JP2006174668A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気抵抗を小さくして回転子トルクを増加することができる回転電機を提供する。
【解決手段】両端面を回転軸が貫通する回転子鉄心に磁石を装着した回転子と、回転子を内包する固定子鉄心に固定子巻線を巻き付けた固定子とを有し、回転子を固定子との間にエアギャップをもって回転可能に保持した回転電機において、回転子11に、磁束の通り易い部位と磁束の通り難い部位が形成されるように、それぞれエアギャップa側に臨ませて2個の磁石16を配置すると共に両磁石16に挟まれた空間を形成する、両端面に開口する磁石配置空隙21を設け、各磁石16の着磁方向を磁石配置空隙21のエアギャップa側に臨む位置に極ができる方向とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、回転電機に関し、特に、回転子に永久磁石を装着した構造を有し電動機或いは発電機として用いられる回転電機に関する。
従来、回転子に永久磁石を装着した構造を有する回転電機が知られている。このような構造の回転電機は、損失が少なく効率も良く、その上、大きな出力が得られる等の理由により数多く使用されている。このような磁石式回転電機が発生するトルクは、永久磁石によるマグネットトルクと回転子鉄心の突極比によるリラクタンストルクの合成トルクとなる。この内、永久磁石の極と鉄心の突極が同極となるものを順突極、永久磁石の極間に鉄心の突極があるものを逆突極という。
従来の順突極モータとして、例えば、「永久磁石回転電機とその制御方法及び制御装置並びにそれを使用した電気自動車」(特許文献1参照)、或いは「永久磁石回転電機及びそれを用いた電動車両」(特許文献2参照)が提案されている。
図10は、従来の永久磁石回転電機とその制御方法及び制御装置並びにそれを使用した電気自動車における永久磁石回転電機の回転子の断面説明図であり、図11は、従来の永久磁石回転電機及びそれを用いた電動車両における永久磁石回転電機の内部構造を示す断面説明図である。図10及び図11に示すように、「永久磁石回転電機とその制御方法及び制御装置並びにそれを使用した電気自動車」(特許文献1参照)における永久磁石回転電機は、回転子1の一極当りの磁石2を2個とし、磁石2間に鉄心の突極を設けることで、リラクタンストルクを得ている。これに対し、「永久磁石回転電機及びそれを用いた電動車両」(特許文献2参照)における永久磁石回転電機は、回転子4の磁石5を回転子外周面に配設して回転子内部に空隙6を設けることで、鉄心の突極を有している。
特許第3117164号公報 特開2001−86672号公報
しかしながら、「永久磁石回転電機とその制御方法及び制御装置並びにそれを使用した電気自動車」(図10参照)においては、磁石2が回転子1の表面に配設されているため、リラクタンストルクを発生するための磁束のループが長くなってしまいトルクが有効に発生しない上に、磁石2の固定方法に難があって高回転化が困難である。また、「永久磁石回転電機及びそれを用いた電動車両」(図11参照)においては、磁石5が回転子4の表面全面に配設されているため、磁気抵抗が大きいことで突極比が小さくなり、トルクが有効に発生できない上に、磁石5の固定方法に難があって高回転化が困難である。
つまり、何れにおいても、回転子の表面に磁石が配設されているため磁気抵抗が大きくなってしまって鉄心の突極比を大きくすることができず、回転子のトルクの増加が困難であった。
この発明の目的は、磁気抵抗を小さくして回転子トルクを増加することができる回転電機を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る回転電機は、両端面を回転軸が貫通する回転子鉄心に磁石を装着した回転子と、前記回転子を内包する固定子鉄心に固定子巻線を巻き付けた固定子とを有し、前記回転子を前記固定子との間にエアギャップをもって回転可能に保持した回転電機において、前記回転子に、磁束の通り易い部位と磁束の通り難い部位が形成されるように、それぞれ前記エアギャップ側に臨ませて2個の前記磁石を配置すると共に前記両磁石に挟まれた空間を形成する、前記両端面に開口する磁石配置空隙を設け、前記各磁石の着磁方向を前記磁石配置空隙の前記エアギャップ側に臨む位置に極ができる方向としている。
この発明によれば、回転子に磁束の通り易い部位と磁束の通り難い部位を形成するように、回転子に磁石配置空隙を設け、その磁石配置空隙に配置した磁石の着磁方向を、磁石配置空隙のエアギャップ側に臨む位置に極ができる方向にしている。この結果、極から極の磁気抵抗を小さくすることでリラクタンストルクを有効に増加することができるので、回転子のトルクの増加が可能になる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、この発明の第1実施の形態に係る回転電機の軸方向断面による概略説明図であり、図2は、図1のX−X線に沿う断面図であり、図3は、図2の回転子の一部を拡大した平面説明図である。
