JP2006174944A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006174944A
JP2006174944A JP2004369721A JP2004369721A JP2006174944A JP 2006174944 A JP2006174944 A JP 2006174944A JP 2004369721 A JP2004369721 A JP 2004369721A JP 2004369721 A JP2004369721 A JP 2004369721A JP 2006174944 A JP2006174944 A JP 2006174944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
magnetic
permanent magnet
outer frame
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004369721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4338201B2 (ja
Inventor
Eriko Sato
英理子 佐藤
Yasushi Okada
靖史 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAIYO ELECTRIC CO, Taiyo Elecs Co Ltd filed Critical TAIYO ELECTRIC CO
Priority to JP2004369721A priority Critical patent/JP4338201B2/ja
Publication of JP2006174944A publication Critical patent/JP2006174944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4338201B2 publication Critical patent/JP4338201B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 遊技機の管理性を悪化させることなく、枠体のガタツキを未然に防止する。
【解決手段】 本体枠3と外枠2とを鉤部16aと係合片2bとの係合による機械的な閉状態の保持に加えて、永久磁石24と磁性部材25との磁気吸引力を利用して本体枠3と外枠2とを密着させて閉状態を保持するとともに、施錠機構14(外枠施錠部材16)の作動に連動させて永久磁石24を変位させる。これにより、木製の外枠2と樹脂製の本体枠3との間でガタツキが発生することを確実に防止することができるとともに、素早く本体枠3を開くことができ、遊技機の整備又は調整を容易に行うことができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、遊技機に関するもので、パチンコ遊技機やアレンジボール遊技機等の弾球遊技機に適用して有効である。
パチンコ遊技機等は、矩形枠状の外枠、外枠に揺動開閉可能に組み付けられた本体枠(文献によっては、中枠とも言う。)、及び本体枠に揺動開閉可能に前枠等を有して構成されており、通常、本体枠の前面側には遊技盤が配置され、本体枠の裏面側には電子制御装置等が配置されている。
また、本体枠及び前枠の閉じた状態は、本体枠に施錠機構を設けるとともに、この施錠機構に設けられた鉤部材を外枠及び前枠に係合させることにより機械的に保持されている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば特許文献2に記載の発明では、遊技盤枠に遊技者が遊技盤を視認するための視認窓(開口部)を設けるとともに、この視認窓を開閉するガラス枠に被磁着板を設け、一方、遊技盤枠に被磁着板を吸引する磁石を配置してガラス枠が不必要なときに開くことを防止している。
特開2004−97679号公報 特開2003−236191号公報
ところで、本体枠と前枠、又は本体枠と外枠とは、施錠機構にてその閉じた状態が保持されるが、枠体を構成する部材の経年変化や温度又は湿度による膨張収縮等により、枠体と枠体とを密着させて閉状態を保持することが困難となり、枠体のガタツキを招く場合がある。
また、外枠は、通常、木材にて構成されているため、温度や湿度の影響を強く受けて膨張収縮するのに対して、本体枠は、通常、樹脂製であるため、外枠ほど強く温度や湿度の影響を受けない。このため、特許文献1に記載の発明のように、鉤部材を外枠に係合させるといった機械的な保持手段のみでは、特に、外枠と本体枠とについては、ガタツキを招くおそれが高い。
これに対しては、機械的な保持手段に加えて、特許文献2に記載の発明のように、磁気吸引力を利用してガタツキを防止するといった手段が考えられる。
