JP2006171803A - 車載電子制御装置のプログラム書換システム、車載電子制御装置のコンピュータ用ブートローダ、記録媒体、及び車載電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プログラム書換用の外部装置は、A〜Cタイプの何れであっても、ECUへ、新アプリの前に、以降のデータが新アプリであることを示す識別コードを送信する。そして、ECUのマイコンが実行するブートローダでは、外部装置から書込要求が出力された後、識別コードが送信されて来るまでは(S210:NO)、外部装置からのデータを書換制御プログラムとして扱い、識別コードが送信されて来たならば(S210:YES)、以後のデータは新アプリと判断して、書換制御プログラムへ移行する処理を行う。
【選択図】 図5
Description
具体的には、請求項2に記載のように、車載電子制御装置のコンピュータは、外部装置から書込要求が出力されてから、前記判定処理により識別コードが送信されて来たと判定するまでは、外部装置から送信されて来る書込対象データを、書換制御プログラムとして作業用メモリ領域に格納する格納処理を行い、外部装置から書込要求が出力されてから、前記判定処理により識別コードが送信されて来たと判定すると、前記格納処理によって作業用メモリ領域に書換制御プログラムが格納されているか否かを判定する第2の判定処理を行い、更に、その第2の判定処理により、作業用メモリ領域に書換制御プログラムが格納されていると判定したならば、その作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動することにより前記書換処理(つまり、外部装置から送信されて来る新たなアプリケーションプログラムを書換可能メモリに更新して書き込む処理)を行い、逆に、前記第2の判定処理により、作業用メモリ領域に書換制御プログラムが格納されていないと判定したならば、車載電子制御装置に備えられた不揮発性メモリに予め格納されている書換制御プログラムを起動するか、或いは、その不揮発性メモリ内の書換制御プログラムを作業用メモリ領域にコピーして、そのコピーした作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動することにより前記書換処理を行うようにすれば良い。
そして、このような請求項2に記載のコンピュータの動作は、請求項3に記載のコンピュータ用ブートローダによって実現することができる。
即ち、外部装置から、書込要求が出力された後、以降のデータが新たなアプリケーションプログラムであることを示す識別コードが送信されて来たか否かを判定する第1の判定手段と、外部装置から書込要求が出力されてから、第1の判定手段により識別コードが送信されて来たと判定されるまでは、外部装置から送信されて来た書込対象データを、書換制御プログラムとして作業用メモリ領域に格納する書換制御プログラム格納手段と、外部装置から書込要求が出力されてから、第1の判定手段により識別コードが送信されて来たと判定されると、書換制御プログラム格納手段によって作業用メモリ領域に書換制御プログラムが格納されているか否かを判定する第2の判定手段と、第2の判定手段により、作業用メモリ領域に書換制御プログラムが格納されていると判定されたならば、その作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動する第1の起動手段と、第2の判定手段により、作業用メモリ領域に書換制御プログラムが格納されていないと判定されたならば、車載電子制御装置に備えられた不揮発性メモリに予め格納されている書換制御プログラムを起動するか、或いは、その不揮発性メモリ内の書換制御プログラムを作業用メモリ領域にコピーして、そのコピーした作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動する第2の起動手段の各手段である。
そして、このような請求項7に記載のコンピュータの動作は、請求項8に記載のコンピュータ用ブートローダによって実現することができる。
即ち、外部装置から、書込要求が出力された後、書込先情報が送信されて来ると、その書込先情報が書換可能メモリのアドレスを示すものであるか否かを判定する第1の判定手段と、外部装置から書込要求が出力されてから、第1の判定手段により外部装置からの書込先情報が書換可能メモリのアドレスを示すものであると判定されるまでは、外部装置から送信されて来た書込対象データを、書換制御プログラムとして作業用メモリ領域に格納する書換制御プログラム格納手段と、外部装置から書込要求が出力されてから、第1の判定手段により外部装置からの書込先情報が書換可能メモリのアドレスを示すものであると判定されると、書換制御プログラム格納手段によって作業用メモリ領域に書換制御プログラムが格納されているか否かを判定する第2の判定手段と、第2の判定手段により、作業用メモリ領域に書換制御プログラムが格納されていると判定されたならば、その作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動する第1の起動手段と、第2の判定手段により、作業用メモリ領域に書換制御プログラムが格納されていないと判定されたならば、車載電子制御装置に備えられた不揮発性メモリに予め格納されている書換制御プログラムを起動するか、或いは、その不揮発性メモリ内の書換制御プログラムを作業用メモリ領域にコピーして、そのコピーした作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動する第2の起動手段の各手段である。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態のプログラム書換システムは、車両(自動車)に搭載されて、その車両における制御対象(この例ではエンジン)の制御を行う車載電子制御装置(以下、ECUという)1と、そのECU1に内蔵されたエンジン制御処理用のプログラムであるアプリケーションプログラムを書き換える際、或いは新規に書き込む際に、通信ライン3を介してECU1に接続される外部ツール5(外部装置に相当)とからなる。
