JP2006185384A - コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 HTTPのRangeヘッダを使ってコンテンツサーバからコンテンツ受信装置へAVコンテンツを分割伝送中に、コンテンツ受信装置ユーザが一時停止をした場合、UPnP−AVコネクションがコンテンツサーバで破棄される場合がある。この間に別のコンテンツ受信装置がAVコンテンツを要求すると、最初のコンテンツ受信装置のユーザが一時停止を再開しても続きを視聴できなくなってしまう場合がある。
【解決手段】 一時停止中に、HTTP HEADリクエストメッセージを定期的に送信し、UPnP−AVコネクションが破棄されないようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像または音声を含むAVコンテンツをネットワークを介して送受信するコンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、プログラム及び記録媒体に関する。特に、コンテンツ受信装置のユーザがAVコンテンツの視聴を一時停止した場合に、一時停止解除が容易に行えるコンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、プログラム及び記録媒体に関する。
コンテンツサーバに含まれるAVコンテンツをコンテンツ受信装置でネットワーク再生する場合に用いられる通信プロトコルとして、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)がある。HTTPを用いたAVコンテンツの送受信は、コンテンツサーバがコンテンツ受信装置からのHTTPリクエストメッセージを受信し、HTTPレスポンスメッセージにAVコンテンツのデータを含ませて送信することより実現する。
HTTPのバージョン1.0では、HTTPリクエストメッセージで一つのAVコンテンツすべてをリクエストすることしかできなかった。しかし、バージョン1.1になり、AVコンテンツの一部分だけをリクエストすることができるようになった(例えば、非特許文献1参照)。この機能を用いて、画像ファイルの一部分だけを取得する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
AVコンテンツの部分取得を使えば、AVコンテンツのある部分だけを再生することができる他、ネットワーク経由での動画像や音声の早送り再生や巻き戻し再生、スキップ再生等を実現することができる。
通常、HTTPはTCP(Transmission Control Protocol)層の上位プロトコルとして実装されるので、HTTPメッセージの送受信を行うためにはTCPコネクションが接続されていなければならない。AVコンテンツをネットワーク再生しようとする場合、コンテンツサーバとコンテンツ受信装置間には、AVコンテンツのデータを配信している間、TCPコネクションが維持される。
一方、コンテンツサーバが同時にネットワーク配信できるAVコンテンツの数は、コンテンツサーバの蓄積メディアや資源に依存する。コンテンツサーバによっては、一度に1本のAVコンテンツしか配信できないものもあれば、数本を同時に配信できるものもある。このような制限を超えてネットワーク再生をリクエストしようとしたコンテンツ受信装置に対しては、一般にエラーメッセージが送信されるか、またはリクエストそのものが無視される。
HTTPを用いたネットワーク再生において、AVコンテンツを再生中に、ユーザが一時停止を指示した場合に、一時停止を実現する方法としてはいくつか考えられる。まず、一時停止中にはTCPコネクションを切断してしまって、AVコンテンツのデータを伝送しない方法がある。ところが、TCPコネクションが切断されている間に別のコンテンツ受信装置へのAVコンテンツ配信が始まってしまう可能性があり、コンテンツサーバの制約からユーザが一時停止から再開しようとしても、他のコンテンツ受信装置への配信が終わるまで待たなければならない場合がある。
また、一時停止を実現する別の方法として、ネットワーク上での伝送は止めずにコンテンツ受信装置でのAVコンテンツの出力だけを止める方法がある(例えば、特許文献2参照)。この方法では、コンテンツ受信装置は、最後には受信バッファがいっぱいになり、受信できない状態になる。この場合、HTTPはTCPを用いているので、TCPの受信ウィンドウが0であることがコンテンツサーバに通知される。
しかし、この方法におけるネットワーク再生の一時停止は、コンテンツサーバが、一時停止状態が長時間続いた場合と、コンテンツ受信装置に異常状態に陥った場合の区別をつけることができなくなる。よって、ユーザが単に一時停止状態を長く続けていると、コンテンツサーバは異常状態と勘違いして、TCPコネクションを切断してしまう場合がある。TCPコネクションが切断されてしまった場合、コンテンツ受信装置がネットワーク再生を再開しようとすると、TCPコネクションの接続からやり直さなければならなくなる。TCPコネクションが切断されている間に別のコンテンツ受信装置へのAVコンテンツ配信が始まってしまう可能性がある。
また、コンテンツサーバ自身でローカルに再生動作を行う場合もある。コンテンツサーバによっては、ローカル再生中にネットワーク再生できない等、ローカル再生であってもネットワーク再生の可否に影響がある。
UPnP−AVが実装されている場合は、UPnP−AVコネクションによってTCPコネクションが切断された場合でも論理的なコネクションを維持することができる。具体的には、コンテンツサーバとコンテンツ受信装置がCMS:PrepareForConnectionアクションをやりとりすることで、コネクションを接続する。コネクションを切断する際は、CMS:ConnectionCompleteアクションをやりとりする。
このようにすれば、TCPコネクションが切断された場合でも、コンテンツサーバから別のコンテンツ受信装置へのAVコンテンツ配信が始まることを防げる。
特開2001−101091号公報 特開2001−242876号公報 R.Fielding他著 "Hypertext Transfer Protocol−HTTP/1.1",RFC2616
