JP2006176020A - 歩行者報知装置及び方法 - Google Patents

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昭 浅岡
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Abstract

【課題】 照射対象とする人物の幻惑を抑制しつつ、歩行者報知のために照射を行う。
【解決手段】 自車両前方にマーキング光を照射するスポット光照射用ランプ2と、自車両前方の歩行者の位置を示す歩行者領域を検出し、歩行者の位置に基づいて、スポット光照射用ランプ2によりマーキング光を照射させて自車両の運転者に報知する対象となる歩行者を特定する位置検出部7とを備え、制御回路1により、歩行者の位置に応じて、当該歩行者領域の一部に対するマーキング光の照射状態を制限して、歩行者の方向にマーキング光を照射させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば夜間において、自車両の運転者に周囲の歩行者等の人物を報知する歩行者報知装置及び方法に関する。
従来より、移動体に追従してスポット光を照射する技術としては、下記の特許文献1に記載されたものが知られている。
この特許文献1に記載された技術は、住宅の庭や建造物の中等に不法に侵入する不特定の侵入者を威嚇又は警告する防犯用途のシステムに使用され、不特定の移動体の位置にスポットライトの照射位置を追従させる。具体的には、検知領域内に移動体を検出した場合には、当該移動体の位置にスポットライトの照射位置を追従させるように照射位置を可変させている。
特開2002−83383号公報
しかしながら、上述した従来の技術は、あくまでも防犯用途の技術であって、例えば上述した特許文献1に記載された技術を車両に適用して、移動体として歩行者にスポット光を照射した場合には、当該歩行者に視覚的な幻惑を誘発させてしまう可能性があり、更には、対向車両を移動体として検出してスポット光を照射させた場合には、対向車両の運転者に視覚的な幻惑を与えてしまうという不都合がある。
更に、車両が走行する道路環境においては、前方は勿論のこと、後方、側方、車内等の確認行動を常時行う必要があるので、単に歩行者等の移動体にスポット光を照射しただけでは、運転者がスポット光の照射部分に気付かない場合がある。
更にまた、移動体として対向車両にスポット光を照射した場合には、当該スポット光が対向車両から自車両に反射してしまうので、自車両の運転者から対向車両走行側の人物の視認が困難となってしまう恐れがあった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、照射対象とする人物の幻惑を抑制しつつ、歩行者報知のために照射を行うことができる歩行者報知装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、自車両前方にマーキング光を照射する光照射手段と、自車両前方の歩行者の位置を示す歩行者領域を検出する位置検出手段と、位置検出手段で検出された歩行者の位置に基づいて、光照射手段によりマーキング光を照射させて自車両の運転者に報知する対象となる歩行者を特定する照射対象特定手段とを備え、制御手段により、照射対象特定手段で特定された歩行者の位置に応じて、マーキング光の照射方向及びマーキング光の広がりを調整して、歩行者領域の一部に対するマーキング光の照射状態を制限させることにより、上述の課題を解決する。
本発明によれば、歩行者の位置に応じて、当該歩行者領域の一部に対する前記マーキング光の照射状態を制限して、歩行者の方向にマーキング光を照射させるので、歩行者の存在を運転者に報知するに際して、歩行者に幻惑を与えないような位置や強度でスポット光を照射させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
本発明は、例えば車両に搭載され、当該車両周囲から検出される人物を運転者に報知する歩行者報知装置であって、図1に示すように構成された歩行者報知装置に適用される。
[歩行者報知装置の構成]
この歩行者報知装置は、制御回路1に、当該制御回路1の制御対象となるスポット光(マーキング光)照射用ランプ2、絞りレンズ3、絞りモータ4及び回頭モータ5が接続されると共に、自車両周囲の人物等の障害物を検出するための遠赤外線カメラ6及び位置検出部7が接続されている。なお、以下の説明においては、スポット光照射用ランプ2のスポット光出射方向が自車両の前方となっており、自車両前方における歩行者の存在を運転者に報知する場合について説明する。
スポット光照射用ランプ2は、制御回路1からの制御信号に応じて、点灯開始及び消灯が制御される。このスポット光照射用ランプ2のスポット光出射側には、絞りレンズ3が設けられている。この絞りレンズ3は、制御回路1から絞りモータ4に供給された制御信号によって、スポット光照射用ランプ2に対する距離が、自車両前後方向である図中のA方向で変更される。これにより、スポット光照射用ランプ2から出射されたスポット光は、絞りレンズ3によって広がり角度が調整され、スポット光の照射範囲が調整される。
また、スポット光照射用ランプ2は、回頭軸を介して、回頭モータ5と接続されている。このスポット光照射用ランプ2は、制御回路1によって回頭モータ5が駆動されることによって、回頭軸が軸中心として回転されることにより、スポット光出射方向が自車両の水平方向に回頭される。これにより、スポット光照射用ランプ2は、制御回路1の制御によって、スポット光照射方向が回頭される。
遠赤外線カメラ6は、物体温度に応じて放射される遠赤外領域の赤外線を受けて、物体表面温度に応じた輝度値(画素値)の赤外画像を生成することで、自車両の周囲の赤外画像を撮像する。この遠赤外線カメラ6は、スポット光照射用ランプ2のスポット光の照射範囲を含む車両前方を撮像方向として自車両に搭載されている。この遠赤外線カメラ6は、遠赤外画像を撮像すると、当該遠赤外画像を位置検出部7に出力する。
位置検出部7は、遠赤外線カメラ6で撮像された遠赤外画像から、検出対象Oとして人物を検出して、当該人物の自車両に対する相対的な方向及び距離を示す位置情報を制御回路1に出力する。
制御回路1は、ROM、RAM及びCPUからなるマイクロコンピュータで構成され、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより、回頭モータ5及び絞りモータ4の動作を制御して、スポット光照射用ランプ2から出射されるスポット光の照射範囲を制御する。
[歩行者報知装置の動作]
つぎに、上述したように構成された歩行者報知装置により、スポット光照射用ランプ2からのスポット光の照射範囲を制限することにより、自車両の運転者に人物の存在を報知する動作について図2のフローチャート等を参照して説明する。なお、遠赤外線カメラ6は、例えば1秒間に10枚の遠赤外画像を撮影し、当該各遠赤外画像を用いてステップS2〜ステップS16の処理を繰り返す。
