JP2006173528A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ゲート電極の両側に電荷蓄積層を配置するメモリセルにおいて、電荷蓄積層の電荷保持特性の悪化を防ぎ、電荷保持特性の良い、大容量の不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】
半導体層上にゲート絶縁膜200を介して形成されたゲート電極300と、ゲート電極300下に配置されたチャネル領域と、チャネル領域の両側に配置され、チャネル領域と逆導電型を有する拡散領域410、420と、ゲート電極300の両側に形成された電荷を保持する機能を有する電荷蓄積層と、から構成されるメモリセルを備える不揮発性半導体記憶装置において、電荷蓄積層夫々に対し、メモリセルの上部であって、電荷蓄積層の少なくとも一部を覆うように形成された電荷蓄積層を保護する保護用絶縁膜610を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、より詳細には、電荷を保持する機能を有するメモリ機能体を備えた電界効果トランジスタを配列してなる大容量不揮発性半導体記憶装置に関する。
フラッシュメモリに代表される不揮発性メモリ(不揮発性半導体記憶装置)は、大容量で小型の情報記録媒体としてコンピュータ、通信、計測機器、自動制御装置、及び個人の周辺に用いられる生活機器等の広い分野において用いられており、より安価で大容量の不揮発性メモリに対する需要は非常に大きい。
しかし、半導体基板上にメモリセルを平面的に形成する所謂プレーナー型メモリの容量は、フォトリソグラフィ技術の解像限界である最小加工寸法(feature size)に律速される。フォトリソグラフィ技術の改善に依存すること無く、次世代における集積度を達成させる技術として、メモリセルの多値化技術が要望されている。
メモリセルの多値化技術には、大別すると、メモリセルの閾値分布を3種類以上に設定する閾値制御型と、電荷を保持する領域を1メモリセル内において離散させ、各々の領域に独立して電荷を蓄積する電荷蓄積領域離散型とがある。閾値制御型には、例えば、浮遊ゲート型があり、電荷蓄積領域離散型には、例えば、NROM型(例えば、特許文献1参照)や、分割浮遊ゲート型(例えば、特許文献2及び非特許文献1参照)等が知られている。
図1は、特許文献1に記載のNROM型メモリアレイを示しており、電荷蓄積層(メモリ機能体)が酸化膜-窒化膜-酸化膜(ONO膜)で形成されたメモリセルからなるメモリアレイを示している。このNROM型メモリアレイは、電荷蓄積層を酸化膜-窒化膜-酸化膜(ONO膜)で形成することで、1つのメモリセルに2つの電荷保持領域が配置され、1メモリセルあたり2ビットの情報を記憶させることができる。
また、図2は、電荷蓄積層をゲート電極の両側に配置し、1メモリセルあたり2ビットの情報を記憶させることを可能にした半導体記憶装置を示している(例えば、特許文献3参照)。この半導体記憶装置は、図1に示したNROM型とは異なり、ゲート電極の両側に配置される電荷蓄積層は、酸化膜-窒化膜-酸化膜(ONO膜)に限定されない。例えば、図3に示すように、電荷蓄積層としての導電膜49は、多結晶シリコンにより形成されていてもよく、電荷蓄積層の材料や形状に拘らない利点があった。また、ゲート電極下の絶縁膜を電荷蓄積層として用いないので、ゲート電極の幅を短くしても、ゲート電極の両側に配置される電荷蓄積層間の距離を十分確保することが可能となる。
特開2001−77220号公報 特開平09−293795号公報 国際公開第03/044868号パンフレット Extended Abstract of the 2000 International Conference on Solid State Devices and Materials,Sendai,2000,pp.282−283
しかし、上記特許文献3に記載の半導体記憶装置では、電荷蓄積層がゲート電極の両側に配置されることにより、電荷蓄積層形成後の工程により、電荷蓄積層にダメージが与えられ、電荷蓄積層の電荷保持特性が悪化するという問題があった。詳細には、上記特許文献3に記載の半導体記憶装置では、図2において、電荷保持膜4を形成した後において、例えばイオン注入工程では、レジストパターニング後、イオン注入を行い、レジストを剥離する洗浄工程を行う。この洗浄工程において、電荷保持膜4が直接洗浄液に晒されることで、電荷保持膜4がダメージを負うことになる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゲート電極の両側に電荷蓄積層を配置するメモリセルにおいて、電荷蓄積層の電荷保持特性の悪化を防ぎ、電荷保持特性の良い、大容量の不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記ゲート電極下に配置されたチャネル領域と、前記チャネル領域の両側に配置され、前記チャネル領域と逆導電型を有する拡散領域と、前記ゲート電極の両側に形成された電荷を保持する機能を有する電荷蓄積層と、から構成されるメモリセルを備える不揮発性半導体記憶装置において、前記電荷蓄積層夫々に対し、前記メモリセルの上部であって、前記電荷蓄積層の少なくとも一部を覆うように形成された前記電荷蓄積層を保護する保護用絶縁膜を有することを特徴とする。
