JP2006172596A - 光ディスク記録装置 - Google Patents

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    • G11B2220/2562DVDs [digital versatile discs]; Digital video discs; MMCDs; HDCDs

Abstract

【課題】UDFに則って光ディスクに情報を記録する光ディスク記録装置において、UDFファイルシステムの書込みに使用するセクタを消耗、劣化から保護することができる。
【解決手段】ボリューム認識シーケンスは、光ディスクの記録情報を管理するファイルシステムがUDFファイルシステムであることを示すものであり、UDFに則って規定された特定のセクタに書込まれる。光ディスク記録装置は、光ディスクがブランクディスクでない場合には(#2でNO)、ボリューム認識シーケンスを書込まず、光ディスクがブランクディスクである場合に(#2でYES)、ボリューム認識シーケンスを書込む(#3)。これにより、光ディスクに情報を追記する際に、UDFに則って規定された特定のセクタにボリューム認識シーケンスが不必要に上書きされることがなく、ボリューム認識シーケンスが書込まれるセクタを消耗、劣化から保護することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばDVD等の光ディスクに対して、情報を記録する光ディスク記録装置に関するものである。
従来より、光ディスク記録装置において、UDF(Universal Disk Format)に則って映像や音楽、文書等の情報を光ディスクに記録するものがある。このような光ディスク記録装置では、光ディスクの記録情報をUDFに則って管理するための管理情報であるUDFファイルシステムを、光ディスクの規定のセクタに書込むようになっている。UDFファイルシステムは、ボリューム認識シーケンス、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、論理ボリューム保全シーケンス、第1アンカーポイント、及び第2アンカーポイント等の管理情報から成り、これらの管理情報は、UDFに則って規定された特定のセクタに書込まれる。
従来の光ディスク記録装置では、光ディスクに映像や音楽、文書等の情報を記録する際に、光ディスクに既に書込まれているUDFファイルシステムと光ディスクに記録する情報とを基に新たなUDFファイルシステムを作成し、その新たに作成したUDFファイルシステムを光ディスクに書込むようになっている。すなわち、UDFファイルシステムは、光ディスクに情報を追記する都度、新たに作成されて書換えられる。このとき、従来の光ディスク記録装置では、UDFファイルシステムに変更部分があるか否かに関わらず、UDFファイルシステムの全てを書換えるようになっている。
一方、頻繁に書換えられるファイル管理領域を予め複数個確保することで特定領域の劣化を抑制するようにした光記録媒体が知られている(例えば特許文献1参照)。また、ユーザ領域内の欠陥領域の代わりに使用され得る代替領域を含むスペア領域を備える記録媒体が知られている(例えば特許文献2参照)。また、管理情報などの特定情報を更新する際、所定回数更新するたびに記録領域を変えることにより、特定の領域に書込みが集中することを防止して、記録媒体の局所的な劣化を防止するようにした情報記録装置が知られている(例えば特許文献3参照)。また、ファイルの実データを記録した場所を指し示す情報を正規情報及び予備情報として記録媒体に2重に記録することで、情報の安全性を向上するようにした情報記録装置が知られている(例えば特許文献4参照)。
特開2001−291367号公報 特開2001−325773号公報 特開2004−79125号公報 特開2003−6017号公報
ところで、上述した従来のUDFに則って情報を光ディスクに記録する光ディスク記録装置においては、UDFファイルシステムはUDFに則って規定された特定のセクタに書込まれる。このため、UDFファイルシステムの書込みに使用するセクタは、他のセクタと比較して、消耗、劣化が激しく、不良セクタになる可能性が高い。
しかも、従来の光ディスク記録装置においては、光ディスクに情報を追記する際に、UDFファイルシステムに変更部分があるか否かに関わらず、UDFファイルシステムの全てを書換えるようになっている。つまり、従来の光ディスク記録装置においては、UDFファイルシステムの変更がない部分についても不必要にデータの書換えを行っており、このことが、UDFファイルシステムの書込みに使用するセクタが不良セクタになる可能性をより高める要因になっている。なお、上述した特許文献1乃至特許文献4に開示の内容を適用したとしても、上記の課題を解決することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ファイルシステムの不必要な書換えを避けることにより、ファイルシステムの書込みに使用するセクタを消耗、劣化から保護することができる光ディスク記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、光ディスクに対して情報の記録及び読取を行う記録読取手段と、記録読取手段による光ディスクに対する情報の記録及び読取をUDF(Universal Disk