JP2006183455A - 自転車ロック検出装置及び機械式立体駐輪装置 - Google Patents

自転車ロック検出装置及び機械式立体駐輪装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006183455A
JP2006183455A JP2005347767A JP2005347767A JP2006183455A JP 2006183455 A JP2006183455 A JP 2006183455A JP 2005347767 A JP2005347767 A JP 2005347767A JP 2005347767 A JP2005347767 A JP 2005347767A JP 2006183455 A JP2006183455 A JP 2006183455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bicycle
roller
wheel
detection device
lock detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005347767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4539544B2 (ja
Inventor
Tsunekazu Kaneuchi
常和 金内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Environmental Solutions Corp
Original Assignee
JFE Plant and Service Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Plant and Service Corp filed Critical JFE Plant and Service Corp
Priority to JP2005347767A priority Critical patent/JP4539544B2/ja
Publication of JP2006183455A publication Critical patent/JP2006183455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4539544B2 publication Critical patent/JP4539544B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

【課題】 車輪のロックの有無に関して誤動作を招くことがない自転車ロック検出装置を提供する。
【解決手段】 自転車ロック検出装置は、自転車が移動するのを案内するガイド部9と、ガイド部9内にその外周面が露出し、スライドすることなく、回転のみができるように支持されたローラ10と、を備える。鍵が掛けられた車輪と鍵が掛けられていない車輪とがローラ10を通過するときのローラ10にかかるトルクの違いにより、車輪に鍵が掛けられているか否かを検出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、機械式立体駐輪装置の入出庫口において、自転車の車輪に鍵が掛けられているか否かを検出する自転車ロック検出装置に関する。
駅前やデパート等の狭いスペースに効率的に自転車を駐輪する機械式立体駐輪装置が建設されている。
機械式立体駐輪装置は、自転車を出し入れする入出庫口と、自転車を格納する格納部と、自転車を入出庫口から格納部まで搬送し、また格納部から入出庫口に搬送する搬送機構と、自転車を入出庫口及び格納部から引き込み又はこれらへ押し出す移載装置とを備える。利用者が自転車を入出庫口のガイドレールにセットすると、機械式立体駐輪装置は、入出庫口にセットされた自転車を移載装置で引き込み、搬送機構で所定の格納場所まで移動させる。そして移載装置が自転車を格納部に押し出す。以上により、人手を要することのない自動的な入庫動作が可能になる。自転車を出庫する場合には、入庫動作と逆の動作が行われる。
入出庫口のガイドレールにセットされた自転車は、移載装置により自転車の前輪の車軸又は前輪を掴まれた状態で駐輪装置の中に引き込まれる。その際、自転車はその後輪又は前輪がガイドレール上を転がりながら移動する。
しかし、利用者が自転車の車輪に鍵を掛けてしまうと、自転車を引き込むときに鍵が掛けられた車輪がバウンドして車輪がガイドレールから脱輪するおそれがある。この問題を解決するために、自転車の車輪に鍵がかかっているか否かを検出するロック検出装置が設けられる(例えば特許文献1、請求項1、図1参照)。
