JP2006174593A - モータ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1相分のマグネットロータ位置検知用センサを用いて他の2相分の検知タイミングを演算し、DCブラシレスモータのスイッチングタイミングを作成する構成を、簡単かつ高精度なものにする。
【解決手段】モータ2内に設置された回転位置検知用ホールセンサHUの出力と、ポリゴンミラー4による反射光を検知するビーム検知器BD1の出力時間軸上の位置関係を用いてスイッチング制御の切替タイミングを求め、スイッチS1〜S6によるスイッチングの基準となる信号を作成するスイッチングタイミング演算算出回路を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、DCブラシレスモータ等のモータを制御する際に用いて好適なモータ制御装置及びそのモータ制御装置を用いて構成した画像形成装置に関する。
画像形成装置等に搭載されるポリゴンミラーを回転制御するためのポリゴンミラーモータには、DCブラシレスモータが多く利用されている。ここで、ポリゴンミラーとは、ビーム走査系等に用いられる回転多面鏡である。DCブラシレスモータから構成されているポリゴンミラーモータでは、固定(ステータ)ヨークに流す3相の励磁電流を制御することで、マグネットロータを回転制御している。また励磁電流の各相の切替えは、マグネットロータの位置情報を基に行っている。回転数(回転速度)制御は、ステータヨークの印加電圧をチョッピングする時間を直接可変するPWM(Pulse Width Modulation)制御、またはステータヨークのDC印加電圧自体をPWM制御で間接的に制御するPAM(Pulse Amplitude Moduration)制御で行われている。
従来、ポリゴンミラーモータでの位置情報検知は、ホールセンサをマグネットロータの回転位置上に3個配置し、マグネットの磁極の変化をホールセンサで検知することで行っていた。またAV(Audio Visual)機器用DCブラシレスモータなどではセンサを使わずに各相の誘起電圧と基準電圧を比較し、この比較結果を位置検知信号とし演算処理を行って励磁電流の切替えタイミング信号を作成するものや、各相の誘起電圧を積分して基準電圧と比較するアナログ回路処理で位置検知信号を作成しているものもあった。
上述したように従来のポリゴンミラーモータの回転制御では、3相のステータヨークの位置に対するマグネットロータの位置情報を基にステータヨークの励磁電流の切替えが行われてきた。この位置検知情報は3相分必要な為、制御回路の構成が複雑になり、低価格化及び小型化を図ることが難しかった。これに対し、近年、位置検知情報用のセンサの個数削減を図ったモータ制御装置が開発されている。例えば、特許文献1又は2には、ホールセンサの個数を1個(あるいは2個)としたモータ制御装置が記載されている。特許文献1又は2に記載されているモータ制御装置では、例えば、1個のホールセンサで検知したロータのN極とS極の切り替わり周期を計測し、その周期を演算した結果に基づいて各相に流す励磁電流の切替パターンを決定している。
特開平9−163787号公報 特開平10−290592号公報
特許文献1や特許文献2に記載されている装置では、1個のホールセンサの出力から省略した他の2個のセンサの出力を演算する処理を行っている。その際、1個のホールセンサの変化の周期に基づいて他の2個のセンサの変化のタイミングを所定の演算処理によって求めている(すなわち推定している)。一方、DCブラシレスモータの極数が多くなると、ホールセンサの出力の1回の変化で計測される回転角度は、モータの1回転(360°)の数分の1の程度(例えば60°)となってしまう。すなわち、1回の測定では1回転の1部(の角度)に対応する時間の計測が繰り返し行われることになる。このような場合に、1回の回転内でモータの回転に変動が発生したときには、その変動の影響が作成されるタイミングに影響を及ぼし、精度を低下させる場合があると考えられる。
また、起動時等のモータの回転数の変化が大きい場合には、今回の計測値と次回の実際の値との間に比較的大きな差が発生するときがあり、このようなときには演算によって求めた他の2個のセンサの変化のタイミングに大きな誤差が発生することが考えられる。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、DCブラシレスモータ内の1相分のマグネットロータ位置検知用センサを用いて他の2相分の検知タイミングを演算処理で作成し、DCブラシレスモータのスイッチングタイミングを作成する構成において、簡単な構成で、高精度にそれを作成することができるモータ制御装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、印刷画像を形成する際に用いるレーザビームを反射するポリゴンミラーを回転させるためのモータの制御装置であって、モータ内に設置された回転位置検知用の1個の位置検知手段の出力を入力する第1の入力手段と、モータ駆動電流のスイッチング制御を行う駆動手段と、ポリゴンミラーによる反射光を検知する光検知手段の出力を入力する第2の入力手段と、入力された位置検知手段による検知結果及び光検知手段による検知結果の時間軸上の位置関係を用いてスイッチング制御の切替タイミングを求める演算手段と