JP2006170247A - ガイドリング付きチェーン伝動装置 - Google Patents

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愛三 久保
Hiroki Ishida
裕樹 石田
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Abstract

【課題】噛み合い噛み外れ時の多角形運動による伝動チェーンの上下動を確実に抑制すると共に、伝動チェーンの速度変動を抑制した低騒音を実現できるガイドリング付きチェーン伝動装置を提供する。
【解決手段】スプロケットのスプロケット歯が、歯底に連続して互いに向かい合う回転方向前面側の歯面と回転方向背面側の歯面とを備え、スプロケットの回転中心とスプロケット歯の中心とを結ぶ仮想基準線からスプロケット歯の少なくとも回転方向前面側の歯面までの距離をピッチ円より歯先側部分においてピッチ円部分より大きいかまたは等しくするとともにスプロケット歯の歯底円直径をスプロケット歯に対応するISO歯形の歯底円直径より小さくなるように形成され、スプロケットのボス部に、スプロケットの回転中心に対して偏心させた位置に伝動チェーンのコーダルアクションを規制するガイドリングが設けられていること。
【選択図】図1

Description

本発明は、スプロケットと噛み合って多角形運動する伝動チェーンの上下動を抑制するガイドリング付きチェーン伝動装置に関する。
従来、図6に示すようなチェーン伝動装置500は、伝動チェーン510をISO 606:1994(E)に規定されている歯形を備えたスプロケット520に巻き掛けて動力伝達を行うものであり、ここで用いたスプロケット520は、図7に示すように、動力伝達時にローラRがスプロケット歯522の歯底522aで噛み合うため、伝動チェーン510に多角形運動を生じる。
そして、このような多角形運動により伝動チェーン510に生じた上下動が、スプロケット520に噛み合うまでの伝動チェーン510に弦振動を誘発し伝動騒音を発生させるという問題があり、また、伝動チェーン510の進行方向の速度変動を発生させて、安定した動力伝達を達成することができないという問題があった。
そこで、本出願人は、このような従来の多角形運動による伝動チェーンの上下動を減少させるために、スプロケット本体に周設された多数のスプケット歯が歯底に連続して互いに向き合う回転方向前面側の歯面と回転方向背面側の歯面とを備えているとともに、前記スプロケット本体の回転中心とスプロケット歯の中心とを結ぶ仮想基準線から前記スプロケット歯の少なくとも回転方向前面側の歯面までの距離がピッチ円より歯先側部分においてピッチ円部分より大きいスプロケットを有するチェーン伝動装置を開発している(例えば、特願2003−271106号明細書参照)。
しかしながら、特願2003−271106号明細書に開示された本出願人のチェーン伝動装置は、スプロケットの歯数や回転数などに応じて、あるいは、伝動チェーンの摩耗によるチェーンピッチの変化およびスプロケットとチェーンとの間の摩擦抵抗によって、伝動チェーンとスプロケットとの噛み合い位置や噛み外れ位置が微妙に変位する恐れがあるため、速度変動の抑制および伝動騒音の低減が確実に達成されず、更なる改良の余地があった。
そこで、本発明の目的は、前述したような従来技術の問題点を解消するものであって、噛み合いおよび噛み外れ時の多角形運動による伝動チェーンの上下動を確実に抑制するとともに円滑な噛み合いおよび噛み外れを達成して、伝動チェーンの速度変動を抑制することによって低騒音を実現できるガイドリング付きチェーン伝動装置を提供することにある。
本請求項1に係る発明は、伝動チェーンがスプロケットに噛み合って動力を伝達するチェーン伝動装置において、前記スプロケットのスプロケット歯が、歯底に連続して互いに向かい合う回転方向前面側の歯面と回転方向背面側の歯面とを備え、前記スプロケットの回転中心とスプロケット歯の中心とを結ぶ仮想基準線から前記スプロケット歯の少なくとも回転方向前面側の歯面までの距離をピッチ円より歯先側部分においてピッチ円部分より大きいかまたは等しくするとともに、スプロケット歯の歯底円直径を前記スプロケット歯に対応するISO歯形の歯底円直径より小さくなるように形成され、前記スプロケットのボス部に、前記スプロケットの回転中心に対して偏心させた位置に前記伝動チェーンのコーダルアクションを規制するガイドリングが設けられていることによって、前記目的を達成するものである。
