JP2006184377A - 電気光学装置、電気光学装置の製造装置及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の製造装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】
基板又は支持部材からの可撓性基板の浮き上がりを防止可能な電気光学装置、該電気光学装置の製造装置及び該電気光学装置を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】
基板5の表面に接続されフレーム4の裏面側に向けて曲がる曲がり部20Aと、基板5を支持するフレーム4の裏面等に接続された接続部20Bとを有し、曲がり部20Aと、接続部20Bから延在する延在部20Cとの境に折り目25を有する回路基板3を備えているので、フレーム4の裏面等から回路基板3の接続部20Bが剥がれるように接続部20Bに作用する力を減少させて、接続部20Bがフレーム4から剥がれて浮き上がることを防止することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、可撓性基板を備えた電気光学装置、該電気光学装置の製造装置及び該電気光学装置を備えた電子機器に関する。
従来、パーソナルコンピュータや携帯電話機等といった電子機器の表示装置として液晶装置等が用いられている。この液晶装置は、例えば2枚の対向する基板の間に液晶が封入された液晶パネルを備えており、一方の基板には、例えばLED(Light Emitting Diode)が実装された可撓性基板の一端部が接続されている。可撓性基板は曲げられて可撓性基板の他端部が例えば液晶パネルを支持するフレームの裏面側に接続されている。
例えばこれらの電子機器には、折り曲げ癖が付けられた可撓性基板の要求が少なくなく、折り曲げ作業は、例えば治具を用いて手作業で行われていた。このため、時間と手間がかかる上に量産性及び品質に劣る、という問題があった。
この問題を解決するために、可撓性基板に折り曲げ癖をつけるときに、折り曲げ癖をつける部分を一定の温度で熱処理する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。) 。
特開平9−23052号公報(段落[0014]、図2)。
しかしながら、上述した技術では、可撓性基板が曲げられて可撓性基板の一端部がフレームの裏面に接続されているので、曲げによる応力により可撓性基板がフレームの裏面から浮き上がってしまう、という問題がある。
また、上述した技術では、可撓性基板に折り曲げ癖をつけるために熱を用いるが、液晶パネルに接続される可撓性基板の折り曲げには熱を用いることが難しい場合も多く、可撓性基板に付けられた折り曲げ癖の位置や角度によっては、例えば曲げられてフレームの裏面に接続された可撓性基板の他端部が、可撓性基板の応力によってフレームの裏面から浮き上がってしまう、という問題がある。
また、可撓性基板に例えばLEDが実装されている場合には、可撓性基板の浮き上がりと共にLEDの位置がずれて表示品位が低下してしまう、という問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、基板又は支持部材からの可撓性基板の浮き上がりを防止可能な電気光学装置、該電気光学装置の製造装置及び該電気光学装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る電気光学装置は、電気光学物質を保持する基板と、前記基板の一面側に接続され前記一面側とは反対面側に向けて曲げられ、少なくとも前記基板の前記反対面、又は前記基板を支持する支持部材に固定され、前記基板又は前記支持部材の角部と対応する位置に折り目を有する可撓性基板とを具備することを特徴とする。
本発明では、電気光学物質を保持する基板と、基板の一面側に接続され一面側とは反対面側に向けて曲げられ、少なくとも基板の反対面、又は基板を支持する支持部材に固定され、基板又は支持部材の角部と対応する位置に折り目を有する可撓性基板とを備えているので、基板の反対面又は支持部材から可撓性基板が剥がれるように可撓性基板に作用する力を減少させて、可撓性基板が基板又は支持部材から剥がれて浮き上がることを防止することができる。すなわち、可撓性基板に蓄えられたエネルギーにより可撓性基板に作用する力は、基板の反対面又は支持部材から可撓性基板を剥がす向きの成分がないので、可撓性基板が基板又は支持部材から剥がれることを防止し、例えば可撓性基板に設けられた光源が浮き上がることを防止できる。
本発明の一の形態によれば、前記可撓性基板は、湾曲した曲がり部と前記基板の前記反対面、又は前記支持部材に固定された接続部とを有し、前記曲がり部と前記接続部との境、又は前記曲がり部と前記接続部から延在する延在部との境に前記折り目を有することを特徴とする。これにより、可撓性基板は、湾曲した曲がり部と基板の反対面、又は支持部材に固定された接続部とを有し、曲がり部と接続部との境、又は曲がり部と接続部から延在する延在部との境に折り目を有しているので、基板の反対面又は支持部材から可撓性基板の接続部が剥がれるように接続部に作用する力を減少させて、可撓性基板の接続部が基板又は支持部材から剥がれて浮き上がることを防止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記可撓性基板上で前記接続部に隣接して設けられた光源と、前記光源からの光を前記基板側に導く導光板とを更に具備し、前記光源と、前記折り目との間に、前記支持部材の端部が設けられていることを特徴とする。これにより、可撓性基板上で接続部に隣接して設けられた光源と、光源からの光を基板側に導く導光板とを備えているので、光源が接続部と一緒に基板又は支持部材から剥がれることを防止でき、確実に光源からの光を導光板の入射面に入射させることができると共に、例えば曲がり部に蓄えられた力により、光源を支持部材の端部にずらそうとする力が働いても、支持部材の端部により光源を係止し光源の位置を維持することができる。