、演算手段による演算結果に基づいて駆動手段によるスイッチングの基準となる信号を作成する信号作成手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記モータがDCブラシレスモータであり、前記位置検知手段がロータ磁極の回転位置を検知するホールセンサであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記光検知手段が、前記位置検知手段が検知する回転位置に対して前記ポリゴンミラーの反射面が所定の角度を有する場合の反射光を検知するものであって、前記演算手段が、前記ロータ磁極の所定の回転位置においては前記位置検知手段の出力変化のタイミング及び前記光検知手段の出力変化のタイミングをそのまま前記スイッチング制御の切替タイミングとすることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記演算手段が、前記モータの回転速度が所定範囲外にある場合には、前記位置検知手段の出力変化のタイミング及び前記光検知手段の出力変化のタイミングに基づいて求めた次の変化のタイミングの予測値を用いて前記スイッチング制御の切替タイミングを求めることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、レーザビームを用いて印刷画像を形成する画像形成装置において、レーザビームを反射するポリゴンミラーを回転させるためのものであって、回転位置検知用の1個の位置検知手段を内蔵するモータと、ポリゴンミラーによる反射光を検知する光検知手段と、前記モータの駆動電流のスイッチング制御を行う駆動手段と、位置検知手段による検知結果及び光検知手段による検知結果の時間軸上の位置関係を用いてスイッチング制御の切替タイミングを求める演算手段と、演算手段による演算結果に基づいて駆動手段によるスイッチングの基準となる信号を作成する信号作成手段とを備えることを特徴とする。
なお、上記構成においては、例えば、モータを、DCブラシレスモータとし、また、光検知手段の出力を、画像形成装置において用いられているレーザビーム主走査書き出しタイミング作成用のBD(Beam Detecor)信号とすることができる。
本発明によれば、1個の位置検知手段による検知結果及び光検知手段による検知結果の時間軸上の位置関係を用いてスイッチング制御の切替タイミングを求めるようにしているので、モータの回転状態に応じた対応が容易にでき、DCブラシレスモータ内の1相分のマグネットロータ位置検知用センサを用いて他の2相分の検知タイミングを演算処理で作成し、スイッチングタイミングを決定する構成において、構成の簡単化や高精度化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明によるモータ制御装置の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態の構成を示すブロック図である。図1に示すモータ制御装置1は、直流電源3を電源として、DCブラシレスモータ2の3相巻線21に流れる励磁電流を切替制御することで回転数制御(回転速度制御)を行う。このDCブラシレスモータ2にはロータ23に対してポリゴンミラー4が取り付けられていて、ポリゴンミラーモータが構成されてる。これらのモータ制御装置1、DCブラシレスモータ2およびポリゴンミラー4は、例えば、同一の基板上に搭載されている。
また、本モータ制御装置1をページプリンタ等の画像形成装置に搭載する際には、ポリゴンミラー4に対して、レーザダイオードLDから走査用レーザビームが照射され、ポリゴンミラー4の各面で反射され、フォトダイオード等の光検知素子からなるビーム検知器BD1で反射光が検知されるように構成される。画像形成装置においては、ビーム検知器BD1が所定の位置に配置され、信号BDが、レーザビーム主走査書出しタイミング用の信号として利用可能である。
本実施の形態では、レーザビーム主走査書出タイミング信号BDを、励磁電流切替え角度計測用の信号としても利用する。そのため、信号BDを検知する際に入射光のオン・オフの検知に加え、所定の角度変化を表す情報を取得することができるように、ビーム検知器BD1の構成と配置を設定するようにしている。
図2は、ポリゴンミラー4を6面鏡とした場合に、ポリゴンミラー4の各反射面でポリゴンミラー4が角度10度分回転する期間を検知できるようにしたビーム検知器BD1の構成例を示している。図2(a)の例では、ミラーMR1を設け、1個のフォトダイオードPD1からなるビーム検知器BD1aで、10度の回転期間を検知する。レーザダイオードLD1から照射されたレーザビーム(破線)は、ポリゴンミラー4で反射され、さらにミラーMR1で折り返されて、フォトダイオードPD1に入射される。そして、ポリゴンミラー4が矢印で示す回転方向に10度回転したときに、今度はポリゴンミラー4で反射されたレーザビームが直接、フォトダイオードPD1に入射される。これによってポリゴンミラー4の10度分の回転期間を検知することができる。なおビーム検知器BD1a上の鎖線の矢印はレーザビームの走査方向を示している。
