JP2006177913A - 位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】位置検出装置は、回転情報送信部100及び回転位置演算部200を備えて構成される。このうち回転情報送信部100は、回転センサ110を通じて検出されるクランク軸の回転角度に基づき同クランク軸の角度情報を生成し、該生成した角度情報をクランク軸の回転角度が所定の単位量となる毎に主導的に送信する。他方、回転位置演算部200は、この送信される角度情報をスレーブ装置として受信し、それら角度情報の開始エッジを計数してクランク軸の回転角度を求める。
【選択図】 図1
Description
(イ)運動位置演算部は、位置情報の開始エッジを計数した後、前記第1の時間よりも短い第2の時間を経過しても次の位置情報の開始エッジが検出されないときに、前記計数を停止して且つ、位置情報送信部から送信される位置情報をその都度読み込み、位置情報送信部はその間、時間同期通信として、前記第2の時間よりも長い第3の時間に同期して位置情報を送信する。
あるいは、請求項9に記載の発明によるように、
(ロ)位置情報送信部は、被検出体の運動停止の検知に基づき、生成した位置情報にこの被検出体の運動停止を示す情報、例えばフラグを付加して運動位置演算部にこれを送信し、運動位置演算部は、受信される位置情報からこの被検出体の運動停止を示す情報の付加の有無を監視し、該運動停止を示す情報の付加が有る旨判断される期間、前記計数を停止する。
またあるいは、請求項10に記載の発明によるように、
(ハ)位置情報送信部は、被検出体の運動停止の検知に基づき、生成した位置情報にこの被検出体の運動停止を示す情報、例えばフラグを付加して運動位置演算部にこれを送信し、運動位置演算部は、位置情報の開始エッジを計数した後、前記第1の時間よりも短い第2の時間を経過しても次の位置情報の開始エッジが検出されないこと、及び受信される位置情報に前記被検出体の運動停止を示す情報が付加されていること、の論理和条件に基づき前記計数を停止して且つ、位置情報送信部から送信される位置情報についてはこれをその都度読み込む。
等々がある。
(ニ)送信する各パルス信号のパルス幅が生成した位置情報の各々に直接対応するパルス幅となるように前記パルス幅変調を行う。
あるいは、請求項15に記載の発明によるように、
(ホ)送信するパルス信号のパルス幅が、生成した位置情報の所定の変化量毎に間欠的にそれら該当する位置情報に直接対応するパルス幅となり、他の送信タイミングでは最小のパルス幅となるように前記パルス幅変調を行う。
等々がある。
A=sinθ
他方のホール素子の出力電圧Bを
B=cosθ
とするとき、前記被検出体の運動に伴う磁界の変化をリニアな運動特性に変換する手段としては、着磁ロータの回転角度θを
θ=tan-1(A/B)
として変換する手段を備え、この変換された値から前記着磁ロータの回転に伴う回転角度θの360度分の角度変化を求めるものとすることで、当該位置検出装置を回転検出装置として用いる場合に、位置情報送信部での上述した位置情報の生成に際して要求される性能を最大限に満たすことができるようになる。
以下、エンジンのクランク軸の回転角度を検出し、該検出した回転角度の情報を同エンジンの運転制御に供する回転検出装置に本発明にかかる位置検出装置を具体化した第1の実施の形態について説明する。
このうち、通信制御回路210は、上記クロックに同期して送信される角度情報を同じくクロックに同期して受信してこれを一つの角度情報毎に一時的に保持するシフトレジスタ等を備えて構成される回路である。そして、それら角度情報が受信される都度、その最初のクロックエッジに同期してカウント信号を、また同角度情報の受信が完了した時点で受信完了信号を演算装置220にそれぞれ与えるとともに、演算装置220からの要求に応じて上記保持している角度情報を同演算装置220に対して出力する。