本発明の一の形態によれば、前記曲がり部と前記接続部とのなす内角又は前記曲がり部と前記延在部とのなす内角は80度以上100度以下であることを特徴とする。これにより、曲がり部と接続部とのなす内角又は曲がり部と延在部とのなす内角が80度以上なので、例えば基板又は支持部材に接続部を接続するときに、曲がり部と接続部とのなす内角又は曲がり部と延在部とのなす内角を広げる必要がない。従って、広げることで折り目が弱くなることを防止することができる。また、曲がり部と接続部とのなす内角又は曲がり部と延在部とのなす内角が100度以下なので、例えば基板又は支持部材に接続部を接続するときに、曲がり部と接続部とのなす内角又は曲がり部と延在部とのなす内角を狭める必要がない。従って、基板又は支持部材に可撓性基板の接続部が接続されたときに、基板又は支持部材から可撓性基板の接続部が剥がれるように接続部に作用する力を確実に減少させることができる。
本発明の他の観点にかかる電気光学装置の製造装置は、可撓性基板に接続された基板を固定する固定部と、前記固定部から所定の位置に設けられた尖状部とを具備し、前記固定部に前記基板を固定した状態で、前記尖状部の尖った角が前記可撓性基板の一部に当接可能であることを特徴とする。
ここで、所定の位置とは、固定部に前記基板を固定した状態で、前記尖状部の尖った角が前記可撓性基板の一部に当接して可撓性基板に折り目を形成可能な位置をいう。
本発明では、可撓性基板に接続された基板を固定する固定部と、固定部から所定の位置に設けられた尖状部とを備え、固定部に基板を固定した状態で、尖状部の尖った角が可撓性基板の一部に当接可能であるので、基板を固定部で固定し可撓性基板を尖状部に掛けて可撓性基板を折り曲げることで、可撓性基板に折り目を形成することができる。
本発明の一の形態によれば、前記尖状部の尖った角の内角が10度以上30度以下であることを特徴とする。これにより、尖状部の尖った角の内角は10度以上30度以下なので、可撓性基板に形成される折り目のなす内角を80度以上100度以下とすることができる。
本発明の一の形態によれば、前記尖状部は、前記固定部から延設されていることを特徴とする。これにより、尖状部は、固定部から延設されているので、例えば固定部と尖状部とを一体成形することで製造コストを低減することができると共に、尖状部の長さが略同じ電気光学装置の製造装置を製造することができる。
本発明の一の形態によれば、前記尖状部の角で前記可撓性基板に折り目を形成するように、前記尖状部の表裏面側の前記可撓性基板を夫々前記尖状部の表裏面に押圧する押圧手段を更に具備することを特徴とする。これにより、尖状部の角で可撓性基板に折り目を形成するように、尖状部の表裏面側の可撓性基板を夫々尖状部の表裏面に押圧する押圧手段を備えているので、例えば尖状部に掛けて曲げられた可撓性基板を押圧手段で尖状部の表裏面に押圧し可撓性基板を折り曲げることで、容易に同じ折り曲げ角度の折り目を可撓性基板に形成することができる。
本発明の一の形態によれば、前記尖状部は、前記固定部に前記基板を固定した状態で、前記尖状部の尖った角が、前記可撓性基板の曲がり部と該可撓性基板が接続された前記基板の一面の反対面又は前記基板を支持する支持部材に固定される前記可撓性基板の接続部との境、又は前記曲がり部と前記接続部から延在する延在部との境に当接することを特徴とする。これにより、尖状部は、固定部に基板を固定した状態で、尖状部の尖った角が、可撓性基板の曲がり部と該可撓性基板が接続された基板の一面の反対面又は基板を支持する支持部材に固定される可撓性基板の接続部との境、又は曲がり部と接続部から延在する延在部との境に当接するので、可撓性基板の曲がり部と接続部との境、又は曲がり部と接続部から延在する延在部との境に折り目を形成することができる。
本発明の他の観点にかかる電気光学装置の製造装置は、可撓性基板に接続された基板を固定する固定部と、前記固定部に前記基板を固定した状態で、前記可撓性基板に折り目を付ける方向に沿って張られているワイヤとを具備し、前記固定部に前記基板を固定した状態で、前記ワイヤが前記可撓性基板の一部に当接可能であることを特徴とする。
本発明では、可撓性基板に接続された基板を固定する固定部と、固定部に基板を固定した状態で、可撓性基板に折り目を付ける方向に沿って張られているワイヤとを備え、固定部に基板を固定した状態で、ワイヤが可撓性基板の一部に当接可能であるので、基板を固定部で固定し可撓性基板をワイヤに掛けて可撓性基板を折り曲げることで、可撓性基板を折り曲げることができると共に、ワイヤの太さを調整することで角度の小さい折り目を容易かつ確実に形成することができる。また、ワイヤを用いているので、製造装置の低コスト化を図ることができる。
本発明の一の形態によれば、前記ワイヤで前記可撓性基板に折り目を形成するように、前記ワイヤを挟む前記可撓性基板を前記ワイヤに押圧する押圧手段を更に具備することを特徴とする。これにより、ワイヤで可撓性基板に折り目を形成するように、ワイヤを挟む可撓性基板をワイヤに押圧する押圧手段を備えているので、ワイヤに沿う可撓性基板を押圧手段で押圧し可撓性基板を折り曲げることで、容易に同じ折り曲げ角度の折り目を可撓性基板に形成することができる。
本発明の一の形態によれば、前記固定部に前記基板を固定した状態で、前記ワイヤが前記折り目を付ける方向に沿って張られていることを特徴とする。これにより、固定部に基板を固定した状態で、ワイヤが折り目を付ける方向に沿って張られているので、可撓性基板に折り目を形成するための力が可撓性基板に作用したときに、ワイヤが弛むことを防止でき、折り目を所望の位置に形成することができる。
