JP4097806B2 - 薄型温度ヒュ−ズの製造方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は薄型温度ヒュ−ズの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
合金型温度ヒュ−ズにおいては、機器の過電流に基づく発熱で低融点可溶合金のヒュ−ズエレメントを溶断させて機器の通電を遮断し機器の異常発熱ひいては火災の発生を未然に防止している。
近来、携帯電話、ノ−トブックパソコン、ビデオカメラ等のパ−ソナルユ−ス電子機器の小型化・薄型化に伴い、その電源である二次電池(リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等)も小型化されている。
【0003】
このリチウムイオン二次電池等では、エネルギ−密度が高く放電時や充電時に相当に大きな電流が流れて昇温する可能性があるので、二次電池の底面または側面に合金型温度ヒュ−ズを配設して昇温防止することが検討されている。
この合金型温度ヒュ−ズにおいては、電池の小型化に対応して薄型であることが要請され、本出願人においてはかかる薄型温度ヒュ−ズとして、「樹脂ベ−スフィルムに一対のリ−ド導体の各先端部を裏面より表面に表出させ、その表出部間に低融点可溶合金片を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布し、樹脂カバ−フィルムを前記樹脂ベ−スフィルムでの前記フラックス塗布低融点可溶合金片を囲む周囲部に融着した合金型の温度ヒュ−ズ」を既に提示した(特公平7−95419号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
合金型温度ヒュ−ズにおいては、低融点可溶合金片の表面に不可避的に形成される酸化膜を温度ヒュ−ズの作動時にフラックスの溶融活性化により溶解して溶融合金の球状化分断を促進している。
従って、上記薄型温度ヒュ−ズの樹脂カバ−フィルムによる封止においては、フラックスの加圧変形による低融点可溶合金片の露出を排除するように、樹脂カバ−フィルムを予め容器状に成形してフラックスに過大な応力を作用させないようにしている。
【0005】
しかし、かかる成形樹脂カバ−フィルムを使用すると、樹脂カバ−フィルム内の空間にフラックス塗布低融点可溶合金片を納めるようにフラックス塗布低融点可溶合金片に対する厳格な位置合わせが必要であり、製造能率の低下や製造設備のコストアップが招来される。一方、ラフな位置合わせのもとでは、封止界面にフラックスが噛み込んで所定の封止性を確保し得ず、製品の歩留まりの低下が避けられない。
【0006】
本発明の目的は、樹脂カバ−フィルムを樹脂ベ−スフィルムにおけるフラックス塗布低融点可溶合金片を囲む周囲部に融着してフラックス塗布低融点可溶合金片を封止する薄型温度ヒュ−ズを容易に優れた封止性のもとで製造できる薄型温度ヒュ−ズの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る一の薄型温度ヒュ−ズの製造方法は、樹脂ベ−スフィルムに一対のリ−ド導体の各先端部を裏面より表面に表出させ、その表出部間に低融点可溶合金片を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布した温度ヒュ−ズ本体を製作し、上記フラックス塗布低融点可溶合金片の全長を納め得る巾の連続溝を成形した長尺樹脂カバ−フィルムを上記温度ヒュ−ズ本体の樹脂ベ−スフィルム上に配置し、その樹脂ベ−スフィルムでの上記フラックス塗布低融点可溶合金片を囲む周囲部において長尺樹脂カバ−フィルムを樹脂ベ−スフィルムに融着することを特徴とする構成である。
【0008】