しかしながら、UPnP−AVコネクションを使った場合でも、コンテンツ受信装置が異常状態になった等の場合に、CMS:ConnectionCompleteアクションのやりとりがないままデッドロック状態に陥ってしまう可能性がある。これを防ぐため、コンテンツサーバは、通常、コンテンツ受信装置から所定時間以上リクエストを受信しなければUPnP−AVコネクションを破棄する。従って、UPnP−AVコネクションを用いても、コンテンツサーバから別のコンテンツ受信装置へのAVコンテンツ配信が始まることを完全には防止できない。もちろん、コンテンツサーバ自身でのローカルの再生を防ぐことは元々できない。
一般に、コンテンツサーバが同時にネットワーク配信できるAVコンテンツの数には制限がある。またコンテンツサーバによってはローカルでの再生数もその制限数に含まれる場合がある。これは、ネットワーク性能やAVコンテンツを蓄積している蓄積デバイスの読み出し性能等の制約による。したがって、コンテンツ受信装置のユーザはネットワーク再生を一時停止した後、再開をしても続きを視聴できなくなってしまう可能性がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、コンテンツ受信装置がネットワーク再生を一時停止した後、再生再開した場合に、確実にネットワーク再生ができる、コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第一のコンテンツサーバは、1台以上のコンテンツ受信装置にAVコンテンツを配信するコンテンツサーバであって、HTTPリクエストメッセージを受信するリクエスト受信手段と、前記コンテンツ受信装置とのUPnP−AVコネクションを管理するコネクション管理手段とを備え、前記コネクション管理手段は、前記リクエスト受信手段が、所定の時間以上、前記コンテンツ受信装置からのHTTPリクエストメッセージを受信しなければ、そのコンテンツ受信装置とのUPnP−AVコネクションを破棄する。
また、本発明の第2のコンテンツサーバは、第一のコンテンツサーバの特徴に加えて、AVコンテンツをサーバ本体でローカル再生するためのローカル再生手段を更に備え、前記ローカル再生手段がAVコンテンツのローカル再生を開始すると、前記コネクション管理手段が前記1台以上のコンテンツ受信装置のうちの一部または全部とのUPnP−AVコネクションを破棄する。
本発明の第一のコンテンツ受信装置は、HTTPを用いて、コンテンツサーバに蓄積されている画像または音声を含むAVコンテンツのネットワーク再生を行うコンテンツ受信装置であって、前記コンテンツサーバへのネットワーク再生要求を記述したHTTPリクエストメッセージを送信するリクエスト送信手段と、前記HTTPリクエストメッセージに対する前記コンテンツサーバからの応答であるHTTPレスポンスメッセージを受信するレスポンス受信手段と、ユーザからの指示を受け付けるユーザ入力手段と、前記コンテンツサーバとのUPnP−AVコネクションを管理するコネクション管理手段とを備え、
前記ユーザ入力手段にネットワーク再生の一時停止指示が入力されると、前記リクエスト送信手段が、所定の時間間隔でHEADメソッドを含むHTTPリクエストメッセージを前記コンテンツサーバに送信し、前記レスポンス受信手段は、前記HEADメソッドを含むHTTPリクエストメッセージに対する前記コンテンツサーバからの応答であるHTTPレスポンスメッセージを受信し、前記レスポンス受信手段が所定の時間以上HTTPレスポンスメッセージを受信しなければ、前記コネクション管理手段が前記コンテンツサーバとのUPnP−AVコネクションを切断する。
本発明の第2のコンテンツ受信装置は、第一のコンテンツ受信装置の特徴に加えて、UPnP−AVメッセージの送受信を行うUPnP−AV処理手段を更に備え、前記UPnP−AV処理手段は、UPnP−AVコネクションの接続のために前記コンテンツサーバへCMS:PrepareForConnectionリクエストを送信し、UPnP−AVコネクションを切断するために前記コンテンツサーバへCMS:ConnectionCompleteを送信する。
本発明の第一のプログラムは、第一のコンテンツサーバが有する、HTTPリクエストメッセージを受信するリクエスト受信手段、前記コンテンツ受信装置とのUPnP−AVコネクションを管理するコネクション管理手段、としてコンピュータを機能させる。
本発明の第2のプログラムは、第2のコンテンツサーバが有する、HTTPリクエストメッセージを受信するリクエスト受信手段、前記コンテンツ受信装置とのUPnP−AVコネクションを管理するコネクション管理手段、AVコンテンツをサーバ本体でローカル再生するためのローカル再生手段、としてコンピュータを機能させる。
本発明の第3のプログラムは、第一のコンテンツ受信装置が有する、HTTPリクエストメッセージを送信するリクエスト送信手段、HTTPレスポンスメッセージを受信するレスポンス受信手段、ユーザからの指示を受け付けるユーザ入力手段、としてコンピュータを機能させる。
本発明の第4のプログラムは、第2のコンテンツ受信装置が有する、HTTPリクエストメッセージを送信するリクエスト送信手段、HTTPレスポンスメッセージを受信するレスポンス受信手段、前記コンテンツサーバとのTCPコネクションを管理するコネクション管理手段、ユーザからの指示を受け付けるユーザ入力手段、UPnP−AVメッセージの送受信を行うUPnP−AV処理手段、としてコンピュータを機能させる。
本発明の記録媒体は、第一乃至第4のいずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体である。
本発明によれば、コンテンツ受信装置がネットワーク再生を一時停止した後、再生再開した場合に、確実にネットワーク再生ができる、コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、プログラム及び記録媒体を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態が適用されるネットワークの構成図である。コンテンツサーバ1は、蓄積手段101に記録されている画像または音声などを含むAVコンテンツを、コンテンツ受信装置2からの要求に応じて、ネットワーク3上に送信する。コンテンツ受信装置2は、コンテンツサーバ1からAVコンテンツを、ネットワーク3を介して受信し、再生する。AVコンテンツの例としては、動画、静止画、音声等である。
