JP2006173047A - 薄型温度ヒューズとその製造方法 - Google Patents

薄型温度ヒューズとその製造方法 Download PDF

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憲幸 勝本
Hiroshi Nakajima
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Abstract

【課題】 要求される特性、強度を満足させながら加熱工程を減らして、信頼性を向上することを可能にする薄型温度ヒューズとその製造方法を提供する。
【解決手段】 温度上昇に応じて可溶する可溶金属3と、導電性の板状体であり、この板状体が、長手方向に対して交差する方向に表面から突出して設けられた凸部と、この板状体の短辺側に設けられると共に可溶金属3を保持する保持部とを具備する構造のリードフレーム1、2と、絶縁性の樹脂シート4、5とを有し、保持部が互いに向かい合うようにリードフレーム1、2が配置され、2つの保持部により可溶金属3が保持されて溶接され、可溶金属3と凸部とを覆うように、リードフレーム1、2に樹脂シート4が配置されると共にリードフレーム1、2の裏面側に樹脂シート5が配置され、リードフレーム1、2の凸部を含めて、樹脂シート4と樹脂シート5との間が接着剤6で充填されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、周囲温度の上昇により溶断する薄型温度ヒューズとその製造方法に関する。
薄型温度ヒューズとして、図9に示すものがある。この薄型温度ヒューズでは、一対の帯状リ−ド導体211、212の先端間に低融点可溶合金片220を接続し、低融点可溶合金片220を樹脂フィルム231、232で挾む。そして、樹脂フィルム231、232の周辺を封止すると共に、各樹脂フィルム231、232と帯状リ−ド導体211、212との間を封止する。このとき、帯状リ−ド導体211、212の被封止部に樹脂層241、242を被覆して、樹脂フィルム231、232と帯状リ−ド導体211、212の被封止部の樹脂層241、242との間を融着する。
こうして作られた温度ヒュ−ズは薄型であり、各種の用途、例えばリチウムイオン電池のような二次電池の過充電や過放電から、この二次電池を保護する。こうした薄型温度ヒューズが特許文献1に記載されている。
特開平11−353995号公報
しかし、先に述べた薄型温度ヒューズには次の課題がある。つまり、薄型温度ヒューズを作る際に、低融点可溶合金片220を一対の帯状リ−ド導体211、212に対して溶接等で接続する工程に加えて、さらに、ヒ−トシ−ル、超音波融着、レ−ザ照射により、樹脂フィルム231と樹脂フィルム232とを融着し、かつ樹脂フィルム231、232と帯状リ−ド導体211、212の被封止部の樹脂層241、242とを融着する必要がある。
しかし、一般に、温度ヒューズの製造工程では、低融点可溶合金片やロジンの酸化を防いで、不良品の発生を抑えるために、加熱工程を極力避ける必要がある。薄型温度ヒューズの場合も同様である。しかし、従来の薄型温度ヒューズには複数の加熱工程が必要であり、薄型温度ヒューズの信頼性を低くするという課題がある。
先に述べた薄型温度ヒューズには次の課題もある。一般に、薄型温度ヒューズでは、平板形状のリードフレームを使用する。こうした形状により、リード線に比べて断面積に対する表面積の割合が大きく、熱流束の低下や放熱を引き起こし、動作精度や応答速度に影響を与えていると考えられている。
また、温度ヒューズは、低融点可溶合金片の溶融体が表面張力を下げるためにリード線に濡れ拡がることで溶断して役割を果たす。しかし、一般に薄型温度ヒューズでは、低融点可溶合金片とリードフレームとは同一平面上で取り付けられているために、濡れ拡がる方向は2次元平面上に限られ、厳しい環境下で確実に動作するには、限られた種類のロジンの特性に頼らなければならないという課題がある。
