JP2006175425A - 塗布方法及び装置 - Google Patents

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    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods

Abstract

【課題】 相並ぶ複数のノズルからの吐出量を簡易に均等化すること。
【解決手段】 相並ぶ複数のノズル22から吐出される液体を基板1に塗布する塗布方法において、各ノズル22の吐出孔22Aの孔径Dを互いに同一にし、孔長Lを互いに調整することにより、各ノズル22の吐出量を均等にするもの。
【選択図】図7

Description

本発明は相並ぶ複数のノズルから吐出される液体を基板に塗布する塗布方法及び装置に関する。
液晶表示装置の製造工程においては、ガラス基板等の基板に回路パターンを形成するための成膜プロセスがある。この成膜プロセスでは、インクジェットヘッド等の相並ぶ複数のノズルから吐出される液体を基板に塗布し、この液体の基板上でのレベリング(広がり)によって配向膜やレジスト等の機能性薄膜を形成する。
基板上に均一な膜厚の機能性薄膜を形成するためには、液体を各ノズルから均一な吐出量で吐出する必要がある。そのため、各ノズルからの吐出量をノズル毎に調整し、各ノズルからの吐出量を均等化することが考えられている。そして、ノズルからの吐出量を調整する技術としては以下のものがある。
各ノズルの吐出孔に連通する吐出室内の液体に吐出エネルギを与えるに際し、吐出エネルギを発生するピエゾ素子への印加電圧を調整する方法。
各ノズルに対応するピエゾ素子への印加電圧を調整し、各ノズルの吐出量を均等にするものでは、以下の問題点がある。
(a)同一ヘッド内のノズル間で生じている吐出量のばらつきをピエゾ素子への印加電圧の調整により均等化する場合には、各ノズル毎のピエゾ素子への印加電圧の調整範囲を広くする必要がある。そのためには、容量の大きな可変抵抗器を設けることが考えられるが、容量の大きな可変抵抗器は調整が粗になる傾向があり、微調整を行なうことができず吐出量の均等化が充分に行なえない。また、ノズル間の吐出量のバラツキに応じた抵抗器と微調整用の可変抵抗器とを組み合わせて各ピエゾ素子の給電回路に設けることが考えられるが、この場合には、抵抗器の容量が多様化し、多種類の抵抗器を用意する必要がある。このため、保守管理作業が煩雑化し、保守管理作業に要する時間の増大を招き、結果として、装置の稼働率低下をもたらす不都合を有する。
(b)同一ヘッド内での各ノズルの吐出量分布(例えば図7(C)の●印)のうち、最低吐出量のノズル(例えば図7(A)の3番ノズル)において、当該ノズルに対応するピエゾ素子への印加電圧が既に当該素子に許容される最大印加電圧であるときには、他のノズル(例えば図7(A)の1番、2番、4番、5番ノズル)に対応するピエゾ素子への印加電圧を下げ、全ノズルの吐出量を下げる(例えば図7(C)の×印)必要がある。これは塗布装置において一定の膜厚を塗布するに要する処理時間が長くなる不都合を招くことを意味する。
本発明の課題は、相並ぶ複数のノズルからの吐出量を簡易に均等化することにある。
請求項1の発明は、相並ぶ複数のノズルから吐出される液体を基板に塗布するインクジェット塗布方法において、各ノズルの吐出孔の孔径又は孔長を互いに調整することにより、各ノズルからの前記液体の吐出量を均等にするようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、各ノズルの吐出孔の孔径を互いに同一にし、孔長を互いに調整することにより、各ノズルからの液体の吐出量を均等にするようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において更に、前記相並ぶ複数のノズルをライン状に配列し、各ノズルのそれぞれを一端側から液体が供給される単一の主管の一端側から他端側に渡る長手方向の各位置に接続し、ライン状に配列されたノズルのうちで両端側のノズルの吐出孔の孔長を中央側のノズルの吐出孔の孔長より長く設定するようにしたものである。
