JP2006170300A - 筐体のシール装置とこれを用いた産業用ロボット - Google Patents
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Abstract
【課題】 経年変化によって、パッキンがへたってもボルトに加わる軸力を維持して、ボルトの緩みを防止できるシール装置と、このシール装置を用いた産業用ロボットを提供する。
【解決手段】 筐体1と蓋体2との間にシール材4を挟んでなる筐体1のシール装置において、蓋体2を、筐体1との対向面に凹3部を有する底の浅いカップ状に構成し、蓋体2と筐体1とを、それぞれの対向面を直接接触させて当接させるとともに、蓋体2の凹部3に、シール材4を筐体1に押圧するようにして収納する。
【選択図】 図1
【解決手段】 筐体1と蓋体2との間にシール材4を挟んでなる筐体1のシール装置において、蓋体2を、筐体1との対向面に凹3部を有する底の浅いカップ状に構成し、蓋体2と筐体1とを、それぞれの対向面を直接接触させて当接させるとともに、蓋体2の凹部3に、シール材4を筐体1に押圧するようにして収納する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、水密、気密あるいは防塵等を目的とする各種筐体のシール装置に関するもので、特に産業用ロボットに適用したシール装置に関するものである。
従来より、例えば産業用ロボットにおいては、図2に示すように、例えばアームなどの筐体1の内部の機器を保護するため、あるいは筐体1の内部で発生するガスあるいは塵埃を外部に出さないために、筐体1と蓋体2の間に、パッキン、ガスケット、Oリングなどのシール材4を挟んでシールすることが知られている。特に、塗装ロボットの分野では、防爆目的のために、また、半導体製造用ロボットにおいては防塵目的のために、アームにシールを施すことが行なわれている。例えば特許文献1には、アームとカバーの間に面パッキンを挟んだ遮蔽型の産業用ロボットが開示されている。
特開平11−33973号公報
このような従来のシール装置においては、次のような問題があった。
(1) 筐体(アーム)と蓋体(カバー)の間に面パッキンを挟んで、ボルトで筐体と蓋体を締め上げていたので、経年変化によって面パッキンがへたると、ボルトに加わっていた軸力が失われ、ボルトが緩んでしまう。
(2) 圧縮された面パッキンが筐体と蓋体の間から外部にはみ出すので美観を損ねる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、経年変化によって、パッキンがへたってもボルトに加わる軸力を維持して、ボルトの緩みを防止できるシール装置と、このシール装置を用いた産業用ロボットを提供することを目的とするものである。
(1) 筐体(アーム)と蓋体(カバー)の間に面パッキンを挟んで、ボルトで筐体と蓋体を締め上げていたので、経年変化によって面パッキンがへたると、ボルトに加わっていた軸力が失われ、ボルトが緩んでしまう。
(2) 圧縮された面パッキンが筐体と蓋体の間から外部にはみ出すので美観を損ねる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、経年変化によって、パッキンがへたってもボルトに加わる軸力を維持して、ボルトの緩みを防止できるシール装置と、このシール装置を用いた産業用ロボットを提供することを目的とするものである。
上記問題を解決するため、本発明は、筐体と蓋体との間にシール材を挟んでなる筐体のシール装置において、前記蓋体を、筐体との対向面に凹部を有する底の浅いカップ状に構成し、前記蓋体と前記筐体とを、それぞれの対向面を直接接触させて当接させるとともに、前記蓋体の凹部に、シール材を前記筐体に押圧するようにして収納したものである。
また、この筐体のシール装置を産業用ロボットのアームに備えるようにしたものである。
また、この筐体のシール装置を産業用ロボットのアームに備えるようにしたものである。
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に記載の発明によれば、蓋体と筐体は直接、面で接触しているので、シール材がへたっても、前記蓋体と前記筐体の間隔は変化しない。そのためボルトの緩みが生じない。
また、シール材が蓋体の凹部に収納されるので、シール材が外部にはみ出すことがなく、美観を損ねることがない。
また、請求項2に記載の発明によれば、ボルトの緩みを生じない産業用ロボットを提供することができるとともに、見栄えの良い産業用ロボットを提供することができる。
請求項1に記載の発明によれば、蓋体と筐体は直接、面で接触しているので、シール材がへたっても、前記蓋体と前記筐体の間隔は変化しない。そのためボルトの緩みが生じない。
また、シール材が蓋体の凹部に収納されるので、シール材が外部にはみ出すことがなく、美観を損ねることがない。
また、請求項2に記載の発明によれば、ボルトの緩みを生じない産業用ロボットを提供することができるとともに、見栄えの良い産業用ロボットを提供することができる。
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例におけるシール装置を示す断面図である。
図1において、1は筐体で、例えばロボットのアームを構成している。2は蓋体で、例えば前記アーム1のカバーを構成している。前記蓋体2は、前記筐体1との対向面に凹部3を形成し、底の浅いカップ状に構成している。4は前記凹部3に収納したパッキン、ガスケット、Oリングなどのシール材である。
前記蓋体2の筐体1への取付けは、前記シール部材4を押圧するようにして、蓋体2と筐体1のそれぞれの対向面を直接接触させ、ボルト5で蓋体2を筐体1に締付け固定することにより行う。
本発明は、蓋体2と筐体1を直接、面で接触させているので、シール材4がへたっても、前記蓋体2と前記筐体1の間隔は変化しない。そのためボルト5に緩みが生じることはない。
また、シール材4を蓋体2の凹部3に収納しているので、シール材4を外部にはみ出させることがなく、美観を損ねることがない。
また、このシール装置を、産業用ロボットを適用することにより、産業用ロボットの見栄えをよくすることができる。
図1において、1は筐体で、例えばロボットのアームを構成している。2は蓋体で、例えば前記アーム1のカバーを構成している。前記蓋体2は、前記筐体1との対向面に凹部3を形成し、底の浅いカップ状に構成している。4は前記凹部3に収納したパッキン、ガスケット、Oリングなどのシール材である。
前記蓋体2の筐体1への取付けは、前記シール部材4を押圧するようにして、蓋体2と筐体1のそれぞれの対向面を直接接触させ、ボルト5で蓋体2を筐体1に締付け固定することにより行う。
本発明は、蓋体2と筐体1を直接、面で接触させているので、シール材4がへたっても、前記蓋体2と前記筐体1の間隔は変化しない。そのためボルト5に緩みが生じることはない。
また、シール材4を蓋体2の凹部3に収納しているので、シール材4を外部にはみ出させることがなく、美観を損ねることがない。
また、このシール装置を、産業用ロボットを適用することにより、産業用ロボットの見栄えをよくすることができる。
1 筐体
2 蓋体
3 凹部
4 シール部材
5 ボルト
2 蓋体
3 凹部
4 シール部材
5 ボルト
Claims (2)
- 筐体と蓋体との間にシール材を挟んでなる筐体のシール装置において、
前記蓋体を、筐体との対向面に凹部を有する底の浅いカップ状に構成し、
前記蓋体と前記筐体とを、それぞれの対向面を直接接触させて当接させるとともに、前記蓋体の凹部に、シール材を前記筐体に押圧するようにして収納したことを特徴とする筐体のシール装置。 - 請求項1に記載の筐体のシール装置を、筐体としてのアームに備えたことを特徴とする産業用ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004362472A JP2006170300A (ja) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | 筐体のシール装置とこれを用いた産業用ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004362472A JP2006170300A (ja) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | 筐体のシール装置とこれを用いた産業用ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006170300A true JP2006170300A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36671275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004362472A Pending JP2006170300A (ja) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | 筐体のシール装置とこれを用いた産業用ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006170300A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007226A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Nok Corp | シール構造及びガスケット |
JP2012207728A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Kubota Corp | ソフトシール弁 |
JP2013212559A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Seiko Epson Corp | ロボット |
JP2014046397A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Fanuc Ltd | エンドエフェクタ取付部に装着されるカバーを有する多関節ロボット |
JP7190866B2 (ja) | 2018-10-22 | 2022-12-16 | アズビル株式会社 | ケーブルグランド |
JP7405588B2 (ja) | 2019-12-11 | 2023-12-26 | ファナック株式会社 | ハウジング及び関節機構 |
-
2004
- 2004-12-15 JP JP2004362472A patent/JP2006170300A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011007226A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Nok Corp | シール構造及びガスケット |
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