従来のロック検出装置では、ガイドレールの途中を切り取り、切り取った部分に自転車の移動方向に沿ってスライドできる車輪通過部材を設けている。そして、鍵が掛けられた車輪が車輪通過部材上を移動するときの摩擦力によって、車輪通過部材が自転車の移動方向にスライドするか否かを検出し、これにより車輪に鍵が掛けられているか否かを判断している。
特開2003−112675号公報
しかし、従来のロック検出装置にあっては、車輪通過部材をスライドさせる構造を採用しているので、ガイドレールと車輪通過部材との間に車輪通過部材をスライドさせるための隙間が空く。入出庫口は屋外に設置されることが多いので、この隙間には枯葉や塵芥等のごみが入り易い。隙間にごみが入ると、車輪通過部材がスライドするのが妨害され、車輪のロックの有無に関して誤動作を招くことがある。
そして、車輪通過部材の下面には複数のローラからなるスライド機構が必要になるので、構造が複雑になり易いという問題もある。
そこで本発明は、これらの問題を解決し、車輪のロックの有無に関して誤動作を招くことがない自転車ロック検出装置を提供することを目的とする。
以下本発明を説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでない。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、自転車が移動するのを案内するガイド部(9,22)と、前記ガイド部(9,22)内にその外周面が露出し、スライドすることなく、回転のみができるように支持されたローラ(10,20)と、鍵が掛けられた車輪と鍵が掛けられていない車輪とが前記ローラ(10,20)を通過するときの前記ローラ(10,20)にかかるトルクの違いにより、前記車輪に鍵が掛けられているか否かを検出する検出手段(11,12)と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自転車ロック検出装置において、前記検出手段は、前記ローラ(10,20)の回転に抵抗するばね(11)と、前記ローラ(10,20)が所定角度回転するのを検出するセンサ(12)と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の自転車ロック検出装置において、前記ローラ(10,20)は自転車の前輪及び後輪に対応して2箇所設けられ、前記検出手段(11,12)は、自転車の前輪又は後輪に鍵が掛けられているか否かを検出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3いずれかに記載の自転車ロック検出装置において、前記ガイド部(9,22)は断面略V字形の溝形状に形成され、車輪の幅にかかわらず車輪が前記ローラ(10,20)に乗り上げる際の乗り上げ代が略一定になるように、前記ガイド部(9)の前記ローラ(10,20)の近傍にスロープ(18,23)が設けられることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の自転車ロック検出装置において、前記ローラ(20)はその軸線方向の中央部(20a)がくびれている鼓型のローラであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし3いずれかに記載の自転車ロック検出装置において、前記ガイド部(9)は、車輪の幅にかかわらず車輪が走行できる平らな底部(9c)を有し、前記ローラ(10,20)の外周面は、前記底部(9c)から露出することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6いずれかに記載の自転車ロック検出装置において、前記ローラ(10,20)の外周面に、車輪との間の摩擦力を増大させるための表面処理が施されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、自転車を出し入れする入出庫口(1)と、自転車を格納する格納部(4)と、前記入出庫口(1)と前記格納部(4)との間で自転車を搬送する搬送機構(3)と、自転車を前記入出庫口(1)及び前記格納部(4)から引き込み又はこれらへ押し出す移載装置(5)と、前記入出庫口(1)において自転車を引き込む際に車輪に鍵が掛かっているか否かを検出する自転車ロック検出装置(7)と、を備える機械式立体駐輪装置において、前記自転車ロック検出装置(7)は、自転車が移動するのを案内するガイド部(9,22)と、前記ガイド部(9,22)内にその外周面が露出し、スライドすることなく、回転のみができるように支持されたローラ(10,20)と、鍵が掛けられた車輪と鍵が掛けられていない車輪とが前記ローラ(10,20)を通過するときの前記ローラ(10,20)にかかるトルクの違いにより、前記車輪に鍵が掛けられているか否かを検出する検出手段(11,12)と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、回転のみができるように支持されたローラで車輪のロックの有無を検出するので、従来の車輪ロック検出装置のようなスライドさせるためのスペースが必要なくなる。このためロック検出装置の誤動作を防止することができる。また、スライド機構も必要なくなり、ロック検出装置の構造が簡単になる。