本発明に係る他の薄型温度ヒュ−ズの製造方法は、一対のリ−ド導体の先端部間に低融点可溶合金片を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布し、このフラックス塗布低融点可溶合金片を樹脂ベ−スフィルムと樹脂カバ−フィルムとの周囲部の融着により封止した温度ヒュ−ズを製造する方法であり、上記リ−ド導体間のフラックス塗布低融点可溶合金片を挾んで上記リ−ド導体の長手方向と直交する方向に延びる長尺樹脂ベ−スフィルムと長尺樹脂カバ−フィルムとを配し、両長尺フィルムの少なくとも一方には上記フラックス塗布低融点可溶合金片の全長を納め得る巾の連続溝を成形しておき、これらの両長尺フィルムを上記フラックス塗布低融点可溶合金片を囲む周囲部において融着し、所定の巾で切断することを特徴とする構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1の(イ)及び図1の(ロ)〔図1の(イ)のロ−ロ断面図〕は請求項1に係る方法により製造される薄型温度ヒュ−ズの一例を示している。
図1において、11は樹脂ベ−スフィルムであり、同一直線上に配置した一対の帯状リ−ド導体2,2をその各先端部20をフィルム裏面から表面に表出させて融着または接着剤により固着してある。3はヒュ−ズエレメントとしての低融点可溶合金片であり、帯状リ−ド導体の表出先端部20,20間に接続し、フラックス4を塗布してある。12は樹脂カバ−フィルムであり、周囲部を樹脂ベ−スフィルム11に熱融着や超音波溶接により封止してある。
【0010】
図2の(イ)は本発明において使用する長尺の樹脂カバ−フィルム120の一例を示し、上記フラックス塗布低融点可溶合金片の全長よりやや広い巾の溝121を成形してある。この溝121の形状はフラックス塗布低融点可溶合金片の全長を収容し得る可及的に浅いものであれば特に限定されず、例えば図2の(ロ)に示すように溝底部にリブ用の凸条122または凹条を形成することもできる。
【0011】
請求項1に係る発明により図1に示す薄型温度ヒュ−ズを製造するには、樹脂ベ−スフィルムの両端部に一対のリ−ド導体の各先端部を裏面より表面に表出させ、その表出部間に低融点可溶合金片を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布した温度ヒュ−ズ本体(図1におけるA)を製作しておき、図3において、まず温度ヒュ−ズ本体Aの樹脂ベ−スフィルム11を基台B上にをセットし、この樹脂ベ−スフィルム11上に温度ヒュ−ズ本体Aのリ−ド導体2の長手方向と直交する方向に前記の長尺樹脂カバ−フィルム120(長尺樹脂カバ−フィルム120と樹脂ベ−スフィルム11とは等巾)を延在させて載置し(図3では図示の便宜上間隔をおいて配してある)、位置合わせ治具(図示していない)により長尺樹脂カバ−フィルム120の位置合わせを行い(後述するようにリ−ド導体の長手方向に対しての位置合わせ)、上記フラックス塗布低融点可溶合金片aを収容する凹部cを有する加熱金型Dを降下させて樹脂ベ−スフィルム11でのフラックス塗布低融点可溶合金片aを囲む周囲部に長尺樹脂ベ−スフィルム120を熱融着する。
【0012】
上記加熱金型Dに、樹脂ベ−スフィルム11の巾の両端縁において樹脂カバ−フィルム120を切断するようにトムソン刃を設けておき前記の熱融着と同時に樹脂カバ−フィルム120を切断するか、または加熱金型Dとは別体のカッタ−で前記の熱融着後に樹脂カバ−フィルム120を切断し、これにて図1に示した薄型温度ヒュ−ズの製造を終了する。
上記において、樹脂ベ−スフィルムも最終寸法よりも長くしておき、上記熱融着後、樹脂カバ−フィルム120と樹脂カバ−フィルムとを一挙に切断することもできる。
【0013】
上記において、長尺樹脂カバ−フィルム120を樹脂ベ−スフィルム11上の空間に延在させ、その両端をクランプ等により一定の低把持力で支持し、上記加熱金型を長尺樹脂カバ−フィルムの前記低把持力に抗して低張力(長尺樹脂カバ−フィルムに実質上伸びを生じさせない程度の低張力)のもとで降下させてもよい。
また、上記フラックス塗布低融点可溶合金片を収容する凹部を有する超音波溶着工具ホ−ンを上記の加熱金型Dに代え使用して超音波溶接することもできる。
【0014】
上記において基台Bと金型Dとはガイドピンで連結してあり、基台Bに設けた位置合わせ手段で温度ヒュ−ズ本体aの樹脂ベ−スフィルム11を基台B上にセットすれば、上記金型Dの凹部cの輪郭内にフラックス塗布フラックスaを収容させるように、自ずから位置合わせできる。
【0015】