図1は、本実施の形態のコンテンツサーバ1とコンテンツ受信装置2間の送受信を記述したシーケンス図である。
図1で、ユーザからの再生指示があれば、コンテンツ受信装置2がCMS:PrepareForConnectionリクエストを送信し、コンテンツサーバ1が、CMS:PrepareForConnectionレスポンスで応答して、UPnP−AVコネクションを接続する。この際、コンテンツサーバ1からコンテンツ受信装置2へコネクションIDが通知される。UPnP−AVコネクションが切断されるまでの間、やりとりされるHTTPメッセージにはこのコネクションIDが含まれ、これによって、HTTPメッセージとUPnP−AVコネクションが関連づけられる。
ついで、コンテンツサーバ1とコンテンツ受信装置2間でAVコンテンツ伝送用のTCPコネクションを接続し、コンテンツ受信装置2は、HTTP GETリクエストメッセージを送信してコンテンツの送信開始を要求する。コンテンツサーバ1は、要求されたコンテンツのデータを含むHTTP OKレスポンスメッセージを送信する。
一時停止の指示があると、AVコンテンツ伝送用のTCPコネクションをいったん切断する。AVコンテンツ伝送用のTCPコネクションの切断のためには、例えば、コンテンツ受信装置2からTCP RSTパケットを送信する。ついで、コンテンツサーバ1とコンテンツ受信装置2間のAVコンテンツ伝送用のTCPコネクションを再接続し、コンテンツ受信装置2は、HTTP HEADリクエストメッセージを送信する。HTTP HEADリクエストメッセージに含まれるURIは、一時停止前にネットワーク再生していたコンテンツのURIを指定する。
コンテンツサーバ1には、HTTP HEADリクエストメッセージで指定されたURIに対応するコンテンツがあるはずなので、コンテンツサーバ1は、HTTP OKレスポンスメッセージを送信する。このHTTP OKレスポンスメッセージは、HTTPヘッダのみで構成され、コンテンツのデータは含まれない。一時停止期間中、HTTP HEADリクエストメッセージと対応するHTTP OKレスポンスメッセージの送受信を所定のキープアライブ時間毎に繰り返す。
ユーザが一時停止を解除しネットワーク再生の再開を指示すると、コンテンツ受信装置2は、再びHTTP GETリクエストメッセージを送信し、コンテンツサーバ1がコンテンツのデータを含むHTTP OKレスポンスを応答する。
ユーザがネットワーク再生の停止を指示したり、コンテンツの最後に達したりして、ネットワーク再生を停止する場合、まずAVコンテンツ伝送用のTCPコネクションを切断する。ついで、コンテンツ受信装置2は、CMS:ConnectionCompleteリクエストを送信し、コンテンツサーバ1がCMS:ConnectionCompleteレスポンスで応答して、UPnP−AVコネクションを切断する。
図3は、コンテンツサーバ1の内部構成を示すブロック図である。図3において、蓄積手段101は、動画、静止画、音声等のAVコンテンツデータを記憶している。リクエスト受信手段102は、コンテンツ受信装置2からのHTTPリクエストメッセージを受信する。レスポンス送信手段103は、受信したHTTPリクエストメッセージの応答であるHTTPレスポンスメッセージを生成し、送信する。必要な場合、レスポンス送信手段103は、蓄積手段101からリクエストされたデータを取得する。コネクション管理手段104は、TCP送受信手段106で行うUPnP−AVコネクションの接続、切断を管理する。またコネクション管理手段104は、コネクションIDの管理も行う。ローカル再生手段105は、コンテンツサーバ1で蓄積手段101が記憶しているAVコンテンツの再生をローカルに行う。TCP送受信手段106は、TCPプロトコルを用いたデータの送受信を行う。UPnP−AV処理(サーバ)手段107は、コンテンツ受信装置2からのCMS:PrepareForConnectionリクエスト及びCMS:ConnectionCompleteリクエストを受信し、これらを解釈して、コネクションの接続または切断要求をコネクション管理手段104に通知する。また、UPnP−AV処理(サーバ)手段107は、コネクション管理手段104からUPnP−AVコネクション接続完了通知を受信すると、CMS:PrepareForConnectionレスポンスを生成し、TCP送受信手段106に送る。また、UPnP−AV処理(サーバ)手段107は、コネクション管理手段104からUPnP−AVコネクション切断通知を受信すると、CMS:ConnectionCompleteレスポンスを生成し、TCP送受信手段106に送る。なお、UPnP−AV処理(サーバ)手段107は、本発明のコンテンツサーバにおけるUPnP−AV処理手段の例である。
図4は、コンテンツ受信装置2の内部構成を示すブロック図である。図4において、コンテンツサーバ1を構成するブロックと同じ機能を有するブロックには同一符号を付している。ユーザ入力手段201は、ユーザからの再生要求や一時停止要求、終了要求等を受け付ける。リクエスト送信手段202は、HTTPリクエストメッセージを生成し、TCP送受信手段106を介してコンテンツサーバ1に送信する。レスポンス受信手段203は、コンテンツサーバ1に送信したHTTPリクエストメッセージの応答であるHTTPレスポンスメッセージを受信し、もしそのメッセージボディにAVコンテンツのデータを含んでいたら、AVコンテンツのデータを再生手段204に送る。再生手段204は、AVコンテンツのデータを受け付け、デコードし、再生する。UPnP−AV処理(受信装置)手段205は、コネクション管理手段104からの接続要求または切断要求を受けて、それぞれCMS:PrepareForConnectionリクエストまたはCMS:ConnectionCompleteリクエストを送信する。また、UPnP−AV処理(受信装置)手段205は、TCP送受信手段106経由で、コンテンツサーバ1からのCMS:PrepareForConnectionレスポンスまたはCMS:PrepareForConnectionレスポンスを受信し、コネクション管理手段104に通知する。なお、UPnP−AV処理(受信装置)手段205は、本発明のコンテンツ受信装置におけるUPnP−AV処理手段の例である。