なお、本発明で意味するところの「コーダルアクション」とは、伝動チェーンがスプロケットに噛み合う際及び噛み外れる際に生じるスプロケットの正多角形運動に伴う伝動チェーンの上下動をいう。
本発明のガイドリング付きチェーン伝動装置は、スプロケットのスプロケット歯が、歯底に連続して互いに向かい合う回転方向前面側の歯面と回転方向背面側の歯面とを備え、前記スプロケットの回転中心とスプロケット歯の中心とを結ぶ仮想基準線から前記スプロケット歯の少なくとも回転方向前面側の歯面までの距離をピッチ円より歯先側部分においてピッチ円部分より大きいかまたは等しくするとともにスプロケット歯の歯底円直径を前記スプロケット歯に対応するISO歯形の歯底円直径より小さくなるように形成されているため、前記スプロケットの回転に伴って先行する伝動チェーンのローラまたはブシュが、噛み合い時にスプロケット歯の歯底に対して直接衝突することなく歯溝内を転動または摺接しながら回転方向前側の歯面から回転方向背面側の歯面へと移動するため、噛み合い時及び噛み外れ時の多角形運動に起因する伝動チェーンの上下動の量を抑制して円滑な噛み合い及び噛み外れと低騒音効果を達成できる。
しかも、スプロケットのボス部に、スプロケットの回転中心に対して偏心させた位置に伝動チェーンのコーダルアクションを規制するガイドリングが設けられていることによって、伝動チェーンの上下動をさらに抑制することができるため、スプロケットの回転速度などの使用条件を変更しても速度変動の抑制および伝動チェーンの伝動騒音を低減することができる。また、スプロケットや伝動チェーンの摩耗などの経時変化に対しても速度変動の抑制および伝動チェーンの伝動騒音の低減効果を長期にわたって得ることができる。さらに、伝動チェーンの高速運転時に伝動チェーンの緩み側に発生するチェーンの連れ回りによる幾何学的な噛み外れ位置との差を抑制することができる。
本発明のガイドリング付きチェーン伝動装置は、スプロケットのスプロケット歯が、歯底に連続して互いに向かい合う回転方向前面側の歯面と回転方向背面側の歯面とを備え、前記スプロケットの回転中心とスプロケット歯の中心とを結ぶ仮想基準線から前記スプロケット歯の少なくとも回転方向前面側の歯面までの距離をピッチ円より歯先側部分においてピッチ円部分より大きいかまたは等しくするとともにスプロケット歯の歯底円直径を前記スプロケット歯に対応するISO歯形の歯底円直径より小さくなるように形成されており、しかも、前記スプロケットのボス部に、前記スプロケットの回転中心に対して偏心させた位置に前記伝動チェーンのコーダルアクションを規制するガイドリングが設けられている。このような構成にしたことによって、噛み合い時および噛み外れ時の多角形運動による伝動チェーンの上下動を確実に抑制するとともに円滑な噛み合いおよび噛み外れを達成して、伝動チェーンの速度変動を抑制した低騒音を実現できる構成となっている。
本発明のガイドリング付きチェーン伝動装置に用いる伝動チェーンについては、ローラチェーンを用いた場合を挙げて開示しているが、スプロケットに噛み合う伝動チェーンであれば、これ以外のブシュチェーン、オフセット形チェーンおよびシールチェーン等、どのような種類のチェーンであっても差し支えない。
また、本発明のガイドリング付きチェーン伝動装置に用いるスプロケットは、スプロケット歯が、歯底に連続して互いに向かい合う回転方向前面側の歯面と回転方向背面側の歯面とを備え、前記スプロケットの回転中心とスプロケット歯の中心(先端)とを結ぶ仮想基準線から前記スプロケット歯の少なくとも回転方向前面側の歯面までの距離をピッチ円より歯先側部分においてピッチ円部分より大きいかまたは等しくするとともにスプロケット歯の歯底円直径を前記スプロケット歯に対応するISO歯形の歯底円直径より小さくなるように形成されて、スプロケットの回転に伴って先行する伝動チェーンのローラまたはブシュが、噛み合い時にスプロケット歯の歯底に対して直接衝突することなく歯溝内を転動または摺接しながら回転方向前面側の歯面から回転方向背面側の歯面へと移動し、後続するローラまたはブシュが回転方向背面側の歯面に噛み合っているときに、先行するローラまたはブシュと回転方向背面側の歯面との噛み合いを解除して伝動チェーンがスプロケットから円滑に噛み外れる構成をしている。
したがって、上記スプロケットの具体的な歯形としては、スプロケットの回転中心とスプロケット歯の中心とを結ぶ仮想基準線に対して左右対称にそれぞれ断面略凹状の曲面を形成した歯形、スプロケットの回転中心とスプロケット歯の中心とを結ぶ仮想基準線に対して左右対称にそれぞれ相互に略平行な平面を形成した歯形、スプロケットの回転中心とスプロケット歯の中心とを結ぶ仮想基準線に対して左右非対称に形成され一方の歯面を断面略凹状の曲面に形成するとともに他方の歯面を本発明のスプロケット歯に対応するISO歯形の歯面と略同様な曲面に形成した歯形等を採用することができる。また、前記歯溝の一部を形成するスプロケット歯の歯底円直径は、伝動チェーンのローラまたはブシュの直径より大きく、伝動チェーンのローラまたはブシュが回転方向前面側の歯面から回転方向背面側の歯面へ移動するに足りる径となっている。
そして、本発明に用いるガイドリングの取り付け位置は、スプロケットのボス部にスプロケットの回転中心に対して偏心させた位置であって、噛込み開始部と噛外れ部においてチェーンに接触してガイドするように設けられているため、走行するチェーンがスプロケットに噛み合い始める時及び噛み外れる時の衝撃が緩和され、噛み合い及び噛み外れ時の衝撃による騒音を抑制することができる。
次に、本発明の一実施例であるガイドリング付きチェーン伝動装置を、図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施例であるガイドリング付きチェーン伝動装置の要部説明図であり、図2は、本実施例に用いたスプロケットの歯を拡大した図である。図3は、図2に示すスプロケットの第1の変形例を示した図であり、図4は、図2に示すスプロケットの第2の変形例を示した図であり、図5は、図2に示すスプロケットの第3の変形例を示した図である。
図1乃至図2に示す本発明の第1実施例であるガイドリング付きチェーン伝動装置100は、多数のローラRを備えたローラチェーンからなる伝動チェーン110と、この伝動チェーン110を掛け回す(片方は図示されていないが)一対のスプロケット120と、これら一対のスプロケット120と伝動チェーン110とで規定されるチェーン周回軌道の噛み合い始め領域Aと噛み外れ領域Bにおいて、チェーンのリンクプレートと摺接するように、スプロケットのボス部125にスプロケットの回転中心Oに対して偏心させた位置Gを回転中心とするガイドリング130とで構成されている。
ここで、本発明に用いるガイドリングとしては、幾何学的に定められた位置でスプロケットとチェーンの噛み合い及び噛み外れが実現でき、チェーンとガイドリングとの接触時の衝撃を抑え、騒音を低減できるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、極薄スチール板で形成された弾性リングを同心状に複数枚重ね合わせた積層リングを用いることが可能である。また、金属製リングと樹脂製リングとを組み合わせた多層リングからなる多層リングを用いることも可能である。
次に、本実施例のガイドリング付きチェーン伝動装置100の主要な構成要素であって、上記のガイドリングと共に使われることによって、チェーンの上下動を効果的に抑制するスプロケットの形態について、図2乃至図5に基づいて詳しく説明する。
まず、図2に示すスプロケット120は、図1に示したスプロケットの一部を拡大したものであり、スプロケット本体121に周設された多数のスプロケット歯122が歯底122aに連続して互いに向かい合う回転方向前面側の歯面122bと回転方向背面側の歯面122cとを備えている。
すなわち、図2に示すスプロケット歯122は、スプロケット本体121の回転中心Oとスプロケット歯122の中心とを結ぶ仮想基準線Xに対してスプロケット歯122の回転方向前面側の歯面122bと回転方向背面側の歯面122cが左右対称に形成されており、これらの互いに向かい合う回転方向前面側の歯面122bと回転方向背面側の歯面122cは、それぞれ断面略凹状の曲面で形成されている。また、前記歯底122aは、少なくとも1つの歯底円弧半径rにより円弧状に形成され、回転方向前面側の歯面122bと回転方向背面側の歯面122cに滑らかに連続している。
そして、スプロケット本体121の回転中心Oとスプロケット歯122の中心とを結ぶ仮想基準線Xからスプロケット歯122の回転方向前面側の歯面122b及び回転方向背面側の歯面122cまでの距離が、ピッチ円pcより歯先側部分においてピッチ円部分での距離Lより大きくなっており、図2に示すように、本実施例の歯底円直径dfは、前記スプロケット歯122に対応するISO歯形の歯底円直径Dfより小さく、df<Dfの関係にある。すなわち、前記歯溝Sの一部を形成するスプロケット歯122の歯底円弧の半径rは、伝動チェーン110のローラの半径より大きく、伝動チェーン110のローラが回転方向前面側の歯面122bから回転方向背面側の歯面122cへ移動するに足りる径となっている。なお、図2の破線は、直径DfのISO歯形の歯底円を示している。
なお、本実施例のガイドリング付きチェーン伝動装置100で採用したスプロケット120の変形例として、以下に開示するようなスプロケット220、スプロケット320、スプロケット420があり、これらのいずれを採用しても基本的な作用効果は同じであり、格別の差異はない。
すなわち、図3に示すように、スプロケット220は、前述したスプロケット120と同様に、スプロケット本体221に周設された多数のスプロケット歯222が、歯底222aに連続して互いに向かい合う回転方向前面側の歯面222bと回転方向背面側の歯面222cとを備えているとともに、スプロケット歯222には、スプロケット本体221の回転中心Oとスプロケット歯222の中心とを結ぶ仮想基準線Xに対してスプロケット歯222の回転方向前面側の歯面222bと回転方向背面側の歯面222cが左右対称に形成されている。
そして、スプロケット220の場合は、これらの互いに向かい合う回転方向前面側の歯面222bと回転方向背面側の歯面222cが、ピッチ円pcより歯先側部分において、それぞれ断面略凸状の曲面で形成され、前記歯底222aが歯底円弧半径rにより円弧状に形成されている。
また、図4に示すように、スプロケット320は、前述したスプロケット120と同様に、スプロケット本体321に周設された多数のスプロケット歯322が歯底322aに連続して互いに向かい合う回転方向前面側の歯面322bと回転方向背面側の歯面322cとを備えているとともに、スプロケット歯322には、スプロケット本体321の回転中心Oとスプロケット歯322の中心とを結ぶ仮想基準線Xに対してスプロケット歯322の回転方向前面側の歯面322bと回転方向背面側の歯面322cが左右対称に形成されている。そして、スプロケット320の場合は、これらの互いに向かい合う回転方向前面側の歯面322bと回転方向背面側の歯面322cが、ピッチ円pcより歯先側部分において、それぞれ相互に略平行な平面で形成され、前記歯底322aが歯底円弧半径rにより円弧状に形成されている。
さらに、図5に示すように、スプロケット420は、前述したスプロケット120と同様に、スプロケット本体421に周設された多数のスプロケット歯422が歯底422aに連続して互いに向かい合う回転方向前面側の歯面422bと回転方向背面側の歯面422cとを備えている。そして、スプロケット420の場合は、スプロケット歯422がスプロケット本体421の回転中心Oとスプロケット歯422の中心とを結ぶ仮想基準線Xに対してスプロケット歯422の回転方向前面側の歯面422bと回転方向背面側の歯面422cが左右非対称に形成されている。そして、これらの互いに向かい合う回転方向前面側の歯面422bと回転方向背面側の歯面422cが、回転方向前面側の歯面422bが断面略凹状の曲面に形成され、回転方向背面側の歯面422cがISO歯形の歯面と略同様な曲面で形成され、前記歯底422aが、歯底円弧半径rにより円弧状に形成され、断面略凹状の曲面に形成された回転方向前面側の歯面422bおよびISO歯形の歯面と略同様な曲面に形成された回転方向背面側の歯面422cに滑らかに連続している。
以上のような本実施例のガイドリング付きチェーン伝動装置では、ガイドリング130がチェーン周回軌道の噛み合い噛み外れ領域A,Bにおいてのチェーンに対して内周側から摺接するように設けられていることによって、伝動チェーン110の上下動を抑制することができるため、スプロケット120の回転速度などの使用条件を変更しても速度変動の抑制および伝動チェーン110の伝動騒音を低減することができる。また、スプロケット120や伝動チェーン110の摩耗などの経時変化に対しても速度変動の抑制および伝動チェーン110の伝動騒音の低減効果を長期にわたって得ることができる。
そして、噛み外れ領域Bにおいて生じがちな噛み外れ位置の変動に起因する伝動チェーン110の上下動が規制されるため、高速伝動時などにおいて生じる、通常、チェーンゆるみ側と称するチェーン戻り側におけるチェーン周回軌道のズレ、いわゆる、脱輪現象の恐れを完全に回避することができるなど、その効果は甚大である。
第1実施例のガイドリング付きチェーン伝動装置における要部説明図。 本実施例に用いたスプロケットの歯を拡大した図。 図2に示すスプロケットの第1の変形例を示した図。 図2に示すスプロケットの第2の変形例を示した図。 図2に示すスプロケットの第3の変形例を示した図。 従来のチェーン伝動装置における噛み合い状態を示した図。 従来のスプロケット歯を拡大して示した図。
符号の説明
100 ・・・ガイドリング付きチェーン伝動装置
110 ・・・伝動チェーン
120,220,320,420,520 ・・・スプロケット
121,221,321,421,521 ・・・スプロケット本体
122,222,322,422,522 ・・・スプロケット歯
122a,222a,322a,422a,522a ・・・歯底
122b,222b,322b,422b ・・・回転方向前面側の歯面
122c,222c,322c,422c ・・・回転方向背面側の歯面
125 ・・・ ボス部
130 ・・・ ガイドリング
A ・・・ 噛み合い領域
B ・・・ 噛み外れ領域
S ・・・ 歯溝
O ・・・ スプロケットの回転中心
G ・・・ ガイドリングの回転中心
pc ・・・ ピッチ円
Dp ・・・ ピッチ円直径
X ・・・ 歯の中心線(仮想基準線)
L ・・・ 距離
df ・・・ 歯底円直径
Df ・・・ (ISO歯形の)歯底円直径
r ・・・ 歯底円弧半径
R ・・・ ローラ

Claims (1)

  1. 伝動チェーンがスプロケットに噛み合って動力を伝達するチェーン伝動装置において、 前記スプロケットのスプロケット歯が、歯底に連続して互いに向かい合う回転方向前面側の歯面と回転方向背面側の歯面とを備え、前記スプロケットの回転中心とスプロケット歯の中心とを結ぶ仮想基準線から前記スプロケット歯の少なくとも回転方向前面側の歯面までの距離をピッチ円より歯先側部分においてピッチ円部分より大きいかまたは等しくするとともにスプロケット歯の歯底円直径を前記スプロケット歯に対応するISO歯形の歯底円直径より小さくなるように形成され、
    前記スプロケットのボス部に、前記スプロケットの回転中心に対して偏心させた位置に前記伝動チェーンのコーダルアクションを規制するガイドリングが設けられていることを特徴とするガイドリング付きチェーン伝動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009280352A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Mitsubishi Electric Corp コンベア装置
WO2020241742A1 (ja) * 2019-05-31 2020-12-03 株式会社椿本チエイン スプロケット

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