JP2006174600A - 回転電機の固定子コイルおよび固定子 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定子鉄心のスロット内で占める上側コイルおよび下側コイルの絶縁層の厚さを必要最小限に止め、コイル導体の断面積を増加させることにある。
【解決手段】複数の平角絶縁素線を束ねてレーベル転位させながら一体成形したコイル導体3の外周に絶縁層4が形成され、固定子鉄心1の内周側に形成された複数のスロット1a内に上側コイル2b及び下側コイル2aとして収納される回転電機の固定子コイル2において、同一スロット内に収納される上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合う面の絶縁層4c,4bの厚さを上側コイル2bと下側コイル2aがスロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層4aの厚さより薄くする。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の平角絶縁素線を束ねてレーベル転位させながら一体成形したコイル導体3の外周に絶縁層4が形成され、固定子鉄心1の内周側に形成された複数のスロット1a内に上側コイル2b及び下側コイル2aとして収納される回転電機の固定子コイル2において、同一スロット内に収納される上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合う面の絶縁層4c,4bの厚さを上側コイル2bと下側コイル2aがスロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層4aの厚さより薄くする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、固定子鉄心に有する複数個のスロット内に上側コイル及び下側コイルとして収納され、コイル導体の外周に形成される絶縁層の厚さを必要最小限にしてコイル導体の放熱効果を高めた回転電機の固定子コイルおよび固定子に関する。
一般的な回転電機の固定子及び固定子コイルとしては、図13及び図14に示すような構成となっている。図13は従来の回転電機の固定子の構造を示す断面図であり、図14は固定子コイルの構成を示す斜視図である。
タービン発電機等の回転電機の固定子は、図13に示すように固定子鉄心1の内周側に形成された複数のスロット1a内に上側コイル2b及び下側コイル2aからなる固定子コイル2が上側及び下側コイル間にスペーサ8を介挿して収納され、スロット1aの開口端部に挿入された楔7により固定されている。また、図示していないがスロット底部及びスロット開口部側にもスペーサがそれぞれ挿入されている(例えば、特許文献1)。
上記上側コイル2b及び下側コイル2aは、複数の平角絶縁素線を束ねてレーベル転位させながら一体成形したコイル導体3とそのコイル導体の外周に形成された絶縁層4から構成されている。
ところで、コイル導体の外周に絶縁層を形成する方法としては、コイル導体にプリプレグマイカテープを巻回したコイル単体を硬化した後、スロット内に収納する単独プリプレグ方式、ドライマイカテープを巻回したコイル単体に樹脂を含浸させて硬化した後、スロット内に収納する単独注入方式およびドライマイカテープを巻回したコイル単体をスロット内に収納し、さらにコイル相互の電気的接続を行った後、樹脂を含浸、硬化する全含浸方式に大別される。
これらのいずれの方式も図14に示すようにコイル導体3に絶縁テープ5を複数層巻回するため、コイル外周にほぼ均一の厚みを持つ絶縁層4が形成される。
このような構成の固定子コイル2において、コイル導体3は回転電機の運転時の負荷電流により発熱し、その発熱は絶縁層4を介して固定子鉄心1や固定子鉄心に設けられた通風ダクトを通過する冷却ガスに伝達され冷却される。
固定子コイル2は、絶縁層の耐熱性能により厳しく温度上限が制限されており、回転電機の設計においては、これらの温度が規格値以下に保たれるように設計する必要がある。また、回転電機の大容量化、小型化を図るためには、電機子電流の増加やコイル導体の断面積の縮小による発熱密度の上昇は避けられない。
固定子コイル2の温度が絶縁層4の耐熱限界を超えて上昇すると、絶縁層4を構成する有機材料の電気的、機械的な性能が劣化し、発電機の性能、信頼性、寿命に影響する大きな問題となるため、様々な回転電機の絶縁技術、冷却技術に関する技術開発、発明がなされてきた。
絶縁材料の耐熱性はB種(130℃)、F種(155℃)、H種(180℃)へと向上し、それに伴い回転電機の出力密度が増大し、大容量化、小型化が達成されてきた。また、同じ絶縁厚さで絶縁可能な電圧差も技術革新により上昇し、絶縁層4が薄くなった分放熱性が向上するとともに、より多くのコイル導体3をスロット内に収めることができ、固定子コイルの発熱量を低減することが可能となってきた。
一方、絶縁材料の熱伝導率を向上させてコイルの温度上昇を抑えるようにした技術(例えば、特許文献2)やコイル外周の冷却性能を向上させてコイルの温度上昇を抑えるようにした技術(例えば、特許文献3)が提案されている。
特開2002−330562号公報
特公昭56−38006号公報
特開2000−333413号公報
上述した回転電機の固定子コイル2においては、コイル導体3に絶縁テープ5を複数層巻回するため、コイル外周にほぼ均一の厚みを持つ絶縁層4が形成される。この絶縁層4は、高電圧がかかるコイル導体3と固定子鉄心1等の部材とを絶縁するために必要な厚みを確保する必要があるが、上側コイル2bと下側コイル2aの外周にほぼ均一の厚さで絶縁層4を形成するため、上側コイル2bと下側コイル2aとの間には必要厚さの概略2倍の絶縁層4が形成される。