請求項2に記載の発明によれば、ローラにかかるトルクの違いにより、車輪に鍵が掛けられているか否かを検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、自転車の前輪又は後輪に鍵が掛けられているかどうかを、どちらの場合でも検出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、スロープを設けることで車輪の幅にかかわらず車輪が前記ローラに乗り上げる際の乗り上げ代が略一定になるので、ローラにかかるトルクのばらつきを少なくすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、鼓型のローラがローラ上を移動する車輪を案内する機能を持つと共に、車輪がガイド部から鼓型のローラへ乗り上げる量を小さくできる。それゆえ、移載装置が自転車を引き込む際に自転車がローラに乗り上げても、自転車が傾いたり、上下方向に移動したりする所謂ばたつき現象を緩和することができる。また、細い車輪を鼓型のローラの中央部に落ち込ませる一方、太い車輪はローラの中央部に完全には落ち込ませないようにすることで、車輪の幅にかかわらずロックを確実に検知できる。
請求項6に記載の発明によれば、底部を平らに形成することで車輪の幅にかかわらず車輪が前記ローラに乗り上げる際の乗り上げ代が略一定になるので、ローラにかかるトルクのばらつきを少なくすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、例えば雨が降った場合でもスリップを防止することができるので、精度の高い検出になる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明のような効果を奏する検出装置を装備した駐輪場を提供できる。
以下添付図面に基づいて、本発明の一実施形態における機械式立体駐輪装置を説明する。全ての図で同じ名称で呼ばれるものには同じ符号を使用している。図1は機械式立体駐輪装置の断面図を示す。機械式立体駐輪装置は、利用者が自転車をセットする入出庫口1と、自転車を多数格納する格納庫2とを備える。自転車は入出庫口1から格納庫2の格納部4までエレベータ3によって搬送される。
この実施形態では、格納庫2には上下方向に複数段の格納部4が配列される。各段の格納部4は格納庫2の中心から放射状に配列されている。格納庫2の形状、格納部4の配列はこの例に限られることはなく、例えば地下に設けられてもよいし、各階毎に搬送機構を設け、格納部4を平行に並べてもよい。
自転車の入庫動作は以下のように行われる。利用者が自転車6を入出庫口1にセットすると、移載装置5が自転車6を入出庫口1からエレベータ3の床部3a上に引き込む。その後、エレベータ3が自転車6を所定高さの格納部4まで上昇させ、旋回機構8が床部3aを所定の角度の格納部4に向くように旋回させる。床部3aと格納部4とが位置決めされたら、移載装置5が自転車6を床部3aから格納部4に押し出す。以上により入庫動作が終了する。自転車を出庫する場合には、上記入庫動作と逆の動作が行われ、格納部4に格納された自転車6が入出庫口1まで自動的に出庫される。
図2は入出庫口1に設けた自転車ロック検出装置7の斜視図を示し、図3は自転車ロック検出装置7の側面図を示し、図4は自転車ロック検出装置7の断面図を示す。図2に示されるように、自転車ロック検出装置7は、自転車が移動するのを案内するガイド部9と、ガイド部9内にその外周面が露出するローラ10と、ローラ10の回転に抵抗するばねとしての引っ張りばね11と、ローラ10が所定角度回転するのを検出するセンサとしてのリミットスイッチ12と、を備える。
ガイド部9は、断面V字形状に形成されると共に細長くレール状に伸びる。ガイド部9の底部9aの高さは地面よりも若干低く、利用者は地面から一段下がったガイド部9上に自転車をセットすることになる。利用者がガイド部9に自転車をその後輪を基準にしてセットすると、図示しない一対の板ばね等によって自転車の後輪が挟まれ、これにより自転車が自立する。
その後、移載装置5が自転車をガイド部9からエレベータ3の床部3a上に引き込む。その際、移載装置5の一対のパッド5a,5bが前輪の車軸6aを両側から挟む。移載装置5は車軸6aを掴んだまま自転車の前輪及び後輪を回転させながら自転車を床部3aに引き込む。
なおガイド部9に自転車をセットする際、利用者が移載装置に直接自転車の前輪を掴ませても良い。この場合、自転車は前輪を基準にして位置決めされることになり、自転車の後輪部に設けた自転車を自立させる手段は不要になる。