請求項4の発明は、相並ぶ複数のノズルによってヘッドを構成し、各ノズルから吐出される液体を基板に塗布するインクジェット塗布装置において、各ノズルの吐出孔の孔径又は孔長を互いに調整することにより、各ノズルからの前記液体の吐出量を均等にするようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項4の発明において更に、各ノズルの吐出孔の孔径を互いに同一にし、孔長を互いに調整することにより、各ノズルからの液体の吐出量を均等にするようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明において更に、前記ヘッドの相並ぶ複数のノズルをライン状に配列し、各ノズルのそれぞれを一端側から液体が供給される単一の主管の一端側から他端側に渡る長手方向の各位置に接続し、ライン状に配列されたノズルのうちで両端側のノズルの吐出孔の孔長を中央側のノズルの吐出孔の孔長より長く設定するようにしたものである。
本発明によれば、相並ぶ複数のノズルからの吐出量を簡易に均等化することができる。
図1は塗布装置を示す正面図、図2は図1の側面図、図3はインクジェットヘッドを示す正面図、図4はインクジェットヘッドを示す断面図、図5は図4のV-V線に沿う矢視平面図、図6はノズルの吐出孔の孔長の変化に対する吐出量の増減の関係を示す線図、図7はインクジェットヘッドを示し、(A)は従来ヘッドを示す正面図、(B)は本発明ヘッドを示す正面図、(C)は各ノズルの吐出量分布を示す線図、図8はノズルの吐出孔の孔長の調整手段の他の例を示す断面図である。
図1、図2に示した塗布装置10は、水平に設置されたベース11の両側に設けたガイドレール12に矩形板状の搬送テーブル13をスライド可能に支持している。ガラス基板等の基板1は、搬送テーブル13の上面に保持されて搬送される。
塗布装置10は、ベース11上における基板1の搬送方向に沿う中間部に門型フレーム14を立設し、門型フレーム14に水平な取付部材15を横架し、取付部材15の一側面に複数のインクジェット方式のヘッド20を並設している。複数のヘッド20がなす寸法は、基板1の幅寸法より僅かに長く設定される。
ヘッド20は、図3〜図5に示す如く、ヘッド本体20Aの一端側から他端側に渡り、単一の長溝状の主管21を備える。供給タンク30に連なる給液管31が開閉バルブ32を介して主管21の一端部に接続される。供給タンク30には、配向膜やレジスト等の機能性薄膜を形成する液体のための液補給管33、液充填用加圧ガス管34が設けられている。また、回収タンク40に連なる排液管41が開閉バルブ42を介して主管21の他端部に接続される。
ヘッド20は、相並ぶ複数、例えば1番〜5番の5孔(実機では例えば64孔)のノズル22をライン状に配列して備える。各ノズル22は、基板1に向けて液体を吐出する吐出孔22Aと、吐出孔22Aに連通する吐出室22Bとをヘッド本体20Aに備え、各吐出室22Bをヘッド本体20Aに設けた枝管22Cにより主管21の長手方向の各位置に接続している。
ヘッド20は、加圧ガス管34の例えばNガスによって供給タンク30内の液体を給液管31から主管21に圧送し、排液管41から流出させて主管21に液体を充填し、その後、排液管41の開閉バルブ42を閉じ、Nガスによって供給タンク30内の液体を給液管31から主管21、枝管22C経由で各ノズル22の吐出室22Bに圧送し、吐出孔22Aから流出させて各ノズル22の吐出室22B、枝管22Cに液体を充填する。液体を吐出室22B、枝管22Cに充填し終えたら、吐出孔22Aからの液体の吐出にあたっての予備動作として、供給タンク30内へのNガス供給を停止するとともに不図示の大気開放弁を開き供給タンク30内を大気圧とする。このとき、供給タンク30内の液面高さは、液補給管33からの液体の供給量の制御により、ヘッド本体20Aの下面の高さと同等若しくは僅かに高くなるように調整されている。これにより、供給タンク30内の液体は、その液面とヘッド本体20A下面との高さの差による圧力差によって供給管31に供給されるので、吐出に伴う吐出室22B内の液体の減少に応じて吐出室22Bに液体が補充される。