Format)に則って制御する制御手段とを備え、制御手段は、光ディスクへの情報の記録にあたって、光ディスクに既に記録されている情報を記録読取手段にて読取って、該光ディスクから読取った情報及び光ディスクに記録する情報を基に、光ディスクの記録情報をUDFに則って管理するためのボリューム認識シーケンス、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、論理ボリューム保全シーケンス、第1アンカーポイント、及び第2アンカーポイントから成るUDFファイルシステムを光ディスクの規定のセクタに書込むUDFファイルシステム書込手段を有する光ディスク記録装置において、UDFファイルシステム書込手段は、光ディスクがブランクディスクでない場合には、ボリューム認識シーケンスを書込まず、光ディスクがブランクディスクである場合に、ボリューム認識シーケンスを書込む認識シーケンス書込手段と、光ディスクがブランクディスクでなく認識シーケンス書込手段による書込みが行われなかった後又は光ディスクがブランクディスクであり認識シーケンス書込手段による書込みが行われた後に、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスを光ディスクの規定のセクタに書込むボリュームシーケンス書込手段と、ボリュームシーケンス書込手段による書込みにおいてエラーが発生したときに、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスを光ディスクの予備のセクタに書込む第1のエラーリカバリー手段と、ボリュームシーケンス書込手段又はエラーリカバリー手段による書込みが行われた後に、第1アンカーポイントに変更がない場合には、第1アンカーポイントを書込まず、第1アンカーポイントに変更がある場合に、第1アンカーポイントを光ディスクの規定のセクタに書込む第1アンカーポイント書込手段と、第1アンカーポイント書込手段による書込みにおいてエラーが発生したときに、第2アンカーポイントを光ディスクの規定のセクタに書込む第2のエラーリカバリー手段とを有するものである。
請求項2の発明は、光ディスクに対して情報の記録及び読取を行う記録読取手段と、記録読取手段による光ディスクに対する情報の記録及び読取をUDF(Universal Disk Format)に則って制御する制御手段とを備え、制御手段は、光ディスクへの情報の記録にあたって、光ディスクに既に記録されている情報を記録読取手段にて読取って、該光ディスクから読取った情報及び光ディスクに記録する情報を基に、光ディスクの記録情報をUDFに則って管理するためのボリューム認識シーケンス、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、論理ボリューム保全シーケンス、第1アンカーポイント、及び第2アンカーポイントから成るUDFファイルシステムを光ディスクの規定のセクタに書込むUDFファイルシステム書込手段を有する光ディスク記録装置において、UDFファイルシステム書込手段は、光ディスクがブランクディスクでない場合には、ボリューム認識シーケンスを書込まず、光ディスクがブランクディスクである場合に、ボリューム認識シーケンスを書込む認識シーケンス書込手段を有するものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の光ディスク記録装置において、UDFファイルシステム書込手段は、光ディスクがブランクディスクでなく認識シーケンス書込手段による書込みが行われなかった後又は光ディスクがブランクディスクであり認識シーケンス書込手段による書込みが行われた後に、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスを光ディスクの規定のセクタに書込むボリュームシーケンス書込手段と、ボリュームシーケンス書込手段による書込みにおいてエラーが発生したときに、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスを光ディスクの予備のセクタに書込むエラーリカバリー手段とを有するものである。
請求項1の発明によれば、光ディスクの記録情報を管理するファイルシステムがUDFファイルシステムであることを示すものであって光ディスクに情報を追記するときに変更する必要のないボリューム認識シーケンスは、光ディスクに情報を記録する際、光ディスクがブランクディスクである場合すなわち光ディスクにボリューム認識シーケンスが書込まれていない場合に、光ディスクのUDFに則って規定された特定のセクタに書込まれ、光ディスクがブランクディスクでない場合すなわち光ディスクに既に情報が記録され既にボリューム認識シーケンスが書込まれている場合には、光ディスクには書込まれない(上書きされない)。これにより、光ディスクに情報を追記する際に、UDFに則って規定された特定のセクタにボリューム認識シーケンスが不必要に上書きされることがなく、ボリューム認識シーケンスが書込まれるセクタを消耗、劣化から保護することができる。
また、情報を追記するときに必ず変更する必要のある基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスは、光ディスクに情報を追記する都度、UDFに則って規定された特定のセクタに書込まれ(書換えられ)、この書込みにおいて書込みエラーが発生すると、それらのデータは光ディスクの予備のセクタに書込まれる。これにより、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスを書込む際に不良セクタに起因する書込みエラーが発生しても、それらの書込みをリカバリーすることができる。