この歩行者報知装置は、運転者が自車両の起動スイッチ(図示せず)を操作することによって、制御回路1と共に、遠赤外線カメラ6に電源が投入されて、ステップS1においてシステムが動作状態となると、ステップS2において、遠赤外線カメラ6で自車両前方を撮像して、当該自車両前方の風景を示す遠赤外画像を位置検出部7によって取り込む。
なお、以下では、ステップS2において、遠赤外線カメラ6によって図3に示すような状況において遠赤外画像が撮像される場合について説明する。具体的には、自車両が走行中の自車両走行車線101、当該自車両走行車線101の右側のセンターライン102及び反対車線103が撮像され、自車両走行車線101の側に歩道104が存在する。また、歩道104には、自車両の手前側に第2歩行者106が存在し、第2歩行者106よりも自車両に対して遠方に第1歩行者105が存在している。この第1歩行者105は、自車両前方から50m離れた距離で歩行をしており、歩道104から自車両走行車線101へと横断する直前の状態である。また、第2歩行者106は、自車前方から10mの距離で歩行しており、歩道104から自車両走行車線101へと横断する直前の状態である。
次に歩行者報知装置は、位置検出部7によってステップS3〜ステップS13の処理を行うことにより、遠赤外画像に含まれる第1歩行者105,第2歩行者106の検出処理を行う。位置検出部7は、先ず、ステップS2において取り込んだ1フレーム分の遠赤外画像の全体で各輝度値を調査する。この輝度値は、上述したように、遠赤外画像の撮像範囲における温度分布に比例した値となっている。
この遠赤外画像に含まれる第1歩行者105,第2歩行者106は、例えば図4に示すように、靴部111、足部112、胴部113、腕部114、頭部115のように人体各部位が分離して撮影される。ここで、遠赤外線カメラ6を一般的な遠赤外線カメラで構成した場合、人物を検出するためには、遠赤外画像に現れる物体表面温度の範囲を、下限温度(例えば10℃)から上限温度(例えば35℃)までに設定し、当該温度範囲内で遠赤外画像の輝度値が1〜255の間で変化するように遠赤外線カメラ6を設計する。すなわち、遠赤外画像に現れる温度が最も低い下限温度(例えば10℃)の物体を撮像した場合、遠赤外画像の輝度値(画素値)が「0」となり、遠赤外画像に現れる温度が最も高い上限温度(例えば35℃)の物体を撮像した場合、遠赤外画像の輝度値(画素値)が「255」となる。なお、物体表面温度が0℃〜35℃の範囲外であって、温度が10℃以下である物体を撮像した場合、輝度値が「0」となり、逆に、温度が35℃を上回る物体を撮像した場合、輝度値が「255」となる。
このように温度に応じて撮像される遠赤外画像の輝度値が設定されている場合、靴部111の輝度値が約200、足部112の輝度値が約128、胴部113の輝度値が約128、腕部114の輝度値が約128、頭部115の輝度値が約250として遠赤外画像に現れる。この人体各部を撮像した場合の輝度値の範囲は、実験等で求めることができる。なお、遠赤外画像の輝度値は、物体表面温度に比例した値であるために、季節、時間帯により変動幅があるものの、当該季節や時間帯等をパラメータとして、人体を撮像した時に各部位を識別するための輝度値の範囲、又は上限温度から下限温度までの範囲を変更することが望ましい。
次に歩行者報知装置は、ステップS3において、位置検出部7により、ステップS2で取り込んだ遠赤外画像から、歩行者領域の抽出を行う。
このとき、位置検出部7は、先ず遠赤外画像を構成する画素の輝度値が100以上の画素と、輝度値が100以上ではない画素とで2値化する。ここで、輝度値が100以上の画素を黒で表現した場合に、図5に示すように、靴部111、足部112、胴部113、腕部114、頭部115の領域が黒で検出される。なお、本例では、輝度値が100以上か否かで2値化処理を行っているが、上述のように各部111〜115が全て検出される輝度値の範囲(本例では128〜250)よりも低い輝度値、且つ、人物以外の背景が現れないような輝度値で2値化処理を行えばよい。
次に位置検出部7は、2値化の結果から、図6に示すように、輝度値が100以上である画像領域の外郭と接する四角形の矩形領域(歩行者候補領域121)を設定する。このとき、図5で輝度値が100以上であると検出された画素のうち、画像内横方向であるX軸座標の最大値及び最小値、画像内縦方向であるY軸座標の最大値及び最小値を検出して、当該X軸座標の最大値及び最小値とY軸座標の最大値及び最小値とを含む最小面積の矩形領域を設定する。
次に位置検出部7は、矩形領域の横縦比が、人物と推定できる所定範囲であるか否かを判定する(ステップS3)。このとき、矩形領域の横方向長さ/縦方向長さの値が0.2〜0.4の範囲である場合には、当該矩形領域が歩行者候補領域121であると判定する。そして、ステップS4において、当該歩行者候補領域121を示す座標情報に、当該歩行者候補領域121内に歩行者が撮像されていることを示す歩行者候補標識情報を付加して、図示しないメモリに記憶しておく。
一方、ステップS3において、上述の2値化処理、矩形領域の設定処理を行って、当該矩形領域の横縦比が所定範囲外であると判定した場合には、ステップS3からステップS5に処理を進めることになる。
次に歩行者報知装置は、ステップS5において、位置検出部7により、歩行者の靴部111の識別を行う。
このとき、位置検出部7は、先ず遠赤外画像を構成する画素の輝度値が170以上の画素と、輝度値が170以上ではない画素とで2値化する。ここで、輝度値が170以上の画素を黒で表現した場合に、図7に示すように、歩行者候補領域121内において、靴部111、頭部115の領域が黒で検出される。なお、本例では、輝度値が170以上か否かで2値化処理を行っているが、靴部111が確実に検出され、できるだけ他の各部112,113,114が現れないような輝度値で2値化処理を行えばよい。
次に位置検出部7は、歩行者候補領域121のY軸座標の最小値から連続する領域が存在する場合には、当該領域を靴部111であると判定する。そして、当該靴部111の画像内位置から、自車両から歩行者までの距離を算出する。このとき、位置検出部7は、靴部111のY軸座標の最小値を検出し、予め設定されたY軸座標に応じて一義に決定される自車両からの距離を求める。ここで、遠赤外線カメラ6の取付高さ、遠赤外線カメラ6の焦点距離等から、遠赤外画像のY軸座標の高い位置に靴部111が検出されるほど、自車両から歩行者までの距離が長いと決定される。
このように、ステップS5で靴部111が検出されたと判定された場合には、ステップS6において、靴部111を示す座標情報に、靴部111であることを示す歩行者靴候補標識情報を付加して、図示しないメモリに記憶しておく。一方、ステップS5において、靴部111が存在しないと判定された場合には、ステップS5からステップS8に処理を進めることになる。