このため、同一スロット1a内に挿入し得るコイル導体3の量が少なくなり、発熱密度が過大となって固定子コイルの温度が絶縁層4の耐熱限界を超えて上昇する危険性が生じるという課題があった。また、十分なコイル導体3の断面積を確保しようとすると、スロット1aの寸法が大きくなり、発電機全体の体格が増大し、製造コストが上昇するという課題があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、スロット内で占める上側コイルおよび下側コイルの絶縁層の厚さを必要最小限に止め、コイル導体の放熱効果を高めることができる回転電機の固定子コイルおよび固定子を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、次のような手段により回転電機の固定子コイルおよび固定子を構成する。
本発明は、複数の平角絶縁素線を束ねてレーベル転位させながら一体成形したコイル導体の外周に絶縁層が形成され、固定子鉄心の内周側に形成された複数のスロット内に上側コイル及び下側コイルとして収納される回転電機の固定子コイルにおいて、同一スロット内に収納される上側コイルと下側コイルが互いに向き合う面の絶縁層の厚さを上側コイルと下側コイルがスロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層の厚さより薄くする。
また、本発明は上記に記載の固定子コイルを備えた回転電機を構成する。
さらに本発明は、複数の平角絶縁素線を束ねてレーベル転位させながら一体成形したコイル導体の外周に絶縁層が形成された上側コイルおよび下側コイルからなる固定子コイルを固定子鉄心の内周側に形成された複数のスロット内に収納し、コイル相互の電気的接続を行った後、樹脂を含浸硬化させて構成される回転電機の固定子において、少なくともスロット底側に挿入される下側コイル部のスロット幅を上側コイルが挿入されるスロット内径側のスロット幅よりも広くなるようにスロットを形成し、スロット底側に挿入される下側コイル部の鉄心表面に絶縁層を埋設するとともに、スロット底側に挿入される下側コイルをコイル導体の外周に絶縁テープを複数層巻回して絶縁層を形成すると共に、上側コイルの絶縁層として下側コイルと向き合った面の絶縁層の厚さをスロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層の厚さよりも薄くなるように構成する。
また、本発明は上記に記載の固定子を備えた回転電機を構成する。
本発明によれば、スロット内で占める上側コイルおよび下側コイルの絶縁層の厚さを必要最小限に止め、コイル導体の放熱効果を高めることにより、回転電機の信頼性を向上させることが可能となる。
以下本発明に係る回転電機の固定子コイルおよび固定子の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施形態として発電機の固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図で、図13と同一構成部品には同一符号を付して説明する。
図1に示すように固定子鉄心1の内周側に設けられた複数のスロット1a内に上側コイル2b及び下側コイル2aからなる固定子コイル2が上側及び下側コイル間にスペーサ8を介挿して収納され、スロット1aの開口端部に挿入された楔7により固定される。また、図示していないがスロット底部及びスロット開口部側にもスペーサがそれぞれ挿入される。
上記上側コイル2b及び下側コイル2aは、複数の平角絶縁素線を束ねてレーベル転位させながら一体成形したコイル導体3とそのコイル導体の外周に形成された絶縁層4から構成されている。
このような回転電機の固定子において、第1の実施形態では上側コイル2bおよび下側コイル2aのコイル導体3の外周に形成される絶縁層4のうち、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bの絶縁厚さをスロット1a内の鉄心1と向き合う面の絶縁層4aの厚さよりも薄くなるように構成したものである。
この場合、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁厚さは、絶縁層4c,4bの合計厚さが絶縁を確保する上で必要な厚さとなるように決定される。
このように構成された固定子コイルとすれば、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bの厚さが薄いため、その薄くなった寸法分、例えばより多くのコイル導体3を固定子鉄心1のスロット1a内に挿入することができる。
この場合、スロット1a内に、より多くのコイル導体3を挿入することで、固定子コイル2の発熱量が概略コイル導体3の断面積に比例して少なくなるので、固定子コイル2で発生する発熱量を低減することができ、固定子コイル2の温度が絶縁層4の耐熱限界を超えて上昇する危険が低くなり、回転電機の信頼性が向上する。
なお、本実施形態では上側コイル2bおよび下側コイル2aのコイル導体3の断面積を均等に増加させたが、一般的には下側コイル2aよりも上側コイル2bの方が渦電流の発生等によりコイル導体3で発生する発熱量が大きく、コイル温度も高いため、上側コイル2bの増加量を下側コイル2aよりも多く、または上側コイル2bのみコイル導体3の断面積を増加させてもよい。この場合、上側コイル2bの温度の低減効果が下側コイル2aの効果よりも大きいため、上側コイル2bと下側コイル2aの温度差が小さくなり、上側コイル2bと下側コイル2a間の熱伸び差から絶縁層等にかかる熱応力を緩和でき、回転電機の信頼性が向上する。