以下、コンテンツサーバ1の動作を説明する。まず、コンテンツ配信を開始する場合の、コンテンツサーバ1の動作について説明する。
図5は、本実施の形態において、AVコンテンツをコンテンツサーバ1からコンテンツ受信装置2へネットワーク配信する場合の、コンテンツサーバ1の内部動作を示すシーケンス図である。なお、本実施の形態では、UPnP−AVメッセージの伝送で用いられるTCPコネクションと、AVコンテンツ伝送のためのHTTPコネクションは別のコネクションであると仮定する。
UPnP−AV処理(サーバ)手段107が、コンテンツ受信装置2からのCMS:PrepareForConnectionリクエストを、TCP送受信手段106経由で受信すると、UPnP−AV処理(サーバ)手段107は、コネクション管理手段104に対してUPnP−AVコネクション接続通知を送る。コネクション管理手段104は、UPnP−AVコネクションの接続数等からコネクションを受け入れてよいかどうかを判断し、コネクションを受け入れる場合、UPnP−AV処理(サーバ)手段107とリクエスト受信手段102にUPnP−AVコネクション接続完了通知を送る。コネクション管理手段104は、コネクションIDもあわせて通知する。UPnP−AV処理(サーバ)手段107とリクエスト受信手段102は、通知されたコネクションIDを保持する。UPnP−AV処理(サーバ)手段107は、CMS:PrepareForConnectionレスポンスを生成し、TCP送受信手段106に送る。TCP送受信手段106は、CMS:PrepareForConnectionレスポンスの送信処理を行う。なお、この送信処理ではUPnP−AVメッセージ伝送用のTCPコネクションの接続、UPnP−AVメッセージの送信、UPnP−AVメッセージ伝送用のTCPコネクションの切断を行う。
その後、AVコンテンツ伝送用のTCPコネクション接続要求があれば、TCP送受信手段106がTCPコネクション接続処理を行う。TCPコネクションの接続についてはコネクション管理手段104には通知されない。ついでリクエスト受信手段102がTCP送受信手段106経由でHTTP GETリクエストメッセージを受信し、このメッセージが通知されたコネクションIDを含んでいるなら、リクエスト受信手段102は、このHTTP GETリクエストメッセージに含まれるURIに相当するAVコンテンツの送信を、レスポンス送信手段103に要求する。レスポンス送信手段103は、蓄積手段101にどのAVコンテンツが要求されたかを通知し、蓄積手段101は、要求されたAVコンテンツのデータをレスポンス送信手段103に送る。レスポンス送信手段はこのAVコンテンツのデータを含むHTTP OKレスポンスメッセージを生成して、それをTCP送受信手段106経由でネットワーク3に送信する。
なお、HTTP GETリクエストメッセージが、Rangeヘッダを含み、AVコンテンツの一部分を要求しているような場合、レスポンス送信手段103は、要求された部分のみを含む、HTTP Partial Contentレスポンスメッセージを送信する。
図6は、本実施の形態において、コンテンツ受信装置2でのネットワーク再生が一時停止中の場合のコンテンツサーバ1の動作を示すシーケンス図である。
TCP送受信手段106がコンテンツ受信装置2からのHTTP HEADリクエストメッセージを受信すると、それをリクエスト受信手段102に送信する。リクエスト受信手段102は、HTTP HEADリクエストメッセージに含まれるコネクションIDが保持しているコネクションIDと一致するなら、レスポンス送信手段103に、リクエストされた内容を通知する。レスポンス送信手段103は、HTTP HEADリクエストメッセージに含まれるAVコンテンツの属性(長さ等)を蓄積手段101に問い合わせる。蓄積手段101は、該当するAVコンテンツの属性を返す。レスポンス送信手段103は、受け取ったAVコンテンツの属性を元にHTTP OKレスポンスメッセージを生成し、TCP送受信手段106を経由してネットワーク3に送信する。これらの動作をHTTP HEADリクエストメッセージを受信するたびに繰り返す。
次に、コンテンツ受信装置2からCMS:ConnectionCompleteリクエストを受信した場合のコンテンツサーバ1の動作について説明する。
図7は、本実施の形態において、コンテンツサーバ1が、ネットワーク配信中にコンテンツ受信装置2からのCMS:ConnectionCompleteリクエストを受信した場合の動作を示すシーケンス図である。
通常、コンテンツ受信装置2はCMS:ConnectionCompleteリクエストを送信する前に、AVコンテンツ伝送用のTCPコネクションを切断する。その後、UPnP−AV処理(サーバ)手段107がTCP送受信手段106経由でCMS:ConnectionCompleteリクエストを受信すると、UPnP−AV処理(サーバ)手段107はコネクション管理手段104に対して、UPnP−AVコネクション切断通知を送る。コネクション管理手段104は、対応するUPnP−AVコネクションが切断されたことを確認し、UPnP−AV処理(サーバ)手段107にUPnP−AVコネクション切断完了通知を送る。UPnP−AV処理(サーバ)手段107は、CMS:ConnectionCompleteレスポンスを生成し、TCP送受信手段106に送る。TCP送受信手段106は、CMS:ConnectionCompleteレスポンスの送信処理を行う。
コネクション管理手段104は、AVコンテンツ伝送用のTCPコネクションを切断するために、TCP送受信手段106に対してTCPコネクション切断要求を送る。図7ではすでにTCPコネクションは切断されているので、TCP送受信手段106は、コネクション管理手段104に対してTCPコネクション切断通知を返信する。その後、コネクション管理手段104は、リクエスト受信手段102にUPnP−AVコネクションの切断を通知する。
なお、AVコンテンツ伝送用のTCPコネクションが切断されずにCMS:ConnectionCompleteリクエストを受信した場合は、TCP送受信手段106は、TCPコネクション切断通知を送る前にTCPコネクションの切断処理を行う。
次に、本実施の形態のコンテンツサーバ1がローカルにAVコンテンツの再生を行う場合の動作について説明する。