また、図2(b)は、2個のフォトダイオードPD2およびPD3を、ビーム検知器BD1b内で平行に設け、フォトダイオードPD2およびPD3で10度の回転分に対応する2本のレーザビームを検知するようにしている。また、図2(c)は、1個の受光面が比較的幅広いフォトダイオードPD4をビーム検知器BD1cに設け、フォトダイオードPD4で10度の回転分に対応するレーザビームを連続して検知できるようにしている。
なお、図1のDCブラシレスモータ2は、図3にその断面図を示すように、UVWの3相巻線21が巻かれたステータヨーク22と、複数のN極磁石23N及びS極磁石23Sとからなるロータ23と、ロータ23の外周部に配置された1個のホールセンサHU1とを内蔵して構成されている。図3は、DCブラシレスモータ2が、3相12極DCブラシレスモータである場合を示している。
また、本実施の形態においては、ポリゴンミラー4のミラー面の回転位相と、DCブラシレスモータ2のロータ23の回転位相およびホールセンサHUの配置とが規定精度内で合致するように、各構成が組み付けられているものとする。例えば、図3に示すように、DCブラシレスモータ2が3相12極DCブラシレスモータである場合には、ホールセンサHU1の出力信号HUと、図2に示すように10度の回転角を検知するビーム検知器BD1の出力信号BDとが、図4に示すような所定の位相関係を有する出力となるように各構成が組み付けられているものとする。図4に示す場合、信号HUで検知されるN極とS極の1対分に対応する期間はポリゴンミラー4の60度分の回転期間(回転角)に対応し、信号BDが検知する10度分の期間(Lowレベル)が60度期間の内の10〜20度に対応するように、位相関係が設定されている。
さて、図1のモータ制御装置1は、スイッチングタイミング演算回路10、PWMコントロール回転数制御回路11、6個のスイッチS1〜S6、および3個のANDゲートG1〜G3から構成されている。ここでスイッチS1〜S6はバイポーラトランジスタ、FET(Field-Effect Transistor)等の半導体スイッチング素子である。スイッチS1〜S6は、3相インバータ回路を構成し、直流電源3から供給される直流電圧をチョッピング制御することで3相交流電圧を発生し、3相巻線21に印加する。
PWMコントロール回転数制御回路11は、ホールセンサHU1やビーム検知器BD1の出力信号を所定の入力回路によって入力し、それらに基づいてDCブラシレスモータ2(あるいはポリゴンミラー4)の回転速度を検知して、DCブラシレスモータ2が所定の一定速度で回転するにように、ANDゲートG1〜G3に制御信号を出力する。これによって、スイッチS2、S4およびS6のオン時間幅が制御される。
スイッチングタイミング演算回路10は、6個のスイッチS1〜S6のスイッチング制御信号を生成する。スイッチングタイミング演算回路10は、DCブラシレスモータ2における1相分のマグネットロータ23の位置検知用ホールセンサHU1の出力信号と、ビーム検知器BD1から出力されるポリゴンミラー4の各面の所定の角度期間の検知用信号BD1とを所定の入力回路によって入力し、それらの時間軸上の位置関係を用いて、ロータ23の60度回転時間情報(3相12極ブラシレスモータの場合)を基にして他の2相分の検知タイミングを演算処理して作成する。そして、直接検知した1相分の検知タイミングと、その検知タイミングに基づいて演算処理で作成した2相分の検知タイミングとに対応させて、各スイッチS1〜S6のオン・オフ信号SW1〜SW6を作成する。
図4は、ホールセンサHU1の出力信号HUと、ビーム検知器BD1の出力信号BDと、各スイッチS1〜S6のオン・オフ信号SW1〜SW6との基本的な関係を示すタイミングチャートである。図4の例では、ホールセンサHU1が、ロータ23が60度回転する度に出力信号(マグネットロータ位置検知信号)HUをHiレベルとLowレベルの1対からなる信号を出力する。また、ビーム検知器BD1は、信号HUの立ち上がりを0度とした場合に、10〜20度に対応する期間(期間T2)、Lowレベルの信号を出力する。そして、スイッチングタイミング演算回路10は、例えば、期間T1、T2、およびT3では、信号HUと信号BDのレベルに基づいてリアルタイムに各スイッチS1〜S6を図4に示すタイミングでオン・オフする。また、スイッチングタイミング演算回路10は、期間T4、T5、およびT6では、信号BDの立ち上がりから信号HUの立ち下がりまでの時間(期間T3)を測定し、それを用いて、ロータ23の回転位置を推定し、期間T4〜T6において各スイッチS1〜S6を図4に示すタイミングでオン・オフする。すなわち、スイッチングタイミング演算回路10は、ホールセンサHU1による1相分のマグネットロータ位置検知情報(信号HU)とレーザビーム主走査書出しタイミング作成用信号BDを基に、他の2相分の検知タイミングを演算処理して求めた上で各相の切替えタイミングを作成する。ここで、本実施の形態のスイッチングタイミング演算回路10は、スイッチングタイミングの演算処理において、次のような特徴を有している。
