JP2006174005A - コンデンサマイクロホンとその製造方法 - Google Patents

コンデンサマイクロホンとその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006174005A
JP2006174005A JP2004362673A JP2004362673A JP2006174005A JP 2006174005 A JP2006174005 A JP 2006174005A JP 2004362673 A JP2004362673 A JP 2004362673A JP 2004362673 A JP2004362673 A JP 2004362673A JP 2006174005 A JP2006174005 A JP 2006174005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case body
microphone
microphone unit
condenser microphone
back electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004362673A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4751057B2 (ja
Inventor
Akihisa Tanabe
陽久 田辺
Atsushi Kanamaru
厚史 金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Electronics Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Electronics Co Ltd filed Critical Citizen Electronics Co Ltd
Priority to JP2004362673A priority Critical patent/JP4751057B2/ja
Priority to DE102005059514A priority patent/DE102005059514A1/de
Priority to US11/304,514 priority patent/US7620191B2/en
Priority to CN200510107394.1A priority patent/CN1802038A/zh
Publication of JP2006174005A publication Critical patent/JP2006174005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4751057B2 publication Critical patent/JP4751057B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R19/00Electrostatic transducers
    • H04R19/01Electrostatic transducers characterised by the use of electrets
    • H04R19/016Electrostatic transducers characterised by the use of electrets for microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R31/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of transducers or diaphragms therefor
    • H04R31/006Interconnection of transducer parts

Abstract

【課題】 マイクロホン内部への水分等の侵入を防ぎ、感度低下や周波数特性の劣化が生じない優れた防水性能及び優れたノイズ遮断性能を有する高性能なコンデンサマイクロホンを提供する。
【解決手段】 音響振動によって振動する振動膜4と、該振動膜4を支持する振動膜支持部材5と、エレクトレット膜を形成した背面電極6aを有する背面電極基板6と、振動膜4と背面電極6aとによって成るコンデンサの容量変化を電気信号に変換する電子部品9を実装した回路基板8とを積層して成るマイクロホンユニット10を備え、該マイクロホンユニット10を覆って機械的に保護するケース体2とを備えたコンデンサマイクロホンであって、振動膜支持部材5は膜状の導電性部材11を配設し、該導電性部材11を介してケース体2の前端内壁2cと振動膜支持部材5を密着させ、前記マイクロホンユニット10をケース体2の内部に固定し一体化する構造とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は防水性能と電気的シールド性能を改良したコンデンサマイクロホンの構造とその製造方法に関する。
従来、エレクトレット誘電体膜を用いたエレクトレットコンデンサマイクロホンは、構造が簡単で小型化し易く、且つ、低価格であることから多くのマイクロホン分野で活用されている。また、近年、急速に需要が伸びている携帯電話等のマイクロホンとして、更なる小型化、高性能、高信頼性の要求が高まっている。これらの要求に応えて、FETやアンプ回路等を含んだ半導体チップの表面に背極としての導電膜とエレクトレット膜を形成し、該エレクトレット膜の外縁部表面に形成したスペーサを介して振動膜を貼り付け、半導体チップ、導電膜、エレクトレット膜、スペーサ、振動膜の順序で積層した構造のコンデンサマイクロホンが提案されている(例えば特許文献1参照)。以下、図5に基づいて特許文献1の従来のコンデンサマイクロホンを説明する。
図5は特許文献1に示される従来のコンデンサマイクロホンの断面図である。図5に於いて、30は従来のコンデンサマイクロホンであり、31はインピーダンス変換用のFETやアンプ回路を含んだ半導体チップである。32は半導体チップ31の表面に蒸着等により形成された導電膜である。33は導電膜32の表面に形成されたエレクトレット膜である。34はエレクトレット膜33の外縁部表面に印刷されたスペーサである。35は振動膜であり、スペーサ34の表面に固着されてエレクトレット膜33の前面に所定の空気室36を形成して固定される。