しかし、この手段では、施錠機構を作動させて係合状態を解除した後、磁気吸引力を上回る力を本体枠に作用させて本体枠を開く必要があるので、本体枠を開く際に大きな操作力を必要とするとともに、素早く本体枠を開くことができなくなるので、遊技機の整備又は調整が行い難くなり、遊技機の管理性が悪化する。
本発明は、上記点に鑑み、遊技機の管理性を悪化させることなく、枠体のガタツキを未然に防止することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、互いに揺動可能に連結された、略矩形枠状の第1枠体(2)及び第2枠体(3)と、第2枠体(3)及び第1枠体(2)のうちいずれか一方に固定され、他方側に係合することによりいずれか一方の枠体が他方の枠体に対して揺動することを禁止する施錠機構(14)と、第2枠体(3)と第1枠体(2)とを密着させる磁気吸引力を発生させる磁気吸着機構(23)とを有し、磁気吸着機構(23)は、施錠機構(14)の作動に連動して磁気吸引力を増減させるように構成されていることを特徴とする。
これにより、本発明では、第2枠体(3)と第1枠体(2)とが係合することによる機械的な閉状態の保持に加えて、磁気吸引力を利用して第2枠体(3)と第1枠体(2)とを密着させて閉状態を保持するので、第1枠体(2)と第2枠体(3)との間でガタツキが発生することを確実に防止することができる。
また、施錠機構(14)の作動に連動して第2枠体(3)と第1枠体(2)との間に作用する磁気吸引力を増減させるので、施錠機構(14)を作動させて係合状態を解除した後、磁気吸引力を上回る力を第2枠体(3)に作用させることなく第2枠体(3)を開くことができる。
したがって、例えば第2枠体(3)を開く際に大きな操作力を必要としないので、素早く第2枠体(3)を開くことができ、遊技機の整備又は調整を容易に行うことができる。延いては、遊技機の管理性を悪化させることなく、枠体のガタツキを未然に防止することができる。
なお、磁気吸着機構(23)は、例えば第2枠体(3)と第1枠体(2)との間の磁気ギャップを施錠機構(14)の作動に連動して増減させることにより、施錠機構(14)の作動に連動して磁気吸引力を増減させるように構成してもよい。
また、磁気吸着機構(23)を、例えば第2枠体(3)及び第1枠体(2)のうちいずれか一方側に配置された永久磁石、及び他方側に配置された強磁性材料からなる磁性部材を有して構成するとともに、永久磁石及び磁性部材のうち少なくとも一方を他方に対して変位させて永久磁石と磁性部材との磁気ギャップを増減させてもよい。
請求項2に記載の発明は、施錠機構(14)は、挿入された鍵と共に回転するシリンダを有するシリンダ錠(19)と、係合用の鉤部(16a)を有し、シリンダの回転に連動して往復運動する施錠部材(16)とを備えて構成されている。そして、磁気吸着機構(23)は、第2枠体(3)及び第1枠体(2)のうちいずれか一方側に配置された永久磁石(24)、及び他方側に配置された強磁性材料からなる磁性部材(25)を有して構成されている。さらに、磁気吸着機構(23)は、施錠機構(14)の作動に連動して、永久磁石(24)又は磁性部材(25)を施錠部材(16)の運動方向と略直交する方向に変位させることにより、永久磁石(24)と磁性部材(25)との磁気ギャップを増減させることを特徴とする。
ところで、一般的な遊技機では、施錠部材(16)の運動方向と平行な方向に比べて、施錠部材(16)の運動方向と略直交する方向の方が寸法(空間)の余裕がある場合が多い。したがって、請求項2に記載の発明のようにすれば、例えば永久磁石(24)又は磁性部材(25)を施錠部材(16)の運動方向と略平行な方向に変位させる場合に比べて、容易に磁気吸着機構(23)を構成することができるので、遊技機の設計自由度を向上させることができる。
因みに、請求項2に記載の発明のごとく、磁気ギャップ(G)を増減させるにあたっては、永久磁石(24)を磁性部材(25)に対して変位させることが望ましい。
なお、本発明は、請求項3に記載の発明のごとく、第2枠体(3)を制御機器が組み付けられた樹脂製の本体枠とし、第1枠体(2)を制御機器を覆うように形成された木製の外枠とした遊技機に適用すると、特に有効である。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る遊技機をパチンコ遊技機に適用したものであり、以下、本実施形態に係る遊技機1について図1〜図11に基づいて説明する。
先ず、遊技機1本体の概略構造について図1〜図3に基づいて説明する。なお、図1は遊技機1を正面側から見た斜視図であり、図2は遊技機1を裏面側から見た斜視図であり、図3は遊技盤8の正面図である。
本実施形態に係る遊技機1は、周知のパチンコ遊技機とほぼ同様であり、具体的には、遊技機1の前面部は、図1及び図2に示すように、木製の外枠2、樹脂製の本体枠(中枠)3、樹脂製の前枠4、樹脂製の上皿部5、樹脂製の下皿部6、及び発射ハンドル7等が設けられている。そして、本体枠3内には、遊技盤8及び払出制御部や図柄制御部等の制御機器が配設されている。なお、図1においては、遊技盤8の詳細図は省略されている。