図8は、コンテンツサーバ1でローカルにAVコンテンツの再生を行う際のコンテンツサーバ1の内部動作を示すシーケンス図である。ローカル再生手段105でローカル再生の準備が完了すると、ローカル再生手段105はUPnP−AVコネクション破棄要求をコネクション管理手段104に通知する。コネクション管理手段104は、AVコンテンツ伝送用のTCPコネクションを切断するための、TCPコネクション切断要求をTCP送受信手段106に通知する。TCP送受信手段106は、TCPコネクションの切断処理を行った後、コネクション管理手段104にTCPコネクション切断通知を送る。コネクション管理手段104は、UPnP−AVコネクション破棄通知をリクエスト受信手段102、ローカル再生手段105及びUPnP−AV処理(サーバ)手段107に送る。ローカル再生手段105は、UPnP−AVコネクション破棄通知を受け付けた後、ローカルでの再生を開始する。
この後AVコンテンツ伝送用のコネクションが接続され、新たなHTTP GETメッセージを受信したとしても、HTTPエラーレスポンスが返信される。
なお、図8の例は、ローカル、ネットワークでの再生の合計が1本のみに制限されているコンテンツサーバ1の例であるが、コンテンツサーバ1は2本以上のAVコンテンツの再生が行えてもよい。その場合は、AVコンテンツの再生数の合計が制限数に達していて、かつローカルに再生を開始する前に、ネットワーク再生中に利用しているUPnP−AVコネクションのうちの一つを切断する。また、このような場合、ローカルに再生することができなくてもよい。その場合、ディスプレイ等に表示することによってユーザに再生できない理由を通知してもしなくてもよい。また、ネットワーク再生中に利用しているUPnP−AVコネクションの一部または全部を切断してもよい。
なお、TCP送受信手段106がAVコンテンツ伝送用のTCPコネクション切断を要求されたが、すでにTCPコネクションが切断されている場合は、TCP送受信手段106は処理を行わずTCPコネクション切断完了をコネクション管理手段104に通知する。
次に、コンテンツサーバ1において、コンテンツ受信装置2から所定の時間以上HTTPリクエストメッセージを受信できない場合の動作について説明する。
図9は、本実施の形態において、コンテンツ受信装置2から所定の時間以上HTTPリクエストメッセージを受信できない場合の、コンテンツサーバ1の内部動作を示すシーケンス図である。
リクエスト受信手段102が、所定の時間以上HTTPリクエストメッセージを受信できない無通信状態を検出すると、リクエスト受信手段102は、UPnP−AVコネクション破棄をコネクション管理手段104に要求する。コネクション管理手段104は、AVコンテンツ伝送用のTCPコネクションを切断するために、TCP送受信手段106にTCPコネクション切断を要求する。TCP送受信手段106は、AVコンテンツ伝送用のTCPコネクション切断処理を実施し、TCPコネクション切断完了をコネクション管理手段104に通知する。コネクション管理手段104は、リクエスト受信手段102及びUPnP−AV処理(サーバ)手段107にUPnP−AVコネクション破棄完了を通知する。
この後AVコンテンツ伝送用のコネクションが接続され、新たなHTTP GETメッセージを受信したとしても、HTTPエラーレスポンスが返信される。
なお、TCP送受信手段106がAVコンテンツ伝送用のTCPコネクション切断を要求されたが、すでにTCPコネクションが切断されている場合は、TCP送受信手段106は処理を行わずTCPコネクション切断完了をコネクション管理手段104に通知する。
以下、本実施の形態におけるコンテンツ受信装置2の動作について説明する。
まず、AVコンテンツをコンテンツサーバ1からコンテンツ受信装置2へネットワーク配信する場合のコンテンツ受信装置2の動作を説明する。
図10は、本実施の形態において、AVコンテンツをコンテンツサーバ1からコンテンツ受信装置2へネットワーク配信する場合の、コンテンツ受信装置2の内部動作を示すシーケンス図である。
ユーザがAVコンテンツの内容と開始位置(最初から、等)をユーザ入力手段201に入力すると、ユーザ入力手段201が、AVコンテンツ名と開始位置を指定して、リクエスト送信手段202に再生開始を要求する。リクエスト送信手段202は、UPnP−AVコネクション接続要求をUPnP−AV処理(受信装置)手段205に送る。UPnP−AV処理(受信装置)手段205は、CMS:PrepareForConnectionリクエストを生成し、TCP送受信手段106に送る。TCP送受信手段106は、CMS:PrepareForConnectionリクエストの送信処理を行う。この送信処理では、UPnP−AVメッセージ伝送用のTCPコネクション接続、UPnP−AVメッセージの送信、TCPコネクションの切断を行う。
TCP送受信手段106が、コンテンツサーバ1からのUPnP−AVメッセージを受信すると、そのメッセージをUPnP−AV処理(受信装置)手段205に送る。UPnP−AV処理(受信装置)手段205は、メッセージがCMS:PrepareForConnectionレスポンスであるかどうかを判断し、そうであれば、UPnP−AVコネクション接続完了通知と、CMS:PrepareForConnectionレスポンスに含まれているコネクションIDをコネクション管理手段104に送る。コネクション管理手段104は、UPnP−AVコネクション接続完了通知とコネクションIDをリクエスト送信手段202に送る。リクエスト送信手段202は、通知されたコネクションIDを保持する。
リクエスト送信手段202は、要求されたAVコンテンツ名と開始位置からHTTP GETリクエストメッセージを生成し、TCP送受信手段106を経由してネットワーク3に送信する。HTTP GETリクエストメッセージにはリクエスト送信手段202が保持しているコネクションIDを含ませる。TCP送受信手段106は、HTTP GETリクエストメッセージの送信前にコンテンツサーバ1とのAVコンテンツ伝送用のTCPコネクションを確立する。
