JP2006181853A - 樹脂成形品 - Google Patents

樹脂成形品 Download PDF

Info

Publication number
JP2006181853A
JP2006181853A JP2004377482A JP2004377482A JP2006181853A JP 2006181853 A JP2006181853 A JP 2006181853A JP 2004377482 A JP2004377482 A JP 2004377482A JP 2004377482 A JP2004377482 A JP 2004377482A JP 2006181853 A JP2006181853 A JP 2006181853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
molded product
fiber
resin
thermoplastic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004377482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4465262B2 (ja
Inventor
Shinji Kasami
真司 賀佐見
Toshiki Miyaji
敏記 宮地
Tomoji Mori
智司 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
GP Daikyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GP Daikyo Corp filed Critical GP Daikyo Corp
Priority to JP2004377482A priority Critical patent/JP4465262B2/ja
Publication of JP2006181853A publication Critical patent/JP2006181853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4465262B2 publication Critical patent/JP4465262B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 シール部のシール面に面垂れが生じない樹脂成形品を提供することである。
【解決手段】 ドアインナパネル本体3及びシール溝15bを有するシール部15に、成形型27のキャビティ25内に射出充填した繊維入り熱可塑性樹脂Rが固化する過程で、ドアインナパネル本体3及びシール部15に対応するキャビティ容積を拡大させて繊維入り熱可塑性樹脂Rを繊維の弾性復元力で膨張させることにより内部に多数の空隙Aを形成する。シール部15に、繊維入り熱可塑性樹脂Rの膨張方向に沿って延び、かつシール溝15bに沿うリブ15dをシール溝15bの両側に一体に成形する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、成形品本体の外周縁部にシール部を有し成形品本体の内部に多数の空隙が形成された樹脂成形品の改良に関するものである。
特許文献1では、成形面に凹部が形成された固定型と、スライド型を内蔵した可動型とを型閉めした状態で、繊維入り熱可塑性樹脂をキャビティ内に射出充填し、この繊維入り熱可塑性樹脂がキャビティ内で固化する過程で上記可動型内でスライド型を後退させてキャビティ容積を拡大し、樹脂圧で圧縮されている繊維の弾性復元力(スプリングバック現象)で上記繊維入り熱可塑性樹脂を膨張させることにより、成形品本体の内部に多数の空隙が形成された樹脂成形品を得るようにしている。
特開平11−179751号公報(第3,7頁、図1)
ところで、上述の如き樹脂成形品においては、例えば図7で示すような自動車の樹脂製ドアインナパネルaを例に挙げて説明すると、該ドアインナパネルaでは、ドアインナパネル本体bの外周縁部にはドアアウタパネルを接合するためのシール部cが全周に亘って成形されている。このシール部cにはシール材Cを塗布するためのシール溝eが形成されており、このため、シール部cはドアインナパネル本体bよりも厚肉に形成されている。したがって、上記シール部cは上記ドアインナパネル本体bに比べて冷却スピードが遅く、上述の如く繊維の弾性復元力(スプリングバック現象)を利用して繊維入り熱可塑性樹脂を膨張させると、上記シール部に対応するキャビティから繊維入り熱可塑性樹脂が流出してシール部cの外周縁部が傾斜して当該箇所に面垂れが生じる。このように、シール部cに面垂れが生じると、シール材Cを塗布するシール面dの面精度が悪くなり、シール面dにシール材Cを塗布した際、該シール材Cが面垂れしたシール面d外周縁部から外側に漏れ、シール材Cが塗布不足となり、シール面dにドアアウタパネルを精度良く取り付けることができず、接合強度に悪影響を及ぼすことになる。また、雨水がドアインナパネルaの内側に侵入し、ドアインナパネルa内面に取付けられた電装品が濡れたり、雨水が車室内に浸入したりする問題がある。図7中、Aは空隙である。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シール部のシール面に面垂れが生じない樹脂成形品を提供することである。
