JP2006170855A - 世界時計及び世界時計の時刻設定方法 - Google Patents

世界時計及び世界時計の時刻設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 現在時刻の設定を簡単に、かつ適切なタイミングで行なうことができる世界時計と、その時刻設定方法とを提供する。
【解決手段】 世界時計部79は、RTC76から入力された基準時間をベースに動作し、常態では基準時間を現在時刻として適用している。時差設定部80は、基準時間に対する時差を設定し、第1〜第3時差120〜121としてバックアップメモリ118に記憶する。適用時刻設定部81は、第1〜第3時差120〜121を現在時刻に適用するタイミングである第1〜第3適用時刻123〜125を設定し、バックアップメモリ118に記憶する。現在時刻提供部82は、基準時間が適用時刻に達したときにその適用時刻に対応する時差を基準時間に加算して時差時間を算出し、この時差時間を現在時刻として設定する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、世界時計及び世界時計の時刻設定方法に関し、更に詳しくは、時刻設定を予め行ない、かつ自動的に時刻を変更することのできる世界時計及び世界時計の時刻設定方法に関する。
CCDやCMOSタイプのイメージセンサで被写体の画像を撮像し、これによって得た撮像信号をデジタルの画像データに変換してメモリ等に記憶するデジタルカメラが普及している。デジタルカメラは、時計機能を備えており、画像データには付帯データとして撮影日時が記録される。この撮影日時は、画像データをプリントする際に読み出され、プリントの隅に印字される。
ところで、近年の海外旅行ブームにより、国内で購入されたデジタルカメラが海外で使用される機会が増えている。従来のデジタルカメラでは、旅行先の国の時間に合せて日時設定を変更することにより、適正な撮影日時を得るようにしていた。しかし、デジタルカメラの日時設定は、購入時に一度だけ行なわれる程度の使用頻度の少ない設定であるため、その設定操作は分かりにくく煩雑であることが多い。
海外旅行先での日時設定の煩雑さを解消するために、地域や地名を選択することで、その地域の時間に設定することのできる世界時計機能を備えたデジタルカメラが従来より販売されている(非特許文献1参照)。また、基準時間に対する時差を設定することにより、旅行先での日時設定を容易にしたデジタルカメラも販売されている(非特許文献2参照)。この時差を設定するデジタルカメラでは、最初に設定した日時を基準時間として、この基準時間と時差とから旅行先での時差時間を算出し、この算出した時差時間を撮影日時として記録する。
従来の世界時計(特許文献1参照)として、他の国の時間を算出する際に、特定地域の時間を基準とし、異なる二つの地域との時差と一方の時間とから他方の時間を算出するものがある。また、海外旅行先で現在地や時間等を短時間で取得するシステム(特許文献2参照)が発明されている。この情報提供システムでは、旅行の日程情報に基づいて旅行先の場所の経度緯度情報などの現在地を測位するのに有効なデータを日程と関連付けして格納した旅行データパッケージを作成し、これを携帯端末等に記憶して旅行に出かける。旅行先では、その日程の予定場所の経度緯度情報等が予め分かるため、短時間で現在地や現在時刻を知ることができる。
特開昭53−118171号公報 特開2001−109764号公報 "Optio750Z"、[online]、ペンタックス株式会社、[平成16年11月9日検索]、インターネット<URL;http://www.digital.pentax.co.jp/ja/compact/optio750z/spec.html> "FinePix F810"、[online]、富士写真フイルム株式会社、[平成16年11月9日検索]、インターネット<URL;http://www.finepix.com/lineup/f810/spec.html>
非特許文献1及び非特許文献2記載のデジタルカメラは、旅行先での時間設定が容易になる。しかし、複数の国に旅行する場合には、各国で時間設定を行なわなくてはならないため設定操作が手間であり、途中の国で時間設定を忘れてしまう場合や、誤った時間設定を行なってしまう場合もある。このような場合には、記念写真などの日付がずれてしまう。
また、特許文献2記載のシステムをデジタルカメラに応用すれば、複数の国への旅行であっても容易に時間を設定することができる。しかし、このようなシステムを備えたデジタルカメラは高価になるという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、複数の外国への旅行であっても、その国に応じた現在時刻の設定を簡単に、かつ適切なタイミングで行なうことができる世界時計と、その時刻設定方法とを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の世界時計の時刻設定方法は、基準時間と、この基準時間に時差を加算または減算して算出された時差時間とのいずれか一方が現在時刻として適用される世界時計に用いられ、時差が設定されるステップと、時差時間が現在時刻として適用されるタイミングである適用時刻が、基準時間を用いて設定されるステップと、基準時間が適用時刻に達したときに時差時間を算出し、現在時刻として適用するステップとを備えている。これによれば、旅行の前に時差を設定することができ、旅行中の日程に合せて自動的に時差に合せた現在時刻を適用することができる。
また、本発明の時刻設定方法では、複数の国へ旅行に出かける場合に、時差と適用時刻とを複数組設定し、基準時間が各適用時刻に達したときに、適用時刻に対応した時差と基準時間とから時差時間を算出して現在時刻として適用している。これによれば、旅行の日程に合せて、各国の現在時刻を自動的に適用することができるので、各国に到着してから時間を設定する手間を省くことができ、時間設定を忘れたり間違えたりするのを防止することができる。
更に、本発明の時刻設定方法では、複数組の時差と適用時刻とを設定する際に、設定中の適用時刻と、一組前に設定した適用時刻とを比較するステップと、設定中の適用時刻が一組前に設定した適用時刻よりも早い時刻である場合に、設定を受け付けないようにするステップとがを設けられている。これによれば、時差が適用順に設定されるので、複数の時差を各適用時刻に合せて適用する際には、設定されている順番に適用することができる。そのため、時差適用時に適用時刻の比較を行なう必要がないため、制御を簡易化することができる。
また、本発明の時刻設定方法では、適用時刻を設定するステップの後に、現在時刻を基準時間に戻す復帰時刻を基準時間を用いて設定するステップが設けられている。これによれば、旅行を終えて帰国した際に、基準時間が現在時刻として自動的に適用されるため、時間設定の手間を省くことができる。
更に、本発明の時刻設定方法では、復帰時刻が設定されなかった場合には、基準時間が最後に設定された時差の適用時刻に達したときに、最後に設定された時差の時差時間を基準時間として適用するステップが設けられている。復帰時刻が設定されなかった場合には、その旅行先で長期の滞在がされるものと推定される。このような長期滞在では、基準時間をその滞在先の国に合せたほうが世界時計としての使い勝手もよくなる。
また、本発明の時刻設定方法では、適用時刻を設定するステップの後に、時差及び適用時刻に関連する情報を入力するステップが設けられている。情報としては、たとえば、旅行先の国名や地名の他、業務内容等の用件を入力することができる。この情報を時差の適用中に表示しておけば、世界時計を簡易な予定表として用いることも可能となる。また、情報は、データファイルとして記憶してもよく、情報を入力するステップとしては、データファイルを生成するステップと、データファイルと時差及び適用時刻との関連を表す関連データを記憶するステップとを備えるとよい。データファイルとしては、例えば、音声データや画像データ等を用いることができ、時差の適用に合せて多彩な情報を記録することができる。
また、本発明の時刻設定方法では、世界時計に外部機器を接続することにより、時差と、適用時刻と、復帰時刻と、情報との少なくとも一つが外部機器から世界時計に入力される。これによれば、例えば、パーソナルコンピュータや携帯端末等で作成した旅行の日程等から世界時計の時差設定を行なうことができるようになるため、時差設定をより簡便に行なうことができるようになる。また、旅行のパンフレット等に記録された日程を読み取って時差等を入力できるようにすることもできる。
また、本発明の世界時計は、基準時間を計時する計時手段と、この基準時間に対する時差を設定する時差設定手段と、基準時間、または基準時間に時差を加算または減算して算出した時差時間のいずれか一方を現在時刻として適用する現在時刻適用手段とを備えた世界時計であって、時差時間が現在時刻として適用されるタイミングである適用時刻を、基準時間を用いて設定する適用時刻設定手段と、時差と適用時刻とを関連付けて記憶する記憶手段と、基準時間が適用時刻に達したときに時差時間を算出し、現在時刻適用手段に時差時間を現在時刻として適用させる制御手段とから構成されている。これによれば、旅行の前に時差を設定することができ、旅行中の日程に合せて自動的に時差に合せた現在時刻が適用されるので、旅行先に到着してから時間を設定する手間を省くことができ、時間設定を忘れたり間違えたりするのを防止することができる。
また、本発明の世界時計は、複数組の時差及び適用時刻を設定する際に設定中の適用時刻と、一組前に設定した適用時刻とを比較する適用時刻比較手段と、設定中の適用時刻が一組前に設定した適用時刻よりも早い時刻である場合、その設定を無効化する適用時刻無効化手段とが設けられている。これによれば、時差が適用順に設定されるようにユーザーの操作を誘導することができる。また、複数の時差を各適用時刻に合せて適用する際には、設定されている順番に適用することができる。
また、本発明の世界時計は、現在時刻を時差時間から基準時間に戻すタイミングである復帰時刻を基準時間を用いて設定する復帰時刻設定手段と、復帰時刻を記憶する復帰時刻記憶手段とが設けられている。これによれば、旅行を終えて帰国した際に、基準時間が現在時刻として自動的に適用されるため、時間設定の手間を省くことができる。
また、本発明の世界時計は、復帰時刻が設定されなかった場合に、最後に設定された時差の時差時間を現在時刻として適用する際に、該最後に設定された時差時間を基準時間として適用する基準時間変更手段が設けられている。復帰時刻が設定されなかった場合には、その旅行先で長期の滞在がされるものと推定される。このような長期滞在では、基準時間をその滞在先の国に合せたほうが世界時計としての使い勝手もよくなる。
また、本発明の世界時計は、時差及び適用時刻に関連する情報を入力する情報入力手段と、この情報を時差及び適用時刻と関連づけて記憶する情報記憶手段とが設けられている。また、時差時間の適用時に、該時差時間に関連する情報を再生表示する表示手段が設けられている。情報としては、たとえば、旅行先の国名や地名の他、業務内容等の用件を入力することができる。この情報を時差の適用中に表示しておけば、世界時計を簡易な予定表として用いることも可能となる。
また、本発明の世界時計は、外部機器と接続されるインターフェース部と、このインターフェース部を介して外部機器から入力されたデータを時差と、適用時刻と、復帰時刻と、情報との少なくとも一つとして設定する外部データ設定手段とが設けられている。これによれば、例えば、パーソナルコンピュータや携帯端末等で作成した旅行の日程等から世界時計の時差設定を行なうことができるようになるため、時差設定をより簡便に行なうことができるようになる。また、旅行のパンフレット等に記録された日程を読み取って時差等を入力できるようにすることもできる。
本発明によれば、旅行の前にその旅行先の時差設定を行なうことができるので、時差設定という煩雑な操作を旅行中に行なう必要がなくなる。また、旅行準備として設定を行なうことができるので、時差の設定を忘れたり、設定内容を間違えることが少なくなる。更に、旅行の日程に合せて自動的に適切な時差を適用することができるので、海外旅行での使い勝手が向上する。また、帰国に合せて現在時刻に基準時間を適用することもできるので、常に適切な現在時刻を得ることができる。
図1は、本発明の世界時計を組み込んだデジタルカメラの外観形状を示す斜視図である。デジタルカメラ2の前面には、レンズ鏡筒3が設けられている。レンズ鏡筒3は、デジタルカメラ2の電源がオフされた時にカメラ本体4内に沈胴し、電源がオンされたときにカメラ本体4内から前方へ繰り出される。レンズ鏡筒3の背後には、被写体画像を撮像するイメージセンサが配置されており、組み込まれた撮影レンズ5によってイメージセンサ上に被写体画像を結像する。レンズ鏡筒3の上部には、被写体に向けてストロボ光を照射するストロボ発光部6と、対物側光学ファインダ窓7とが設けられている。また、レンズ鏡筒3の下方には、動画撮影時等に音声の入力を行なう音声入力部8が設けられている。
デジタルカメラ2の上面には、シャッタボタン11等が設けられている。また、デジタルカメラ2の一方の側面には、蓋12によって開閉自在とされたメモリカードスロット13が設けられている。このメモリカードスロット13には、撮影により生成された画像データが記憶されるメモリカード14がセットされる。シャッタボタン11は、2段階の押圧操作が可能であり、軽く押圧されて1段目がオンすると(半押し)、撮像時の露出値、ピント位置などを確定する撮影準備処理が実行される。この撮影準備処理に次いで、シャッタボタン11がさらに深く押し込まれて2段目がオンすると(全押し)、イメージセンサから出力された撮像信号を信号処理して得られた画像データをメモリカード14に記録する撮影処理が実行される。
図2は、デジタルカメラ2の背面図である。左側上部には、接眼側光学ファインダ窓17が設けられている。また、下部には、LCDパネル18が設けられている。このLCDパネル18には、撮影中の被写体のスルー画像や、撮影済みの再生画像、各種設定メニューなどが表示される。このLCDパネル18の側方には、デジタルカメラ2の操作に応じて発せられる操作音や、動画データの再生時に音声データを再生する音声出力部19が設けられている。
デジタルカメラ2の背面でLCDパネル18の上部には、デジタルカメラ2の操作に用いられる操作部22が設けられている。この操作部22は、電源ボタン23と、モード選択レバー24と、撮影モード選択ダイヤル25と、メニュー/OKボタン26と、BACKボタン27と、十字カーソルボタン28と、表示ボタン29とからなる。
デジタルカメラ2は、撮影を行う撮影モードと、撮影済みの画像を再生表示する再生モードと、各種設定を行うセットアップモード(設定モード)との3つの動作モードを備えている。これら動作モードの切り替えには、モード選択レバー24と、メニュー/OKボタン26及びBACKボタン27とが使用される。モード選択レバー24は、電源ボタン23の外周で揺動操作され、撮影モードと再生モードとを切り替える。メニュー/OKボタン26は、撮影モードまたは再生モードからセットアップモードに切り替える際に使用され、BACKボタン27は、セットアップモードから撮影モードまたは再生モードへと復帰させる際に使用される。なお、メニュー/OKボタン26は、セットアップモードへの切り換えとともに、設定内容の確定に使用され、BACKボタン27は、設定メニューの項目内容をさかのぼる際や、設定内容をキャンセルする際にも使用される。
十字カーソルボタン28は、設定メニューの項目選択や撮影時のズーム操作に使用される。表示ボタン29は、LCDパネル18のオン/オフの切り換えに使用される。各ボタン及びレバー内には、各ボタン及びレバーの操作によって操作信号を発生するスイッチが組み込まれている。
デジタルカメラ2は、次のように使用される。電源ボタン23の操作により電源がオンされ、その際のモード選択レバー24の位置に合せて、デジタルカメラ2は撮影モードまたは再生モードで起動する。例えば、静止画撮影を行なう場合には、撮影レンズ5を被写体に向け、光学ファインダやLCDパネル18のスルー画像によってフレーミングを行い、シャッタボタン11を押下する。被写体画像は、内蔵するイメージセンサによって撮像され、その画像データがメモリカード14に記憶される。メモリカード14に記憶された画像データは、デジタルカメラ2を再生モードにセットすることにより、LCDパネル18に再生表示させることができる。
また、メニュー/OKボタン26が操作されると、デジタルカメラ2がセットアップモードに切り換えられ、LCDパネル18に設定メニューが表示される。ユーザーは、十字カーソルボタン28を操作して設定メニューを選択し、設定を行なう。例えば、デジタルカメラ2の基準時間を設定する「日時設定」は、図3に示すフローチャートに沿って行なわれる。まず、メニュー/OKボタン26を操作してセットアップモードに移行する。LCDパネル18には、多数のメニュー項目が表示されるので、十字カーソルボタン28を操作してLCDパネル18上のカーソルを移動させ、「日時設定」を選択する。この状態でメニュー/OKボタン26が操作されると、「日時設定」が開始される。
図4に示すように、LCDパネル18には日時設定画面が表示される。この日時設定画面は、設定内容が表示される標題部32と、年月日の表示順序が設定される日付表示順序入力部33と、設定された表示順序にしたがって年月日が入力される日付入力部34と、時間と分とが入力される時分入力部35と、メニュー/OKボタン26及びBACKボタン27の機能が表示される機能表示部36とを備えている。ユーザーは、十字カーソルボタン28の左右のボタンで設定すべき項目間を移動し、上下のボタンで設定内容を変更する。設定後にメニュー/OKボタン26が操作されると、その設定内容が確定され、BACKボタン27が操作されると設定がキャンセルされる。
図5は、デジタルカメラ2の構成を示すブロック図である。CPU39は、シャッタボタン11及び操作部22から入力される操作信号に応じ、バス40を介してデジタルカメラ2の各部を制御する。フラッシュROM41には、CPU39によって実行される制御プログラムが格納されている。SDRAM42は、CPU39が制御プログラムを実行し、画像データに画像処理を施す際の作業メモリである。
撮影レンズ5は、ドライバ回路45に駆動されるモータ46によって光軸方向に沿って移動され、フォーカスとズームとが変更される。撮影レンズ5の背後には、CCDタイプのイメージセンサ49が配置されている。イメージセンサ49は、撮影レンズ5を通過してその受光面に結像された被写体光を撮像し、アナログの撮像信号を出力する。イメージセンサ49には、シャッタボタン11の操作に応じてシャッタレリーズ動作を行なう電子シャッタ機能が備えられている。この電子シャッタ機能は、タイミングジェネレータ50から入力されるタイミング信号(クロックパルス)に基づいて制御される。
イメージセンサ49から出力されたアナログの撮像信号は、CDS/AMP回路53に入力される。CDS/AMP回路53は、相関二重サンプリング回路(CDS)と、増幅器(AMP)とからなる。CDSは、イメージセンサ49からのアナログ信号からR,G,Bの画像データを生成し、AMPは、CDSによって生成されたR,G,Bの画像データを増幅する。この後にA/D変換器(A/D)54によってアナログのR,G,Bの画像データがデジタルのR,G,Bの画像データに変換される。
画像信号処理回路57は、デジタルのR,G,Bの画像データに対して、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理と、YC変換処理とを施す。撮影モード下で撮影処理が実行される前には、画像信号処理回路57に入力された画像データは、簡易な画像処理とYC変換処理とが施され、スルー表示用の画像データとしてSDRAM42に一時的に書き込まれる。画像再生処理回路59は、SDRAM42に書き込まれたスルー表示用の画像データをコンポジット信号に変換し、LCD制御回路60はLCDパネル18を制御して、スルー表示用の画像データを表示する。一方、撮影処理が実行されたときには、画像信号処理回路57に入力された画像データは、本格的な画像処理とYC変換処理とが施され、SDRAM42に記録される。
圧縮伸張処理回路63は、撮影モード下でSDRAM42に記録された画像データを所定の圧縮形式(例えばJPEG形式)で圧縮して画像ファイルを生成する。この圧縮された画像ファイルがメディア制御回路64によってメモリカード14に記録される。また、圧縮伸長処理回路63は、再生モード下でメディア制御回路64によってメモリカード14から読み出された画像ファイルを伸張処理する。伸長処理された画像ファイルは、画像再生処理回路59及びLCD制御回路60によってLCDパネル18に再生画像として表示させる。
音声処理回路67は、動画撮影モードにあるときに、音声入力部8に組み込まれたマイク68によって入力された音声信号をデジタルの音声データに変換する。また、再生モードで動画データを再生する際には、音声データをアナログの音声信号に変換し、音声出力部19に組み込まれたスピーカー69によって再生する。
USB回路72は、周知のUniversal Serial Busを構成する回路であり、パーソナルコンピュータやプリンタ等の外部機器との接続に使用される。ストロボ回路73は、前述のストロボ発光部にストロボ発光を行なわせる回路であり、CPU39によって制御される。
RTC(Real Time Clock)76は、計時専用のICチップであり、デジタルカメラ2内に組み込まれたバックアップ用の内蔵電池から電源供給を受けて動作している。CPU39は、電源オン時にRTC76から基準時間を取得し、その後は制御プログラムによって独自に計時を行い、撮影日時等として用いている。なお、前述の「日時設定」で設定されるのは、RTC76の日時である。
デジタルカメラ2は、時差のある外国へ旅行等に出かけた際に、現在時刻を簡単にその国の時間に合せることのできる世界時計機能を備えている。この世界時計は、フラッシュROM41に格納された世界時計用のプログラムと、このプログラムに基づいて動作するCPU39とによって機能する。図6に示すように、CPU39は、世界時計用のプログラムによって、世界時計部79と、この世界時計部79を構成する時差設定部80、適用時刻設定部81、現在時刻適用部82、適用時刻比較部83を備える。
デジタルカメラ2の世界時計機能は、図7に示すフローチャートに沿って設定される。まず、デジタルカメラ2の電源がオンされている状態で操作部22のメニュー/OKボタン26を操作してセットアップモードに移行する。LCDパネル18には、前述の「日時設定」等とともに「世界時計」という設定メニューが表示されるので、十字カーソルボタン28でカーソルを移動させ、メニュー/OKボタン26によって「世界時計」メニューを選択する。
図8(A)に示すように、LCDパネル18に表示される「世界時計」メニューの設定画面は、標題部86と、サブメニュー選択部87と、時間表示部88と、前述の機能表示部89とを備えている。サブメニュー選択部87には、「時間」91と「時差設定」92というサブメニューが表示され、十字カーソルボタン28によって択一的に選択される。なお、十字カーソルボタン28によって選択されたサブメニューは、高コントラストに表示される。サブメニューの「時間」91を選択すると、現在時刻適用部82が動作してデジタルカメラ2の現在時刻として基準時間を使用するのか、あるいは基準時間に対して時差が適用された時差時間を使用するのかが、「ホーム」93と、同図(B)に示す「現地」94という項目名を用いて選択される。
サブメニューの「時間」91において、その右方に表示される項目を「ホーム」93とすると、時間表示部88には前述の「日時設定」で設定された基準時間が表示される。そして、この状態でメニュー/OKボタン26を操作すると、基準時間がデジタルカメラ2の現在時刻として適用される。また、図8(B)に示すように、「ホーム」93に代えて「現地」94を選択すると、時間表示部88には基準時間に対して時差が設定された時差時間が表示される。例えば、基準時間が「2004年12月10日午後5時30分」であり、時差として「−17時間」が設定されている場合には、時差時間は「2004年12月10日午前12時30分」となる。そして、この状態でメニュー/OKボタン26を操作すると、時間表示部88に表示されている時差時間が現在時刻として適用される。
図9(A)に示すように、「世界時計」メニューで設定された現在時刻は、撮影モード時のLCDパネル18の下部に、現在時刻97として表示される。なお、現在時刻として時差時間が適用されている場合には、時差時間であることが容易に識別できるように現在時刻97の表示色が変更され、かつ同図(B)に示すように、海外旅行をイメージさせる飛行機のシルエットをしたマーク98が付加される。静止画撮影モード時のLCDパネル18には、撮影動作モードを示すマーク99や、撮影枚数100等も表示される。
図8(C)に示すように、「世界時計」メニューのサブメニュー選択部87において「時差設定」92を選択すると、時差設定部80が動作し、図10(A)に示すように、LCDパネル18には時差設定画面が表示される。この時差設定画面には、標題部103と、時差入力部104と、時差時間表示部105と、機能表示部106とが設けられている。時差入力部104には、十字カーソルボタン28によって選択された時差が「+」,「−」及び時分によって表示される。時差時間表示部105には、時差入力部104に入力された時差を基準時間に適用させた場合の時差時間が表示される。時差入力部104に設定したい時差を表示した状態でメニュー/OKボタン26を操作すると時差が設定され、BACKボタン27が操作されると設定内容がキャンセルされて図8(B)の設定画面に戻る。なお、本実施形態の世界時計機能では、複数の時差を設定することができる。そのため、その設定順序に合せて標題部103には「第1時差」のように設定番号が表示される。
「時差設定」が完了すると、適用時刻設定部81が動作を開始して、サブメニュー「適用時刻設定」が開始される。この「適用時刻設定」では、先に設定した時差を現在時刻として適用するタイミングが基準時間を用いて設定される。図10(B)に示すように、「適用時刻設定」の設定画面は、標題部108と、日付表示順序入力部109と、日付入力部110と、時分入力部111と、機能表示部112とを備えている。ユーザーは、十字カーソルボタン28の左右のボタンで設定すべき項目間を移動し、上下のボタンで設定内容を変更する。設定後にメニュー/OKボタン26が操作されると、その設定内容が確定され、BACKボタン27が操作されると設定内容がキャンセルされ、サブメニュー「時差設定」に戻る。この「適用時刻設定」においても、標題部108には「第1適用時刻」のように設定番号が表示される。
「適用時刻設定」が完了すると、図10(C)に示すように、LCDパネル18には時差の設定を終了するか否かを確認する確認画面が表示される。この確認画面は、標題部114と、確認コメント115と、機能表示部116とからなり、メニュー/OKボタン26を操作すると、時差及び適用時刻の設定が終了される。また、BACKボタン27が操作された場合には、時差及び適用時刻の入力が継続され、次の第2時差及び第2適用時刻の設定が開始される。
図6に示すように、ホームまたは現地が選択される現在時刻設定と、時差及び適用時刻の設定は、CPU39の時差設定部80及び適用時刻設定部81によって、バックアップメモリ118に記憶される。記憶手段であるバックアップメモリ118には、RAMや書換可能なROM等が用いられている。現在時刻設定126は、CPU39の現在時刻適用部82によって読み出され、ホームと現地とのいずれが選択されているのかが確認される。また、バックアップメモリ118に記憶された第1〜第3時差120〜122、第1〜第3適用時刻123〜125は現在時刻適用部82によって読み出され、RTC76の基準時間と第1〜第3時差120〜122とから第1〜第3時差時間を算出し、現在時刻に適用するタイミングを得るために用いられる。
例えば、図11に示す旅行日程表119に沿って旅行を行なう場合の世界時計の作用について説明する。本発明の世界時計は、その適用時刻を予め設定しておくことができるため、旅行準備の一つとして旅行に出かける前に設定を行なうことができる。これにより、旅行先で設定を行なうことにより設定するのを忘れてしまったり、設定を間違えてしまい誤った現在時刻で撮影が行なわれるのを防止することができる。
デジタルカメラ2の電源がオンされている状態でメニュー/OKボタン26を操作し、セットアップモードに移行する。次いで、十字カーソルボタン28で「世界時計」を選択し、図8(C)に示すサブメニュー「時差設定」92を選択すると、図10(A)に示すように、LCDパネル18には、時差設定画面が表示される。標題部103には、設定番号として「第1時差」と表示される。十字カーソルボタン28を操作して時差入力部104に表示される時差を変更する。例えば、最初の到着予定地サンフランシスコの時差「−17時間」を時差入力部104に入力し、メニュー/OKボタン26を操作すると、図6に示すように、この時差は、第1時差120としてバックアップメモリ118に記憶される。
第1時差120の設定が完了すると、図10(B)に示すように、第1時差120の適用時刻を設定するサブメニュー「適用時刻設定」が開始される。この設定では、第1時差120に基づく時差時間が適用されるタイミングを基準時間を用いて設定する。例えば、図11の旅行日程表119によれば、サンフランシスコへの到着は、日本時間の「2004年12月10日午後5時30分」であるため、この日時を設定すればよい。
適用時刻の設定が終了すると、図10(C)に示すように、LCDパネル18には確認画面が表示される。図11に示す旅行日程表119によれば、サンフランシスコの次の予定が記載されているため、BACKボタン27を操作して時差設定を続け、次の予定も設定しておくとよい。旅行日程表119によれば、サンフランシスコの次の予定はニューヨークとなっているが、時差及び適用時刻の設定は予定順に行なう必要はなく、サンフランシスコの設定の後に、ロンドン、ニューヨークの順に設定を行なってもよい。このように設定された時差及び適用時刻は、図6に示すバックアップメモリ118に、第2時差121,第3時差122,第2適用時刻124,第3適用時刻125として記憶される。
旅行日程表119と異なる順序、例えばサンフランシスコ、ロンドン、ニューヨークの順に時差及び適用時刻の設定を行い、確認画面で設定終了を選択すると、LCDパネル18には図8(C)の設定画面が表示される。この画面上で図8(B)に示すように、サブメニューの「時間」91で「現地」94を選択すれば、世界時計の設定が完了する。このサブメニューの「現地」94の設定は、バックアップメモリ118に現在時刻設定126として記憶される。
図12のフローチャートに示すように、現在時刻適用部82は、デジタルカメラ2の電源がオンされたときにバックアップメモリ118にアクセスし、現在時刻設定126の設定内容を確認し、現地が選択されている場合には、適用時刻比較部83によって各適用時刻123〜125を比較して、最近の適用時刻を選択する。例えば、基準時間に最も近い適用時刻が第1時差120の第1適用時刻123であった場合、現在時刻適用部82は基準時間と第1適用時刻123とを比較し、基準時間が第1適用時刻123の「2004年12月10日午後5時30分」に達したときに、この基準時間に第1時差120の「−17時間」を加算して、第1時差時間である「2004年12月10日午前12時30分」を現在時刻として適用する。これにより、旅行先の国に到着して最初にデジタルカメラ2の電源をオンさせた時に自動的に現在時刻がその国に合せて設定されるので、時間設定の面倒がなく、設定忘れや設定ミスも発生しにくい。
デジタルカメラ2を持ったユーザーが、次の予定地であるニューヨークに到着してデジタルカメラ2の電源をオンすると、現在時刻適用部82は同様にバックアップメモリ118を参照して現在時刻設定126を確認し、現地が設定されている場合には適用時刻比較部83によって最近の適用時刻を選択する。次の予定地ニューヨークは、第3時差122及び第3適用時刻125で設定されているため、基準時間が第3適用時刻125の2004年12月13日午後5時」に達したときに、第3時差122の「−17時間」を基準時間に加算した第3時差時間「2004年12月13日午前3時」が現在時刻として適用される。同様に、ユーザーがニューヨークからロンドンに到着した場合には、ロンドンへの到着時間を設定した第2適用時刻124に基準時間が達した時に、第2時差121を基準時間に加算した第2時差時間「2004年12月22日午前10時」が現在時刻として適用される。
以下、本発明の世界時計の別の実施形態について説明するが、上記第1の実施形態に記載した構成部品と同じものについては、詳しい説明は省略する。
上記実施形態では、時差の適用時に複数の適用時刻を比較して、最も近い適用時刻を選択するようにした。しかし、時差時間の適用時に適用時刻の比較が行なわれるため、時差時間の適用が遅くなることがあった。そこで、これを解決するために、時差及び適用時刻の設定時に、適用時刻が先に訪れる順に時差及び適用時刻を入力させるようにしてもよい。これを実施するには、図13のフローチャートに示す適用時刻の入力後に、図6に示す適用時刻比較部83を用いて、入力された適用時刻と、その前に設定された適用時刻とを比較する。後から入力された適用時刻のほうが、先に設定された適用時刻よりも早い時刻である場合には、図14に示すように、LCDパネル18の適用時刻設定画面上に、「入力順序エラー」等のエラーメッセージ130を所定時間表示して、新たな適用時刻設定画面に切り換える。
上記のように設定された時差及び適用時刻は、適用時刻が早く訪れる順に設定されている。そのため、時差時間を現在時刻として適用する際には、図15のフローチャートに示すように、設定番号順に適用すればよい。これにより、時差時間の適用時に適用時刻の比較が不要となるため、時差時間をより迅速に適用させることができる。
また、上記実施形態のデジタルカメラ2では、旅行から帰国した後で現在時刻を時差時間から基準時間に変更する操作を行なわなくてはならない。そのため、この現在時刻の復帰操作を忘れてしまうと、誤った現在時刻で撮影を行なうことになる。これを防止するために、現在時刻を時差時間から基準時間に復帰させる復帰時刻を設定できるようにし、基準時間が復帰時刻に達したときに自動的に基準時間を現在時刻として適用するとよい。
上記実施形態を実現するために、本発明の更に別の実施形態のデジタルカメラでは、図16に示すように、CPU133内の世界時計部134に基準時間を用いて復帰時刻の設定を行なう復帰時刻設定部135と、RTC136の基準時間が復帰時刻に達したときに基準時間を現在時刻として適用する復帰時刻適用部137とを設け、設定された復帰時刻138を記憶する復帰時刻記憶手段としてフラッシュメモリ139を用いるとよい。
本実施形態のデジタルカメラでは、図17のフローチャートに示すように、時差及び適用時刻の設定を終了した後に復帰時刻の設定が行なわれる。この復帰時刻の設定は、前述の適用時刻の設定と同様に、LCDパネルの表示を確認しながら日付や時間を入力して行なう。また、図18のフローチャートに示すように、設定された全ての時差時間が適用され、基準時間が復帰時刻に達したときに現在時刻として基準時間が適用される。これにより、旅行から戻った後で現在時刻の再設定を忘れても、間違った撮影時刻が記録されることはない。
また、上記実施形態では、予め設定したタイミングに基づいて、現在時刻を基準時間に戻せるようにしたが、旅行先の国に長期滞在することも考えられる。長期滞在では、その長期滞在国から別の国に出かける場合もあり、デジタルカメラの基準時間自体をその国の時間に合せたほうが使い勝手が向上する。そのため、復帰時刻が設定されなかった場合には、最後に訪れた国の時差時間を基準時間として適用するとよい。
上記実施形態のデジタルカメラでは、図19に示すように、CPU142の世界時計部143に、復帰時刻設定部144,復帰時刻適用部145とともに、基準時間変更部146が設けられている。この基準時間変更部146は、図20のフローチャートに示すように、時差及び適用時刻の設定後に復帰時刻が設定されなかった場合には、バックアップメモリ147に変更フラグ148を記憶する。
図21のフローチャートに示すように、全ての設定された時差時間が適用された後で変更フラグ148の有無を確認し、変更フラグ148が記憶されていない場合には、RTC149の基準時間が復帰時刻150に達したときに現在時刻を基準時間に変更する。また、バックアップメモリ147に変更フラグ148が記憶されている場合には、基準時間として最後に設定された時差時間、例えば第3時差時間を適用し、この基準時間を現在時刻として適用される。これによれば、長期滞在する国の時間を基準時間として自動的に適用することができるため、長期滞在国でのデジタルカメラの使い勝手が向上する。
また、上記実施形態では、時差及び適用時刻や、復帰時刻等を設定できるようにしたが、設定内容等を確認する際に、その設定の情報等を参照できると便利である。そのため、各時差等に関する情報も一緒に記録できるようにするとよい。これを実現するには、図22に示すように、CPU155の世界時計部156に、情報の入力を行なう情報入力部157を設け、入力された情報を記憶する情報記憶手段としてバックアップメモリ158を、情報を再生表示する手段としてLCDパネルを用いるとよい。
図23のフローチャートに示すように、適用時刻の設定後に、その時差及び適用時刻に関する情報(用件)を入力できるようにする。図24に示すように、LCDパネル160には、用件設定画面が表示される。この用件設定画面は、標題部161と、旅行先の国名や都市名等の情報が文字で入力される文字入力部162と、機能表示部163とを備えている。文字入力部162に入力された情報は、時差番号及び適用時刻番号に合せて第1情報165〜第3情報167という情報番号を付され、バックアップメモリ158に記憶される。
入力された情報は、図25のフローチャートに示すように、各時差時間の適用時にLCDパネル160に表示される。例えば、デジタルカメラが撮影モードにあるときには、図26に示すように、LCDパネル160の下部の現在時刻168に近接して情報169が表示される。これにより、時差設定の内容や旅行の予定などをデジタルカメラで確認することができる。
また、上記実施形態では、情報として文字データを入力したが、音声データや画像データを用いてもよい。この場合には、図27に示すように、CPU170の世界時計部171に、音声データの入力を制御する音声データ入力部172と、画像データの選択を制御する画像データ選択部173とを設け、バックアップメモリ174に、時差番号及び適用時刻番号に合せて第1音声データ175,第2音声データ176,第3画像データ177等のように音声データや画像データを記憶するとよい。
前述の実施形態の図23のフローチャートに示すように、音声データや画像データ等の情報の入力は、適用時刻の入力後に行なわれる。図28のフローチャートに示すように、本実施形態では、情報入力時に情報の入力方法の選択が行なわれる。図29(A)に示すように、LCDパネル180には、用件設定画面が表示される。この用件設定画面は、標題部181と、「ボイスメモ」,「サムネイル画像」と表示されたサブメニュー182,183と、機能表示部184とからなる。
十字カーソルボタンを操作して画面上のカーソル185を操作し、「ボイスメモ」182を選択すると、図29(B)に示すように、LCDパネル180には状態表示部186と録音時間表示部187が表示され、ボイスメモのスタンバイ状態となる。この状態でメニュー/OKボタンを操作すると、図5に示すマイク68によって録音が開始される同図(C)に示すように、録音中には状態表示部186に録音中と表示され、録音時間表示部187は残り録音時間をカウントダウン表示する。録音中にメニュー/OKボタンを操作すると録音が終了し、音声データがバックアップメモリ174に記録される。また、予め設定されている録音時間、例えば30秒が経過すると、同図(D)に示すように状態表示部186に「録音終了」と表示され、メニュー/OKボタンを操作すると音声データがバックアップメモリ174に記録される。また、録音しなおしたい場合には、BACKボタンを操作することによって、再録音を行なうことができる。
また、図29の選択画面で「サムネイル画像」183を選択すると、LCDパネル180には、ROM等に予め記録されている様々なイベントを表す画像や、ユーザー自らが撮影した画像等がサムネイル表示される。このサムネイル画像の一覧の中から目的の画像を選択し、メニュー/OKボタンを操作すると、その選択された画像の画像データが時差及び適用時刻に関連づけられてバックアップメモリ174に記憶される。バックアップメモリ174に記録された音声データや画像データは、図25のフローチャートに示すように、各時差の適用後にスピーカーやLCDパネルによって再生される。
このように、音声データや画像データ等の様々なデータを時差時間適用時の情報として記憶することができるので、多彩な表現で時差時間の適用を識別することができる。なお、情報としては、文字情報、音声データ、画像データの他に動画データ等を用いてもよい。更に、情報のデータファイルは、バックアップメモリに記録せずに専用のメモリに記録してもよい。この場合には、バックアップメモリには時差及び適用時刻と、情報のデータファイルとを関連付けるポインタデータを記録するとよい。
また、上記各実施形態では、時差及び適用時刻、復帰時刻、情報等をデジタルカメラの各ボタンを操作して入力したが、デジタルカメラに接続可能な外部機器から入力してもよい。例えば、図30に示すように、デジタルカメラに無線タグリーダ190を組み込み、CPU191の世界時計部192に、無線タグリーダ190を使用して取り込んだデータを各種設定値として設定する外部データ設定部193を設ける。また、図31に示すように、旅行の日程表195に日程データが記憶された無線タグ196を埋め込んでおく。
図32のフローチャートに示すように、デジタルカメラを日時取込モードに設定すると、図33(A)に示すように、LCDパネル200には日時取込画面が表示される。デジタルカメラを旅行日程表195の上に乗せ、メニュー/OKボタンを操作すると、同図(B)に示すように、日時取込画面の状態表示部201の表示がスタンバイから取り込み中に切り替わり、無線タグリーダ190は無線タグ196から旅行の日程等に関するデータを読み取る。読み取られたデータは、時差及び適用時刻としてバックアップメモリ204に記憶される。データの取り込みが完了すると、状態表示部201には「他のデータ取込みも行ないますか?」というメッセージが表示されるので、更にデータ取り込みを行なう場合にはメニュー/OKボタンを、データ取り込みを終了する場合にはBACKボタンを操作する。このように、外部からデータを入力できるようにすれば、デジタルカメラでの各種設定も容易になる。なお、外部機器からのデータ取り込みには、USB等の有線インターフェースを用いてもよい。
なお、上記実施形態では、デジタルカメラに組み込まれた世界時計について説明したが、本発明は、その他の電子機器に組み込まれる世界時計や、単体で機能する世界時計にも適用することができる。
本発明の世界時計を組み込んだデジタルカメラの外観形状を示す斜視図である。 デジタルカメラの背面図である。 基準時間の設定手順を示すフローチャートである。 基準時間の設定画面の一例を示す説明図である。 デジタルカメラの構成を示すブロック図である。 世界時計部及びバックアップメモリの構成を示す機能ブロック図である。 世界時計の設定手順を示すフローチャートである。 世界時計の設定画面の一例を示す説明図である。 撮影モード時の現在時刻設定状態を示す説明図である。 時差及び適用時刻の設定画面の一例を示す説明図である。 旅行日程表の一例を示す説明図である。 時差時間の適用手順を示すフローチャートである。 時差及び適用時刻の入力順序を規定した世界時計の設定手順を示すフローチャートである。 適用時刻設定時のエラーメッセージの表示状態を示す説明図である。 適用時刻順に入力された時差の時差時間の適用手順を示すフローチャートである。 現在時刻を時差時間から基準時間に戻す機能を備えた世界時計部の構成を示す機能ブロック図である。 世界時計の復帰時刻の設定手順を示すフローチャートである。 復帰時刻の適用手順を示すフローチャートである。 時差時間を基準時間として適用する機能を備えた世界時計の構成を示す機能ブロック図である。 時差時間を基準時間として適用する際の手順を示すフローチャートである。 時差時間が基準時間として適用される手順を示すフローチャートである。 情報入力機能を備えた世界時計の構成を示す機能ブロック図である。 世界時計の情報入力手順を示すフローチャートである。 情報入力画面の一例を示す説明図である。 世界時計の情報表示手順を示す説明図である。 LCDパネルの情報表示状態を示す説明図である。 情報として音声データ及び画像データを入力する機能を備えた世界時計の構成を示す機能ブロック図である。 入力情報の選択及び設定手順を示すフローチャートである。 音声データの入力画面の一例を示す説明図である。 外部機器からデータを取り込む機能を備えた世界時計の構成を示す機能ブロック図である。 無線タグを備えた旅行日程表の説明図である。 データ取込手順を示すフローチャートである。 データ取込画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
2 デジタルカメラ
14 メモリカード
18 LCDパネル
22 操作部
39 CPU
68 マイク
69 スピーカ
76 RTC
79 世界時計部
80 時差設定部
81 適用時刻設定部
82 現在時刻適用部
83 適用時刻比較部
118 バックアップメモリ
119 旅行日程表
120〜122 時差
123〜125 適用時刻
126 現在時刻設定
135 復帰時刻設定部
137 復帰時刻適用部
146 基準時間変更部
157 情報入力部
172 音声データ入力部
173 画像データ選択部
190 無線タグリーダ
193 外部データ設定部
195 旅行日程表
196 無線タグ

Claims (15)

  1. 基準時間と、この基準時間に時差を加算または減算して算出される時差時間とのいずれか一方が現在時刻として適用される世界時計において、
    前記時差が設定されるステップと、
    前記時差時間が現在時刻として適用される適用時刻が、基準時間を用いて設定されるステップと、
    前記基準時間が適用時刻に達したときに時差時間を算出し、現在時刻として適用するステップとを備えたことを特徴とする世界時計の時刻設定方法。
  2. 前記時差と適用時刻とを複数組設定し、基準時間が各適用時刻に達したときに、該適用時刻に対応した時差と基準時間とから時差時間を算出し、現在時刻として適用することを特徴とする請求項1記載の世界時計の時刻設定方法。
  3. 前記複数組の時差と適用時刻とを設定する際に、設定中の適用時刻と、一組前に設定した適用時刻とを比較するステップと、
    設定中の適用時刻が一組前に設定した適用時刻よりも早い時刻である場合に、設定を受け付けないようにするステップとを設けたことを特徴とする請求項2記載の世界時計の時刻設定方法。
  4. 前記適用時刻を設定するステップの後に、現在時刻を基準時間に戻す復帰時刻が基準時間を用いて設定されるステップと、基準時間が復帰時刻に達したときに該基準時間を現在時刻として適用するステップとを設けたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の世界時計の時刻設定方法。
  5. 前記復帰時刻が設定されなかった場合、最後に適用される時差の適用時刻に達したときに、該最後に適用された時差の時差時間が前記基準時間として適用されるステップを設けたことを特徴とする請求項4記載の世界時計の時刻設定方法。
  6. 前記適用時刻を設定するステップの後に、時差及び適用時刻に関連する情報が入力されるステップを設けたことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の世界時計の時刻設定方法。
  7. 前記情報は、データファイルとして記憶され、前記情報が入力されるステップは、入力された情報からデータファイルを生成するステップと、データファイルと時差及び適用時刻との関連を表す関連データを記憶するステップとを含むことを特徴とする請求項6記載の世界時計の時刻設定方法。
  8. 前記世界時計に外部機器を接続し、時差、適用時刻、復帰時刻、情報のうちの少なくとも一つを外部機器から世界時計に入力することを特徴とする請求項7記載の世界時計の時刻設定方法。
  9. 基準時間を計時する計時手段と、
    この基準時間に対する時差が設定される時差設定手段と、
    該基準時間、または基準時間に時差を加算または減算して算出した時差時間のいずれか一方を現在時刻として適用する現在時刻適用手段とを備えた世界時計において、
    前記時差時間が現在時刻として適用される適用時刻が、基準時間を用いて設定される適用時刻設定手段と、
    時差と適用時刻とが関連付けて記憶される記憶手段とを備え、
    前記現在時刻適用手段は、基準時間が適用時刻に達したときに時差時間を算出し、該時差時間を現在時刻として適用することを特徴とする世界時計。
  10. 複数組の時差及び適用時刻を設定する際に設定中の適用時刻と、一組前に設定した適用時刻とを比較する適用時刻比較手段と、
    設定中の適用時刻が一組前に設定した適用時刻よりも早い時刻である場合、その設定を無効化する適用時刻無効化手段とを設けたことを特徴とする請求項9記載の世界時計。
  11. 前記現在時刻を時差時間から基準時間に戻す復帰時刻が、基準時間を用いて設定される復帰時刻設定手段と、
    復帰時刻が記憶される復帰時刻記憶手段とを設け、
    前記現在時刻適用手段は、基準時間が復帰時刻に達したときに基準時間を現在時刻として適用することを特徴とする請求項9または10記載の世界時計。
  12. 前記復帰時刻が設定されなかった場合に、最後に適用された時差の時差時間が現在時刻として適用される際に、該最後に設定された時差時間を基準時間として適用する基準時間変更手段を設けたことを特徴とする請求項11記載の世界時計。
  13. 前記時差及び適用時刻に関連する情報が入力される情報入力手段と、
    この情報を時差及び適用時刻と関連づけて記憶する情報記憶手段とを設けたことを特徴とする請求項9ないし12いずれか記載の世界時計。
  14. 前記時差時間の適用時に、該時差時間に関連する情報を再生表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項13記載の世界時計。
  15. 外部機器と接続されるインターフェース部と、このインターフェース部を介して外部機器から入力されたデータを時差、適用時刻、復帰時刻、情報のうちの少なくとも一つとして設定する外部データ設定手段とを設けたことを特徴とする請求項14記載の世界時計。
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