図3に示されるように、ローラ10は自転車6の前輪及び後輪に対応して、前輪及び後輪の僅か前方に合計2箇所設けられる。図4に示されるように、ガイド部9には、ローラの外径よりも僅かに大きな開口孔9bが側方から空けられ、この開口孔9b内にローラ10が収容される。ローラ10の外周面はガイド部9内で露出する。ローラ10の両端の軸端部10aはガイド部9に固定された支持枠13に軸受けを介して、スライドすることなく、回転のみができるように支持される。
図4に示されるように、ローラ10の一方の軸端部10aにはレバー14が取り付けられる。図3に示されるように、このレバー14には、ローラ10の回転に抵抗するトルクを与える引っ張りばね11が連結される。通常時は、引っ張りばね11によって、レバー14はストッパ15に突き当てられた状態になる。またレバー14を挟んで引っ張りばね11の反対側には、リミットスイッチ12が配置される。このリミットスイッチ12は、ローラ10が引っ張りばね11の抵抗に打ち勝って所定角度回転するのを検出する。
ローラ10の外周面には、車輪との間の摩擦力を増大させるための表面処理がなされる。表面処理方法としては、例えば紙やすりのようなシートを貼り付ける方法や、ゴムライニングや、表面がざらざらになる塗装をする方法や、表面にぎざぎざした畝や瘤を形成する方法が挙げられる。図8は円柱状のローラの外周面に、車輪との摩擦力を増大させるために、ローラの軸線方向に伸びる溝を形成した例を示す。この溝はローラの外周面に軸線方向に伸びる凹溝を掘ることで形成される。
移載装置5で自転車を引き込む際、ガイド部9上を移動する車輪はローラ10上に乗り上げる。車輪に鍵が掛かっていると、車輪とローラとの摩擦力によってローラ10に過大なトルクが加わり、ローラ10が引っ張りばね11に打ち勝って回転する。ローラ10が所定角度まで回転すると、レバー14がリミットスイッチ12を叩く。そうすると、リミットスイッチ12は信号を発し、この信号により警報がなり、移載装置5の停止信号が出される。警報としては、鍵が掛かっている旨の音声案内がなされてもよいし、管理人に知らせるブザーが用いられてもよい。
一方、鍵が掛けられていない車輪がローラ10上を通過する場合は車輪が転がるので、ローラ10には過大なトルクが加わることはない。このためローラ10は所定角度以上回転することなく、警報が発せられることもない。
この実施形態によれば、回転のみができるように支持されたローラ10で車輪のロックの有無を検出するので、従来の車輪ロック検出装置のようにスライドさせてロックの有無を検出する必要がなくなる。したがって、スライドさせる場合のようなごみによる誤動作が生じることがない。
自転車6には前輪に鍵が掛けられるタイプと、後輪に鍵が掛けられるタイプがある。移載装置5が自転車の前輪を掴んで後輪のみを回転させながら引き込み又は押し出す場合には、あまり問題にならないが、移載装置5が前輪の車軸を掴んで自転車の前輪及び後輪の双方を転がしながら自転車を引き込み又は押し出す場合には、後輪だけでなく、前輪に鍵が掛けられているかどうかも自転車を円滑に移動させるためには検出する必要がある。ローラ10を前輪及び後輪に対応して2箇所配置することで、前輪又は後輪に鍵が掛けられているか否かを検出することができる。
図5は幅が異なる2種類の車輪A,Bをガイド部9内に設置した状態を示す。ガイド部9が断面V字形状に形成されている場合、車輪A,Bの幅によって車輪の到達深さも変わってきて、当然車輪がローラ10を乗り上げる際の乗り上げ代も変わってくる。乗り上げ代が変わると、ローラ10に加わるトルクにばらつきが発生する。この問題を解決するために、図6に示されるように、ローラ10の前後にスロープ18を設け、車輪A,Bの幅にかかわらず車輪A,Bがローラ10に乗り上げる際の乗り上げ代を略一定にしてもよい。
スロープ18を設ける他にも、図7に示されるように、ガイド部9をU字形状に形成すると共に、ガイド部9に車輪A,Bの幅にかかわらず車輪A,Bが走行できる平らな底部9cを形成してもよい。ローラ10の外周面は底部9cからわずかに突出している。この例でも車輪A,Bの幅にかかわらず車輪A,Bがローラ10上に乗り上げる際の乗り上げ代が略一定になる。
図9は、自転車ロック検出装置の他の例を示す。上記図2に示される自転車ロック検出装置では、ガイド部9が断面V字形状に形成され且つローラ10が円柱形に形成されるので、移載装置5が自転車6を引き込む際に自転車6がローラ10に乗り上げたときに、自転車6が傾いたり、上下方向に移動したりする所謂ばたつき現象を起こすおそれがある。移載装置5のパッド5a,5bが車軸を挟んでいるが、アームが長いときはモーメントを抑えきれないからである。自転車6がばたつくと、自転車が機械式立体駐輪装置に入らなくなるので、センサが自転車の傾きを検知して、移載装置の引き込みを停止させてしまう。