本発明は、前記の課題を解決し、要求される特性、強度を満足させながら加熱工程を減らして、信頼性を向上することを可能にする薄型温度ヒューズとその製造方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、温度上昇に応じて可溶する可溶金属と、導電性の板状体であり、この板状体が、長手方向に対して交差する方向に表面から突出して設けられた凸部と、この板状体の短辺側に設けられると共に前記可溶金属を保持する保持部とを具備する構造の第1および第2のリードフレームと、絶縁性の第1および第2の樹脂シートとを有し、前記保持部が互いに向かい合うように前記2つのリードフレームが配置され、前記2つの保持部により前記可溶金属が保持されて溶接され、前記可溶金属と前記凸部とを覆うように、前記第1および前記第2のリードフレームに前記第1の樹脂シートが配置されると共にこれら2つのリードフレームの裏面側に前記第2の樹脂シートが配置され、前記第1および前記第2のリードフレームの凸部を含めて、前記第1の樹脂シートと前記第2の樹脂シートとの間が接着剤で充填されていることを特徴とする薄型温度ヒューズである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の薄型温度ヒューズにおいて、前記第1および前記第2の樹脂シートの少なくとも一方が紫外線を透過し、前記接着剤が紫外線を当てると硬化する紫外線硬化接着剤であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の薄型温度ヒューズにおいて、前記接着剤は、無色または顔料により着色されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄型温度ヒューズにおいて、前記第1および前記第2の樹脂シートの大きさを変えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1に記載の薄型温度ヒューズを製造する薄型温度ヒューズの製造方法であって、前記第1および前記第2のリードフレームの一方の短辺側に設けられた保持部を互いに向かい合うように配して、これらの保持部で前記可溶金属を保持し、前記第1および前記第2のリードフレームの他方の短辺側端部から加熱することにより、前記可溶金属を前記第1および前記第2のリードフレームにそれぞれ溶接して、前記2つのリードフレームと前記可溶金属とからなる可溶体を形成し、前記第2の樹脂シートに前記可溶体を載せて前記可溶金属に特殊活性樹脂を塗布した後、前記可溶体に向けて接着剤を滴下し、前記可溶体を覆うように、前記第1の樹脂シートを被せ、この第1の樹脂シートの両側を押圧して、前記接着剤を硬化させることを特徴とする薄型温度ヒューズの製造方法である。
請求項6の発明は、請求項5に記載の薄型温度ヒューズの製造方法において、前記第1および前記第2の樹脂シートの少なくとも一方に紫外線を透過するものを用い、紫外線を当てると硬化する紫外線硬化接着剤を前記接着剤として用い、紫外線を当てて前記接着剤を硬化させることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5または6に記載の薄型温度ヒューズの製造方法において、前記接着剤に着色用の顔料を混入することを特徴とする。
本発明によれば、可溶合金の接続以外は、接着剤を用いて第1および第2のシートを、第1および第2のリードフレームに固定するので、可溶金属に対する加熱処理を減らして可溶金属をシールすることができ、信頼性の高い薄型温度ヒューズを提供することができる。
接着剤として紫外線硬化接着剤を用いると、紫外線照射により接着剤が硬化するので、短時間での薄型温度ヒューズを作ることができる。また、接着剤に着色用の顔料を加えて接着剤を着色することにより、たとえば、薄型温度ヒューズの動作温度を識別することができる。
第1および第2のリードフレームの短辺側に設けられた保持部の形状により、溶接などによる可溶金属の取り付けが容易になり、さらに、可溶金属付近の伝熱面の増加および可溶金属の溶融体が濡れ拡がる面が3次元で配置されることによって、動作精度を向上させることができる。
本実施の形態による薄型温度ヒューズを図1および図2に示す。本実施の形態による薄型温度ヒューズは、リードフレーム1(第1のリードフレーム)と、リードフレーム2(第2のリードフレーム)と、可溶金属3と、樹脂シート4(第1の樹脂シート)と、樹脂シート5(第2の樹脂シート)と、接着剤6とで構成されている。
