JP2006184205A - 時刻情報受信装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 受信環境に応じて適切な受信時刻及び受信回数を決定して標準電波を受信する時刻情報受信装置を実現すること。
【解決手段】 本発明を適用した電波時計1は、GPS衛星3から送信されてくる信号f21を受信して現在位置を算出し、この現在位置における受信環境に所定の自然現象が与える影響を考慮して受信時刻及び受信回数を決定するように制御して、送信所2から送信されてくる標準電波f11を受信して内部時刻を修正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信環境の変化に適応する時刻情報受信装置及びプログラムに関する。
現在、各国(例えば日本、アメリカ、イギリス、ドイツ等)では、時刻コード、即ちタイムコード入り長波標準電波(以下、単に「標準電波」という。)が送出されている。我が国(日本)では、2つの送信所(福島県及び佐賀県)より、図11に示すようなフォーマットの標準タイムコードで振幅変調された40kHz及び60kHzの標準電波が送出されている。図11によれば、このタイムコードは、正確な時刻の分の桁が更新される毎、すなわち1分毎に、1周期60秒のフレームで送出される。このタイムコードを受信し、これにより計時回路の時刻データ(以下、適宜「内部時刻」という。)を修正する、いわゆる電波時計と呼ばれる時刻情報受信装置が知られている。
従来の時刻情報受信装置は、例えば、午前3時等の定時に連続して3回等の固定回数でタイムコードを受信して、内部時刻を修正する(例えば、特許文献1参照)。このように、従来の時刻情報受信装置においては、内部時刻修正時の受信時刻及び受信回数が固定であることが一般的である。
特開平7−198878号公報
ところが、時刻情報受信装置が使用される場所によって、受信環境は様々に異なる。例えば、日出時刻は世界中の各所において異なっている。日出時刻は、日中の社会生活が始まるタイミングに密接に関っている。そのため、日中の社会生活が始まると、ラジオやテレビの放送、及び電力の需要供給等が活発に行われて、種々の電波が飛び交うこととなる。これらの電波の影響により受信環境が優れず、時刻情報受信装置における受信信号の信号レベルが低下してしまう場合もある。また、季節(月日)や昼夜等の自然環境の変化によっても、時刻情報受信装置が受信する信号の信号レベルが変動するため、自然環境が変化すれば自ずと受信環境も異なることとなる。
以上の問題点を鑑み、本発明の課題は、受信環境に応じて適切な受信時刻及び受信回数を決定して標準電波を受信する時刻情報受信装置及びプログラムを実現することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の時刻情報受信装置は、
現在時刻を計時する計時手段(例えば、図2の計時回路部20)と、
現在の位置情報を取得する現在位置情報取得手段(例えば、図2の位置データ取得部;図4のステップA4)と、
この現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に対応する受信実行時間条件に従った時刻に、時刻データを含む標準電波の受信を実行する制御を行う受信制御手段(例えば、図2のCPU10;図4のステップA14)と、
この受信制御手段により受信された標準電波に含まれる時刻データに基づいて、前記計時手段により計時されている現在時刻を修正する時刻修正手段(例えば、図2のCPU10;図5のステップB6)と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の時刻情報受信装置において、
前記現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に基づいて、当該位置情報に対応する現在位置における標準電波の伝搬に影響が高まる時間帯の基準となる所定の自然事象の発生時間を求める事象発生時間取得手段(例えば、図2のCPU10;図4のステップA6)と、
この事象発生時間取得手段により求められた発生時間と前記受信実行時間条件との関係に基づいて、前記受信実行時間条件を変更する実行時間条件変更手段(例えば、図2のCPU10;図4のステップA8、A10)と、
を更に備えることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の時刻情報受信装置において、
前記実行時間条件変更手段は、前記現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に対応する現在位置及び現在の月日に基づいて定まる当該現在位置における季節に応じて、前記受信実行時間条件を変更する季節別変更手段(例えば、図2のCPU10;図4のステップA10、図6の受信回数テーブル284)を有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の時刻情報受信装置において、
前記受信実行時間条件には少なくとも受信時間帯が定められており(例えば、図3の受信実行時間条件265、受信可能時間帯データ269)、
前記受信制御手段は、前記受信時間帯に標準電波の受信を実行する制御を行う制御手段(例えば、図2のCPU10;図4のステップA14)であり、