ばたつき現象を緩和するために、この例では、図10に示されるように、ローラ20の形状が軸線方向の中央部20aがくびれている鼓型をなす。ローラ20以外のレバー14、引っ張りばね11、リミットスイッチ12の構成は上記図に示される自転車ロック検出装置と同一である。ローラ20を鼓形にすることで、ローラ20の中央部20aに車輪を案内する機能を持たせることができる。それゆえ、移載装置が自転車6を引き込む際に自転車6がローラ20に乗り上げても、自転車がばたつくことがなくなる。なお、ローラ20を鼓型に形成すると、ローラ20に摩擦力を増大させるための溝を形成しにくくなる。このため、ローラ20の表面に紙やすりのようなものを張って摩擦力を増大させてもよい。
ところで、自転車には、通勤・通学用自転車、シティ車、スポーツ車等さまざまな種類があり、車輪の幅、重量も自転車の種類毎に異なる。ガイド部22が断面V字形に形成されるので、細い車輪Bは太い車輪Aよりもガイド部内に落ち込む量が大きく、したがって細い車輪Bが円柱形状のローラ10を乗り上げる量は太い車輪Aよりも大きくなる。そこで本実施形態では、ローラ20の中央部20aの径をせばめて細い車輪Bの乗り上げ量を小さくしている。その一方、太い車輪Aがローラ20の軸線方向の縁部20bに乗るようにくびれの形状を設計している。このため、太い車輪Aをローラ20の中央部20aに落ち込ませないことができ、太い車輪Aのロックも確実に検知できる。
図9に示される自転車ロック検出装置では、ガイド部22は、その途中からわずかな角度α(例えば3度)の勾配を付けて水平から下げられている。そして、ガイド部22の水平な前方部分22aに前輪のロックを検知するローラ20が配置される。ガイド部22に勾配を付けたのは、利用者が自転車の後輪を位置決めのための当て板24に位置決めし易くするためである。位置決めした自転車は、自立のための後輪落とし孔22bによって自立される。移載装置5が自立した自転車6の前輪を挟み、水平方向に引っ張ると、車輪が転がった状態で自転車6がガイド部22上を移動する。前方のローラ20は、自転車6の前輪が僅かに浮き上がったとしても、自転車6の前輪に接触する高さに設定される。
またこの例の自転車ロック検出装置では、スロープの製造工程を簡略にするために、スロープがガイド部22の長手方向と直交する方向に伸びる複数本の丸棒23から構成される。傾斜を形成できるように、複数本の丸棒23は高さを変えて設置される。この図9ではスロープはローラ20の両側に配置されているが、ローラ20の入庫側(ローラ20の右側)のみに設置されてもよい。出庫するときは、自転車6のロックを検知する必要がないし、車輪がローラ20を乗り上げても問題が生じないからである。
なお本発明は上記実施形態に限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で様々に変更可能である。例えば、前方のローラを鼓型にし、後輪のローラを円柱形にしてもよい。この場合、鼓型のローラにはスロープがなくてもよい。また、2箇所のローラのレバーをリンクで連結して、一つのリミットスイッチで車輪のロックを検知してもよい。また、ローラは2箇所に設けられなくても、前輪の前方又は後輪の前方に一箇所のみに設けられてもよい。さらに、引っ張りコイルばねは、レバーの反対側に設けられた圧縮コイルばねであってもよいし、ねじりコイルばねであってもよい。
本発明の一実施形態における機械式立体駐輪装置の断面図 自転車ロック検出装置の斜視図 上記自転車ロック検出装置の側面図 上記自転車ロック検出装置の断面図 ガイド部9上の幅の異なる車輪を示す断面図 スロープを設けた自転車ロック検出装置の側面図 底部を設けたガイド部上の幅の異なる車輪を示す断面図 溝を形成した円柱形状のローラを示す斜視図 自転車ロック検出装置の他の例を示す側面図 鼓型ローラの正面図
符号の説明
1…入出庫口
3…エレベータ(搬送機構)
4…格納部
5…移載装置
6…自転車
7…自転車ロック検出装置
8…旋回機構
9,22…ガイド部
9c…底部
10,20…ローラ
11…引っ張りばね(ばね)
12…リミットスイッチ(センサ)
18…スロープ
20a…中央部
23…丸棒(スロープ)

Claims (8)

  1. 自転車が移動するのを案内するガイド部と、
    前記ガイド部内にその外周面が露出し、スライドすることなく、回転のみができるように支持されたローラと、
    鍵が掛けられた車輪と鍵が掛けられていない車輪とが前記ローラを通過するときの前記ローラにかかるトルクの違いにより、前記車輪に鍵が掛けられているか否かを検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする自転車ロック検出装置。
  2. 前記検出手段は、
    前記ローラの回転に抵抗するばねと、