ここで、本体枠3は、外枠2の左端側に設けられたヒンジ2aを介して揺動開閉可能に外枠2に組み付けられ、前枠4は、本体枠3の前面に配置された状態で本体枠3の左端側にて本体枠3に対して揺動開閉可能に支持されている。
そして、前枠4には、遊技者が遊技盤8を視認することができるように略楕円状の視認窓(開口部)が設けられており、この視認窓は、ガラス又はアクリル等の透明な閉塞部材により閉塞されている。このため、遊技者は、閉塞部材を通して遊技盤8の盤面上を流下する遊技球の動きを視認することができる。
また、上皿部5は、本体枠3の前面であって、かつ、前枠4の下側に配置されて本体枠3の左端側にて本体枠3に揺動開閉可能に支持されており、この上皿部5には、上皿部5に溜まった遊技球を下皿部6に流下させるための排出口及びこの排出口を開閉するための玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタンが設けられている。
そして、上皿部5の下方に設けられた下皿部6には、下皿部6に貯留された遊技球を遊技機1から排出するめの排出口や灰皿等が設けられ、発射ハンドル7は、下皿部6の右側に配置された遊技球の発射装置ユニット(図示せず。)を操作する操作手段である。
なお、外枠2と本体枠3、本体枠3と前枠4、本体枠3と上皿部5、及び本体枠3と下皿部6とは、後述する施錠機構14によりその閉状態が保持されている。
また、遊技盤8には、図3に示すように、略円形状の遊技領域8aが形成されており、この遊技領域8a内には、中央装置9と、第1始動口10、変動入賞装置11、第2始動口12、普通図柄作動ゲート13、及び多数本の障害釘(図示せず。)等が設けられている。
中央装置9は、遊技領域8aの略中央部に位置し、主に演出用の図柄を表示する演出表示装置9aを有して構成されており、この演出表示装置9aでは、遊技状態に応じた演出用の図柄が表示される。なお、本実施形態に係る演出表示装置9aは、液晶パネルにて構成されているが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えばドットマトリックス型の表示器や7セグメント型の表示器等にて構成してもよい。
そして、例えば遊技球が第1始動口10又は第2始動口12に入球すると、演出表示装置9aに表示される演出用の図柄、及び特別図柄表示装置9bに表示される特別図柄が変動表示された後に停止表示される。
また、遊技球が普通図柄作動ゲート13を通過したことが検知されると、普通図柄表示装置9c表示される普通図柄が変動して、所定時間経過後に特定の図柄にて図柄が停止表示されると、第1始動口10が所定時間(例えば、0.5秒)開放される。
なお、第1始動口10は、いわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部が開閉することにより、入賞口を開閉するものであり、変動入賞装置11は、変動入賞装置11の略中央に位置して帯状に開口した大入賞口11a、及び大入賞口11aを開閉する開閉板11b等から構成されている。
次に、図4〜図10に基づいて施錠機構14について説明する。
なお、図4は施錠機構14の全体を示す二面図であり、図5及び図7は図14のA部拡大図であり、図6及び図8は図14のB部拡大図であり、図9は外枠2の上部右端を示す図であり、図10は外枠2の下部右端を示す図である。
施錠機構14は、本体枠3のうち正面から見て本体枠3の右側、つまりヒンジ2a側と反対側にネジ等の機械的締結手段により固定されており、この施錠機構14は、後述する鉤部16a、17a、18aを外枠2の係合片2b等に係合させることにより本体枠3や前枠4等の閉状態を保持するもので、その基本構造は、公知の遊技機(例えば、特開2004−97679号公報)と同様である。
そして、図4中、べースプレート15は、断面がJ字状又はL字状に成形された基枠であり、このべースプレート15には、外枠施錠部材16、前枠施錠部材17、皿部施錠部材18及びシリンダ錠19等が組み付けられている。なお、外枠施錠部材16、前枠施錠部材17及び皿部施錠部材18は、SPCC等の鋼板にプレス加工を施すことにより製造されている。
また、外枠施錠部材16は、べースプレート15の長手方向に沿って変位することができるように組み付けられており、この外枠施錠部材16の長手方向両端側、つまり外枠2の右端側上下端に相当する部位には、外枠2に固定された係合片2bに係合する鉤状の鉤部16aが形成されている。そして、外枠施錠部材16を変位させることにより、鉤部16aと係合片2bとを係合又は係合解除して本体枠3の閉状態保持又は解除を行う。
なお、本実施形態に係る外枠施錠部材16は、特開2004−97679号公報に記載のべースプレート(基枠)15と同様に2本の連結部材をべースプレート15の長手方向略中央部で連結して構成されている。