ヘッド20は、ヘッド本体20Aの上面を可撓板23により覆い、可撓板23の上面に、各ノズル22の吐出室22Bに対向するピエゾ素子24を固着している。ピエゾ素子24は、不図示の給電回路に接続されて印加電圧を給電され、これによって駆動されるピエゾ素子24に対応するノズル22の吐出室22Bに容積変化を生じさせて充填されている液体を吐出孔22Aから吐出させ、搬送テーブル13に保持されて搬送されている基板1の上面にこの液体を塗布する。基板1に塗布された液体は、基板1上で自然なレベリング(広がり)によって配向膜やレジスト等の機能性薄膜を形成するものになる。
しかるに、塗布装置10にあっては、ヘッド20において相並ぶ複数のノズル22から吐出される液体の吐出量を均等化するため、以下の構成を具備する。
(A)ヘッド20を構成するノズル22について、吐出孔22Aの孔長Lと吐出量Kの関係を実験により予め求める。吐出孔22Aの孔径Dを一定とし孔長Lを変化させた場合であってL/D=1のときの吐出量を基準としたとき、L/Dの値と吐出量Kの増減値(基準吐出量に対して増減した割合)との関係は例えば図6の如くになる。吐出孔22Aの孔長Lが大きく、吐出孔22Aの流路抵抗が大きくなるに従い、吐出量Kは減少することが認められる。具体的には、図6において、吐出孔22Aの孔長LをL/D=1のときの孔長に対して1.2倍の長さにしたとき、この吐出孔22Aからの吐出量はL/D=1のときに得られる吐出量を10%程度減じた量の吐出量となる。また、吐出孔22Aの孔長LをL/D=1のときの孔長に対して0.8倍の長さにしたとき、この吐出孔22Aからの吐出量はL/D=1のときに得られる吐出量を10%程度増加した量の吐出量となる。
(B)ヘッド20のライン状に相並ぶ複数のノズル22それぞれの吐出量KのバラツキΔKの傾向を把握する。即ち、各ノズル22の吐出孔22Aの孔長Lが同一である図7(A)に示したヘッドについて、各ノズル22の吐出孔22Aからの吐出量を個々に実測する。そして、各ノズル22の吐出孔22Aからの吐出量の平均値に最も近い吐出量が得られた吐出孔22Aからの吐出量を基準とし、この吐出孔22Aからの吐出量に対する他の吐出孔22Aからの吐出量のバラツキ(増減の割合)を求め、これに基づいて各ノズル22の吐出量分布を得る。得られた吐出量分布は、図7(C)に●印で示した如くである。図7(C)の場合、2番、4番のノズル22の吐出孔22Aからの吐出量が同量で、これら2つの吐出孔22Aからの吐出量が各ノズル22の吐出孔22Aからの吐出量の平均値に最も近かったので、これらの吐出孔22Aからの吐出量を基準として選択した。従って、2番、4番のノズル22の吐出孔22Aからの吐出量は、バラツキΔK=0%である。両端側の1番、5番のノズル22の吐出孔22Aからの吐出量は、基準とした2番、4番のノズル22の吐出孔22Aからの吐出量よりも10%多い(バラツキΔK=10%)傾向を示す。中央の3番のノズル22の吐出孔22Aからの吐出量は、基準とした2番、4番のノズル22の吐出孔22Aからの吐出量よりも10%少ない(バラツキΔK=−10%)傾向を示す。
尚、個々のノズル22の吐出孔22Aからの吐出量は、電子式重量計等の測定皿上に液体を吐出して測定した重量をもとに算出したり、吐出孔22Aから吐出された飛翔中の液体を側方から高速度カメラで撮像しその撮像画像から飛翔中の液体の直径を求め、この直径に基づいて吐出量を算出することができる。
(C)前述(A)、(B)に基づき、ヘッド20を構成する各ノズル22の吐出孔22Aの孔長Lを互いに調整することにより、各ノズル22の吐出量の均等化を図る。