    前記ローラが所定角度回転するのを検出するセンサと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の自転車ロック検出装置。
  3. 前記ローラは自転車の前輪及び後輪に対応して2箇所設けられ、
    前記検出手段は、自転車の前輪又は後輪に鍵が掛けられているか否かを検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車ロック検出装置。
  4. 前記ガイド部は断面略V字形の溝形状に形成され、
    車輪の幅にかかわらず車輪が前記ローラに乗り上げる際の乗り上げ代が略一定になるように、前記ガイド部の前記ローラの近傍にスロープが設けられることを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の自転車ロック検出装置。
  5. 前記ローラはその軸線方向の中央部がくびれている鼓型のローラであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の自転車ロック検出装置。
  6. 前記ガイド部は、車輪の幅にかかわらず車輪が走行できる平らな底部を有し、
    前記ローラの外周面は、前記底部から露出することを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の自転車ロック検出装置。
  7. 前記ローラの外周面に、車輪との間の摩擦力を増大させるための表面処理が施されることを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載の自転車ロック検出装置。
  8. 自転車を出し入れする入出庫口と、
    自転車を格納する格納部と、
    前記入出庫口と前記格納部との間で自転車を搬送する搬送機構と、
    自転車を前記入出庫口及び前記格納部から引き込み又はこれらへ押し出す移載装置と、
    前記入出庫口において自転車を引き込む際に車輪に鍵が掛かっているか否かを検出する自転車ロック検出装置と、を備える機械式立体駐輪装置において、
    前記自転車ロック検出装置は、
    自転車が移動するのを案内するガイド部と、
    前記ガイド部内にその外周面が露出し、スライドすることなく、回転のみができるように支持されたローラと、
    鍵が掛けられた車輪と鍵が掛けられていない車輪とが前記ローラを通過するときの前記ローラにかかるトルクの違いにより、前記車輪に鍵が掛けられているか否かを検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする機械式立体駐輪装置。
JP2005347767A 2004-12-03 2005-12-01 自転車ロック検出装置及び機械式立体駐輪装置 Active JP4539544B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005347767A JP4539544B2 (ja) 2004-12-03 2005-12-01 自転車ロック検出装置及び機械式立体駐輪装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004352067 2004-12-03
JP2005347767A JP4539544B2 (ja) 2004-12-03 2005-12-01 自転車ロック検出装置及び機械式立体駐輪装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006183455A true JP2006183455A (ja) 2006-07-13
JP4539544B2 JP4539544B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=36736759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005347767A Active JP4539544B2 (ja) 2004-12-03 2005-12-01 自転車ロック検出装置及び機械式立体駐輪装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4539544B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104005585A (zh) * 2014-05-29 2014-08-27 王忠利 一种齿轮锁装置
CN114074566A (zh) * 2020-08-18 2022-02-22 绿色电力 无线充电系统及其无线充电提供方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06317503A (ja) * 1991-03-11 1994-11-15 Anzen Motor Car Co Ltd Abs性能検査装置