上記において、長尺樹脂カバ−フィルム120の溝121内にフラックス塗布低融点可溶合金片aを収容させるように、その長尺フィルム120を温度ヒュ−ズ本体Aのリ−ド導体2の長手方向に対して位置合わせする必要があるが、その長手方向と直交する方向に対する位置合わせは不要である。
従って、長尺樹脂カバ−フィルムの位置合わせを一方向についてのみ行えばよく、二方向についての位置合わせを必要とする場合に較べて位置合わせが容易であり、作業性の向上乃至は製造設備の簡易化を図ることができる。そして、充分な精度の位置合わせを保証でき、封止界面へのフラックスの噛み込みを排除して封止性に優れた高品質の薄型温度ヒュ−ズを製造できる。
【0016】
請求項1に係る発明は、図4に示すように樹脂ベ−スフィルム11に一対のリ−ド導体の一方21の先端部を裏面より表面に表出させ、他方のリ−ド導体22の先端部を表面に固定し、それらの先端部間に低融点可溶合金片3を接続し、該低融点可溶合金片3にフラックス4を塗布した温度ヒュ−ズ本体aを樹脂ベ−スフィルム12で封止する薄型温度ヒュ−ズの製造にも適用できる。
【0017】
請求項1にかかわる薄型温度ヒュ−ズの製造方法は、温度ヒュ−ズ本体を複数個並列に配し、これらの上に連続溝成形の長尺樹脂カバ−フィルムを配し、この長尺樹脂カバ−フィルムを用いて並列配置の全温度ヒュ−ズ本体を一挙に封止する態様で実施することもできる。この場合、複数並列の温度ヒュ−ズ本体の樹脂カバ−フィルムを連続の長尺としておき、封止後に両方の長尺樹脂フィルムを所定巾に接続することもできる。
【0018】
図5の(イ)及び図5の(ロ)〔図5の(イ)のロ−ロ断面図〕は請求項2に係る発明により製造される薄型温度ヒュ−ズの一例を示している。
図5において、11はベ−ス樹脂フィルムを、12は樹脂カバ−フィルムを、2は帯状リ−ド導体を、3は帯状リ−ド導体2,2の先端部間に接続された低融点可溶合金片を、4は低融点可溶合金片3に塗布されたフラックスをそれぞれ示し、樹脂カバ−フィルム12はフラックス塗布低融点可溶合金片aの収容空間を備えている。
【0019】
請求項2に係る発明により図5に示す薄型温度ヒュ−ズを製造するには、同一直線上に配置した一対の帯状リ−ド導体の先端間に低融点可溶合金片を接続し、この低融点可溶合金片にフラックスを塗布して温度ヒュ−ズ主体を製作しておき、図6において、まず基台B上に上記リ−ド導体2,2間のフラックス塗布低融点可溶合金片aを載置すると共にそのフラックス塗布低融点可溶合金片aの直下に平滑な長尺樹脂ベ−スフィルム110をリ−ド導体2の長手方向と直交する方向に延在させて配し、またフラックス塗布低融点可溶合金片aの直上に前記の連続溝成形長尺樹脂カバ−フィルム120をリ−ド導体2の長手方向と直交する方向に延在させて配し(長尺樹脂カバ−フィルム120と長尺樹脂ベ−スフィルム110とは等巾)、上記フラックス塗布低融点可溶合金片aを収容する凹部cを有する加熱金型Dまたは超音波溶着工具ホ−ンを降下させて樹脂ベ−スフィルム110でのフラックス塗布低融点可溶合金片aを囲む周囲部に長尺樹脂カバ−フィルム120を熱融着乃至は超音波溶接し、これらの溶着と同時に両長尺フィルム110,120を切断するか、加熱金型または超音波溶着工具ホ−ンと別体のカッタ−で前記の熱融着後に両長尺フィルムを切断し、これにて図5に示す薄型温度ヒュ−ズの製造を終了する。
【0020】
請求項2に係る薄型温度ヒュ−ズの製造方法では、長尺樹脂ベ−スフィルム110に長尺樹脂カバ−フィルム120と同様に連続溝を成形したものを使用して図7に示すような薄型温度ヒュ−ズの製造にも使用できる。
【0021】
請求項2に係る薄型温度ヒュ−ズの製造方法においても、樹脂カバ−フィルム120の位置合わせを一方向(リ−ド導体の方向)についてのみ行えばよく、位置合わせが容易であり、作業性の向上乃至は製造設備の簡易化を図ることができ、而して、充分な精度の位置合わせのもとで、封止界面へのフラックスの噛み込みを排除して封止性に優れた高品質の薄型温度ヒュ−ズを容易に製造できる。
【0022】