本発明の一の形態によれば、前記固定部は、前記基板を収容可能な前記基板と同形状の第1の収容部を有していることを特徴とする。これにより、固定部は、基板を収容可能な基板と同形状の第1の収容部を有しているので、可撓性基板が接続された基板を第1の収容部に収容し確実に固定することができると共に、第1の収容部の構造が簡単な構造なので、低コスト化を図ることができる。
本発明の一の形態によれば、前記可撓性基板には、光源が設けられており、前記固定部は、前記押圧手段により前記可撓性基板が折り曲げられた状態で、前記光源を収容可能な第2の収容部を有していることを特徴とする。これにより、可撓性基板には、光源が設けられており、固定部は、押圧手段により可撓性基板が折り曲げられた状態で、光源を収容可能な第2の収容部を有しているので、押圧手段により可撓性基板を折り曲げたときに、例えば光源が邪魔にならず光源が破損することを防止することができる。
本発明の他の観点にかかる電子機器は、上述した電気光学装置を備えたことを特徴とする。
本発明では、基板又は支持部材からの可撓性基板の浮き上がりを防止可能な電気光学装置を備えているので、表示性能に優れた電子機器を得ることができる。
以下、本発明に実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下実施形態を説明するにあたっては、電気光学装置の例として液晶装置、具体的には反射半透過型のニ端子型スイッチング素子であるTFD(Thin Film Diode 薄膜ダイオード)を用いたアクティブマトリックス方式の液晶表示装置及びその液晶表示装置を用いた電子機器について説明するが、これに限られるものではない。また、以下の図面においては各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の概略斜視図、図2は第1の実施形態の液晶装置の裏面側からみた概略斜視図、図3は図1に示す液晶装置のA−A断面図である。
(液晶装置の構成)
液晶装置1は、液晶パネル2と、液晶パネル2に接続して設けられた可撓性基板としての回路基板3と、液晶パネル2を支持するフレーム4とを備えている。なお、液晶装置1は、その他の付帯機構が必要に応じて付設されている。
液晶パネル2は、矩形状の基板5と、基板5に対向して設けられた基板6と、基板5、5との間に設けられたシール材7と、基板5、6の間かつシール材7により囲まれて形成された領域に封入された液晶8と、基板5上に設けられた液晶駆動用IC(Integrated Circuit)9とを備えている。
基板5は、剛性を有する基板であり、例えばガラスや合成樹脂等の光透過性材料により形成されている。基板5のX方向の長さは基板6より長く設定されており、基板5は基板6の端部から張り出す張り出し部5aを備えている。基板5には、信号電極10、信号電極10に一端が接続された信号電極用の配線11、基板6の液晶8側の面に設けられた走査電極12に上下導通部を介して一端が接続された配線13、14、配線11、13、14の他端等にそれぞれ接続された液晶駆動用IC9、及び液晶駆動用IC9に信号を入力するための配線15、16、17が設けられている。
信号電極10は、X方向に複数設けられており、例えば金属等の導電材料により形成されている。信号電極10は、複数設けられたTFD18に接続されている。TFD18は、TFD18に対応して設けられた矩形状の画素電極19に接続されている。信号電極10等の上には例えば図示しないオーバーコート層及び配向膜が形成されている。
信号電極用の配線11は、一端が信号電極10に接続されており、他端は液晶駆動用IC9の図示を省略した出力端子に例えばACF(Anisotropic Conductive Film)等を介して接続されている。
配線13、14は、それぞれの一端が図示を省略した上下導通部を介して走査電極12に接続されており、他端が液晶駆動用IC9の図示を省略した出力端子にACF等を介して接続されている。
液晶駆動用IC9は、図1及び図3に示すように、張り出し部5aに設けられており、上述したように配線11、13及び14に電気的に接続された出力端子と、後述する入力端子とを備えている。これにより、液晶駆動用IC9の出力端子からの出力信号が配線11、13及び14を介して信号電極10、走査電極12に伝達されるように構成されている。
配線15は、一端が液晶駆動用IC9の入力端子にACF等を介して接続されており、他端が例えばACFを介して後述する回路基板3のFPC(Flexible Printed Circuits)基板20上の配線22に例えばACF等を介して接続されている。
配線16、17は、それぞれ一端が液晶駆動用IC9の入力端子にACF等を介して接続されており、他端が回路基板3のFPC基板20上の配線23、24に例えばACFを介して接続されている。
また、基板6は、例えばガラスや合成樹脂等の光透過性材料により形成されており、基板6の基板5に対向する側の面には、走査電極12がY方向に複数設けられている。走査電極12は、例えばITO等の透明導電材料により形成されており、上下導通部を介して基板6の液晶8側の面に引き回された配線13に接続されている。走査電極12上は、例えば図示しないオーバーコート層及び配向膜が形成されている。
なお、信号電極10及び走査電極12の本数は、液晶パネル2の解像度や表示領域の大きさに応じて適宜変更可能である。
シール材7は、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂により基板6の外形に沿うように枠状に形成されている。基板5、基板6及びシール材7により、液晶8を注入するための注液口が形成されている。この注液口は、図示を省略した封止材により封止されている。
液晶8は、基板5、6の間かつシール材7により囲まれて形成された領域内に封入されており、例えばTN(Twisted Nematic)液晶が用いられている。