ステップS6の次には、ステップS7において、位置検出部7は、ステップS5で求めた自車両から歩行者までの距離から、歩行者候補領域121の縦方向長さが人物相当であるか否かを判定する。このとき、位置検出部7は、歩行者候補領域121が検出された距離が長いほど、人物相当であると判定される歩行者候補領域121の縦方向長さを小さく設定する。そして、当該人物相当であると判定される歩行者候補領域121の縦方向長さを例えば実際の1m〜2mと設定し、当該設定した歩行者候補領域121の縦方向長さと、ステップS3で抽出した歩行者候補領域121の縦方向長さとを比較して、抽出した歩行者候補領域121の高さが人物相当である場合には、当該歩行者候補領域121を示す座標情報に、当該歩行者の縦方向長さの条件を満たすことを示す歩行者縦長候補標識情報を付加して、図示しないメモリに記憶しておく。
一方、ステップS3で抽出した歩行者候補領域121が、自車両からの距離に応じた人物相当の縦方向長さを有しない場合には、人物相当の縦長となっている条件を満たさないため、ノイズとして削除する。これにより、例えば縦長の条件を満たさない他の物標を排除する。
次に歩行者報知装置は、ステップS8において、位置検出部7により、歩行者の足部112及び胴部113の識別を行う。
このとき、位置検出部7は、先ず遠赤外画像を構成する画素の輝度値が170よりも小さい画素と、輝度値が170よりも小さくない画素とで2値化する。ここで、輝度値が170よりも小さい画素を黒で表現した場合に、図8に示すように、歩行者候補領域121内において、足部112,胴部113,腕部114の領域が黒で検出される。なお、本例では、輝度値が170よりも小さいか否かで2値化処理を行っているが、足部112及び胴部113が確実に検出され、できるだけ他の各部靴部111,頭部115が現れないような輝度値で2値化処理を行えばよい。
次に位置検出部7は、ステップS6で靴候補領域標識情報が付与された靴部111を示す座標情報を読み出し、2値化処理により検出された足部112,胴部113,腕部114が靴部111よりも高い位置で検出されているか否かを判定する。そして、靴部111よりも2値化処理により検出された画素群が高い位置である場合には、当該2値化処理によって得た画素群が足部112,胴部113,腕部114であると判定し、ステップS9において、当該足部112,胴部113,腕部114を示す座標情報に、当該歩行者の靴部111及び胴部113部分として識別されたことを示す歩行者体候補標識情報を付加して、図示しないメモリに記憶しておく。
一方、ステップS8において、靴部111よりも2値化処理により検出された画素群が高い位置ではない場合には、足部112及び胴部113が識別できないと判定して、ステップS10に処理を進める。
次に歩行者報知装置は、ステップS10において、歩行者の頭部115の識別を行う。
このとき、位置検出部7は、ステップS3と同様の2値化処理の閾値を使用して、歩行者候補領域121内の遠赤外画像を構成する画素の輝度値が100以上の画素と、輝度値が100以上ではない画素とで2値化する。次に位置検出部7は、ステップS9において歩行者体標識情報が付加された歩行者胴体部分の座標情報を図示しないメモリから読み出し、当該歩行者胴体部分の座標情報よりも高い位置に検出された領域が存在するか否かを判定する。そして、存在すると判定した場合には、ステップS11において、歩行者胴体部分よりも高い位置に検出された領域を頭部115と認識し、当該頭部115の座標情報に歩行者頭部候補標識情報を付加して、図示しないメモリに記憶しておく。
一方、歩行者胴体部分よりも高い位置に2値化処理による領域が検出されなかった場合には、頭部が識別できないと判定して、ステップS12に処理を進める。
次に歩行者報知装置は、ステップS12において、位置検出部7により、遠赤外画像に確実に歩行者の頭部115が含まれているか否かを判定する。このとき、位置検出部7は、下記に示す(1)〜(6)の条件を全て満たしているか否かを判定する。
(1)歩行者候補領域121が存在
(2)歩行者候補領域121の横対縦の比が0.2〜0.4の範囲内
(3)靴部111が存在
(4)歩行者候補領域121の縦方向長さが実際の1m〜2mの範囲内
(5)靴部111よりも上方に足部112及び胴部113が存在
(6)足部112及び胴部113よりも上方に頭部115が存在
すなわち、位置検出部7は、ステップS3の処理によって、歩行者候補領域121が検出されると共に歩行者候補領域121の横方向長さ/縦方向長さの値が0.2〜0.4の範囲であると判定され、ステップS4において歩行者候補標識情報が付加された歩行者候補領域121がメモリに記憶されている場合には、上記(1)、(2)の条件が満たされていると判定する。また、位置検出部7は、ステップS5及びステップS6の処理によって、靴候補標識情報が付加された靴部111を示す座標情報がメモリに記憶されている場合には、上記(3)の条件が満たされていると判定する。更に、位置検出部7は、ステップS7の処理によって、歩行者縦長候補標識情報がメモリに記憶されている場合には、上記(4)の条件が満たされていると判定する。更に、位置検出部7は、ステップS8及びステップS9の処理によって、歩行者体候補標識情報が付加された足部112,胴部113,腕部114を示す座標情報がメモリに記憶されている場合には、上記(5)の条件が満たされていると判定する。更に、位置検出部7は、ステップS10及びステップS11の処理によって、歩行者頭部候補標識情報が付加された頭部115の座標情報がメモリに記憶されている場合には、上記(6)の条件が満たされていると判定する。
そして、上記(1)〜(6)の各条件判定結果をアンド論理式によって判断して、全ての条件を満たしている場合には、明らかに歩行者の頭部115が判定できたので、ステップS13に処理を進め、歩行者候補領域121の遠赤外画像内位置を示す座標情報から、当該歩行者候補領域121内に存在する頭部115の遠赤外画像内の領域を示す座標情報を算出する。そして、ステップS13において、歩行者候補領域121の座標情報及び頭部115の座標情報を制御回路1に出力する。
一方、上記(1)〜(6)の条件判定結果をアンド論理式によって判断し、満たさない場合にはステップS14に処理を進める。
このように、上記(1)〜(6)の条件の全てを満たした場合に、歩行者の頭部115が存在すると判定することにより、実際の遠赤外線カメラ6の遠赤外画像にノイズが多いために発生する人物の誤検出を回避する。なお、本例では、上記(1)〜(6)の条件を使用して、確実に遠赤外画像で撮像された人物を検出しているが、これに限らず、上記(1)、(2)を満たし、歩行者候補領域121の上方に輝度値が高い領域が検出できた場合には、人物が遠赤外画像で撮像されたものと判定しても良い。
次に歩行者報知装置は、ステップS14において、位置検出部7により、遠赤外画像における歩行者候補領域121の位置又は頭部115の位置から、運転者に報知する必要がある歩行者が存在するか否かを判定する。具体的には、図3に示したように、第1歩行者105や第2歩行者106のように、自車両前方から50mや10m等の近距離で歩行する歩行者であって、自車両走行車線101に近い位置を歩行している歩行者を報知すると判定する。そして、位置検出部7は、運転者に報知する必要がある歩行者が存在すると判定した場合には、当該歩行者の歩行者候補領域121を示す座標情報を制御回路1に出力する。