JP2003112675A (ja) * 2001-10-03 2003-04-15 Giken Seisakusho Co Ltd ロック検出装置
JP2003320973A (ja) * 2002-05-01 2003-11-11 Shinichi Maekawa スライド式駐輪装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06317503A (ja) * 1991-03-11 1994-11-15 Anzen Motor Car Co Ltd Abs性能検査装置
JP2003112675A (ja) * 2001-10-03 2003-04-15 Giken Seisakusho Co Ltd ロック検出装置
JP2003320973A (ja) * 2002-05-01 2003-11-11 Shinichi Maekawa スライド式駐輪装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104005585A (zh) * 2014-05-29 2014-08-27 王忠利 一种齿轮锁装置
CN104005585B (zh) * 2014-05-29 2016-06-08 王忠利 一种齿轮锁装置
CN114074566A (zh) * 2020-08-18 2022-02-22 绿色电力 无线充电系统及其无线充电提供方法
JP2022034551A (ja) * 2020-08-18 2022-03-03 グリーンパワー カンパニー,リミテッド 無線充電システム
US20220242256A1 (en) * 2020-08-18 2022-08-04 Green Power Co., Ltd. Wireless charging system
JP7304386B2 (ja) 2020-08-18 2023-07-06 グリーンパワー カンパニー,リミテッド 無線充電システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4539544B2 (ja) 2010-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4022566B2 (ja) 非パレット方式の駐車システムの入出庫用積載台
JP4983167B2 (ja) 機械式自転車駐輪設備
JP4698993B2 (ja) 厚み検知装置
US20060186198A1 (en) Discrimination apparatus and roller assembly
JP6230640B2 (ja) 積荷移動台車
JP4539544B2 (ja) 自転車ロック検出装置及び機械式立体駐輪装置
JP4656026B2 (ja) 機械式自転車駐輪設備
US20120273516A1 (en) Rotary storage
JP2001146182A (ja) クローラ走行装置
US7591298B2 (en) On-failure blind stopper system
JP4260728B2 (ja) 昇降装置
JP6967945B2 (ja) 駐車装置とそのトレイ落下防止装置
JP4137421B2 (ja) ロック検出装置
JP4206590B2 (ja) シャシーダイナモメータ
US8684167B2 (en) Load pallet sleeve dispensing apparatus
JP4497403B2 (ja) エレベータ式駐車装置の可動デッキ装置
KR101072712B1 (ko) 금융자동화기기의 매체집적장치 및 록킹 장치
JP4216822B2 (ja) 機械式駐輪場
JPH0733165B2 (ja) パイプコンベヤにおけるローリング及び捩れ等の検知装置
JP2008073873A (ja) 通帳のページ捲り装置
JP4993375B2 (ja) 駐車装置
JP3859628B2 (ja) 駐車装置
JP2502992Y2 (ja) 紙葉類収納装置
JP3295521B2 (ja) 紙幣払出装置
JPH1171931A (ja) ターンテーブルのストッパー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080513

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080624

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4539544

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140702

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350