この際、途中からの再生や早送り再生、巻き戻し再生等の場合は、HTTP GETリクエストメッセージにRangeヘッダを含ませ、要求する部分を指定する。TCP送受信手段106が、コネクションサーバ1が送信したHTTPレスポンスメッセージを受信すると、そのメッセージをレスポンス受信手段203に送信する。レスポンス受信手段203は、受信したHTTPレスポンスメッセージからAVコンテンツのデータを抽出し、再生手段204に送る。再生手段204は、受信したAVコンテンツのデータをデコードし、再生する。早送り再生や巻き戻し再生の場合は、Rangeヘッダで要求するAVコンテンツの部分を少しずつずらしながら、HTTP GETリクエストメッセージとHTTPレスポンスメッセージのやりとりを繰り返す。
次に、本実施の形態において、ユーザの指示により再生を一時停止した場合のコンテンツ受信装置2の動作について説明する。
図11は、本実施の形態において、AVコンテンツをコンテンツサーバ1からコンテンツ受信装置2へネットワーク配信する場合で、コンテンツ受信装置2のユーザが再生を一時停止した場合のコンテンツ受信装置2の内部動作を示すシーケンス図である。
ユーザ入力手段201がユーザからの一時停止指示を受け付けると、その旨をリクエスト送信手段202に通知する。リクエスト送信手段202はTCP送受信手段106に対してAVコンテンツ伝送用のTCPコネクションのリセットを指示する。TCP送受信手段106は、コンテンツサーバ1とのAVコンテンツ伝送用のTCPコネクションをいったん切断した後、再接続する。
リクエスト送信手段202は、コンテンツサーバ1宛てのHTTP HEADリクエストメッセージを生成し、TCP送受信手段106経由でネットワーク3に送信する。HTTP HEADリクエストメッセージには、リクエスト送信手段202が保持しているコネクションIDを含ませる。このHTTP GETリクエストメッセージに含まれるURIは、それまでにネットワーク再生していたAVコンテンツのURIと同一とすることが好適であるが、コンテンツサーバ1に存在することが確定している他のAVコンテンツのURIでもよい。またあらかじめコンテンツサーバ1とコンテンツ受信装置2間で取り決めしておいた一時停止用のURIでもよい。
コンテンツサーバ1は、HTTP HEADリクエストメッセージにHTTP OKレスポンスメッセージで応答するが、TCP送受信手段106経由でこのHTTP OKレスポンスメッセージを受信したレスポンス受信手段203は、リクエスト送信手段202にレスポンス到着を通知する。このようにして、コンテンツ受信装置2は、所定のキープアライブ時間毎にHTTP HEADリクエストメッセージを送信し、HTTP OKレスポンスメッセージを受信する。
なお、HTTP HEADメッセージを送信し、そのレスポンスを受信した後は、AVコンテンツ伝送用のTCPコネクションを接続したままにしても切断してもよい。切断する場合は、HTTP HEADメッセージを送信するたびにAVコンテンツ伝送用のTCPコネクションを接続する。
次に、本実施の形態におけるネットワーク再生終了時のコンテンツ受信装置2の動作について説明する。
図12は、本実施の形態において、ネットワーク再生がAVコンテンツの終わりに達した場合のコンテンツ受信装置2の動作について説明したシーケンス図である。
レスポンス受信手段203が、AVコンテンツの終わりを受信すると、レスポンス受信手段203はTCPコネクションの切断をコネクション管理手段104に要求する。コネクション管理手段104は、TCP送受信手段106にTCPコネクションの切断を要求する。TCP送受信手段106はコネクション切断処理を実行し、コネクション管理手段104にTCPコネクションの切断完了を通知する。コネクション管理手段104は、レスポンス受信手段203にTCPコネクションの切断完了を通知する。
次にコネクション管理手段104は、UPnP−AV処理(受信装置)手段205にUPnP−AVコネクション切断を指示する。UPnP−AV処理(受信装置)手段205は、CMS:ConnectionCompleteリクエストを生成し、TCP送受信手段106に送る。TCP送受信手段106は、このUPnP−AVメッセージの送信処理を行い、コンテンツサーバ1からのUPnP−AVメッセージを待つ。
コンテンツサーバ1からのUPnP−AVメッセージを受信すると、TCP送受信手段106は、そのメッセージをUPnP−AV処理(受信装置)手段205に送る。UPnP−AV処理(受信装置)手段205は、そのメッセージがCMS:ConnectionCompleteレスポンスであることを確認し、UPnP−AVコネクション切断通知をコネクション管理手段104に送る。コネクション管理手段104は、UPnP−AVコネクション切断完了通知を、レスポンス受信手段203に送る。レスポンス受信手段203は、再生手段204に再生終了を指示し、再生手段204は再生終了処理を行う。
次に、本実施の形態において、所定の時間以上コンテンツサーバからのHTTPレスポンスメッセージを受信できない場合のコンテンツ受信装置の動作を説明する。
図13は、本実施の形態において、コンテンツサーバ1から所定の時間以上HTTPレスポンスメッセージを受信できない場合の、コンテンツ受信装置2の内部動作を示すシーケンス図である。
レスポンス受信手段203が、所定の時間以上HTTPリクエストメッセージを受信できない無通信状態を検出すると、コネクション管理手段104にUPnP−AVコネクションの切断を要求する。コネクション管理手段104は、TCP送受信手段106にコネクション切断を要求する。TCP送受信手段106はコネクション切断処理を実行し、コネクション管理手段104にTCPコネクションの切断完了を通知する。
次に、コネクション管理手段104は、UPnP−AV処理(受信装置)手段205にUPnP−AVコネクションの切断を指示する。UPnP−AV処理(受信装置)手段205は、CMS:ConnectionCompleteリクエストを生成し、そのUPnP−AVメッセージをTCP送受信手段106に送る。TCP送受信手段106は、このメッセージの送信処理を行う。
TCP送受信手段106が、コンテンツサーバ1からのUPnP−AVメッセージを受信すると、そのメッセージをUPnP−AV処理(受信装置)手段205に送る。UPnP−AV処理(受信装置)手段205は、このメッセージがCMS:ConnectionCompleteレスポンスであることを確認し、UPnP−AVコネクション切断完了通知をコネクション管理手段104に送る。コネクション管理手段104は、レスポンス受信手段203にコネクション切断の完了を通知し、レスポンス受信手段203は、再生の終了を再生手段204に指示する。再生手段204はレスポンス受信手段203の指示に従って、再生終了処理を行う。