次に歩行者報知装置は、ステップS15において、制御回路1により、位置検出部7から送信された報知すべき歩行者候補領域121の座標情報及び頭部115の座標情報から、当該歩行者に対する照射制限範囲を計算する。このとき、制御回路1は、図9に示すように歩行者候補領域121及び歩行者の各部111〜115が検出されていた場合に、歩行者候補領域121の領域情報及び頭部115の領域情報から、歩行者候補領域121内の頭部115の最下端位置Zを求める。そして、当該最下端位置Zよりも上方を、スポット光を照射させない照射制限範囲に設定する。そして、制御回路1は、照射制限範囲を除く歩行者位置にスポット光131を出射させる。
これにより、スポット光照射用ランプ2からのスポット光を、図9に示すように、歩行者の靴部111,足部112,胴部113,腕部114に照射させる。そして、制御回路1は、予め設定された歩行者候補領域121の座標情報に対する、絞りモータ4の駆動量及び回頭モータ5の駆動量を示すマップデータ等から取得する処理、又は歩行者候補領域121の座標情報及び頭部115の座標情報から実際の歩行者位置を算出して、当該歩行者位置に所定の広がり及び方向でスポット光を出射する絞りモータ4の駆動量及び回頭モータ5の駆動量を演算する処理を行う。そして、制御回路1は、歩行者に照射させるスポット光131の面積を調整するために、絞りレンズ3とスポット光照射用ランプ2との距離を変更させるように絞りモータ4の駆動量を制御し、同時に、スポット光照射用ランプ2の設置位置に対する歩行者位置の方向を照射方向とするように回頭モータ5の駆動量を制御して、スポット光131を歩行者に照射する。
次に歩行者報知装置は、ステップS16においてシステムの電源がオフとされたか否かを判定して、オフとされた場合には処理を終了し、オフとされていない場合には、ステップS2に処理を戻して、ステップS2〜ステップS16の処理を繰り返す。
なお、ステップS15においては、ステップS5で算出された、自車両から報知すべき歩行者までの距離を求めて、自車両から遠い位置に存在する歩行者に対しては歩行者全体を照射範囲とし、自車両から近い位置に存在する歩行者に対しては上述のように頭部115の最下端位置Zよりも下方を照射範囲としても良い。具体的には、歩行者までの距離が25mより遠方に位置する場合には、照射範囲を歩行者候補領域121の全体とし、歩行者までの距離が25m以内である場合には、最下端位置Zよりも下方とする。なお、スポット光照射用ランプ2の光強度にもよるが、歩行者までの距離が遠方に位置する場合には、照射範囲を歩行者候補領域121の全体としても、スポット光照射用ランプ2から歩行者位置までの間のスポット光の減衰によって、歩行者に幻惑を与えることがない。
また、スポット光の照射範囲を最下端位置Zよりも下方とする場合のみならず、ステップS12で明確に頭部115が特定できなかったが、歩行者候補領域121が特定できた場合などには、照射範囲を歩行者候補領域121の下端から上方に3/4の領域と設定しても良く、歩行者の一部のみが特定できた場合には、歩行者候補領域121と推定できる領域の下端から上方に3/4の領域にスポット光を照射させても良い。これにより、頭部115の位置を特定することなく処理を簡略化しても、頭部115にスポット光を直接照射させることを回避する。
更に、ステップS15においては、図示しない車速センサからの車速信号を制御回路1で入力し、現在の車速が高い場合は、スポット光照射用ランプ2の照射光量を増大して報知することによって、確実に歩行者を認知させることができる。
更にまた、ステップS15においては、制御回路1により周囲照度や、時間帯や、雨、霧、雪等の天候等を検出して、当該各パラメータの変化に応じて光強度、頭部115への照射を制限する自車両から歩行者までの距離を変更しても良い。これにより、スポット光の減衰度合いを考慮した光量で報知を行うことができる。
更にまた、この歩行者報知装置では、物体温度に応じた輝度値の遠赤外画像を生成する遠赤外線カメラ6を用いた場合に説明したが、これに限らず、路面上に描かれた白線を検出する可視カメラを用いて自車両走行車線101を特定し、自車両走行車線101内に歩行者が存在するか否かを判定して、自車両走行車線101内に歩行者が存在する場合に、当該歩行者にスポット光を照射して、運転者に報知しても良い。
更にまた、自車両から歩行者までの距離を検出するために、電磁波を利用するレーダ装置を使用し、正確に歩行者までの距離を計測することによって、スポット光の照射範囲に制限を与えるか否かを精度良く切り換えることができる。
更にまた、歩行者等の障害物を検知する手法としては、物体から放射される遠赤外線を検出する遠赤外線カメラ6に限らず、近赤外領域に感度を有する可視カメラ、レーザレーダ、超音波、電磁波による障害物検出手段を代用しても良い。
更にまた、スポット光照射用ランプ2のスポット光の照射範囲を制限させる手法としては、絞りレンズ3を使用する場合のみならず、歩行者を検出した場合には、スポット光照射用ランプ2のスポット光出射方向をやや下向きに変更させることによっても、確実に頭部115にスポット光を照射することを回避させることができる。
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した歩行者報知装置によれば、自車両に対する歩行者位置を検知し、当該歩行者に対する一部として頭部115に対するスポット光の照射範囲を制限したので、スポット光の照射方向の変化及び照射位置によって歩行者を運転に報知できると共に、歩行者にスポット光を照射したことによる歩行者に幻惑を与えることを防止することができる。
また、この歩行者報知装置によれば、自車両から歩行者までの距離が所定距離よりも近い場合には、歩行者の頭部115にはスポット光を照射させない照射状態とし、自車両から歩行者までの距離が遠い場合には、歩行者全体にスポット光を照射させる照射状態としたので、近距離の歩行者に対しては高い強度のスポット光を頭部115に照射して幻惑を与えることない。また、遠距離の歩行者に対しては距離に応じた減衰したスポット光となっており、頭部115に照射しても幻惑を与えることがないので、歩行者に対する幻惑及び確実な運転者への報知を実現することができる。
更に、この歩行者報知装置によれば、頭部115の位置を検出することにより、高精度且つ確実にスポット光を照射させない範囲を特定することができるので、確実に頭部115よりも下方にスポット光を照射させることができ、更には、人物以外の障害物にスポット光を照射する誤報知を抑制することができる。
更にまた、この歩行者報知装置によれば、頭部115が特定できなくても、歩行者候補領域121や歩行者の一部が特定できれば、歩行者候補領域121と推定できる上端から1/4等の所定範囲内にはスポット光を照射させないようにすることができるので、簡単な処理でも歩行者にスポット光を照射したことによる歩行者に幻惑を与えることを防止することができると共に、スポット光の照射方向の変化及び照射位置によって歩行者を運転に報知できる。
[第2実施形態]
つぎに、第2実施形態に係る歩行者報知装置について説明する。なお、上述の第1実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
[歩行者報知装置の構成]