前記実行時間条件変更手段は、事象発生時間取得手段により求められた発生時間と前記受信実行時間条件に定められている受信時間帯との関係に基づいて、前記受信実行時間条件を変更する手段(例えば、図2のCPU10;図4のステップA8、A10、図3の受信回数テーブル283)であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の時刻情報受信装置において、
前記受信実行時間条件には少なくとも所定の受信時間帯に標準電波を受信する受信回数が定められており(例えば、図3の受信実行時間条件265、受信回数267)、
前記受信制御手段は、前記受信時間帯に標準電波の受信を前記受信回数実行する制御を行う制御手段(例えば、図2のCPU10;図4のステップA14)であり、
前記実行時間条件変更手段は、前記受信回数を変更する受信回数変更手段(例えば、図2のCPU10;図4のステップA8、A10、図3の受信回数テーブル283)を有することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項2〜5の何れか一項に記載の時刻情報受信装置において、
都市と当該都市の位置情報とを対応付けて記憶する都市位置情報記憶手段(例えば、図7あるいは図8の大都市リスト383)と、
この都市位置情報記憶手段により記憶された都市のうち、前記現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に対応する現在位置から所定距離以内の都市を抽出する都市抽出手段(例えば、図7のCPU10;図10のステップC8、C10)と、
この都市抽出手段により抽出された都市における前記所定の自然事象の発生時間を求める抽出都市事象発生時間取得手段(例えば、図7のCPU10;図10のステップC12)と、
を更に備え、
前記実行時間条件変更手段は、更に、前記抽出都市事象発生時間取得手段により求められた発生時間と前記受信実行時間条件との関係に基づいて、前記受信実行時間条件を変更する手段(例えば、図7のCPU10;図10のステップC14、C16)であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、
地域と当該地域の位置情報とを対応付けて記憶している地域位置情報記憶手段(例えば、図7あるいは図8の大都市リスト383)と、
現在時刻を計時する計時手段(例えば、図7の計時回路部20)と、
現在の位置情報を取得する現在位置情報取得手段(例えば、図7の位置データ取得部24)と、
この現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に対応する現在位置から予め定められている距離以内の地域が前記地域位置情報記憶手段に存在するか否かを判別し、存在すると判別された際は、存在する地域の位置情報に対応する時刻に、時刻データを含む標準電波の受信を実行する制御を行う受信制御手段(例えば、図7のCPU10;図10のステップC8〜C20)と、
この受信制御手段により受信された標準電波に含まれる時刻データに基づいて、前記計時手段により計時されている現在時刻を修正する時刻修正手段(例えば、図7のCPU10;図5のステップB6)と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の時刻情報受信装置において、
前記現在位置情報取得手段は、所定時刻にGPS衛星からのGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて現在地を算出して再設定する現在地定期更新手段(例えば、図2あるいは図7の位置データ取得部24、CPU10;図4のステップA4あるいは図10のステップC4)を有することを特徴とする。
請求項9に記載の発明のプログラムは、
時刻データを含む標準電波を受信する受信装置を制御するコンピュータに、
現在時刻を計時する計時機能(例えば、図2の計時回路部20)と、
現在の位置情報を取得する現在位置情報取得機能(例えば、図2の位置データ取得部;図4のステップA4)と、
この現在位置情報取得機能により取得された現在の位置情報に対応する受信実行時間条件に従った時刻に、時刻データを含む標準電波の受信を実行する制御を行う受信制御機能(例えば、図2のCPU10;図4のステップA14)と、
この受信制御機能により受信された標準電波に含まれる時刻データに基づいて、前記計時機能により計時されている現在時刻を修正する時刻修正機能(例えば、図2のCPU10;図5のステップB6)と、
を実現させることを特徴としている。
請求項10に記載の発明のプログラムは、
地域と当該地域の位置情報とを対応付けて記憶している地域位置情報記憶機能(例えば、図7あるいは図8の大都市リスト383)と、
現在時刻を計時する計時機能(例えば、図7の計時回路部20)と、
現在の位置情報を取得する現在位置情報取得機能(例えば、図7の位置データ取得部24)と、
この現在位置情報取得機能により取得された現在の位置情報に対応する現在位置から予め定められている距離以内の地域が前記地域位置情報記憶機能に存在するか否かを判別し、存在すると判別された際は、存在する地域の位置情報に対応する時刻に、時刻データを含む標準電波の受信を実行する制御を行う受信制御機能(例えば、図7のCPU10;図10のステップC8〜C20)と、