請求項2にかかわる薄型温度ヒュ−ズの製造方法は、温度ヒュ−ズ主体を複数個並列に配し、これらの上下に長尺樹脂カバ−フィルムと長尺樹脂ベ−スフィルムを配し、この長尺樹脂フィルムを用い全温度ヒュ−ズ本体を一挙に封止する態様で実施することもできる。
【0023】
本発明において使用する樹脂ベ−スフィルムや樹脂カバ−フィルムには、例えばポリエチレンテレフタレ−ト、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミド、ポリイミド、ポリフェニレンオキシド、ポリサルホン等のエンジニアリングプラスチック等の熱可塑性樹脂フィルムを使用できる。特に、長尺樹脂ベ−スフィルムや樹脂カバ−フィルムに、図2の(ロ)に示すように溝121の底面に凸条122または凹条を形成したものを使用すれば、薄型温度ヒュ−ズの長手方向(リ−ド導線方向)に沿う曲げに対し凸条または凹条にリブ作用を営なましめ得、温度ヒュ−ズの曲げ強度を向上できる。
【0024】
上記帯状リ−ド導体には、例えば銅、アルミニウム、ニッケル等を使用できる。低融点可溶合金片には温度ヒュ−ズの作動温度に応じた融点のものを使用し、また、フラックスにはロジンを主成分とするものを使用できる。
【0025】
本発明により製造される薄型温度ヒュ−ズの寸法や材質の一例を示せば、樹脂ベ−スフィルム及び樹脂カバ−フィルムが厚み200μm、平面寸法5mm×11mmのポリエチレンテレフタレ−トフィルムであり、帯状リ−ド導体が厚み100μm、巾3.5mm、長さ13mmのニッケル帯状体(先端部に銅箔をクラッド)であり、低融点可溶合金片が共晶点温度94℃,断面積0.07mm2,厚み50μmであり、フラックスがロジンを主成分とするものを例示できる。
【0026】
【発明の効果】
本発明に係る薄型温度ヒュ−ズの製造方法によれば、樹脂カバ−フィルムにフラックス塗布低融点可溶合金片を収容させるための空間を具備させているにもかかわらず、その樹脂カバ−フィルムの空間内にフラックス塗布低融点可溶合金片を納めるための位置合わせを一方向(例えば、リ−ド導体の方向)についてのみ行えばよく、その一方向に直交する方向に対しての位置合わせが不要であるから、位置合わせが容易であり、製造の容易化乃至は製造設備の簡易化を図ることができる。また、位置合わせの優れた精度のために良好な封止性を保証でき、良品質の薄型温度ヒュ−ズを容易に良好な歩留で製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る方法で製造される薄型温度ヒュ−ズの一例を示す図面である。
【図2】本発明において使用する長尺樹脂カバ−フィルムを示す図面である。
【図3】請求項1に係る薄型温度ヒュ−ズの製造方法の実施例を示す図面である。
【図4】請求項1に係る方法で製造される薄型温度ヒュ−ズの別例を示す図面である。
【図5】請求項2に係る方法で製造される薄型温度ヒュ−ズの一例を示す図面である。
【図6】請求項2に係る薄型温度ヒュ−ズの製造方法の実施例を示す図面である。
【図7】請求項2に係る方法で製造される薄型温度ヒュ−ズの別例を示す図面である。
【符号の説明】
11 樹脂ベ−スフィルム
12 樹脂カバ−フィルム
2 リ−ド導体
3 低融点可溶合金片
4 フラックス
a フラックス塗布低融点可溶合金片
A 温度ヒュ−ズ本体
120 長尺樹脂カバ−フィルム
121 連続溝
B 基台
c 凹部
D 金型
【発明の属する技術分野】
本発明は薄型温度ヒュ−ズの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
合金型温度ヒュ−ズにおいては、機器の過電流に基づく発熱で低融点可溶合金のヒュ−ズエレメントを溶断させて機器の通電を遮断し機器の異常発熱ひいては火災の発生を未然に防止している。
近来、携帯電話、ノ−トブックパソコン、ビデオカメラ等のパ−ソナルユ−ス電子機器の小型化・薄型化に伴い、その電源である二次電池(リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等)も小型化されている。
【0003】
このリチウムイオン二次電池等では、エネルギ−密度が高く放電時や充電時に相当に大きな電流が流れて昇温する可能性があるので、二次電池の底面または側面に合金型温度ヒュ−ズを配設して昇温防止することが検討されている。
