JP2006170006A - 蒸気タービン発電システムおよび低圧タービンロータ - Google Patents

蒸気タービン発電システムおよび低圧タービンロータ Download PDF

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Abstract

【課題】高圧タービン、中圧タービンの入口蒸気温度が高温の場合でも、高圧タービン、中圧タービンの段落数の増加を抑制して低圧タービンを作動できる蒸気タービン発電システムおよび低圧タービンロータを提供することを目的とする。
【解決手段】入口蒸気温度が中圧タービンで650〜720℃、低圧タービンで410〜430℃であり、低圧タービンロータが重量%で、C:0.28以下、Si:0.03以下、Mn:0.05以下、Cr:1.5〜2.0、V:0.07〜0.15、Mo:0.25〜0.5、Ni:3.25〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、不可避的不純物が重量%で、P:0.004以下、S:0.002以下、Sn:0.01以下、As:0.008以下、Sb:0.005以下、Al:0.008以下、Cu:0.1以下を含有する耐熱鋼で構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、作動蒸気の温度が高温化された蒸気タービンを備える蒸気タービン発電システムおよび低圧タービンロータに関する。
蒸気タービン発電システムにおいては、一般的に、高圧タービン、中圧タービン、低圧タービンを備えている。ボイラから供給された高温高圧の作動蒸気は、高圧タービンに流入し、高圧翼段落で高圧タービンを回転させ、膨張仕事をした後に、高圧タービン外に排気される。高圧タービンから排気された作動蒸気は、中圧タービン、低圧タービンの順に供給され、各タービンを回転させ、膨張仕事をした後に、復水器へ排気されて復水される。
近年、熱効率の向上を図るために、高圧タービンの入口蒸気温度を高温化させた蒸気タービン発電システムが増加しており、蒸気タービンの入口と出口で作動蒸気の温度差が大きくなる傾向がある。従来の蒸気タービン発電システムにおいて、この温度差に対応するために、例えば、ロータ材料に高温用材料を適用した蒸気タービン(例えば、特許文献1−4参照。)や、蒸気タービンの蒸気入口部に冷却構造を適用した蒸気タービン(例えば、特許文献5〜6参照。)などが開示されている。
特開平09−287402号公報 特開平09−195701号公報 特開2003−27192号公報 特開2004−36469号公報 特開2000−328904号公報 特開2004−36527号公報
上記したように、従来の蒸気タービン発電システムにおいて、低圧タービン入口における蒸気の温度は、例えば低圧タービンロータなどの材料の機械的強度特性が維持できる温度以下に設定されている。これは、従来の低圧タービンロータの材料が、この機械的強度特性を維持できる温度を超えると、経年的に著しい脆化あるいは場合によっては脆化と軟化の重畳を生じることが主な理由である。
したがって、蒸気タービン入口の作動蒸気温度を高温化させた場合には、高圧タービンと中圧タービンにおける膨張仕事量を増加させて、低圧タービン入口における作動蒸気の温度を、低圧タービンロータ材料の経年脆化あるいは経年軟化を抑制可能な温度まで低下させる必要があった。
その結果、高圧タービンと中圧タービンの翼段落数が増加し、タービン全体の寸法が増大するという問題があった。また、高圧タービンと中圧タービンの段落数を増加させると、高圧タービンおよび中圧タービンを支持する軸受間の距離が増加し、タービン振動の大きな原因となっていた。
本発明は、このような課題に対処するためになされたもので、高圧タービンおよび中圧タービンの入口蒸気温度が高温となる場合においても、高圧タービンおよび中圧タービンの段落数の増加を抑制して低圧タービンを作動することができる蒸気タービン発電システムおよび低圧タービンロータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の蒸気タービン発電システムは、高圧タービン、中圧タービンおよび低圧タービンを備えた蒸気タービン発電システムにおいて、前記中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃、前記低圧タービンの入口蒸気温度が410〜430℃であり、前記低圧タービンの低圧タービンロータが重量%で、C:0.28以下、Si:0.03以下、Mn:0.05以下、Cr:1.5〜2.0、V:0.07〜0.15、Mo:0.25〜0.5、Ni:3.25〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、前記不可避的不純物が重量%で、P:0.004以下、S:0.002以下、Sn:0.01以下、As:0.008以下、Sb:0.005以下、Al:0.008以下、Cu:0.1以下を含有する耐熱鋼で構成されることを特徴とする。