上記の目的を達成するため、この発明は、シール部に対応するキャビティで繊維入り熱可塑性樹脂と金型との接触面積を多くしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、シール溝を有するシール部が成形品本体の外周縁部に一体に成形され、該シール部にシール材を塗布する樹脂成形品を前提とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記成形品本体及びシール部には、成形型のキャビティ内に射出充填した繊維入り熱可塑性樹脂が固化する過程で、成形品本体及びシール部に対応するキャビティ容積を拡大させて上記繊維入り熱可塑性樹脂を繊維の弾性復元力で膨張させることにより内部に多数の空隙が形成され、上記シール溝側方の上記シール部には、繊維入り熱可塑性樹脂の膨張方向に沿って延び、かつシール溝に沿うリブが一体に成形されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記前提において、上記成形品本体及びシール部には、成形型のキャビティ内に射出充填した繊維入り熱可塑性樹脂が固化する過程で、成形品本体及びシール部に対応するキャビティ容積を拡大させて上記繊維入り熱可塑性樹脂を繊維の弾性復元力で膨張させることにより内部に多数の空隙が形成され、上記シール溝側方の上記シール部には、有底のシール穴が複数個上記シール溝に沿うように凹設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、上記シール部の反シール面側には、凹部がシール溝に沿って凹設されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記前提において、上記成形品本体及びシール部には、成形型のキャビティ内に射出充填した繊維入り熱可塑性樹脂が固化する過程で、成形品本体及びシール部に対応するキャビティ容積を拡大させて上記繊維入り熱可塑性樹脂を繊維の弾性復元力で膨張させることにより内部に多数の空隙が形成され、上記シール部の反シール面側には、凹部がシール溝に沿って凹設されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、樹脂成形品本体の内部に、樹脂圧で圧縮されている繊維の弾性復元力により多数の空隙を形成し、樹脂成形品の高剛性化と軽量化とを図ることができる。一方、シール溝側方のシール部に繊維入り熱可塑性樹脂の膨張方向に沿って延び、かつシール部に沿うリブを一体に成形することにより、上記シール部両側にもリブができるとともに該リブと上記リブ間にもシール溝ができ、シール部に対応するキャビティで繊維入り熱可塑性樹脂と成形型との接触面積が多くなり、シール部に対応するキャビティ内の繊維入り熱可塑性樹脂が早期に冷却される。これにより、成形品本体側で繊維の弾性復元力(スプリングバック現象)で繊維入り熱可塑性樹脂が膨張してもシール部側からは、当該箇所の冷却が進行しているので、上記膨張に起因する樹脂流出が起こらず面垂れを防止することができる。このため、シール面が平坦になって、シール面に他部材を精度良く取り付けることができ、接合強度を向上させることができる。
請求項2に係る発明によれば、シール溝に沿うように有底のシール穴を設けることにより、シール部に対応するキャビティで熱可塑性樹脂と成形型との接触面積が多くなり、請求項1と同様の作用効果を実現することができる。
請求項3,4に係る発明によれば、シール部の反シール面側の凹部により当該部分の厚みが薄くなり、冷却が早まって固化が早く進み、シール面の面精度を向上させることができる。特に請求項3では、繊維入り熱可塑性樹脂と成形型との接触面積増大による早期冷却効果が加わって、シール面の面精度を一段と向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図4はこの発明の実施の形態1に係る樹脂成形品としての自動車のサイドドアの一部を構成する樹脂製ドアインナパネル(ドアモジュール)1を車室内側から見た斜視図である。このドアインナパネル1は、成形品本体としてのドアインナパネル本体3を備え、該ドアインナパネル本体3の車室内側の面には、ネジ挿入孔5aを有する円筒形の取付座5が4箇所に一体に突設され、上記ネジ挿入孔5aはドアインナパネル本体3を貫通していて、このネジ挿入孔5aにネジを挿入することにより、ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータの昇降レール(図示せず)が上記4個の取付座5に取り付けられるようになっている。
上記4個の取付座5のうち図4で右側の上下2個の取付座5間に対応するドアインナパネル本体3の車外側の面には、タッピングネジがねじ込まれるネジ挿入孔7aを有するプルハンドル取付用ボス7が左右に4個等間隔に一体に突設されている。
図4で左下隅に対応するドアインナパネル本体3の車外側の面には、円形植木鉢状のスピーカ収容部9が一体に突設され、該スピーカ収容部9に対応するドアインナパネル本体3の車室内側の面には、円環状のフランジ部11が一体に突設され、この取付座11には、タッピングネジがねじ込まれるネジ挿入孔13aを有するスピーカ取付用ボス13が円周を4等分する位置に1個ずつ一体に成形されている。
上記ドアインナパネル本体3の車外側の面の外周縁部には、図5に示すように、シール部15が全周に亘って一体に成形されている。このシール部15にシール材C(図1(a)参照)を塗布してドアアウタパネルとの間のシールを確保するようにしている。