この受信制御機能により受信された標準電波に含まれる時刻データに基づいて、前記計時機能により計時されている現在時刻を修正する時刻修正機能(例えば、図7のCPU10;図5のステップB6)と、
を実現させることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、受信制御手段が、現在位置情報取得手段によって取得された現在の位置情報に対応する受信実行時間条件に従った時刻に、時刻データを含む標準電波の受信を実行する制御を行う。これにより、現在位置における受信環境に適した受信実行時間条件の下で、標準電波の受信を実行することができる。請求項9に記載の発明によっても、この請求項1に記載の発明と同様の作用効果が発揮される。
請求項2に記載の発明によれば、事象発生時間取得手段が、現在位置における標準電波の伝搬に影響が高まる時間帯の基準となる所定の自然事象の発生時間を求めて、実行時間条件変更手段が、この事象発生時間取得手段により求められた発生時間と前記受信実行時間条件との関係に基づいて、前記受信実行時間条件を変更する。これにより、現在位置における所定の自然現象が受信環境に与える影響を考慮して、この現在位置における受信環境に適した受信実行時間条件を設定して、標準電波の受信を実行することができる。
請求項3に記載の発明によれば、実行時間条件変更手段が有する季節別変更手段は、現在位置及び現在の月日に基づいて定まる該現在位置における季節に応じて受信実行時間条件を変更する。これにより、現在位置における季節の変化が受信環境に与える影響を考慮して、現時点の受信環境に適した受信実行時間条件を設定して、標準電波の受信を実行することができる。
請求項4に記載の発明によれば、受信実行時間条件には少なくとも受信時間帯が定められており、実行時間条件変更手段は、事象発生時間取得手段により求められた発生時間と、受信制御手段により標準電波の受信を実行する制御が行われる受信時間帯との関係に基づいて、受信実行時間条件を変更する。これにより、現在位置において受信環境に影響を与える所定の自然現象が発生する時間と標準電波の受信を実行する制御が行われる受信時間帯との関係を考慮して、現在位置の受信環境に適した受信実行時間条件を設定して、標準電波の受信を実行することができる。
請求項5に記載の発明によれば、受信実行時間条件には少なくとも所定の受信時間帯に標準電波を受信する受信回数が定められており、実行時間条件変更手段が有する受信回数変更手段が、上記受信回数を変更する。これにより、受信環境に応じた受信回数を設定して適切な受信実行時間条件の下で、標準電波の受信を実行することができるようになる。
請求項6に記載の発明によれば、都市位置情報記憶手段により都市と該都市の位置情報とが対応付けられて記憶されており、この記憶された都市のうち、都市抽出手段により、現在位置から所定距離以内の都市が抽出されて、抽出都市事象発生時間取得手段が、この抽出された都市における所定の自然事象の発生時間を求める。そして、実行時間条件変更手段が、求められた発生時間と受信実行時間条件との関係に基づいて、受信実行時間条件を変更する。これにより、現在位置から所定距離以内の都市における自然現象が、現在位置における受信環境に与える影響を考慮した適切な受信実行時間条件を設定して、標準電波の受信を実行することができるようになる。
請求項7に記載の発明によれば、地域位置情報記憶手段により、地域と当該地域の位置情報とが対応付けられて記憶されており、受信制御手段が、現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に対応する現在位置から予め定められている距離以内の地域が上記地域位置情報記憶手段に存在するか否かを判別し、存在すると判別された際は、存在する地域の位置情報に対応する時刻に、時刻データを含む標準電波の受信を実行する制御を行う。これにより、現在位置から予め定められている距離以内の地域の位置情報に対応する時刻を考慮した適切な受信実行時間条件を設定して、標準電波の受信を実行することができる。また、請求項10に記載の発明によっても、請求項7に記載の発明と同様の作用効果が発揮される。
請求項8に記載の発明によれば、現在位置情報取得手段が有する現在地定期更新手段が、所定時刻にGPS衛星からのGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて現在地を算出して再設定する。これにより、移動している場合であっても、正確な現在位置が定期的に更新されるため、該現在位置における受信環境に合った適切な受信実行時間条件を設定し、標準電波の受信を実行することができる。
次に、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下においは、本発明の時刻情報受信装置を電波時計に適用した場合について説明するが、本発明を適用可能な形態が、これに限定されるものではない。
図1は、本発明を適用した電波時計1の動作の概要を示す図である。同図は、送信所2から40kHz(又は60kHz)の標準電波f11が送信されて、各電波時計1が標準電波f11を受信することを示している。標準電波f11を受信した電波時計1は、タイムコードを生成して計時部が計時している現在時刻を修正する。
