JP2006177928A - 電波修正時計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 受信手段103は、可変容量ダイオード102から出力される信号をAGCアンプ108で増幅し、検波回路110でタイムコードを抽出して制御手段104に出力する。制御手段104は、可変容量ダイオード102の容量値を変更しながら複数の点においてAGCアンプ108から出力される信号の電圧レベルを検出し、前記電圧レベルを検出した複数の点の中の所定条件を満たす点を同調点とし、該同調点において検波回路110からタイムコードが出力されたと判断した場合に、前記同調点における可変容量ダイオード102の容量値を、タイムコードを受信するための容量値に設定する。また、制御手段は、タイムコードから現在時刻の情報を得て、計時手段で計時している現在時刻を修正し、表示手段に正確な現在時刻を表示する。
【選択図】 図1
Description
現在、各国(例えばドイツ、日本、アメリカ、イギリス等)においては、所定の場所に設けられた電波局から時刻情報を重畳した長波標準電波が送出されている。日本では2つの送信所より図5のようなフォーマットのタイムコードで振幅変調した40kHzおよび60kHzの長波標準電波が出されている。
この長波標準電波を受信し、計時回路の時刻データを修正する電波修正時計が商品化されている。このような電波修正時計の場合、標準電波を受信するためにアンテナと同調回路が備えられている。
尚、制御手段404は、受信手段403のオン/オフ制御を行うことにより、標準電波信号の受信動作のオン/オフ制御を行う。
また、近年では例えば長波の標準電波を日本とドイツで受信できる電波修正時計では、日本のJJYが40kHz,60kHz,ドイツのDCFが77.5kHzであり、それぞれの周波数に同調するために、コンデンサを複数接続し、それを切り換える方法が取られている(特許文献1参照)。
上記受信感度調整方法において、コンデンサの容量を交換する方法は、複数のコンデンサを組み合わせて調整を行うため、電波修正時計の組立作業が煩雑となり、前記調整に長時間を要するため作業能率が悪いという問題がある。
また、本発明は、周波数の異なる複数の標準電波信号に同調できるようにすることを課題としている。
また、本発明は、組立作業を簡単に行えるようにすることを課題としている。
また、前記受信手段は、複数の周波数信号の中のいずれかの周波数信号を選択的に通過させるフィルタ手段と、前記フィルタ手段を通過した信号からタイムコードを抽出して出力する検波手段とを有し、前記制御手段は、前記同調点において前記受信手段からタイムコードが出力されないと判断した場合には、前記フィルタ手段が通過する周波数を変更するように前記フィルタ手段を制御するように構成してもよい。
また、前記各粗調整用コンデンサは受信周波数に対応する容量値に選定されて成り、
前記制御手段は、前記微調整用コンデンサを用いて、前記粗徴用コンデンサを用いたときの同調周波数の前記受信周波数からのずれを微調整するように構成してもよい。
また、前記微調部に含まれる微調整用コンデンサは可変容量ダイオードによって構成されて成り、前記制御手段は、前記粗調部のコンデンサを選択すると共に、前記可変容量ダイオードの容量値を変更することによって、前記可変容量手段の容量値を変更するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記電圧レベルを検出した複数の点の中の電圧レベルが最低となる点を同調点とするように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記電圧レベルを検出した複数の点の中の電圧レベルが予め定めた所定範囲内の値となる点を同調点とするように構成してもよい。
また、タイムコードの受信に成功したときの前記可変容量ダイオードの容量値を記憶するための記憶手段を有し、前記制御手段は、前記フィルタ手段が通過する周波数を変更してもタイムコードが受信されないと判断した場合、タイムコードの受信に前回受信したときの前記可変容量手段の容量値を前記可変容量手段の容量値に設定して時刻修正処理を終了するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、受信したデジタル信号のエッジを所定回数連続して検出できた場合に、タイムコードを受信したと判断するように構成してもよい。
また、同調動作を指示するための操作手段を有し、前記制御手段は、前記操作手段による同調動作の指示に応答して、前記電波信号に同調するように前記可変容量手段の容量値を変更するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、更に、予め定めた所定時又はリセット時に、前記電波信号に同調するように前記可変容量手段の容量値を変更するように構成してもよい。
組み立て時に同調周波数を微調整する必要がなくなるため、組み立て作業が単純かつ短時間で出来るようになり、取り扱いが容易になる。
また、温度等による同調周波数の変化に対しても、自動で同調状態に調整することが出来るので、その結果、受信感度が向上するという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電波修正時計のブロック図であり、図5に示した日本国の標準電波信号を用いて時刻修正を行う電波修正時計の例である。
図1において、電波修正時計は、アンテナコイルによって構成されたアンテナ101、同調周波数を変更するための可変容量ダイオード(バリキャップ)102を有する同調手段、受信手段103、中央処理装置(CPU)によって構成され電波修正時計の各構成要素や全体の制御等を行う制御手段104、液晶表示装置等によって構成させ現在時刻等を表示する表示手段105、操作スイッチ等によって構成され時刻修正処理の指示や同調動作の指示等を行うための操作手段106、制御手段104が実行するプログラムや可変容量ダイオード102の容量値等を記憶する記憶手段としての半導体メモリ107を有している。尚、制御手段104は、時刻修正手段及び計時手段としての機能も有している。
また、図3は、図1の電波修正時計の動作を説明するためのタイミング図である。
以下、図1〜図3を用いて、本実施の形態に係る電波修正時計の動作を詳細に説明する。
制御手段104は、時刻修正処理を開始すると、先ず、後述するように前回の時刻修正処理時に、同調点においてタイムコードを受信して正常に時刻修正処理を行ったときには、そのときの可変容量ダイオードの容量値をメモリ107に記憶するように動作しているため、今回の時刻修正処理の際にメモリ107に記憶した容量値を可変容量ダイオード102の初期値とするように制御する。
現在時刻の情報を有するタイムコードを含む電波信号はアンテナ101で受信され、可変容量ダイオード102(同調手段)を介して受信手段103に入力される。受信手段103では、AGCアンプ108が可変容量ダイオード102からの信号を増幅し、フィルタ109はAGCアンプ108から入力される信号中の所定周波数の信号を通過させて検波回路110に入力する。検波回路110は、フィルタ109からの信号を検波してタイムコードを抽出し、該抽出したタイムコードを制御手段104に出力すると共に、AGCアンプ108のゲインを制御する。
また、A/Dコンバータ111は、AGCアンプ108からアナログ形式で出力される信号の電圧レベル(AGC電圧)をデジタル信号に変換して制御手段104に入力する。
次に、制御手段104は、可変容量ダイオード102の容量値を所定量増加あるいは減少させることによって所定量変更した後(ステップS203)、前記処理を所定回数行ったか否かを判断し(ステップS204)、所定回数行っていない場合にはステップS201に戻って処理を繰り返す。前記処理を行うことにより、複数個のAGC電圧値がメモリ107に記憶されることになる。
即ち、制御手段104は、可変容量ダイオード102の容量値を所定値ずつ変更しながら複数の点においてAGCアンプ108から出力される信号の電圧レベルを検出し、前記電圧レベルを検出した複数の点の中の所定条件(前記例ではAGC電圧が最低電圧であること)を満たす点を同調点とする。
尚、制御手段104は、前記電圧レベルを検出した複数の点の中の電圧レベルが予め定めた所定範囲内の値となる点を同調点とするように構成してもよい。この場合、前記電圧レベルの所定範囲はメモリ107に予め記憶しておき、制御手段104がメモリ107を参照して同頂点を決定する。
図3に示すように、可変容量ダイオード102が標準電波信号に同調している場合には、可変容量ダイオード102から所定レベルの受信信号Aが出力され、このときのAGC電圧は最低レベルとなり、検波回路110からはタイムコードが出力される。可変容量ダイオード102が同調していない場合には、可変容量ダイオード102から出力される信号のレベルは小さくなり、このときAGCアンプ108から出力されるAGC電圧は高いレベルとなって、検波回路110からはタイムコードが出力されなくなる。このように、本実施の形態では、AGCアンプ108から出力されるAGC電圧値が最低レベルの時に、可変容量ダイオード102が同調点にあるとしている。
制御手段104は、検波回路110からの信号がデジタル信号であると判断した場合、即ち、タイムコードであると判断した場合には、このときの可変容量ダイオード102の容量値を、当該電波信号に同調する容量(同調容量)として確定する(ステップS208)。
次に、制御手段104は、受信手段が信号を所定時間だけ受信した後に、受信手段103が受信動作を終了するように受信手段103を制御する(ステップS209)。
制御手段104は、ステップS210において、完全なタイムコードの受信に成功したと判断した場合には、制御手段104に内蔵され時刻を計時する計時手段(自己の計時手段)で計時している時刻を、受信したタイムコードに含まれる現在時刻情報で修正した後(ステップS211)、このときの可変容量ダイオード102の容量値をメモリ107に記憶して、時刻修正処理を終了する(ステップS212)。尚、ステップS202で順次記憶したAGC電圧値は消去される。
制御手段は、前記修正した計時手段の時刻を表示手段105で表示するように表示手段105を制御する。これにより、表示手段105には修正された正確な現在時刻が表示される。
制御手段104は、A/Dコンバータ111から入力される信号の電圧レベルを検出して(ステップS214)、このときの前記信号の電圧レベルをメモリ107に順次追加し
て記憶する(ステップS215)。
即ち、制御手段104は、可変容量ダイオード102の容量値を所定値ずつ変更しながら複数の点においてAGCアンプ108から出力される信号の電圧レベルを検出し、前記電圧レベルを検出した複数の点の中の所定条件を満たす点を同調点とする。
制御手段104は、検波回路110からの信号がデジタル信号であると判断した場合、即ち、タイムコードであると判断した場合には、このときの可変容量ダイオード102の容量値を、当該電波信号に同調する容量(同調容量)として確定する(ステップS221)。
次に、制御手段104は、受信手段が信号を所定時間だけ受信した後に、受信手段103が受信動作を終了するように受信手段103を制御する(ステップS222)。
制御手段104は、ステップS223において、完全なタイムコードの受信に成功したと判断した場合には、制御手段104に内蔵され時刻を計時する計時手段(自己の計時手段)で計時している時刻を、受信したタイムコードに含まれる現在時刻情報で修正した後(ステップS224)、このときの可変容量ダイオード102の容量値をメモリ107に記憶して、時刻修正処理を終了する(ステップS225)。尚、ステップS215で順次記憶したAGC電圧値は消去される。
制御手段は、前記修正した計時手段の時刻を表示手段105で表示するように表示手段105を制御する。これにより、表示手段105には修正された正確な現在時刻が表示される。
即ち、制御手段104は、フィルタ109が通過する信号の周波数を変更してもタイムコードが受信されないと判断した場合、可変容量ダイオード102の容量値を、前記タイ
ムコードの受信に成功したときの容量値に変更して、時刻修正処理を終了する。
また、組み立て時に同調周波数を微調整する必要がなくなるため、組み立て作業が単純かつ短時間で出来るようになり又、取り扱いが容易になる。
また、温度等による同調周波数の変化に対しても、自動で同調状態に調整することが出来るので、その結果、受信感度が向上するという効果を奏する。
また、前記実施の形態では、同調周波数を変更するために可変容量ダイオード102を使用したが、可変コンデンサ等、容量値を変更可能な構成要素である可変容量手段であれば使用することが可能である。
また、前記実施の形態では、アンテナ101で受信した信号を増幅するためにAGC増幅アンプを使用したが、単に信号を増幅するだけの増幅手段を使用することも可能であり、前記増幅手段の出力信号に基づいて、同調手段における可変容量手段の容量値を変更制御するように構成してもよい。
図6において、電波修正時計は、アンテナコイルによって構成されたアンテナ601、同調周波数を変更するための同調手段602、受信手段603、中央処理装置(CPU)によって構成され電波修正時計の各構成要素や全体の制御等を行う制御手段604、液晶表示装置等によって構成させ現在時刻等を表示する表示手段605、操作スイッチ等によって構成され時刻修正処理の指示や同調動作の指示等を行うための操作手段606、制御手段604が実行するプログラムや同調手段に含まれる可変容量手段(図示せず)の容量値等を記憶する記憶手段としての半導体メモリ607、受信手段603の増幅制御手段から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して制御手段604に出力するアナログ/デジタル(A/D)変換手段613を有している。尚、制御手段604は、時刻修正手段及び計時手段としての機能も有している。
図7において、同調手段602は、相互に容量値が異なる複数のコンデンサ703a〜703cを有する粗調部701と、微調部702のコンデンサ703a〜703cよりも容量値が小さく、前記コンデンサ703a〜703cの容量値を微調整するための微調整用コンデンサ705a〜705nを有する微調部702とを備えている。コンデンサ703a〜703cは、受信信号の周波数(例えば、日本国、米国、英国用、として40kHz、60KHz、独国用として77.5kHz)に対応する容量値(ほぼ同調可能な容量値)に選択されている。コンデンサ705a〜705nの容量値は、コンデンサ703a〜703nに比べて小さな値に設定されている。
以下、図6〜図8を用いて、本他の実施の形態に係る電波修正時計の動作を詳細に説明する。また、電波修正時計の動作タイミングは前記実施の形態と同様であるため、必要に応じて、図3を参照しながら説明する。
制御手段604は、時刻修正処理を開始すると、先ず、後述するように前回の時刻修正処理時に、同調点においてタイムコードを受信して正常に時刻修正処理を行ったときには、そのときの同調手段602の可変容量手段の容量値をメモリ607に記憶するように動作しているため、今回の時刻修正処理の際にメモリ607に記憶した容量値を前記可変容量手段の初期値とするように制御する。これにより、粗調部701と微調部の合計容量値が前記容量値と等しくなるように、粗調部701のスイッチ704a〜704c及び微調部702のスイッチ706a〜706nが選択的に開閉状態に制御されて、粗徴部701のコンデンサ703a〜703c及び微調部702のコンデンサ705a〜705nが選択される(ステップS801)。
現在時刻の情報を有するタイムコードを含む電波信号はアンテナ601で受信され、同調手段602を介して受信手段603に入力される。受信手段603では、増幅手段608が同調手段602からの信号を単純に増幅し、フィルタ手段609は増幅手段608から入力される信号中の所定周波数の信号を通過させて検波手段610に入力する。
検波手段610は、フィルタ手段609からの信号を検波して復調手段611に出力し、復調手段611が検波手段610からの信号を復調する。これにより、復調手段611は、増幅手段608から出力される信号中のタイムコードを抽出し、該抽出したタイムコードを制御手段604に、デジタル信号で出力する
また、A/D変換手段613は、増幅制御手段からアナログ信号形式で出力される前記制御信号の電圧レベル(AGC電圧)をデジタル信号に変換して制御手段604に入力する。
前記所定回数は、粗調部701に含まれるコンデンサと微調部702に含まれるコンデンサの所定の組み合わせについて行う回数である。
尚、制御手段604は、前記電圧レベルを検出した複数の点の中の電圧レベルが予め定めた所定範囲内の値となる点を同調点とするように構成してもよい。この場合、前記電圧レベルの所定範囲はメモリ607に予め記憶しておき、制御手段604がメモリ607を参照して同頂点を決定する。
このようにして、制御手段604は、前記同調点において受信手段603からタイムコードが出力されたと判断した場合に、前記同調点における可変容量手段の容量値を、タイムコードを受信するための容量値に設定する。
一方、ステップS807において、制御手段604は、タイムコードを検出できなかったと判断した場合には、処理を終了する。この場合、図2の処理ステップS226と同様の処理を行うようにしてもよい。
また、組み立て時に同調周波数を微調整する必要がなくなるため、組み立て作業が単純かつ短時間で出来るようになり又、取り扱いが容易になる。
また、温度等による同調周波数の変化に対しても、自動で同調状態に調整することが出来るので、その結果、受信感度が向上するという効果を奏する。
また、本他の実施の形態において、増幅制御手段612の出力信号に基づいて同調手段602の可変容量手段を制御するように構成したが、増幅手段608から出力される信号レベルに基づいて、前記可変容量手段の容量値を変更制御するように構成してもよい。
また、前記各実施の形態において、同調をとるタイミングとしては、毎受信時や受信失敗時のみ、あるいは予め定めた所定時に定期的に実施したり、製品出荷時や電池交換時の電波修正時計リセット時に実施する等、適宜選択できる。
また、前記各実施の形態において、タイムコードか否かの判定方法としては、受信したデジタル信号のエッジ(立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジ)を正確に所定回数連続して検出できたか否かによって判定するように構成することもできる。
102・・・同調手段としての可変容量ダイオード
103、603・・・受信手段
104、604・・・時刻修正手段及び計時手段としての機能も有する制御手段
105、605・・・表示手段
106、606・・・操作手段
107、607・・・記憶手段としてのメモリ
108・・・AGC増幅手段としてのAGCアンプ
109・・・フィルタ手段としてのフィルタ
110・・・検波手段としての検波回路
111・・・A/Dコンバータ
602・・・同調手段
608・・・AGC増幅手段を構成する増幅手段
609・・・フィルタ手段
610・・・検波手段
611・・・復調手段
612・・・AGC増幅手段を構成する増幅制御手段
613・・・A/D変換手段
701・・・粗調部
702・・・微調部
703a〜703c・・・粗徴用コンデンサ
704a〜704c・・・粗徴用開閉スイッチ
705a〜705n・・・微徴用コンデンサ
706a〜706n・・・微徴用開閉スイッチ
Claims (16)
- 現在時刻の情報を有するタイムコードを含む電波信号を受信するためのアンテナと、可変容量手段を有し前記アンテナで受信した電波信号に対応する信号を出力する同調手段と、前記同調手段から出力される信号を増幅する増幅手段を有し、前記増幅手段で増幅した信号から前記タイムコードを抽出する受信手段と、前記受信手段で抽出したタイムコードから現在時刻の情報を得て、計時手段で計時している現在時刻を修正する時刻修正手段と、前記計時手段で計時している現在時刻を表示する表示手段と、前記可変容量手段の容量値を変更しながら複数の点において前記増幅手段から出力される信号の電圧レベルを検出し、前記電圧レベルを検出した複数の点の中の所定条件を満たす点を同調点とし、該同調点において前記受信手段からタイムコードが出力されたと判断した場合に、前記同調点における前記可変容量手段の容量値を、タイムコードを受信するための容量値に設定する制御手段とを備えて成ることを特徴とする電波修正時計。