可溶金属3は、周囲温度の上昇に応じて可溶する径dの丸棒状の金属であり、可溶金属3としては、Sn、AgおよびCuの一種またはそれ以上を混合したものがある。溶断の速度調節などをするために、可溶金属3の表面にはロジン(図示を省略)が塗られている。
リードフレーム1は、可溶金属3を位置決めして保持するものであり、図3に示すように板状体11で作られている。板状体11には導電性があり、具体的には、板状体11としてニッケルなどの金属が用いられている。板状体11の長手方向に対して交差する方向に、かつ、板状体11の表面から突出して凸部12が設けられている。凸部12の高さhあるいは2つの立ち上げ部15のうち、少なくとも1つ以上は可溶金属3の径dよりも高くなることが望ましい。同時に、2つの立ち上げ部15の間のスリット幅Lよりも広くなることが望ましい。その結果、保持した可溶金属3と樹脂シート4との接触を防ぎ、かつ、取り付けが容易になる。なお、板状体11の先端部13には可溶金属3の溶着を容易にするために、銅メッキなどが施されている。
板状体11の一方の短辺側にある端面14には、2つの立ち上げ部15が可溶金属3の保持部として設けられ、これらの立ち上げ部15は可溶金属3が入る間隔に配置されている。2つの立ち上げ部15は次のように形成される。図4に示すように、板状体11に対して、プレス加工により凸部12が形成されると共に、分断加工により2つの突起15Aが設けられる。この後、凸部12が形成されている側に2つの突起15Aが立ち上げられて、立ち上げ部15が形成される。なお、こうして立ち上げ部15を形成する以外に、プレス加工によって先端部13に凹部を形成するなどの、各種の形成方法がある。
こうして、凸部12および立ち上げ部15が設けられたリードフレーム1が形成される。リードフレーム2はリードフレーム1と同様であるので、その構造の説明を省略する。なお、リードフレーム2では、21が板状体、22が凸部、23が先端部、24が端面、25が立ち上げ部である。リードフレーム1に対してリードフレーム2は、図5に示すように、端面14に設けられた立ち上げ部15が端面24に設けられた立ち上げ部25と向かい合うように配置される。そして、立ち上げ部15と立ち上げ部25とによって、可溶金属3が保持されて溶接される。こうして、リードフレーム1、2および可溶金属3により、図5の可溶体が組み立てられる。
樹脂シート4は、可溶金属3が溶接されたリードフレーム1、2の表面側(凸部12が設けられている側)に配置され、樹脂シート5は、リードフレーム1、2の裏面側に配置されている。樹脂シート4、5は、それぞれ厚さが異なる組み合わせも可能であり、少なくとも紫外線を透過するものであり、本実施の形態では樹脂シート4、5として例えば透明なポリカーボネートが用いられている。樹脂シート4の幅が樹脂シート5に比べて狭く、これにより、樹脂シート4、5を接着する際に、接着剤6が樹脂シート4の表面4A(図2)に回り込み、樹脂シート5の表面5Aに回り込むことがない。リードフレーム1の長手方向に対して交差する方向に対する樹脂シート4の断面形状が湾曲している。この湾曲形状により、リードフレーム1、2に対して力がA1、A2方向(図1)またはその逆方向に加えられたときに、リードフレーム1、2に溶接された可溶金属3の変形を防ぎ、薄型温度ヒューズの信頼性を高めている。
接着剤6は、樹脂シート4、5を接着して、可溶金属3のシールをしている。接着剤6は、紫外線が照射されると硬化する紫外線硬化接着剤である。接着剤6は、リードフレーム1、2を接着すると共に、リードフレーム1の凸部12およびリードフレーム2の凸部22内部にも回り込み易いので、リードフレーム1、2に対して力がB1、B2(図2)方向に加えられて、薄型温度ヒューズが引っ張られたときに、接着剤6および凸部12、22により、この引っ張りに強く、可溶金属3が延びて変形することを防ぐことができ、薄型温度ヒューズの信頼性を高めることができる。
また、接着剤6として次のものを用いている。本実施の形態では、接着剤6に顔料を混入し、接着剤6を着色する。本実施の形態による薄型温度ヒューズの動作温度に応じて接着剤6の色を別にすることにより、製品の識別を容易にする。
本実施の形態による薄型温度ヒューズは前記の構造である。つぎに、この薄型温度ヒューズの製造について図6を用いて説明する。ロール状に巻かれた板状体101を加工してリードフレーム1、2を製造する。リードフレーム1、2の端面14、24を互いに向かい合うように配置し、リードフレーム1、2の立ち上げ部15、25により可溶金属3を保持し、この後、溶接装置151を用いて、可溶金属3をリードフレーム1、2に溶接する。このとき、リードフレーム1、2の端部から、つまり、立ち上げ部15、25が設けられている端面14、24と反対側に位置する端面側から、リードフレーム1、2を加熱して可溶金属3を溶融し、可溶金属3をリードフレーム1、2に溶接する。この結果、可溶金属3に対して直接、熱源を当てることがないので、薄型温度ヒューズの信頼性を高めることができる。また、リードフレーム1の立ち上げ部15、25側の先端部13、23(図5)が例えば銅メッキされているので、溶接を確実に行うことができる。
こうして、リードフレーム1、2と可溶金属3とから構成される可溶体(図5)を組み立てる。
可溶体を組み立てると、樹脂シート5を形成するために、ロール状の樹脂シート102の上に前記の可溶体を配置する。この後、吐出装置152により特殊活性樹脂103、つまりロジンを可溶体の可溶金属3に滴下し、さらに、吐出装置153により接着剤6として紫外線硬化接着剤104(UV接着剤)を可溶金属3に向けて滴下する。この後、樹脂シート4を形成するために、前記の可溶体を覆うように、ロール状の樹脂シート103を被せる。
ロール状の樹脂シート4、5で前記の可溶体を挟むと、照射装置154を樹脂シート4に下ろす。照射装置154は、紫外線を出力する紫外線発生部154Aと、互いに平行に配置され、中央に紫外線発生部154Aが設置された脚部154Bとを備えている。照射装置154を樹脂シート4に下ろす際に、図7の押圧位置161に照射装置154の脚部154Bがそれぞれ位置するように、つまり、前記可溶体の両側に位置するようにする。一方、樹脂シート5は平面状の冶具(図示を省略)上にあるので、樹脂シート4が湾曲する(図1)。照射装置154を樹脂シート4に下ろすと、余剰の接着剤6が樹脂シート4、5の両側から流れ出すが、樹脂シート4、5の幅W1、W2間で差を設けるとき、たとえば、樹脂シート4の幅W1が樹脂シート5の幅W2に比べて狭いとき、樹脂シート5から接着剤6が流れ出す前に樹脂シート4から接着剤6が流れ出す。この結果、図2に示すように、樹脂シート5からはほとんど接着剤6が流れ出すことがない。さらに、樹脂シート4の面積をS1とし樹脂シート5の面積をS2とするとき、多角形の形状であれば少なくとも1辺の長さを揃えて、円形であれば長径、短径方向を揃えて、面積S1と面積S2に差をつけることで、その効果は顕著に現れる。また、この際に、樹脂シート4と樹脂シート5のどちらかに孔や切り欠きをつけることも、同様の理由で有効である。
照射装置154の脚部154Bを樹脂シート4に下ろすと同時に紫外線発生部154Aを点灯する。これにより、紫外線硬化接着剤である接着剤6が硬化し、前記の可溶体が樹脂シート4、5で挟まれ、かつ、樹脂シート4と樹脂シート5の間に接着剤6が充填されたヒューズ体が作られる。この後、カッター155により、冶具上にあるヒューズ体を押圧位置161(図7)で切断して、余分な樹脂シートを切り離し、本実施の形態による薄型温度ヒューズが完成する。このとき、接着剤6は着色されているので、接着剤6の色分けによる動作温度の識別を可能にすると共に、接着剤6が可溶金属3を完全にシールしているかどうかの良否の判別も、目視で容易に可能である。
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成は本実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれる。たとえば、本実施の形態では、接着剤6として紫外線硬化接着剤を用いたが、通常の接着剤を用いても良い。この場合には、自然乾燥により接着剤が硬化するので、照射装置154の紫外線発生部154Aを不要にして、照射装置154の構造を簡単にすることができる。
また、リードフレームとして図3に示すものを用いたが、リードフレームがこれに限定されることはない。たとえば、図8に示すように、リードフレーム1の凸部12に切り欠き部分12Aを設ければ、接着剤6が切り欠き部分12Aを流れるので、接着剤6が凸部12内部に入りやすい構造としても良い。
本発明の一実施の形態による薄型温度ヒューズを示す斜視図である。 図1のI−I断面を示す断面図である。 図1のリードフレームを示す斜視図である。 図3のリードフレームの立ち上げ部の形成を説明するための平面図である。 可溶金属が溶接されたリードフレームを示す斜視図である。 本実施の形態による薄型温度ヒューズの製造を説明するための説明図である。 樹脂シートで可溶体を挟む様子を説明する平面図である。 図3のリードフレームの変形例を示す斜視図である。 従来の薄型温度ヒューズを説明するための説明図であり、(a)が薄型温度ヒューズの平面図、(b)が(a)のVIII−VIII断面図である。
符号の説明
1、2 リードフレーム
11、21 板状体
12、22 凸部
12A 切り欠き部分
13、23 先端部
14、24 端面
15、25 立ち上げ部
15A 突起
3 可溶金属
4、5 樹脂シート
4A、5A 表面
6 接着剤

Claims (7)

  1. 温度上昇に応じて可溶する可溶金属(3)と、
    導電性の板状体であり、この板状体が、長手方向に対して交差する方向に表面から突出して設けられた凸部と、この板状体の短辺側に設けられると共に前記可溶金属(3)を保持する保持部とを具備する構造の第1および第2のリードフレーム(1、2)と、
    絶縁性の第1および第2の樹脂シート(4、5)とを有し、
    前記保持部が互いに向かい合うように前記2つのリードフレーム(1、2)が配置され、前記2つの保持部により前記可溶金属(3)が保持されて溶接され、
    前記可溶金属(3)と前記凸部とを覆うように、前記第1および前記第2のリードフレーム(1、2)に前記第1の樹脂シート(4)が配置されると共にこれら2つのリードフレーム(1、2)の裏面側に前記第2の樹脂シート(5)が配置され、
    前記第1および前記第2のリードフレーム(1、2)の凸部を含めて、前記第1の樹脂シート(4)と前記第2の樹脂シート(5)との間が接着剤(6)で充填されていることを特徴とする薄型温度ヒューズ。
  2. 前記第1および前記第2の樹脂シート(4、5)の少なくとも一方が紫外線を透過し、前記接着剤(6)が紫外線を当てると硬化する紫外線硬化接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の薄型温度ヒューズ。
  3. 前記接着剤(6)は、無色または顔料により着色されていることを特徴とする請求項1または2に記載の薄型温度ヒューズ。
  4. 前記第1および前記第2の樹脂シート(4、5)の大きさを変えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄型温度ヒューズ。
  5. 請求項1に記載の薄型温度ヒューズを製造する薄型温度ヒューズの製造方法であって、
    前記第1および前記第2のリードフレーム(1、2)の一方の短辺側に設けられた保持部を互いに向かい合うように配して、これらの保持部で前記可溶金属(3)を保持し、
    前記第1および前記第2のリードフレーム(1、2)の他方の短辺側端部から加熱することにより、前記可溶金属(3)を前記第1および前記第2のリードフレーム(1、2)にそれぞれ溶接して、前記2つのリードフレーム(1、2)と前記可溶金属(3)とからなる可溶体を形成し、
    前記第2の樹脂シート(5)に前記可溶体を載せて前記可溶金属(3)に特殊活性樹脂を塗布した後、前記可溶体に向けて接着剤(6)を滴下し、
    前記可溶体を覆うように、前記第1の樹脂シート(4)を被せ、この第1の樹脂シート(4)の両側を押圧して、前記接着剤(6)を硬化させることを特徴とする薄型温度ヒューズの製造方法。
  6. 前記第1および前記第2の樹脂シート(4、5)の少なくとも一方に紫外線を透過するものを用い、紫外線を当てると硬化する紫外線硬化接着剤を前記接着剤(6)として用い、
    紫外線を当てて前記接着剤(6)を硬化させることを特徴とする請求項5に記載の薄型温度ヒューズの製造方法。
  7. 前記接着剤(6)に着色用の顔料を混入することを特徴とする請求項5または6に記載の薄型温度ヒューズの製造方法。
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