第2実施形態に係る歩行者報知装置は、図10に示すように、第1実施形態における絞りレンズ3及び絞りモータ4に代えて、遮蔽モータ11,赤外フィルタ12を備え、第1実施形態における歩行者報知装置と比較して、制御回路1に近赤外線カメラ14(暗視画像撮像手段),車速センサ15,舵角センサ16,自車両のセンターコンソールに配置された画面表示部17、自車両のフロントガラスに表示光を投影するHUD18が追加して接続されている点で異なった構成となっている。
このような歩行者報知装置において、スポット光の出射部分を正面から見た構成を図11に示し、側面から見た構成を図12に示す。この歩行者報知装置においては、図11及び図12に示すように、スポット光照射用ランプ2の光出射口21周囲を覆うようにリフレクタ22が取り付けられ、当該光出射口21及びリフレクタ22を覆う大きさの赤外フィルタ12が可動な状態で取り付けられている。この赤外フィルタ12は、スポット光に含まれる可視光を遮蔽し、不可視光である近赤外波長成分のみを透過させるものである。
このような歩行者報知装置において、光出射口21から出射されたスポット光の近赤外波長成分のみを照射させる場合には、遮蔽モータ11によって、図11及び図12における下方に赤外フィルタ12が駆動され、光出射口21から出射されたスポット光の可視光及び近赤外波長成分を照射させる場合には、遮蔽モータ11によって、図11及び図12における上方に赤外フィルタ12が駆動される。また、この歩行者報知装置において、光出射口21及びリフレクタ22が支持台に搭載され、回頭モータ5によって横方向に光出射口21及びリフレクタ22を回頭させて、スポット光の照射方向を回頭させる。
このような歩行者報知装置は、制御回路1により、近赤外線カメラ14で撮像された赤外画像を、ナビゲーション画面である画面表示部17や、フロントガラスに表示光を投影させるHUD(ヘッドアップディスプレイ)18で表示させる。
また、この歩行者報知装置において、位置検出部7は、上述した遠赤外線カメラ6で撮像した遠赤外画像に対する処理結果を制御回路1に通知する。制御回路1は、位置検出部7による遠赤外画像の処理結果、車速センサ15で検出された車速、舵角センサ16で検出されたステアリングホイールの操舵角に応じて、遮蔽モータ11及び回頭モータ5を制御して、スポット光照射用ランプ2から自車両前方へのスポット光の照射状態を制御する。
[歩行者報知装置の動作]
つぎに、上述したように構成された歩行者報知装置により、スポット光照射用ランプ2からのスポット光照射状態を制御することにより、自車両の運転者に歩行者の存在を報知する動作について図13のフローチャート等を参照して説明する。
この歩行者報知装置は、運転者が自車両の起動スイッチ(図示せず)を操作することによって、制御回路1と共に、遠赤外線カメラ6及び近赤外線カメラ14に電源が投入されて、ステップS21においてシステムが動作状態となると、制御回路1により、車速センサ15で検出されている現在の車速、舵角センサ16で検出されている現在の操舵角を取り込む。また、略同時に、位置検出部7は、スポット光照射用ランプ2から近赤外波長成分の光を出射させ、近赤外線カメラ14で撮像した1フレーム分の近赤外画像及び遠赤外線カメラ6で撮像した1フレーム分の遠赤外画像を取り込むと共に(ステップS23,ステップS24)、制御回路1により、近赤外線カメラ14で撮像された近赤外画像を画面表示部17又はHUD18で表示させる(ステップS25)。
以下では、ステップS22及びステップS23において、図14に示すような状況において近赤外画像及び遠赤外画像が撮像される場合について説明する。すなわち、自車両が走行中の自車両走行車線101、当該自車両走行車線101の右側のセンターライン102及び反対車線103が撮像され、当該反対車線103を走行する対向車両141が図中手前側に走行している状況において、横断歩行者142が反対車線103から自車両走行車線101の途中のセンターライン102付近を横断中である状態であるとする。
この対向車両141は、本例では大型トラックであり、図15に示すように、車体151の下部にバンパ152、タイヤ153が位置し、車体151に一対のヘッドライト154、フロントガラス156が配置されてなり、当該各部が撮像される。更に、車体151下方の路面には、対向車両141のエンジン熱によって遠赤外画像内に現れる高温領域155が撮像される。
ここで、第1実施形態と同様に、遠赤外画像に現れる物体表面温度の範囲を、下限温度(例えば10℃)から上限温度(例えば35℃)までに設定し、当該温度範囲内で遠赤外画像の輝度値が1〜255の間で変化するように遠赤外線カメラ6を設計する。すなわち、遠赤外画像に現れる温度が最も低い下限温度(例えば10℃)の物体を撮像した場合、遠赤外画像の輝度値(画素値)が「0」となり、遠赤外画像に現れる温度が最も高い上限温度(例えば35℃)の物体を撮像した場合、遠赤外画像の輝度値(画素値)が「255」となる。なお、物体表面温度が0℃〜35℃の範囲外であって、温度が10℃以下である物体を撮像した場合、輝度値が「0」となり、逆に、温度が35℃を上回る物体を撮像した場合、輝度値が「255」となる。
そして、これらの対向車両141の各部位151〜156は、車体151の輝度値が約128、バンパ152の輝度値が約128、タイヤ153の輝度値が約40、ヘッドライト154の輝度値が約255、フロントガラス156の輝度値が約40、高温領域155の輝度値が約200として遠赤外画像に現れる。この対向車両141の各部151〜156を撮像した場合の輝度値の範囲は、自車両及び対向車両を走行させた状態での実験等で求めることができる。なお、遠赤外画像の輝度値は、物体表面温度に比例した値であるために、季節、時間帯により変動幅があるものの、当該季節や時間帯等をパラメータとして、対向車両141を撮像した時に各部位を識別するための輝度値の範囲、又は上限温度から下限温度までの範囲を変更することが望ましい。
次に歩行者報知装置は、ステップS26において、位置検出部7により、ステップS24で取り込んだ遠赤外画像から、対向車両候補領域の抽出を行う。
このとき、位置検出部7は、先ず遠赤外画像を構成する画素の輝度値が60以上の画素と、輝度値が60以上ではない画素とで2値化する。ここで、輝度値が60以上の画素を黒で表現した場合に、図16に示すような2値化結果となる。この2値化結果より、車体151,バンパ152,ヘッドライト154とが黒の領域として連続しており、高温領域155が分離し、タイヤ153が検知されていない状態である。これに対し、位置検出部7は、例えば広面積の連続領域を車体151,バンパ152,ヘッドライト154を含む連続領域の単一領域としてグループ化し、対向車両候補領域161に仮に設定する。