また、前枠施錠部材17も外枠施錠部材16と同様に、べースプレート15の長手方向に沿って変位することができるように組み付けられており、この前枠施錠部材17の長手方向両端側、つまり前枠4の右端側上下端に相当する部位には、前枠4に設けられた係合片(図示せず。)に係合する鉤状の鉤部17aが形成されている。そして、前枠施錠部材17を変位させることにより、鉤部17aと係合片とを係合又は係合解除して前枠4の閉状態保持又は解除を行う。
また、皿部施錠部材18も外枠施錠部材16と同様に、べースプレート15の長手方向に沿って変位することができるように組み付けられており、この皿部施錠部材18の上端側には、上皿部5に設けられた係合片(図示せず。)に係合する鉤状の鉤部18aが形成され、一方、下端側には、下皿部6に設けられた係合片(図示せず。)に係合する鉤状の鉤部18bが形成されている。そして、皿部施錠部材18を変位させることにより、鉤部18a、18bと係合片とを係合又は係合解除して上皿部5及び下皿部6の閉状態保持又は解除を行う。
また、シリンダ錠19は、挿入された鍵と共に回転するシリンダ19aを有する、いわゆるキーシリンダであり、シリンダ19aのべースプレート15側端部には、シリンダ19aに挿入された鍵の回転に連動して外枠施錠部材16及び前枠施錠部材17を変位させる略V字状のカム19bが組み付けられている。
そして、シリンダ19aに鍵を挿入した状態で、鍵を特定の向き(例えば、右回りの向き)に回転させると外枠施錠部材16のみが変位し、鍵を特定の向きと逆向き(例えば、左回りの向き)に回転させると前枠施錠部材17のみが変位する。
また、本実施形態では、外枠施錠部材16が下方側(図4及び図5に示す状態)に位置するときには、鉤部16aと係合片2bとが係合した状態となり、かつ、バネ20a、20bは、この係合状態を保持する向き(本実施形態では、下向き)の弾性力を外枠施錠部材16に作用させる。
そして、シリンダ19aに鍵を挿入した状態で鍵を右回りに回すと、外枠施錠部材16は上方側に変位して、鉤部16aと係合片2bとの係合状態に解除され、鍵を回す力を緩めると、バネ20a、20bの弾性力により外枠施錠部材16は下方側に戻る。
また、前枠施錠部材17が上方側(図8に示す状態)に位置するときには、鉤部17aと前枠4の係合片とが係合した状態となり、かつ、バネ20cは、この係合状態を保持する向き(本実施形態では、上向き)の弾性力を前枠施錠部材17に作用させる。
そして、シリンダ19aに鍵を挿入した状態で鍵を左回りに回すと、前枠施錠部材17は下方側に変位して、鉤部17aと前枠4の係合片との係合状態に解除されるともに、その状態が保持され、鍵を回す力を緩めても、前枠施錠部材17は元の位置(上方側)に戻らなくなる。なお、この保持された解除状態は、レバー21を押し下げるように回転させることにより解除される。
因みに、通常、レバー21の先端は、前枠4の裏面側に接触するように構成されているため、前枠4を閉じるように本体枠3に押し付けることにより、解除状態が解除されて前枠施錠部材17がバネ20cの弾性力により上方側に変位し、鉤部17aと前枠4の係合片とが係合してその状態を保持される。
また、皿部施錠部材18の鉤部18a、18bは、バネ20aの弾性力により上皿部5及び下皿部6の係合片との係合状態が保持されており、本体枠3を開いた状態で、バネ20aの弾性力と対向する向き(本実施形態では、下方側)にレバー22をスライドさせることにより係合状態が解除される。
ところで、外枠施錠部材16の長手方向両端側には、本体枠3と外枠2とを密着させる磁気吸引力を発生させる磁気吸着機構23が設けられている。この磁気吸着機構23は、施錠機構14(本実施形態では、外枠施錠部材16)の作動に連動して、本体枠3と外枠2とを密着させる磁気吸引力を増減させる機構である。
以下、磁気吸着機構23の詳細を、図5〜図10に基づいて説明する。
磁気吸着機構23は、施錠機構14側に設置されて外枠施錠部材16の変位と連動して変位する永久磁石24、外枠2に固定された強磁性材料からなる磁性部材25、及び永久磁石24を変位させて永久磁石24と磁性部材2cとの磁気ギャップg(図7又は図8参照)を増減させる変位機構26を有して構成されている。
そして、変位機構26は、外枠施錠部材16に固定されて外枠施錠部材16と一体的に往復運動する第1ラック26a、第1ラック26aと噛み合うピニオン26b、第1ラック26aと直交する方向に延びてピニオン26bと噛み合う第2ラック26c、及び第2ラック26c及び永久磁石24の往復運動を案内する案内部材26dを有して構成されている。
なお、永久磁石24は、第2ラック26cの長手方向端部のうちピニオン26b側と反対側に接着剤にて固定されており、第2ラック26c及び永久磁石24は、第2ラック26cに形成されたピン26eが、案内部材26dに形成された溝26f内を摺動することにより、その往復運動が案内される。