また、本実施形態では、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4b,4cを薄くした部分にコイル導体3を挿入したが、コイル導体3の断面積を変えずに固定子コイル2を小さくしてもよい。この場合、鉄心1の外径を小さくすることができるため、小型な回転電機を提供できる。
なお、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bの厚さが他の側面の絶縁層4aの厚さよりも薄くなるが、上側コイル2bと下側コイル2aのコイル導体3にのみ電圧がかかるため、絶縁層4b,4cを合わせた厚さが絶縁に必要な厚さになっていればよく、絶縁層4cまたは4bを合わせた厚さが絶縁に必要な厚さになっていればよく、絶縁が破壊される危険性が高まることはない、
また、本実施形態では、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向い合った面の絶縁層4c,4bの厚さが均等になるようにしたが、絶縁層4c,4bの合わせた厚さが絶縁に必要な厚さとなっていれば、絶縁層4cまたは4bのどちらか一方に片寄った構成となっていても問題ない。
また、本実施形態では、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向い合った面の絶縁層4c,4bの厚さが均等になるようにしたが、絶縁層4c,4bの合わせた厚さが絶縁に必要な厚さとなっていれば、絶縁層4cまたは4bのどちらか一方に片寄った構成となっていても問題ない。
図2および図3は本発明の第2の実施形態として発電機の固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図および固定子コイルの斜視図で、図1と同一構成部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第2の実施形態では、コイル導体3の外周に絶縁テープ5を複数層巻回すると共に、固定子鉄心1のスロット内の鉄心と向き合う面には巻回する絶縁テープの間に絶縁シート6を挿入して、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bの絶縁厚さをスロット1a内の鉄心と向き合う面の絶縁層4aの厚さよりも薄くなるように構成したものである。
この場合、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層厚さは絶縁テープの巻回数で、鉄心に向き合う面の絶縁厚さは絶縁テープの巻回数と絶縁テープ間に挿入される絶縁シートの合計枚数でそれぞれ絶縁に必要な厚さを確保している。
なお、本実施形態では、絶縁テープ5間に挿入する絶縁シート6を折り曲げて1枚で構成しているが、周方向または軸方向に複数枚に分割してもよい。
このような構成としても第1の実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
図4は本発明の第3の実施形態として発電機の固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図で、図1と同一構成部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第3の実施形態では、スロット1a内の鉄心と向き合う面のコイル導体3の外周に複数枚の絶縁シート6を挿入し、その外周に絶縁テープ5を複数層巻回して、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bの絶縁厚さをスロット1a内の鉄心と向き合う面の絶縁層4aの厚さよりも薄くなるように構成したものである。
この場合、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bの厚さは絶縁テープ5の巻回数で、スロット1a内の鉄心と向き合う面の絶縁厚さ4aは、絶縁テープ5の巻回数と挿入される絶縁シート6の合計枚数で、それぞれ絶縁に必要な厚さを確保している。
このような構成としても第1の実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
図5は本発明の第4の実施形態として発電機の固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図で、図1と同一構成部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第4の実施形態では、コイル導体3の外周に絶縁テープ5を複数層巻回すると共に、固定子鉄心1のスロット内の鉄心と向き合う面に複数層巻回された絶縁テープ5の外側に複数枚の絶縁シート6を挿入して上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bの絶縁厚さをスロット1a内の鉄心と向き合う面の絶縁層4aの厚さよりも薄くなるように構成したものである。
この場合、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bの厚さは絶縁テープ5の巻回数で、スロット1a内の鉄心と向き合う面の絶縁厚さ4aは、絶縁テープ5の巻回数と挿入される絶縁シート6の合計枚数で、それぞれ絶縁に必要な厚さを確保している。
