JP2006181147A - 歯科用インスツルメントの水回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】歯科治療用インスツルメントから噴射するスプレー水を常に温水の状態で噴射するようにした。
【解決手段】歯科用インスツルメント6を着脱自在に連結することができるインスツルメントホースを有する水回路20と、該水回路20に温水を供給する温水器10とを有する。水回路20は、前記温水器10側端部に3方給水弁11を、前記インスツルメント6側端部に3方切換弁12を有し、前記3方給水弁11は、前記水回路20に温水器10からの温水、又は、圧縮エア源からのエアを供給するよう選択可能であり、前記3方切換弁は、前記温水が供給される時は、該温水を歯科用インスツルメント6に供給し、前記圧縮エアが供給される時は、該圧縮エアを排気するよう選択可能で、歯科治療終了後、水回路20に残存している温水をエアにて排出し、次回インスツルメント使用時、使用の最初から温水が噴射されるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】歯科用インスツルメント6を着脱自在に連結することができるインスツルメントホースを有する水回路20と、該水回路20に温水を供給する温水器10とを有する。水回路20は、前記温水器10側端部に3方給水弁11を、前記インスツルメント6側端部に3方切換弁12を有し、前記3方給水弁11は、前記水回路20に温水器10からの温水、又は、圧縮エア源からのエアを供給するよう選択可能であり、前記3方切換弁は、前記温水が供給される時は、該温水を歯科用インスツルメント6に供給し、前記圧縮エアが供給される時は、該圧縮エアを排気するよう選択可能で、歯科治療終了後、水回路20に残存している温水をエアにて排出し、次回インスツルメント使用時、使用の最初から温水が噴射されるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、歯科用インスツルメントの水回路、より詳細には、歯科治療において、歯科治療用インスツルメントの使用に際し、インスツルメントを使用していない時は、該インスツルメントに水を供給する水回路内を水が無い状態にしておき、インスツルメント使用の最初から該インスツルメントに温水を供給するようにして、つまり、インスツルメントから噴射するスプレー水を常に温水の状態で噴射可能にした歯科用インスツルメントの水回路に関する。
図4は、本発明が適用される歯科治療ユニットの一例を説明するための全体構成図で、該歯科治療ユニットは、治療椅子1、スピットン2、給配水ボックス3、無影灯4、インスツルメントホルダ5、インスツルメント6、インスツルメントホース7、ワークテーブル8、アシスタント用インスツルメントホルダ9等から成り、インスツルメントホルダ5には、歯科治療において使用する種々のインスツルメント6が収納されており、周知のように、歯科治療に当り、患者は椅子1に座り、頭を安頭台に固定して治療を受ける。治療中、術者は、治療椅子1を上下動、倒起動、傾斜動等させて、患者を治療しやすい姿勢にして治療を行う。
歯科治療に当り、術者は、治療椅子1を倒して、或いは、更に、椅子全体を傾斜、上下動させて治療しやすい状態にした後、インスツルメントホルダ5より所望のインスツルメント6(例えば、エアタービン、マイクロエンジン等)を取り出して歯牙の切削等の治療を行うが、その際、切削箇所を冷却或いは洗浄するために、インスツルメントの先端より水又は水とエアの混合体(スプレー水)を噴射している。
上述のごとき歯科治療ユニットにおいて、インスツルメントより噴射する水を温水にして、患者に対する刺激を緩和することが行われているが、治療作業終了後、温水器からインスツルメントに至る水回路中に残存する温水の温度が時間の経過と共に低下し、次回、歯科治療を始める時に、最初に、前述の温度が低下した残存水がインスツルメントより噴射され、この低温の残存水が患者に刺激を与え、患者に不快感を与えている。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、歯科治療用インスツルメントから噴射する水(スプレー水)を常に温水の状態で噴射するようにした歯科用インスツルメントの水回路を提供することを目的としてなされたものである。