このようにクランク軸CSの回転が停止した場合、回転情報送信部100側が角度同期通信から時間同期通信に移行することは前述の通りであるが、このとき演算装置220では、角度情報(クロック)の開始エッジ間、すなわち通信制御回路210から与えられる上記カウント信号の印加間隔にかかる時間をエッジ間隔カウンタECにより計測する。そして、この計測した時間が前述した所定の閾値時間Yを超えたと判断される場合には、角度カウンタACの計数を停止する。ちなみに、本実施の形態では、図11(a)〜(d)に示すように、クロック及び角度情報の時間同期通信にかかる送信間隔Zを100ms(ミリ秒)に設定するとともに、上記閾値時間Yについてはこれを30msに設定している。このため、こうした時間同期通信中は、図11(c)に示されるように、エッジ間隔カウンタECによるカウント値が閾値時間Yを常に超えるようになり、演算装置220では、こうして「送信間隔Z>閾値時間Y」といった関係が満たされることに基づき、図11(d)に示す態様で角度カウンタACの計数を停止する。そして、演算装置220ではまた、このような時間同期通信の期間中、上記受信される角度情報の内容をその都度読み込んで、角度カウンタACの値をチェックする。このため、クランク軸CS(着磁ロータ111)の回転が停止されている場合でも、演算装置220はその回転角度θ、すなわち停止角度の絶対角度を認識することができるようになる。なおこの場合、図11(a)〜(C)に示されるように、角度情報生成部120においてクランク軸CSが停止状態にあると判定する時間X(例えば50ms)も、閾値時間Y(例えば30ms)よりは長い時間である必要がある。
(1)回転位置演算部200(演算装置220)は、回転情報送信部100から送信される角度情報(クロック)の開始エッジを計数してクランク軸CSの回転角度θを求める構成とした。これにより、クランク軸CSの回転状態を直接監視することなく、しかも遅滞なくクランク軸CSの回転角度θを認識することができるようになる。
次に、本発明にかかる位置検出装置の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態にかかる回転検出装置は、角度カウンタACの計数値のチェック、並びに補正の方法が前記第1の実施の形態と異なる。すなわち、本実施の形態では、クランク軸CS(着磁ロータ111)が停止している旨を示す情報を新たに回転情報送信部100側からエンジン制御装置300側へ送信可能な構成とし、回転位置演算部200(演算装置220)では、このクランク軸CSの運動停止を示す情報に基づき角度カウンタACの計数値の補正を行うようにする。以下、このような構成を有する回転検出装置について詳述する。なお、本実施の形態にかかる回転検出装置の基本的な構成は前記第1の実施の形態と同一であり、それら共通の構成については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を割愛する。
(8)回転情報送信部100では、クランク軸CS(着磁ロータ111)の停止を検知したとき、生成した角度情報に回転停止フラグF「1」を付加して送信するようにし、演算装置220側では、この回転停止フラグFの値が「1」の場合には角度カウンタACのカウントアップを停止するようにした。このため、前記第1の実施の形態における送信間隔Zについては不問となり、時間同期通信中の通信間隔を短縮することができるようになる。
次に、本発明にかかる位置検出装置の第3の実施の形態について説明する。
前記第1及び第2の実施の形態では、回転情報送信部100から「1°CA」毎に角度情報が送信されており、角度情報の角度分解能は「1°CA」に固定されていた。これに対し、本実施の形態にかかる回転検出装置では、この角度情報の角度分解能がクランク軸CSの回転速度に応じて変更可能な構成としている。以下、こうした回転検出装置について説明する。なお、角度カウンタACの計数値のチェック、並びに補正等については前記第1あるいは第2の実施の形態と同様の手順により行われる。
(0,1):角度分解能が「0.5°CA」刻みである。
(1,0):角度分解能が「0.25°CA」刻みである。
(1,1):角度分解能が「0.125°CA」刻みである。