上記構造により、半導体チップ31、導電膜32、エレクトレット膜33、スペーサ34、振動膜35が積層され一体となってマイクロホン素子37が構成される。38はマイクロホン素子37を収納するセラミックパッケージであり、前面部に音孔38aを有し、その前面部の表面には前面クロス39が貼り付けられる。31a、31bは半導体チップ31の端子部であり、セラミックパッケージ38の底部を貫通して半田付けされ、外部との接続電極として機能する。
このように、図5で示す従来のコンデンサマイクロホン30は、半導体チップ31を含む主要構成部品をマイクロホン素子37として一体化したので小型化が可能であり、また、量産性も良く製造コストの低減も期待出来る。
また、マイクロホンを覆うケースをシールドし、外部からの電気的なノイズの侵入を防ぐことが可能なコンデンサマイクロホンも提案されている(例えば特許文献2参照)。以下、図6に基づいて特許文献2の従来のコンデンサマイクロホンを説明する。図6は特許文献2に示される従来のコンデンサマイクロホンの断面図である。図6に於いて、40は従来のコンデンサマイクロホンであり、41は金属製のケースで、複数の音孔42が形成された固定電極としての前端壁43と円筒状の側壁44を有している。また、ケース41の内面には、エレクトレット部45を形成し、ケース41の内部にはリング状で絶縁性のスペーサ46と、導電性の支持リング47に支持され電極として機能する導電性の振動膜48と、筒状の導電リング49とを備えている。
また、ケース41の開放側にはFET等の電子部品50を実装した回路基板51が配置される。該回路基板51の周辺部には回路のグランドである導電膜によって成るグランド部51aが形成され、ケース41の側壁44を内側に折り曲げた折り曲げ部44aと、前記回路基板51のグランド部51aが接触し、ケース41とグランド部51aとを電気的に接続してケース41の内部を電気的にシールドする。また、ケース41の前端壁43の外面には不織布や織物等で成るフィルタ52を備えている。このコンデンサマイクロホン40は、ケース41の前端壁43と振動膜48とをコンデンサとして機能させ、音孔42から入り込んだ音による音響振動に対応した振動膜48の振動をケース41の前端壁43と振動膜48との間の静電容量の変化として電子部品50に出力する。該電子部品50は静電容量の変化をインピーダンス変換し、回路基板51上に形成される出力端子51bから電気信号として出力する。
このように、図6で示す従来のコンデンサマイクロホン40は、回路基板51のグランドであるグランド部51aと金属のケース41を折り曲げ部44aによって電気的に接続させ、ケース41によってマイクロホン内部を電気的にシールド出来るので、外部からの電気的なノイズの侵入を防ぐことが可能となり、比較的S/Nの良いコンデンサマイクロホンを実現出来る。
特開平11−088992号公報(特許請求の範囲、第1図) 特開2003−230195号公報(特許請求の範囲、第1図)
しかしながら、特許文献1のコンデンサマイクロホン30は、図5で示すようにセラミックパッケージ38の僅かな隙間や端子部31a、31bの隙間等から水分が侵入し易い(図5での水分の侵入ルート参照)。そして、マイクロホン内部に侵入した水分は、振動膜35に到達して振動膜35の表面を酸化させ、感度低下や周波数特性の劣化を招く原因となる。特に、振動膜35に大気リーク孔(図示せず)が設けられている場合は、該大気リーク孔を通って水分が振動膜の裏側まで達し、更に感度低下や周波数特性の劣化が著しく発生する危険性がある。また、セラミックパッケージ38の隙間は、別の問題として音の侵入による特性劣化の問題がある。すなわち、通常外部からの音は、音孔38aを通って振動膜35を振動させ電気信号に変換されるが、セラミックパッケージ38に図示するような隙間があると、その隙間から音が侵入しマイクロホンとしての指向特性が変動し、また、周波数特性に悪影響を与える結果となる。
また、特許文献2のコンデンサマイクロホン40では、ケース41と回路基板51のグランドを折り曲げ部44aによって電気的に接触させいているが、この折り曲げ部44aとグランド部51aの付近にゴミや水分等が付着すると導通不良が発生し易いという問題がある。ここで導通不良が発生すると、ケース41と回路基板51のグランド部51aは高い電気抵抗を有するようになり、この結果、ケース41はシールド機能が無くなるのでノイズ遮断性能が低下し、外部からの電気的ノイズ(バーストノイズ等)が侵入し易くなり、マイクロホンとしての性能が著しく低下する。
本発明の目的は、上記課題を解決して、マイクロホン内部への水分の侵入や音孔以外からの音の侵入を防ぎ、感度低下や周波数特性の劣化、及び指向特性の変動等が生じない信頼性の高いコンデンサマイクロホンを提供することである。また、他の目的は優れたノイズ遮断性能を有する高性能なコンデンサマイクロホンを提供することである。
上記目的を解決するために、本発明のコンデンサマイクロホンは下記記載の構成と製造方法を採用する。
本発明のコンデンサマイクロホンは、外部からの音響振動によって振動する振動膜と、該振動膜を支持する振動膜支持部材と、エレクトレット膜を形成した背面電極を有する背面電極基板と、前記振動膜と前記背面電極によって成るコンデンサの容量変化を電気信号に変換する電子部品を実装した回路基板とを積層して成るマイクロホンユニットを備え、該マイクロホンユニットを覆って機械的に保護するケース体とを備えたコンデンサマイクロホンであって、前記振動膜支持部材は膜状の導電性部材を配設し、該導電性部材を介して前記ケース体の前端内壁と前記振動膜支持部材を密着させ、前記マイクロホンユニットを前記ケース体の内部に固定し一体化することを特徴とする。
本発明のコンデンサマイクロホンにより、振動膜支持部材に配設される導電性部材がマイクロホン内部への水分の侵入や音孔以外からの音の侵入を遮断するので、水分や音孔以外からの音の侵入による感度低下や周波数特性の劣化、及び指向特性の変動等を防止し、信頼性の高いコンデンサマイクロホンを提供出来る。また、振動膜支持部材に配設される導電性部材によってケース体とマイクロホンのグランドとの電気的導通が確保されるので、ケース体が電気的なシールド効果を発揮し、優れたノイズ遮断性能を有する高性能なコンデンサマイクロホンを提供出来る。
また、前記振動膜支持部材は前記振動膜を外部に対して露出させる略円形の振動膜支持孔を有し、前記導電性部材は該振動膜支持孔の外周表面を囲むように配設されることを特徴とする。