また、本発明の蒸気タービン発電システムは、高圧タービン、中圧タービンおよび低圧タービンを備えた蒸気タービン発電システムにおいて、前記中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃、前記低圧タービンの入口蒸気温度が410〜430℃であり、前記低圧タービンの低圧タービンロータが重量%で、C:0.24〜0.27、Si:0.03以下、Mn:0.03以下、Cr:1.6〜1.8、V:0.1〜0.15、Mo:0.4〜0.45、Ni:3.5〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、前記不可避的不純物が重量%で、P:0.003以下、S:0.0015以下、Sn:0.005以下、As:0.006以下、Sb:0.0015以下、Al:0.005以下、Cu:0.05以下を含有する耐熱鋼で構成されることを特徴とする。
これらの蒸気タービン発電システムによれば、中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃と高温の場合でも、上記した化学組成を有する耐熱鋼で構成された低圧タービンロータを低圧タービンに備えることで、高圧タービンや中圧タービンの段落数の増加を抑制して、低圧タービンを作動することができる。
本発明の低圧タービンロータは、高圧タービン、中圧タービンおよび低圧タービンを備え、前記中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃、前記低圧タービンの入口蒸気温度が410〜430℃である蒸気タービン発電システムにおける前記低圧タービンの低圧タービンロータであって、重量%で、C:0.28以下、Si:0.03以下、Mn:0.05以下、Cr:1.5〜2.0、V:0.07〜0.15、Mo:0.25〜0.5、Ni:3.25〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、前記不可避的不純物が重量%で、P:0.004以下、S:0.002以下、Sn:0.01以下、As:0.008以下、Sb:0.005以下、Al:0.008以下、Cu:0.1以下を含有する耐熱鋼で構成されることを特徴とする。
また、本発明の低圧タービンロータは、高圧タービン、中圧タービンおよび低圧タービンを備え、前記中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃、前記低圧タービンの入口蒸気温度が410〜430℃である蒸気タービン発電システムにおける前記低圧タービンの低圧タービンロータであって、重量%で、C:0.24〜0.27、Si:0.03以下、Mn:0.03以下、Cr:1.6〜1.8、V:0.1〜0.15、Mo:0.4〜0.45、Ni:3.5〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、前記不可避的不純物が重量%で、P:0.003以下、S:0.0015以下、Sn:0.005以下、As:0.006以下、Sb:0.0015以下、Al:0.005以下、Cu:0.05以下を含有する耐熱鋼で構成されることを特徴とする。
これらの低圧タービンロータによれば、中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃と高温の場合でも、上記した化学組成で低圧タービンロータを構成することで、高圧タービンや中圧タービンの段落数の増加を抑制して、低圧タービンを作動することができる。
本発明の蒸気タービン発電システムおよび低圧タービンロータによれば、高圧タービンおよび中圧タービンの入口蒸気温度が高温となる場合においても、高圧タービンおよび中圧タービンの段落数の増加を抑制して低圧タービンを作動することができる。
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