さらに、第1アンカーポイントは、情報を追記するときに内容に変更がある場合に、UDFに則って規定された特定のセクタに書込まれ(書換えられ)、この書込みにおいて書込みエラーが発生すると、第2アンカーポイントがUDFに則って規定された特定のセクタに書込まれ(書換えられ)る。これにより、第1アンカーポイントの内容に変更がない場合には、UDFに則って規定された特定のセクタに第1アンカーポイントが不必要に上書きされることがなく、第1アンカーポイントが書込まれるセクタを消耗、劣化から保護することができ、また、第1アンカーポイントの内容に変更がある場合には、第1アンカーポイントを書込む際に不良セクタに起因する書込みエラーが発生しても、その書込みをリカバリーすることができる。
請求項2の発明によれば、光ディスクに情報を記録する際、光ディスクの記録情報を管理するファイルシステムがUDFファイルシステムであることを示すものであって光ディスクに情報を追記するときに変更する必要のないボリューム認識シーケンスについては、光ディスクがブランクディスクである場合に、UDFに則って規定された特定のセクタに書込まれ、光ディスクがブランクディスクでない場合には、書込まれない。つまり、光ディスクがブランクディスクである場合すなわち光ディスクにUDFに則った情報が記録されていない場合には、光ディスクにボリューム認識シーケンスが書込まれていないため、ボリューム認識シーケンスの書込みが必要であり、従って、ボリューム認識シーケンスが光ディスクに書込まれる。一方、光ディスクがブランクディスクでない場合すなわち光ディスクに既にUDFに則った情報が記録されている場合には、光ディスクに既にボリューム認識シーケンスが書込まれているため、ボリューム認識シーケンスの書込みは不必要であり、従って、ボリューム認識シーケンスは光ディスクに書込まれない。これにより、光ディスクに情報を追記する際に、UDFに則って規定された特定のセクタにボリューム認識シーケンスが不必要に上書きされることがなく、ボリューム認識シーケンスが書込まれるセクタを消耗、劣化から保護することができる。
請求項3の発明によれば、光ディスクに情報を記録する際、情報を追記するときに必ず変更する必要のある基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスについては、UDFに則って規定された特定のセクタに書込まれ(書換えられ)、この書込みにおいて書込みエラーが発生すると、それらのデータは光ディスクの予備のセクタに書込まれる。これにより、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスを書込む際に不良セクタに起因する書込みエラーが発生しても、それらの書込みをリカバリーすることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態による光ディスク記録装置について図面を参照して説明する。図1は、光ディスク記録装置の構成を示す。光ディスク記録装置1は、例えばDVD等の光ディスク2に対して、例えば映像や音楽、文書等の情報を記録及び/又は再生する装置である。この光ディスク記録装置1は、UDF(Universal Disk Format)に則って光ディスク2に対して映像や音楽、文書等の情報を記録及び/又は再生するようになっている。
光ディスク記録装置1は、光ディスク記録装置1を制御するためのCPU等からなる制御部11と、ディスク挿入検知部12と、スピンドルモータ13と、移動モータ14と、光ヘッド15と、レーザ駆動部16と、RF信号処理部17と、サーボ制御部18とを備える。また、光ディスク記録装置1は、放送信号受信部19と、受信信号処理部20と、信号入力部21と、符号化処理部22と、復号処理部23と、信号出力部24と、OSD処理部25と、メモリ26と、リモコン27と、リモコン受信部28と、表示部29と、ROM30とを備える。
ディスク挿入検知部12は、光ディスク2がディスク挿入部(不図示)から挿入されたことを検出し、その信号を制御部11へ入力する。ディスク挿入部に挿入された光ディスク2は、スピンドルモータ13に装着される。スピンドルモータ13は、制御部11による制御のもと回転駆動され、装着された光ディスク2を回転させる。移動モータ14は、リニアモータから成り、光ヘッド15を光ディスク2上でその半径方向に移動させる。
光ヘッド15は、光ディスク2にピットを形成することにより、光ディスク2に情報を記録し、また、光ディスク2に形成されているピットを検出することにより、光ディスク2に記録されている情報を読取るものである。光ヘッド15は、半導体レーザ51、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ53、対物レンズ54、集光レンズ55、及び受光素子56を備えている。
半導体レーザ51は、レーザ駆動部16により駆動されて光を出射する。半導体レーザ51から出射された光は、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ53、及び対物レンズ54を介して光ディスク2上に集光照射される。また、光ディスク2で反射された光は、対物レンズ54、ビームスプリッタ53、集光レンズ55を介して、受光素子56上に集光される。対物レンズ54は、レンズホルダ57に保持されており、サーボ制御部18による制御のもと、フォーカシングコイル58及びトラッキングコイル59の磁気作用により、光ディスク2面と垂直な方向及び光ディスク2の半径方向に移動される。この対物レンズ54の移動により、半導体レーザ51から出射されて光ディスク2上に集光照射される光の集光点の位置及び集光スポット径が調整される。受光素子56は、受光面が複数の領域に分割されており、受光面毎に受光強度に応じた電気信号を出力する。