そして、ステップS27において、位置検出部7により、ステップS22で検出した操舵角及び車速から、仮に設定された対向車両候補領域161に含まれる物体が、対向車両か先行車両かを判定する。このとき、位置検出部7は、自車両の車速及び操舵角から求められる自車両の走行状態から、幾何学的演算により算出される遠赤外画像内における自車両の進行方向と、対向車両候補領域161の遠赤外画像内の座標とを比較する。そして、自車両の進行方向上に対向車両候補領域161が存在すると推定できる場合には、対向車両候補領域161内の物体が先行車両であると判定でき、自車両の進行方向上ではなく反対車線103上に対向車両候補領域161が存在すると推定できる場合には、対向車両候補領域161内の物体が対向車両であると判定できる。このような対向車両の判別を行う理由としては、遠赤外線カメラ6で撮影された物体が、先行車両の後部であるか、対向車両の前部であるかの識別が困難であるからである。
これにより、位置検出部7は、対向車両候補領域161内の物体が対向車両であると判定できた場合には、対向車両候補領域161の座標情報に、当該対向車両候補領域161が対向車両141の候補であることを示す対向車候補標識情報を付加して、図示しないメモリに記憶しておく。また、ステップS27において、位置検出部7は、対向車両候補領域161に含まれていない高温領域155の座標情報に、当該高温領域155でることを示す高温領域候補標識情報を付加して、図示しないメモリに記憶しておく。
次に歩行者報知装置は、ステップS28において、位置検出部7により、ステップS24で取り込んだ遠赤外画像から、ヘッドライト154の有無を判定する。
このとき、位置検出部7は、先ず遠赤外画像を構成する画素の輝度値が170以上の画素と、輝度値が170以上ではない画素とで2値化する。ここで、輝度値が170以上の画素を黒で表現した場合に、図17に示すような2値化結果となる。この2値化結果より、対向車両候補領域161内にヘッドライト154が検出され、位置検出部7は、2つのヘッドライト154に相当する領域の面積重心(中心位置)を求めて、2つの面積重心間距離Bを計測する。
このとき、位置検出部7は、先ず、高温領域155の上下方向の画素位置と、遠赤外線カメラ6の視野角、設置高さ等から、自車両と対向車両141との距離を算出する。そして、当該距離から、遠赤外画像内でのヘッドライト154の座標間距離を実際の長さに変換する。そして、面積重心間距離Bが、対向車両141に相当する所定範囲内、例えば1.4m±0.3mの範囲の値である場合には、遠赤外画像にヘッドライト154が含まれていると判定してステップS29に処理を進め、一対のヘッドライト154の座標情報に、ヘッドライト154が存在することを示すヘッドライト存在標識情報を付加して、図示しないメモリに記憶する。一方、面積重心間距離Bが、所定範囲外である場合には、ヘッドライト154が存在しないと判定して、ステップS30に処理を進める。
次に歩行者報知装置は、ステップS30において、位置検出部7により、ステップS24で取り込んだ遠赤外画像から、フロントガラス156の有無を判定する。
このとき、位置検出部7は、先ず遠赤外画像を構成する画素の輝度値が60以下の画素と、輝度値が60以下ではない画素とで2値化する。ここで、輝度値が60以下の画素を黒で表現した場合に、図18に示すような2値化結果となる。この2値化結果より、対向車両候補領域161内にフロントガラス156が検出される。そして、位置検出部7は、フロントガラス156の横幅が、対向車両候補領域161の横幅の90%±5%の所定範囲内か否かを判定する。そして、フロントガラス156の横幅が所定範囲内である場合には、ステップS31に処理を進め、フロントガラス156の座標情報に、フロントガラス156が存在することを示すフロントガラス存在標識情報を付加して、図示しないメモリに記憶する。
次に歩行者報知装置は、ステップS12において、位置検出部7により、対向車候補標識情報、ヘッドライト存在標識情報、フロントガラス存在標識情報が全てメモリに記憶されているか否かを判定することにより、遠赤外画像に対向車両141、ヘッドライト154、フロントガラス156の全てが含まれているか否かを判定する。このとき、位置検出部7は、下記に示す(1)〜(4)の条件を全て満たしているか否かを判定する。
(1)対向車両候補領域161が存在
(2)対向車両候補領域161内にヘッドライト存在標識情報が付加された座標情報が存在
(3)対向車両候補領域161内にフロントガラス存在標識情報が付加された座標情報が存在
(4)対向車両候補領域161の下方に、高温領域候補標識情報を付加が付加された座標情報が存在
そして、上記(1)〜(4)の条件判定結果をアンド論理式によって判断し、明らかに対向車両141のフロントガラス156が判定できた場合には、ステップS33に処理を進めて、フロントガラス156の遠赤外画像内位置を示し、且つフロントガラス156の領域全体が特定できる座標情報を求めて、制御回路1に出力して、ステップS34に処理を進める。
なお、本例では、遠赤外画像に含まれるノイズによる対向車両の誤検出を回避するために上記(1)〜(4)の条件を使用して、確実に遠赤外画像で撮像されたフロントガラス156を検出しているが、これに限らず、上記(3)のみを満たした場合に、フロントガラス156が遠赤外画像で撮像されたものと判定しても良い。
次に歩行者報知装置は、ステップS34において、位置検出部7により、遠赤外画像から、横断歩行者142に相当するような人物が自車両の進行方向に存在するか否かを判定する。ここで、位置検出部7は、例えば、第1実施形態におけるステップS3のように、所定の輝度値で2値化処理を行うことによって、歩行者候補領域(歩行者候補領域121)を検出し、当該歩行者候補領域121の縦方向長さや横縦比に基づいて、遠赤外画像内に横断歩行者142が含まれるか否かを判定する。そして、遠赤外画像内に横断歩行者142に相当する物標が存在すると判定した場合には、遠赤外画像内における歩行者領域172を算出してステップS35に処理を進め、存在しないと判定した場合には、ステップS22に処理を戻す。
次に歩行者報知装置は、ステップS35において、位置検出部7により、ステップS34で算出した歩行者領域172と、フロントガラス領域171とが重複しているか否かを判定する。ここで、図19に示すように、フロントガラス領域171と歩行者領域172とが重複している場合には、フロントガラス領域171と歩行者領域172との重複領域の下端位置の座標P0を計算して、ステップS36に処理を進める。一方、フロントガラス領域171と歩行者領域172とが重複していない場合には、ステップS37に処理を進める。
ステップS36において、制御回路1は、図20に示すように、歩行者領域172の重心点P1を求め、当該重心点P1にスポット光を照射させるように回頭モータ5の駆動量を制御する。また、制御回路1は、遮蔽モータ11を制御することにより赤外フィルタ12の上下方向に移動させて、重複領域の下端位置の座標P0よりも上方に可視光を照射させないように照射範囲を制限する。これにより、図21に示すように、スポット光に含まれる可視光の照射範囲181を、重複領域の下端位置の座標P0よりも下方のみの照射範囲181とする。
このような状態において、スポット光の近赤外波長成分は、赤外フィルタ12を通過して重複領域の下端位置の座標P0よりも上方に照射されている。したがって、近赤外線カメラ14が可視光及び近赤外波長成分の双方を撮像するので、画面表示部17又はHUD18に表示させる近赤外画像は、図22に示すように、横断歩行者142の全体が照射範囲181となって検出されることになる。