回路基板3は、図1、図2及び図3に示すように、可撓性を有するFPC基板20と、FPC基板20上に設けられた配線群21とを備えている。
FPC基板20は、図1、図2及び図3に示すように、曲がった曲がり部20Aと、フレーム4の基板5側の支持面とは反対側の面(裏面)等に固定された接続部20Bと、接続部20Bから基板5等に略平行に延在する延在部20Cとを備えている。
曲がり部20Aは、一端部が基板5の表面側に接続され途中でフレーム4の基板5側とは反対側の裏面側に向けて曲げて設けられている。
接続部20Bは、液晶パネル2の裏面側に設けられた回路基板3の一部分である。接続部20Bは、接続部20Bの外周に沿うような略コ字状の形状を有しており、フレーム4等に接着されている。接続部20Bに隣接して例えばLED(Light Emtting Diode)33等の電子部品が実装されている。
フレーム4の角部4bに対応する位置に折り目25が形成されている。すなわち、曲がり部20Aと延在部20Cとの境には折り目25が形成されている。フレーム4の端部4aと接続部20Bとの接触面をX方向に延長した延長面と曲がり部20Aとが交わる位置に、折り目25が設けられている。折り目25の角度、すなわち、曲がり部20Aと、延在部20Cとのなす内角θ1は、80度以上100度以下、好ましくは、90度にされている。FPC基板20の構成材料には、例えばポリイミドフィルム、ポリエステル、ポリプロピレン等が用いられている。
回路基板3上には、例えば図示を省略した外部機器に電気的に接続される配線が引き回されている。配線群21は、FPC基板20に設けられ電気信号を伝達するため複数の配線22、23、24を備えている。配線22は、曲がり部20Aに沿うように接続部20Bの側に引き回され、接続部20Bで配線22の他端部が図示を省略した外部接続用コネクタ等に接続されている。
フレーム4は、図3に示すように、基板5の裏面側に基板5を支持するように設けられており、枠形状を有している。フレーム4内には、例えば導光板31が基板5に平行に設けられている。フレーム4と導光板31とにより張り出し部5aの液晶駆動用IC9側とは反対側に形成された隙間GにLED33が収容されている。導光板31の受光面にLED33からの光が入射するようにLED33が設けられている。LED33と、折り目25との間に、フレーム4の端部4aが位置している。回路基板3の接続部20Bには反射板32が接続されており、反射板32は導光板31に重なるように設けられている。なお、導光板31と基板5との間には、図示を省略したプリズムシートや拡散シートが設けられている。
なお、本実施形態では、接続部20Bから延在部20Cが延在している例を示した。しかし、曲がり部20Aと接続部20Bとで折り目が形成されるようにして、曲がり部20Aと接続部20Bとの境目がフレーム4に接触して設けられるようにしてもよい。すなわち、フレーム4の角部4bと対応する位置に折り目が設けられるようにしてもよい。
次に、液晶装置1の製造工程及び液晶装置1の製造装置について図面を参照しながら説明する。なお、液晶パネル2の製造工程については、従来と公知技術と同様なのでその説明を省略し、液晶パネル2の製造工程以降の工程について説明する。
図4は第1の実施形態の液晶装置1の製造装置の概略平面図、図5は第1の実施形態の液晶装置1の製造装置の概略断面図、図6は第1の実施形態の回路基板3の折り曲げ時の動作説明図である。
まず、液晶パネル2の基板5の張り出し部5aにACF等を介して回路基板3を接続する。このとき、配線15、16及び17を、それぞれ配線22、23及び24に電気的に接続する。これにより、回路基板3付の液晶パネル2を形成する。
次に、図4及び図5に示す液晶装置1の製造装置40を用いて回路基板3に後述するように折り目を形成する。
以下、回路基板3に折り目25を形成するために用いられる液晶装置1の製造装置40について図面を参照しながら説明する。
液晶装置1の製造装置40は、図4に示すように、折り目25形成時に液晶パネル2を固定するための固定部41と、固定部41と一体的に延設された尖状部42と、図5に示す押圧手段としての押圧機構43とを備えている。
固定部41には、液晶パネル2を収容可能な第1の収容部としての凹部44が形成されている。液晶パネル2を凹部44に固定することができるように、凹部44の形状は、基板5の外形と略同形状とされている。液晶パネル2を収容したときに、液晶パネル2の上面と、固定部41の上面との高さが略同一となるように設定されている。例えば、固定部41の底面部の厚さaは1mm、液晶パネル2の厚さは2mmに設定されている。すなわち、固定部41の底面から上面までの高さaは、3mmに設定されている。固定部41の構成材料には、例えばベークライトが用いられている。固定部41の尖状部42側の裏面には、押圧機構43により回路基板3が折り曲げられた状態で、LED33を収容可能な第2の収容部としての凹部45が形成されている。
尖状部42は、固定部41からX方向に延設されている。尖状部42の構成材料には、例えばベークライトが用いられている。尖状部42は、固定部41の底面に対してそれぞれ異なる方向に傾斜する上面42aと、下面42bとで形成された尖状形状を有している。すなわち、尖状部42は、延設されたX方向に向けて尖っている。尖状部42の尖った角の内角θ2、すなわち、上面42aと下面42bとのなす内角θ2は、例えば10度以上30度以下に設定されている。尖状部42は、固定部41に液晶パネル2を固定した状態で、尖状部42の尖った角が回路基板3の一部に当接するような形状を有している。具体的には、尖状部42は、固定部41に液晶パネル2を固定した状態で、尖状部42の尖った角が曲がり部20Aと延設部20Cとの間に当接し折り目65を形成できるような形状を有している。