このような構成としても第1の実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
図6は本発明の第5の実施形態として発電機の固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図で、図1と同一構成部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第5の実施形態では、コイル導体3の外周に絶縁テープ5aを複数層巻回して、同一スロット内に収納される上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面に必要な絶縁厚さの絶縁層4c,4bを形成し、さらに上側コイル2bと下側コイル2aとの間にスペーサ8を挿入した状態で突合せ、これら全体の外周に絶縁テープ5bを複数層巻回して絶縁層4aを形成して、同一スロット内に収納される上側コイル2bと下側コイル2aが向き合う面の絶縁層4c,4bの厚さをスロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層4aの厚さより薄くなるように絶縁層4を構成したものである。
この場合、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bの厚さは各々のコイル導体3に絶縁テープ5aの巻回数で、スロット1内の鉄心に向き合う面の絶縁層4aの厚さは絶縁テープ5a,5bの巻回数の合計数でそれぞれ絶縁に必要な厚さを確保している。
このような構成としても第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態では、上側コイル2bと下側コイル2aが向き合う間にスペーサ8を挿入したが、本構成では上側コイル2bおよび下側コイル2aが絶縁テープ5bにより一体的に巻回されるので、必ずしもスペーサ8を挿入しなくてもよい。
この場合、上側コイル2bと下側コイル2aとして多くのコイル導体3を挿入できるので、固定子コイル2より発生する発熱量を低減することができ、固定子コイル2の温度が絶縁層4の耐熱限界を超えて上昇する危険性が低くなり、回転電機の信頼性が向上する。また、コイル導体3の断面積を変えずに固定子コイル2を小さくしてもよい。この場合、固定子鉄心1の外径を小さくできるので、小型な回転電機を構成できる。
図7は本発明の第6の実施形態として発電機の固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図で、図1と同一構成部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第6の実施形態では、一方のコイル導体3の同一スロット内に収納される上側コイル2bと下側コイル2aが向き合う面から絶縁シート6を複数層巻回し、さらに同一スロット内に収納されるもう一方のコイル導体3に巻回して、同一スロット内に収納される上側コイル2bと下側コイル2aが向き合う面に必要な厚さの絶縁層4c,4bを形成し、さらにその外周に絶縁テープ5を複数層巻回して、同一スロット内に収納される上側コイル2bと下側コイル2aが向き合う面の絶縁層の厚さをスロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層4aの厚さより薄くなるように絶縁層4を構成したものである。
この場合、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bの厚さは最初に各々のコイル導体3に巻く絶縁シート6の枚数で、スロット1内の鉄心に向き合う面の絶縁層4aの厚さは絶縁シート6の枚数と絶縁テープ5の巻回数の合計で、それぞれ絶縁に必要な厚さを確保している。
このような構成としても第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本構成では上側コイル2bおよび下側コイル2aが絶縁テープ5bにより一体的に巻回されるので、必ずしもスペーサ8を挿入しなくてもよい。この場合の作用効果は第5の実施形態と同様である。
図8は本発明の第7の実施形態として発電機の固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図で、図1と同一構成部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第7の実施形態では、一方のコイル導体3の同一スロット内に収納される上側コイル2bと下側コイル2aとが向き合う面から絶縁シート6を複数層巻回し、さらに同一スロット内に収納されるもう一方のコイル導体3に巻回して、同一スロット内に収納される上側コイル2bと下側コイル2aが向き合う面の絶縁層4c,4bの厚さを、スロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層4aの厚さより薄くなるように絶縁層4を構成したものである。
このとき、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bとの間のスペーサ8が挿入される。
上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合う面の必要絶縁層厚さと、スロット1a内鉄心面に向き合う面の必要絶縁厚さとが等しい場合は、上記構成でよいが、どちらか一方の絶縁層の厚さが厚い場合には、厚い方の絶縁層を構成する絶縁シート6間にさらに絶縁シート6を挿入して、必要絶縁厚さを確保すればよい。