そして更に、マイコン7には、プログラムを実行するための周知のCPU11と、不揮発性の書換可能メモリであるフラッシュROM13と、揮発性のRAM15とが備えられており、フラッシュROM13には、アプリケーションプログラムとブートローダが格納されている。
まず、外部ツール5がA〜Cタイプの何れであっても、外部ツール5からECU1へ書込要求が送信されると、ECU1のマイコン7では、プログラムの実行先がフラッシュROM13内のアプリケーションプログラムからブートローダへ移行(ジャンプ)する。
そして、ECU1のマイコン7は、ブートローダから移行したRAM15内の書換制御プログラムを実行することで、外部ツール5aからの新アプリケーションプログラムをフラッシュROM13に更新して書き込む書換処理を行うこととなる。
前述したように、ECU1のマイコン7は、外部ツール5からECU1へ書込要求が送信されると、プログラムの実行先がアプリケーションプログラムからブートローダへ移行する。つまり、アプリケーションプログラム中に、外部ツール5からの書込要求が通信ドライバ9によって受信されたことを検知する処理があり、マイコン7は、その処理で書込要求が受信されたことを検知すると、図4のブートローダを実行する。
そして、マイコン7は、その書換制御プログラムを実行することにより、上記書換処理を行うと共に、全ての新アプリケーションプログラムのフラッシュROM13への書き込みが完了したならば、外部ツール5へ書込データ送信応答を送信するための送信処理を行うこととなる。
まず、図6は、外部ツール5がAタイプ外部ツール5aである場合の、そのAタイプ外部ツール5aとECU1との通信手順を表すシーケンスチャートである。
ここで、Aタイプ外部ツール5aから書換制御プログラムが送信される場合には、ROM識別コードが送信されて来ないため、S210で否定判定(NOと判定)され、S220の処理により、書換制御プログラムダウンロードフラグDFがセットされ、更にS230の処理により、Aタイプ外部ツール5aからの書換制御プログラムがRAM15に書き込まれることとなる。
尚、図7における(4)までの動作は、図6における(4)までの動作とほぼ同じであり、図7の(3)では、Bタイプ外部ツール5bがECU1へ、書換制御プログラム及び新アプリケーションプログラムの総データ量(つまり、ファイルF3の総データ量からROM識別コードのデータ量を引いたデータ量)を表すダウンロードデータサイズを含んだデータダウンロード要求を送信する点のみが異なっている。よって、ここでは、図7の(5)以降の動作について説明する。
ここで、Aタイプ外部ツール5aの場合と同様に、Bタイプ外部ツール5bから書換制御プログラムが送信される場合には、ROM識別コードが送信されて来ないため、S210で否定判定され、S220の処理により、書換制御プログラムダウンロードフラグDFがセットされ、更にS230の処理により、Bタイプ外部ツール5bからの書換制御プログラムがRAM15に書き込まれることとなる。そして、ブートローダでは、Bタイプ外部ツール5bから書換制御プログラムが単位量分送信される毎に、S170で肯定判定されると共に、図5におけるS220及びS230の処理が行われることとなる。
尚、図8における(4)までの動作は、図6における(4)までの動作とほぼ同じであり、図8の(3)では、Cタイプ外部ツール5cがECU1へ、新アプリケーションプログラムの総データ量(つまり、ファイルF2の総データ量からROM識別コードのデータ量を引いたデータ量)を表すダウンロードデータサイズを含んだデータダウンロード要求を送信する点のみが異なっている。よって、ここでは、図8の(5)以降の動作について説明する。
そして、このときには、ROM識別コードが受信されるため、S210で肯定判定されるが、この場合には、Cタイプ外部ツール5cからRAM15へ書換制御プログラムがダウンロードされておらず、書換制御プログラムダウンロードフラグDFがセットされていないため、S260で否定判定されることとなる。
次に、第2実施形態のプログラム書換システムについて説明する。尚、第1実施形態と同じ点に関しては説明を省略する。
第1実施形態と同様に、ECU1のマイコン7は、外部ツール5からECU1へ書込要求が送信されると、プログラムの実行先がアプリケーションプログラムからブートローダへ移行する。
また、上記S320にて、書込要求を受信しなかったと判定したならば、S340に移行して、上記S310で取り込んだ今回の受信データを解析することにより、外部ツール5からのデータダウンロード要求を受信したか否か(即ち、今回の受信データがデータダウンロード要求であるか否か)を判定する。
そして、マイコン7は、その書換制御プログラムを実行することにより、まず、外部ツール5へデータダウンロード要求応答を送信するための送信処理を行い、次いで、外部ツール5から送信されて来る新アプリケーションプログラムをフラッシュROM13に更新して書き込む書換処理を行い、更に、全ての新アプリケーションプログラムのフラッシュROM13への書き込みが完了したならば、外部ツール5へ書込データ送信応答を送信するための送信処理を行うこととなる。
そして、マイコン7は、その書換制御プログラムを実行することにより、S440からS450へ進んだ場合と同様に、まず、外部ツール5へデータダウンロード要求応答を送信するための送信処理を行い、次に書換処理を行い、更に、全ての新アプリケーションプログラムのフラッシュROM13への書き込みが完了したならば、外部ツール5へ書込データ送信応答を送信するための送信処理を行うこととなる。