なお、本実施形態では、固定部41の底面に対してそれぞれ異なる方向に傾斜する上面42a、下面42bが、尖状部42の上下側に設けられている例を示した。しかし、これに限定されず、例えば尖状部の延設された方向に向けて下面のみが尖状部の上面に近づくように傾斜するようにしてもよいし、又その逆でもよい。
押圧機構43は、例えば尖状部42の直上、直下に図示を省略したモータ等により上下動可能に設けられた上押圧部43A、下押圧部43Bを備えている。上押圧部43Aの下端面は尖状部42の上面42a、下押圧部43Bの上端面は尖状部42の下面42bにそれぞれ略平行となるように傾斜しており、尖状部42の上面42a及び下面42bに掛けて曲げられた回路基板3を、上押圧部43A、下押圧部43Bにより上下から押圧することができるように構成されている。
以下、回路基板3に折り目25を付ける工程について説明する。
まず、X方向で回路基板3が尖状部42側に位置するように液晶パネル2を固定部41の凹部44に嵌め込み、液晶パネル2を固定する。
次に、例えば手動で回路基板3の他端部を固定部41の下方に引き込み曲げて、図示を省略したモータを駆動して下押圧部43B、上押圧部43Aを上下動させ、図6に示すように、尖状部42の上面42a、下面42bに当接した回路基板3を上押圧部43A、下押圧部43Bとで挟み込み回路基板3に折り目25を形成する。
次いで、固定部41から取り出した液晶パネル2を、フレーム4に収容する。
次いで、接続部20Bに接着剤を塗着し、接続部20Bに反射板32を接着し、反射板32及び接続部20Bをフレーム4の裏面に接着する。このとき、接続部20Bから略基板5に平行な方向に延在部20Cが延在されるようにすると共に、フレーム4の隙間GにLED33を入り込ませて導光板31の受光面にLED33からの光が入射するようにする。
以上で、液晶装置1の製造工程及び液晶装置1の製造装置40についての説明を終了する。
このように本実施形態によれば、液晶を保持する基板5と、基板5の一面側に接続され一面側とは反対面側に向けて曲げられ、基板5を支持するフレーム4に固定され、フレーム4の角部4bと対応する位置に折り目25を有する回路基板3とを備えているので、基板5の反対面又はフレーム4から回路基板3が剥がれるように回路基板3に作用する力を減少させて、回路基板3が基板5又はフレーム4から剥がれて浮き上がることを防止することができる。すなわち、回路基板3に蓄えられたエネルギーにより回路基板3に作用する力は、フレーム4から回路基板3を剥がす向きの成分がないので、回路基板3がフレーム4から剥がれることを防止し、例えば回路基板3に設けられたLED33が浮き上がることを防止できる。
また、基板5の表面に接続されフレーム4の裏面側に向けて曲がる曲がり部20Aと、基板5を支持するフレーム4の裏面等に固定された接続部20Bとを有し、曲がり部20Aと、接続部20Bから延在する延在部20Cとの境に折り目25を有する回路基板3を備えているので、フレーム4の裏面等から回路基板3の接続部20Bが剥がれるように接続部20Bに作用する力を減少させて、接続部20Bがフレーム4から剥がれて浮き上がることを防止することができる。すなわち、従来では折り目25のない回路基板が曲げられてフレーム4等に接続されていたので、フレーム4から回路基板を剥がそうとする力が回路基板に働いていた。これに対して、本実施形態では、図3に示すように、XYZ直交座標系をとったときに、曲げられることで曲がり部20Aに蓄えられたエネルギーにより、接続部20Bには、元の形に戻ろうとする力Fが作用する。この力Fは、X方向及びZ方向の力の成分Fx、Fzがあるが、Z方向で接続部20Bをフレーム4等から剥がそうとする力の成分がないので、接続部20Bがフレーム4等から剥がれることを防止することができる。
更に、回路基板3上で接続部20Bに隣接してLED33が設けられ、LED33に隣接して基板5の裏面に平行に導光板31が設けられているので、LED33が接続部20Bと一緒にフレーム4等から剥がれることを防止でき、確実にLED33からの光を導光板31の入射面に入射させることができる。
また、LED33と、折り目25との間に、フレーム4の端部4aが設けられているので、例えば曲がり部20Aに蓄えられた力Fにより、LED33をフレーム4の端部4a側にずらそうとする力(X方向の力Fx)が働いても、フレーム4の端部4aによりLED33を係止しLED33の位置を維持することができる。
また更に、LED33からの光を基板5側に反射する反射板32が、回路基板3の接続部20Bに接着されると共に導光板31の基板5側とは反対側で導光板31に重なるように設けられているので、例えば反射板32とフレーム4とを接続することで、より確実にLED33の浮き上がりを防止することができると共に、製造時に導光板31に対するLED33の位置調整を正確かつ容易にすることができる。
また、曲がり部20Aと延在部20C(接続部20B)とのなす内角θ1が80度以上なので、例えばフレーム4に接続部20Bを接続するときに、曲がり部20Aと接続部20Bとのなす内角θ1を広げる必要がない。従って、広げることで折り目25が弱くなることを防止することができる。また、曲がり部20Aと延在部20C(接続部20B)とのなす内角θ1が100度以下なので、例えばフレーム4に接続部20Bを接続するときに、曲がり部20Aと延在部20C(接続部20B)とのなす内角θ1を狭める必要がない。従って、フレーム4に回路基板3の接続部20Bが接続されたときに、フレーム4から接続部20Bが剥がれるように接続部20Bに作用する力を確実に減少させることができる。特に、曲がり部20Aと延在部20Cとのなす内角θ1が90度のときには、フレーム4から接続部20Bが剥がれるように接続部20Bに作用する力を確実に減少させることができる。