このような構成の光ヘッド15は、半導体レーザ51から出射される光を光ディスク2に照射して、光ディスク2の記録層を変質させることにより、光ディスク2にピットを形成する。また、光ヘッド15は、半導体レーザ51から出射される光を光ディスク2に照射して、受光素子56が光ディスク2からの反射光を受光することにより、光ディスク2の記録層に形成されているピットを検出する。ピットを検出する際には、光ディスク2の記録層が変質しないように、半導体レーザ51から出射する光の強度が弱められる。
レーザ駆動部16は、制御部11による制御のもと、半導体レーザ51の発光タイミングや発光強度を制御する。RF信号処理部17は、受光素子56からの出力信号に基づいて、RF信号(反射強度信号)、フォーカシングエラー信号、及びトラッキングエラー信号を生成し出力する。サーボ制御部18は、RF信号処理部17からのフォーカシングエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいて、フォーカシングコイル58及びトラッキングコイル59を駆動し、これにより、対物レンズ54を移動させて、光ディスク2上に照射される半導体レーザ51からの光の集光点の位置を制御する。
放送信号受信部19は、制御部11による制御のもと、受信周波数が放送局から配信されるテレビ放送信号の周波数に同調されることにより、アンテナ19aを介してテレビ放送信号を受信する。受信信号処理部20は、制御部11による制御のもと、放送信号受信部19で受信したテレビ放送信号を復調処理して映像・音声信号を生成する。信号入力部21には、制御部11による制御のもと、信号入力端子21aを介してビデオカメラやデジタルカメラ、パソコン等の外部機器から映像や音楽、文書等の情報を表す各種信号が入力される。
符号化処理部22は、制御部11による制御のもと、受信信号処理部20にて生成された映像・音声信号及び信号入力部21から入力された信号を符号データとして光ディスク2に記録するために、それらの信号を所定の形式に符号化する。復号処理部23は、制御部11による制御のもと、光ディスク2から読取った符号データを復号する。
信号出力部24は、制御部11による制御のもと、受信信号処理部20にて生成された映像・音声信号、信号入力部21から入力された信号、及び復号処理部23にて復号された信号を信号出力端子24aを介してディスプレイやスピーカ、パソコン等の外部機器に出力する。OSD処理部25は、制御部11による制御のもと、オンスクリーン画像をディスプレイに表示するためのオンスクリーン画像信号を、受信信号処理部20にて生成された映像信号、信号入力部21から入力された信号、及び復号処理部23にて復号された信号に重畳する。
メモリ26は、制御部11による制御のもと、光ディスク2に記録する符号データ、及び光ディスク2から読取った符号データ等を一時的に保存する。また、メモリ26は、オンスクリーン画像を生成するためのグラフィックスデータ等を記憶している。
リモコン27は、テレビ放送信号の受信チャンネルの選択、光ディスク2への映像や音楽、文書等の情報の記録、光ディスク2に記録されている情報の再生等、光ディスク記録装置1の各種動作を指示するためにユーザにより操作されるものである。リモコン27は、光ディスク記録装置1の各種動作を指示するためにユーザに操作される各種操作キー(何れも不図示)を備えており、各種操作キーが操作されることにより、その操作に対応付けられた赤外線コード信号を送出する。
リモコン受信部28は、リモコン27から送出される赤外線信号を受信して電気信号に変換し、リモコン27の操作に対応する信号を制御部11へ出力する。表示部29は、光ディスク記録装置1本体のフロントパネルに設けられ、リモコン27により操作された内容や光ディスク記録装置1の動作状況等を表示する。ROM30は、制御部11の動作プログラムを格納している。
制御部11は、リモコン受信部28からの出力信号を基にリモコン27の操作内容を判断し、リモコン27の操作に応じて、テレビ放送信号の受信動作、光ディスク2への映像や音楽、文書等の情報の記録動作、光ディスク2に記録されている情報の再生動作、等を制御する。
光ディスク2への情報の記録は、受信信号処理部20にて生成された映像・音声信号又は信号入力部21から入力された信号を符号化処理部22にて符号化し、光ヘッド15により、その符号データに対応する長さ及び配列で光ディスク2にピットを形成することにより行われる。
光ディスク2に記録されている情報の再生は、光ヘッド15により光ディスク2に形成されているピットを検出し、それによりRF信号処理部17から出力されるRF信号を基に制御部11にてピットの長さや配列を判別して符号データを読取り、その符号データを復号処理部23にて復号し、その復号した信号を信号出力部24から出力することにより行われる。
光ディスク2には、記録トラックが所定ピッチで同心円状又は渦巻状に形成されている。記録トラックは、多数のセクタの配列により構成されており、各セクタには、各セクタを識別するアドレス値がピットにより予め記録されている。
制御部11は、符号データの記録/読取動作において、光ヘッド15により光ディスク2に光を照射して反射光を受光すると共に、スピンドルモータ13を回転させることにより光ディスク2を回転させる。そして、制御部11は、光ヘッド15により検出されるピットを基に、すなわちRF信号処理部17から出力されるRF信号を基に、各セクタのアドレス値を検出してセクタを識別し、セクタ単位で符号データの記録/読取を行う。
制御部11は、このような光ディスク2に対する符号データの記録/読取(すなわち情報の記録/再生)動作をUDF(Universal Disk Format)に則って制御し、光ディスク2に情報を記録する際には、光ディスク2に情報を記録すると共に、その記録する情報をUDFに則って管理するための管理情報であるUDFファイルシステムを光ディスク2に書込み、光ディスク2から情報を再生する際には、光ディスク2に書込まれているUDFファイルシステムに基づいて、該当する情報を読取って再生する。