まず、図11は、外部ツール5がAタイプ又はBタイプの外部ツール5a,5bである場合の、そのAタイプ又はBタイプの外部ツール5a,5bとECU1との通信手順を表すシーケンスチャートである。
次に、Aタイプ又はBタイプの外部ツール5a,5bは、ECU1からの上記書込要求応答を受信すると、図11の(3)に示すように、ECU1へ書換制御プログラムを送信する前の準備として、その書換制御プログラムの総データ量を表すダウンロードデータサイズと、その書換制御プログラムの書込先アドレスとを含んだデータダウンロード要求を送信する。尚、書換制御プログラムの書込先アドレスは、RAM15のアドレスである。
そして、その書換制御プログラムの実行により、まず、図11の(8)に示すように、外部ツール5a,5bへデータダウンロード要求応答が送信され、その後、そのデータダウンロード要求応答を受信した外部ツール5a,5bが、図11の(9)に示すように、ECU1への新アプリケーションプログラムの送信を開始すると、その外部ツール5a,5bからの新アプリケーションプログラムをフラッシュROM13に順次更新して書き込む書換処理が行われることとなる。そして更に、全ての新アプリケーションプログラムのフラッシュROM13への書き込みが完了したならば、図11の(10)に示すように、外部ツール5a,5bへ書込データ送信応答を送信することとなる。つまり、図11の(8)に示すデータダウンロード要求応答と、図11の(11)に示す書込データ送信応答は、書換制御プログラムによって送信される。
尚、図12における(2)までの動作は、図11における(2)までの動作と同じであるため、ここでは、図11の(3)以降の動作について説明する。
そして、その書換制御プログラムの実行により、まず、図12の(4)に示すように、外部ツール5cへデータダウンロード要求応答が送信され、その後、そのデータダウンロード要求応答を受信した外部ツール5cが、図12の(5)に示すように、ECU1への新アプリケーションプログラムの送信を開始すると、その外部ツール5cからの新アプリケーションプログラムをフラッシュROM13に順次更新して書き込む書換処理が行われることとなる。そして更に、全ての新アプリケーションプログラムのフラッシュROM13への書き込みが完了したならば、図12の(6)に示すように、外部ツール5cへ書込データ送信応答を送信することとなる。つまり、図12の(4)に示すデータダウンロード要求応答と、図12の(6)に示す書込データ送信応答は、書換制御プログラムによって送信される。
一方、上記各実施形態では、ECU1がエンジンを制御するものとして説明したが、本発明は、例えばブレーキ、トランスミッション、サスペンションといった、他の制御対象を制御するECUに関しても全く同様に適用することができる。
Claims (10)
- 電気的に記憶データの書き換えが可能な不揮発性の書換可能メモリに格納されたアプリケーションプログラムを実行することで制御対象を制御するための処理を行うコンピュータを有する車載電子制御装置と、
前記書換可能メモリ内のアプリケーションプログラムを書き換える際に、前記車載電子制御装置と通信可能に接続される外部装置とからなり、
前記外部装置としては、
前記車載電子制御装置へ、前記書換可能メモリ内のアプリケーションプログラムを書き換える動作モードに移行させるための書込要求を出力した後、前記コンピュータに当該外部装置から送信されて来る新たなアプリケーションプログラムを前記書換可能メモリに更新して書き込む書換処理を行わせるための書換制御プログラムを書込対象データとして送信し、その次に、前記新たなアプリケーションプログラムを書込対象データとして送信するタイプの装置と、
前記車載電子制御装置へ、前記書込要求を出力した後、前記書換制御プログラムを送信することなく、前記新たなアプリケーションプログラムを書込対象データとして送信するタイプの装置と、
がある車載電子制御装置のプログラム書換システムにおいて、
前記外部装置は、
前記車載電子制御装置へ、前記新たなアプリケーションプログラムを送信する前に、以降の書込対象データが前記新たなアプリケーションプログラムであることを示す識別コードを送信するようになっており、
前記車載電子制御装置のコンピュータは、
前記外部装置から、前記書込要求が出力された後、前記識別コードが送信されて来たか否かを判定する判定処理を行うと共に、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記判定処理により前記識別コードが送信されて来たと判定するまでは、前記外部装置から送信されて来る書込対象データは前記書換制御プログラムであると判断し、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記判定処理により前記識別コードが送信されて来たと判定すると、その後に前記外部装置から送信されて来る書込対象データは前記新たなアプリケーションプログラムであると判断するようになっていること、
を特徴とする車載電子制御装置のプログラム書換システム。 - 請求項1に記載の車載電子制御装置のプログラム書換システムにおいて、
前記車載電子制御装置のコンピュータは、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記判定処理により前記識別コードが送信されて来たと判定するまでは、前記外部装置から送信されて来る書込対象データを、前記書換制御プログラムとして作業用メモリ領域に格納する格納処理を行い、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記判定処理により前記識別コードが送信されて来たと判定すると、前記格納処理によって前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されているか否かを判定する第2の判定処理を行い、