といった内容をそれぞれ示す。また、ビット列が形成される際には、最上位ビット(MSB)から角度情報がまず格納される。すなわち、例えば分解能が「1°CA」の場合には6ビット〜14ビットの領域に角度情報が格納され、分解能が「0.5°CA」の場合には5ビット〜14ビットの領域に角度情報が格納される。分解能が「0.25°CA」や「0.125°CA」の場合もこれに準じて角度情報は格納される。なお、図18ではビット「2」のデータ領域が未使用となっているが、この領域を、前記第2の実施の形態で用いた回転停止フラグFを格納する領域として使用するようにし、前記第2の実施の形態に準じた角度カウンタACのチェック並びに補正を行うようにしてもよい。また、この領域を未使用とする場合には、1ビット分詰めることにより全体のデータ長を短くすることができる。この場合には、前記第1の実施の形態に準じて角度カウンタACの補正が行われることとなる。そして、角度情報及び分解能情報からなるビット列が形成された後は、上述したように、同ビット列はクロックにて同期して通信制御回路121からエンジン制御装置300に設けられている回転位置演算部200に1ビットずつ送信される点は前記第1及び第2の実施の形態と同様である。
(10)回転情報送信部100では、クランク軸CS(着磁ロータ111)の回転が低速度になるほど、角度情報を送信するタイミングとする角度分解能を細分化、すなわち高分解能化するようにした。このため、クランク軸CSの回転が低速度となるほど角度情報の分解能が高くなり、例えばエンジン制御にあっても、クランク軸CSの回転が低速度側ではより角度精度の高い制御を行うことができるようになる。
次に、本発明にかかる位置検出装置を具体化した第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、クロック及び角度情報を示す信号の態様が前記第1〜第3の実施の形態と異なる。すなわち、上記第1〜第3の実施の形態においては、クロックと角度情報とはそれぞれ別個に通信制御回路121を通じて送信されていたが、本実施の形態ではクロックと角度情報とが混合された混合信号が回転情報送信部100から送信されるようにした。以下、このような回転検出装置について説明する。
こうしてクロックと角度情報からなる混合信号が分離された後の通信制御回路211の動作は、上述した前記第1〜第3の実施の形態と同様であり、それら角度情報が受信される都度、その最初のクロックエッジに同期して演算装置220にカウント信号が与えられる。また、通信制御回路211は、演算装置220からの要求に応じて保持している角度情報を同演算装置220に対して出力する。
同図24(b)に示されるように、演算装置220は、上述したようにクロックの各立ち上がりエッジに同期してビットカウンタBCをカウントアップする。このビットカウンタBCは、上述したように、クロックの15ビット目の立ち上がりエッジを検出した時点で初期化される。いま、図24(a)に破線で囲んで示すように、クロックのラインにノイズが混入したとすると、このノイズの立ち上がりエッジによりビットカウンタBC及び角度カウンタACはカウントアップされる。しかし、ノイズの場合にはその後に立ち上がりエッジが検出されることはなく、ビットカウンタBCの計数値が角度情報のビット数の15ビットとなる以前にクロックの2クロック分以上の空きが生じることになる。そのため、演算装置220は、ビットカウンタBCをリセットするとともに、上記クロックの立ち上がりエッジによる計数をキャンセルするかたちで角度カウンタACを適正な計数値、すなわち「1」だけ減算した計数値に補正する。この結果、ノイズによる角度情報の読み込みの際のビットずれが有効に防止されることになる。
(12)クロックと角度情報とは同一の信号(混合信号)にて回転情報送信部100から送信される構成とした。このため、回転情報送信部100及びエンジン制御装置300間の信号線を抑制することができるようになる。
次に、本発明にかかる位置検出装置を具体化した第5の実施の形態について説明する。 前記第1〜第4の実施の形態では、回転情報送信部100においてクランク軸CSの回転角度θを示す角度情報をビット列に変換し、このビット列をクロックに同期させて送信していたが、本実施の形態では、この角度情報をビット列に変換する代わりにパルス幅変調して送信する。すなわち、本実施の形態では、回転情報送信部100と回転位置演算部200との間でパルス幅変調されたパルス信号による通信が行われる点が前記第1〜第4の実施の形態と異なる。以下、このような回転検出装置について説明する。なお、本実施の形態においても、前記第1〜第4の実施の形態と同様の手順により、適宜、角度カウンタACのチェック並びに補正が行われる。
(14)回転位置演算部200(演算装置220)は、回転情報送信部100から送信されるパルス信号の立ち上がりエッジを計数してクランク軸CSの回転角度θを求める構成とした。これにより、クランク軸CSの回転状態を直接監視することなく、しかも遅滞なくクランク軸CSの回転角度θを認識することができるようになる。
次に、本発明にかかる位置検出装置を具体化した第6の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、前記第3の実施の形態の更なる改良であり、回転情報送信部100から送信される角度情報の角度分解能をエンジン制御装置300側から指示できる構成としている。以下、こうした回転検出装置について説明する。
(A)図30(a)〜(d)にタイミングt50として示すように、角度指示情報が受信された直後の角度情報を送信するタイミング。
(B)図31(a)〜(d)にタイミングt60として示すように、角度指示情報が受信された後の送信すべき角度情報が「0°CA」となるタイミング。
(C)図32(a)〜(d)にタイミングt70として示すように、角度指示情報が受信された後の送信すべき角度情報が「10°CA」の倍数となるタイミング。
等々を採用することができる。
(17)回転位置演算部200から送信される角度指示情報に基づいて回転情報送信部100の送信する角度情報の角度分解能が変更されるように構成した。このため、回転位置演算部200は、エンジン制御において所望とされる角度分解能を有する角度情報をエンジン制御装置300に供することができるようになる。よって、エンジン制御装置300は、エンジン制御において必要十分な角度精度にてクランク軸CSの回転角度θを認識することができるようになる。
次に、本発明にかかる位置検出装置を具体化した第7の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、前記第6の実施の形態の変形例であり、回転情報送信部100から送信される角度情報の角度分解能の大きさが角度情報生成部120aによって制限される点が前記第6の実施の形態と異なる。以下、こうした回転検出装置について説明する。
(18)回転情報送信部100における角度情報生成部120aを、角度指示情報により示される角度分解能での角度情報の送信が、タイミング的に不可能であるとき、タイミング的に送信可能な角度分解能に変更するとともに、この変更した角度分解能を示す分解能情報を同角度分解能により生成された角度情報に付加して出力するように構成した。このため、回転情報送信部100による角度情報の送信周期の限界を超えた指示が回転位置演算部200から発せられたとしても、角度情報の通信抜け等に起因する異常の発生が好適に防止されるようになる。
なお、この発明にかかる位置検出装置は上記実施の形態に限定されるものではなく、同実施の形態を適宜変更した例えば次のような形態として実現することもできる。
a.位置センサを通じて検出される被検出体の運動に伴う位置変化に基づき同被検出体の位置情報を生成し、該生成した位置情報を被検出体の位置変化が所定の単位量となる毎に主導的に送信する位置情報送信部。及び
b.この送信される位置情報をスレーブ装置として受信し、それら位置情報の開始エッジを計数して被検出体の運動位置を求める運動位置演算部。
を基本的に備えることで、通信される情報の違いこそあれ、上記各実施の形態に準じた作用効果を得ることはできる。なお、運動位置演算部にて扱う位置情報(角度情報も含む)がある特定の位置を基準とした相対的な位置情報でよい場合、あるいは同運動位置演算部にこの相対的な位置情報から絶対位置情報に換算する機能が設けられる場合には、位置情報送信部にて生成、送信する位置情報も、必ずしも絶対位置情報である必要はない。
Claims (21)
- 位置センサを通じて検出される被検出体の運動に伴う位置変化に基づき同被検出体の位置情報を生成し、該生成した位置情報を前記被検出体の位置変化が所定の単位量となる毎に主導的に送信する位置情報送信部と、
この送信される位置情報をスレーブ装置として受信し、それら位置情報の開始エッジを計数して前記被検出体の運動位置を求める運動位置演算部と、
を備える位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記位置情報を前記被検出体の絶対位置情報として生成するものであり、前記運動位置演算部は、前記位置情報の開始エッジを計数して求めた前記被検出体の運動位置を前記位置情報送信部から送信される絶対位置情報に基づき補正する
請求項1に記載の位置検出装置。 - 前記運動位置演算部は、前記求めた被検出体の運動位置が同被検出体の所定の運動量に相当する値に到達する毎に前記位置情報送信部から送信される被検出体の絶対位置情報を読み込んで同情報により示される値とこの到達した値とを比較し、それら値が異なるとき、次の計数タイミングにて前記求めた運動位置の値を前記読み込んだ絶対位置情報の値に基づき補正する
請求項2に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記生成した位置情報を、クロック信号に同期したシリアル通信にて前記運動位置演算部に送信するものであり、前記運動位置演算部は、各位置情報に同期して受信されるクロック信号の最初のエッジに基づいて前記位置情報の開始エッジを検知する
請求項1〜3のいずれか一項に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記被検出体の運動速度が低速度になるほど、前記送信する位置情報の送信タイミングとする前記被検出体の位置変化の所定の単位量としての値を細分化する
請求項4に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記送信タイミングとする前記被検出体の位置変化の所定の単位量を分解能として前記位置情報を生成するとともに、この生成した位置情報にその分解能を示す情報として前記所定の単位量を示す情報を付加して前記運動位置演算部に送信する
請求項5に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記位置情報を生成した後、第1の時間を経過しても前記被検出体の前記所定の単位量分の位置変化がないことに基づいて同被検出体の運動停止を検知し、以後、前記被検出体から前記所定の単位量分の位置変化が検出されるまで、同被検出体の位置変化に同期した位置同期通信から時間に同期した時間同期通信に移行するものであり、前記運動位置演算部は、前記時間同期通信への移行期間、前記計数を停止する
請求項4〜6のいずれか一項に記載の位置検出装置。 - 前記運動位置演算部は、前記位置情報の開始エッジを計数した後、前記第1の時間よりも短い第2の時間を経過しても次の位置情報の開始エッジが検出されないとき、前記計数を停止して且つ、前記位置情報送信部から送信される位置情報をその都度読み込むものであり、前記位置情報送信部はその間、前記時間同期通信として、前記第2の時間よりも長い第3の時間に同期して前記位置情報を送信する
請求項7に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記被検出体の運動停止の検知に基づき、前記生成した位置情報にこの被検出体の運動停止を示す情報を付加して前記運動位置演算部に送信するものであり、前記運動位置演算部は、前記受信される位置情報から前記被検出体の運動停止を示す情報の付加の有無を監視し、該運動停止を示す情報の付加が有る旨判断される期間、前記計数を停止する
請求項7に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記被検出体の運動停止の検知に基づき、前記生成した位置情報にこの被検出体の運動停止を示す情報を付加して前記運動位置演算部に送信するものであり、前記運動位置演算部は、前記位置情報の開始エッジを計数した後、前記第1の時間よりも短い第2の時間を経過しても次の位置情報の開始エッジが検出されないこと、及び前記受信される位置情報に前記被検出体の運動停止を示す情報が付加されていること、の論理和条件に基づき前記計数を停止して且つ、前記位置情報送信部から送信される位置情報をその都度読み込む
請求項7に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記生成した位置情報をクロック信号により変調した3値化信号として前記運動位置演算部に送信するものであり、前記運動位置演算部は、この受信される3値化信号から前記位置情報と前記クロック信号とを分離して前記位置情報の読み込みを行う
請求項4〜10のいずれか一項に記載の位置検出装置。 - 前記運動位置演算部は、前記受信されるビット列を計数するとともに、この計数値が前記位置情報送信部から送信される情報のビット数に一致すること、及び同計数値が前記位置情報送信部から送信される情報のビット数の値となる以前に前記クロック信号の2クロック分以上の空きが生じること、の論理和条件に基づき初期化されるビットカウンタを更に備える
請求項4〜11に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記生成した位置情報を、それら位置情報に応じてパルス幅変調したパルス信号として前記運動位置演算部に送信するものであり、前記運動位置演算部は、受信される各パルス信号のエッジに基づいて前記位置情報の開始エッジを検知する
請求項1〜3のいずれか一項に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記送信する各パルス信号のパルス幅が前記生成した位置情報の各々に直接対応するパルス幅となるように前記パルス幅変調を行う
請求項13に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記送信するパルス信号のパルス幅が、前記生成した位置情報の所定の変化量毎に間欠的にそれら該当する位置情報に直接対応するパルス幅となり、他の送信タイミングでは最小のパルス幅となるように前記パルス幅変調を行う
請求項13に記載の位置検出装置。 - 請求項1〜15のいずれか一項に記載の位置検出装置において、
前記運動位置演算部は、前記位置情報の送信タイミングとなる前記被検出体の位置変化の所定の単位量を指示すべく同単位量を示す情報を前記位置情報送信部に対して送信する手段を更に備え、前記位置情報送信部は、該単位量を示す情報が受信されることに基づき、前記位置情報の送信タイミングとする前記被検出体の位置変化の所定の単位量を同受信した単位量を示す情報に応じて変更する
ことを特徴とする位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記受信した単位量を示す情報に基づく単位量での前記位置情報の送信がタイミング的に不能である旨判断されるとき、前記被検出体の位置変化に対する単位量をタイミング的に送信が可能となる単位量に変更するとともに、この変更した単位量を示す情報を前記生成した位置情報に付加して前記運動位置演算部に送信する
請求項16に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、前記位置情報の送信にかかるインターバルを計測する手段を備えるとともに、このインターバルの計測値に対し、前記被検出体の位置変化に対する単位量とする値が小さくなるほど大きい値となって送信インターバルの許容範囲を示す複数の閾値を設定しており、前記運動位置演算部から送信された前記単位量を指示する情報の受信に基づき前記単位量を変更するときに、前記インターバルの計測値が超えている最も大きい閾値に対応する単位量の範囲で前記単位量を変更する
請求項17に記載の位置検出装置。 - 前記位置センサが、磁気検知素子にて検知される前記被検出体の運動に伴う磁界の変化をリニアな運動特性に変換して前記被検出体の運動に伴う位置変化を絶対値として求める磁気センサからなる
請求項1〜18のいずれか一項に記載の位置検出装置。 - 前記被検出体がN極とS極とに分離着磁された着磁ロータからなり、前記磁気センサは、前記磁気検知素子として、前記着磁ロータの回転に伴って90度だけ位相のずれたsin波形電圧を出力すべく配置された2つのホール素子を備えるとともに、前記着磁ロータの回転角度をθとして、一方のホール素子の出力電圧Aを
A=sinθ
他方のホール素子の出力電圧Bを
B=cosθ
とするとき、前記被検出体の運動に伴う磁界の変化をリニアな運動特性に変換する手段として、前記着磁ロータの回転角度θを
θ=tan-1(A/B)
として変換する手段を備え、この変換された値から前記着磁ロータの回転に伴う回転角度θの360度分の角度変化を求めるものである
請求項19に記載の位置検出装置。 - 前記位置情報送信部は、エンジンのクランク軸に設けられた前記着磁ロータの回転角度を前記磁気センサにより検出してクランク軸のその都度の回転角度情報を前記運動位置演算部に送信するものであり、前記運動位置演算部は、エンジンの運転を制御するエンジン制御装置に設けられて前記計数した値を前記クランク軸の回転角度情報としてエンジンの運転制御に供するものである
請求項20に記載の位置検出装置。
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