- 前記可変容量手段は可変容量ダイオードによって構成されると共に、前記増幅手段はAGC増幅手段であることを特徴とする請求項1記載の電波修正時計。
- 前記受信手段は、複数の周波数信号の中のいずれかの周波数信号を選択的に通過させるフィルタ手段と、前記フィルタ手段を通過した信号からタイムコードを抽出して出力する検波手段とを有し、
前記制御手段は、前記同調点において前記受信手段からタイムコードが出力されないと判断した場合には、前記フィルタ手段が通過する周波数を変更するように前記フィルタ手段を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の電波修正時計。 - 前記可変容量手段は、相互に容量値が異なる複数の粗調整用コンデンサを有する粗調部と、前記粗調整用コンデンサよりも容量値が小さい微調整用コンデンサを有する微調部とを備え、
前記制御手段は、前記粗調整用コンデンサ及び微調整用コンデンサを組み合わせることによって、前記可変容量手段の容量値を変更することを特徴とする請求項1記載の電波修正時計。 - 前記各粗調整用コンデンサは受信周波数に対応する容量値に選定されて成り、
前記制御手段は、前記微調整用コンデンサを用いて、前記粗徴用コンデンサを用いたときの同調周波数の前記受信周波数からのずれを微調整することを特徴とする請求項4記載の電波修正時計。 - 前記微調部には複数の微調整用コンデンサが含まれて成り、前記制御手段は、前記粗調部と微調部に含まれるコンデンサの組み合わせを選択することによって、前記可変容量手段の容量値を変更することを特徴とする請求項4又は5記載の電波修正時計。
- 前記微調部に含まれる微調整用コンデンサは可変容量ダイオードによって構成されて成り、前記制御手段は、前記粗調部のコンデンサを選択すると共に、前記可変容量ダイオードの容量値を変更することによって、前記可変容量手段の容量値を変更することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一に記載の電波修正時計。
- 前記増幅手段はAGC増幅手段であることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一に記載の電波修正時計。
- 前記制御手段は、前記電圧レベルを検出した複数の点の中の電圧レベルが最低となる点を同調点とすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の電波修正時計。
- 前記制御手段は、前記電圧レベルを検出した複数の点の中の電圧レベルが予め定めた所定範囲内の値となる点を同調点とすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の電波修正時計。
- 前記受信手段は、前記増幅手段から出力される前記信号の電圧レベルをデジタル信号に変換するA/Dコンバータを有し、
前記制御手段は、前記A/Dコンバータから出力されるデジタル信号に基づいて前記同調点を決定することを特徴とする請求項9又は10記載の電波修正時計。 - タイムコードの受信に成功したときの前記可変容量ダイオードの容量値を記憶するための記憶手段を有し、
前記制御手段は、前記フィルタ手段が通過する周波数を変更してもタイムコードが受信されないと判断した場合、タイムコードの受信に前回受信したときの前記可変容量手段の容量値を前記可変容量手段の容量値に設定して時刻修正処理を終了することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一に記載の電波修正時計。 - 前記制御手段は、タイムコードを受信して時刻修正処理を行った場合、そのときの前記可変容量手段の容量値を前記記憶手段に記憶し、次回の時刻修正処理の際に、前記記憶手段に記憶した容量値を前記可変容量手段の初期値とするように制御することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一に記載の電波修正時計。
- 前記制御手段は、受信したデジタル信号のエッジを所定回数連続して検出できた場合に、タイムコードを受信したと判断することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一に記載の電波修正時計。
- 同調動作を指示するための操作手段を有し、
前記制御手段は、前記操作手段による同調動作の指示に応答して、前記電波信号に同調するように前記可変容量手段の容量値を変更することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一に記載の電波修正時計。 - 前記制御手段は、更に、予め定めた所定時又はリセット時に、前記電波信号に同調するように前記可変容量手段の容量値を変更することを特徴とする請求項15記載の電波修正時計。
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