また、本実施形態では、第1ラック26a、第2ラック26c、ピニオン26b及び案内部材26dは、全て樹脂製であり、第1ラック26a及び案内部材26dは、ネジ等の締結手段又はカシメにて施錠機構14に固定されている。
また、本実施形態に係る磁性部材25は、図9及び図10に示すように、係合片2bとプレス成形にて一体成形されたもので、タッピングネジ等の締結手段にて外枠2に固定されている。
次に、磁気吸着機構23の作動を説明する。
外枠施錠部材16が上方側に位置しているとき、つまり鉤部16aと係合片2bとが係合しているときには、図5及び図6に示すように、永久磁石24は磁性部材25と接触又は近接する部位に位置する。
そして、シリンダ19aに鍵が挿入されて鍵(シリンダ19a)が右回りに回されると、外枠施錠部材16が上方側に変位するので、図7及び図8に示すように、これに連動して第1ラック26aが上方に変位してピニオン26bが右回りに回転する同時に、第2ラック26cが、紙面左側に変位する。このため、永久磁石24が磁性部材25から離れていくので、永久磁石24と磁性部材25と間の磁気吸引力、つまり本体枠3と外枠2とを密着させる磁気吸引力が減少していく。
また、鍵を回す力が緩められたときには、外枠施錠部材16が下方側に変位するので、図5及び図6に示すように、これに連動して第1ラック26aが下方に変位してピニオン26bが左回りに回転する同時に、第2ラック26cが、紙面右側に変位する。このため、永久磁石24が磁性部材25側に近づいていくので、永久磁石24と磁性部材25と間の磁気吸引力、つまり本体枠3と外枠2とを密着させる磁気吸引力が増大していく。
次に、本実施形態に係る遊技機1の特徴を説明する。
本実施形態では、本体枠3と外枠2とを鉤部16aと係合片2bとの係合による機械的な閉状態の保持に加えて、永久磁石24と磁性部材25との磁気吸引力を利用して本体枠3と外枠2とを密着させて閉状態を保持するので、木製の外枠2と樹脂製の本体枠3との間でガタツキが発生することを確実に防止することができる。
また、施錠機構14の作動に連動して永久磁石24と磁性部材25との間、つまり本体枠3と外枠2との間に作用する磁気吸引力を増減させるので、施錠機構14を作動させて係合状態を解除した後、磁気吸引力を上回る力を本体枠3に作用させることなく本体枠3を開くことができる。
したがって、本体枠3を開く際に大きな操作力を必要としないので、素早く本体枠3を開くことができ、遊技機1の整備又は調整を容易に行うことができる。延いては、遊技機1の管理性を悪化させることなく、枠体のガタツキを未然に防止することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、第1ラック26a、第2ラック26c及びピニオン26bにて永久磁石24を変位させたが、本実施形態は、図11に示すように、2本の平行リンク27にて変位機構26を構成して外枠施錠部材16の鉛直方向運動を水平方向運動に変換して永久磁石24を変位させるものである。
すなわち、外枠施錠部材16から永久磁石24までの距離は、リンク26gの長さLとリンク26gの長手方向と外枠施錠部材16の長手方向とのなす角θの正弦との積、つまり、(L・×sinθ)で表されるので、リンク26gが水平状態にあるときには、図11(b)に示すように、永久磁石24は最も磁性部材25に近づき、リンク26gが鉛直状態に近づくと、図11(a)に示すように、永久磁石24は最も磁性部材25から離れる。
ここで、図11(a)は鍵を回した状態を示し、図11(b)は鍵が抜かれた状態又は鍵を回す力を緩めた状態を示している。このため、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、遊技機1の管理性を悪化させることなく、枠体のガタツキを未然に防止することができる。
なお、本実施形態では、2本のリンク26gを用いたが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、1本又は3本以上のリンク26gを用いても実施することができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、図12に示すように、永久磁石24が変位したか否かを検知するセンサ27を設けるとともに、その検知信号を遊技機1の制御機器(図示せず。)に送信するものである。
因みに、センサ27は、磁界の大きさを検知する磁気センサ、又はリミットリスイッチ等の機械的なスイッチ等、その手段は一切問わない。
なお、図12は第1実施形態に係る遊技機1にセンサ27を設けた例であるが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、例えば第1実施形態に係る遊技機1にセンサ27を設けてもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、永久磁石24を変位させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、これとは逆に磁性部材25を変位させて永久磁石24を外枠2に固定してもよい。