このような構成としても第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本構成では上側コイル2bおよび下側コイル2aが絶縁シート6を巻回して一体成形されるので、必ずしもスペーサ8を挿入しなくてもよい。この場合の作用効果は第5の実施形態と同様である。
図9は本発明の第8の実施形態として発電機の固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図で、図1と同一構成部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第8の実施形態では、同一スロット内に収納される上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合う面に接する一方のコイル導体3の側面から絶縁シート6を複数層巻回し、さらに同一スロット内に収納されるもう一方のコイル導体3に巻回して絶縁層4を形成し、同一スロット内に収納される上側コイル4cおよび下側コイル4bが向き合う面の絶縁層4c,4bの厚さをスロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層4aの厚さより薄くなるように構成したものである。このとき、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の絶縁層4c,4bとの間のスペーサ8が挿入される。
上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合う面の必要絶縁層厚さと、スロット1a内の鉄心に向き合う面の必要絶縁厚さとが等しい場合は、上記構成でよいが、どちらか一方の絶縁層の厚さが厚い場合には、厚い方の絶縁層を形成する絶縁シート6間にさらに絶縁シート6を挿入して、必要絶縁厚さを確保すればよい。
このような構成としても第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本構成では上側コイル2bおよび下側コイル2aが絶縁シート6を巻回して一体成形されるので、必ずしもスペーサ8を挿入しなくてもよい。この場合の作用効果は第5の実施形態と同様である。
図10は本発明の第9の実施形態として発電機の固定子における固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図で、図1と同一構成部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
本発明は、第9の実施形態として、上側コイル2bおよび下側コイル2aからなる固定子コイル2を固定子鉄心1に有するスロット1aに収納し、さらにコイル相互の電気的接続を行った後、樹脂を含浸し、硬化させる全含浸方式の回転電機の固定子を対象としている。
第9の実施形態では、固定子鉄心1に有するスロット1aとして、下側コイル2aが挿入される部位のスロット幅をスロット内径側の幅よりも広くなるように構成し、スロットを広げた部位とスロット底部9の鉄心表面に絶縁層4eを埋設する。下側コイル2aのコイル導体3の外周に絶縁テープ5を複数層巻回して絶縁層4dを形成し、また上側コイル2bの絶縁層4は前述した第1の実施形態乃至第4の実施形態と同様の構成であり、下側コイル2aと向き合った面の絶縁層4cの厚さをスロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層4aの厚さよりも薄くなるように構成する。
この場合、下側コイル2aに形成された絶縁層4dの厚さは、上側コイル2bに形成された絶縁層4cの合計の絶縁厚さが、上側コイル2bと下側コイル2aが互いに向き合った面の必要絶縁層厚さとなるように構成する。また、絶縁層4eの厚さは、絶縁層4dとの合計がスロット内の鉄心に向き合う面の必要絶縁厚さとなるように構成する。
このような構成とすれば、下側コイル2aのコイル導体3の幅を上側コイル2bのコイル導体3の幅より広くすることができ、より多くのコイル導体3をスロット1a内に挿入することができる。
上記のように構成された固定子においては、固定子コイル2相互の電気的接続を行った後、樹脂を含浸、硬化させる。
本実施形態によれば、スロット1a内に、より多くのコイル導体3を挿入することで、固定子コイル2の発熱量が概略コイル導体3の断面積に比例して少なくなるので、固定子コイル2で発生する発熱量を低減することができ、固定子コイル2の温度が絶縁層4の耐熱限界を超えて上昇する危険が低くなり、回転電機の信頼性が向上する。
一般的には下側コイル2aよりも上側コイル2bの方が渦電流の発生等によりコイル導体3で発生する発熱量が大きく、コイル温度も高いため、本実施形態では下側コイル2aのコイル導体3の断面積を増加させたが、下側コイル2aのコイル導体3の幅が広くなった分、コイル導体3の高さを低くし、上側コイル2bのコイル導体3の断面積を増加させてもよい。
この場合、上側コイル2bの温度の低減効果が下側コイル2aの効果よりも大きいため、上側コイル2bおよび下側コイル2aの温度差が小さくなり、上側コイル2bと下側コイル2a間の熱伸び差から絶縁層等にかかる熱応力を緩和でき、回転電機の信頼性が向上する。
また、本実施形態では下側コイル2aのコイル導体3の幅が広くなった分、コイル導体3の高さを低くして下側コイル2aを小さくしてもよい。この場合、固定子鉄心の外径を小さくすることができるため、小型な回転電機を構成できる。
