JP2014017079A - 温度ヒューズ - Google Patents

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健吾 中村
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謙治 仙田
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浩平 長藤
Hiroshi Tomita
浩史 冨田
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Abstract

【課題】小型化しても天面の平坦性に優れた温度ヒューズを提供することを目的とするものである。
【解決手段】一対の金属端子11と、金属端子11の各先端部が配置された第1の絶縁フィルム14と、金属端子11の先端部間に設けられた可溶合金12と、可溶合金12を覆うように第1の絶縁フィルム14に固着された第2の絶縁フィルム15からなる温度ヒューズであって、第1の絶縁フィルム14と第2の絶縁フィルム15とは、可溶合金12を囲む溶着部16により固着され、第2の絶縁フィルム15の上方に、第2の絶縁フィルム15の材料とは異なる材料の樹脂層17を設け、可溶合金12の中央部上方の樹脂層17の厚さを、溶着部16の上方の樹脂層17の厚さよりも薄くしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン電池等の過熱保護に用いられる薄型温度ヒューズに関するものである。
近年、携帯電話、ノートパソコン等の携帯機器に高容量のリチウムイオン、リチウムポリマー等の2次電池が多用されている。これらの2次電池はエネルギー密度が高く、過充電やショート時に大きな電流が流れて異常発熱する可能性があるため、2次電池の側面あるいは底面に抵抗溶接、スポット溶接等で温度ヒューズを取り付け、異常発熱を感知し回路を遮断している。2次電池の薄型化、小型化に伴い、温度ヒューズに対しても薄型化、小型化への要望が強い。この要望に対して、図3のように、対向する端子1間に可溶合金2を橋絡させて接合し、これをベースフィルム3とカバーフィルム4で挟んで封止した温度ヒューズが用いられている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2002−42621号公報
上記従来の温度ヒューズでは、カバーフィルムはシート状のフィルムをエンボス加工して可溶合金を収納するようにしている。この温度ヒューズをさらに小さくしていくと、可溶合金を収納している部分の天面がどうしても丸くなってしまい、この部分でピックアップしようとすると、ハンドリング性が悪くなってしまう。またハンドリング時にカバーフィルムに傷をつけてしまい、信頼性が劣化する可能性がでてくる。
本発明はこのような課題に対して、小型化してもハンドリング性が良く、信頼性に優れた温度ヒューズを提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、一対の金属端子と、金属端子の各先端部が配置された第1の絶縁フィルムと、金属端子の先端部間に設けられた可溶合金と、可溶合金を覆うように第1の絶縁フィルムに固着された第2の絶縁フィルムからなる温度ヒューズであって、第1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとは、可溶合金を囲む溶着部により固着され、第2の絶縁フィルムの上方に、第2の絶縁フィルムの材料とは異なる材料の樹脂層を設け、可溶合金の中央部上方の樹脂層の厚さを、溶着部の上方の樹脂層の厚さよりも薄くしたものである。
上記構成により、温度ヒューズ本体の上面の平坦性を向上させることができるため、ハンドリング性に優れたものが得られ、さらに第2の絶縁フィルムの強度が弱くなる部分に樹脂層を厚く設けることにより、信頼性も向上させることができる。
本発明の一実施の形態における温度ヒューズの断面図 本発明の一実施の形態における温度ヒューズの製造方法を説明する図 従来の温度ヒューズの断面図
以下、本発明の一実施の形態における温度ヒューズについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における温度ヒューズの断面図であって、ニッケルからなる一対の平板状の金属端子11の間に、Sn−In−Bi合金からなる可溶合金12を橋設させ、可溶合金12の周囲にフラックス13が塗布され、可溶合金12およびフラックス13を第1の絶縁フィルム14と第2の絶縁フィルム15とを溶着固定された溶着部16で封止している。第1の絶縁フィルム14は厚さ約0.10mmのポリエチレンナフタレート(以下PENと称す)フィルム、また第2の絶縁フィルム15は、厚さ約0.10mmのPENフィルムからなっており、第2の絶縁フィルム15は開口部分がほぼ矩形状で、深さ(T3)が約0.5mmとなるようにエンボス加工され、可溶合金12およびフラックス13はこのエンボス加工されたポケット18部分に収納されている。
通常このように絶縁フィルムをエンボス加工すると、天面部分では丸みを帯びた形状になってしまう。特にポケット18部分の形状が小さくなってくるとその影響は大きくなってくる。またエンボス加工のときに絶縁フィルムが伸ばされるため、天面角部および側壁部で絶縁フィルムの厚さが薄くなり、その部分での強度が弱くなりやすい。これに対して本実施の形態では、第2の絶縁フィルム15の上に、シリコーン樹脂からなる樹脂層17を形成している。ここで可溶合金12の中央部上方の樹脂層17の厚さ(T1)を約0.05mm、溶着部16上方の樹脂層17の厚さ(T2)を約0.3mmとなるように形成している。このようにすることにより温度ヒューズ本体の天面の平坦性を向上させることができ、ハンドリングしやすいものとなっている。さらに樹脂層17に第2の絶縁フィルム15よりも軟らかいものを用いることにより、外部からの衝撃に対してより強いものとすることができる。