図1及び図2に示すように、回転電機10は、回転子11、固定子12、回転軸13、及びケース14を有している。回転子11は、略円柱状に形成された回転子鉄心(回転子コア)15と、回転子鉄心15に装着された磁石(永久磁石)16(図2参照)を有しており、回転子鉄心15の両端面中心を回転軸13が貫通している。回転子鉄心15の両端面には、円環状円盤からなる蓋体15aが装着されている。
この回転子11を内包するように配置された固定子12は、回転子11を覆う略円筒状に形成された固定子鉄心(固定子コア)17と、固定子鉄心17に装着された巻線18を有している。固定子鉄心17は、その外形部分を形成する固定子バックコア17a(図2参照)に、回転子11側に向かって突設された複数の固定子突条17bを有している。この各固定子突条17bには、絶縁体18aを介して回転軸13に略平行に巻線18が巻回されている(図2参照)。
ケース14は、円筒状の外周ケース14aと、外周ケース14aの両端開口を塞ぐ一対のサイドケース14b,14bを有している。この外周ケース14aの内周面に固定子鉄心17が固着されており、両各サイドケース14b,14bにベアリング19を介して回転軸13が回転自在に保持されている。一方のサイドケース14bの外側には、回転軸13の回転状態を検出する回転センサ20が装着されている(図1参照)。
回転子11と固定子12は、その対向面間にエアギャップ(隙間)aを有するように配置されていて互いに接触することはない(図1,2参照)。回転子11は、固定子12の内部で、固定子12から与えられる回転磁束に対し、回転子11に装着した磁石16(図2参照)に反力を発生させることにより、回転軸13を中心に回転する。この回転軸13を介して回転子11の回転が外部に伝えられる。
図2及び図3に示すように、回転子鉄心15は、その外周面近傍に回転軸13と略平行に配置されてその両端面間を貫通し、且つ、端面開口形状が両端を外周面側に向けた略U字形の細長い円弧(優弧)状に形成された、複数の空隙(磁石配置空隙)21を有している。各空隙21は、回転子鉄心15の端面外周縁から中心に向かって同心円状に配置された複数個(一例として3個を図示)からなる空隙群を形成すると共に、その空隙群が外周縁に沿って略等間隔離間して複数個配置されている。つまり、回転子11は、磁束の通り易い部位と磁束の通り難い部位を形成するために、回転子鉄心15の外周面近傍に両端面間を貫通する複数の空隙21を有している。
この空隙21の両端部分に磁石16が挿入配置されており、各磁石16は、空隙21に対応して、端面形状が若干湾曲した細長い矩形の長板状に形成されている。よって、空隙21は、その端面開口形状全体の面積の略2/3が両磁石16,16で占められ、残りの長手方向中央部分が空間部分となる。なお、磁石16は、隣接同士の磁極が互いに相違するように配置される(図3参照)。そして、磁石16の着磁方向を、空隙21の端部に極ができるような方向である、各空隙群の同一端部側に配置した複数の磁石16が並ぶ方向、即ち、回転子鉄心15の端面外周縁に沿う方向にしている(図中、矢印参照)。
このように、回転子11は、回転子11に磁束の通り易い部位と磁束の通り難い部位を形成するように、回転子鉄心15に空隙21を設けており、その空隙21の外周縁側に磁石16を配置して、磁石16の着磁方向を、空隙21の端部に極ができるような方向にしている。この結果、極から極の磁気抵抗を小さくすることでリラクタンストルクを有効に増加することができるので、回転子11のトルクの増加が可能になる。また、磁石16を回転子鉄心15の内部に挿入配置するため、磁石16の固定が容易にできるので高回転化が可能になる。
(第2実施の形態)
図4は、この発明の第2実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。図4に示すように、回転子30は、磁石16の着磁方向を、各磁石16の長手方向に沿う方向、即ち、回転子鉄心15の端面半径方向(図中、矢印参照)にして、空隙21に挿入配置した各磁石16の短辺側を極としている。その他の構成及び作用は、回転子11と同様である。これにより、磁極と固定子12を近づけることができ磁気抵抗を小さくすることができるので、マグネットトルクが増加し、回転子30のトルクの増加が可能である。
(第3実施の形態)
図5は、この発明の第3実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。図5に示すように、回転子35は、複数(一例として3個を図示)の円弧状の空隙が同心円状に配置された空隙群の内の一部の空隙36に磁石16を挿入配置した、回転子鉄心37を有している。その他の構成及び作用は、回転子11と同様である。