この合金型温度ヒュ−ズにおいては、電池の小型化に対応して薄型であることが要請され、本出願人においてはかかる薄型温度ヒュ−ズとして、「樹脂ベ−スフィルムに一対のリ−ド導体の各先端部を裏面より表面に表出させ、その表出部間に低融点可溶合金片を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布し、樹脂カバ−フィルムを前記樹脂ベ−スフィルムでの前記フラックス塗布低融点可溶合金片を囲む周囲部に融着した合金型の温度ヒュ−ズ」を既に提示した(特公平7−95419号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
合金型温度ヒュ−ズにおいては、低融点可溶合金片の表面に不可避的に形成される酸化膜を温度ヒュ−ズの作動時にフラックスの溶融活性化により溶解して溶融合金の球状化分断を促進している。
従って、上記薄型温度ヒュ−ズの樹脂カバ−フィルムによる封止においては、フラックスの加圧変形による低融点可溶合金片の露出を排除するように、樹脂カバ−フィルムを予め容器状に成形してフラックスに過大な応力を作用させないようにしている。
【0005】
しかし、かかる成形樹脂カバ−フィルムを使用すると、樹脂カバ−フィルム内の空間にフラックス塗布低融点可溶合金片を納めるようにフラックス塗布低融点可溶合金片に対する厳格な位置合わせが必要であり、製造能率の低下や製造設備のコストアップが招来される。一方、ラフな位置合わせのもとでは、封止界面にフラックスが噛み込んで所定の封止性を確保し得ず、製品の歩留まりの低下が避けられない。
【0006】
本発明の目的は、樹脂カバ−フィルムを樹脂ベ−スフィルムにおけるフラックス塗布低融点可溶合金片を囲む周囲部に融着してフラックス塗布低融点可溶合金片を封止する薄型温度ヒュ−ズを容易に優れた封止性のもとで製造できる薄型温度ヒュ−ズの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る一の薄型温度ヒュ−ズの製造方法は、樹脂ベ−スフィルムに一対のリ−ド導体の各先端部を裏面より表面に表出させ、その表出部間に低融点可溶合金片を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布した温度ヒュ−ズ本体を製作し、上記フラックス塗布低融点可溶合金片の全長を納め得る巾の連続溝を成形した長尺樹脂カバ−フィルムを上記温度ヒュ−ズ本体の樹脂ベ−スフィルム上に配置し、その樹脂ベ−スフィルムでの上記フラックス塗布低融点可溶合金片を囲む周囲部において長尺樹脂カバ−フィルムを樹脂ベ−スフィルムに融着することを特徴とする構成である。
【0008】
本発明に係る他の薄型温度ヒュ−ズの製造方法は、一対のリ−ド導体の先端部間に低融点可溶合金片を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布し、このフラックス塗布低融点可溶合金片を樹脂ベ−スフィルムと樹脂カバ−フィルムとの周囲部の融着により封止した温度ヒュ−ズを製造する方法であり、上記リ−ド導体間のフラックス塗布低融点可溶合金片を挾んで上記リ−ド導体の長手方向と直交する方向に延びる長尺樹脂ベ−スフィルムと長尺樹脂カバ−フィルムとを配し、両長尺フィルムの少なくとも一方には上記フラックス塗布低融点可溶合金片の全長を納め得る巾の連続溝を成形しておき、これらの両長尺フィルムを上記フラックス塗布低融点可溶合金片を囲む周囲部において融着し、所定の巾で切断することを特徴とする構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1の(イ)及び図1の(ロ)〔図1の(イ)のロ−ロ断面図〕は請求項1に係る方法により製造される薄型温度ヒュ−ズの一例を示している。
図1において、11は樹脂ベ−スフィルムであり、同一直線上に配置した一対の帯状リ−ド導体2,2をその各先端部20をフィルム裏面から表面に表出させて融着または接着剤により固着してある。3はヒュ−ズエレメントとしての低融点可溶合金片であり、帯状リ−ド導体の表出先端部20,20間に接続し、フラックス4を塗布してある。12は樹脂カバ−フィルムであり、周囲部を樹脂ベ−スフィルム11に熱融着や超音波溶接により封止してある。