更に、本発明の液晶装置1の製造装置40は、回路基板3に接続された液晶パネル2を固定する固定部41と、固定部41から延設された尖状部42と、尖状部42に掛けて曲げられた回路基板3を押圧可能な押圧機構43とを備えているので、液晶パネル2を固定部41で固定し尖状部42に掛けて曲げられた回路基板3を上押圧部43A、下押圧部43Bとで押圧することで、容易に同じ折り曲げ角度、すなわち、曲がり部20Aと延在部20Cとのなす内角θ1が80度以上100度以下の折り目25を回路基板3に形成することができる。尖状部42は、固定部41から延設されているので、例えば固定部41と尖状部42とを一体成形することで製造装置40の製造コストを低減することができる。
また更に、尖状部42は、固定部41に液晶パネル2を固定した状態で、尖状部42の尖った角が曲がり部20Aと延設部20Cとの間に当接し折り目65を形成できるような形状を有しているので、回路基板3の曲がり部20Aと延在部20Cとの境に折り目25を形成することができる。
また、尖状部42の角で、回路基板3に折り目25を形成するように、尖状部42の表裏面42a、42b側に曲げて設けられた回路基板3を、夫々尖状部42の表裏面42a、42bに押圧する押圧手段としての上押圧部43A、下押圧部43Bを備えているので、例えば尖状部42に掛けて曲げられた回路基板3を上押圧部43A、下押圧部43Bで尖状部42の表裏面42a、42bに押圧し回路基板3を折り曲げることで、容易に同じ折り曲げ角度の折り目25を回路基板3に形成することができる。
また更に、尖状部42は、尖状部42の尖った角の内角θ2が10度以上30度以下であるので、曲がり部20Aと延在部20Cとのなす内角θ1を80度以上100度以下とすることができる。
更に、液晶装置1の製造装置40の固定部41には、液晶パネル2を収容可能な基板5と同形状の凹部44が形成されているので、回路基板3が接続された基板5を凹部44に収容して確実に固定することができると共に、凹部44の構造が簡単な構造なので、製造装置40の低コスト化を図ることができる。
回路基板3には、LED33が設けられており、固定部41は、押圧機構43により回路基板3が折り曲げられた状態で、LED33を収容可能な凹部45が形成されているので、押圧機構43により回路基板3を折り曲げたときに、LED33が邪魔になることを防止でき、例えばLED33が破損することを防止することができる。
なお、本実施形態では、尖状部42が固定部41からX方向に延設されている例を示した。しかし、尖状部の延設される方向はこれに限定されず、例えば、X方向に対して傾斜する方向に適宜変更して延設するようにしても回路基板3に折り目を形成することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る第2の実施形態の液晶装置1の製造装置について説明する。なお、本実施形態以降の実施形態及び変形例においては、上記実施形態と同一の構成部材等には同一の符号を付しその説明を省略し、異なる箇所を中心に説明する。
図7は第2の実施形態で用いられる液晶装置1の製造装置の概略平面図、図8は第2の実施形態の回路基板3の折り曲げ時の動作説明図である。
液晶装置1の製造装置60は、図7に示すように、折り目65形成時に液晶パネル2を固定するための固定部61と、固定部61に液晶パネル2が固定された状態で回路基板3を掛けることができるように、Y方向に架設されたワイヤ62と、図8に示す押圧手段としての押圧機構63とを備えている。
固定部61には、液晶パネル2を収容可能な基板5と同形状の凹部64が形成されている。液晶パネル2を収容したときに、液晶パネル2の上面と、固定部61の上面との高さが略同一となるように形成されている。例えば、固定部61の底面部の厚さは1mm、液晶パネル2の厚さは2mmに形成されている。すなわち、固定部61の下面から上面までの高さは、3mmに形成されている。固定部61の構成材料には、例えばベークライトが用いられている。固定部61の液晶駆動用IC9と反対側の底面には、押圧機構63により回路基板3が折り曲げられたときに、LED33を収容可能な凹部65が形成されている。
固定部61に液晶パネル2が固定された状態で回路基板3を掛けることができるように、Y方向にワイヤ62が架設(張架)されている。すなわち、固定部61に液晶パネル2を固定した状態で、ワイヤ62が折り目65を付ける方向に沿って架設されている。
押圧機構63は、例えばワイヤ62の直上、直下で図示を省略したモータ等により上下動可能に設けられた上押圧部63A、下押圧部63Bを備えている。ワイヤ62に掛けて曲げられた回路基板3を、上押圧部63A、下押圧部63Bにより上下から押圧することができるように構成されている。
次に、回路基板3に折り目55を形成する工程について説明する。なお、他の工程にては上記実施形態と同様なのでその説明を省略する。
上記実施形態と同様に、図8に示すように、液晶パネル2を固定部61の凹部64に収容して固定し、回路基板3をワイヤ62に掛けて曲げて、下押圧部43B、上押圧部63Aを上下動させて、ワイヤ62に掛けて曲げられた回路基板3を上押圧部43A、下押圧部43Bで挟み回路基板3に折り目65を形成する。
このように本実施形態では、回路基板3に接続された液晶パネル2を固定する固定部61と、固定部61に液晶パネル2が固定された状態で回路基板3を掛けることができるように、図7及び図8に示すY方向に架設されたワイヤ62と、ワイヤ62に掛けて曲げられた回路基板3を押圧可能な押圧機構63とを備えているので、液晶パネル2を固定部61で固定し回路基板3をワイヤ62に掛けて回路基板3を折り曲げることで、回路基板3に容易に同じ折り曲げ角度の折り目65を形成することができると共に、ワイヤ62の太さを調整することで角度の小さい折り目を容易かつ確実に形成することができる。
また、固定部61は、上記実施形態とは異なり尖状部42が設けられておらず、簡単な構造のワイヤ62が用いられているので、例えば液晶装置1の製造装置60の低コスト化を図ることができる。