これにより、導電性部材は振動膜支持部材の振動膜支持孔の外周表面を囲むように配設されるので、ケース体の前端内壁と振動膜支持部材の密着性を高めることが出来、この結果、マイクロホン内部への水分の侵入や音孔以外からの音の侵入を確実に遮断し、また、ケース体とマイクロホンのグランドとの電気的導通を確実にし、信頼性が高く高性能なコンデンサマイクロホンを提供出来る。
また、前記ケース体の前端には、外部からの音響振動を伝達するための一つ以上の音孔を有し、該音孔を覆う撥水性を有する防塵部材を前記ケース体の前端に固着することを特徴とする。
これにより、ケース体の前端には撥水性を有する防塵部材が固着されるので、水分や塵がケース体の前端にある音孔からマイクロホン内部に侵入することを防ぐことが出来、水分等による感度低下や周波数特性の劣化を防止し、信頼性の高いコンデンサマイクロホンを提供出来る。
また、前記ケース体は金属材料によって成り、該ケース体は前記振動膜支持部材に配設される前記導電性部材を介して前記回路基板のグランドと電気的に接続され、該ケース体によって前記マイクロホンユニットが電気的にシールドされることを特徴とする。
これにより、金属材料によって成るケース体は、導電性部材を介して回路基板のグランドと電気的に接続され、該ケース体によってマイクロホンユニットが電気的にシールドされるので、外部からの電気的ノイズの侵入に対して優れたノイズ遮断性能を有し、S/N比の高い高性能なコンデンサマイクロホンを提供出来る。
また、前記導電性部材は、導電ペースト、異方性導電膜、導電性パッキン等によって成ることを特徴とする。
これにより、導電性部材は導電ペースト、異方性導電膜、導電性パッキン等から最適な部材を選定出来るので、ケース体とマイクロホンユニットとの密着性を高め、且つ、ケース体とマイクロホンのグランドとの電気的導通を確実に出来ると共に、量産性に優れてコストの安いコンデンサマイクロホンを提供出来る。
本発明のコンデンサマイクロホンの製造方法は、振動膜支持部材と振動膜と背面電極基板と電子部品を実装した回路基板とを積層して固着するマイクロホンユニットの組立工程と、前記振動膜支持部材に導電性部材を配設する工程と、前記マイクロホンユニットをケース体に組み込み、前記導電性部材を介して前記マイクロホンユニットと前記ケース体とを密着し一体化する完成組立工程とを含むことを特徴とする。
本発明のコンデンサマイクロホンの製造方法により、積層構造によって成るマイクロホンユニットをケース体に組み込み、該マイクロホンユニットとケース体を導電性部材によって密着し一体化するので、水分の侵入や音孔以外からの音の侵入による感度低下や周波数特性の劣化、及び指向特性の変動等を防止し、信頼性の高いコンデンサマイクロホンを提供出来る。また、導電性部材によって、ケース体とマイクロホンのグランドとの電気的導通を確実に出来るので、優れたノイズ遮断性能を有する高性能なコンデンサマイクロホンを提供出来る。
上記の如く本発明によれば、振動板支持部材に配設される導電性部材によって、マイクロホン内部への水分の侵入や音孔以外からの音の侵入を遮断するので、水分の侵入や音孔以外からの音の侵入による感度低下や周波数特性の劣化、及び指向特性の変動等を防止し、信頼性の高いコンデンサマイクロホンを提供することが出来る。また、振動板支持部材に配設される導電性部材によって、ケース体とマイクロホンのグランドとの導通を確実にし、優れたノイズ遮断性能を有する高性能なコンデンサマイクロホンを提供することが出来る。
以下、図面により本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明のコンデンサマイクロホンの縦断面図である。図2は本発明のコンデンサマイクロホンのマイクロホンユニットの構造と組立工程を示す分解斜視図である。図3は本発明のコンデンサマイクロホンのマイクロホンユニットとケース体の完成組立工程を示す斜視図である。図4は本発明のコンデンサマイクロホンの回路構成の一例を示す回路図である。
図1に於いて、1は本発明のコンデンサマイクロホンである。2は金属材料によって成るケース体であって略直方体形状を成し、該ケース体2の前端部2aには外部からの音響振動を取り入れる複数の音孔3を有し、該ケース体2の後端部2bは開放され、後述するマイクロホンユニットが組み込まれる。4は前記音孔3から取り入れられる音響振動によって振動する振動膜であり、ポリフェニレンサルファイド、又はポリエチレンナフタレート、又はポリイミド等の樹脂薄膜によって成り、その表面は導電膜を蒸着され導電性を有する。5は振動膜支持部材であり、前記振動膜4の周辺部を上面側から支持して固定する。
6はガラスエポキシ材等によって成る背面電極基板であり、該背面電極基板6の上面部には銅箔等によって成る背面電極6aが形成され、該背面電極6aの上面にはエレクトレット誘電体膜によって成るエレクトレット膜6bが膜形成される。7はスペーサであり、前記振動膜4の周辺部を下面側から支持して固定すると共に、前記背面電極基板6上の背面電極6aと前記振動膜4とを所定の距離に保ち、背面電極6aと振動膜4によってコンデンサを形成する。尚、振動膜支持部材5とスペーサ7は導電性材料であることが好ましい。また、スペーサ7は、本実施例に於いては背面電極基板6と別部材であるが、この形態に限定されず、例えば、背面電極基板6と一体加工しても良い。
8はガラスエポキシ材等によって成る回路基板であり、該回路基板8にはインピーダンス変換用のFET等によって成る電子部品9が実装される。回路基板8の下面部には、回路基板8のグランドと接続されるグランド端子8aと、電子部品9の出力である出力端子8bが銅箔等の導電膜によって形成されている。尚、電子部品9の回路構成は後述する。また、電子部品9は、背面電極基板6の下部に形成される凹部6cにはめ込まれる形で配置されるが、この形態に限定されず、背面電極基板6が平板状で、回路基板8に電子部品9をはめ込む凹部を設けても良い。以上のように、振動膜支持部材5と振動膜4とスペーサ7と背面電極基板6と回路基板8は積層されて一体化し、マイクロホンユニット10が完成する。
該マイクロホンユニット10は、前記ケース体2の後端部2bから挿入されてケース体2の内部に組み込まれる。11は膜状の導電性部材であり、前記振動膜支持部材5の上面に配設されて振動膜支持部材5とケース体2の前端内壁2cとを密着させ、マイクロホンユニット10をケース体2の内部に固定し一体化させる。すなわち、ケース体2はマイクロホンユニット10を覆って該マイクロホンユニット10を機械的に保護する機能を有する。尚、導電性部材11は、導電ペースト、異方性導電膜、導電性パッキン等によって成ることが好ましい。12は撥水性を有する防塵部材であり、ケース体2の前端部2aに固着され音孔3を覆う。
ここで、コンデンサマイクロホン1の内部に水分や塵等が侵入すると、水分や塵は振動板4の表面に付着し、マイクロホンとしての感度低下や周波数特性の劣化が生じることになり、好ましくない。この水分や塵の侵入ルートは、ケース体2の前端部2aに設けられた音孔3と、ケース体2の後端部2bと回路基板8の隙間13等が考えられる。ここで、本発明のコンデンサマイクロホン1に於いては、音孔3からの水分や塵等の侵入に対しては、ケース体2の前端部2aに固着される前記防塵部材12によって、その侵入を防ぐことが出来る。また、ケース体2の後端部2bと回路基板8の隙間13からの水分や塵等の侵入に対しては、振動膜支持部材5とケース体2の前端内壁2cとを密着させる導電性部材11によって、その侵入を防ぐことが出来る。すなわち、隙間13からコンデンサマイクロホン1の内部に侵入した水分や塵は、ケース体2の側面内壁2dと背面電極基板6の基板側面6dとの僅かな隙間を通り、ケース体2の前端内壁2cと振動膜支持部材5の隙間からマイクロホンユニット10の内部に侵入しようとする。
しかし、前述した如く、振動膜支持部材5とケース体2の前端内壁2cは導電性部材11によって密着されているので、水分や塵はこの導電性部材11によって遮断され、マイクロホンユニット10の内部に侵入することは出来ない。この結果、本発明のコンデンサマイクロホンは、優れた防水性や防塵性を確保することが出来、信頼性の高いコンデンサマイクロホンを提供することが出来る。また、コンデンサマイクロホン1の機器への取付形態によっては、隙間13から外部の音が侵入し、マイクロホンとしての指向特性や周波数特性に悪影響を及ぼす危険性があるが、隙間13から音が侵入したとしても導電性部材11によって遮断され侵入した音は振動膜4に届かないので、音孔3以外からの音の侵入を防止することが出来、この結果、コンデンサマイクロホン1をどのような形態で機器に取り付けたとしてもマイクロホンとしての指向特性の変動や周波数特性の劣化を防止出来る。また、振動膜支持部材5とスペーサ7を導電性材料によって構成すれば、ケース体2を導電性部材11を介して回路基板8のグランドと電気的に接続させ、ケース体2によってマイクロホンユニット10を電気的にシールドすることが出来る。尚、本発明のコンデンサマイクロホンの回路構成と電気的シールドに関しては、後述する図4の回路図で詳細に説明する。
次に図2に基づいて、マイクロホンユニット10の詳細な構造と該マイクロホンユニット10の組立工程の概略を説明する。図2に於いて、マイクロホンユニット10は図示する如く、振動膜支持部材5、振動膜4、スペーサ7、背面電極基板6、回路基板8を積層した積層構造を有している。ここで、振動膜支持部材5は、下側に位置する振動膜4を外部に対して露出するために振動膜支持孔5aを有し、振動膜支持部材5と振動膜4が積層されたときに、振動膜支持孔5aから振動膜4が露出される構造となっている。また、導電性部材11は図示するように前記振動膜支持孔5aの外周表面の全体を囲むように振動膜支持部材5に配設されるので、マイクロホンユニット10がケース体2に組み込まれたとき、図1で示すケース体2の前端内壁2cと振動膜支持部材5は隙間無く密着し、極めて高い密着性を確保することが出来、マイクロホンユニット10の内部への水分や塵等の侵入を確実に防ぐことが出来る。
また、スペーサ7は、振動膜4の下側に位置し、振動膜4を前記振動膜支持部材5と共に挟み込み、振動膜4を支持し固定する。該スペーサ7は略中央部にスペーサ孔7aを有し、振動膜4と背面電極基板6に形成されている背面電極6aとを対向させてコンデンサを形成する。尚、背面電極基板6に形成される背面電極6aと、該背面電極6a上に膜形成されるエレクトレット膜6bは略円形状が好ましいが、この形状に限定されるものではない。回路基板8は、マイクロホンユニット10の最下位部に位置し、電子部品9を実装後、前記背面電極基板6と積層される。尚、本実施例に於いて、マイクロホンユニット10は略直方体であるが、この形状に限定されるものではなく、例えば、円柱形状であっても良い。また、前記各部品を積層し固着するマイクロホンユニット10の組立工程に於いては、機械的な結合と共に電気的な接続も必要であるので、各部品を積層し固着するために導電性接着剤等(図示せず)が用いられることが好ましい。
次に図3に基づいて、ケース体2とマイクロホンユニット10の関係と完成組立工程の概略を説明する。図3に於いて、前述した如く、振動膜支持部材5、振動膜4、スペーサ7、背面電極基板6、回路基板8の各部品がそれぞれ積層され、マイクロホンユニット10が完成する。また、振動膜支持部材5の上面には前記導電性部材11が配設されるが、該導電性部材11は、マイクロホンユニット10の完成後に振動膜支持部材5の上面に配設しても良く、また、導電性部材11を振動膜支持部材5の上面に配設後、マイクロホンユニット10を組み立てても良い。
次に、積層され一体化されたマイクロホンユニット10は、ケース体2の後端部2b側から挿入されて組み込まれる。このとき、振動膜支持部材5の上面に配設されている前記導電性部材11を、ケース体2の前端内壁2c(図1参照)と確実に密着させるために治具等(図示せず)を用いて、ケース体2とマイクロホンユニット10を適当な力で垂直方向に加圧すると良い。また、導電性部材11が熱硬化性の部材であるならば、加圧すると共に適当な温度に加熱することが好ましい。このマイクロホンユニット10とケース体2の完成組立工程によって、マイクロホンユニット10とケース体2は確実に密着し一体化され、コンデンサマイクロホン1が完成する。
また、マイクロホンユニット10とケース体2の固定は他の手段を併用しても良く、例えば、マイクロホンユニット10を組み込み後、ケース体2の後端部2bを内側に曲げてマイクロホンユニット10の固定を強化する手段や、マイクロホンユニット10とケース体2の隙間13(図1参照)にモールド材等を充填してマイクロホンユニット10とケース体2を固着する手段を採用しても良い。尚、ケース体2の前端部2aに固着される前記防塵部材12の固着作業は、マイクロホンユニット10の組み込み前であっても、組み込み後であっても、どちらでも良い。
次に図4に基づいて、本発明のコンデンサマイクロホン1の回路構成の一例を説明する。9aは、前記電子部品9の一部であるFET(電界効果トランジスタ)であり、ソース端子Sは回路のグランド(以下GNDと略す)に接続され、ドレイン端子Dは回路基板8に形成される前記出力端子8bに接続される。また、回路基板8に形成される前記グランド端子8aは、回路のGNDと接続されて前記出力端子8bと共に外部へのマイクロホン出力となる。9bは前記電子部品9の一部である抵抗であり、FET9aのゲート端子GとGND間を接続する。14は前記振動膜4とエレクトレット膜6bが形成された背面電極6aによって形成されるコンデンサである。ここでコンデンサ14の一方の電極である背面電極6aは、背面電極基板6に形成される導電膜(図示せず)を介して回路基板8と電気的に接続されFET9aのゲート端子Gに接続される。また、コンデンサ14の他方の電極である振動膜4は、導電性材料から成るスペーサ7と背面電極基板6に形成される導電膜(図示せず)を介して回路基板8と電気的に接続され、回路のGNDと接続される。
また、振動膜支持部材5(図1参照)は、前述した如く、回路のGNDと接続されている振動膜4と密着しているので、該振動膜支持部材5も回路のGNDと接続され、この結果、ケース体2は振動膜支持部材5に配設されている前記導電性部材11を介して回路のGNDと接続される。すなわち、導電性部材11は、マイクロホンユニット10とケース体2を機械的に密着させて水分や塵の侵入を防ぐだけでなく、振動膜支持部材5とケース体2を電気的にも接続してケース体2を回路のGNDと接続し、ケース体2によってマイクロホンユニット10を電気的にシールドする機能を有する。
次に図4に基づいて、コンデンサマイクロホン1の回路動作の概略を説明する。コンデンサマイクロホン1の周囲の空気(図示せず)が音の伝達によって振動すると、この音響振動は音孔3を通過して振動膜4に伝達され、振動膜4は音響振動に応じて機械的に変位する。この結果、振動膜4と背面電極6aとによって形成されるコンデンサ14の静電容量が変化し、この静電容量の変化はFET9aのゲート端子Gに微少な電位の変化として伝達される。FET9aはゲート端子Gの微少な電位の変化を増幅してドレイン端子Dから電気信号を出力し、該電気信号は、前記出力端子8bからマイクロホン出力として出力される。また、金属材料によって成るケース体2は、前述した如く、導電性部材11を介して回路基板8のGNDと電気的に接続されるので、マイクロホンユニット10はケース体2によって電気的にシールドされ、この結果、外部からの電気的ノイズの侵入に対して優れたノイズ遮断性能を有し、S/N比の高い高性能なコンデンサマイクロホンを提供することが出来る。
以上のように本発明のコンデンサマイクロホンによるならば、振動板支持部材5に配設される導電性部材11によって、マイクロホンユニット10とケース体2の前端内壁2cが隙間無く密着し、極めて高い密着性を維持するので、マイクロホンユニット10の内部への水分や塵等の侵入、及び、音孔以外からの音の侵入を防ぐことが出来、感度低下や周波数特性の劣化、及び、指向特性の変動等を防止し、信頼性の高いコンデンサマイクロホンを提供することが出来る。また同様に、振動板支持部材5に配設される導電性部材11によって、ケース体2とマイクロホンのGNDとの電気的接続が確実に実施されるので、ケース体2によってコンデンサマイクロホン1が電気的にシールドされ、優れたノイズ遮断性能を有する高性能なコンデンサマイクロホンを提供することが出来る。尚、図4で示した本発明のコンデンサマイクロホンの回路図は、これに限定されるものではなく、機能を満たすものであれば、どのような回路構成であっても良い。
本発明のコンデンサマイクロホンの縦断面図である。 本発明のコンデンサマイクロホンのマイクロホンユニットの構造と組立工程を示す分解斜視図である。 本発明のコンデンサマイクロホンのマイクロホンユニットとケース体の完成組立工程を示す斜視図である。 本発明のコンデンサマイクロホンの回路構成の一例を示す回路図である。 従来のコンデンサマイクロホンの縦断面図である。 従来の他のコンデンサマイクロホンの縦断面図である。
符号の説明
1、30、40 コンデンサマイクロホン
2 ケース体
2a 前端部
2b 後端部
2c 前端内壁
2d 側面内壁
3、38a、42 音孔
4、35、48 振動膜
5 振動膜支持部材
5a 振動膜支持孔
6 背面電極基板
6a 背面電極
6b、33 エレクトレット膜
6c 凹部
6d 基板側面
7、34、46 スペーサ
7a スペーサ孔
8、51 回路基板
8a グランド端子
8b、51b 出力端子
9、50 電子部品
9a FET
9b 抵抗
10 マイクロホンユニット
11 導電性部材
12 防塵部材
13 隙間
14 コンデンサ
31 半導体チップ
31a、31b 端子部
32 導電膜
36 空気室
37 マイクロホン素子
38 セラミックパッケージ
39 前面クロス
41 ケース
43 前端壁
44 側壁
44a 折り曲げ部
45 エレクトレット部
47 支持リング
49 導電リング
51a グランド部
52 フィルタ

Claims (6)

  1. 外部からの音響振動によって振動する振動膜と、該振動膜を支持する振動膜支持部材と、エレクトレット膜を形成した背面電極を有する背面電極基板と、前記振動膜と前記背面電極によって成るコンデンサの容量変化を電気信号に変換する電子部品を実装した回路基板とを積層して成るマイクロホンユニットを備え、該マイクロホンユニットを覆って機械的に保護するケース体とを備えたコンデンサマイクロホンであって、前記振動膜支持部材は膜状の導電性部材を配設し、該導電性部材を介して前記ケース体の前端内壁と前記振動膜支持部材を密着させ、前記マイクロホンユニットを前記ケース体の内部に固定し一体化することを特徴とするコンデンサマイクロホン。
  2. 前記振動膜支持部材は前記振動膜を外部に対して露出させる略円形の振動膜支持孔を有し、前記導電性部材は該振動膜支持孔の外周表面を囲むように配設されることを特徴とする請求項1記載のコンデンサマイクロホン。
  3. 前記ケース体の前端には、外部からの音響振動を伝達するための一つ以上の音孔を有し、該音孔を覆う撥水性を有する防塵部材を前記ケース体の前端に固着することを特徴とする請求項1記載のコンデンサマイクロホン。
  4. 前記ケース体は金属材料によって成り、該ケース体は前記振動膜支持部材に配設される前記導電性部材を介して前記回路基板のグランドと電気的に接続され、該ケース体によって前記マイクロホンユニットが電気的にシールドされることを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のコンデンサマイクロホン。
  5. 前記導電性部材は、導電ペースト、異方性導電膜、導電性パッキン等によって成ることを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のコンデンサマイクロホン。
  6. 振動膜支持部材と振動膜と背面電極基板と電子部品を実装した回路基板とを積層して固着するマイクロホンユニットの組立工程と、前記振動膜支持部材に導電性部材を配設する工程と、前記マイクロホンユニットをケース体に組み込み、前記導電性部材を介して前記マイクロホンユニットと前記ケース体とを密着し一体化する完成組立工程とを含むことを特徴とするコンデンサマイクロホンの製造方法。
JP2004362673A 2004-12-15 2004-12-15 コンデンサマイクロホンとその製造方法 Expired - Fee Related JP4751057B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004362673A JP4751057B2 (ja) 2004-12-15 2004-12-15 コンデンサマイクロホンとその製造方法
DE102005059514A DE102005059514A1 (de) 2004-12-15 2005-12-13 Kondensatormikrofon und Verfahren zu dessen Herstellung
US11/304,514 US7620191B2 (en) 2004-12-15 2005-12-14 Condenser microphone and method for manufacturing the same
CN200510107394.1A CN1802038A (zh) 2004-12-15 2005-12-15 电容式麦克风及制造这种电容式麦克风的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004362673A JP4751057B2 (ja) 2004-12-15 2004-12-15 コンデンサマイクロホンとその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006174005A true JP2006174005A (ja) 2006-06-29
JP4751057B2 JP4751057B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=36611547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004362673A Expired - Fee Related JP4751057B2 (ja) 2004-12-15 2004-12-15 コンデンサマイクロホンとその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7620191B2 (ja)
JP (1) JP4751057B2 (ja)
CN (1) CN1802038A (ja)
DE (1) DE102005059514A1 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100720839B1 (ko) 2005-09-26 2007-05-22 주식회사 비에스이 가연인쇄회로기판
JP2008160546A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Audio Technica Corp コンデンサマイクロホンユニットおよびその製造方法
KR100936169B1 (ko) * 2007-11-21 2010-01-12 주식회사 씨에스티 마이크로폰 조립체
JP2011176612A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Audio Technica Corp コンデンサマイクロホンユニット及びコンデンサマイクロホン
CN102783182A (zh) * 2009-11-10 2012-11-14 格兰·埃尔隆德 电声换能器
KR101241475B1 (ko) 2011-11-24 2013-03-11 이오스 재팬, 인코포레이티드 조립이 간편한 콘덴서 마이크로폰
WO2015068893A1 (ko) * 2013-11-05 2015-05-14 (주)파트론 마이크로폰 패키지 및 그 제조 방법
WO2015072616A1 (ko) * 2013-11-13 2015-05-21 (주)파트론 마이크로폰 패키지의 제조 방법
WO2015140645A3 (en) * 2014-03-19 2016-01-14 Cochlear Limited Waterproof molded membrane for microphone
JP2016076828A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホンユニット

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4710622B2 (ja) * 2006-01-20 2011-06-29 日本電気株式会社 携帯端末及び携帯端末のノイズ防止構造
TWI322624B (en) * 2006-11-03 2010-03-21 Accton Technology Corp Microphone
US20080159558A1 (en) * 2006-12-28 2008-07-03 Fortemedia, Inc. Internal microphone array or microphone module not affecting appearance of electronic device
US8542850B2 (en) * 2007-09-12 2013-09-24 Epcos Pte Ltd Miniature microphone assembly with hydrophobic surface coating
CN101272637B (zh) * 2008-04-22 2012-06-27 华英伦电子(宁波)有限公司 具有一体式声腔构件的驻极体电容式麦克风
CN102687489B (zh) * 2009-10-15 2014-12-10 日本电气株式会社 电子装置
TWI444052B (zh) * 2009-12-17 2014-07-01 Ind Tech Res Inst 電容式傳感器及其製造方法
CN102196345A (zh) * 2010-03-03 2011-09-21 财团法人工业技术研究院 电容式传感器及其制造方法
EP2553944A4 (en) * 2010-03-30 2016-03-23 Cochlear Ltd ELECTRIC MICROPHONE WITH LOW NOISE DEVELOPMENT
JP5578672B2 (ja) * 2010-08-26 2014-08-27 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン
JP2013090142A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Hosiden Corp エレクトレットコンデンサマイクロホン
CN102395259B (zh) * 2011-10-19 2014-03-26 华为终端有限公司 一种防止干扰电子元件的结构和移动终端
US20130177192A1 (en) * 2011-10-25 2013-07-11 Knowles Electronics, Llc Vented Microphone Module
CN102395093A (zh) * 2011-10-31 2012-03-28 歌尔声学股份有限公司 硅微麦克风
KR101293056B1 (ko) * 2011-12-05 2013-08-05 주식회사 비에스이 이어셋 기능을 갖는 마이크로폰 조립체 및 그 제조방법
US9398389B2 (en) * 2013-05-13 2016-07-19 Knowles Electronics, Llc Apparatus for securing components in an electret condenser microphone (ECM)
US9510107B2 (en) * 2014-03-06 2016-11-29 Infineon Technologies Ag Double diaphragm MEMS microphone without a backplate element
CN204733358U (zh) * 2015-07-01 2015-10-28 歌尔声学股份有限公司 微型扬声器
CN109952769A (zh) * 2016-08-18 2019-06-28 哈曼国际工业有限公司 驻极体电容式麦克风及其制造方法
DK3373597T3 (da) * 2017-03-07 2019-10-28 G R A S Sound & Vibration As Mikrofon til montering på en overflade med lav profil
CN107484050A (zh) * 2017-09-29 2017-12-15 艾和美 一种带有驱蚊器的音箱
EP3544317A1 (de) * 2018-03-22 2019-09-25 Austrian Audio GmbH Kondensatormikrofon mit keramikring
CN108508735A (zh) * 2018-05-28 2018-09-07 广东小天才科技有限公司 一种麦克风系统的防水结构及具有该防水结构的智能手表
CN108551646B (zh) * 2018-06-25 2020-01-17 歌尔股份有限公司 Mems麦克风
CN209283486U (zh) * 2019-01-10 2019-08-20 北京搜狗科技发展有限公司 一种语音采集设备
WO2020206628A1 (en) * 2019-04-10 2020-10-15 Knowles Electronics, Llc Rf immune microphone

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58132499U (ja) * 1982-02-26 1983-09-07 松下電器産業株式会社 双指向性型のエレクトレットコンデンサマイクロホン
JP2000236596A (ja) * 1999-02-17 2000-08-29 Hosiden Corp 半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン
JP2002084598A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Hosiden Corp 半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン
JP2004328231A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 防水風防機能付きマイクロホン及びこれに用いる防水風防用スクリーン

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3963881A (en) * 1973-05-29 1976-06-15 Thermo Electron Corporation Unidirectional condenser microphone
JPS5654711Y2 (ja) * 1976-06-11 1981-12-19
JPS5756640Y2 (ja) * 1978-09-30 1982-12-06
JPS622879Y2 (ja) * 1981-03-25 1987-01-22
US5272758A (en) * 1991-09-09 1993-12-21 Hosiden Corporation Electret condenser microphone unit
JPH1188992A (ja) 1997-09-03 1999-03-30 Hosiden Corp 集積型容量性変換器及びその製造方法
JP2003230195A (ja) 2002-02-06 2003-08-15 Hosiden Corp エレクトレットコンデンサマイクロホン

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58132499U (ja) * 1982-02-26 1983-09-07 松下電器産業株式会社 双指向性型のエレクトレットコンデンサマイクロホン
JP2000236596A (ja) * 1999-02-17 2000-08-29 Hosiden Corp 半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン
JP2002084598A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Hosiden Corp 半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン
JP2004328231A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 防水風防機能付きマイクロホン及びこれに用いる防水風防用スクリーン

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100720839B1 (ko) 2005-09-26 2007-05-22 주식회사 비에스이 가연인쇄회로기판
JP2008160546A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Audio Technica Corp コンデンサマイクロホンユニットおよびその製造方法
KR100936169B1 (ko) * 2007-11-21 2010-01-12 주식회사 씨에스티 마이크로폰 조립체
CN102783182A (zh) * 2009-11-10 2012-11-14 格兰·埃尔隆德 电声换能器
CN102783182B (zh) * 2009-11-10 2016-06-08 格兰·埃尔隆德 电容传声器元件及其生产方法和电容传声器
JP2011176612A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Audio Technica Corp コンデンサマイクロホンユニット及びコンデンサマイクロホン
WO2013077485A1 (ko) * 2011-11-24 2013-05-30 이오스 재팬, 인코포레이티드 조립이 간편한 콘덴서 마이크로
KR101241475B1 (ko) 2011-11-24 2013-03-11 이오스 재팬, 인코포레이티드 조립이 간편한 콘덴서 마이크로폰
WO2015068893A1 (ko) * 2013-11-05 2015-05-14 (주)파트론 마이크로폰 패키지 및 그 제조 방법
WO2015072616A1 (ko) * 2013-11-13 2015-05-21 (주)파트론 마이크로폰 패키지의 제조 방법
WO2015140645A3 (en) * 2014-03-19 2016-01-14 Cochlear Limited Waterproof molded membrane for microphone
US9769578B2 (en) 2014-03-19 2017-09-19 Cochlear Limited Waterproof molded membrane for microphone
US10212524B2 (en) 2014-03-19 2019-02-19 Cochlear Limited Waterproof molded membrane for microphone
JP2016076828A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホンユニット

Also Published As

Publication number Publication date
CN1802038A (zh) 2006-07-12
US7620191B2 (en) 2009-11-17
JP4751057B2 (ja) 2011-08-17
DE102005059514A1 (de) 2006-08-10
US20060140423A1 (en) 2006-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4751057B2 (ja) コンデンサマイクロホンとその製造方法
US8605919B2 (en) Microphone
US8041064B2 (en) Card type MEMS microphone
US6594369B1 (en) Electret capacitor microphone
US8620014B2 (en) Microphone
KR101155971B1 (ko) 전기 음향 변환기
US8520878B2 (en) Microphone unit
KR100484999B1 (ko) 일렉트릿 마이크로폰
TW201034474A (en) Microphone unit and voice input device equipped with the same
KR20030096001A (ko) 압전형 전기음향 변환기
US20080310657A1 (en) Electret condenser microphone
JP2007060285A (ja) シリコンマイクロホンパッケージ
US8218796B2 (en) Microphone unit and method of manufacturing the same
KR20160086383A (ko) 마이크로폰 부품을 장착하기 위한 인쇄 회로 기판 및 이와 같은 인쇄 회로 기판을 구비하는 마이크로폰 모듈
JP2008047953A (ja) マイクロホンの筐体及びマイクロホン
US9357313B2 (en) Microphone unit having a plurality of diaphragms and a signal processing unit
JP5402320B2 (ja) マイクロホンユニット
JP2001054196A (ja) エレクトレットコンデンサマイクロホン
US20150156575A1 (en) Microphone package and method of manufacturing the same
JP2001245394A (ja) エレクトレットコンデンサマイクロホン
KR200415820Y1 (ko) 마이크로폰 조립체
JP2011124748A (ja) マイクロホンユニット
JP2007060228A (ja) シリコンマイクロホンパッケージ
JP2005057645A (ja) エレクトレットコンデンサマイクロホン
JP5024671B2 (ja) コンデンサマイクロホン及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4751057

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees