JP2006171537A - 現像剤補給容器及びこれに用いられるカップリング部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置本体側の駆動部に設けられた係合穴とスナップフックするカップリング部材が、駆動部の回転当初に空転してしまい、その後、駆動部に設けられたリブと突き当たった際に突き当たりショックが生じてしまった。
【解決手段】 カップリング部材にスナップフック部を全周に亘って設け、上述のカップリング部材の空転を防止する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置にて用いられる現像剤補給容器及びこれに用いられるカップリング部材に関するものである。
従来、電子写真複写機やプリンタ等の電子写真画像形成装置には現像剤としての微粉末のトナーが使用されている。そして、電子写真画像形成装置本体のトナーが消費された場合には、トナー収納容器(トナー補給容器)を用いて画像形成装置本体へトナーを補給することが行われている。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタなど)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサー等が含まれる。
トナーは極めて微細な粉末であるため、トナー補給作業時には、トナーが飛散しないようにトナー補給容器を画像形成装置本体内の内部に据え置いて、小さな開口部から少量ずつトナーを排出する方式が知られている。
これらの上述したトナー補給容器は、いずれの場合も画像形成装置本体側から、何らかの駆動を受けて、トナー補給容器側の搬送部材や容器本体を駆動させることで、トナーを排出させる構成になっている。
こうしたトナー補給容器としては、例えば特許文献1に記載されている方式が開示されている。この特許文献1に記載のトナー補給容器は、ボトル状の容器本体の先端部に容器本体よりも小径の開口部が突出して設けてあり、前記開口部にはトナーを封止する封止部材が着脱自在に設けられている。このトナー補給容器は画像形成装置本体から回転駆動力を受けることで、トナー補給容器が回転駆動し、前記開口部から必要に応じて少量ずつトナーを排出・補給する構成になっている。
この方式の特徴は、画像形成装置本体からの回転駆動力をトナー補給容器先端に設けた封止部材を介して該トナー補給容器本体へ伝えている点である。つまり、このトナー補給容器の封止部材は、封止部材本来の機能である容器開口部を開閉自在に封止するという機能の他に、画像形成装置本体から回転駆動力を受ける為のカップリング的な機能も有しているという点である。
この方式の利点は、トナー補給容器を画像形成装置本体にセットした後に、画像形成装置本体の本体前カバーの開閉動作に連動してトナー補給容器が本体駆動部に係止⇒封止部材開封⇒容器を回転駆動という、画像形成装置本体へのトナー補給動作に必要な機能を果たすことができるため、ユーザーが直接、封止部材を開封させたりする必要が無く、非常に簡単で汚れの少ないトナー補給が行えるという点である。
更に特許文献1の方式によれば、トナー補給動作に必要な「係止」「開封」「駆動」という動作を封止部材というひとつの部品に集約させたことにより、画像形成装置本体側にてトナー補給容器の開口部を開閉するキャップ開閉機構と該トナー補給容器を回転駆動するボトル駆動機構を一つにまとめることができ、画像形成装置本体のコンパクト化と同時に優れたユーザビリティを実現させることができる。
この動作を実現させるために、特許文献1記載の封止部材には該文献に開示されているように特有の形状・構成をもたせているのである。この封止部材には本体駆動部に係合する円筒状のカップリング係合部にスナップフィット部を有し、該スナップフィット部によって本体駆動部に係止し、さらにその係止によって封止部材とトナー補給容器本体とを相対的に移動することで封止部材を開封する。さらに開封した状態で前記スナップフィット部は本体からの回転駆動力を受けてトナー容器本体へ回転駆動力を伝達する構成となっている。このように弾性変形を利用したスナップフィット部は単に係止するだけに留まらず、回転駆動力(トルク)も伝達するという、大きな特徴をもっている。
特開2002−318490号公報
先に示した従来例は封止部材が画像形成装置本体の駆動部に係合することで封止部材と容器本体とを開封可能にし、尚且つ前記封止部材が画像形成装置本体からの回転駆動力を受けてそれを補給容器本体へ伝達する構成であることから、封止部材の着脱機構と容器本体を回転させる駆動機構とを一つの機構にまとめることができ、装置本体のコンパクト化、低コスト化を実現できる優れた方法である。
本発明の目的は上記従来の現像剤補給容器をさらに発展させることである。
具体的には、画像形成装置の円筒部材の回転開始時に、カップリング部材が円筒部材のリブと突き当たることによる従来の突き当たりショックの発生を防止することが本発明の目的である。
上記目的を達成するための本発明は、現像剤を収容する容器と、前記容器内の現像剤を排出する排出口と、画像形成装置の円筒部材に設けられた係合穴とスナップフック自在なスナップフック部を有し前記排出口に向けて現像剤を搬送するための回転駆動力を前記円筒部材に設けられたリブより受けるカップリング部材と、を有する、前記画像形成装置に着脱可能な現像剤補給容器において、
前記円筒部材のリブの位置に関わらず前記円筒部材の回転開始時に前記カップリング部材が実質的に空転しないように、前記スナップフック部を前記カップリング部材の周方向にわたって複数設けたことを特徴とするものである。
また、画像形成装置に着脱自在に設けられ、現像剤を収容する容器と、前記容器内の現像剤を排出する排出口と、を有する現像剤補給容器のカップリング部材において、
前記画像形成装置の円筒部材に設けられた係合穴とスナップフック自在なスナップフック部であって、前記排出口に向けて現像剤を搬送するための回転駆動力を前記円筒部材に設けられたリブより受けることが可能なスナップフック部を有し、
前記円筒部材のリブの位置に関わらず前記円筒部材の回転開始時に前記カップリング部材が実質的に空転しないように、前記スナップフック部を前記カップリング部材の周方向にわたって複数設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、円筒部材の回転開始時に、カップリング部材が円筒部材のリブと突き当たることによる従来の突き当たりショックの発生を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る封止部材および現像剤収容容器の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
まず、本発明に係る封止部材を備えた現像剤補給容器としてのトナー補給容器が装着される画像形成装置の一例である電子写真画像形成装置の構成について図1に基づいて説明する。
[電子写真画像形成装置]
図1に示す電子写真複写機本体(以下、「装置本体」という)100において、原稿101が原稿台ガラス102の上に置かれると、原稿101の画像情報に応じた光像が光学部103の複数のミラーMとレンズLnにより、像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、「感光体ドラム」という)104上に結像する。カセット105,106,107,108に積載された記録媒体(以下、「用紙」という)Pのうち、図2に示す操作部100aから使用者(ユーザー)が入力した情報もしくは原稿101の紙サイズから最適な用紙Pをカセット105〜108の用紙サイズ情報から選択する。ここで、記録媒体としては用紙に限定されずに、例えばOHPシート等適宜選択できる。
そして、給紙・分離装置105A,106A,107A,108Aにより搬送された1枚の用紙Pを、搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬送し、更にレジストローラ110により用紙Pを感光体ドラム104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングを同期させて転写部に搬送する。転写部では、転写放電器111によって、感光体ドラム104上に形成されたトナー像を用紙Pに転写する。そして、分離放電器112によって、トナー像の転写された用紙Pを感光体ドラム104から分離する。
この後、搬送部113により定着部114へ搬送された用紙Pは、定着部114において熱と圧力により用紙P上のトナー像を定着させた後、片面コピーの場合には、排紙反転部115を通過し、排紙ローラ116により排紙トレイ117へ排出される。又、両面コピーの場合には、排紙反転部115のフラッパ118の制御により、再給紙搬送部119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排紙トレイ117へ排出される。
又、多重コピーの場合には、用紙Pは排紙反転部115を通り、一度排紙ローラ116により一部が装置外へ排出される。そして、この後、用紙Pの終端がフラッパ118を通過し、排紙ローラ116にまだ挟持されているタイミングでフラッパ118を制御すると共に排紙ローラ116を逆回転させることにより、再度装置本体100内へ搬送される。更にこの後、再給紙搬送部119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排紙トレイ117へ排出される。
ところで、上記構成の装置本体100において、感光体ドラム104の回りには現像手段としての現像装置201、クリーナ装置202、一次帯電器203等が配置されている。
現像装置201は、原稿101の画像情報に基づいて一様に帯電された感光体ドラム104上を光学部103により露光して形成された静電潜像を、トナーを用いて現像するものである。そして、この現像装置201へ現像剤としてのトナーを補給するためのトナー補給容器1が使用者によって装置本体100に着脱可能に装着されている。なお、トナー補給容器からトナーのみを画像形成装置側へ補給する場合や、トナー及びキャリアを補給する場合であっても本発明を適用できる。本実施例では前者の例についての説明である。
又、現像装置201は、収容手段としてのトナーホッパー201aと現像器201bとを有している。トナーホッパー201aは、トナー補給容器1から補給されたトナーを撹拌するための撹拌部材201cを有している。そして、この撹拌部材201cにより撹拌されたトナーは、マグネットローラ201dにより現像器201bに送られる。現像器201bは、現像ローラ201fと、送り部材201eを有している。そして、マグネットローラ201dによりトナーホッパー201aから送られたトナーは、送り部材201eにより現像ローラ201fに送られて、この現像ローラ201fにより感光体ドラム104に供給される。
尚、クリーナ装置202は、感光体ドラム104に残留しているトナーを除去するためのものである。又、一次帯電器203は、感光体ドラム104を帯電するためのものである。
図2に示す外装カバーの一部であるトナー補給容器交換用前カバー15(以下、「交換用前カバー」という)を図3に示すように使用者が開けると、装着手段の一部である容器受け台50が、駆動系(不図示)によって所定の位置まで引き出される。そして、この容器受け台50上にトナー補給容器1を載置する。使用者がトナー補給容器1を装置本体100から取り出す際には、容器受け台50を引き出し、容器受け台50に載っているトナー補給容器1を取り出す。ここで、交換用前カバー15はトナー補給容器1を着脱(交換)するための専用カバーであって、トナー補給容器1を着脱するためだけに開閉される。尚、装置本体100のメンテナンスは、前面カバー100cを開閉することによって行われる。
尚、容器受け台50を介することなく、トナー補給容器1を装置本体100に直接装着し、又、装置本体100から取り外してもよい。
[トナー補給動作]
先ず、図4(a)〜図4(c)を用いてトナー補給容器(以下、「トナーボトル」という)のトナー補給動作について説明する。図4(a)〜図4(c)はトナーボトル1を装置本体100内に挿入してトナー補給を行う過程の状態を各段階毎に示した図である。
同図に示すように、装置本体100にはトナー補給装置400が設けられ、更にトナー補給装置400には、トナーボトル1と連結してトナーボトル1を回転駆動させる駆動部(駆動力伝達部)20が具備されている。駆動部20は不図示のベアリングによって回転可能に支持され、装置本体100内に設けた不図示の駆動モータにより回転駆動する構成になっている。
又、装置本体100には、ホッパー201aに連通するトナー補給路24を形成する隔壁25が設けられ、この隔壁25には、トナーボトル1の一部を回転可能に支持し、かつトナー補給路24を密封する内外ベアリング26a,26bが固着されている。更に、トナー補給路24には補給トナーをホッパー201aに搬送するためのスクリュー部材27が配置されている。
図4(a)には、トナーボトル1を装置本体100に挿入させる状態が示されている。トナーボトル1先端の一端面には、円筒状とされるトナー排出口としてのトナー補給開口部(以下、単に「開口部」という)1aが設けてあり、開口部1aは、その先端開口が封止部材2により封止された状態にある。
図4(b)には、トナーボトル1の挿入が更に進み、封止部材2の先端部に設けたスナップフィット部の先端に設けた係合突起3が装置本体側の駆動部20の被係止部である係止穴に係止(抜け止め)された状態が示されている。この駆動部20と封止部材2との係止は、ユーザーがトナーボトル1を挿入する動作に伴い、駆動部20が係合突起3の上面(係止力受け部)と接触し、さらに挿入すると駆動部20により係合突起3が中心方向内側へ変位することにより行われる。その後、駆動部20による内側への変位が解除されると、係合突起3を支えている領域が自らの弾性力によって復帰し、内側への変位状態から開放されて係止が完了する。即ち、本実施形態では、係止させる方式として、所謂、「スナップフィット」を採用している。
この時、封止部材2は、係合突起3に設けた係止部としての係止面(第2の力受け部)3bが被係止部としての係止穴にスラスト方向(軸方向)に係止されているため、封止部材2はこの係止を解除しない限り、駆動部20にスラスト方向(軸方向)に固定された状態にある(多少のガタがあっても良い)。
図4(c)には、封止部材2と駆動部20が係合した後、交換用前カバー15の閉動作に連動して、スライド部材300が矢印b方向に後退することでトナーボトル1も後退するが封止部材は画像形成装置本体側に係止によって固定されているので、相対的に封止部材2がトナーボトル1から離れて開口部1aが開き、トナー補給が可能となった状態が示されている。
この状態で不図示のモータを駆動させると回転駆動力は本体駆動部20から封止部材2の係合突起3の駆動力受け部(第1の力受け部)としての駆動力受け面3aへと伝達され、更に封止部材2からトナーボトル1へと伝わることでトナーボトル1が回転しトナーを搬送、排出する構成になっている。すなわち、この封止部材2は、開口部1aを封止すると共に画像形成装置本体側から回転駆動力を受ける機能、この回転駆動力をトナーボトル1側に伝達させる機能を持っている。
又、トナーボトル1は容器受け台50に設けられたボトル受けローラ23により回転可能に支持されているため、わずかな駆動トルクでもスムーズに回転することが可能である。このボトル受けローラ23はボトル本体1Aに対して鞍となる位置に4ケ所配設されている。ボトル受けローラ23は装置本体100のトナー補給装置400に回転自在に設けてある。このようにトナーボトル1が回転することでトナーボトル1の内部に収容されていたトナーが開口部1aから順次排出され、トナー補給路24に設けられたスクリュー部材27によって装置本体100側のホッパー201aへと搬送され、トナー補給が行われる。
[トナー補給容器の交換方法]
次に、本発明におけるトナーボトルの交換方法について説明する。
画像形成のプロセスに伴い、トナーボトル1内のトナーが略全量消費されると、装置本体100に設けられたトナー補給容器空検知手段(不図示)によってトナーボトル1内のトナーが無くなったことが検知され、その旨が液晶等の表示手段100b(図2参照)によりユーザーに知らされる。
本実施形態においてトナーボトル1の交換はユーザー自身が行い、その手順は以下の通りである。
先ず、閉じられた状態の交換用前カバー15をヒンジ18を中心に回動させて図2に示すように開く。この交換用前カバー15を開く動作に連動して不図示のトナー補給部開閉手段により、上述の図4(c)の状態にあるボトル本体1Aが矢印bと反対方向の図4(a)に示す矢印a方向に移動して、それまでボトル本体1Aと離間した、トナー補給開口部1aを開放する状態にあった封止部材2がトナー補給開口部1aに圧入嵌合され、トナー補給開口部1aが閉止され、上記図4(b)に示す状態となる。このとき、封止部材2は画像形成装置本体と係止状態を維持しており、その後、後述(図5参照)の解除部材21が解除突起4に解除力を付与することで、解除突起4が係合突起3と共に押し下げられ係止状態が解除される。そして、ボトル本体1Aをボトル長手方向に後退させることによって封止部材2と画像形成装置本体100との係止解除動作が完了する。
次に、ユーザーは、装置本体100との係止が解除された空のトナーボトル1を図4(a)に示す矢印a方向と逆方向に、即ち、図4(c)に示す矢印b方向に引き出し、装置本体100から取り外す。この後、ユーザーは新しいトナーボトル1を図4(a)に示す矢印aの向きに装置本体100へと挿入した後、交換用前カバー15を閉じる。そして、上述のように、この交換用前カバー15を閉める動作に連動してトナー補給部開閉手段により画像形成装置本体に係止された状態の封止部材2が容器本体1Aから離間され、トナー補給開口部1aが開封される(図4(c))。以上が、トナー補給容器の交換手順である。
[トナーボトル]
次に、本実施形態の現像剤補給容器1について図6乃至図7を用いて説明する。現像剤補給容器1は略円筒形状に形成され、その一端面のほぼ中央にそのボトル本体(容器)、即ち、ボトル本体1Aの円筒部より小径の補給ポートとしての開口部1a(排出口)が突設されている。開口部1aには開口部1aを閉じる封止部材2が設けてあり、図4(a)〜(c)に関連した説明にて理解されるように、この封止部材2が現像剤現像剤補給容器1の長手方向(矢印a−b方向)に対して相対的にスライド移動することにより、開口部1aの開閉動作を自動的に行う構成になっている。
装置本体側の駆動部20とカップリングするカップリング部材としての封止部材2の先端部には、駆動部20の係合穴と係合可能な係合突起3と、係合突起3の装置本体側の駆動部20との係合を解除する解除突起4とが設けられた円筒部が形成されており、これら係合突起3及び解除突起4を支持している円筒部の領域は弾性変形可能な構成となっている(後述するが、この弾性変形を補助、促進するために、上記領域の両側に円筒部先端に至るスリットが設けられている)。この係合突起3は、駆動部20と係合して、現像剤補給容器1に回転駆動を伝達する機能を果たす構成になっている。この封止部材2の係合突起3の構成については後で詳細に述べる。
先ず、現像剤補給容器1内部の構成について図6を用いて説明する。上述のように、現像剤補給容器1は略円筒形状を有しており、装置本体100内に略水平に配置され、装置本体100から回転駆動を受けて、回転する構成になっている。
そしてボトル本体内部には板状のバッフル部材40を設け、バッフル部材40の表裏両面に現像剤補給容器1の回転軸線方向に対して傾斜した傾斜突起40aを複数設けており、この傾斜突起40aの一端は開口部1aに達している。トナーは最終的にこの傾斜突起40aから開口部1aを通って排出される構成になっている。トナーが排出する原理は、現像剤補給容器1の回転によってバッフル部材40で掻き揚げられたトナーがバッフル部材40表面上を滑り落ち、傾斜突起40aによって現像剤補給容器1の前方へ搬送される。この動作を繰り返すことによって、現像剤補給容器内部のトナーは順次、撹拌・搬送されて開口部1aから排出される。また、この板状のバッフル部材40は現像剤補給容器1とは別部材で構成されており、容器本体1Aとは固定リブ51によって固定され、容器本体1Aと一体となって回転する構成である。
本発明における現像剤補給容器1内部の構成については、現像剤補給容器1が画像形成装置本体から駆動力を受けることにより、トナーが排出するボトル形状であれば、特にその内部の形状や構成について限定するものではない。また、上記例の他に、現像剤補給容器本体1は画像形成装置100に固定された状態で画像形成装置100から封止部材2が受けた回転駆動力をトナーを搬送するための回転スクリューなどの部材に伝達する構成であっても構わない。つまり、現像剤補給容器1の内部構成については、本実施形態のようにバッフル部材によるトナー搬送部材を形成したものや、その他の構成のものであっても構わない。
例えば、本実施形態の変形例として図7に示すようなボトル内部の構成でも良い。本変形例では、一般的によく知られているトナーボトルの例を示しており、このトナー補給容器1の内面には螺旋状の突起1cが設けてある。トナー補給容器1が回転することにより、この螺旋状の突起1cに沿ってトナーが軸方向に搬送され、トナー補給容器1端面に設けた開口部1aからトナーが排出される構成になっている。
次に図8を用いてボトル本体1Aについて説明する。ボトル本体1Aには、その長手方向一端面に開口部1aが設けてあり、開口部1aの内面にはボトル本体1Aと一体に設けられた駆動力受部1bが形成されている。この駆動力受部1bは後述する封止部材2に設けた駆動伝達部5によって駆動力を受けて、ボトル本体1Aを回転させる為の機能を果たしている。なお、本実施例では対向方向に2ヶ所の駆動力受部1bを設けた例を示しているが、その配置場所、個数、形状の寸法(突起高さ、長さ等)は任意に設定してよく特に限定はしない。
また、図8の詳細図に示したように開口部1aの内周面には段差面1gを形成しており、この段差面1gは後述する駆動伝達部5に設けた係止面5bと係止して封止部材2のスライド量を規制する為の役割を果たしている。
[封止部材]
次に、本発明の特徴を最もよく表す封止部材2の構成(駆動受け部材)について図9乃至及び図11を用いて更に説明する。
図9(a)は本実施形態における封止部材2の右斜視図、(b)は左斜視図を示している。図10は本実施形態における封止部材の(a)正面図、(b)左側面図、(c)右側面図、(d)上面図である。
図11は本実施形態におけるトナー補給容器が装置本体の駆動部20と係合し、トナーを補給している状態の部分断面斜視図である。
同図9及び図10において、封止部材2は現像剤補給容器1の開口部1aを開封可能に封止する封止部2b、及び装置本体の駆動部20と係合する円筒部としての円筒状のカップリング係合部2cを備えている。封止部2bの大径部の外径は開口部1aの内径よりも適当量大きく設定されたシール部2aを備えている。このシール部2aは開口部1aと圧入することにより密着してシールしていることから適度な弾性を有することが好ましく、本実施形態においては封止部材2とは異なる材質であるエラストマーを2色成形した場合の例を示している。ている。そして、封止部2bを開口部1aに圧入嵌合することにより、封止部材2によって開口部1aであるトナー補給口が密封される。
この封止部材2にはトナー補給容器としての機能を満たす為の重要な役割を果たしている。そのおもな機能としては以下のとおりである。
(1)画像形成装置本体に係合し封止部材を開封させる機能、
(2)画像形成装置本体から回転駆動力を受ける機能、
(3)その受けた駆動力をボトル本体へ伝達する機能、
(4)画像形成装置と係止した封止部材の係止状態解除する機能
(5)開口部を開閉自在に密閉する機能
このように封止部材2は一つの部材で複数の重要な機能を果たすために本実施例にて説明されるような独自の構成を有しているのである。
以下に、それぞれの機能を達成するための封止部材2の各構成について詳細に説明する。
[カップリング係合部]
次に本発明に係る封止部材2に設けたカップリング係合部2cの構成について図9及び図11を用いて説明する。
本発明において封止部材2は、本実施形態では円筒状に形成されたカップリング係合部2cを備えており、上述したように駆動受け部材としての機能を兼ねており、トナー補給装置400の駆動力伝達部20からの駆動力を受けるようになっている。
封止部材2の円筒状のカップリング係合部2cの先端には、画像形成装置本体に係止するためのスナップフック部としての係止部3bが全周にわたって設けてあり、同様にそれと対を成して前記係止部3bの係止状態を解除するための解除部4が全周にわたって設けてある。これらを設けたカップリング係合部2cは複数のスリット溝を設けることにより、前記係止部3b及び解除部4が自由自在に弾性変形可能な構成となっている。これらの係合突起3のテーパ部3cが駆動部20によって押圧されることでその領域が容易に弾性変形可能な状態にある。
一方、装置本体100側に設けた駆動部20の係止穴20hは封止部材2の係合突起3(係止面3b)と係止するように構成されており、封止部材2が駆動部20に挿入された時に滑らかに挿入できるように駆動部20の先端内径部は内径が徐々に縮径するようなテーパ面20bが設けてある。このテーパ面20bにより封止部材2は滑らかに駆動部20へと挿入される。
[スナップフィット部]
次に、スナップフィット部について図9〜図11を用いてさらに詳しく説明する。
封止部材2には装置本体100からの駆動力を受けるためスナップフィット部先端に係合突起部3を設けている。係合突起部3はカップリング係合部2cの円筒面よりも半径方向外側に向かって突出しているおり全周にわたって形成されている。この係合突起3は、装置本体より回転駆動力を受ける駆動力受け部(第1の力受け部)としての駆動力受け面3aと、トナーボトル1と封止部材2とを離間させる(開口部を閉状態から開状態にする)際に、封止部材2を装置本体の被係止部としての係止穴20hにスナップフィット的に係止させるための係止部(第2の力受け部)として作用する係止面3bとを有している。すなわち、係合突起3は、装置本体から回転駆動力を受けるべく連結するカップリング的な機能と、ボトル本体1Aと封止部材2とを相対的にスライド移動させて開口部を自動開閉するために装置本体側に係止される係止機能(抜け止め機能)との2つの異なる働きを、それぞれ駆動受け面3a、係止面3bとで果たしている。
また、この係止面3bは本体駆動部20と係止した状態で駆動力を受ける際に、封止部材2とトナーボトル1の離間距離を一定に保つことにより、トナーボトル1と封止部材2との開口が確保され、トナー排出量が一定量に保たれ、非常に定量排出性に優れたトナーボトル1を提供できる。さらに封止部材2は装置本体駆動部20に確実に係止されているため、トナー排出中において封止部材2が脱落するおそれも無く、確実にトナー排出を行うことができる。
上記のような構成によれば、封止部材2の自動開閉動作と駆動力の受け動作、伝達動作を一つの封止部材でできるのでコンパクトで安価な構成のトナー補給容器を提供できる。
尚、本実施形態においては、係合突起3は封止部材2と一体に構成した。このようにスナップフィット部としての係合突起3を封止部材2と一体形成しても良いが、本発明はこれに限定されるものではなく、両部材3,2を別個に形成しても良い。
又、係合突起3の先端部は封止部材2が装置本体100の駆動部20に挿入される際に、スムーズに挿入されるように係止力受け部としてのテーパ面3cを有している。このテーパ面3cは、図11、図12に示すように、駆動部20の係止穴20hに対して相対的に近づく際、係合突起3(スナップフィット部)を内側へ変位させて係止穴20hに係止させるために駆動部20の内面から係止力を受ける部分(係止力受け部)である。その後、係止面3bと係止穴20hとが更に近づき、テーパ部3cが駆動部20内面との当接が解除されると、即ち、係止力が解除されると、係合突起を支持している領域は変位された状態から復帰し、封止部材(スナップフィット部)と画像形成装置本体(被係止部)との「係止」が完了する。
そして、「係止」が完了した後、封止部材2とボトル本体1Aとを相対的に離間させるスライド移動を自動的に行うことで、開口部1aが閉状態から開状態とされ、トナー排出可能状態となる。なお、本実施形態では、封止部材2を装置本体側に係止させてスライド方向の移動を規制した状態において、ボトル本体側を後退、前進させることで、開口部の自動開封、密封を行っている。
<解除部>
次に係合突起3と対を成して設けている解除部4について説明する。この解除部4はトナー補給容器1を交換する際に、本体駆動部20に係合した封止部材2の係止状態を解除する為の突起であって、この係止を解除して古いトナー容器を取り出して新しいトナー容器に交換するためのものである。
この解除突起4は係合突起3と同様に全周にわたって設けてそれぞれ設けてあり、画像形成装置本体の解除部材21のスライド動作により、解除突起4が押圧されることで係合突起3が内側に弾性変形することで係止状態を解除する役割を果たしている。
これらの封止部材2の係合動作と解除動作の詳細な説明は図12と図13を用いて後で詳細に説明する。
次に封止部材2のもう一つの機能である、画像形成装置本体からの駆動力をボトル本体へ伝達する駆動伝達部5について詳しく説明する。
図9及び図10に示すように、この封止部材2の端部には画像形成装置本体からの回転駆動力を容器本体1Aに伝達するための駆動伝達部5を備えている。この駆動伝達部5は封止部2bから容器本体の開口部1a内部に向って突出した状態で設けてあり、本実施例においては対向方向に2箇所設けている。この駆動伝達部5の配置個数については3つあるいは4つなど複数配置してもかまわないし1つでもかまわず、特に限定するものではなく任意に適宜設定すればよい。
また駆動伝達部5の側面部には回転方向に駆動力を伝えるための駆動面5aを有しており、この駆動面5aが後述する駆動受部1bに当接して駆動伝達を行うものである。
<封止部材と駆動部の係合の説明>
次に本実施形態における駆動部20と封止部材2との係合の様子について図12を用いて説明する。図12(a)はユーザーが新しい現像剤補給容器1を装置本体100にセットするために、矢印a方向に現像剤補給容器1を挿入する際の様子を示したものであり、装置本体内の駆動部20と係止する前の状態である。
現像剤補給容器1の挿入が進むと、図12(b)に示すように、封止部材2に設けた係合突起3のテーパ面3cが駆動部20に接触し、係合突起3は徐々に内側に撓みながら弾性変形し挿入される。
図12(c)に示すように、現像剤補給容器1の挿入が更に進み、ストレート部を通過した係合突起3は係合リブ20a(図11参照)のない空間部分である係止穴20hで撓みが解放され、ここで係合突起3が駆動部20と係止した状態になる。この状態において係合突起3は駆動部20としっかり係止されており、封止部材2のスラスト方向(軸方向)の位置は装置本体側に実質的に固定された状態となる。
また、このとき係合突起部は封止部材の全周にわたって設けているため、現像剤補給容器の回転方向を気にする事無く、ユーザーはどのような方向で挿入しても必ず画像形成装置本体の駆動部に係止することができる。図12は駆動部に係止された状態を示したものであるが、このように封止部材の全周が係合部になっているため非常に緊密に係合された状態を維持することができ、大容量の現像材補給容器でも確実に係止し、駆動を伝達することが可能となり、現像剤補給容器の着脱の信頼性が増す。
また、係合リブ20a以外の部分をほぼ全て係止面として機能することができるため、高い係止力を持つこともできる。
さらに、このように現像剤補給容器を挿入しただけで、即駆動伝達が可能な状態、すなわちバックラッシの無い状態を維持できるため、画像形成装置本体側の駆動部の支持部の幅も非常に大きくとることができ、駆動部の強度および耐久性が飛躍的に向上することが可能である。
従って、その後、図12(c)に示すように、現像剤補給容器1を矢印b方向に後退させても、封止部材2は現像剤補給容器1と一緒に引きつられて後退することなく、しっかり駆動部20に固定される。一方、現像剤補給容器1だけが後退するため、封止部材2と現像剤補給容器1が確実に離間され開口部1aが開封する。尚、現像剤補給容器1の後退動作は装置本体100の交換用前カバー15の開閉動作に連動して現像剤補給容器1をスライドさせるような構成にしてもよい。
また、前記スライド動作については、前述したように封止部材2を固定して、現像剤補給容器1をスライドさせてもよいし、逆に現像剤補給容器1を固定して、封止部材2をスライドさせてもよいし、或いは封止部材2と現像剤補給容器1の両者を互いに離間する方向にスライドさせても構わない。また、現像剤補給容器1内のトナーが空の状態になり、新しい現像剤補給容器と交換するために、現在装着されている空の現像剤補給容器を取り出す工程は上記のボトル装着(係止・開封)工程を逆の順序で行えばよい。
詳述すると、操作者が上述の交換用前カバー15を開けると、これに連動して次の工程が行われる。まず、封止部材2が装置本体に係止された状態を維持したまま、現像剤補給容器1本体側が封止部材2へ向けて前進し、開口部1aを封止部材2によって自動密封させる。そして、後述の解除部材21によって解除突起4を押し込み、係合突起3と係止穴20hとの係止状態を解除させた状態で、開口部1aに圧入嵌合された封止部材2と共に現像剤補給容器本体1Aを後退させることにより封止部材2と装置本体100との係止を解除し、装置本体100より現像剤補給容器1を取り出す準備が終了する。
[係合の解除方法]
トナー補給が終了し、現像剤補給容器1が空になると、古い現像剤補給容1を取り外し、新しい現像剤補給容器1に交換しなければならない。その際にそれまで係止していた封止部材2と駆動部20との係止を解除する必要がある。次に係合突起3と本体駆動部20との係合解除について図13を用いて説明する。
図13に示すように、装置本体100内部、詳しくは駆動部20の内部に解除部材21が設けられている。解除部材21は現像剤補給容器1の軸線方向と同方向に移動可能な構成になっている。図13(a)は、トナー補給が終わり、現像剤補給容器1の開口部1aが開口した状態を示している。この状態から図13(b)に示すように、交換用前カバーを開くと、その動作に連動して容器本体1Aが矢印b方向にスライドし、開口部1aを封止し、さらに解除部材21が矢印a方向にスライドする。駆動部20と封止部材2の係止を解除する際は封止部材2に設けた解除突起4に解除部材21を矢印a方向に進入させることで解除部材21がスライドすると解除突起4は、図13(b)に示すように、解除突起4は内側に撓み、同時にこの解除突起4と一体になっている係合突起3も内側に倒れる。これにより係合突起3と本体駆動部20との係合が解除される。
その後更に前カバーの開閉動作にともなって解除部材21が矢印a方向に進むことで、図13(c)に示すように、現像剤補給容器本体は矢印c方向にスライドし、解除部材21は封止部材2を開口部1aへ圧入させ、ここで現像剤補給容器1の開口部1aを密封する。更に解除部材21が矢印a方向へ進むことで、今度は現像剤補給容器1自体を押し出して、ユーザーが取出しやすい位置まで現像剤補給容器1をスライドさせる。
この解除部材21の駆動構成については、装置本体100の交換用前カバー15の開閉動作に連動させて、交換用前カバー15を開けた時に解除部材21が矢印a方向に移動して、駆動部20と現像剤補給容器1の封止部材2の分離を行い、交換用前カバー15を閉じると矢印d方向に移動するといった構成にしてもよいし、あるいは別途駆動モータ等を用いて、独立した分離動作を行うような構成にしてもよい。あるいは装置本体100の交換用前カバー15との連動動作ではなく、別途手動レバーを設け、これに連動して分離動作を行うような構成にする等、どのような方法でも構わない。
上記のように、本実施形態によれば、トナーボトル1を挿入するだけで確実に電子写真画像形成装置本体にスナップフィット的に係止でき、且つ取り出す時には解除部4を押圧するだけの動作でこのスナップフィット的に係止された状態を容易に解除することができるので、非常に簡単な動作及び構成でトナーボトル1の補給動作を行なうことができる。従って、操作性の高いトナーボトルを提供できる。
又、トナー開口部の開閉を担う封止部材がボトルの回転駆動伝達機能も果たしていることから、封止部材の開閉機構とボトルの回転駆動機構とを別々に設ける必要が無く、一箇所に集約させることができるため、極めてコンパクトで安価な機構に抑えることができる。
更に、このように非常に簡単な動作、かつ簡単で安価でコンパクトな構成にも拘らず、確実で信頼性の高い駆動伝達を実現できる。
また、円筒部2cの外周面に係合突起3だけでなく解除突起4も設けることで、封止部材2を樹脂の射出成形で製作したときに型が抜き易くなるため、生産性を向上させるにはより好適である。
また、現像剤補給容器の装着時の位相合わせが不要で、画像形成装置本体側の駆動リブ20aに当接たけ移号突起3のみが内側へ変位し、回転中もその変位状態が維持される。そしてそれ以外の全ての係合突起3は変位状態から開放され駆動伝達部20に係止されるため、非常に高い係止力を維持することが可能である。
又、できるだけ低コストに抑えたい場合などは、単一樹脂材料による構成でも、もちろん可能である。例えば比較的、弾性に優れたポリエチレン系樹脂等による、単一材質での成形品でも十分実用可能である。
本発明における好適な樹脂材料としては、ABS樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン樹脂、直鎖状ポリアミド樹脂(例えば商品名ナイロン)、ポリエステル樹脂、等が好ましく利用できる。
上記のように、係合突起3を支持している領域及び解除突起4を弾性変形可能な弾性部材とすることにより、弾性変形・復帰を利用して駆動部20と係合突起3との係止・係止解除を簡単な構成で行うことができる。又、上記の材料は、適度な弾性を有しているので、駆動部20及び係合突起3の係合離脱を容易に行うことができ、且つ、十分な耐久性を有している。
本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す断面図である。 図1の画像形成装置を示す斜視図である。 トナー補給容器を画像形成装置に装着する様子を示す斜視図である。 トナー補給容器の装着動作、すなわち、(a)装着開始時、(b)装着途中、及び(c)装着完了時を示す断面図である。 図4の封止部材と画像形成装置本体との係合部の部分断面図拡大図である。 本発明に係るトナー補給容器の部分断面斜視図である。 本発明のトナー補給容器の他の変形例を示した図である。 (a)は本発明に係るトナー容器本体の斜視図、(b)は正面図、(c)はD−D断面図、(d)はE−E断面図である。 本発明に係る封止部材の(a)右斜視図、(b)左斜視図である。 本発明に係る封止部材の(a)正面図、(b)左側面図、(c)右側面図、(d)上面図である。 封止部材が駆動部と係合した状態を表した部分断面斜視図である。 トナーボトルの駆動伝達部との係合時の様子、すなわち(a)トナーボトル挿入前、(b)挿入時、(c)封止部材開封した状態を示す部分断面図である。 トナーボトルの駆動伝達部における係合解除の様子、すなわち(a)解除前、(b)解除中、及び(c)解除完了時を示す断面図である。
符号の説明
Ln レンズ
M ミラー
P 用紙
1 トナーボトル(現像剤補給容器)
1A ボトル本体
1C 突起
1a 開口部(トナー排出口)
1b 駆動軸
2 封止部材
2a 係合穴
2b 封止部
2c カップリング係合部
2e スリット溝
2f 支持部
2y 薄肉部
3 係合突起(スナップフィット部)
3a 駆動力受け面(第1の力受け部)
3b 係止面(第2の力受け部)
3c テーパ面
4 解除突起(解除力受け部)
15 交換用前カバー
18 ヒンジ
20 駆動部(被係止部)
20a 係合リブ
20b テーパ面
20g ストレート部
20h 係止穴
21 押出し部材
22 ベアリング
23 ボトル受けローラ
24 トナー補給路
25 隔壁
26a,26b 内外ベアリング
27 スクリュー部材
40 バッフル部材
40a 傾斜突起
50 容器受け台
100 装置本体
100a 操作部
100b 表示手段
100c 前面カバー
101 原稿
102 原稿台ガラス
103 光学部
104 感光体ドラム
105,106,107,108 カセット
105A,106A,107A,108A 給紙・分離装置
109 搬送部
110 レジストローラ
111 転写放電器
112 分離放電器
113 搬送部
114 定着部
115 排紙反転部
116 排紙ローラ
117 排紙トレイ
118 フラッパ
119,120 再給紙搬送部
201 現像装置
201a トナーホッパー
201b 現像器
201c 撹拌部材
201d マグネットローラ
201e 送り部材
201f 現像ローラ
202 クリーナ装置
203 一次帯電器
300 スライド部材
400 トナー補給装置

Claims (4)

  1. 画像形成装置に着脱可能な現像剤補給容器において、
    現像剤を収容する容器と、
    前記容器内の現像剤を排出する排出口と、
    前記画像形成装置の円筒部材に設けられた係合穴とスナップフック自在なスナップフック部を有し前記排出口に向けて現像剤を搬送するための回転駆動力を前記円筒部材に設けられたリブより受けるカップリング部材と、を有し、
    前記円筒部材のリブの位置に関わらず前記円筒部材の回転開始時に前記カップリング部材が実質的に空転しないように、前記スナップフック部を前記カップリング部材の周方向にわたって複数設けたことを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 前記カップリング部材には前記スナップフック部を前記係合部から係合解除させるための解除力受け部が前記スナップフック部に対応して複数設けられていることを特徴とする請求項1の現像剤補給容器。
  3. 前記排出口を封止する封止部材を有し、前記排出口を開封するため前記封止部材は前記カップリング部材と一体で前記容器に対し相対移動自在であることを特徴とする請求項1又は2の現像剤補給容器。
  4. 画像形成装置に着脱自在に設けられ、現像剤を収容する容器と、前記容器内の現像剤を排出する排出口と、を有する現像剤補給容器のカップリング部材において、
    前記画像形成装置の円筒部材に設けられた係合穴とスナップフック自在なスナップフック部であって、前記排出口に向けて現像剤を搬送するための回転駆動力を前記円筒部材に設けられたリブより受けることが可能なスナップフック部を有し、
    前記円筒部材のリブの位置に関わらず前記円筒部材の回転開始時に前記カップリング部材が実質的に空転しないように、前記スナップフック部を前記カップリング部材の周方向にわたって複数設けたことを特徴とするカップリング部材。
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