また、GPS(Global Positioning System)衛星から衛星の位置データを含むGPS信号f21が発信されており、電波時計1は、GPS信号f21を受信する。そして、電波時計1は、GPS信号f21に含まれる位置データに基づいて、電波時計1が位置する現在地の緯度及び経度を算出して現在位置を取得する。そして、電波時計1は、この現在位置に基づいて日出や昼夜等の自然事象の発生時間を求めて、この自然事象が受信環境に与える影響を考慮し、標準電波f11を受信する時間帯や該時間帯に受信する回数を決定する。
<第1実施形態>
図2は、第1実施形態の電波時計1の内部構成を示すブロック図である。同図によれば、電波時計1は、CPU(Central Processing Unit)10、入力部12、表示部14、電波受信回路部16、タイムコード生成回路部18、計時回路部20、発振回路部22、位置データ取得部24、RAM(Random Access Memory)260、及びROM(Read Only Memory)280を備えて構成される。発振回路部22を除く各部はバス30により接続されており、発振回路部22は計時回路部20に接続されている。
CPU10は、所定のタイミングあるいは入力部12から入力された操作入力に応じて、ROM280に格納された各種プログラムを読み出してRAM260に展開し、このプログラムに基づいて電波時計1内の各部における動作を統括的に制御する。
特に、CPU10は、第一時刻修正処理を実行して、自然事象の一つである日出が発生する時刻(以下、適宜「日出時刻」という。)を算出し、日出の発生による受信環境への影響の小さい時間帯に電波受信回路部16を制御して、この時間帯に適切な回数の受信動作を実行させる。そして、CPU10は、タイムコード生成回路部18を制御して、この受信動作により受信された標準電波からタイムコードを生成させて、このタイムコードに基づいて計時回路部20が計時している内部時刻を修正させるとともに、この内部時刻データの表示信号を表示部14に出力して表示時刻を更新させる。
入力部12は、電波時計1に各種機能を実行させるためのスイッチ等で構成される。これらスイッチがユーザにより操作された時には、対応するスイッチの操作信号をCPU10に出力する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)やセグメント型ディスプレイ等で構成された表示装置である。そして、CPU10から出力される表示データ、例えば、計時回路部20で計時されている内部時刻等をデジタル表示する。
電波受信回路部16は、スーパーヘテロダイン方式等の受信機であり、標準電波の受信を開始した直後に高速なAGC動作により、受信利得を調整し、速やかに該当する周波数信号をタイムコード生成回路部18に出力する。そして、タイムコード生成回路部18は、電波受信回路部16から出力された信号に基づいて、図11に示したフォーマットを有する標準タイムコードを生成してCPU10に出力する。
計時回路部20は、発振回路部22から出力されるクロック信号を計数して内部時刻データとし、この内部時刻データをCPU10へ出力する。発振回路部22は、水晶発振器などで構成され、常時一定周波数のクロック信号を計時回路部20へ出力する。
位置データ取得部24は、GPSアンテナ(図示せず)を有しており、このGPSアンテナによりGPS衛星3から受信したL1帯のC/Aコードを復調・解読して現在位置の緯度及び経度を算出する。この算出された緯度及び経度は現在位置261としてRAM260に記憶される。
RAM260は、CPU10が第一時刻修正処理等を実行する際に書き込まれるあるいは読み出される複数の処理データのメモリエリアを有している。具体的には、現在位置261、日出時刻263、受信実行時間条件265、受信開始時刻271、及び処理開始時刻273等のメモリエリアである。
現在位置261は、CPU10の現在位置を測定する指示に従って、位置データ取得部24により取得される。日出時刻263は、現在位置において日出が発生する時刻を示すデータであり、現在位置261及び内部時刻に基づいて、第一時刻修正処理の中で算出される。
受信実行時間条件265は、受信回数267と受信可能時間帯データ269から構成される。受信可能時間帯データ269は、日出の発生による受信環境への影響の小さい時間帯を示すデータである。本実施形態では、この時間帯をAM0:00から日出時刻の1時間前の時刻までとして算出する。また、受信回数267は、受信可能時間帯データ269が示す時間帯に電波受信回路部16を制御して実行させる受信動作の回数を示すデータであり、該時間帯の時間幅に基づいて決定される。そして、受信実行時間条件265に従い受信動作を実行する時刻が算出されて、受信開始時刻271として書き込まれる。
処理開始時刻273は、第一時刻修正処理において、計時回路部20により計時されている内部時刻を修正するための一連の処理を開始する時刻を示すデータである。処理開始時刻273は、例えば、AM23:30等の時刻データが予め設定されているが、ユーザ操作による入力部12からの指示入力により変更できるものとする。
ROM280は、各種初期設定値や初期プログラムの他、電波時計1が有する各機能を実現するためのプログラムやデータ等を格納する領域である。特に、本実施形態に係る第一時刻修正処理を実行するためのプログラムあるいはデータである、第一時刻修正処理プログラム281及び受信回数テーブル283が格納されている。第一時刻修正処理プログラム281は、第一時刻修正処理を実行するためのプログラムである。即ち、CPU10は、第一時刻修正処理プログラム281を読み出してRAM260に展開し、第一時刻修正処理を実行する。