以上、本実施の形態によれば、コンテンツ受信装置2が、一時停止中にHTTP HEADリクエストメッセージを定期的に送信するので、コンテンツサーバ1がUPnP−AVコネクションを破棄することがない。従ってコンテンツ受信装置2のユーザは、一時停止を解除、再生再開した場合、確実に続きを視聴することができる。
なお、本実施の形態では一時停止時の際に、コンテンツ受信装置2がHTTPレスポンスの受信途中でAV伝送用のTCPコネクションを強制切断している。この場合は、再生手段204が再生を終えた位置を覚えておき、コンテンツ受信装置2は、AV伝送用のTCPコネクションを再接続した後、再開時にAVコンテンツのその位置からの伝送を要求するようなHTTP GETリクエストメッセージを送信する。これは、AVコンテンツ伝送用のTCPコネクションをいつ切断しても、UPnP−AVコネクションは維持されているので、他のコンテンツ受信装置2に割り込まれることがないことが保証されていることによる。
また、本実施の形態では、早送り再生や巻き戻し再生の場合に、コンテンツ受信装置が、AVコンテンツの一部を要求するようなHTTP GETリクエストメッセージを、要求する部分をずらしながら繰り返し送信するとした。この方法は、要求する部分を連続するようなHTTP GETリクエストメッセージを繰り返し送信することにより、通常の再生の場合にも使える。すなわち、例えば、最初は0バイト目から9999バイト目を要求し、次に10000バイト目から19999バイト目を要求、次に20000バイト目から29999バイト目を要求する等を繰り返せばよい。
このようにAVコンテンツの一部だけを要求するような場合では、コンテンツ受信装置は、一時停止の際に要求したAVコンテンツをすべて受信してから、HTTP HEADリクエストメッセージを送信してもよい。ただし、要求したデータの範囲が大きい場合、ユーザからの一時停止指示から実際に一時停止するまでの遅延が大きくなるので、実際は、要求するデータ範囲が一定量以下の場合に利用可能である。
このようにAVコンテンツの一部を要求するHTTP GETリクエストメッセージを繰り返し送信する場合でも、1回のHTTPリクエストメッセージ/HTTPレスポンスメッセージのやりとり毎にAV伝送用のTCPコネクションを切断してもよい。
なお、本実施の形態では、UPnP−AVコネクションを用いたが、ネットワーク再生に用いられる別のアプリケーション層のコネクションを使ってもよい。
以上のように、本発明のコンテンツ受信装置では、一時停止中にHTTP HEADリクエストメッセージを定期的に送信することで、UPnP−AVコネクションが切断されず、ユーザが一時停止を解除、再生再開した場合、確実に続きを視聴することができる。更に、本発明のコンテンツ受信装置では、上記の効果を維持しつつ、ネットワークケーブルが抜ける等でコンテンツサーバとの通信が途絶えたことを検出し、適切な異常処理をすることができる。
また副次的な効果として、一時停止中に何からの理由でこれまで視聴していたAVコンテンツが失われてしまった場合、コンテンツ受信装置がHTTP HEADリクエストメッセージへの応答によって、そのことを知り、ユーザに通知することができる。
また、本発明のコンテンツサーバは、コンテンツ受信装置がユーザ操作により一時停止中なのか異常状態なのかを判別することができるので、一時停止中なら他のコンテンツ受信装置からのAVコンテンツ配信要求やローカル再生を抑制し、異常状態なら適切な異常処理を行うことができる。
また、上記のことがAVコンテンツ伝送用のTCPコネクションとは独立に実施することができ、TCPコネクションは任意の時点で切断することができる。
なお、上記の実施の形態において、コンテンツサーバとコンテンツ受信装置の間に、例えば、中継装置が存在し、コンテンツ受信装置から中継装置にHTTPリクエストメッセージが送信され、中継装置がコンテンツサーバをアクセスし、AVコンテンツを取得して、コンテンツ受信装置に当該AVコンテンツを送信してもよい。つまり、コンテンツサーバとコンテンツ受信装置は、直接にネットワークで、データの送受信を行う必要は、必ずしもない。
また、本発明では、コンテンツサーバにコンテンツ受信装置が一つだけ接続されている例をとって説明したが、コンテンツ受信装置は2つ以上存在しても、本発明は適用できる。この場合、コンテンツサーバがローカル再生を行う時に、接続されている2つ以上の受信装置のうち、一部または全部とのUPnP−AVコネクションコネクションを切断してもよい。
また、本発明のプログラムは上述した本発明のコンテンツサーバ、コンテンツ受信装置の全部または一部の手段をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明の記録媒体は、上述した本発明のコンテンツサーバ、コンテンツ受信装置の全部または一部の手段をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能かつ読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協働して利用される記録媒体である。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。
また、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波などが含まれる。
また、以上説明したように、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現してもよいし、ハードウェア的に実現してもよい。
HTTP以外の標準または非標準のプロトコルにも使用を拡大できる。