上記特徴の本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、更に、前記保護用絶縁膜が、前記拡散領域の一部を覆っていないのが好ましい。
上記何れかの特徴の本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、前記保護用絶縁膜が、前記ゲート電極に対しサイドウォール状の形状をなすことを特徴とする。
また、上記何れかの特徴の本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、前記電荷蓄積層が、酸化膜−窒化膜−酸化膜からなるのも好ましいし、前記電荷蓄積層が、酸化膜−窒化膜からなるのも好ましい。
上記何れかの特徴の本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、前記ゲート電極が、金属からなることを特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、前記保護用絶縁膜が、前記メモリセル形成後に前記半導体層の上部全面を覆うように形成される層間絶縁膜とは異なる材料からなることを特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、前記保護用絶縁膜は、その反応性イオンエッチングのエッチング速度が前記層間絶縁膜のエッチング速度よりも遅い材料からなることを特徴とする。
上記特徴により、ゲート電極の両側の電荷蓄積層の少なくとも一部を覆う保護用絶縁膜を形成することで、電荷蓄積層を形成した後の工程、例えば、ソース/ドレインを形成するための洗浄工程において直接電荷蓄積層が直接洗浄液に晒されることによるダメージ等から電荷蓄積層を適切に保護し、電荷蓄積層の電荷保持特性の悪化を防ぐことができる。これによって、電荷保持特性の良い、大容量の不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置(以下、適宜「本発明装置」と称す)の実施形態を図面に基づいて説明する。
先ず、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の構造について図4乃至図8を基に説明する。本発明装置は、半導体層上にゲート絶縁膜200を介して形成されたゲート電極300と、ゲート電極300下に配置されたチャネル領域と、チャネル領域の両側に配置され、チャネル領域と逆導電型を有する拡散領域410、420と、ゲート電極300の両側に形成された電荷を保持する機能を有する電荷蓄積層500と、から構成されるメモリセルを備える。また、電荷蓄積層500夫々に対し、メモリセルの上部であって、電荷蓄積層500の少なくとも一部を覆うように形成された電荷蓄積層500を保護する保護用絶縁膜610を有する。
図4に、本実施形態のメモリセルの構造を示す。本実施形態では、p型シリコン基板100上の少なくともメモリセルを形成する領域を含む面を活性領域面とし、活性領域面の少なくとも一部にシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜200を形成してある。そして、ゲート絶縁膜200の少なくとも一部を覆うように、例えば、多結晶シリコンからなるゲート電極300が形成されている。
更に、ゲート絶縁膜200の下部にチャネル領域400が形成され、チャネル領域400の両側に不純物拡散領域であるn型の拡散領域410、420が形成されている。尚、拡散領域410の不純物濃度は、拡散領域420の不純物濃度よりも薄いほうが望ましい。また、拡散領域410の導電型は半導体基板であるp型シリコン基板100と同導電型、つまり、本実施形態においてはp型の拡散領域でもよい。また、拡散領域410はなくてもよく、所望の特性が得られる限りにおいては、その形状及び導電型についは特に限定しない。
更に、ゲート電極300の側壁に、例えば、熱酸化膜からなるシリコン酸化膜210を介して、酸化膜-窒化膜からなる電荷蓄積層500が形成され、更に、電荷蓄積層500の上部、つまりゲート電極300の両側に、例えばシリコン酸化膜からなるサイドウォール600が形成されている。電荷蓄積層500は、酸化膜−窒化膜−酸化膜から形成されていても良い。
更に、電荷蓄積層500の少なくとも一部、ここでは、電荷蓄積層500の側面を覆うように保護用絶縁膜610が形成される。この保護用絶縁膜610は、層間絶縁膜800とは異なる材料を用いて形成される。
更に、半導体層の上部全面を覆う層間絶縁膜800、コンタクト900及びメタル配線910が形成される。尚、メタル配線910の上部に上層層間絶縁膜(図示せず)及びビアホール(図示せず)を介して上層メタル配線(図示せず)を形成してもよく、メタル配線の層数については、特に限定しない。