更に、ワイヤ62で回路基板3に折り目65を形成するように、ワイヤ62を挟む回路基板3をワイヤ62に押圧する上押圧部63A、下押圧部63Bを備えているので、ワイヤ62に沿う回路基板3を上押圧部63A、下押圧部63Bで押圧し回路基板3を折り曲げることで、容易に同じ折り曲げ角度の折り目65を回路基板3に形成することができる。
(変形例)
次に、変形例の液晶装置について図面を参照しながら説明する。
図9は変形例の液晶装置の概略断面図である。
本変形例の液晶装置50は、基板5の張り出し部5aの表面に、回路基板3の曲がり部50AがACF等を介して接続されていると共に、回路基板3の接続部50Bが基板5の張り出し部5aの裏面に接続されている。接続部20BからX方向に延在部50Cが延設されている。延在部50Cと、曲がり部50Aとの境には、折り目55が形成されている。第1の実施形態と同様の形状となるように接続部50Bに隣接してLED33が設けられている。LED33は、基板5を挟んで液晶駆動用IC9とは反対側に設けられている。LED33からの光が導光板31の受光面に入射するように、基板5に平行に導光板31が設けられている。導光板31に重なるように反射板32が設けられている。
本変形例では、回路基板3に折り目を形成する位置が、第1の実施形態及び第2の実施形態の場合と異なっている。このような場合には、液晶装置1の製造装置40において尖状部42のX方向の長さを調整した液晶装置50の製造装置、又は液晶装置1の製造装置60においてワイヤ62の位置を固定部61に近づけた液晶装置50の製造装置を用いることで、第1、第2の実施形態と同様に製造することができる。
このように本実施形態によれば、フレーム4を設けない(設けられない)場合においても、基板5の表面に接続され基板5の裏面側に向けて曲がる曲がり部50Aと、基板5の裏面等に固定された接続部50Bとを有し、曲がり部50Aと、接続部50Bから延在する延在部50Cとの境に折り目55を有する回路基板3を備えているので、基板5の裏面等から接続部50Bが剥がれるように接続部50Bに作用する力を減少させて、接続部50Bが基板5から剥がれて浮き上がることを防止することができる。このとき、基板5に対して回路基板3をX方向にずらす力が働くが、基板5と回路基板3とは接着剤等を介して接続されX方向のずれに対して強い構造であるので、回路基板3が剥がれてLED33の位置がずれることを防止することができる。
(第3の実施形態・電子機器)
次に、上述した液晶装置1又は50を備えた本発明の第3の実施形態に係る電子機器について説明する。
図10は本発明の第3の実施形態にかかる電子機器の表示制御系の全体構成の概略構成図である。
電子機器300は、表示制御系として例えば図10に示すように液晶パネル2及び表示制御回路390などを備え、その表示制御回路390は表示情報出力源391、表示情報処理回路392、電源回路393及びタイミングジェネレータ394などを有する。
また、液晶パネル2には表示領域Iを駆動する液晶駆動用IC9を含む駆動回路361を有する。
表示情報出力源391は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などからなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスクなどからなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備えている。更に表示情報出力源391は、タイミングジェネレータ394によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形で表示情報を表示情報処理回路392に供給するように構成されている。
また、表示情報処理回路392はシリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路361へ供給する。また、電源回路393は、上述した各構成要素に夫々所定の電圧を供給する。
このように本実施形態によれば、フレーム4からの回路基板3の浮き上がりを防止可能な液晶装置1を備えているので、表示性能に優れた電子機器を得ることができる。
具体的な電子機器としては、携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの他に液晶装置が搭載されたタッチパネル、プロジェクタ、液晶テレビやビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、上述した例えば液晶装置1が適用可能なのは言うまでもない。
なお、本発明の電子機器は、上述した例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得ることは勿論である。また、本発明の要旨を変更しない範囲で、上記各実施例を組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態ではTFD型の液晶装置1について説明したがこれに限られるものではなく、例えばTFT(Thin Film Transister)アクティブマトリクス型、パッシブマトリクス型の液晶装置であってもよい。更には、半透過型に限らず透過型であってもよい。また、プラズマディスプレイ装置、電気泳動ディスプレイ装置、電子放出素子を用いた装置(Field Emission Display及びSurface‐Conduction Electron‐Emitter Display等)などの各種電気光学装置に本発明を適用してもよい。
上記実施形態及び変形例では、液晶装置1、50の製造装置40、60が押圧機構43、63を備え、押圧機構43、63を用いて回路基板3に折り目25等を形成する例を示した。しかし、液晶装置1、50の製造装置40、60が押圧機構43、63を備えないようにして、回路基板3の折り曲げを手作業で行うようにしてもよい。具体的には、例えば、手作業で、回路基板3を尖状部42やワイヤ62に掛けて曲げて折り目を形成するようにしてもよい。これにより、液晶装置1、50の製造装置40、60の低コスト化を図ることができる。
本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の概略斜視図である。 第1の実施形態の液晶装置の裏面側からみた概略斜視図である。 図1に示す液晶装置のA−A断面図である。 第1の実施形態の液晶装置の製造装置の概略平面図である。 第1の実施形態の液晶装置の製造装置の概略断面図である。 第1の実施形態の回路基板の折り曲げ時の動作説明図である。 本発明に係る第2の実施形態の液晶装置の製造装置の概略平面図である。 第2の実施形態の回路基板の折り曲げ時の動作説明図である。 変形例の液晶装置の部分概略断面図である。 本発明に係る第3の実施形態の電子機器の表示制御系の概略構成図である。
符号の説明
1、50 液晶装置、 2 液晶パネル、 3 回路基板、 4 フレーム、 4a 端部、 5 基板、20A 曲がり部、20B 接続部、20C 延在部、25、55、65 折り目、31 導光板、32 反射板、 33 LED、 41、61 固定部、 42 尖状部、 43、63 押圧機構、 62 ワイヤ、 44、45、64、65 凹部、 300 電子機器

Claims (15)

  1. 電気光学物質を保持する基板と、
    前記基板の一面側に接続され前記一面側とは反対面側に向けて曲げられ、少なくとも前記基板の前記反対面、又は前記基板を支持する支持部材に固定され、前記基板又は前記支持部材の角部と対応する位置に折り目を有する可撓性基板と
    を具備することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記可撓性基板は、湾曲した曲がり部と前記基板の前記反対面、又は前記支持部材に固定された接続部とを有し、前記曲がり部と前記接続部との境、又は前記曲がり部と前記接続部から延在する延在部との境に前記折り目を有することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記可撓性基板上で前記接続部に隣接して設けられた光源と、
    前記光源からの光を前記基板側に導く導光板と
    を更に具備し、
    前記光源と、前記折り目との間に、前記支持部材の端部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記曲がり部と前記接続部とのなす内角又は前記曲がり部と前記延在部とのなす内角は80度以上100度以下であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 可撓性基板に接続された基板を固定する固定部と、
    前記固定部から所定の位置に設けられた尖状部とを具備し、
    前記固定部に前記基板を固定した状態で、前記尖状部の尖った角が前記可撓性基板の一部に当接可能である
    ことを特徴とする電気光学装置の製造装置。
  6. 前記尖状部の尖った角の内角が10度以上30度以下であることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置の製造装置。
  7. 前記尖状部は、前記固定部から延設されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の電気光学装置の製造装置。
  8. 前記尖状部の角で前記可撓性基板に折り目を形成するように、前記尖状部の表裏面側の前記可撓性基板を夫々前記尖状部の表裏面に押圧する押圧手段を更に具備することを特徴とする請求項5から請求項7のうちのいずれか一項に記載の電気光学装置の製造装置。
  9. 前記尖状部は、前記固定部に前記基板を固定した状態で、前記尖状部の尖った角が、前記可撓性基板の曲がり部と該可撓性基板が接続された前記基板の一面の反対面又は前記基板を支持する支持部材に固定される前記可撓性基板の接続部との境、又は前記曲がり部と前記接続部から延在する延在部との境に当接することを特徴とする請求項5から請求項8のうちのいずれか一項に記載の電気光学装置の製造装置。
  10. 可撓性基板に接続された基板を固定する固定部と、
    前記固定部に前記基板を固定した状態で、前記可撓性基板に折り目を付ける方向に沿って張られているワイヤとを具備し、
    前記固定部に前記基板を固定した状態で、前記ワイヤが前記可撓性基板の一部に当接可能であることを特徴とする電気光学装置の製造装置。
  11. 前記ワイヤで前記可撓性基板に折り目を形成するように、前記ワイヤを挟む前記可撓性基板を前記ワイヤに押圧する押圧手段を更に具備することを特徴とする請求項10に記載の電気光学装置の製造装置。
  12. 前記固定部に前記基板を固定した状態で、前記ワイヤが前記折り目を付ける方向に沿って張られていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の電気光学装置の製造装置。
  13. 前記固定部は、前記基板を収容可能な前記基板と同形状の第1の収容部を有していることを特徴とする請求項5から請求項12のうちのいずれか一項に記載の電気光学装置の製造装置。
  14. 前記可撓性基板には、光源が設けられており、
    前記固定部は、前記押圧手段により前記可撓性基板が折り曲げられた状態で、前記光源を収容可能な第2の収容部を有していることを特徴とする請求項8又は請求項11に記載の電気光学装置の製造装置。
  15. 請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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