(1)DCブラシレスモータ2を所定の一定速度(規定回転数とする)に制御する場合に、規定回転数からの誤差が所定の範囲内にあるとき(図5参照):回転数が所定の範囲内にある場合に、ポリゴンミラー4の面位相とDCブラシレスモータ2のロータ23の回転位相が一致したとき(すなわち、信号HUの所定の周期(この場合60度回転時間)の開始位置(開始時刻)と、信号BDの0度の位置が一致した場合に、信号HUのレベルが同一の期間;図4では期間T1、T2およびT3)は、信号HUと信号BDにてリアルタイムに相切替えタイミングを作成する。一方、ポリゴンミラー4の面位相とDCブラシレスモータ2のロータ23の回転位相が一致しない場合は(図4では期間T4、T5およびT6)、期間T4の直前の信号BDによる10度回転時間情報(すなわち期間T3の時間)を用いて、実際に検知したマグネットロータ23の位置検知信号HUの立ち上りと立ち下りを基準に、他の2相分の検知タイミングを作成する。すなわち、図4では期間T4、T5およびT6の10度回転時間を、時間T3と同一であると推定してスイッチングタイミングが作成される。なお、DCブラシレスモータ2の回転数(回転速度)は例えば信号HUの周期を測定することで求めることができる。
(2)DCブラシレスモータ2を規定回転数に制御する場合に、規定回転数からの誤差が所定の範囲にあるとき(図5参照):ポリゴンミラー4の面位相とDCブラシレスモータ2のロータ回転位相が一致した場合は(図4では期間T1、T2およびT3)、マグネットロータ位置検知情報(信号HU)と信号BDにてリアルタイムで相切替えタイミングを作成する。一方、ポリゴンミラー4の面位相とDCブラシレスモータ2のロータ回転位相が一致しない場合は(図4では期間T4、T5およびT6)、直前の信号BDによる10度回転時間情報とHD信号(マグネットロータ位置検知信号)からその時点の10度回転時間の変化量を算出して、直前の10度回転時同情報にその直前の変化量を演算(加算または減算)して、HD信号の立ち上りと立ち下り時刻等を基準に他の2相分の検知タイミングを作成する。すなわち、例えば図4の例では、期間T4、T5およびT6の10度回転時間が、実測した直前の10度回転時間(期間T3の時間)における変化量(例えば時間T2と時間T3の差)に基づいて予測される(例えばT4をT3に変化量(T2とT3の差分)を加えた時間、T5をT3に変化量(T2とT3の差分)の2倍を加えた時間等として求められる)。
(3)また、この算出予測値に対し負荷変動が生じるなどして回転速度が変動した場合に対応するため、実際に検知したマグネットロータ位置検知信号HUの立ち上りと立ち下り時に、強制的に設定したステータヨーク22の励磁電流の切替えパターンに変更するようにしている。
すなわち、スイッチングタイミング演算回路10では、規定回転数範囲内で回転している時と規定回転数範囲外で回転している時とで、別の処理アルゴリズムを使用して励磁電流の切替えタイミングの演算処理が行われる。なお、図5は、DCブラシレスモータ2のスタートから規定回転数に達する迄と、規定回転数に達してからモータ2をストップ(通電OFF)するまでの時間軸に対する回転数の変化特性を示している。
次に上記アルゴリズム(1)〜(3)を実現するための構成(ロジック)について、ポリゴンミラー4が(ア)6面の場合、(イ)12面の場合、および(ウ)8面の場合の3つの例で説明する。
(ア)図1スイッチタイミング演算算出回路10の構成例について、DCブラシレスモータ2を3相12極ブラシレスモータとし、ポリゴンミラー4を6面ポリゴンミラーとする場合の例を説明する。図6および図7は、図1スイッチタイミング演算算出回路10の主要部をなす構成を示すブロック図であり、図6は各スイッチS1〜S6のオン・オフ信号SW1〜SW6を作成する回路(励磁電流切替えタイミング作成回路60)、図7は励磁電流切替えタイミング作成回路60が用いる基準情報の1つである「基準値」を作成する回路(基準値作成回路70)の構成例を示している。また、図8は、図6および図7に示す構成の各部の動作を示すタイミングチャートである。
図6に示す励磁電流切替えタイミング作成回路60は、3個のカウンタ61、63および66と、コンパレータ62と、デコーダ64と、インバータ65とから構成されている。カウンタ61(COUNETR_A)は所定のクロック信号CLOCKをカウントしてカウント値をコンパレータ62へ出力するものであり、信号HU、信号SYSTEM_RESET(各回路の起動時に発生する信号)、またはコンパレータ62の出力COMP_OUTによってリセットされる。カウンタ63(COUNTER_B)は2ビットのカウンタであり、コンパレータ62の出力パルスをカウントする。このカウンタ63は、信号HUまたは信号SYSTEM_RESETによってリセットされる。またカウンタ66(BD Edge Counter)は、信号BDの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの両方をカウントするカウンタであり、カウンタ値を0、1、2、0、1、…と変化させ、また信号HUの立ち上がりおよび立ち下がりエッジと信号SYSTEM_RESETによってリセットされる。
また、コンパレータ62は、カウンタ61のカウント値と、入力された基準値とを比較して、一致した場合にカウンタ63を1増分するだけのパルス信号を出力するとともに、カウンタ61のカウント値をリセットする。入力される基準値は、図7の基準値作成回路70から供給されるものであって、図8の10度回転時間Ti−4〜Ti−6(iは60度回転期間Ti(60°)の順番を示す自然数)における時間幅を決定する際の基準となる値として用いられる。そして、デコーダ64は、カウンタ63のカウント値、信号HUおよびカウンタ66のカウント値に基づいてデコーダ出力テーブル67に定義された信号SW1〜SW6を出力する。
一方、図7の基準値作成回路70は、2個のカウンタ71および72と、基準値演算部73と、制御部74とから構成されている。カウンタ71(COUNETR1)は、制御部74から許可される期間、所定のクロック信号CLOCK(図6のクロック信号CLOCKと同一の信号)をカウントし、カウント値Niを保持して出力し、また制御部74からのリセット信号によって所定のタイミングでリセットされる。カウンタ72(COUNETR2)は、制御部74から許可される期間、クロック信号CLOCKをカウントし、カウント値Miを保持して出力し、また制御部74からのリセット信号によって所定のタイミングでリセットされる。
なお、カウンタ71の具体的な動作は図8に示すように、信号BDの立ち下がりでリセットされ、信号BDが立ち上がりから信号HUが立ち下がりまでの期間(期間T1−3あるいは期間T2−3)、カウントし、次にリセットされるまでカウント値(N1、N2)を保持する。また、カウンタ72は、図8に示すように、信号HUの立ち上がりでリセットされ、信号BDが立ち下がりから信号BDの立ち上がりまでの期間(期間T1−2あるいは期間T2−2)、カウントし、次にリセットされるまでカウント値(M1、M2)を保持する。
制御部74は、信号HU、信号BD、図6のコンパレータ62の出力等に基づいて各部に対する制御信号を出力する。そして、基準値演算部73は、制御部74から供給される規定回転数内または外の状態を示す信号、各10度回転時間Ti−1〜Ti−6を識別する信号等に基づいて、次の通り、基準値を出力する。
(a)規定回転数内時(所定回転数範囲内)の場合(図5参照)、図8の期間T1−4〜T1−6に基準値としてカウンタ71(COUNTER1)のカウント値N1が出力され、期間T2−4〜T2−6に基準値としてカウンタ71の次のカウント値N2が出力される。それ以外の期間T1−1〜T1−3およびT2−1〜T2−3は、信号HUおよび信号BDによって基準値を用いないリアルタイムの切替え制御が行われるので、基準値の値は設定する必要がない。
(b)規定回転数外時(所定回転数範囲外)の場合、期間T1−4に基準値としてカウンタ71(COUNTER1)のカウント値N1に変化量Δ1を加えた値が出力される。ここで、変化量Δ1は、カウンタ72(COUNTER2)のカウント値M1から、カウンタ71のカウント値N1を減じた値である。また、期間T1−5には、基準値としてカウンタ71のカウント値N1+2×Δ1、期間T1−6には、カウンタ71のカウント値N1+3×Δ1が出力される。
また、期間T2−4には、基準値としてカウンタ71のカウント値N2+Δ2が、期間T2−5には、基準値としてカウンタ71のカウント値N2+2Δ2が、そして、期間T2−6には基準値としてカウンタ71のカウント値N2+3Δ2が、それぞれ出力される。ここで、変化量Δ2は、カウンタ72のカウント値M2−カウンタ71のカウント値N2である。
また、それ以外の期間T1−1〜T1−3およびT2−1〜T2−3は、信号HUおよび信号BDによって基準値を用いないリアルタイムの切替え制御が行われるので、基準値の値は設定する必要がない。
以上の構成による図6の励磁電流切替えタイミング作成回路60および図7の基準値作成回路70の動作は、図8に示すようになる。すなわち、ホールセンサ出力HUがHiの期間(T1−1、T1−2、T1−3、T2−1、T2−2、T2−3)では規定回転数内外に関係無く、信号BDの変化の回数に基づいて(つまりこの構成例ではカウンタ66(BD edge Counter)のカウント値に基づいて)励磁電流切替タイミングが作成され、リアルタイム切替え制御が行われる。一方、ホールセンサ出力HUがLowの期間(T1−4、T1−5、T1−6、T2−4、T2−5、T2−6)では規定回転数内時は、カウンタ71(COUNTER1)によるホールセンサ出力HUがLowになる直前の10度回転時間を基に励磁電流切替えタイミングが作成される。また規定回転数外時は、カウンタ71、72(COUNTER1、2)によるホールセンサ出力HUがLowになる直前の10度回転時間の差(変化量)が算出され、カウンタ71(COUNTER1)の値に変化量を補正演算した時間を基に励磁電流切替えタイミングが作成される。
(イ)図1のスイッチタイミング演算算出回路10の他の構成例について、DCブラシレスモータ2を3相12極ブラシレスモータとし、ポリゴンミラー4を12面ポリゴンミラーとした場合の例で説明する。図9は、図1スイッチタイミング演算算出回路10の主要部をなす構成を示すブロック図であり、図1の各スイッチS1〜S6のオン・オフ信号SW1〜SW6を作成する回路(励磁電流切替えタイミング作成回路90)の構成例を示している。また、図10は、図9に示す構成の各部の動作を示すタイミングチャートである。
12面ミラーの場合は、ポリゴンミラー1面当りの回転角は30度なので、回転時にロータ23の磁極変化角度60度の2倍のスピードで変化する。そのため、すべての期間で、ホールセンサHUの出力HUと、カウンタ91(BD Edge Counter)の出力とによって、規定回転数内外に関係無く、リアルタイム切替え制御が可能になる。この場合、カウンタ91は、信号BDの立ち上がりおよび立ち下がりエッジをカウントし、カウント値は0、1、2、0、1、…の順に変化する。また、カウンタ91は、信号HUの立ち上がりおよび立ち下がりエッジ、ならびに信号SYSTEM_RESETによってリセットされる。信号HUと、カウンタ91の出力とから、信号SW1〜SW6を作成するデコーダ92の出力テーブル93は、図9に示す通りである。また、各部の動作は、図10に示す通りである。
(ウ)図1スイッチタイミング演算算出回路10のさらに他の構成例について、DCブラシレスモータ2を3相12極ブラシレスモータとし、ポリゴンミラー4を8面ポリゴンミラーとする場合の例で説明する。図11および図12は、図1のスイッチタイミング演算算出回路10の主要部をなす構成を示すブロック図であり、図11は各スイッチS1〜S6のオン・オフ信号SW1〜SW6を作成する回路(励磁電流切替えタイミング作成回路110)、図12は励磁電流切替えタイミング作成回路110が用いる基準情報の1つである基準値を作成する回路(基準値作成回路120)の構成例を示している。また、図13は、図11および図12に示す構成の各部の動作を示すタイミングチャートである。
図11に示す励磁電流切替えタイミング作成回路110は、4個のカウンタ111、113、116および117と、コンパレータ112と、デコーダ114と、インバータ115とから構成されている。カウンタ111(COUNETR_A)は所定のクロック信号CLOCKをカウントしてカウント値をコンパレータ112へ出力するものであり、信号HU、信号SYSTEM_RESET、またはコンパレータ112の出力COMP_OUTによってリセットされる。カウンタ113(COUNTER_B)は2ビットのカウンタであり、コンパレータ112の出力パルスをカウントする。このカウンタ113は、信号HUまたは信号SYSTEM_RESETによってリセットされる。カウンタ116(HU Counter)は、信号HUの立ち上がりエッジをカウントするカウンタであり、カウンタ値を0、1、2、0、1、…と変化させ、また信号SYSTEM_RESETによってリセットされる。またカウンタ117(BD Edge Counter)は、信号BDの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの両方をカウントするカウンタであり、カウンタ値を0、1、2、0、1、…と変化させ、また信号HUの立ち上がりおよび立ち下がりエッジと信号SYSTEM_RESETによってリセットされる。
また、コンパレータ112は、カウンタ111のカウント値と、入力された基準値とを比較して、一致した場合にカウンタ113を1増分するだけのパルス信号を出力するとともに、カウンタ111のカウント値をリセットする。入力される基準値は、図12の基準値作成回路120から供給されるものであって、図13に示す2カ所のリアルタイム制御期間を除く、各10度回転時間Ti−1〜Ti−6(iは1〜3の自然数)における時間幅を示す値である。そして、デコーダ114は、カウンタ113のカウント値、信号HU、カウンタ116のカウント値およびカウンタ117のカウント値に基づいてデコーダ出力テーブル118に定義された信号SW1〜SW6を出力する。
一方、図12の基準値作成回路120は、4個のカウンタ121〜124と、基準値演算部125と、制御部126とから構成されている。カウンタ121(COUNETR1)は、制御部126から許可される期間、クロック信号CLOCKをカウントし、カウント値Niを保持して出力し、また制御部126からのリセット信号によって所定のタイミングでリセットされる。カウンタ122(COUNETR2)は、制御部126から許可される期間、クロック信号CLOCKをカウントし、カウント値Miを保持して出力し、また制御部126からのリセット信号によって所定のタイミングでリセットされる。カウンタ123(COUNETR3)は、制御部126から許可される期間、クロック信号CLOCKをカウントし、カウント値Liを保持して出力し、また制御部126からのリセット信号によって所定のタイミングでリセットされる。また、カウンタ124(COUNETR4)は、制御部126から許可される期間、クロック信号CLOCKをカウントし、カウント値Jiを保持して出力し、また制御部126からのリセット信号によって所定のタイミングでリセットされる。
なお、カウンタ121の具体的な動作は図13に示すように、信号BDの立ち下がりでリセットされ、信号BDの立ち下がりから立ち上がりまでの期間(期間T1−2、期間T1−6およびT2−1の中間の期間、期間T2−5あるいは期間T3−3およびT3−4の中間の期間)、カウントし、次にリセットされるまでカウント値(N1、N2、N3、N4)を保持する。カウンタ122は、信号BDのエッジカウント値(図11のカウンタ117のカウント値)が1から2に変わる時リセットされ、エッジカウント値が2の間(期間T1−3および期間T2−6)、カウントを行い、次にリセットされるまでカウント値(M1、M2)を保持する。
カウンタ123は、リアルタイム制御期間以外の期間に信号BDのエッジカウント値(図11のカウンタ117のカウント値)が0から1に変わる時リセットされ、エッジカウント値が次に1から0に変わるまでの間(期間T1−6の後半および期間T3−3の後半)、カウントを行い、次にリセットされるまでカウント値(L1、L2)を保持する。また、カウンタ124は、リアルタイム制御期間(期間の境界も含む)以外の期間に信号BDのエッジカウント値(図11のカウンタ117のカウント値)が1から0に変わる時リセットされ、エッジカウント値が次に0から1に変わるまでの間(期間T2−1の前半および期間T3−4の前半)、カウントを行い、次にリセットされるまでカウント値(J1、J2)を保持する。
制御部126は、信号HU、信号BD、図11のコンパレータ112の出力、カウンタ117のカウント値等に基づいて各部に対する制御信号を出力する。そして、基準値演算部125は、制御部126から供給される規定回転数内または外の状態を示す信号、各10度回転時間Ti−1〜Ti−6を識別する信号等に基づいて、次の通り、基準値を出力する。
(a)規定回転数内時(所定回転数範囲内)の場合(図5参照)、図13の期間T1−4〜T1−6に基準値としてカウンタ121(COUNTER1)のカウント値N1が出力され、期間T2−1〜T2−3に基準値としてカウンタ121の次のカウント値N2が出力され、期間T3−1〜T3−3に基準値としてカウンタ121のその次のカウント値N3が出力され、そして、期間T3−4〜T3−6に基準値としてカウンタ121の次のカウント値N4が出力される。それ以外の期間T1−1〜T1−3およびT2−4〜T2−6は、信号HUおよび信号BDによって基準値を用いないリアルタイムの切替え制御が行われるので、基準値の値は設定する必要がない。
(b)規定回転数外時(所定回転数範囲外)の場合、期間T1−4に基準値としてカウンタ122(COUNTER2)のカウント値M1に変化量Δ1を加えた値が出力される。ここで、変化量Δ1は、カウンタ121(COUNTER1)のカウント値N1から、カウンタ122のカウント値M1を減じた値である。また、期間T1−5には、基準値としてカウンタ122のカウント値M1+2×Δ1、期間T1−6には、カウンタ122のカウント値N1+3×Δ1が出力される。
また、期間T2−1に基準値としてカウンタ121(COUNTER1)のカウント値N2に変化量Δ2を加えた値が出力される。ここで、変化量Δ2は、カウンタ123(COUNTER3)のカウント値L1から、カウンタ124(COUNTER4)のカウント値J1を減じた値を2倍した値である。また、期間T2−2には、基準値としてカウンタ121のカウント値N2+2×Δ2、期間T2−3には、カウンタ121のカウント値N2+3×Δ1が出力される。
また、期間T3−1に基準値としてカウンタ122(COUNTER2)のカウント値M2に変化量Δ3を加えた値が出力される。ここで、変化量Δ3は、カウンタ121(COUNTER1)のカウント値N3から、カウンタ122(COUNTER2)のカウント値M2を減じた値である。また、期間T3−2には、基準値としてカウンタ122のカウント値M2+2×Δ3、期間T3−3には、カウンタ122のカウント値M2+3×Δ3が出力される。
また、期間T3−4に基準値としてカウンタ121(COUNTER1)のカウント値N4に変化量Δ4を加えた値が出力される。ここで、変化量Δ4は、カウンタ123(COUNTER3)のカウント値L2から、カウンタ124(COUNTER4)のカウント値J2を減じた値を2倍した値である。また、期間T3−5には、基準値としてカウンタ121のカウント値N4+2×Δ4、期間T3−6には、カウンタ121のカウント値N4+3×Δ4が出力される。
また、それ以外の期間T1−1〜T1−3およびT2−4〜T2−6は、信号HUおよび信号BDによって基準値を用いないリアルタイムの切替え制御が行われるので、基準値の値は設定する必要がない。
以上の構成による図11の励磁電流切替えタイミング作成回路110および図12の基準値作成回路120の動作は、図13に示すようになる。すなわち、図13においてリアルタイム制御期間として示した2つの期間(T1−1〜T1−3、T2−4〜T2−6)では規定回転数内外に関係無く、信号BDの変化の回数に基づいて(つまりカウンタ117(BD dige Counter)のカウント値に基づいて)励磁電流切替タイミングが作成され、リアルタイム切替え制御が行われる。一方、それ以外の期間では規定回転数内時は、カウンタ21(COUNTER1)によってカウントした直前の10度回転時間(N1、N2、N3、N4)を基に励磁電流切替えタイミングが作成される。また規定回転数外時は、直前の10度回転時間の差(変化量)が算出され、カウンタ121(COUNTER1)またはカウンタ122(COUNTER2)の値に変化量を補正演算した時間を基に励磁電流切替えタイミングが作成される。
以上の構成においては、8面ミラー時に、ポリゴンミラー4の1面当りの回転角は45度であり、ロータ23の磁極変化角度60度の非整数倍(1.5倍)のスピードで変化することになる。そのためホールセンサHU1の出力信号HUとBD検知信号で回転位相がずれることになる。したがって、回転位相が重なった所を選択してリアルタイム切替え制御を行っている。
なお、8面ミラー時には、ロータを仕様を16極とし、信号BDのモータ回転検知角度を7.5度とすることで、ポリゴンミラーの回転角45度に対しロータの磁極変化角度が45度となり、6面ミラー12極ロータの時と同じ励磁電流の切替え制御が可能となる。
また、上記の実施の形態では3相12極仕様のDCブラシレスモータで制御しているが、ロータマグネット極数をポリゴンミラー面数に対応するように仕様変更することで最適制御が行われようにすることも可能である。
以上のように本実施の形態によれば、DCブラシレスモータにおいて、ポリゴンミラー用DCブラシレスモータにおいて、1相分のマグネットロータ位置検知情報(信号HU)と60度回転時間情報(Ti(60°))及びレーザビーム走査書出しタイミング作成用信号BDによる情報を基に他の2相分の検知タイミングを演算処理して求め、各相の切替えタイミングを作成することで、安価で小型化に対応し、かつ高精度な回転制御回路技術を提供することができる。
なお、上記では例えば図5の回転数を検知して切替を行う回路について特に構成を図示して説明していないが、ホールセンサHUの出力間隔をカウンタで計測し、コンパレータで所定の値と比較する等の構成で対応可能である。また、本発明の実施の形態は上記に限定されず、カウンタ、各演算回路等をさらに増加させたり、あるいは減少させたりする等の変更が可能である。
本発明の一実施の形態(モータ制御装置1)を説明するためのブロック図。 図1のレーザダイオードLD1、ポリゴンミラー4、およびビーム検知器BD1の配置関係を示す模式図。 図1のDCブラシレスモータ2の構成を示す断面図。 図1の構成における基本的な動作態様を説明するためのタイミングチャート。 図1の構成の処理内容を説明するためのDCブラシレスモータ2の回転変化を示す図。 図1のスイッチタイミング演算回路10内に設けられる励磁電流切替えタイミング作成回路60の構成例を示すブロック図。 図1のスイッチタイミング演算回路10内に設けられる基準値作成回路70の構成例を示すブロック図。 図6および図7に示す構成による処理内容を説明するためのタイミングチャート。 図1のスイッチタイミング演算回路10内に設けられる励磁電流切替えタイミング作成回路90の他の構成例を示すブロック図。 図9に示す構成による処理内容を説明するためのタイミングチャート。 図1のスイッチタイミング演算回路10内に設けられる励磁電流切替えタイミング作成回路110のさらに他の構成例を示すブロック図。 図1のスイッチタイミング演算回路10内に設けられる基準値作成回路120の他の構成例を示すブロック図。 図11および図12に示す構成による処理内容を説明するためのタイミングチャート。
符号の説明
1 モータ制御装置
2 DCブラシレスモータ
4 ポリゴンミラー
10 スイッチタイミング演算回路
11 PWMコントロール回転数制御回路
60、90、110 励磁電流切替えタイミング作成回路
70、120 基準値作成回路
HU1 ホールセンサ
BD1 ビーム検知器
S1〜S6 スイッチ

Claims (5)

  1. 印刷画像を形成する際に用いるレーザビームを反射するポリゴンミラーを回転させるためのモータの制御装置であって、
    モータ内に設置された回転位置検知用の1個の位置検知手段の出力を入力する第1の入力手段と、
    モータ駆動電流のスイッチング制御を行う駆動手段と、
    ポリゴンミラーによる反射光を検知する光検知手段の出力を入力する第2の入力手段と、
    入力された位置検知手段による検知結果及び光検知手段による検知結果の時間軸上の位置関係を用いてスイッチング制御の切替タイミングを求める演算手段と、
    演算手段による演算結果に基づいて駆動手段によるスイッチングの基準となる信号を作成する信号作成手段と
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記モータがDCブラシレスモータであり、
    前記位置検知手段がロータ磁極の回転位置を検知するホールセンサである
    ことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記光検知手段が、前記位置検知手段が検知する回転位置に対して前記ポリゴンミラーの反射面が所定の角度を有する場合の反射光を検知するものであって、
    前記演算手段が、前記ロータ磁極の所定の回転位置においては前記位置検知手段の出力変化のタイミング及び前記光検知手段の出力変化のタイミングをそのまま前記スイッチング制御の切替タイミングとする
    ことを特徴とする請求項2記載のモータ制御装置。
  4. 前記演算手段が、前記モータの回転速度が所定範囲外にある場合には、前記位置検知手段の出力変化のタイミング及び前記光検知手段の出力変化のタイミングに基づいて求めた次の変化のタイミングの予測値を用いて前記スイッチング制御の切替タイミングを求める
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. レーザビームを用いて印刷画像を形成する画像形成装置において、
    レーザビームを反射するポリゴンミラーを回転させるためのものであって、回転位置検知用の1個の位置検知手段を内蔵するモータと、
    ポリゴンミラーによる反射光を検知する光検知手段と、
    前記モータの駆動電流のスイッチング制御を行う駆動手段と、
    位置検知手段による検知結果及び光検知手段による検知結果の時間軸上の位置関係を用いてスイッチング制御の切替タイミングを求める演算手段と、
    演算手段による演算結果に基づいて駆動手段によるスイッチングの基準となる信号を作成する信号作成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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