受信回数テーブル283は、第一時刻修正処理において、受信実行時間条件265の構成データである受信回数267を決定する際に参照するためのテーブルである。図3に、受信回数テーブル283の構成例を示す。受信回数テーブル283には、受信可能時間と受信回数とが対応付けられて記憶されている。例えば、受信可能時間「6時間以上」には、受信回数「3回」が対応付けられている。これは、日出時刻263に基づいて算出した受信可能時間帯データ269に含まれる2つの時刻の時間幅である受信可能時間が6時間以上であった場合に、受信回数を3回に決定して、受信実行時間条件265の受信回数267として3回が記憶されることを表している。このように、受信可能時間の時間幅が小さくなると受信回数が増加するように定められている。
次に、第一時刻修正処理の動作について、図4及び図5を参照しながら詳細に説明する。図4は、第一時刻修正処理のフローチャートを示している。CPU10は、まず、計時回路部20により計時されている内部時刻が、処理開始時刻273になったか否かを監視する(ステップA2)。そして、処理開始時刻273になったことを検出した場合(ステップA2;Yes)には、以下に説明する内部時刻修正のための一連の処理を開始する。
CPU10は、位置データ取得部24を制御して、GPS衛星から送信されている信号を受信させて現在位置を算出させ、現在位置261としてRAM260に格納する(ステップA4)。現在位置261と内部時刻の月日とに基づいて日出時刻を算出して日出時刻263とする(ステップA6)。そして、AM0:00から日出時刻263の1時間前の時刻までの時間帯を受信可能時間帯に決定して受信可能時間帯データ269とする(ステップA8)。受信回数テーブル283を参照して、この受信可能時間帯データ269に対応する受信回数の値を決定し、受信回数267としてRAM260に格納する(ステップA10)。受信実行時間条件265である受信回数267及び受信可能時間帯データ269から、電波受信回路部16を制御して標準電波の受信を開始させる時刻である受信開始時刻を算出して受信開始時刻271としてRAM260に格納する(ステップA12)。具体的には、例えば、AM0:00が1回目の受信開始時刻271とする。この場合、2回目の受信開始時刻271は、受信可能時間帯データ269が示す時間幅を受信回数267で除算して求めた商を受信開始時刻間の時間幅として、この時間幅をAM0:00に加算して求める。例えば、受信可能時間帯データ269の時間幅が3時間と受信回数が5回とであった場合には、受信開始時刻間の時間幅が36分間と算出されて、2回目の受信開始時刻271はAM0:36となる。3回目以降の受信開始時刻271を求める場合も、2回目の受信開始時刻271を求める場合と同様にして求められる。受信開始時刻271を決定した後、CPU10は、内部時刻が受信開始時刻271になったか否かを監視する(ステップA14)。受信開始時刻271になったことを検出した場合(ステップA14;Yes)には、電波受信処理を実行する(ステップA16)。
図5は、電波受信処理のフローチャートを示している。図5によれば、CPU10が、電波受信回路部16を制御して標準電波を受信させると、この受信された信号を受けて、タイムコード生成回路部18により随時タイムコードが生成される(ステップB2)。CPU10は、この生成されたタイムコードが図11に示すようなフォーマットのデータとして欠陥がないか否かを判定する。正常なタイムコードであると判定した場合(ステップB4;Yes)には、このタイムコードに基づいて内部時刻を修正して(ステップB6)、第一時刻修正処理に戻る。一方、生成されたタイムコードに欠陥があると判定した場合(ステップB4;No)には、内部時刻の修正は行わずに第一時刻修正処理に戻る。そして、第一時刻修正処理のステップA2に処理を移行し、ステップA2〜A16の処理を繰り返す。
以上、第1実施形態によれば、電波時計1において、GPS衛星3から送信されている信号に基づいて現在位置を算出し、受信環境が良い夜間であるAM0:00から現在位置における日出時刻263の1時間前の時刻までを受信可能時間帯に決定して、この受信可能時間帯の間に標準電波の受信を実行する。また、受信可能時間帯の時間幅に応じて、この受信可能時間帯の間に実行する標準電波の受信回数を増減させるように定めた受信回数テーブル283が備えられており、この受信回数テーブル283を参照することにより、決定した受信時間帯の時間幅に対応する受信回数が決定される。従って、受信環境が良い時間帯に、この時間帯の時間幅に適切な受信回数を設定して、標準電波の受信を実行するよう制御することができる。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態の受信テーブル283は、受信可能時間帯データ269から算出する時間幅である受信可能時間のみに基づいて受信回数を決定する場合に用いる参照データである。受信テーブル283の変形例として、季節(月日)をも考慮して受信回数を決定する場合に用いる参照データについて、図6を参照しながら説明する。