図11は本発明の第10の実施形態として発電機の固定子における固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図で、図10と同一構成部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第10の実施形態では、下側コイル2aが収納されるスロット1a内の鉄心表面に埋設する絶縁層4eをスロット幅を広げたスロット1aの側面のみとし、さらにスロット底部に挿入される下側コイル2aのコイル導体3の外周に絶縁テープ5を複数層巻回して形成される絶縁層4のうち、スロット底部に向き合う絶縁層4fの絶縁厚さがスロット内の鉄心に向き合う面に必要な絶縁厚さとなるように巻回する絶縁テープの間に絶縁シートを挿入して構成する。
このような構成の固定子とすれば、第9の実施形態と同様の作用効果をえることができる。
図12は本発明の第11の実施形態として発電機の固定子における固定子鉄心に有するスロット周辺の構造を示す断面図で、図10と同一構成部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第11の実施形態では、固定子鉄心1に有するスロット1a内に収納される下側コイル2aおよび上側コイル2bとしてコイル導体3の外周に前述した第1乃至第10の実施形態のいずれか構成にして絶縁層4が形成される点では同じであるが、下側コイル2aと上側コイル2bとの間に通風管10を挿入し、この通風管10に冷却ガス11を通風させて固定子コイル2を冷却できるようにしたものである。
このような構成の固定子コイル2を備えた固定子において、コイル導体3は回転電機の運転時の負荷電流により発熱する。その発熱は絶縁層4を介して固定子鉄心1や固定子鉄心に設けられた通風ダクトを流れる冷却ガスに伝達されて冷却される。
本実施形態では、さらに下側コイル2aおよび上側コイル2b間に挿入された通風管10に冷却ガス11を通風させることにより、固定子コイル2が冷却されるので、効率良く固定子コイル2を冷却することができる。
このように第11の実施形態によれば、下側コイル2aおよび上側コイル2bが互いに向き合った面の絶縁層4b,4cの厚さを薄くし、その空いたスペースに通風管10を挿入することにより、コイル導体3の断面積を減らすことなく、新たな冷却経路を得ることができる。
また、通風管10が接している絶縁層4b,4cは、スロット内鉄心と接している絶縁層4aよりも薄いため、絶縁層4で生じる熱抵抗が小さく効率的に冷却することができ、固定子コイル2の温度が絶縁層4の耐熱限界を超えて上昇する危険性が低くなり、回転電機としての信頼性が向上する。
1…固定子鉄心、1a…スロット、2…固定子コイル、2b…上側コイル2b…下側コイル、3…コイル導体、4,4a〜4f…絶縁層、5,5a,5b…絶縁テープ、6…絶縁シート、7…楔、8…スペーサ、9…スロット底部、10…通風管、11…冷却ガス。
Claims (14)
- 複数の平角絶縁素線を束ねてレーベル転位させながら一体成形したコイル導体の外周に絶縁層が形成され、固定子鉄心の内周側に形成された複数のスロット内に上側コイル及び下側コイルとして収納される回転電機の固定子コイルにおいて、同一スロット内に収納される上側コイルと下側コイルが互いに向き合う面の絶縁層の厚さを上側コイルと下側コイルがスロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層の厚さより薄くしたことを特徴とする回転電機の固定子コイル。
- 請求項1記載の回転電機の固定子コイルにおいて、コイル導体の外周に形成される絶縁層は、絶縁テープを複数層巻回して形成され、且つ同一スロット内に収納される上側コイルと下側コイルがスロット内の鉄心又は楔と向き合う面に巻回する絶縁テープ間に絶縁シートが挿入されていることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
- 請求項1記載の回転電機の固定子コイルにおいて、コイル導体の外周に形成される絶縁層は、同一スロット内に収納される上側コイルと下側コイルがスロット内の鉄心又は楔と向き合う面に複数枚の絶縁シートを挿入し、その外周に絶縁テープを複数層巻回して形成されていることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
- 請求項1記載の回転電機の固定子コイルにおいて、コイル導体の外周に形成される絶縁層は、絶縁テープを複数層巻回して形成され、且つ同一スロット内に収納される上側コイルと下側コイルがスロット内の鉄心又は楔と向き合う面に巻回した絶縁テープの外側に複数枚の絶縁シートが配設されていることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
- 請求項1記載の回転電機の固定子コイルにおいて、コイル導体の外周に形成される絶縁層は、同一スロット内に収納される上側コイルと下側コイルの向き合う面が必要な絶縁厚さとなるように絶縁テープを複数層巻回した後、これら両コイルを突合せた状態でコイル全体の外周に絶縁テープを複数層巻回して形成されていることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
- 請求項1記載の回転電機の固定子コイルにおいて、コイル導体の外周に形成される絶縁層は、同一スロット内に収納される上側コイルと下側コイルが向き合う一方のコイル導体の面から絶縁シートを複数層巻回した後、他方のコイル導体に巻回して上側コイルと下側コイルの向き合う面を必要な絶縁厚さとし、さらにコイル全体の外周に絶縁テープを複数層巻回して形成されていることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