また、ステップS36において、制御回路1は、歩行者領域172の水平方向座標を検出し、図23に示すように、歩行者領域172の赤外画像下部に、横断歩行者142の存在を報知する警報マーカ191を表示させても良い。また、ステップS36において、音声により横断歩行者142の存在を運転者に報知しても良い。
このように、歩行者領域172とフロントガラス領域171とが重複している場合のみ、スポット光の照射制御に加えて、警報マーカ191又は音声による警報を発することで、より確実に横断歩行者142の存在を報知すると共に、警報に対する運転者の煩雑感を抑制し、更には、対向車両141によるヘッドライト光によって自車両から横断歩行者142が視認しずらい場合でも、これに対する警報を行うことができる。
一方、ステップS37において、制御回路1は、歩行者領域172の重心点P1の位置を求め、図24に示すように、スポット光照射用ランプ2から歩行者領域172の重心点P1にスポット光を照射するように回頭モータ5を制御する。ここで、制御回路1は、第1実施形態と同様に、歩行者領域172の上方であって頭部相当部分にはスポット光を照射しない制限を行う。
次に歩行者報知装置は、ステップS38においてシステムの電源がオフとされたか否かを判定して、オフとされた場合には処理を終了し、オフとされていない場合には、ステップS22に処理を戻して、ステップS22〜ステップS38の処理を繰り返す。
なお、上述のステップS36又はステップS37においては、確実に横断歩行者142を認知させるために、車速センサ15で検出された車速が高いほど、スポット光照射用ランプ2のスポット光の光量を増大させて、横断歩行者142を報知させても良い。また、同様に、ステップS36又はステップS37においては、制御回路1により周囲照度や、時間帯や、雨、霧、雪等の天候等を検出して、当該各パラメータの変化に応じて光強度、横断歩行者142への照射を制限する自車両から歩行者までの距離を変更しても良い。
また、横断歩行者142を検出する場合には、遠赤外線カメラ6に限らず、近赤外領域に感度を有する可視カメラ、レーザ、レーダ、超音波、電磁波を使用しても良い。
更に、可視光を遮蔽する構成や、近赤外波長成分のみを透過させるための構成としては、遮蔽モータ11や赤外フィルタ12を用いるものに限定さらず、例えば、可視光用スポットランプと近赤外光用スポットランプとを独立して備え、モータにより光軸を調節するような構成であっても良く、フロントガラス領域171を避けるように、可視光用スポットランプで照射を行うと共に、フロントガラス領域171には、近赤外光用スポットランプで照射を行う構成であっても良い。
[第2実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した第2実施形態に係る歩行者報知装置によれば、対向車両141としてフロントガラス領域171を検出した場合には、フロントガラス領域171へのスポット光の照射を制限するので、横断歩行者142の存在を報知できると共に、対向車両141の運転者に与える幻惑を抑制することができる。具体的には、フロントガラス領域171と歩行者領域172とが重複する場合に、歩行者領域172のうちフロントガラス領域171と重複していない領域にマーキング光を照射させるので、確実に対向車両141の運転者に与える幻惑を抑制することができる。
また、この歩行者報知装置によれば、歩行者領域172とフロントガラス領域171とが重複する場合に、歩行者領域172の全体に不可視光である赤外線光を照射すると共に、歩行者領域172のうちフロントガラス領域171と重複していない領域に可視光を照射させるので、横断歩行者142を可視光で報知できると共に、自車両の周囲状況を近赤外線カメラ14で撮像した画面表示部17やHUD18で提示することができる。これにより、対向車両141からの照射光によって自車両の運転者からセンターライン102が視認しづらい場合や、自車両から見て対向車両141と横断歩行者142とが至近領域に位置するため、横断歩行者142に幻惑を与えないようにスポット光を照射するときに十分な照射による報知が困難な場合でも、赤外画像によって横断歩行者142の存在を容易に認知させることができる。
更に、この歩行者報知装置によれば、対向車両141と横断歩行者142とが重複している場合のみに、スポット光や赤外画像の表示のみならず、音声や表示メッセージ等によって横断歩行者142に存在を提示することができるので、更に確実に横断歩行者142を報知することができると共に、煩わしい警報を極力行わずに、十分に必要な場合のみに警報を行うことができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。すなわち、上述した説明では、検出対象Oを人物として説明を行っているが、自転車、バイク、他車両であっても、当該各車両を運転している人物に幻惑を与えないようにスポット光の照射範囲を制限することによって、上述と同様の効果を得ることができる。
本発明を適用した第1実施形態に係る歩行者報知装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る歩行者報知装置における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明を適用した第1実施形態に係る歩行者報知装置により報知すべき状況を説明するための図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る歩行者報知装置により撮像される歩行者の部位について説明するための図である。 遠赤外画像を2値化して得た歩行者の画像について説明するための図である。 歩行者候補領域を設定する処理を説明するための図である。 歩行者の靴部を検出する処理を説明するための図である。 歩行者の胴部を検出する処理を説明するための図である。 頭部の最下端位置よりも下方にスポット光を照射する動作を説明するための図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る歩行者報知装置の構成を示すブロック図である。 スポット光を照射する部分の構成を示す正面図である。 スポット光を照射する部分の構成を示す側面図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る歩行者報知装置における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明を適用した第2実施形態に係る歩行者報知装置により報知すべき状況を説明するための図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る歩行者報知装置により撮像される対向車両の部位について説明するための図である。 対向車両候補領域を設定する処理を説明するための図である。 一対のヘッドランプの重心間距離を求める処理を説明するための図である。 フロントガラスの有無を判定する処理を説明するための図である。 対向車両と横断歩行者とが重複していることを検出する処理を説明するための図である。 対向車両と横断歩行者とが重複している場合に歩行者領域の重心点P1を求める処理を説明するための図である。 対向車両と横断歩行者とが重複している場合にスポット光の照射範囲を説明するための図である。 横断歩行者の全体には不可視光を照射させることを説明するための図である。 横断歩行者と横断歩行者が重複している場合に、警報マーカを表示させることを説明するための図である。 横断歩行者と横断歩行者が重複していない場合に、警報マーカを表示させることを説明するための図である。