図6は、受信可能時間に加えて季節(月日)をも考慮して受信回数を決定する場合に用いる受信回数テーブル284を示している。季節と月日との関係は世界の各地域によって異なるため、日本用の参照データ284−1、オーストラリア用の参照データ284−2、中国用の参照データ284−3等のように気候の異なる各地域ごとの受信回数テーブル284を設ける。ここでは、日本用の参照データ284−1について説明する。
日本には春夏秋冬という4つの季節があるが、受信環境に着目した場合、夏とそれ以外の季節(春秋冬)に分けることができる。それは、夏とそれ以外の季節とでは夜間における上空の電離層の高さや電子密度のピーク値が異なるため、夏以外の季節(春秋冬)の方が、夜間の受信環境が良いからである。そのため、夏における受信回数として、それ以外の季節(春秋冬)の受信回数を1つ増やした受信回数を定めている。ただし、ここでは夏を6月22日(夏至)〜9月23日(秋分の日)としている。
特に、日本のように季節ごとに気候が異なる地域においては、受信可能時間のみに基づいて受信回数を決定する場合よりも、季節(月日)という条件を加味した受信テーブル284を使用して受信回数を決定する場合の方が、現在位置における受信環境により適した受信回数を設定することができる。
受信回数テーブル284を使用して、第一時刻修正処理を実行する場合の処理動作について説明する。特に、第1実施形態の第一時刻修正処理と異なる部分について、図4を参照しながら説明する。まず、CPU10が処理開始時刻273を監視して検出した場合に、位置データ取得部により現在位置261が取得され、日出時刻263を算出して受信可能時間帯を決定して受信可能時間帯データ269として記憶するステップまで(ステップA2〜A8)は、上述した第1実施形態の第一時刻修正処理と同様である。
次に、現在位置261に基づいて、CPU10は、現在位置261に対応する地域用の受信回数テーブル284を選択するステップを実行する。使用する受信回数テーブル284が決定した後、CPU10は、該受信回数テーブル284を参照して、内部時刻の月日に基づいて「夏」または「春秋冬」を選択し、選択した季節(月日)欄の行から受信可能時間帯データ269に対応する受信回数を決定して、受信回数267として記憶する。以降の処理は、上述した第1実施形態の第一時刻修正処理と同様である。
<第2実施形態>
第1実施形態では、日中の社会生活が始まる時の受信環境の変化を考慮した実施形態について述べたが、第2実施形態は、夜間に所定範囲内の距離にある都市から届く雑多な電波の影響によって受信環境が変化する場合を考慮した実施形態である。図7は、第2実施形態の電波時計1の構成を示すブロック図である。なお、図2に示した電波時計1と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7によれば、第1実施形態の場合と異なるのは、ROM380に格納されている第二時刻修正処理プログラム381と、大都市リスト383と、影響距離閾値385と、RAM360に記憶される影響日出時刻361と、である。
第二時刻修正処理プログラム381は、第二時刻修正処理を実行するためのプログラムである。第二時刻修正処理は、日中では届かない所定範囲内の距離にある都市で発生される雑多な電波が、電離層の高さや電子密度のピーク値等の自然現象の影響により受信環境が良好になる夜間に届いてしまう現象を考慮した時刻に標準電波を受信して内部時刻を修正する処理である。
図8は、大都市リスト383を示す図である。大都市リスト383は、第二時刻修正処理において、雑多な電波の影響を及ぼす可能性のある都市をリストアップした一覧表であり、都市名と該都市の位置データである緯度及び経度とを対応付けている。影響距離閾値385は、大都市リスト383にある都市から送信される雑多な電波の影響を受ける可能性のある距離の閾値である。また、影響日出時刻361は、現在位置から影響距離閾値385の範囲内にある大都市の日出時刻である。
例えば、影響距離閾値385が6000kmであり、位置データ取得部24により取得された現在位置がニューヨークであった場合には、ニューヨークとの距離が6000km以内にあるロンドンが大都市リスト383から抽出される。ニューヨークの日出時刻をAM5:30、ロンドンの日出時刻(ニューヨーク時間で)をAM1:30とした場合に、第二時刻修正処理により決定される受信可能時間帯は次のようになる。
図9にニューヨーク及びロンドンの各時刻の関係を示す。時刻T1はAM0:00であり、時刻T5はニューヨークの位置における日出時刻である。また、日出時刻である時刻T5の1時間前の時刻が時刻T4である。すなわち、第一時刻修正処理で決定する受信可能時間帯は時刻T1〜時刻T4である。ところが、第二時刻修正処理では、ロンドンの日出時刻であるT3の1時間前である時刻T2までを夜間のロンドンで送信される雑多な電波が影響を及ぼす時間帯として、この時間帯を第一時刻修正処理で決定した受信可能時間帯から除外する。すなわち、第二時刻修正処理で決定する受信可能時間帯は時刻T2〜時刻T4となる。
次に、第二時刻修正処理の動作について、図10を参照しながら詳細に説明する。図10は、第二時刻修正処理のフローチャートを示している。CPU10は、まず、計時回路部20により計時されている内部時刻が、処理開始時刻273になったか否かを監視する(ステップC2)。そして、処理開始時刻273になったことを検出した場合(ステップC2;Yes)には、以下に説明する内部時刻修正のための一連の処理を開始する。
CPU10は、位置データ取得部24を制御して、GPS衛星から送信されている信号を受信させて現在位置を算出させ、現在位置261としてRAM360に格納する(ステップC4)。現在位置261と内部時刻の月日とに基づいて日出時刻を算出して日出時刻263とする(ステップC6)。ここまでの処理は、第一時刻修正処理と同様である。
現在位置261と大都市リスト383の各都市の位置データである緯度及び経度とに基づいて、現在位置261が示す位置から大都市リスト383の各都市までの距離を算出する(ステップC8)。算出した距離が、影響距離閾値385の範囲内となる都市があった場合(ステップC10;Yes)には、その都市に関するデータを大都市リスト383から抽出する。抽出した都市の緯度及び経度と内部時刻の月日とに基づいて、この都市における日出時刻を算出して(ステップC12)、影響日出時刻361としてRAM360に格納する。先述したように、AM0:00から日出時刻263として格納された時刻の1時間前の時刻のうち、影響日出時刻361として格納された時刻の1時間前の時刻以前の時間帯を除外した時間帯を受信可能時間帯に決定して(ステップC14)、受信可能時間帯データ269としてRAM360に格納する。一方、影響距離閾値385の範囲内となる都市がなかった場合(ステップC10;No)には、AM0:00から日出時刻263として格納された時刻の1時間前の時刻を受信可能時間帯に決定して(ステップC14)、受信可能時間帯データ269としてRAM360に格納する。
受信可能時間帯を決定した後に、受信回数を決定して(ステップC16)受信開始時刻271を算出し(ステップC18)、受信開始時刻271になったことを検出した場合(ステップC20;Yes)には、電波受信処理を実行する(ステップC22)が、以降の処理は第一時刻修正処理と同様であるため説明を省略する。
以上、第2実施形態によれば、電波時計1において、電離層の高さや電子密度のピーク値等の自然現象の影響により受信環境が良くなる夜間に、現在位置から所定範囲内の距離にある都市で発生した雑多な電波が届いてしまう現象が起きる時刻を考慮し、雑多な電波が届き易い時間帯を算出して、この時間帯を受信可能時間帯から除外する。従って、日出の発生に加えて、現在位置から所定範囲内の距離にある都市で発生した雑多な電波が届いてしまう現象も、受信環境を変化させる要因として考慮している。そのため、更に適切な受信実行時間条件265を設定することができる。
以上、本発明を適用した2つの実施形態について説明したが、本発明が適用可能な実施形態はこれらに限られない。例えば、本実施形態において、受信回数を定める際に季節(月日)を条件項目に追加するとして説明したが、これに限らず天候や気温等受信環境に変化を与える要因となる自然現象であれば受信回数を定める際の条件項目に追加するとしても良い。その他、本実施形態における電波時計1の細部構成及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明を適用した電波時計の実施形態の概要を説明するための図である。 第1実施形態の電波時計の内部構成を示すブロック図である。 受信テーブルのデータ構成を示す図である。 第一時刻修正処理のフローチャートである。 電波受信処理のフローチャートである。 季節(月日)も考慮した場合の受信テーブルのデータ構成を示す図である。 第2実施形態の時刻情報受信装置の構成を示すブロック図である。 大都市リストを示す図である。 所定範囲内の距離にある都市からの電波の影響を回避する仕方を説明するための図である。 第二時刻修正処理のフローチャートである。 標準電波から生成されるタイムコードのフォーマットを示す図である。
符号の説明
1 電波時計
10 CPU
24 位置データ取得部
260、360 RAM
261 現在位置
263 日出時刻
265 受信実行時間条件
267 受信回数
269 受信可能時間帯データ
271 受信開始時刻
273 処理開始時刻
361 影響日出時刻
280、380 ROM
281 第一時刻修正処理プログラム
283 受信回数テーブル
381 第二時刻修正処理プログラム
383 大都市リスト
385 影響距離閾値
2 送信所
3 GPS衛星

Claims (10)

  1. 現在時刻を計時する計時手段と、
    現在の位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
    この現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に対応する受信実行時間条件に従った時刻に、時刻データを含む標準電波の受信を実行する制御を行う受信制御手段と、
    この受信制御手段により受信された標準電波に含まれる時刻データに基づいて、前記計時手段により計時されている現在時刻を修正する時刻修正手段と、
    を備えることを特徴とする時刻情報受信装置。
  2. 前記現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に基づいて、当該位置情報に対応する現在位置における標準電波の伝搬に影響が高まる時間帯の基準となる所定の自然事象の発生時間を求める事象発生時間取得手段と、
    この事象発生時間取得手段により求められた発生時間と前記受信実行時間条件との関係に基づいて、前記受信実行時間条件を変更する実行時間条件変更手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の時刻情報受信装置。