即ち、ヘッド20の各ノズル22について得た前述(B)の吐出量のバラツキ結果に対し、前述(A)ではノズル22の吐出孔22Aの孔長Lが長いときには吐出量を減じ、短いときには吐出量を増す関係があることが認められている。そこで、ライン状に配列された1番〜5番のノズル22のうちで、両端側の1番、5番のノズル22の吐出孔22Aの孔長Lを図7(A)に示した孔長の1.2倍に長く(図6より、吐出量Kを10%減ずる調整)、中央の3番のノズル22の吐出孔22Aの孔長Lを図7(A)に示した孔長の0.8倍に短く(図6より、吐出量Kを10%増す調整)設定する。これにより、両端側の1番、5番のノズル22の吐出量を押し下げて減じ、中央の3番のノズル22の吐出量を引き上げて増し、1番〜5番の全ノズル22の吐出量を概ね均等化できる(図7(C)の○印)。
例えば、この調整は、ヘッド20のヘッド本体20Aを、図4に示したV−V線を境に上下に分割できるように構成し、ノズル22が形成された下側のヘッド本体20Aを交換することで行なうと良い。即ち、下側のヘッド本体20Aを、図7(A)に示した各ノズル22の吐出孔22Aの孔長Lが同一に形成されたものから図7(B)に示した吐出孔22Aの孔長Lをノズル22の位置に応じて違えて形成したものに交換する。
図7(A)の従来のヘッド20にあっては、全ノズル22の間の吐出量のバラツキが±10%であったのに対し、図7(B)の本発明のヘッド20によりそれらの全ノズル22の間の吐出量のバラツキを±1%程度に概ね均等化できる。この±1%程度の吐出量のバラツキは各ノズル22のピエゾ素子24への印加電圧の調整によって均等化する。この印加電圧の調整は、比較的容量の小さな可変抵抗器によって行なうことができる。
尚、ここで、各ノズル22の吐出孔22Aからの吐出量分布を得るに際し、各吐出孔22Aからの吐出量の平均値に最も近い吐出量が得られた吐出孔22Aからの吐出量を基準として選択したが、各ノズル22の吐出孔22Aからの吐出量のうち最も多い吐出量が得られた吐出孔22Aからの吐出量を基準(基準吐出量)とし、他の吐出孔22Aからの吐出量が基準吐出量となるように他の吐出孔22Aの孔長Lを調整するようにしても良い。このようにした場合、各ノズル22の吐出孔22Aからの吐出量を上記実施例によって調整されたノズル22の吐出孔22Aに比べて多くすることができるので、基板に一定の膜厚を塗布するに要する処理時間を短縮することができる。
また上述の他、各ノズル22の吐出孔22Aからの吐出量のうち最大値と最小値の中央の値の吐出量に最も近い吐出量が得られた吐出孔22Aからの吐出量を基準として選択しても良く、或いは、各ノズル22の吐出孔22Aから吐出されるべき吐出量を予め設定しておきそれを基準吐出量としたり、各吐出孔22Aからの吐出量の平均値を基準吐出量としたり、更には各ノズル22の吐出孔22Aからの吐出量のうち最大値と最小値の中央の値の吐出量を基準吐出量としても良い。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)ノズル22の吐出孔22Aの孔長Lと吐出量Kの間には予め取得できる一定の関係(例えば図6)がある。そこで、相並ぶ複数のノズル22それぞれの吐出量Kのバラツキ傾向を事前に把握し、このバラツキを各ノズル22における吐出孔22Aの孔長Lを変えることで概ね均等化できる。従って、処理時間が増大することを防止しつつ塗布精度を向上させることができる。
(b)孔長Lは穿孔機の工具の追い込み量(切削深さ)で決まるから、単一の工具によりノズル22の吐出孔22Aにあらゆる孔長Lを形成できる。従って、複数のノズル22の吐出孔22Aの加工を容易に行なうことができる。
(c)同一ヘッド20内の各ノズル22の吐出孔22Aについてそれらの孔長Lを互いに変更するとき、同一の工具によって対応できるから、工作機械への工具の付け替えがない。このため、各ノズル22の吐出孔22Aの加工位置精度(孔間隔等)が低下することが防止できる。これにより、吐出孔22Aの孔間隔のばらつきを極力抑えることができるので、液体を基板1上に所定のピッチ間隔で精度良く塗布することができ、例えば液晶表示装置のガラス基板上に配向膜やレジスト等の機能性薄膜を形成する場合、膜厚を均一にでき基板1上に形成される機能性薄膜の品質を向上させることができる。よって、液晶表示装置の色ムラや明るさムラ等の表示ムラが防止でき表示品質を向上させることができる。