【0010】
図2の(イ)は本発明において使用する長尺の樹脂カバ−フィルム120の一例を示し、上記フラックス塗布低融点可溶合金片の全長よりやや広い巾の溝121を成形してある。この溝121の形状はフラックス塗布低融点可溶合金片の全長を収容し得る可及的に浅いものであれば特に限定されず、例えば図2の(ロ)に示すように溝底部にリブ用の凸条122または凹条を形成することもできる。
【0011】
請求項1に係る発明により図1に示す薄型温度ヒュ−ズを製造するには、樹脂ベ−スフィルムの両端部に一対のリ−ド導体の各先端部を裏面より表面に表出させ、その表出部間に低融点可溶合金片を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布した温度ヒュ−ズ本体(図1におけるA)を製作しておき、図3において、まず温度ヒュ−ズ本体Aの樹脂ベ−スフィルム11を基台B上にをセットし、この樹脂ベ−スフィルム11上に温度ヒュ−ズ本体Aのリ−ド導体2の長手方向と直交する方向に前記の長尺樹脂カバ−フィルム120(長尺樹脂カバ−フィルム120と樹脂ベ−スフィルム11とは等巾)を延在させて載置し(図3では図示の便宜上間隔をおいて配してある)、位置合わせ治具(図示していない)により長尺樹脂カバ−フィルム120の位置合わせを行い(後述するようにリ−ド導体の長手方向に対しての位置合わせ)、上記フラックス塗布低融点可溶合金片aを収容する凹部cを有する加熱金型Dを降下させて樹脂ベ−スフィルム11でのフラックス塗布低融点可溶合金片aを囲む周囲部に長尺樹脂ベ−スフィルム120を熱融着する。
【0012】
上記加熱金型Dに、樹脂ベ−スフィルム11の巾の両端縁において樹脂カバ−フィルム120を切断するようにトムソン刃を設けておき前記の熱融着と同時に樹脂カバ−フィルム120を切断するか、または加熱金型Dとは別体のカッタ−で前記の熱融着後に樹脂カバ−フィルム120を切断し、これにて図1に示した薄型温度ヒュ−ズの製造を終了する。
上記において、樹脂ベ−スフィルムも最終寸法よりも長くしておき、上記熱融着後、樹脂カバ−フィルム120と樹脂カバ−フィルムとを一挙に切断することもできる。
【0013】
上記において、長尺樹脂カバ−フィルム120を樹脂ベ−スフィルム11上の空間に延在させ、その両端をクランプ等により一定の低把持力で支持し、上記加熱金型を長尺樹脂カバ−フィルムの前記低把持力に抗して低張力(長尺樹脂カバ−フィルムに実質上伸びを生じさせない程度の低張力)のもとで降下させてもよい。
また、上記フラックス塗布低融点可溶合金片を収容する凹部を有する超音波溶着工具ホ−ンを上記の加熱金型Dに代え使用して超音波溶接することもできる。
【0014】
上記において基台Bと金型Dとはガイドピンで連結してあり、基台Bに設けた位置合わせ手段で温度ヒュ−ズ本体aの樹脂ベ−スフィルム11を基台B上にセットすれば、上記金型Dの凹部cの輪郭内にフラックス塗布フラックスaを収容させるように、自ずから位置合わせできる。
【0015】
上記において、長尺樹脂カバ−フィルム120の溝121内にフラックス塗布低融点可溶合金片aを収容させるように、その長尺フィルム120を温度ヒュ−ズ本体Aのリ−ド導体2の長手方向に対して位置合わせする必要があるが、その長手方向と直交する方向に対する位置合わせは不要である。
従って、長尺樹脂カバ−フィルムの位置合わせを一方向についてのみ行えばよく、二方向についての位置合わせを必要とする場合に較べて位置合わせが容易であり、作業性の向上乃至は製造設備の簡易化を図ることができる。そして、充分な精度の位置合わせを保証でき、封止界面へのフラックスの噛み込みを排除して封止性に優れた高品質の薄型温度ヒュ−ズを製造できる。
【0016】
請求項1に係る発明は、図4に示すように樹脂ベ−スフィルム11に一対のリ−ド導体の一方21の先端部を裏面より表面に表出させ、他方のリ−ド導体22の先端部を表面に固定し、それらの先端部間に低融点可溶合金片3を接続し、該低融点可溶合金片3にフラックス4を塗布した温度ヒュ−ズ本体aを樹脂ベ−スフィルム12で封止する薄型温度ヒュ−ズの製造にも適用できる。