高圧タービン、中圧タービンおよび低圧タービンを備え、中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃、低圧タービンの入口蒸気温度が410〜430℃である蒸気タービン発電システムの低圧タービンの低圧タービンロータを構成する耐熱鋼は、次に示す(M1)または(M2)の化学組成範囲の耐熱合金から条件に応じて適宜に選択される。ここで、高圧タービンの入口蒸気温度を650〜720℃に設定してもよい。なお、以下に示す化学組成の割合は、特に明記しない限り重量%とする。
(M1)C:0.28以下、Si:0.03以下、Mn:0.05以下、Cr:1.5〜2.0、V:0.07〜0.15、Mo:0.25〜0.5、Ni:3.25〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、不可避的不純物が重量%で、P:0.004以下、S:0.002以下、Sn:0.01以下、As:0.008以下、Sb:0.005以下、Al:0.008以下、Cu:0.1以下を含有する耐熱鋼。
(M2)C:0.24〜0.27、Si:0.03以下、Mn:0.03以下、Cr:1.6〜1.8、V:0.1〜0.15、Mo:0.4〜0.45、Ni:3.5〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、不可避的不純物が重量%で、P:0.003以下、S:0.0015以下、Sn:0.005以下、As:0.006以下、Sb:0.0015以下、Al:0.005以下、Cu:0.05以下を含有する耐熱鋼。
次に、本発明の耐熱鋼の各成分を上記した範囲内に限定した理由を説明する。
(1)C(炭素)
Cは、低圧タービンロータ素材のような大型鋼塊において、鋼塊表層部から中心部にかけての焼入れ性の確保とともに、析出強化に寄与する各種炭化物の構成元素として不可欠な元素である。本発明に係る耐熱鋼では、Cの含有率が0.24%未満では上記した効果が小さく、0.28%を超えると鋼塊凝固時の偏析傾向が高まる。これらの理由から、Cの含有率を0.24〜0.28%とした。また、より好適なCの含有率は、0.24〜0.27%である。
(2)Si(ケイ素)
Siは、脱酸剤として有用であり、また、耐水蒸気酸化性を向上させ、少なくとも0.005%以上の添加でその効果が発現する。しかし、その含有量が多い場合は、靭性の低下および経年的な脆化を促進するため、この観点からSiの含有量は可能な限り抑制されることが望ましい。また、本発明に係る耐熱鋼では、Siの含有率が0.03%を超えると上記した効果が著しく低下する。これらの理由から、Siの含有率を0.005〜0.03%とした。
(3)Mn(マンガン)
Mnは、脱硫剤として有用な元素であり、少なくとも0.005%以上の添加でその効果が発現される。しかし、その含有量が多くなると硫化物の生成量が増加するとともに、クリープ強度が低下し、その硫化物の増加、クリープ強度の低下は、Mnの含有率が0.05%を超えると発現する。これらの理由から、Mnの含有率を0.005〜0.05%とした。また、より好適なMnの含有率は、0.005〜0.03%である。
(4)Cr(クロム)
Crは、耐酸化性、耐食性に有効であるとともに、析出強化に寄与する炭窒化物の構成元素としても不可欠な元素である。Crの含有率が1.5%未満の場合には、焼戻し熱処理後の炭窒化物へのCr移動量を確保できず、2.0%を超えると焼戻し軟化抵抗が低下し、所望の常温強度が確保できず、かつ、クリープ強度も低下する。これらの理由から、Crの含有率を1.5〜2.0%とした。また、より好適なCrの含有率は、1.6〜1.8%である。
(5)V(バナジウム)
Vは、固溶強化および微細な炭窒化物の形成に寄与する。Vの含有率が0.07%以上の場合に、微細析出物が十分に析出し母相の回復を抑制するが、0.15%を超えると靭性の低下を招く。これらの理由から、Vの含有率を0.07〜0.15%とした。また、より好適なVの含有率は、0.1〜0.15%である。
(6)Mo(モリブデン)
Moは、固溶強化および炭窒化物の構成元素となり析出強化に寄与する。また、焼入れ性の向上にも寄与する。本発明に係る耐熱鋼では、Moの含有率が0.25%以上の場合に、上記した効果が発揮されるが、0.5%を超えると靭性が低下するとともに大型鋼塊の成分偏析傾向が増大する。これらの理由から、Moの含有率を0.25〜0.5%とした。また、より好適なMoの含有率は、0.4〜0.45%である。
(7)Ni(ニッケル)
Niは、焼入れ性および靭性を向上させる効果を有し、本発明に係る耐熱鋼では、Niの含有率が3.25%以上でその効果が認められる。しかし、Niの含有率が4.0%を超えるとクリ−プ強度が低下する。これらの理由から、Niの含有率を3.25〜4.0%とした。また、より好適なNiの含有率は、3.5〜4.0%である。
(8)P(リン)、S(硫黄)、Sn(スズ)、As(ヒ素)、Sb(アンチモン)
これらの元素は、製鋼原料から不可避的に混入して、微量ながら粒界に偏析することにより靭性の低下や経年的な脆化の一因となる不可避的不純物である。そのため、工業的に可能な限り、これらの不可避的不純物の含有率を0%に近づけることが望ましい。
これらの理由から、Pの含有率を0.004%以下とし、より好適な含有率を0.003%以下とした。また、Sの含有率を0.002%以下とし、より好適な含有率を0.0015%以下とした。さらに、Snの含有率を0.01%以下とし、より好適な含有率を0.005%以下とした。また、Asの含有率を0.008%以下とし、より好適な含有率を0.006%以下とした。また、Sbの含有率を0.005%以下とし、より好適な含有率を0.0015%以下とした。
(9)Al(アルミニウム)
Alは、上記した(8)に示した元素と同様に、製鋼原料から不可避的に混入する不可避的不純物である。Alは、脱酸剤としての効果を有する場合もあるが、本発明に係る耐熱鋼では、Alの含有によって靭性の低下を招く。そのため、工業的に可能な限り、Alの含有率を0%に近づけることが望ましい。これらの理由から、Alの含有率を0.008%以下とした。また、より好適なAlの含有率は、0.005%以下である。
(10)Cu(銅)
Cuは、上記した(8)および(9)に示した元素と同様に、製鋼原料から不可避的に混入する不可避的不純物である。Cuは、その添加量によっては耐食性を高める効果を有するが、本発明に係る耐熱鋼では、Cuの含有によって靭性の低下や経年的な脆化が生じる。そのため、工業的に可能な限り、Cuの含有率を0%に近づけることが望ましい。これらの理由から、Cuの含有率を0.1%以下とした。また、より好適なCuの含有率は、0.05%以下である。
(11)H(水素)、O(酸素)、N(窒素)
これらの元素は、製鋼中に不可避的に混入して、脆化の一因や非金属化合物の構成元素となる不可避的ガスである。そのため、工業的に可能な限り、これらの不可避的ガスの含有率を0%に近づけることが望ましい。
これらの理由から、Hの含有率を1.5ppm以下とし、より好適な含有率を1.0ppm以下とした。また、Oの含有率を35ppm以下とし、より好適な含有率を30ppm以下とした。さらに、Nの含有率を80ppm以下とし、より好適な含有率を60ppm以下とした。なお、上記した含有率(ppm)は、重量ppmである。
なお、不可避的不純物には、上記した元素以外にも、耐熱鋼の機械的強度特性に影響を及ぼさない程度であれば、例えば、Mg(マグネシウム)、Ti(チタン)などの元素を含んでもよいが、可能な限り0%に近づけることが望ましい。
上記したように、本発明に係る耐熱鋼では、不可避的不純物や不可避的ガスの含有量が極めて微量に制限されているため、この耐熱鋼で低圧タービンロータを構成した場合には、低圧タービン運転中の加熱によるこれらの元素の粒界偏析などの、経年的な脆化を誘発する金属組織上の変化を抑制することができる。このため、低圧タービンの入口蒸気温度が、例えば410℃以上であっても、長期間にわたって安定な運用が可能となる。なお、低圧タービンの入口蒸気温度が430℃を超える場合は、経年的なクリープ変形が進行するため、低圧タービンの入口蒸気温度の上限を430℃とした。
次に、本発明の第1の実施の形態の蒸気タービン発電システム10について、図1を参照して説明する。
図1には、蒸気タービン発電システム10の構成の概要が示されている。
蒸気タービン発電システム10は、高圧タービン11、中圧タービン12、低圧タービン13、発電機14、復水器15、ボイラ16から主に構成されている。この蒸気タービン発電システム10における低圧タービン13の低圧タービンロータの材料には、後述する実施例1において高温環境下で長期間にわたり良好な機械的強度特性を有することが明らかにされた本発明に係る耐熱鋼が使用されている。
まず、蒸気タービン発電システム10の全体的な動作について説明する。
ボイラ16で過熱されて流出する蒸気は、主蒸気管17を通り、高圧タービン11に流入する。高圧タービン11の動翼を、例えば6段落で構成するとすれば、この蒸気は、高圧タービン11で膨張仕事を行った後、第6段落出口から排気され、低温再熱管18を通り、ボイラ16に流入する。このボイラ16において流入した蒸気を再熱し、再熱された蒸気は、高温再熱管19を通り中圧タービン12に流入する。
中圧タービン12の動翼を、例えば6段落で構成するとすれば、この中圧タービン12に流入して膨張仕事をした蒸気は、第6段落出口から排気され、クロスオーバー管20を通り、低圧タービン13に供給される。
低圧タービン13に供給された蒸気は、膨張仕事をした後、復水器15で復水され、ボイラ給水ポンプ21で昇圧されてボイラ16に還流される。ボイラ16に還流された復水は、蒸気となり再び主蒸気管17を通って高圧タービン11に供給される。なお、発電機14は、各蒸気タービンの膨張仕事によって回転駆動され発電する。
次に、図2を参照して低圧タービン13について説明する。
図2は、低圧タービン13の構造の一例を模式的に示している。
低圧タービン13は、同じ構造を有する2基の低圧タービン部30a、30bがタンデム結合されている。それぞれの低圧タービン部30a、30bの動翼は、例えば6段であり、低圧タービン部30aと低圧タービン部30bとがほぼ左右対称に構成されている。低圧タービン部30a、30bの周りには、低圧タービン内部ケーシング31および低圧タービン外部ケーシング32が設置され、低圧タービン部30a、30bの周りを二重に覆っている。また、低圧タービン13の軸部には、低圧タービンロータ33が設置され、中圧タービン12や発電機14と連結している。
上記したように、この低圧タービンロータ33は、後述する実施例1において高温環境下で長期間にわたり良好な機械的強度特性を有することが明らかにされた本発明に係る耐熱鋼が使用されているので、低圧タービン流入蒸気34の温度を410〜430℃に設定することができる。
例えば、従来の蒸気タービン発電システムにおいて、高圧タービンの入口蒸気温度を630℃、中圧タービンの入口蒸気温度を700℃とし、中圧タービンの出口蒸気温度および低圧タービンの入口蒸気温度を、従来の蒸気タービン発電システムと同等の約360℃に設定すると、高圧タービンの段落数を9段程度、中圧タービンの段落数を8段程度に設定しなければならない。そのため、高圧タービンおよび中圧タービンの軸方向のサイズが増大し、特に、高圧タービンおよび中圧タービンが一体型の蒸気タービンにおいては、軸振動の増大が懸念される。
しかしながら、本発明では、低圧タービン流入蒸気34の温度を410〜430℃に設定することができ、例えば、中圧タービンの出口蒸気温度および低圧タービンの入口蒸気温度を約425℃に設定した場合には、高圧タービンおよび中圧タービンの段落数が共に6段程度となる。
このことから、高圧タービンおよび中圧タービンの入口蒸気温度が高温となる場合において、本発明の蒸気タービン発電システム10では、高圧タービンおよび中圧タービンの段落数を従来の蒸気タービン発電システムの高圧タービンおよび中圧タービンの段落数よりも減少させることができる。これによって、高圧タービンおよび中圧タービンの軸方向のサイズの増大を防止することができ、高圧タービンと中圧タービンの軸受間距離を従来と同程度の約5300mmに設定することができる。また、高圧タービンと中圧タービンの軸受間距離を従来と同程度に設定することができるので、軸振動も従来程度となり、従来の軸振動より増大することはない。
(実施例1)
以下に、本発明の実施例について説明する。
実施例1では、本発明の蒸気タービン発電システムにおける低圧タービンロータ材料が、高温環境下で長期間にわたり良好な機械的強度特性を有することを説明する。
表1には、低圧タービンロータの材料として用いられる鋼であり、実施例1で使用される鋼の化学組成を示す。表1に示された鋼のうち、鋼種P1および鋼種P2は、本発明に係わる化学組成範囲にある耐熱鋼であり、鋼種C1および鋼種C2は、その化学組成が本発明に係わる化学組成範囲にない比較例である。
調質熱処理が施された各鋼に、400℃または450℃で5万時間の時効熱処理を施し、その後、JIS4号2mmVノッチシャルピー衝撃試験片を用いてシャルピー衝撃試験を実施して、高温長時間加熱後の延性・脆性遷移温度を計測した。表2には、高温長時間加熱後の延性・脆性遷移温度と、初期状態における延性・脆性遷移温度との差(ΔFATT)を示し、さらに、各鋼について実施した500℃−200MPaでのクリープ破断試験におけるクリープ破断時間を示す。
Figure 2006170006
Figure 2006170006
表2に示すように、本発明の化学組成範囲にある鋼種P1および鋼種P2の延性・脆性遷移温度は、加熱前の値と比べ最大でも20℃の上昇に留まっているのに対し、比較例の鋼種C1および鋼種C2の延性・脆性遷移温度は、加熱前の値と比べ最大で230℃と大幅な上昇が認められた。
また、表2に示すように、本発明の化学組成範囲にある鋼種P1および鋼種P2におけるクリープ破断時間は、比較例の鋼種C1および鋼種C2におけるクリープ破断時間の2〜6倍程度となることが明らかになった。
以上の結果から、本発明の化学組成範囲にある低圧タービンロータ材料は、その化学組成範囲にない材料に比べ、高温長時間加熱後の脆化が大幅に抑制されるとともに、高温クリープ強度も上昇することがわかった。
これらのことから、本発明の化学組成範囲にある耐熱鋼で構成された低圧タービンロータを備えた低圧タービンにおいて、低圧タービンの入口蒸気温度を410℃以上に高温化した場合でも、従来以上の優れた運用性を示すことが明確となった。さらに、本発明の低圧タービンの入口蒸気温度である、410〜430℃の場合において、十分に優れた運用性を示すことが明確となった。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態の蒸気タービン発電システムについて、図3を参照して説明する。
第2の実施の形態の蒸気タービン発電システムは、第1の実施の形態の蒸気タービン発電システムの低圧タービン13の蒸気入口部の構造のみが異なり、他の構成や低圧タービンのタービンロータの材料などは、第1の実施の形態の蒸気タービン発電システムと同じである。そこで、ここでは、第2の実施の形態の蒸気タービン発電システムにおける低圧タービン50の蒸気入口部の構造について説明する。
図3は、低圧タービン50の構造を模式的に示している。なお、第1の実施の形態の蒸気タービン発電システムの低圧タービン13と同一の構成部には、同一の符号を付している。
低圧タービン50は、同じ構造を有する2基の低圧タービン部30a、30bがタンデム結合されている。それぞれの低圧タービン部30a、30bの動翼は、例えば6段であり、低圧タービン部30aと低圧タービン部30bとがほぼ左右対称に構成されている。低圧タービン部30a、30bの周りには、低圧タービン内部ケーシング31および低圧タービン外部ケーシング32が設置され、低圧タービン部30a、30bの周りを二重に覆っている。また、低圧タービン50の軸部には、低圧タービンロータ33が設置され、中圧タービン12や発電機14と連結している。
次に、低圧タービン50の蒸気入口部の構造の一例について説明する。
低圧タービン部30aと低圧タービン部30bとの間の低圧タービン外部ケーシング32には、中圧タービン12から排気された蒸気を低圧タービン50に導くクロスオーバー管20が接合されている。また、このクロスオーバー管20の一部の周囲には、一端を低圧タービン外部ケーシング32に接合された冷媒作動配管51が配設されている。クロスオーバー管20と冷媒作動配管51とによって、2重管構造を成し、クロスオーバー管20と冷媒作動配管51との間隙によって、冷却手段として機能する冷媒の流路が形成されている。このクロスオーバー管20と冷媒作動配管51との間隙を冷媒が流れ、クロスオーバー管20が接合された付近の低圧タービン外部ケーシング32を冷却する。
なお、クロスオーバー管20に沿って配設される冷媒作動配管51の長さやクロスオーバー管20と冷媒作動配管51との間隔は、冷媒の種類、冷媒の流量、クロスオーバー管20や冷媒作動配管51を構成する材料の熱伝導率、クロスオーバー管20を流れる蒸気の流量や温度などに基づいて、低圧タービン50に流入する蒸気の温度が410〜430℃であっても、低圧タービン外部ケーシング32の温度が、耐熱温度以上にならないように設定される。
ここで、冷媒として、例えば、圧縮空気などを用いることができる。例えば、冷媒として圧縮空気を用いた場合には、冷却後の圧縮空気は、大気中に放出される。
上記した低圧タービン50の蒸気入口部の冷却構造を備えることで、従来の低圧タービンの入口蒸気温度よりも高温の蒸気が低圧タービン50内に流入する場合でも、クロスオーバー管20に接合される、蒸気入口部における低圧タービン外部ケーシング32の材料を、従来の低圧タービン外部ケーシングの材料、例えば炭素鋼で形成することができる。そして、低圧タービンの寿命を従来と同等に設定することが可能となる。
本発明の第1の実施形態の蒸気タービン発電システムの構成の概要を示す図。 本発明の第1の実施形態の蒸気タービン発電システムの低圧タービンの構造を模式的に示した図。 本発明の第2の実施形態の蒸気タービン発電システムの低圧タービンの構造を模式的に示した図。
符号の説明
10…蒸気タービン発電設備、11…高圧タービン、12…中圧タービン、13…低圧タービン、14…発電機、15…復水器、16…ボイラ、17…主蒸気管、18…低温再熱管、19…高温再熱管、20…クロスオーバ管、21…ボイラ給水ポンプ、30a、30b…低圧タービン部、31…低圧タービン内部ケーシング、32…低圧タービン外部ケーシング、33…低圧タービンロータ、34…低圧タービン流入蒸気、50…低圧タービン、51…冷媒作動配管。

Claims (7)

  1. 高圧タービン、中圧タービンおよび低圧タービンを備えた蒸気タービン発電システムにおいて、
    前記中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃、前記低圧タービンの入口蒸気温度が410〜430℃であり、
    前記低圧タービンの低圧タービンロータが重量%で、
    C:0.28以下、Si:0.03以下、Mn:0.05以下、Cr:1.5〜2.0、V:0.07〜0.15、Mo:0.25〜0.5、Ni:3.25〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、
    前記不可避的不純物が重量%で、P:0.004以下、S:0.002以下、Sn:0.01以下、As:0.008以下、Sb:0.005以下、Al:0.008以下、Cu:0.1以下を含有する耐熱鋼で構成されることを特徴とする蒸気タービン発電システム。
  2. 高圧タービン、中圧タービンおよび低圧タービンを備えた蒸気タービン発電システムにおいて、
    前記中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃、前記低圧タービンの入口蒸気温度が410〜430℃であり、
    前記低圧タービンの低圧タービンロータが重量%で、
    C:0.24〜0.27、Si:0.03以下、Mn:0.03以下、Cr:1.6〜1.8、V:0.1〜0.15、Mo:0.4〜0.45、Ni:3.5〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、
    前記不可避的不純物が重量%で、P:0.003以下、S:0.0015以下、Sn:0.005以下、As:0.006以下、Sb:0.0015以下、Al:0.005以下、Cu:0.05以下を含有する耐熱鋼で構成されることを特徴とする蒸気タービン発電システム。
  3. 前記高圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃であることを特徴とする請求項1または2記載の蒸気タービン発電システム。
  4. 前記低圧タービンの蒸気入口部における外部ケーシングを冷却する冷却手段を具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の蒸気タービン発電システム。
  5. 高圧タービン、中圧タービンおよび低圧タービンを備え、前記中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃、前記低圧タービンの入口蒸気温度が410〜430℃である蒸気タービン発電システムにおける前記低圧タービンの低圧タービンロータであって、
    重量%で、C:0.28以下、Si:0.03以下、Mn:0.05以下、Cr:1.5〜2.0、V:0.07〜0.15、Mo:0.25〜0.5、Ni:3.25〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、
    前記不可避的不純物が重量%で、P:0.004以下、S:0.002以下、Sn:0.01以下、As:0.008以下、Sb:0.005以下、Al:0.008以下、Cu:0.1以下を含有する耐熱鋼で構成されることを特徴とする低圧タービンロータ。
  6. 高圧タービン、中圧タービンおよび低圧タービンを備え、前記中圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃、前記低圧タービンの入口蒸気温度が410〜430℃である蒸気タービン発電システムにおける前記低圧タービンの低圧タービンロータであって、
    重量%で、C:0.24〜0.27、Si:0.03以下、Mn:0.03以下、Cr:1.6〜1.8、V:0.1〜0.15、Mo:0.4〜0.45、Ni:3.5〜4.0を含有し、残部がFe、不可避的不純物および不可避的ガスからなり、
    前記不可避的不純物が重量%で、P:0.003以下、S:0.0015以下、Sn:0.005以下、As:0.006以下、Sb:0.0015以下、Al:0.005以下、Cu:0.05以下を含有する耐熱鋼で構成されることを特徴とする低圧タービンロータ。
  7. 前記高圧タービンの入口蒸気温度が650〜720℃であることを特徴とする請求項5または6記載の低圧タービンロータ。
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