UDFファイルシステムの光ディスク2への書込みは、光ディスク2に既に記録されているUDFファイルシステムを読取って(ロードし)、その読取ったUDFファイルシステムと光ディスクに記録する情報とを基に新たなUDFファイルシステムを作成し、その新たに作成したUDFファイルシステムを光ディスク2に書込むことにより行われる。
図2、図3(a)〜(e)は、光ディスク2に記録する情報をUDF(Universal Disk Format)に則って管理するための管理情報であるUDFファイルシステムを示す。UDFファイルシステム100は、図2に示すように、ボリューム認識シーケンス110と、基本ボリューム記述子シーケンス120と、予備ボリューム記述子シーケンス130と、論理ボリューム保全シーケンス140と、第1アンカーポイント150と、第2アンカーポイント160とを含んでいる。
ボリューム認識シーケンス110は、光ディスク2の記録情報を管理するファイルシステムがUDFファイルシステムであることを示すものである。従って、ボリューム認識シーケンス110は、光ディスク2にUDFに則って最初に情報を記録するとき(ブランクディスクに情報を記録するとき)に書込みが必要であり、光ディスク2にUDFに則って2回目以降に情報を記録するとき(光ディスク2に情報を追記するとき)には内容に変更を生じないものである。
基本ボリューム記述子シーケンス120は、記述子タグ121と、CRC(Cyclic Redundancy Check)122と、論理ボリューム記述子123とを含んでいる。記述子タグ121は、タグロケーション124を含んでおり、タグロケーション124には、自己の(タグロケーション124自身の)アドレスが書込まれる。CRC122には、基本ボリューム記述子シーケンス120内のデータが正常に書込まれているかをチェックするための誤り検出データが書込まれる。CRC122に書込まれる誤り検出データは、基本ボリューム記述子シーケンス120内のビット列を多項式の係数に見立てた上で、予め定められた生成多項式で割り切れるように付加される剰余に相当するデータであり、基本ボリューム記述子シーケンス120内のビット列全体から算出される。論理ボリューム記述子123は、保全シーケンスエクステント125を含んでおり、保全シーケンスエクステント125には、論理ボリューム保全シーケンス140の開始アドレスが書込まれる。
予備ボリューム記述子シーケンス130は、記述子タグ131と、CRC132と、論理ボリューム記述子133とを含んでいる。記述子タグ131は、タグロケーション134を含んでおり、タグロケーション134には、自己の(タグロケーション134自身の)アドレスが書込まれる。CRC132には、予備ボリューム記述子シーケンス130内のデータが正常に書込まれているかをチェックするための誤り検出データが書込まれる。CRC132に書込まれる誤り検出データは、予備ボリューム記述子シーケンス130内のビット列を多項式の係数に見立てた上で、予め定められた生成多項式で割り切れるように付加される剰余に相当するデータであり、予備ボリューム記述子シーケンス130内のビット列全体から算出される。論理ボリューム記述子133は、保全シーケンスエクステント135を含んでおり、保全シーケンスエクステント135には、論理ボリューム保全シーケンス140の開始アドレスが書込まれる。
論理ボリューム保全シーケンス140は、記述子タグ141と、CRC142とを含んでいる。記述子タグ141は、タグロケーション143を含んでおり、タグロケーション143には、自己の(タグロケーション143自身の)アドレスが書込まれる。CRC142には、論理ボリューム保全シーケンス140のデータが正常に書込まれているかをチェックするための誤り検出データが書込まれる。CRC142に書込まれる誤り検出データは、論理ボリューム保全シーケンス140内のビット列を多項式の係数に見立てた上で、予め定められた生成多項式で割り切れるように付加される剰余に相当するデータであり、論理ボリューム保全シーケンス140内のビット列全体から算出される。
基本ボリューム記述子シーケンス120、予備ボリューム記述子シーケンス130、及び論理ボリューム保全シーケンス140は、光ディスク2にUDFに則って最初に情報を記録するとき(ブランクディスクに情報を記録するとき)に書込みが必要であり、また、光ディスク2にUDFに則って2回目以降に情報を記録するとき(光ディスク2に情報を追記するとき)に内容に必ず変更を生じるものである。
第1アンカーポイント150は、記述子タグ151と、CRC152と、基本ボリューム記述子シーケンスエクステント153と、予備ボリューム記述子シーケンスエクステント154とを含んでいる。記述子タグ151は、タグロケーション155を含んでおり、タグロケーション155には、自己の(タグロケーション155自身の)アドレスが書込まれる。CRC152には、第1アンカーポイント150のデータが正常に書込まれているかをチェックするための誤り検出データが書込まれる。CRC152に書込まれる誤り検出データは、第1アンカーポイント150内のビット列を多項式の係数に見立てた上で、予め定められた生成多項式で割り切れるように付加される剰余に相当するデータであり、第1アンカーポイント150内のビット列全体から算出される。基本ボリューム記述子シーケンスエクステント153には、基本ボリューム記述子シーケンス120の第1アンカーポイント150からの相対アドレスが書込まれる。予備ボリューム記述子シーケンスエクステント154には、予備ボリューム記述子シーケンス130の第1アンカーポイント150からの相対アドレスが書込まれる。