【0017】
請求項1にかかわる薄型温度ヒュ−ズの製造方法は、温度ヒュ−ズ本体を複数個並列に配し、これらの上に連続溝成形の長尺樹脂カバ−フィルムを配し、この長尺樹脂カバ−フィルムを用いて並列配置の全温度ヒュ−ズ本体を一挙に封止する態様で実施することもできる。この場合、複数並列の温度ヒュ−ズ本体の樹脂カバ−フィルムを連続の長尺としておき、封止後に両方の長尺樹脂フィルムを所定巾に接続することもできる。
【0018】
図5の(イ)及び図5の(ロ)〔図5の(イ)のロ−ロ断面図〕は請求項2に係る発明により製造される薄型温度ヒュ−ズの一例を示している。
図5において、11はベ−ス樹脂フィルムを、12は樹脂カバ−フィルムを、2は帯状リ−ド導体を、3は帯状リ−ド導体2,2の先端部間に接続された低融点可溶合金片を、4は低融点可溶合金片3に塗布されたフラックスをそれぞれ示し、樹脂カバ−フィルム12はフラックス塗布低融点可溶合金片aの収容空間を備えている。
【0019】
請求項2に係る発明により図5に示す薄型温度ヒュ−ズを製造するには、同一直線上に配置した一対の帯状リ−ド導体の先端間に低融点可溶合金片を接続し、この低融点可溶合金片にフラックスを塗布して温度ヒュ−ズ主体を製作しておき、図6において、まず基台B上に上記リ−ド導体2,2間のフラックス塗布低融点可溶合金片aを載置すると共にそのフラックス塗布低融点可溶合金片aの直下に平滑な長尺樹脂ベ−スフィルム110をリ−ド導体2の長手方向と直交する方向に延在させて配し、またフラックス塗布低融点可溶合金片aの直上に前記の連続溝成形長尺樹脂カバ−フィルム120をリ−ド導体2の長手方向と直交する方向に延在させて配し(長尺樹脂カバ−フィルム120と長尺樹脂ベ−スフィルム110とは等巾)、上記フラックス塗布低融点可溶合金片aを収容する凹部cを有する加熱金型Dまたは超音波溶着工具ホ−ンを降下させて樹脂ベ−スフィルム110でのフラックス塗布低融点可溶合金片aを囲む周囲部に長尺樹脂カバ−フィルム120を熱融着乃至は超音波溶接し、これらの溶着と同時に両長尺フィルム110,120を切断するか、加熱金型または超音波溶着工具ホ−ンと別体のカッタ−で前記の熱融着後に両長尺フィルムを切断し、これにて図5に示す薄型温度ヒュ−ズの製造を終了する。
【0020】
請求項2に係る薄型温度ヒュ−ズの製造方法では、長尺樹脂ベ−スフィルム110に長尺樹脂カバ−フィルム120と同様に連続溝を成形したものを使用して図7に示すような薄型温度ヒュ−ズの製造にも使用できる。
【0021】
請求項2に係る薄型温度ヒュ−ズの製造方法においても、樹脂カバ−フィルム120の位置合わせを一方向(リ−ド導体の方向)についてのみ行えばよく、位置合わせが容易であり、作業性の向上乃至は製造設備の簡易化を図ることができ、而して、充分な精度の位置合わせのもとで、封止界面へのフラックスの噛み込みを排除して封止性に優れた高品質の薄型温度ヒュ−ズを容易に製造できる。
【0022】
請求項2にかかわる薄型温度ヒュ−ズの製造方法は、温度ヒュ−ズ主体を複数個並列に配し、これらの上下に長尺樹脂カバ−フィルムと長尺樹脂ベ−スフィルムを配し、この長尺樹脂フィルムを用い全温度ヒュ−ズ本体を一挙に封止する態様で実施することもできる。
【0023】
本発明において使用する樹脂ベ−スフィルムや樹脂カバ−フィルムには、例えばポリエチレンテレフタレ−ト、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミド、ポリイミド、ポリフェニレンオキシド、ポリサルホン等のエンジニアリングプラスチック等の熱可塑性樹脂フィルムを使用できる。特に、長尺樹脂ベ−スフィルムや樹脂カバ−フィルムに、図2の(ロ)に示すように溝121の底面に凸条122または凹条を形成したものを使用すれば、薄型温度ヒュ−ズの長手方向(リ−ド導線方向)に沿う曲げに対し凸条または凹条にリブ作用を営なましめ得、温度ヒュ−ズの曲げ強度を向上できる。
【0024】
上記帯状リ−ド導体には、例えば銅、アルミニウム、ニッケル等を使用できる。低融点可溶合金片には温度ヒュ−ズの作動温度に応じた融点のものを使用し、また、フラックスにはロジンを主成分とするものを使用できる。
【0025】
本発明により製造される薄型温度ヒュ−ズの寸法や材質の一例を示せば、樹脂ベ−スフィルム及び樹脂カバ−フィルムが厚み200μm、平面寸法5mm×11mmのポリエチレンテレフタレ−トフィルムであり、帯状リ−ド導体が厚み100μm、巾3.5mm、長さ13mmのニッケル帯状体(先端部に銅箔をクラッド)であり、低融点可溶合金片が共晶点温度94℃,断面積0.07mm2,厚み50μmであり、フラックスがロジンを主成分とするものを例示できる。
【0026】
【発明の効果】
本発明に係る薄型温度ヒュ−ズの製造方法によれば、樹脂カバ−フィルムにフラックス塗布低融点可溶合金片を収容させるための空間を具備させているにもかかわらず、その樹脂カバ−フィルムの空間内にフラックス塗布低融点可溶合金片を納めるための位置合わせを一方向(例えば、リ−ド導体の方向)についてのみ行えばよく、その一方向に直交する方向に対しての位置合わせが不要であるから、位置合わせが容易であり、製造の容易化乃至は製造設備の簡易化を図ることができる。また、位置合わせの優れた精度のために良好な封止性を保証でき、良品質の薄型温度ヒュ−ズを容易に良好な歩留で製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る方法で製造される薄型温度ヒュ−ズの一例を示す図面である。
【図2】本発明において使用する長尺樹脂カバ−フィルムを示す図面である。
【図3】請求項1に係る薄型温度ヒュ−ズの製造方法の実施例を示す図面である。
【図4】請求項1に係る方法で製造される薄型温度ヒュ−ズの別例を示す図面である。
【図5】請求項2に係る方法で製造される薄型温度ヒュ−ズの一例を示す図面である。
【図6】請求項2に係る薄型温度ヒュ−ズの製造方法の実施例を示す図面である。
【図7】請求項2に係る方法で製造される薄型温度ヒュ−ズの別例を示す図面である。
【符号の説明】
11 樹脂ベ−スフィルム
12 樹脂カバ−フィルム
2 リ−ド導体
3 低融点可溶合金片
4 フラックス
a フラックス塗布低融点可溶合金片
A 温度ヒュ−ズ本体
120 長尺樹脂カバ−フィルム
121 連続溝
B 基台
c 凹部
D 金型
Claims (3)
- 樹脂ベ−スフィルムに一対のリ−ド導体の各先端部を裏面より表面に表出させ、その表出部間に低融点可溶合金片を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布して温度ヒュ−ズ本体を製作し、上記フラックス塗布低融点可溶合金片の全長を納め得る巾の連続溝を成形した長尺樹脂カバ−フィルムを上記温度ヒュ−ズ本体の樹脂ベ−スフィルム上に配置し、その樹脂ベ−スフィルムでの上記フラックス塗布低融点可溶合金片を囲む周囲部において長尺樹脂カバ−フィルムを樹脂ベ−スフィルムに融着することを特徴とする薄型温度ヒュ−ズの製造方法。
- 一対のリ−ド導体の先端部間に低融点可溶合金片を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布し、このフラックス塗布低融点可溶合金片を樹脂ベ−スフィルムと樹脂カバ−フィルムとの周囲部の融着により封止した温度ヒュ−ズを製造する方法であり、上記リ−ド導体間のフラックス塗布低融点可溶合金片を挾んで上記リ−ド導体の長手方向と交叉する方向に延びる長尺樹脂ベ−スフィルムと長尺樹脂カバ−フィルムとを配し、両長尺フィルムの少なくとも一方には上記フラックス塗布低融点可溶合金片の全長を納め得る巾の連続溝を成形しておき、これらの両長尺フィルムを上記フラックス塗布低融点可溶合金片を囲む周囲部において融着し、所定の巾で切断することを特徴とする薄型温度ヒュ−ズの製造方法。
- 樹脂ベ−スフィルムに一対のリ−ド導体の一方の先端部を裏面より表面に表出させ、他方のリ−ド導体の先端部を表面に固定し、それらの先端部間を接続し、該低融点可溶合金片にフラックスを塗布したものを温度ヒュ−ズ本体として使用する請求項1記載の薄型温度ヒュ−ズの製造方法。
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