更に、前記第2の判定処理により、前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されていると判定したならば、その作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動することにより前記書換処理を行い、
前記第2の判定処理により、前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されていないと判定したならば、前記車載電子制御装置に備えられた不揮発性メモリに予め格納されている書換制御プログラムを起動するか、或いは、その不揮発性メモリ内の書換制御プログラムを前記作業用メモリ領域にコピーして、そのコピーした作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動することにより前記書換処理を行うこと、
を特徴とする車載電子制御装置のプログラム書換システム。 - 電気的に記憶データの書き換えが可能な不揮発性の書換可能メモリに格納されたアプリケーションプログラムを実行することで制御対象を制御するための処理を行うコンピュータを有すると共に、外部装置からの書込要求を受けた場合には、前記コンピュータが前記アプリケーションプログラムとは別の書換制御プログラムを実行することにより、前記外部装置から送信されて来る新たなアプリケーションプログラムを前記書換可能メモリに更新して書き込む書換処理を行う車載電子制御装置に用いられ、前記コンピュータが前記外部装置から前記書込要求が出力されたことを検知した場合に、前記書換制御プログラムを起動するためのブートローダであって、
前記コンピュータを、
前記外部装置から、前記書込要求が出力された後、以降のデータが前記新たなアプリケーションプログラムであることを示す識別コードが送信されて来たか否かを判定する第1の判定手段と、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記第1の判定手段により前記識別コードが送信されて来たと判定されるまでは、前記外部装置から送信されて来た書込対象データを、前記書換制御プログラムとして作業用メモリ領域に格納する書換制御プログラム格納手段と、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記第1の判定手段により前記識別コードが送信されて来たと判定されると、前記書換制御プログラム格納手段によって前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されているか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段により、前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されていると判定されたならば、その作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動する第1の起動手段と、
前記第2の判定手段により、前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されていないと判定されたならば、前記車載電子制御装置に備えられた不揮発性メモリに予め格納されている書換制御プログラムを起動するか、或いは、その不揮発性メモリ内の書換制御プログラムを前記作業用メモリ領域にコピーして、そのコピーした作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動する第2の起動手段と、
して機能させることを特徴とする車載電子制御装置のコンピュータ用ブートローダ。 - 請求項3に記載のコンピュータ用ブートローダを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 請求項4に記載の記録媒体とコンピュータとを備えた車載電子制御装置。
- 電気的に記憶データの書き換えが可能な不揮発性の書換可能メモリに格納されたアプリケーションプログラムを実行することで制御対象を制御するための処理を行うコンピュータを有する車載電子制御装置と、
前記書換可能メモリ内のアプリケーションプログラムを書き換える際に、前記車載電子制御装置と通信可能に接続される外部装置とからなり、
前記外部装置としては、
前記車載電子制御装置へ、前記書換可能メモリ内のアプリケーションプログラムを書き換える動作モードに移行させるための書込要求を出力した後、前記コンピュータに当該外部装置から送信されて来る新たなアプリケーションプログラムを前記書換可能メモリに更新して書き込む書換処理を行わせるための書換制御プログラムを書込対象データとして送信し、その次に、前記新たなアプリケーションプログラムを書込対象データとして送信するタイプの装置と、
前記車載電子制御装置へ、前記書込要求を出力した後、前記書換制御プログラムを送信することなく、前記新たなアプリケーションプログラムを書込対象データとして送信するタイプの装置と、
がある車載電子制御装置のプログラム書換システムにおいて、
前記外部装置は、
前記車載電子制御装置へ、書込対象データを送信する前に、その書込対象データの書込先情報を送信するようになっており、
前記車載電子制御装置のコンピュータは、