上述したように、保護用絶縁膜610を形成する構造とすることにより、保護用絶縁膜610を形成した後の工程での電荷蓄積層500へのダメージの低減が可能となる。尚、保護用絶縁膜610は、例えば、公知の技術により電荷蓄積層500及びサイドウォール600を形成した後、保護用絶縁膜610の材料を堆積し、反応性イオンエッチング等によりサイドウォール形状に加工する。ここで、通常、メモリセルの形成過程において、電荷蓄積層500及び保護用絶縁膜610を形成した後に、例えば、ソース/ドレインを形成するためのフォト工程、不純物注入工程等の工程の後処理として洗浄工程を入れることが多い。つまり、本発明によれば、電荷蓄積層500形成後の洗浄工程等の際、保護用絶縁膜610が形成されていることにより、電荷蓄積層500にダメージが与えられることがなくなる。より具体的には、電荷蓄積層500を形成した後のソース/ドレインを形成するためのエッチング工程及び洗浄工程等において、電荷蓄積層500を保護することが可能になる。つまり、例えば、洗浄工程において、洗浄に用いる薬液(例えばHF希釈液等)により、電荷蓄積層500がエッチングされるのを防止することができる。また、例えば、エッチング工程において、反応性イオンエッチングを用いる場合に、プラズマダメージ等から電荷蓄積層500を保護することができる。尚、保護用絶縁膜610の材料としては、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等が挙げられるが、所望の目的が達せられる限りにおいては特に限定しない。
また、例えば、図8に示すように、層間絶縁膜800を堆積した後、コンタクトホール900をエッチングする際、アライメントのずれにより電荷蓄積層500の上部にコンタクトホール900が配置される場合がある。このような場合に、保護用絶縁膜610が形成されていることにより、コンタクトホール900のエッチング、例えば、反応性イオンエッチングによるエッチングの際に、電荷蓄積層500へのプラズマ等によるダメージが低減できる。更に、この場合において、層間絶縁膜800の反応性イオンエッチングのエッチング速度が保護用絶縁膜610のエッチング速度よりも速くなるように材料を選択することにより、エッチングの際に保護用絶縁膜610の残膜量が多くなるため、より好ましい。また、コンタクトホール900が電荷蓄積層500の上部の位置に配置され、コンタクトホール900を形成するTi/TiN等のようなバリアメタルやコンタクトホール900の埋め込みに用いられるW(タングステン)を含む金属等がメモリセルの保護用絶縁膜610に接した場合にも、前記バリアメタルや前記金属が電荷保持層500に直接接することがなく、電荷保持層500の電荷保持特性の悪化を回避することができる。
尚、上記実施形態では、ゲート電極300の側壁にシリコン酸化膜210を形成したが、図5に示すように、電荷蓄積層500が形成されていてもよい。また、シリコン酸化膜210は形成しなくてもよい。ゲート電極300の両側にメモリ機能体(電荷蓄積層500)を備えていれば、その形状は特に問わない。
また、図6に示すように、ゲート電極を金属で形成してもよい。ここで、金属ゲート電極310の材料としては、例えば、アルミニウム、タングステン或は銅等の元素を含む金属を用いる。ゲート電極310の材料に金属を用いることにより、ワード線の抵抗の低減が可能となり、配線遅延等の抑制が可能となる。
尚、上述の実施形態では、電荷蓄積層500の保護膜である保護用絶縁膜610は、いずれもゲート電極300(310)の側壁にサイドウォール状に形成されているが、図7に示すように、拡散領域410、420の一部を除くメモリセルの上部、詳細にはゲート電極300の上部並びに電荷蓄積層500の上部及び側壁に形成しても良い。保護用絶縁膜610は、必ずしもサイドウォール形状を形成している必要はなく、電荷蓄積層500の保護が可能であれば、その形状は特に問わない。
尚、上記実施形態ではp型基板の場合を示したが、n型基板の場合においても導電型を全て逆導電型とすることにより本発明を適用できることは言うまでもない。また、基板の導電型に拘わらず、メモリセル領域を低濃度の不純物拡散領域を形成した所謂ウェル拡散層で囲んでもよく、所望の特性が得られる限りにおいては、基板の形成方法は特に限定しない。また、本発明に使用できる半導体基板は、特に限定されず、公知の基板を使用することができる。公知の基板としては、例えば、シリコン基板、シリコンゲルマニウム基板等が挙げられる。
続いて、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について図9乃至図15を基に説明する。 図9乃至図15は、本発明装置の各製造工程におけるメモリセルを示している。尚、ここでは、フォトレジストを塗布及び除去する工程や洗浄工程については詳述しない。
先ず、図9に示すように、半導体基板としてのp型シリコン基板100に、公知の技術により素子分離領域110を形成する。尚、素子分離領域110の形成は、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)技術、または、STI(Shallow Trench Isolation)技術等、任意の形成技術を用いて行う。また、素子分離領域110の形状は、素子分離の目的を達するものであればよい。本実施形態では、素子分離領域110は、図9に示すように、STI技術によって形成する。
次に、必要に応じて、イオン注入により、p型シリコン基板100の表面に不純物を導入し、p型シリコン基板100の表面やp型シリコン基板100のバルクを所望の不純物濃度にする。更に、p型シリコン基板100の表面を熱酸化することでゲート絶縁膜200を形成する。尚、ゲート絶縁膜200を形成した後にp型シリコン基板100の表面やp型シリコン基板100のバルクへの不純物導入を行ってもよい。
次に、ゲート絶縁膜200上にゲート電極300を形成する。図10に示すように、ゲート絶縁膜200上にゲート電極300の材料である多結晶シリコンを堆積し、公知のフォトリソグラフィ技術によりパターニングした後、多結晶シリコンを反応性イオンエッチング等の異方性エッチングによりエッチングして、ゲート電極300を形成する。尚、ゲート電極300の幅は、50nm〜300nm程度が好ましいが、その範囲は特に限定しない。
次に、ゲート電極300の両側に、電荷を保持する機能を有するメモリセル機能体となる電荷蓄積層500を形成する。ここでの電荷蓄積層500は、酸化膜−窒化膜−酸化膜からなる。先ず、ウェットエッチング等により、ゲート電極300の両側の電荷蓄積層500が配置される領域のゲート絶縁膜200をエッチングする。尚、ゲート絶縁膜200のエッチングは、ゲート電極300をエッチングする際に、エッチング量を増加させオーバーエッチングして、ゲート電極300と同時にエッチングしても構わない。続いて、図11に示すように、p型シリコン基板100表面を熱酸化してシリコン酸化膜210を形成し、このシリコン酸化膜210上にシリコン窒化膜220を堆積する。更に、サイドウォール600となるシリコン酸化膜を堆積し、反応性イオンエッチング等の異方性エッチングを行うことで電荷蓄積層500を形成する。尚、電荷蓄積層500は、酸化膜−窒化膜からなるものであってもよい。
ここで、本実施形態では、シリコン窒化膜220を堆積した後に、イオン注入法等によりn型の拡散領域410を形成する。尚、拡散領域410は、シリコン酸化膜210を形成する前や形成した後に、例えばイオン注入法により不純物導入して形成してもよい。
次に、電荷蓄積層500の少なくとも一部を覆うように保護用絶縁膜610を形成する。図12に示すように、例えば、シリコン酸化膜からなる絶縁膜を堆積し、反応性イオンエッチングにより絶縁膜をエッチングし、サイドウォール状に加工して、保護用絶縁膜610を形成する。保護用絶縁膜610を堆積することにより、例えば、保護用絶縁膜610を堆積した後に実施されるソース/ドレインを形成するための洗浄工程やエッチング工程等において、電荷蓄積層500へのダメージを低減することができる。
次に、図13に示すように、ゲート電極300下に配置されたチャネル領域の両側に、チャネル領域と逆導電型を有する拡散領域420を形成する。ここでは、例えば、イオン注入法により、メモリセルのソース/ドレイン領域となるn型拡散領域420を形成する。拡散領域420の形成には、例えば、半導体基板の法線方向に対して、7°〜30°傾けた角度からイオン注入することが望ましいが、必ずしも斜め方向からイオン注入を行う必要はなく、所望の拡散領域が得られる限りにおいては、その方法は特に限定しない。尚、保護用絶縁膜610が形成されていることにより、拡散領域420を形成する際のイオン注入における電荷蓄積層500へのダメージが低減される。更に、必要に応じて、公知の技術によりシリコン及び多結晶シリコン表面のサリサイド工程を行う。尚、サリサイド工程は行わなくても構わない。
次いで、図14に示すように、層間絶縁膜800を堆積し、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polish) を用いて層間膜800の平坦化を行う。尚、層間絶縁膜800の平坦化は、CMPに限らず、ウェットエッチング等を用いてもよく、所望の形状が得られる限りにおいては、その方法は特に限定しない。また、層間絶縁膜800は、その反応性イオンエッチングのエッチング速度が保護用絶縁膜610のエッチング速度よりも速い材料で形成されていることが好ましいが、材料は特に限定しない。次に、図15に示すように、公知の技術を用いてコンタクト900、及びメタル配線910の形成を行う。
これにより、半導体基板の少なくとも一部を活性領域面とし、活性領域面の少なくとも一部にゲート絶縁膜200が形成され、ゲート絶縁膜200の少なくとも一部を覆うように例えば多結晶シリコンからなるゲート電極300が形成され、更にゲート絶縁膜200の下部にチャネル領域が形成され、チャネル領域の両側に半導体基板とは逆導電型の拡散領域410、420が形成されて、更に、ゲート電極300の側壁に例えば熱酸化膜からなる絶縁膜を介して、例えば酸化膜-窒化膜からなる電荷蓄積層500が形成され、更に電荷蓄積の上部、つまりゲート電極300の両側に例えばシリコン酸化膜からなるサイドウォール600が形成されている。更に、電荷蓄積層500の少なくとも一部を覆うように絶縁膜が形成され、層間絶縁膜800、コンタクト900及びメタル配線910が形成され、メモリセルを成している半導体記憶装置が形成できる。
上述したように、本発明に係る半導体記憶装置によれば、電荷蓄積層500夫々に対し、メモリセルの上部であって、電荷蓄積層500の少なくとも一部を覆うように形成された電荷蓄積層500を保護する保護用絶縁膜610を有することで、ゲート電極300の両側に電荷蓄積層500を配置するメモリセルにおいて、電荷蓄積層500の電荷保持特性の悪化を防ぎ、電荷保持特性の良い、大容量不揮発性メモリセルを提供することが可能となる。
従来の半導体装置におけるメモリセルアレイの概略断面図 従来の半導体装置におけるメモリセルの概略断面図 従来の半導体装置におけるメモリセルの概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施形態を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施形態を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施形態を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施形態を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施形態を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一製造工程を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一製造工程を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一製造工程を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一製造工程を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一製造工程を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一製造工程を示す概略断面図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一製造工程を示す概略断面図
符号の説明
1 半導体基板
2、200 ゲート絶縁膜
3、300 ゲート電極
4 電荷保持膜
6、400 チャネル領域
7 高濃度不純物拡散領域
8 低濃度不純物拡散領域
12 ビット線
15 チャネル
17 窒化物層
18、20 酸化物層
48 絶縁膜
49 フローティングゲート導電膜
50 ビット線酸化物
51 側面酸化物
60 ポリシリコンワード線
100 p型シリコン基板
110 素子分離膜
210 シリコン酸化膜
220 シリコン窒化膜
310 金属ゲート電極
410、420 拡散領域
500 電荷蓄積層
600 サイドウォール
610 保護用絶縁膜
800 層間絶縁膜
900 コンタクト、コンタクトホール
910 メタル配線

Claims (8)

  1. 半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記ゲート電極下に配置されたチャネル領域と、前記チャネル領域の両側に配置され、前記チャネル領域と逆導電型を有する拡散領域と、前記ゲート電極の両側に形成された電荷を保持する機能を有する電荷蓄積層と、から構成されるメモリセルを備える不揮発性半導体記憶装置において、
    前記電荷蓄積層夫々に対し、前記メモリセルの上部であって、前記電荷蓄積層の少なくとも一部を覆うように形成された前記電荷蓄積層を保護する保護用絶縁膜を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記保護用絶縁膜が、前記拡散領域の一部を覆っていないことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記保護用絶縁膜が、前記ゲート電極に対しサイドウォール状の形状をなすことを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記電荷蓄積層が、酸化膜−窒化膜−酸化膜からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記電荷蓄積層が、酸化膜−窒化膜からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記ゲート電極が、金属からなることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記保護用絶縁膜が、前記メモリセル形成後に前記半導体層の上部全面を覆うように形成される層間絶縁膜とは異なる材料からなることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記保護用絶縁膜は、その反応性イオンエッチングのエッチング速度が前記層間絶縁膜のエッチング速度よりも遅い材料からなることを特徴とする請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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JP2008016473A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Sharp Corp 半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法
JP2015032825A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド ゲートファースト方法を使用した不揮発性メモリ(NVM)ならびに高kおよび金属ゲートの一体化

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008016473A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Sharp Corp 半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法
JP2015032825A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド ゲートファースト方法を使用した不揮発性メモリ(NVM)ならびに高kおよび金属ゲートの一体化

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