本発明の実施の形態における、コンテンツサーバとコンテンツ受信装置間のシーケンス図 同、コンテンツサーバとコンテンツ受信装置の接続形態の一例を示すネットワーク図 同、コンテンツサーバ1の内部構成を示すブロック図 同、コンテンツ受信装置2の内部構成を示すブロック図 同、ネットワーク再生時のコンテンツサーバ1の内部動作を示すシーケンス図 同、ネットワーク再生が一時停止中の場合のコンテンツサーバ1の動作を示すシーケンス図 同、コンテンツ受信装置2からコネクション切断要求を受信した場合のコンテンツサーバ1の動作を示すシーケンス図 同、コンテンツサーバ1でローカルにAVコンテンツの再生を行う際のコンテンツサーバ1の内部動作を示すシーケンス図 同、コンテンツサーバ1から所定の時間以上HTTPレスポンスメッセージを受信できない場合の、コンテンツ受信装置2の内部動作を示すシーケンス図 ネットワーク再生時のコンテンツ受信装置2の内部動作を示すシーケンス図 同、ネットワーク再生が一時停止した場合のコンテンツ受信装置2の内部動作を示すシーケンス図 同、ネットワーク再生がAVコンテンツの終わりに達した場合のコンテンツ受信装置2の動作について説明したシーケンス図 同、コンテンツサーバ1から所定の時間以上HTTPレスポンスメッセージを受信できない場合の、コンテンツ受信装置2の内部動作を示すシーケンス図
符号の説明
1 コンテンツサーバ
2 コンテンツ受信装置
3 ネットワーク
101 蓄積手段
102 リクエスト受信手段
103 レスポンス送信手段
104 コネクション管理手段
105 ローカル再生手段
106 TCP送受信手段
107 UPnP−AV処理(サーバ)手段
201 ユーザ入力手段
202 リクエスト送信手段
203 レスポンス受信手段
204 再生手段
205 UPnP−AV処理(受信装置)手段

Claims (9)

  1. 1台以上のコンテンツ受信装置にAVコンテンツを配信するコンテンツサーバであって、
    HTTPリクエストメッセージを受信するリクエスト受信手段と、前記コンテンツ受信装置とのUPnP−AVコネクションを管理するコネクション管理手段とを備え、
    前記コネクション管理手段は、前記リクエスト受信手段が、所定の時間以上、前記コンテンツ受信装置からのHTTPリクエストメッセージを受信しなければ、そのコンテンツ受信装置とのUPnP−AVコネクションを破棄することを特徴とするコンテンツサーバ。
  2. AVコンテンツをサーバ本体でローカル再生するためのローカル再生手段を更に備え、前記ローカル再生手段がAVコンテンツのローカル再生を開始すると、前記コネクション管理手段が前記1台以上のコンテンツ受信装置のうちの一部または全部とのUPnP−AVコネクションを破棄することを特徴とする請求項1記載のコンテンツサーバ。
  3. HTTPを用いて、コンテンツサーバに蓄積されている画像または音声を含むAVコンテンツのネットワーク再生を行うコンテンツ受信装置であって、
    前記コンテンツサーバへのネットワーク再生要求を記述したHTTPリクエストメッセージを送信するリクエスト送信手段と、前記HTTPリクエストメッセージに対する前記コンテンツサーバからの応答であるHTTPレスポンスメッセージを受信するレスポンス受信手段と、ユーザからの指示を受け付けるユーザ入力手段と、前記コンテンツサーバとのUPnP−AVコネクションを管理するコネクション管理手段とを備え、
    前記ユーザ入力手段にネットワーク再生の一時停止指示が入力されると、前記リクエスト送信手段が、所定の時間間隔でHEADメソッドを含むHTTPリクエストメッセージを前記コンテンツサーバに送信し、
    前記レスポンス受信手段は、前記HEADメソッドを含むHTTPリクエストメッセージに対する前記コンテンツサーバからの応答であるHTTPレスポンスメッセージを受信し、
    前記レスポンス受信手段が所定の時間以上HTTPレスポンスメッセージを受信しなければ、前記コネクション管理手段が前記コンテンツサーバとのUPnP−AVコネクションを切断することを特徴とするコンテンツ受信装置。
  4. UPnP−AVメッセージの送受信を行うUPnP−AV処理手段を更に備え、前記UPnP−AV処理手段は、UPnP−AVコネクションの接続のために前記コンテンツサーバへCMS:PrepareForConnectionリクエストを送信し、UPnP−AVコネクションを切断するために前記コンテンツサーバへCMS:ConnectionCompleteを送信することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ受信装置。
  5. 請求項1に記載のコンテンツサーバが有する、HTTPリクエストメッセージを受信する前記リクエスト受信手段、前記コンテンツ受信装置とのUPnP−AVコネクションを管理する前記コネクション管理手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  6. 請求項2に記載のコンテンツサーバが有する、HTTPリクエストメッセージを受信する前記リクエスト受信手段、前記コンテンツ受信装置とのUPnP−AVコネクションを管理する前記コネクション管理手段、AVコンテンツをサーバ本体でローカル再生するための前記ローカル再生手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  7. 請求項3に記載のコンテンツ受信装置が有する、HTTPリクエストメッセージを送信する前記リクエスト送信手段、HTTPレスポンスメッセージを受信する前記レスポンス受信手段、ユーザからの指示を受け付ける前記ユーザ入力手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  8. 請求項4に記載のコンテンツ受信装置が有する、HTTPリクエストメッセージを送信する前記リクエスト送信手段、HTTPレスポンスメッセージを受信する前記レスポンス受信手段、前記コンテンツサーバとのTCPコネクションを管理する前記コネクション管理手段、ユーザからの指示を受け付ける前記ユーザ入力手段、UPnP−AVメッセージの送受信を行う前記UPnP−AV処理手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 請求項5乃至8のいずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体。
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