第2アンカーポイント160は、記述子タグ161と、CRC162と、基本ボリューム記述子シーケンスエクステント163と、予備ボリューム記述子シーケンスエクステント164とを含んでいる。記述子タグ161は、タグロケーション165を含んでおり、タグロケーション165には、自己の(タグロケーション165自身の)アドレスが書込まれる。CRC162には、第2アンカーポイント160のデータが正常に書込まれているかをチェックするための誤り検出データが書込まれる。CRC162に書込まれる誤り検出データは、第2アンカーポイント160内のビット列を多項式の係数に見立てた上で、予め定められた生成多項式で割り切れるように付加される剰余に相当するデータであり、第2アンカーポイント160内のビット列全体から算出される。基本ボリューム記述子シーケンスエクステント163には、基本ボリューム記述子シーケンス120の第2アンカーポイント160からの相対アドレスが書込まれる。予備ボリューム記述子シーケンスエクステント164には、予備ボリューム記述子シーケンス130の第2アンカーポイント160からの相対アドレスが書込まれる。
第1アンカーポイント150、及び第2アンカーポイント160は、光ディスク2にUDFに則って最初に情報を記録するとき(ブランクディスクに情報を記録するとき)に書込みが必要であり、また、光ディスク2にUDFに則って2回目以降に情報を記録するとき(光ディスク2に情報を追記するとき)には内容に変更を生じる場合があるものである。
UDFでは、これらUDFファイルシステム100を構成する各管理情報110〜164をUDFに則って予め定められた特定のセクタに書込むように規定されている。また、UDFでは、映像や音楽、文書等のユーザ情報を記録するためのユーザ領域や、使い方が決まっておらず、光ディスク記録装置1が自由に使える予備の領域がセクタを規定して割当てられている。
図4は、上記光ディスク記録装置1のUDFファイルシステム100の書込動作のフローチャートを示す。UDFファイルシステム100の書込みにあたって、まず、制御部11は、光ディスク2に書込むべき新たなUDFファイルシステム100を作成する(#1)。このUDFファイル100の作成は、光ディスク2に既に記録されているUDFファイルシステム100を読取り(ロードし)、その読取ったUDFファイルシステム100と光ディスクに記録する映像や音楽、文書等のユーザ情報とを基に、光ディスク2の空き領域を検索して、ユーザ情報を記録するセクタのアドレスを求める等の処理を行って作成される。
UDFファイルシステム100を作成した後、制御部11は、光ディスク2がブランクディスクであるか否かを判断する(#2)。光ディスク2がブランクディスクである場合すなわち光ディスク2にUDFに則った情報が記録されていない場合には、光ディスク2にはボリューム認識シーケンス110が書込まれておらず、一方、光ディスク2がブランクディスクでない場合すなわち光ディスク2にUDFに則った情報が記録されている場合には、光ディスク2に既にボリューム認識シーケンスが書込まれている。従って、制御部11は、光ディスク2がブランクディスクであるか否かの判断を、光ディスク2にボリューム認識シーケンス110が書込まれているか否かにより行い、光ディスク2にボリューム認識シーケンス110が書込まれていない場合に、光ディスク2がブランクディスクであると判断し、光ディスク2に既にボリューム認識シーケンス110が書込まれている場合に、光ディスク2がブランクディスクでないと判断する。
そして、光ディスク2がブランクディスクである場合には(#2でYES)、制御部11は、上記#1で作成したUDFファイルシステム100のボリューム認識シーケンス110を光ディスク2の規定のセクタに書込む(#3)。一方、光ディスク2がブランクディスクでない場合には(#2でNO)、制御部11は、ボリューム認識シーケンス110を光ディスク2に書込まない。すなわち、ボリューム認識シーケンス110を上書きしない。
その後、制御部11は、上記#1で作成したUDFファイルシステム100の基本ボリューム記述子シーケンス120、予備ボリューム記述子シーケンス130、及び論理ボリューム保全シーケンス140を光ディスク2の規定のセクタに書込む(#4)。すなわち、光ディスク2に既に書込まれている基本ボリューム記述子シーケンス120、予備ボリューム記述子シーケンス130、及び論理ボリューム保全シーケンス140の内容を書換える。
そして、この#4での書込みにおいて書込みエラーが発生した場合には(#5でYES)、制御部11は、上記#1で作成したUDFファイルシステム100の基本ボリューム記述子シーケンス120、予備ボリューム記述子シーケンス130、及び論理ボリューム保全シーケンス140を光ディスク2の予備のセクタに書込む(#6)。
このとき、基本ボリューム記述子シーケンス120、予備ボリューム記述子シーケンス130、及び論理ボリューム保全シーケンス140は、セクタのアドレスに依存するデータ及びセクタ内のビット列に依存するデータを含んでいるため、それらアドレスに依存するデータ及びセクタ内のビット列に依存するデータの内容を、上記#1で作成したUDFファイルシステム100の内容から変更する必要がある。すなわち、基本ボリューム記述子シーケンス120は、記述子タグ121内のタグロケーション124を変更し、CRC122を再計算し、論理ボリューム記述子123内の保全シーケンスエクステント125を変更したうえで、予備のセクタに書込まれる。また、予備ボリューム記述子シーケンス130は、記述子タグ131内のタグロケーション134を変更し、CRC132を再計算し、論理ボリューム記述子133内の保全シーケンスエクステント135を変更したうえで、予備のセクタに書込まれる。さらに、論理ボリューム保全シーケンス140は、記述子タグ141内のタグロケーション143を変更し、CRC142を再計算したうえで、予備のセクタに書込まれる。
その後、第1アンカーポイント150に変更がない場合には(#7でNO)、制御部11は、上記#1で作成したUDFファイルシステム100の第1アンカーポイント150を書込まず(上書きせず)、UDFファイルシステムの書込動作を終了する。一方、第1アンカーポイント150に変更がある場合には(#7でYES)、制御部11は、上記#1で作成したUDFファイルシステム100の第1アンカーポイント150を光ディスク2の規定のセクタに書込む(#8)。すなわち、光ディスク2に既に書込まれている第1アンカーポイント150の内容を書換える。
そして、この#8での書込みにおいて書込みエラーが発生しなければ(#9でNO)、制御部11は、UDFファイルシステムの書込動作を終了する。一方、この#8での書込みにおいて書込みエラーが発生すれば(#9でYES)、制御部11は、上記#1で作成したUDFファイルシステム100の第2アンカーポイント160を光ディスク2の規定のセクタに書込む(#10)。すなわち、光ディスク2に既に書込まれている第2アンカーポイント160の内容を書換える。
このとき、第2アンカーポイント160は、セクタのアドレスに依存するデータ及びセクタ内のビット列に依存するデータを含んでいるため、それらアドレスに依存するデータ及びセクタ内のビット列に依存するデータの内容を、上記#1で作成したUDFファイルシステム100の内容から変更する必要がある。すなわち、第2アンカーポイント160は、記述子タグ161内のタグロケーション165を変更し、CRC162を再計算し、基本ボリューム記述子シーケンスエクステント163及び予備ボリューム記述子シーケンスエクステント164を変更したうえで、光ディスク2の規定のセクタに書込まれる。
そして、上記#10での書込みにおいて書込みエラーが発生しなければ(#11でNO)、制御部11は、UDFファイルシステムの書込動作を終了する。一方、上記#10での書込みにおいて書込みエラーが発生すれば(#11でYES)、制御部11は、光ディスク2が使用不能なものであるとして、表示部29にエラーメッセージを表示する等のエラー処理を行って(#12)、UDFファイルシステムの書込動作を終了する。
このような構成の光ディスク記録装置1によれば、UDFファイルシステム100のボリューム認識シーケンス110は、光ディスク2に情報を記録する際、光ディスク2がブランクディスクである場合すなわち光ディスク2にボリューム認識シーケンス110が書込まれていない場合に、光ディスク2のUDFに則って規定された特定のセクタに書込まれ、光ディスク2がブランクディスクでない場合すなわち光ディスク2に既に情報が記録され既にボリューム認識シーケンスが書込まれている場合には、光ディスク2には書込まれない(上書きされない)。これにより、光ディスク2に情報を追記する際に、UDFに則って規定された特定のセクタにボリューム認識シーケンス110が不必要に上書きされることがなく、ボリューム認識シーケンス110が書込まれるセクタを消耗、劣化から保護することができる。
また、UDFファイルシステム100の基本ボリューム記述子シーケンス120、予備ボリューム記述子シーケンス130、及び論理ボリューム保全シーケンス140は、光ディスク2に情報を追記する都度、光ディスク2のUDFに則って規定された特定のセクタに書込まれ(書換えられ)、その書込みにおいて書込みエラーが発生すると、それらのデータは光ディスク2の予備のセクタに書込まれる。これにより、基本ボリューム記述子シーケンス120、予備ボリューム記述子シーケンス130、及び論理ボリューム保全シーケンス140を書込む際に不良セクタに起因する書込みエラーが発生しても、それらの書込みをリカバリーすることができる。
さらに、UDFファイルシステム100の第1アンカーポイント150は、光ディスク2に情報を追記するときに内容に変更がある場合に、光ディスク2のUDFに則って規定された特定のセクタに書込まれ(書換えられ)、その書込みにおいて書込みエラーが発生すると、第2アンカーポイント160が光ディスク2のUDFに則って規定された特定のセクタに書込まれ(書換えられ)る。これにより、第1アンカーポイント150の内容に変更がない場合には、UDFに則って規定された特定のセクタに第1アンカーポイント150が不必要に上書きされることがなく、第1アンカーポイント150が書込まれるセクタを消耗、劣化から保護することができ、また、第1アンカーポイント150の内容に変更がある場合には、第1アンカーポイント150を書込む際に不良セクタに起因する書込みエラーが発生しても、その書込みをリカバリーすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、光ディスク2は、DVDに限られず、UDFが適用可能なものであれば、どのような記録媒体であってもよい。UDFファイルシステム100の光ディスク2への書込みは、映像や音楽、文書等のユーザ情報を光ディスク2に記録する前に行ってもよいし、映像や音楽、文書等のユーザ情報を光ディスク2に記録した後に行ってもよい。
本発明の一実施形態に係る光ディスク記録装置の概略構成を示す電気的ブロック構成図。 同光ディスク記録装置にて光ディスクに記録する情報を管理するUDFファイルシステムの構成を示す図。 (a)は同UDFファイルシステムの基本ボリューム記述子シーケンスの構成を示す図、(b)は予備ボリューム記述子シーケンスの構成を示す図、(c)は論理ボリューム保全シーケンスの構成を示す図、(d)は第1アンカーポイントの構成を示す図、(e)は第2アンカーポイントの構成を示す図。 同光ディスク記録装置のUDFファイルシステムの書込動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 光ディスク記録装置
2 光ディスク
11 制御部
12 ディスク挿入検知部
13 スピンドルモータ
15 光ヘッド
21 信号入力部
22 符号化処理部
23 復号処理部
24 信号出力部
26 メモリ
28 リモコン
100 UDFファイルシステム
110 ボリューム認識シーケンス
120 基本ボリューム記述子シーケンス
130 予備ボリューム記述子シーケンス
140 論理ボリューム保全シーケンス
150 第1アンカーポイント
160 第2アンカーポイント

Claims (3)

  1. 光ディスクに対して情報の記録及び読取を行う記録読取手段と、前記記録読取手段による光ディスクに対する情報の記録及び読取をUDF(Universal Disk Format)に則って制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、光ディスクへの情報の記録にあたって、光ディスクに既に記録されている情報を前記記録読取手段にて読取って、該光ディスクから読取った情報及び光ディスクに記録する情報を基に、光ディスクの記録情報をUDFに則って管理するためのボリューム認識シーケンス、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、論理ボリューム保全シーケンス、第1アンカーポイント、及び第2アンカーポイントから成るUDFファイルシステムを光ディスクの規定のセクタに書込むUDFファイルシステム書込手段を有する光ディスク記録装置において、
    前記UDFファイルシステム書込手段は、
    光ディスクがブランクディスクでない場合には、ボリューム認識シーケンスを書込まず、光ディスクがブランクディスクである場合に、ボリューム認識シーケンスを書込む認識シーケンス書込手段と、
    光ディスクがブランクディスクでなく前記認識シーケンス書込手段による書込みが行われなかった後又は光ディスクがブランクディスクであり前記認識シーケンス書込手段による書込みが行われた後に、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスを光ディスクの規定のセクタに書込むボリュームシーケンス書込手段と、
    前記ボリュームシーケンス書込手段による書込みにおいてエラーが発生したときに、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスを光ディスクの予備のセクタに書込む第1のエラーリカバリー手段と、
    前記ボリュームシーケンス書込手段又は前記エラーリカバリー手段による書込みが行われた後に、第1アンカーポイントに変更がない場合には、第1アンカーポイントを書込まず、第1アンカーポイントに変更がある場合に、第1アンカーポイントを光ディスクの規定のセクタに書込む第1アンカーポイント書込手段と、
    前記第1アンカーポイント書込手段による書込みにおいてエラーが発生したときに、第2アンカーポイントを光ディスクの規定のセクタに書込む第2のエラーリカバリー手段とを有することを特徴とする光ディスク記録装置。
  2. 光ディスクに対して情報の記録及び読取を行う記録読取手段と、前記記録読取手段による光ディスクに対する情報の記録及び読取をUDF(Universal Disk Format)に則って制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、光ディスクへの情報の記録にあたって、光ディスクに既に記録されている情報を前記記録読取手段にて読取って、該光ディスクから読取った情報及び光ディスクに記録する情報を基に、光ディスクの記録情報をUDFに則って管理するためのボリューム認識シーケンス、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、論理ボリューム保全シーケンス、第1アンカーポイント、及び第2アンカーポイントから成るUDFファイルシステムを光ディスクの規定のセクタに書込むUDFファイルシステム書込手段を有する光ディスク記録装置において、
    前記UDFファイルシステム書込手段は、
    光ディスクがブランクディスクでない場合には、ボリューム認識シーケンスを書込まず、光ディスクがブランクディスクである場合に、ボリューム認識シーケンスを書込む認識シーケンス書込手段を有することを特徴とする光ディスク記録装置。
  3. 前記UDFファイルシステム書込手段は、
    光ディスクがブランクディスクでなく前記認識シーケンス書込手段による書込みが行われなかった後又は光ディスクがブランクディスクであり前記認識シーケンス書込手段による書込みが行われた後に、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスを光ディスクの規定のセクタに書込むボリュームシーケンス書込手段と、
    前記ボリュームシーケンス書込手段による書込みにおいてエラーが発生したときに、基本ボリューム記述子シーケンス、予備ボリューム記述子シーケンス、及び論理ボリューム保全シーケンスを光ディスクの予備のセクタに書込むエラーリカバリー手段とを有する請求項2に記載の光ディスク記録装置。


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