回転子鉄心37は、回転子鉄心15の空隙21(図3参照)と同様に、端面開口形状が両端を外周面側に向けた略U字形の細長い円弧(優弧)状に形成された、複数の空隙36を有しており、同心円状に配置された、例えば3個の空隙36a,36b,36cの真ん中の空隙36bのみに、両端部分に位置させて磁石16が配置されている。
この際、磁石16を挿入配置する空隙36bの端面開口幅を、他の空隙36a,36cより広く(例えば、約2倍)し、これに合わせて磁石16の幅を広く(例えば、約2倍)してもよい。磁石16の着磁方向は、回転子11と同様である(図中、矢印参照)。これにより、回転子35に使用する磁石16の総個数を減らすことができるので、回転子35のコストの低減が可能になる。
(第4実施の形態)
図6は、この発明の第4実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。図6に示すように、回転子40は、端面開口形状が略U字形の細長い円弧(優弧)からなる空隙21に代えて、空隙21を略3分割した、端面開口形状が細長い長方形からなる3個の空隙41が配置された回転子鉄心42を有している。その他の構成及び作用は、回転子11と同様である。
空隙41は、回転子鉄心42の端面開口形状を、空隙21の端面開口形状である、両端を外周面側に向けた略U字形の細長い円弧(優弧)を、長手方向に略3等分した長さの細長い長方形に形成されている。従って、空隙41は、恰も略上向きコ字状となるように、3個が配置されており、3個の空隙41による端面開口形状は、略U字形の細長い円弧(優弧)からなる空隙21の端面開口形状に略相当するものとなる。
3個の空隙41からなるコ字状空隙は、回転子鉄心15の端面外周縁から中心に向かって同心円状に配置された複数個(一例として3個を図示)からなる空隙群を形成すると共に、その空隙群が外周縁に沿って略等間隔離間して複数個配置されている。そして、3個の空隙41の内の両側の2個41a,41cには、空隙全域を埋めるように磁石16が挿入され、中央の1個41bは、磁石16が挿入されず空隙のままとなっている。
つまり、回転子40は、回転子鉄心42に、磁束の通り易い部位と磁束の通り難い部位を形成するように、回転子11の空隙21を横方向(端面開口形状の長手方向)に複数個(例えば、3個)に分割した空隙41(41a,41b,41c)を有しており、その空隙41に配置した磁石16の着磁方向を、両端部の空隙41a,41cに極ができるような方向にしている(図中、矢印参照)。
このように、略同一容積の空隙を1個ではなく複数個に分割して形成することで、空隙が1個の場合に比べ回転子40の強度が向上すると共に高回転化が可能になる。なお、空隙41の数は、3個に限るものではなく、例えば4個以上等、磁石16を挿入する部分と磁石16を挿入しない空隙のままの部分を設けていれば良い。
(第5実施の形態)
図7は、この発明の第5実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。図7に示すように、回転子45は、回転子11の回転子鉄心15に(図3参照)形成した複数の空隙21からなる空隙群と空隙群の間に、磁石16が挿入されない空隙46を形成した回転子鉄心47を有している。その他の構成及び作用は、回転子11と同様である。
回転子鉄心47は、複数の空隙21からなる空隙群と空隙群との間の端面空白部分に、回転子鉄心47の半径方向と略直交する細長い長方形状に形成された複数の空隙46を有している。各空隙46は、回転子鉄心47の半径方向に沿って、回転子鉄心47の端面空白部分を埋めるように長さを異ならせて形成されており、複数個(一例として4個を図示)を組み合わせて、複数の空隙21からなる空隙群と空隙群との間毎に配置されている。
つまり、回転子45は、極間に磁束が通り難いように空隙46を設けることで、磁石16の磁束が回転子45内で短絡するのを防止することができ、回転子45のトルクの増加が可能である。なお、回転子45の極間の空隙46に、回転子鉄心47の半径方向に着磁された磁石(図示しない)を配置することで、マグネットトルクを増加させることが可能となり、回転子45の更なるトルク増加が可能となる。
(第6実施の形態)
図8は、この発明の第6実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。図8に示すように、回転子50は、回転子45に形成した磁石16が挿入されない空隙46に代えて、空隙46とは配置方向が異なる空隙51を形成した回転子鉄心52を有している。その他の構成及び作用は、回転子50と同様である。
回転子鉄心52は、複数の空隙21からなる空隙群の端面中心側の端面空白部分に、回転子鉄心52の半径方向に沿う細長い長方形状に形成された複数(一例として5個を図示)の空隙51を有している。例えば、5個の空隙51は、回転子鉄心47の半径方向に配置された1個の空隙51aと、この空隙51aと略平行に互いに略等間隔を有して両側に隣接すると共に、空隙21の円弧に沿って位置をずらして配置された、4個の空隙51bからなる。
つまり、回転子50は、極間に磁束が通り難いように空隙51を設けることで、磁石16の磁束が回転子50内で短絡するのを防止することができ、回転子50のトルクの増加が可能である。
(第7実施の形態)
図9は、この発明の第7実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。図9に示すように、回転子55は、回転子鉄心15に代えて、回転子鉄心15の端面外周を波型に形成して半径距離が一定でない回転子鉄心56を有すると共に、空隙群毎の空隙21の数を減らしている。その他の構成及び作用は、回転子11と同様である。
回転子鉄心56は、端面外周が、半径方向に凹凸を有するように半径距離が異なる緩やかな波線により形成されており、その凹部に磁石16の極間が配置されその凸部に磁石16の極中心部が配置されている。つまり、回転子鉄心56は、磁石16の極中心部の外径bが大きく、磁石16の極間の外径cが小さい形状を有する。これにより、回転子鉄心56は、端面形状が通常の半径距離が一定の円盤からなる回転子鉄心の場合よりも、突極比を大きくすることができるので、リラクタンストルクが増加し、回転子55のトルクを増加することが可能である。
このように、この発明によれば、両端面を回転軸が貫通する回転子鉄心に磁石を装着した回転子と、回転子を内包する固定子鉄心に固定子巻線を巻き付けた固定子とを有し、回転子を固定子との間にエアギャップをもって回転可能に保持した回転電機において、回転子に、磁束の通り易い部位と磁束の通り難い部位が形成されるように、それぞれエアギャップ側に臨ませて2個の磁石を配置すると共に両磁石に挟まれた空間を形成する、両端面に開口する磁石配置空隙を設け、各磁石の着磁方向を磁石配置空隙のエアギャップ側に臨む位置に極ができる方向としている。
そして、この回転電機は、磁石配置空隙が、両磁石の各配置部分と前記空間を一体に確保する一つの間隙、或いは両磁石の各配置部分と空間を個別に確保する3箇所以上の間隙からなるようにしている。また、磁石配置空隙は、両端面の開口形状を、両端をエアギャップ側に臨ませた円弧状となる長孔状長方形に形成すると共に、一極当り複数個で形成されている。また、磁石を、一極当り複数個で形成している。また、磁束を通り難くする空隙を、一極当り複数個で形成している。
つまり、この発明によれば、回転子に磁束の通り易い部位と磁束の通り難い部位を形成するように、回転子鉄心に空隙を設けており、その空隙の外周縁側に磁石を配置して、磁石の着磁方向を、空隙の端部に極ができるような方向にしている。この結果、極から極の磁気抵抗を小さくすることでリラクタンストルクを有効に増加することができるので、回転子のトルクの増加が可能になる。また、磁石を回転子鉄心の内部に挿入配置するため、磁石16の固定が容易にできるので高回転化が可能になる。
また、突極比を得るための空隙を一極当り複数個からなる構成とすることで、よりリラクタンストルクを増加することが可能であり、また、一つの空隙を小さくすることで、回転子の強度を向上することが可能である。
また、空隙に配置した長方形状の磁石16の長辺側を極とすることで、磁束を増加することができるので、マグネットトルクが増加し回転子のトルクの増加が可能である。また、空隙に配置した長方形状の磁石16の短辺側を極とすることで、磁極と固定子を近づけて磁気抵抗を小さくすることができるので、マグネットトルクが増加し、回転子のトルクの増加が可能である。
また、一極当りの磁石を複数個からなる構成とすることで、よりリラクタンストルクを増加することが可能である。また、回転子の極間に磁束が通り難いように空隙を設けることで、磁石16の磁束の漏れを防止することができ、回転子のトルクを増加することが可能である。
また、回転子の極間に磁束を通り難くする空隙を複数個形成し、その一つずつを小さくすることで、回転子の強度の向上が可能となる。また、磁束を通り難くする空隙に、所定方向に着磁した磁石を配置することで、磁石の磁束の漏れを防止すると共に磁束を増加することができ、回転電機のトルクを増加することが可能である。また、回転子鉄心が、磁石の極中心部の外径が大きく、磁石の極間の外径が小さい形状を有することで、より突極比が大きくなるため、リラクタンストルクが増加し、回転子のトルクを増加することが可能である。
なお、上記実施の形態においては、回転電機について説明しているが、それは電動機(モータ)或いは発電機の何れでも良く、極数についても、個数を限定するものではなく、更に、スロット数も、例えば8極当り12スロットの他、8極当り6スロット等他の組合せでも良い。また、強磁性体として、電磁鋼板、圧粉コア、或いはアモルファス薄板等を用いて形成しても良い。