第1の発明は、歯科用インスツルメントを着脱自在に連結することができるインスツルメントホースと、該インスツルメントホースに温水を供給する温水器とを有し、歯科治療中、前記インスツルメントより温水を噴射可能とした歯科用インスツルメントの水回路であって、該水回路は、前記温水器側端部に3方給水弁を、前記インスツルメント側端部に3方切換弁を有し、前記3方給水弁は、前記水回路に温水、又は、圧縮エアを供給するよう選択可能であり、前記3方切換弁は、前記温水が供給される時は、該温水を歯科用インスツルメントに供給し、前記圧縮エアが供給される時は、該圧縮エアを排気するよう選択可能であることを特徴としたものである。
第2の発明は、第1の発明において、前記3方給水弁に圧縮エアを供給するエア回路に遮断弁を有し、該遮断弁は、前記歯科用インスツルメントがインスツルメントホルダに戻された時に所定時間開かれ、前記水回路中に残存していた温水を前記3方切換弁を通して排出することを特徴としたものである。
第3の発明は、第1の発明において、前記水回路に水の有無を検出する水センサを有し、該水回路に圧縮エアを供給中、該水回路に水がなくなったことを検出した時に、前記圧縮エアの供給を停止するようにしたことを特徴としたものである。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれかに記載の水回路を備えた歯科治療ユニットを特徴とするものである。
本発明によると、歯科治療において、インスツルメントから常に、換言すれば、インスツルメント使用の初期から温水が噴射されるので、換言すれば、冷たい水が噴射されるようなことがないので、患者は、不快感を感じることなく歯科治療を受けることができる。
また、インスツルメントを使用していない時は、水回路内に水がない状態となっているので、水詰まりの防止にも繋がり、更には、水回路内に温水を溜めておく場合には、該水回路内に細菌が繁殖しやすいが、そのような心配もない。
本発明は、歯科治療において、歯科治療用インスツルメント、例えば、エアータービン、マイクロエンジン、シリンジ等で使用する水(スプレー水)を常に温水の状態で使用できるようにしたもので、温水器からインスツルメントに至るそのための水回路において、インスツルメント使用後、水回路の給水側(温水器側の弁)から排出側(インスツルメント接続側の弁)までの水を全てエアで押して出して該水回路内を空にしておき、インスツルメントを使用する時に、該インスツルメントの使用の初期、前記温水器内の温水を前記空にされた水回路を通して前記インスツルメントに供給するようにし、インスツルメント使用の開始初期から温水が噴射されるようにしたものである。
図1は、本発明による歯科用インスツルメントの水回路の一実施例を説明するための図で、図中、10は温水器、20は水回路、6はインスツルメントで、Iはユニット側、IIはインスツルメントホース区間、IIIはインスツルメント側を示し、温水器10は例えばユニット例の給配水ボックス3内或いはワークテーブル8の下部等所望の箇所に設けられており、常時、体温に近い温度に加温されている。11は温水器10の流出側近傍に設けられた3方給水弁、12はインスツルメントホース(水回路20)の流出側近傍(インスツルメント6との接続部近傍)に設けられた3方切換弁、13は遮断弁、14,15,16,17はそれぞれ逆止弁、30は本発明によって付加されたエア供給回路、40は本発明によって付加された排水回路である。
図2は、前記3方給水弁11、3方切換弁12、遮断弁13の動作状態を説明するための模式図で、歯科治療中、3方給水弁11、3方切換弁12、及び、遮断弁13は、図2(A)に示す状態にあり、温水器10からの温水は、3方給水弁11及び3方切換弁12を通してインスツルメント6に供給され、通常の歯科治療通り、インスツルメント6から温水を噴射しながら初期の歯科治療が行われる。
歯科治療が終了して、インスツルメント6をインスツルメントホルダ5に戻すと、インスツルメントホルダ5に通常設けられているセンサが仂いて、歯科治療が終了したことを検知し、3方給水弁11を閉じて図2(B)に示す状態にし、温水器10からの温水の供給を遮断するとともに、遮断弁13を開いて図2(B)に示す状態とし、更に、3方切換弁12を図2(B)に示す状態とし、これら弁13,11,12を通してエア回路を構成し、水回路20内の温水を排水回路40を通して放出する。水回路20内の体積は予め解っているので、インスツルメント6をインスツルメントホルダ5に戻したことを前記センサが検出した後からの時間を計測し、所定時間経過した時、或いは、水回路20内に水センサ21を設けておき、該水センサ21が水がないことを検出時に、遮断弁13を閉じて、図2(C)に示す状態にしておく。なお、この時、弁12は図2(A)に示す状態にしておいてもよい。
その後、術者が再度インスツルメント6をインスツルメントホルダ5から取り出すと、該インスツルメントホルダ5に取り付けられている前述のセンサが仂いて、歯科治療が始まることを感知し、3方給水弁11及び3方切換弁12を図2(A)に示す状態にし、温水器10内の温水を3方給水弁11、水回路20、及び、3方切換弁12を通して、インスツルメント6に供給する。この時、水回路20内には、水が残存していないので、インスツルメント6には、最初から温水が供給される。
図3は、弁11〜13の関係を表にしたもので、インスツルメントを使用していない(図3において1の状態の時)時は、遮断弁13は、図2(A)に示す閉状態にあり、この時、水回路20内の水は排出されている。歯科治療に当り、インスツルメントをインスツルメントホルダから取り出すと(図3において2の状態)、温水器10内の温水は弁11、水回路20、弁12を通してインスツルメント6に供給される。この時、水回路20内には、水が残存していないので、インスツルメント6からは、最初から温水器10からの温水が噴出される。この状態(図3において3の状態)で、歯科治療が行われ、治療が終了して、インスツルメント6をインスツルメントホルダに戻すと(図3において4の状態)、インスツルメントホルダに設けられているセンサが作動して、弁11、12、13は図2(B)の状態になり、圧縮エア源からのエアが弁13、弁11を通して水回路20に供給され、該水回路20内に残存している水を弁13及び排水回路40を通して放出する。センサ21によって水回路20内に水がなくなったことが検出されると、又は、排水動作始動後所定時間経過後に、弁13を閉じ、図3(C)の状態となる。その後、再度、インスツルメントをインスツルメントホルダから取り出して歯科治療を始めようとすると、弁11、12が図3(A)に示す状態となり、温水器10からの温水が水回路20を通してインスツルメント6に供給され、インスツルメント6は、治療の最初から温水を噴射することができる。
3…給配水ボックス、5…インスツルメントホルダ、6…インスツルメント、7…インスツルメントホース、10…温水器、11…3方給水弁、12…3方切切換弁、13…遮断弁、14,15,16,17…逆止弁、30…エア供給回路、40…排水回路。
Claims (4)
- 歯科用インスツルメントを着脱自在に連結することができるインスツルメントホースと、該インスツルメントホースに温水を供給する温水器とを有し、歯科治療中、前記インスツルメントより温水を噴射可能とした歯科用インスツルメントの水回路であって、該水回路は、前記温水器側端部に3方給水弁を、前記インスツルメント側端部に3方切換弁を有し、前記3方給水弁は、前記水回路に温水、又は、圧縮エアを供給するよう選択可能であり、前記3方切換弁は、前記温水が供給される時は、該温水を歯科用インスツルメントに供給し、前記圧縮エアが供給される時は、該圧縮エアを排気するよう選択可能であることを特徴とする歯科用インスツルメントの水回路。
- 前記3方給水弁に圧縮エアを供給するエア回路に遮断弁を有し、該遮断弁は、前記歯科用インスツルメントがインスツルメントホルダに戻された時に所定時間開かれ、前記水回路中に残存していた温水を前記3方切換弁を通して排出することを特徴とする請求項1記載の歯科用インスツルメントの水回路。
- 前記水回路に水の有無を検出する水センサを有し、該水回路に圧縮エアを供給中、該水回路に水がなくなったことを検出した時に、前記圧縮エアの供給を停止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の歯科用インスツルメントの水回路。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の水回路を備えたことを特徴とする歯科治療用ユニット。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009219723A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Yoshida Dental Mfg Co Ltd | 歯科診療ユニットの吸引式流体排出装置 |
JP2021037145A (ja) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | 株式会社モリタ製作所 | 医療用装置、その制御装置、および制御方法 |
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2004
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