(d)同一ヘッド20内のノズル22間で生じている吐出量Kの大きなバラツキを上述(a)の如くに概ね均等化できるから、バラツキの微調整だけをピエゾ素子24への印加電圧の調整により対応できる。各ノズル22毎のピエゾ素子24への印加電圧の調整範囲は狭くて足り、各ピエゾ素子24の給電回路に設けるべき可変抵抗器は容量の小さい微調整が行なえるものを用いることができ、かつ単一仕様化でき、多種類の抵抗器を用意する必要がなくなる。このように抵抗器の容量を単一仕様化できることから、ヘッドの保守管理作業の効率向上が図ることができ、ひいては装置の稼働率を向上させることができる。
(e)ノズル22の吐出量Kの均等化をピエゾ素子24への印加電圧の調整のみによって行なうものでないから、ピエゾ素子24への許容最大印加電圧に制約されずに、吐出孔22Aの孔長Lの調整によってノズル22の吐出量Kを増減することができる。全ノズル22の吐出量Kを簡易に上げることができ、塗布装置10において一定の膜厚を塗布するに必要な処理時間を短くできる。
(f)インクジェットヘッド20において上述(a)〜(e)を実現できる。尚、エネルギ発生素子としては、ピエゾ素子24の他、ヒータボード(発熱抵抗体)等であっても良い。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、上記実施例では、ノズルを一列のライン状に配列した例を示したが、これに限らず、複数列或いは千鳥状に配置するものであっても良い。
また、ライン状に配列した複数のノズルにおける吐出孔の孔長を中央側から端側にいくにつれて次第に長くなるように調整した例で説明したが、要は、各ノズルの吐出孔からの吐出量が均一になるように吐出孔の孔長を調整すれば良い。従って、ライン状に配列された複数のノズルを所定数ずつのブロックに分け、ブロック毎に吐出孔の孔長を変えるように調整しても良い。
また、ライン状に配列されたノズルを単一の主管に接続し、この主管を介して供給タンクから供給される液体を各ノズルの吐出室に供給する例を示したが、液体を供給タンクから各ノズルの吐出室に個別に供給するようにしても良い。
また、ライン状に配列されたノズルを単一の主管に接続し、この主管の一端側から供給される液体を各ノズルの吐出室に供給する構造のヘッドにおいては、各ノズルから吐出される液体の吐出量が、図7(C)に●印で示すように、両端側のノズルに比べ中央側のノズルで少なくなる傾向を示すことが実験の結果から得られている。
そこで、このような構造のヘッドを用いるときには、図7(B)に示すように、ライン状に配列されたノズルのうちで両端側のノズルの吐出孔の孔長を中央側のノズルの吐出孔の孔長よりも長くなるように予め形成しておくと良い。
このようにした場合にも、ヘッドにおける複数のノズルそれぞれからの吐出量を概ね均等化できる。従って、例えば、液晶表示装置のガラス基板上に配向膜やレジスト等の機能性薄膜を形成する場合には、その表示品質を向上させることができる。
また、ノズルの吐出孔の孔長の調整を工具による加工で行なう例で説明したが、他の手段を用いて調整するようにしても良い。
例えば、図8に示すように、孔長LがL1、L2、L3の吐出孔22Aを備えた同一外形状の円筒形をした3種類の駒25を用意する。一方、ヘッド本体20Aには、駒25を嵌め込むための凹部20Bを駒25に対応する形状で形成しておく。そして、この凹部20Bに3種類の駒25を選択的に嵌め込むことで、吐出孔22Aの孔長を調整する。
また、凹部20Bに対する駒25の固定は、凹部20Bの内側面に雌ねじ部を形成するとともに駒25の外側面に前記雌ねじ部に対応する雄ねじ部を形成することで駒25をねじ込み式にしておけば、単に嵌め込み式とするよりも、固定を確実にすることができるとともに着脱を容易に行なうことが可能となる。
尚、駒25は3種類、即ち、吐出孔22Aの孔長は3種類に限らず、それ以上であっても良い。
また、各ノズル間での吐出孔からの吐出量のバラツキは、許容値内にあれば良いので、基準吐出量に対して吐出量が許容値内にある吐出孔については孔長を調整する必要はない。
また、一のヘッドの複数のノズルについて吐出孔の孔長を調整する例で説明したが、複数のヘッドの全てのノズルの吐出孔からの吐出量が均一になるように各吐出孔の孔長を調整するようにしても良い。即ち、ヘッドが複数ある場合、全てのヘッドの各ノズルの吐出孔からの吐出量を実測し、その平均値をもとに各ノズルの吐出孔の孔長を調整し、全てのヘッドの各ノズルの吐出孔からの吐出量が許容されるバラツキの範囲に収まるようにする。
また、ノズルの吐出孔の孔長を調整することにより、各ノズルからの液体の吐出量を均等にする例で説明したが、吐出孔の孔径を調整することにより、各ノズルからの液体の吐出量を均等にするようにしても良い。
ここで、吐出孔からの液体の吐出量は、吐出孔の孔長を一定とすれば、孔径の大きさに比例して増減する傾向を有する。従って、吐出孔の孔径を調整することにより、各ノズルからの液体の吐出量を均等にする場合には、吐出量が少ないノズルの吐出孔の孔径を大きく、吐出量が多いノズルの吐出孔の孔径を小さくするように調整すれば良い。例えば、図7(C)に●印で示した吐出量分布を示すヘッドにおいては、1番、5番のノズルの吐出孔の孔径を2番、4番のノズルの吐出孔の孔径よりも小さく調整し、3番のノズルの吐出孔の孔径を2番、4番のノズルの吐出孔の孔径よりも大きく調整することで、1〜5番のノズルからの液体の吐出量を均等化することができる。
また、一つのヘッドのノズル数は説明上5つとしたがそれ以上であっても構わない。
図1は塗布装置を示す正面図である。 図2は図1の側面図である。 図3はインクジェットヘッドを示す正面図である。 図4はインクジェットヘッドを示す断面図である。 図5は図4のV-V線に沿う矢視平面図である。 図6はノズルの吐出孔の孔長の変化に対する吐出量の増減の関係を示す線図である。 図7はインクジェットヘッドを示し、(A)は従来ヘッドを示す正面図、(B)は本発明ヘッドを示す正面図、(C)は各ノズルの吐出量分布を示す線図である。 図8はノズルの吐出孔の孔長の調整手段の他の例を示す断面図である。
符号の説明
1 基板
10 塗布装置
20 ヘッド
21 主管
22 ノズル
22A 吐出孔
22B 吐出室
24 ピエゾ素子(エネルギ発生素子)

Claims (6)

  1. 相並ぶ複数のノズルから吐出される液体を基板に塗布するインクジェット塗布方法において、
    各ノズルの吐出孔の孔径又は孔長を互いに調整することにより、各ノズルからの前記液体の吐出量を均等にすることを特徴とするインクジェット塗布方法。
  2. 各ノズルの吐出孔の孔径を互いに同一にし、孔長を互いに調整することにより、各ノズルからの液体の吐出量を均等にする請求項1に記載のインクジェット塗布方法。
  3. 前記相並ぶ複数のノズルをライン状に配列し、各ノズルのそれぞれを一端側から液体が供給される単一の主管の一端側から他端側に渡る長手方向の各位置に接続し、ライン状に配列されたノズルのうちで両端側のノズルの吐出孔の孔長を中央側のノズルの吐出孔の孔長より長く設定する請求項2に記載のインクジェット塗布方法。
  4. 相並ぶ複数のノズルによってヘッドを構成し、各ノズルから吐出される液体を基板に塗布するインクジェット塗布装置において、
    各ノズルの吐出孔の孔径又は孔長を互いに調整することにより、各ノズルからの前記液体の吐出量を均等にすることを特徴とするインクジェット塗布装置。
  5. 各ノズルの吐出孔の孔径を互いに同一にし、孔長を互いに調整することにより、各ノズルからの液体の吐出量を均等にする請求項4に記載のインクジェット塗布装置。
  6. 前記ヘッドの相並ぶ複数のノズルをライン状に配列し、各ノズルのそれぞれを一端側から液体が供給される単一の主管の一端側から他端側に渡る長手方向の各位置に接続し、ライン状に配列されたノズルのうちで両端側のノズルの吐出孔の孔長を中央側のノズルの吐出孔の孔長より長く設定する請求項5に記載のインクジェット塗布装置。
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