次に本発明の一実施の形態における温度ヒューズの製造方法について説明する。
まず図2(a)のように、PENからなり厚さ約0.10mmのテープ状の第1の絶縁フィルム14の上に、ニッケルからなる平板状の金属端子11を第1の絶縁フィルム14の延伸方向に対して垂直な方向に対向するように配置させ、第1の絶縁フィルム14と金属端子11とを溶着させて固定する。
溶着させる方法としては、熱プレス、あるいは金属端子11に電流を流して金属端子11を発熱させ、その熱で溶着しても良い。
次に図2(b)のように、金属端子11間に橋設するように可溶合金12を実装し、冷却板(図示していない)を当てながらレーザ光により可溶合金12の一部を溶かすことにより、金属端子11と可溶合金12とを接合する。
次に第2の絶縁フィルム15を準備する。まず図2(c)のように、PENからなり厚さ約0.10mmのテープ状の第2の絶縁フィルム15にエンボス加工を施すことによってポケット18を形成する。このポケット18の上面(図2(c)において手前側の最大開口部分)は、第2の絶縁フィルム15の延伸方向の長さ(d1)を約2.2mm、第2の絶縁フィルム15の幅方向の長さ(d2)を約2.5mmとするほぼ矩形状となっている。またポケット18の深さ(図1のT3)を約0.5mmとしている。
次に図2(b)の第1の絶縁フィルム14に、図2(c)の第2の絶縁フィルム15を重ね合わせる。このとき第2の絶縁フィルム15のポケット18にはフラックス13が入れられている。フラックス13は溶融したものをディスペンサでポケット18の中に注入したもので、可溶合金12の上に被せられるときは軟化した状態となっており、軟化したフラックス13が可溶合金12に回り込んで塗布される。
次にポケット18の周囲に超音波ホーン(図示していない)を当てて第1の絶縁フィルム14と第2の絶縁フィルム15を超音波溶着して溶着部16を形成することにより、図2(d)のように、可溶合金12およびフラックス13を第1の絶縁フィルム14と第2の絶縁フィルム15との間に封止する。溶着部16は可溶合金12を囲む領域に形成され、その幅(d3)を約0.3mmとしている。
溶着部16は第2の絶縁フィルム15を超音波ホーンで押さえつけるため、溶着部16の厚さは薄くなり、その周辺部は第2の絶縁フィルム15が盛り上がり、土手19が形成される。この土手19は、金属端子11側の両側に盛り上がった部分の土手19aと、金属端子11のない両側に盛り上がった土手19bとから形成されている。
そしてこのとき、土手19の高さ(H)を約0.4mmにしている。この土手19の高さ(H)とは、第1の絶縁フィルム14の下面から土手19の頂点までの高さを言う。
次に第2の絶縁フィルム15上に、液状で常温硬化型のシリコーン樹脂を塗布して自然硬化させ、樹脂層17を形成して図2(e)のようにする。塗布する方法としては、スクリーン印刷、タンポ印刷、転写印刷等の方法を用いることができる。第2の絶縁フィルム15の形状は、図1のように中央部分で盛り上がった形状となっているため、液状のシリコーン樹脂は溶着部16の方に流れる。溶着部16の周辺には土手19が形成されているため、シリコーン樹脂は土手19でせき止められ、溶着部16上方の樹脂層17の厚さを厚くすることができる。このようにして、可溶合金12の中央部上方の樹脂層17の厚さ(T1)が約0.05mm、溶着部16上方の樹脂層17の厚さ(T2)を約0.3mmとなるようにする。
最後に金属端子11延伸方向の溶着部16で切断して個片化することにより、図2(f)のような温度ヒューズを得る。
なお、金属端子11上の土手19aの高さを、金属端子11が無い部分での土手19bの高さよりも高くすることが望ましい。土手19aの高さを高くするには、第2の絶縁フィルム15の幅寸法を超音波ホーンより大きい幅寸法に調節することにより、超音波ホーンからはみ出した周囲の第2の絶縁フィルム15が盛り上がるとともにその端部が上方向に反り上がって、土手19aの頂点の高さを高くすることができる。
このようにすることによりシリコーン樹脂が多すぎた場合でも、金属端子11以外の方に流れ、金属端子11の上に流れることを防ぐことができる。金属端子11以外の方に流れたシリコーン樹脂は、切断によって除去されるため、製品には影響しない。
本発明に係る温度ヒューズは、小型化しても天面部分の平坦性を向上させることができるため、ハンドリング性が向上するとともに、外部からの衝撃にも強いものとなり、信頼性が向上し、産業上有用である。
11 金属端子
12 可溶合金
13 フラックス
14 第1の絶縁フィルム
15 第2の絶縁フィルム
16 溶着部
17 樹脂層
18 ポケット
19 土手
19a 土手
19b 土手

Claims (2)

  1. 一対の金属端子と、前記金属端子の各先端部が配置された第1の絶縁フィルムと、前記金属端子の先端部間に設けられた可溶合金と、前記可溶合金を覆うように前記第1の絶縁フィルムに固着された第2の絶縁フィルムからなる温度ヒューズであって、前記第1の絶縁フィルムと前記第2の絶縁フィルムとは、前記可溶合金を囲む溶着部により固着され、前記第2の絶縁フィルムの上方に、前記第2の絶縁フィルムの材料とは異なる材料の樹脂層を設け、前記可溶合金の中央部上方の前記樹脂層の厚さを、前記溶着部の上方の前記樹脂層の厚さよりも薄くしたことを特徴とする温度ヒューズ。
  2. 前記第1の絶縁フィルムおよび前記第2の絶縁フィルムには熱可塑性樹脂フィルムを用い、前記樹脂層には常温硬化型の樹脂を用いたことを特徴とする請求項1記載の温度ヒューズ。
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