また、上述の実施形態では、永久磁石24を変位させることにより、本体枠3と外枠2とを密着させる磁気吸引力を増減させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、永久磁石24に代えて電磁石を用いるとともに、本体枠3を開く向きに鍵を回したときには電磁石への通電を遮断して電磁吸引力を消滅させ、本体枠3を閉じる向きに鍵を回したときには、電磁石へ通電して磁気吸引を発生させてもよい。
また、永久磁石24又は磁性部材25を変位させる変位機構26は、上述実施形態に示された構成に限定されるものではない。
また、磁性部材25から永久磁石24を離す向きの弾性力を与えるバネ手段を設けてもよい。なお、このようなバネを設ければ、永久磁石24を磁性部材25から引き離す力、つまり鍵を回す力を低減することができる。
また、永久磁石24を磁性部材25に接近させる向きの弾性力を与えるバネ手段を設けてもよい。なお、このようにすれば、鍵を回す力は増大するものの、永久磁石24と磁性部材25とを確実に近接させることができるので、本体枠3と外枠2とを確実に密着させることができる。
また、上述の実施形態では、本体枠3と外枠2との施錠に関して本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば本体枠3と前枠4との施錠に関して適用してもよい。
また、上述の実施形態では、外枠2が木製であり、本体枠3が樹脂製であったが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る遊技機を正面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る遊技機を裏面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る施錠機構の全体を示す二面図である。 図14のA部拡大図である。 図14のB部拡大図である。 図14のA部拡大図である。 図14のB部拡大図である。 本発明の実施形態に係る外枠の上部右端を示す図である。 本発明の実施形態に係る外枠の下部右端を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る施錠機構の全体を示す二面図である。 本発明の第3実施形態に係る遊技機の特徴を示す図である。
符号の説明
1…遊技機、2…外枠、2a…ヒンジ、2b…係合片、2c…磁性部材、
3…本体枠、4…前枠、5…上皿部、6…下皿部、7…発射ハンドル、8…遊技盤、
8a…遊技領域、9…中央装置、9a…演出表示装置、9b…特別図柄表示装置、
9c…普通図柄表示装置、10…第1始動口、11…変動入賞装置、
11a…大入賞口、12…第2始動口、13…普通図柄作動ゲート、
14…施錠機構、15…べースプレート、16…外枠施錠部材、16a…鉤部、
17…前枠施錠部材、17a…鉤部、18…皿部施錠部材、18a…鉤部、
18b…鉤部、19…シリンダ錠、19a…シリンダ、19b…カム、
20a〜20c…バネ、21…レバー、22…レバー、23…磁気吸着機構、
24…永久磁石、25…磁性部材、26…変位機構、26a…第1ラック、
26b…ピニオン、26c…第2ラック、26d…案内部材、26e…ピン、
26g…リンク、27…センサ、27…平行リンク、g…磁気ギャップ。

Claims (3)

  1. 互いに揺動可能に連結された、略矩形枠状の第1枠体及び第2枠体と、
    前記第2枠体及び前記第1枠体のうちいずれか一方に固定され、他方側に係合することにより一方の枠体が他方の枠体に対して揺動することを禁止する施錠機構と、
    前記第2枠体と前記第1枠体とを密着させる磁気吸引力を発生させる磁気吸着機構とを有し、
    前記磁気吸着機構は、前記施錠機構の作動に連動して前記磁気吸引力を増減させるように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記施錠機構は、
    挿入された鍵と共に回転するシリンダを有するシリンダ錠と、
    係合用の鉤部を有し、前記シリンダの回転に連動して往復運動する施錠部材とを備えて構成され、
    前記磁気吸着機構は、前記第2枠体及び前記第1枠体のうちいずれか一方側に配置された永久磁石、及び他方側に配置された強磁性材料からなる磁性部材を有して構成されており、
    さらに、前記磁気吸着機構は、前記施錠機構の作動に連動して、前記永久磁石又は前記磁性部材を前記施錠部材の運動方向と略直交する方向に変位させることにより、前記永久磁石と前記磁性部材との磁気ギャップを増減させて前記磁気吸引力を増減させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第2枠体は、制御機器が組み付けられた樹脂製の本体枠であり、