前記外部装置から、前記書込要求が出力された後、前記書込先情報が送信されて来ると、その書込先情報が前記書換可能メモリのアドレスを示すものであるか否かを判定する判定処理を行うと共に、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記判定処理により前記外部装置からの書込先情報が前記書換可能メモリのアドレスを示すものであると判定するまでは、前記外部装置から送信されて来る書込対象データは前記書換制御プログラムであると判断し、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記判定処理により前記外部装置からの書込先情報が前記書換可能メモリのアドレスを示すものであると判定すると、その後に前記外部装置から送信されて来る書込対象データは前記新たなアプリケーションプログラムであると判断するようになっていること、
を特徴とする車載電子制御装置のプログラム書換システム。 - 請求項6に記載の車載電子制御装置のプログラム書換システムにおいて、
前記車載電子制御装置のコンピュータは、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記判定処理により前記外部装置からの書込先情報が前記書換可能メモリのアドレスを示すものであると判定するまでは、前記外部装置から送信されて来る書込対象データを、前記書換制御プログラムとして作業用メモリ領域に格納する格納処理を行い、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記判定処理により前記外部装置からの書込先情報が前記書換可能メモリのアドレスを示すものであると判定すると、前記格納処理によって前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されているか否かを判定する第2の判定処理を行い、
更に、前記第2の判定処理により、前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されていると判定したならば、その作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動することにより前記書換処理を行い、
前記第2の判定処理により、前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されていないと判定したならば、前記車載電子制御装置に備えられた不揮発性メモリに予め格納されている書換制御プログラムを起動するか、或いは、その不揮発性メモリ内の書換制御プログラムを前記作業用メモリ領域にコピーして、そのコピーした作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動することにより前記書換処理を行うこと、
を特徴とする車載電子制御装置のプログラム書換システム。 - 電気的に記憶データの書き換えが可能な不揮発性の書換可能メモリに格納されたアプリケーションプログラムを実行することで制御対象を制御するための処理を行うコンピュータを有すると共に、外部装置からの書込要求を受けた場合には、前記コンピュータが前記アプリケーションプログラムとは別の書換制御プログラムを実行することにより、前記外部装置から送信されて来る新たなアプリケーションプログラムを前記書換可能メモリに更新して書き込む書換処理を行い、更に、前記外部装置からは、書込対象データが送信されて来る前に、その書込対象データの書込先情報が送信されて来る車載電子制御装置に用いられ、前記コンピュータが前記外部装置から前記書込要求が出力されたことを検知した場合に、前記書換制御プログラムを起動するためのブートローダであって、
前記コンピュータを、
前記外部装置から、前記書込要求が出力された後、前記書込先情報が送信されて来ると、その書込先情報が前記書換可能メモリのアドレスを示すものであるか否かを判定する第1の判定手段と、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記第1の判定手段により前記外部装置からの書込先情報が前記書換可能メモリのアドレスを示すものであると判定されるまでは、前記外部装置から送信されて来た書込対象データを、前記書換制御プログラムとして作業用メモリ領域に格納する書換制御プログラム格納手段と、
前記外部装置から前記書込要求が出力されてから、前記第1の判定手段により前記外部装置からの書込先情報が前記書換可能メモリのアドレスを示すものであると判定されると、前記書換制御プログラム格納手段によって前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されているか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段により、前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されていると判定されたならば、その作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動する第1の起動手段と、
前記第2の判定手段により、前記作業用メモリ領域に前記書換制御プログラムが格納されていないと判定されたならば、前記車載電子制御装置に備えられた不揮発性メモリに予め格納されている書換制御プログラムを起動するか、或いは、その不揮発性メモリ内の書換制御プログラムを前記作業用メモリ領域にコピーして、そのコピーした作業用メモリ領域内の書換制御プログラムを起動する第2の起動手段と、
して機能させることを特徴とする車載電子制御装置のコンピュータ用ブートローダ。 - 請求項8に記載のコンピュータ用ブートローダを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 請求項9に記載の記録媒体とコンピュータとを備えた車載電子制御装置。
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