また、その構造においても、内側に回転子、外側に固定子を配置したインナーロータ型回転電機として説明しているが、これに限るものではなく、内側に固定子、外側に回転子を配置したアウターロータ型回転電機でも良く、固定子コアについても一体構造でも分割構造でも良い。更に、空隙の数も、各実施の形態において、例えば3個、4個、5個或いは2個の例を示したが、これに限るものではない。
この発明の第1実施の形態に係る回転電機の軸方向断面による概略説明図である。 図1のX−X線に沿う断面図である。 図2の回転子の一部を拡大した平面説明図である。 この発明の第2実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。 この発明の第3実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。 この発明の第4実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。 この発明の第5実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。 この発明の第6実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。 この発明の第7実施の形態に係る回転電機の回転子の一部を拡大した図3と同様の平面説明図である。 従来の永久磁石回転電機とその制御方法及び制御装置並びにそれを使用した電気自動車における永久磁石回転電機の回転子の断面説明図である。 従来の永久磁石回転電機及びそれを用いた電動車両における永久磁石回転電機の内部構造を示す断面説明図である。
符号の説明
10 回転電機
11,30,35,40,45,50,55 回転子
12 固定子
13 回転軸
14 ケース
14a 外周ケース
14b サイドケース
15,37,42,47,52,56 回転子鉄心
15a 蓋体
16 磁石
17 固定子鉄心
17a 固定子バックコア
17b 固定子突条
18 巻線
18a 絶縁体
19 ベアリング
20 回転センサ
21,36,36a,36b,36c,41,41a,41b,41c,46,51,51a,51b 空隙
a エアギャップ

Claims (11)

  1. 両端面を回転軸が貫通する回転子鉄心に磁石を装着した回転子と、前記回転子を内包する固定子鉄心に固定子巻線を巻き付けた固定子とを有し、前記回転子を前記固定子との間にエアギャップをもって回転可能に保持した回転電機において、
    前記回転子に、磁束の通り易い部位と磁束の通り難い部位が形成されるように、それぞれ前記エアギャップ側に臨ませて2個の前記磁石を配置すると共に前記両磁石に挟まれた空間を形成する、前記両端面に開口する磁石配置空隙を設け、前記各磁石の着磁方向を前記磁石配置空隙の前記エアギャップ側に臨む位置に極ができる方向とする回転電機。
  2. 前記磁石配置空隙が、
    前記両磁石の各配置部分と前記空間を一体に確保する一つの間隙、或いは前記両磁石の各配置部分と前記空間を個別に確保する3箇所以上の間隙からなる請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記磁石配置空隙は、
    前記両端面の開口形状を、両端を前記エアギャップ側に臨ませた円弧状となる長孔状長方形に形成した請求項1または2に記載の回転電機。
  4. 前記磁石配置空隙を、一極当り複数個で形成した請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機。
  5. 前記磁石の着磁方向が、前記回転子鉄心の端面外周縁に沿う方向である請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機。
  6. 前記磁石の着磁方向が、前記回転子鉄心の端面半径方向である請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機。
  7. 前記磁石を、一極当り複数個で形成した請求項1から6のいずれか一項に記載の回転電機。
  8. 前記回転子鉄心の前記極の間で、前記磁石配置空隙の前記回転軸側に、磁束を通り難くする空隙を設けた請求項1から7のいずれか一項に記載の回転電機。
  9. 前記磁束を通り難くする空隙を、一極当り複数個で形成した請求項7に記載の回転電機。
  10. 前記磁束を通り難くする空隙に、所定方向に着磁した磁石を配置した請求項8または9に記載の回転電機。
  11. 前記回転子鉄心は、前記磁石の極中心部の外径が大きく、前記磁石の極間の外径が小さい形状を有する1から10のいずれか一項に記載の回転電機。
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