上記ドアインナパネル本体3のシール部15から内寄りには、複数個のネジ挿入孔18が所定間隔をあけて全周に亘って貫通形成され、ドアインナパネル本体3の車室内側の上記ネジ挿入孔18周りには円環状の凸部19が突設されて取付部21が形成されている。図4中、22はウインドガラス昇降用のモータ取付部である。
図1(a)は上述したシール部15を拡大して示す。このシール部15はドアインナパネル本体3車外側に僅かに突出していてシール面15aの幅方向略中央部に断面コ字形のシール溝15bがドアインナパネルの外周縁部に沿って全周に亘って凹設されている。上記シール溝15bの幅方向両側には、上記シール溝15bより狭幅のシール溝15cがシール溝15bに沿って凹設されている。このシール溝15cを形成することによって、上記シール溝15b側方の上記シール部15にシール溝15bに沿う4条のリブ15dが一体に成形されている。また、上記シール部15の反シール面15e側は平坦に形成されてドアインナパネル本体3と面一になっている。そして上記シール部15及びドアインナパネル本体3の内部には、多数の空隙A(図1(a)に×印で示す)が形成されている。このようなシール部15を有するドアインナパネル1は次のようにして成形される。
すなわち、図1(b)に示すように、固定型23と、該固定型23と対向する可動型24とを備えた成形型27を用意する。上記固定型23の成形面には、上記シール部15のシール溝15b及びその両側のシール溝15cの形状に対応する凸条部23a,23bが形状されている。一方上記可動型24の成形面には、上記シール部15の反シール面15e側及びドアインナパネル本体3の形状に対応する凹部24aが形成されている。まず、上記成形型27を型閉めした状態で、キャビティ25内に射出機からガラス繊維等の繊維入り熱可塑性樹脂Rを射出充填する。その後、成形型27のキャビティ25内で繊維入り熱可塑性樹脂Rが固化する過程で、図1(b)に仮想線で示すように、可動型24をキャビティ容積が拡大する方向に後退移動させる。つまり、可動型24を固定型23から僅かに離れさせる。繊維入り熱可塑性樹脂Rは、キャビティ25の成形面と接触する部分が型温の影響により早期に冷却されて樹脂密度の高いスキン層(図示せず)となって表面層を構成する。一方、繊維入り熱可塑性樹脂Rの内側部分は型温の影響を受け難く、粘度の高いゲル状態になっている。したがって、キャビティ容積の拡大により、それまで樹脂圧で圧縮されている繊維が樹脂圧から解放されて弾性的に復元し、この弾性復元力(スプリングバック現象)で上記繊維入り熱可塑性樹脂Rが膨張する。このことにより、上記ドアインナパネル本体3の内部に多数の空隙Aが形成されたドアインナパネル1となり、ドアインナパネル1の高剛性化と軽量化とを図ることができる。また、ドアインナパネル本体3の外周縁部にシール部15が全周に亘って一体に成形され、シール部15のドアインナパネル本体3の車外側にシール面15aが僅かに突設され、さらに、シール面15a側にリブ15dが成形されてシール溝15bとその両側に狭幅のシール溝15cとを形成している。これにより、4条のリブ15dが上記シール部15のシール面15a側に繊維入り熱可塑性樹脂Rの膨張方向に沿って延びるようにかつ、上記シール部に沿うように全周に亘って平行に一体に成形されている。
したがって、シール部15のシール面15aに対応するキャビティ25で繊維入り熱可塑性樹脂Rと固定型23の成形面との接触面積が多くなり、シール面15aに対応するキャビティ25内の繊維入り熱可塑性樹脂Rが早期に冷却される。これにより、インナパネル本体3側で繊維の弾性復元力(スプリングバック現象)で繊維入り熱可塑性樹脂Rが膨張してもリブ15dに対応するキャビティ25からは、当該箇所の冷却が進行しているので、上記膨張に起因する樹脂流出が起こらず面垂れを防止することができる。このため、シール面15aが平坦になって、シール面15aにアウタパネルを精度良く取り付けることができ、接合強度を向上させることができる。
図2(a)は実施の形態2のシール部15を拡大して示す。この実施の形態2では、シール溝15bの両側方のシール部15に複数個の有底のシール穴15fが上記シール溝15bに沿うように凹設されているほかは、実施の形態1と同様に構成されている。したがって、この実施の形態2では、実施の形態1に対して成形時において、シール溝15bの側方の冷却速度は若干遅くなるものの実施の形態1とほぼ同等の作用効果を奏することができる。
図3は実施の形態3のシール部15を拡大して示す。この実施の形態3では、シール溝15bの反シール面15e側には、略コ字形の凹部(盗み部)15gがシール溝15bに沿って全周に亘って凹設されている。図3(b)は、実施の形態1における図1(b)に相当する図面であり、図3(b)では、シール部15の形状に対応させて固定型23の成形面にシール溝15b形成用の凸条部23aを形成し、可動型24の成形面に上記凸条部23aに対応して凹条部(盗み部)15g形成用の凸条部24bを形成している。成形方法は実施の形態1と同様である。したがって、実施の形態3では、シール溝15bに対応する反シール面15e側が、凹条部15gによって肉厚がシール部15を除くドアインナパネル本体3の空隙Aを有する部分より薄いため、当該部分が成形時に冷却速度が速く、可動型24を後退させた際、外側シール面15aに対応するキャビティの繊維入り熱可塑性樹脂Rがドアインナパネル本体3の内方に向かって流出しない。よって、実施の形態3においても、実施の形態1,2と同様の作用効果を奏することができる。
図6はシール部15の反シール面側15eの外周縁部にリブ15hが一体に突設されたドアインナパネル1を示す。このドアインナパネル1では、上記リブ15hがあることでリブ15hを含めたシール部15外周縁部に対応するキャビティ内の繊維入り熱可塑性樹脂と成形型との接触面積が多くなり、繊維入り熱可塑性樹脂の冷却が早まってシール部15外周縁部からの樹脂の流出が少なくなり、当該箇所のシール面15aの面垂れを防止することができる。
なお、上記各実施の形態ではシール溝15bは、シール部15の外周縁部に沿って全周に亘って凹設しているが、断続的に凹設してもよい。また、上記実施の形態1では、シール溝15bの側方のシール部15にリブ15dを一体に成形したが、さらに実施の形態3のようにシール部15の反シール面15e側に凹部(盗み部)15gを凹設してもよい。また、実施の形態2では、シール溝15b側方のシール部15に多数有底のシール穴15fを凹設したが、さらに実施の形態3のようにシール部15の反シール面15e側に凹部(盗み部)15gを凹設してもよい。このようにすれば、シール部15の反シール面15e側の凹部(盗み部)15gにより当該部分の厚みが薄くなり、冷却が一層早まって固化が一段と早く進み、上記実施の形態1,2の効果を確実に奏することができる。
さらに、上記の各実施の形態では、繊維のスプリングバック現象を利用してドアインナパネル本体3の内部に空隙Aを形成したが、繊維入り熱可塑性樹脂Rに発泡剤を含有させれば、スプリングバック現象における繊維の復元力が不足する場合においても、発泡剤の発泡力が繊維の復元力を補完して空隙Aを確実に形成することができて好ましい。
また、上記の各実施の形態では、樹脂成形品が自動車のドアインナパネル1である場合を示したが、自動車のエンジンルームを覆うボンネットや自動車の天井材あるいはエンジンのシリンダヘッドカバー等であってもよく、さらには、自動車以外のパネルにも適用することができるものである。
この発明は、成形品本体の外周縁部にシール部を有し、成形品本体の内部に多数の空隙が形成された樹脂成形品について有用である。
(a)は図5のI−I線における断面図であり、(b)は成形型のキャビティ内に繊維入り熱可塑性樹脂を射出充填した状態を示す図1(a)に対応する成形工程図である。。 (a)は実施の形態2における図1(a)相当図であり、(b)は図2(a)の平面図である。 (a)は実施の形態3における図1(a)相当図であり、(b)は成形型のキャビティ内に繊維入り熱可塑性樹脂を射出充填した状態を示す図3(a)に対応する成形工程図である。。 実施の形態1に係るドアインナパネルを車室内側から見た斜視図である。 図4のX部を車外側から見た拡大図である。 反シール面側にリブを突設した図1(a)相当図である。 従来例の図1(a)相当図である。
符号の説明
1 ドアインナパネル(樹脂成形品)
3 ドアインナパネル本体(樹脂成形品本体)
15 シール部
15a シール面
15b,c シール溝
15d リブ
15e 反シール面
15f シール穴
15g 凹部(盗み部)
23 固定型
24 可動型
25 キャビティ
27 成形型
A 空隙
R 繊維入り熱可塑性樹脂

Claims (4)

  1. シール溝を有するシール部が成形品本体の外周縁部に一体に成形され、該シール部にシール材を塗布する樹脂成形品であって、
    上記成形品本体及びシール部には、成形型のキャビティ内に射出充填した繊維入り熱可塑性樹脂が固化する過程で、成形品本体及びシール部に対応するキャビティ容積を拡大させて上記繊維入り熱可塑性樹脂を繊維の弾性復元力で膨張させることにより内部に多数の空隙が形成され、
    上記シール溝側方の上記シール部には、繊維入り熱可塑性樹脂の膨張方向に沿って延び、かつシール溝に沿うリブが一体に成形されていることを特徴とする樹脂成形品。
  2. シール溝を有するシール部が成形品本体の外周縁部に一体に成形され、該シール部にシール材を塗布する樹脂成形品であって、
    上記成形品本体及びシール部には、成形型のキャビティ内に射出充填した繊維入り熱可塑性樹脂が固化する過程で、成形品本体及びシール部に対応するキャビティ容積を拡大させて上記繊維入り熱可塑性樹脂を繊維の弾性復元力で膨張させることにより内部に多数の空隙が形成され、
    上記シール溝側方の上記シール部には、有底のシール穴が複数個上記シール溝に沿うように凹設されていることを特徴とする樹脂成形品。
  3. 請求項1又は2に記載の樹脂成形品において、
    上記シール部の反シール面側には、凹部がシール溝に沿って凹設されていることを特徴とする樹脂成形品。
  4. シール溝を有するシール部が成形品本体の外周縁部に一体に成形され、該シール部にシール材を塗布する樹脂成形品であって、
    上記成形品本体及びシール部には、成形型のキャビティ内に射出充填した繊維入り熱可塑性樹脂が固化する過程で、成形品本体及びシール部に対応するキャビティ容積を拡大させて上記繊維入り熱可塑性樹脂を繊維の弾性復元力で膨張させることにより内部に多数の空隙が形成され、
    上記シール部の反シール面側には、凹部がシール溝に沿って凹設されていることを特徴とする樹脂成形品。
JP2004377482A 2004-12-27 2004-12-27 樹脂成形品 Active JP4465262B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004377482A JP4465262B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 樹脂成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004377482A JP4465262B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 樹脂成形品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006181853A true JP2006181853A (ja) 2006-07-13
JP4465262B2 JP4465262B2 (ja) 2010-05-19

Family

ID=36735305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004377482A Active JP4465262B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 樹脂成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4465262B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183775A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Daikyo Nishikawa Kk 樹脂成形体
JP2010042516A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Toyota Boshoku Corp 成形用金型
CN101956827A (zh) * 2010-05-26 2011-01-26 南车戚墅堰机车有限公司 集成箱平面密封槽泄漏的修复方法
JP2014199763A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 株式会社小糸製作所 車両用灯具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183775A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Daikyo Nishikawa Kk 樹脂成形体
JP2010042516A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Toyota Boshoku Corp 成形用金型
CN101956827A (zh) * 2010-05-26 2011-01-26 南车戚墅堰机车有限公司 集成箱平面密封槽泄漏的修复方法
JP2014199763A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 株式会社小糸製作所 車両用灯具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4465262B2 (ja) 2010-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130074417A1 (en) Glass run
EP1757446A1 (en) Panel-like laminate and a skin for manufacturing such laminate
JP2006069385A (ja) ドアウエザストリップ
JP2008037026A (ja) 内装用パネル及び射出成形方法
JP4482439B2 (ja) 樹脂成形品
JP2006181853A (ja) 樹脂成形品
JP2010082842A (ja) 発泡成形品の製造方法及び発泡成形品
JP4482440B2 (ja) 樹脂成形品
JP4482443B2 (ja) 樹脂成形品
JP2014151810A (ja) 自動車用ウエザストリップとその製造方法
JP4423138B2 (ja) 車両用内装材の成形装置
JP2008230127A (ja) 樹脂成形体及び該樹脂成形体の成形方法並びに該樹脂成形体を備えた空調エアダクト
JP2006199012A (ja) 樹脂成形品
JP2006256043A (ja) 表皮付き樹脂成形品
JP2007160685A (ja) 成形パネル及び成形型
JP2006525888A (ja) 自動車の構成要素用の盛上がったライニング、相応する構成要素、自動車並びに製造方法
JP5252065B2 (ja) ドアウエザストリップ
JP3877566B2 (ja) 表皮一体発泡成形品、その表皮の製造方法及び表皮一体発泡成形品の製造方法
JP4001050B2 (ja) 自動車用ウエザストリップの製造方法
JP7175749B2 (ja) 射出成形方法
JP5004125B2 (ja) 樹脂成形体の成形型
JP4697590B2 (ja) 合成樹脂芯材の押出し成形品の成型方法
KR100633253B1 (ko) 자동차용 도어 인사이드 벨트 웨더 스트립 및 그 제조방법
JP2005305917A (ja) 発泡成形部品及びその製造方法
JP5149645B2 (ja) 発泡樹脂製表皮付きパネル及びその成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070419

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4465262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250