符号の説明
1 制御回路
2 スポット光照射用ランプ
3 絞りレンズ
4 絞りモータ
5 回頭モータ
6 遠赤外線カメラ
7 位置検出部
11 遮蔽モータ
12 赤外フィルタ
13 フィルタ駆動部材
14 近赤外線カメラ
15 車速センサ
16 舵角センサ
17 画面表示部
18 HUD

Claims (16)

  1. 自車両前方にマーキング光を照射する光照射手段と、
    前記自車両前方の歩行者の位置を示す歩行者領域を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段で検出された歩行者の位置に基づいて、前記光照射手段によりマーキング光を照射させて自車両の運転者に報知する対象となる歩行者を特定する照射対象特定手段と、
    前記照射対象特定手段で特定された歩行者の位置に応じて、前記マーキング光の照射方向及び前記マーキング光の広がりを調整して、前記歩行者領域の一部に対する前記マーキング光の照射状態を制限させる制御手段と
    を備えることを特徴とする歩行者報知装置。
  2. 前記位置検出手段は、前記自車両前方の歩行者の距離を検出し、
    前記制御手段は、前記照射対象特定手段で特定された歩行者の前記位置検出手段で検出された距離が所定距離以内である場合には、前記歩行者領域の一部のみにマーキング光を照射させる制限をする照射状態とし、前記所定距離よりも遠い場合には、前記歩行者領域の全体にマーキング光を照射させる照射状態とすることを特徴とする請求項1に記載の歩行者報知装置。
  3. 前記位置検出手段は、前記歩行者領域内の顔部を特定し、
    前記制御手段は、前記歩行者領域の一部として、前記顔部を除く領域にマーキング光を照射させる照射状態とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歩行者報知装置。
  4. 前記制御手段は、前記歩行者領域の一部として、前記歩行者領域内の下端から所定範囲の領域にマーキング光を照射させる照射状態とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歩行者報知装置。
  5. 前記自車両に対する対向車両の有無及び当該対向車両の位置を示す対向車両領域を検出する対向車両検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記対向車両検出手段により対向車両が存在していることが検出されている場合には、当該対向車両の位置と前記歩行者の位置に応じて、マーキング光の照射状態を制限することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の歩行者報知装置。
  6. 前記制御手段は、前記歩行者領域と前記対向車両領域とが重複する場合に、前記歩行者領域のうち前記対向車両領域と重複していない領域にマーキング光を照射させることを特徴とする請求項5に記載の歩行者報知装置。
  7. 前記自車両前方の暗視画像を撮像する暗視画像撮像手段と、
    前記暗視画像撮像手段で撮像された暗視画像を表示させて、前記自車両の運転者に提示する表示手段とを更に備え、
    前記光照射手段は、前記マーキング光として可視光と共に、不可視光を照射し、
    前記制御手段は、前記歩行者領域と前記対向車両領域とが重複する場合に、前記光照射手段によって前記歩行者領域の全体に不可視光のマーキング光を照射させると共に、前記歩行者領域のうち前記対向車両領域と重複していない領域に可視光を照射させ、前記暗視画像撮像手段で前記歩行者領域の全体を撮像させて、前記表示手段で表示させることを特徴とする請求項6に記載の歩行者報知装置。
  8. 前記歩行者領域と前記対向車両領域とが重複する場合に、当該歩行者の存在を警報する警報手段を更に備えることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の歩行者報知装置。
  9. 自車両前方の歩行者の位置を示す歩行者領域を検出し、
    前記歩行者の位置に基づいて、前記自車両前方にマーキング光を照射させて自車両の運転者に報知する対象となる歩行者を特定し、
    前記報知する対象となる歩行者の位置に応じて、前記マーキング光の照射方向及び前記マーキング光の広がりを調整して、前記歩行者領域の一部に対する前記マーキング光の照射状態を制限することを特徴とする歩行者報知方法。
  10. 前記照射する対象となる歩行者までの距離が所定距離以内である場合には、前記歩行者領域の一部のみにマーキング光を照射させ、前記照射する対象となる歩行者までの距離が前記所定距離よりも遠い場合には、前記歩行者領域の全体にマーキング光を照射させことを特徴とする請求項9に記載の歩行者報知方法。
  11. 前記歩行者領域の一部として歩行者領域内の顔部を特定し、前記顔部を除く領域にマーキング光を照射させることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の歩行者報知方法。
  12. 前記歩行者領域の一部として、前記歩行者領域内の下端から所定範囲の領域にマーキング光を照射させることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の歩行者報知方法。
  13. 前記自車両に対する対向車両の有無及び当該対向車両の位置を示す対向車両領域を検出した場合には、当該対向車両の位置と前記歩行者の位置に応じて、マーキング光の照射状態を制限することを特徴とする請求項9乃至請求項12の何れかに記載の歩行者報知方法。
  14. 前記歩行者領域と前記対向車両領域とが重複する場合に、前記歩行者領域のうち前記対向車両領域と重複していない領域にマーキング光を照射させることを特徴とする請求項13に記載の歩行者報知方法。
  15. 前記歩行者領域と前記対向車両領域とが重複する場合に、前記歩行者領域の全体に不可視光のマーキング光を照射すると共に、前記歩行者領域のうち前記対向車両領域と重複していない領域に可視光を照射させ、前記歩行者領域の全体を撮像した暗視画像を生成して表示させることを特徴とする請求項14に記載の歩行者報知方法。
  16. 前記歩行者領域と前記対向車両領域とが重複する場合に、当該歩行者の存在を警報することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の歩行者報知方法。

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