- 請求項1記載の回転電機の固定子コイルにおいて、コイル導体の外周に形成される絶縁層は、同一スロット内に収納される上側コイルと下側コイルが向き合う一方のコイル導体の面から絶縁シートを複数層巻回した後、他方のコイル導体に複数層巻回して形成されていることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
- 請求項1記載の回転電機の固定子コイルにおいて、コイル導体の外周に形成される絶縁層は、同一スロット内に収納される上側コイルと下側コイルが向き合う面に接する一方のコイル導体側面から絶縁シートを複数層巻回した後、他方のコイル導体に複数層巻回して形成されていることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
- 請求項1乃至請求項8の何れかに記載の回転電機の固定子コイルにおいて、同一スロット内に収納される上側コイルおよび下側コイルの間に冷却ガスを流すための通風管を挿入したことを特徴とする回転電機の固定子コイル。
- 請求項1乃至請求項9の何れかに記載の固定子コイルを備えた回転電機。
- 複数の平角絶縁素線を束ねてレーベル転位させながら一体成形したコイル導体の外周に絶縁層が形成された上側コイルおよび下側コイルからなる固定子コイルを固定子鉄心の内周側に形成された複数のスロット内に収納し、コイル相互の電気的接続を行った後、樹脂を含浸硬化させて構成される回転電機の固定子において、少なくともスロット底側に挿入される下側コイル部のスロット幅を上側コイルが挿入されるスロット内径側のスロット幅よりも広くなるようにスロットを形成し、スロット底側に挿入される下側コイル部の鉄心表面に絶縁層を埋設するとともに、スロット底側に挿入される下側コイルをコイル導体の外周に絶縁テープを複数層巻回して絶縁層を形成すると共に、上側コイルの絶縁層として下側コイルと向き合った面の絶縁層の厚さをスロット内の鉄心と向き合う面の絶縁層の厚さよりも薄くなるように構成したことを特徴とする回転電機の固定子。
- 請求項11記載の回転電機の固定子において、前記鉄心表面に埋設する絶縁層をスロット側面のみとし、さらにスロット底側に挿入される下側コイルに形成される絶縁層はスロット底側の面に巻回される絶縁テープ間に必要な絶縁厚さとなるように絶縁シートが挿入されていることを特徴とする回転電機の固定子。
- 請求項11又は請求項12記載の回転電機の固定子において、同一スロット内に収納される上側コイルおよび下側コイルの間に冷却ガスを流すための通風管を挿入したことを特徴とする回転電機の固定子。
- 請求項11乃至請求項13の何れかに記載の固定子を備えた回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004363427A JP2006174600A (ja) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | 回転電機の固定子コイルおよび固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004363427A JP2006174600A (ja) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | 回転電機の固定子コイルおよび固定子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006174600A true JP2006174600A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36674736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004363427A Pending JP2006174600A (ja) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | 回転電機の固定子コイルおよび固定子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006174600A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013034289A (ja) * | 2011-08-01 | 2013-02-14 | Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp | 回転電機の固定子,回転電機,回転電機駆動システム及び電気自動車 |
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2004
- 2004-12-15 JP JP2004363427A patent/JP2006174600A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013034289A (ja) * | 2011-08-01 | 2013-02-14 | Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp | 回転電機の固定子,回転電機,回転電機駆動システム及び電気自動車 |
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