  3. 前記実行時間条件変更手段は、前記現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に対応する現在位置及び現在の月日に基づいて定まる当該現在位置における季節に応じて、前記受信実行時間条件を変更する季節別変更手段を有することを特徴とする請求項2に記載の時刻情報受信装置。
  4. 前記受信実行時間条件には少なくとも受信時間帯が定められており、
    前記受信制御手段は、前記受信時間帯に標準電波の受信を実行する制御を行う制御手段であり、
    前記実行時間条件変更手段は、事象発生時間取得手段により求められた発生時間と前記受信実行時間条件に定められている受信時間帯との関係に基づいて、前記受信実行時間条件を変更する手段であることを特徴とする請求項2又は3に記載の時刻情報受信装置。
  5. 前記受信実行時間条件には少なくとも所定の受信時間帯に標準電波を受信する受信回数が定められており、
    前記受信制御手段は、前記受信時間帯に標準電波の受信を前記受信回数実行する制御を行う制御手段であり、
    前記実行時間条件変更手段は、前記受信回数を変更する受信回数変更手段を有することを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の時刻情報受信装置。
  6. 都市と当該都市の位置情報とを対応付けて記憶する都市位置情報記憶手段と、
    この都市位置情報記憶手段により記憶された都市のうち、前記現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に対応する現在位置から所定距離以内の都市を抽出する都市抽出手段と、
    この都市抽出手段により抽出された都市における前記所定の自然事象の発生時間を求める抽出都市事象発生時間取得手段と、
    を更に備え、
    前記実行時間条件変更手段は、更に、前記抽出都市事象発生時間取得手段により求められた発生時間と前記受信実行時間条件との関係に基づいて、前記受信実行時間条件を変更する手段であることを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の時刻情報受信装置。
  7. 地域と当該地域の位置情報とを対応付けて記憶している地域位置情報記憶手段と、
    現在時刻を計時する計時手段と、
    現在の位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
    この現在位置情報取得手段により取得された現在の位置情報に対応する現在位置から予め定められている距離以内の地域が前記地域位置情報記憶手段に存在するか否かを判別し、存在すると判別された際は、存在する地域の位置情報に対応する時刻に、時刻データを含む標準電波の受信を実行する制御を行う受信制御手段と、
    この受信制御手段により受信された標準電波に含まれる時刻データに基づいて、前記計時手段により計時されている現在時刻を修正する時刻修正手段と、
    を備えることを特徴とする時刻情報受信装置。
  8. 前記現在位置情報取得手段は、所定時刻にGPS衛星からのGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて現在地を算出して再設定する現在地定期更新手段を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の時刻情報受信装置。
  9. 時刻データを含む標準電波を受信する受信装置を制御するコンピュータに、
    現在時刻を計時する計時機能と、
    現在の位置情報を取得する現在位置情報取得機能と、
    この現在位置情報取得機能により取得された現在の位置情報に対応する受信実行時間条件に従った時刻に、時刻データを含む標準電波の受信を実行する制御を行う受信制御機能と、
    この受信制御機能により受信された標準電波に含まれる時刻データに基づいて、前記計時手段により計時されている現在時刻を修正する時刻修正機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  10. 時刻データを含む標準電波を受信する受信装置を制御するコンピュータに、
    地域と当該地域の位置情報とを対応付けて記憶している地域位置情報記憶機能と、
    現在時刻を計時する計時機能と、
    現在の位置情報を取得する現在位置情報取得機能と、
    この現在位置情報取得機能により取得された現在の位置情報に対応する現在位置から予め定められている距離以内の地域が前記地域位置情報記憶機能に記憶されているデータの中に存在するか否かを判別し、存在すると判別された際は、存在する地域の位置情報に対応する時刻に、時刻データを含む標準電波の受信を実行する制御を行う受信制御機能と、
    この受信制御機能により受信された標準電波に含まれる時刻データに基づいて、前記計時機能により計時されている現在時刻を修正する時刻修正機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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