と、
を備えたことを特徴とする干渉電力計算装置。 - 請求項2に記載の干渉電力計算装置を備えたことを特徴とする信号対干渉および雑音電力比算出装置。
- 請求項3に記載の信号対干渉および雑音電力比算出装置を備えたことを特徴とする無線装置。
- 直交符号を用いたスペクトラム拡散通信方式における伝送路等化後の干渉電力を計算するためのコンピュータプログラムであって、
伝送路の変動を補償する伝送路等化重みと、前記伝送路の変動特性を表す値もしくは推定値との積の分散を計算する機能と、
前記分散と拡散率の積に符号多重数から1を引いた値を乗算し、この乗算結果から干渉電力を求める機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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