    さらに、前記第1枠体は、前記制御機器を覆うように形成された木製の外枠であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
JP2004369721A 2004-12-21 2004-12-21 遊技機 Expired - Fee Related JP4338201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004369721A JP4338201B2 (ja) 2004-12-21 2004-12-21 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004369721A JP4338201B2 (ja) 2004-12-21 2004-12-21 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006174944A true JP2006174944A (ja) 2006-07-06
JP4338201B2 JP4338201B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=36729587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004369721A Expired - Fee Related JP4338201B2 (ja) 2004-12-21 2004-12-21 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4338201B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008253601A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010167311A (ja) * 2010-05-13 2010-08-05 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP7479739B1 (ja) 2023-09-25 2024-05-09 株式会社ジェッター 遊技台取り付け装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008253601A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP4558757B2 (ja) * 2007-04-06 2010-10-06 株式会社藤商事 遊技機
JP2010167311A (ja) * 2010-05-13 2010-08-05 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP7479739B1 (ja) 2023-09-25 2024-05-09 株式会社ジェッター 遊技台取り付け装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4338201B2 (ja) 2009-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5075170B2 (ja) 弾球遊技機
JP4338201B2 (ja) 遊技機
JP2009183344A (ja) 弾球遊技機のスルーチャッカー
JP2005288042A (ja) パチンコ機の入賞装置
JP5247090B2 (ja) パチンコ遊技機の遊技盤取付装置
JP5301187B2 (ja) 遊技機
JP5291749B2 (ja) 遊技機
JP2006239121A (ja) アタッカ装置
JP5820180B2 (ja) パチンコ機
JP5204443B2 (ja) 遊技機
JP4159724B2 (ja) ドア開閉装置の開閉検知機構および該機構を備えた遊技機
JP4771792B2 (ja) パチンコ遊技機の遊技機枠
JP5878333B2 (ja) パチンコ機
JP4993975B2 (ja) パチンコ遊技機の可変入賞装置
JP2013233353A (ja) パチンコ機
JP2021074249A (ja) 遊技機
JP6258404B2 (ja) 遊技機
JP2009066075A (ja) 可動装飾体ユニット、遊技盤、及びパチンコ遊技機
JP2021074346A (ja) 遊技機
JP2021074347A (ja) 遊技機
JP5348232B2 (ja) 遊技機
JP2010022590A (ja) 遊技機
JP3997125B2 (ja) 弾球遊技機
JP6016161B2 (ja) 遊技機
JP5599925B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees