JP2006167169A - 医用画像表示装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 医用断層画像撮影装置11により撮影された断層画像のうち連続した時相の複数枚の画像を入力し、前記入力された連続した時相の複数枚の断層画像のうちの少なくとも1つの断層画像を表示し、前記表示された断層画像と連続する断層画像の相関情報によって決められる所定の管腔臓器領域の共通部分を示す領域を前記断層画像に重畳して表示するディスプレイ19と、前記表示された前記共通部分領域の位置情報に基づきその共通部分を前記断層画像から抽出するCPU10と、を備える。
【選択図】 図1
Description
医用画像表示装置は、領域抽出演算を行うCPU10、医用断層画像撮影装置11により撮影された医用断層画像をLAN12などのネットワークを介して受け取り記憶する磁気ディスク13、領域抽出演算時に医用断層画像データや演算の途中経過を記憶する主メモリ14、操作者が領域抽出にパラメータなどを入力するためのコントローラ15につながれたマウス16やキーボード17、そして領域抽出結果表示に用いる表示メモリ18と液晶ディスプレイやCRTなどのディスプレイ装置19からなる。
本発明の第1の実施形態について説明する。図6に第1実施形態の処理フローの一例を示す。図6の各ステップについて以下に説明する。
(ステップ60)
操作者はマウス16を操作して図5のGUI50上の画像読込ボタン51を押し、複数時相の画像からなる断層画像群を入力する。入力された画像は直ちに画像表示領域52に表示される。画像表示領域52には任意時相の画像が表示されるが、表示される時相は操作者がマウス16を操作してスクロールバー53を操作して変更することが可能である。また、操作者がマウス16を操作してウィンドウレベル、ウィンドウ幅設定スクロールバー54,55を操作することで表示画像の表示階調を変更することができる。
操作者は、マウス16やキーボード17を操作して抽出パラメータ設定領域56〜58に数値を入力することにより、ステップ63からステップ65で説明する血管領域自動抽出処理に必要なパラメータを設定する。パラメータの設定が終了したら抽出開始ボタン59を押す。
CPU10は前記入力された画像から複数時相の画像の平均画像、MIP像、MinIP像、中央値画像などの画像を作成する。ここで平均画像とは各時相の同一座標の画素値を平均した画像である。MIP像とは各時相の同一座標の画素値の最大値をその座標の画素値とする画像である。MIP像で最大値を使用するのに対して最小値を使用したものがMinIP像である。MIP像では最大値、MinIP像では最小値を使用するのに対して、各時相の同一座標の画素値を昇順(又は降順)に並べたとき中央に来る値を使用した画像が中央値画像である。
CPU10は血管領域抽出処理Aを行う。ステップ61において設定された抽出パラメータT1 ,T2を用いて以下の2つの条件式(1),(2)を同時に満たす領域を抽出する。
IMIP(x,y)−IMinIP(x,y)<T1 (1)
IMIP(x,y)>T2 (2)
ここでIMIP(x,y)、IMinIP(x,y) はそれぞれMIP像、MinIP像における座標(x,y)での画素値を示す。抽出される領域は例えば図7の画像70のようになる。
CPU10は血管領域抽出処理Bを行う。ステップ61において設定された抽出パラメータT3を用い以下の条件式(3)を満たす領域を抽出する。
{IMIP(x,y)−Iave(x,y)}{Iave(x,y)−β[IMIP(x,y)−IMinIP(x,y)]}>T3 (3)
ここでIave(x,y) 、IMIP(x,y)、IMinIP(x,y) はそれぞれMIP像、MinIP像における座標(x,y)での画素値を示す。また、βはステップ61において設定されるパラメータであるが、あらかじめ経験的に設定しておいてもよい。抽出される領域は例えば図8の画像80のようになる。
CPU10は血管領域抽出処理Cを行う。式(4)により与えられる閾値を用いてMIP画像を二値化する。
T4=αImax (4)
ここでαはステップ61において操作者が設定したパラメータであるが、あらかじめ経験的に設定された値を使用しても良い。Imaxは平均画像中の最大画素値である。平均画像中の各座標(x,y)における画素値Iave(x,y)がIave(x,y)>T4となる領域を抽出する。図9に示すように、例えば平均画像が画像90のように与えられた場合、二値化処理により画像91が得られる。
CPU10はステップ63〜65で得られた画像の論理和をとる。ステップ63〜65の処理により図10の画像100〜102がそれぞれ得られたとすると、論理和をとった結果は画像103のようになる。複数の抽出処理により得られる結果の論理和をとることにより、血管領域の抽出漏れを減らすことができる。
ステップ66にて得られる血管領域は、図9の画像91中の領域92のように複数の領域が連結している場合がある。CPU10は連結領域切断処理により領域92のような連結領域を切断する。具体的には抽出領域に画素値1、背景領域に画素値0が与えられた二値画像において、図11に示すように長さL、幅1のマスク110について両端の画素値を調べる。両端が共に0ならばマスク内部の画素をすべて画素値0で置換する。図11の領域111に対してマスク110を適用すると領域112,113のように領域が2つに切断される。
ステップ67の連結領域切断処理後の画像中には例えば図12の画像120中の領域121や122のように血管領域以外の領域や、抽出対象としない領域などが含まれる。CPU10は血管領域選別処理を行い、血管領域として不適当な領域を削除する。具体的にはステップ67の連結領域切断処理後の画像に含まれる領域121〜128の全領域について面積値Sや円形度Cを測定する。面積値Sは領域の画素数とし、円形度Cは面積値Sと領域の周囲長Lを用いてC=4πS/L2で表される量とする。あらかじめ経験的に設定している閾値TS,TCを用いてS>TS,C>TCとなる領域を血管領域として残し、その他の領域を削除する。画像120に適用した場合、画像129が得られる。
ステップ68までで血管領域のおおよその形状と位置が決定できる。しかし、例えば心拍や呼吸により血管位置や形状は刻々と変化する。そのため、ステップ68で得られた血管領域を各時相での血管位置、形状に合うように修正する必要がある。図13にステップ68で得られた画像130、平均画像131を示す。CPU10は画像130中の各領域に対応する平均画像の画素値を取得する。各領域と注目時相の画像とで画素値の相関の高い位置を求め、その位置を注目時相での血管領域の位置とする。相関による位置合わせ処理を全時相についてそれぞれ行う。位置合わせした結果は例えば画像群132のようになる。それぞれの時相で血管の位置が修正されている。
ステップ69により各時相での血管領域が求められた。しかし、その形状や大きさは全時相において共通しており(ステップ68で得られる領域)、例えば図14に示すように、抽出した血管領域140が実際には血管領域141,142など複数の領域にかかっている場合がある。本ステップでは複数血管を横断する領域を1つの血管領域に合うように切断する。具体的には閾値処理により領域140内を二値化する。ここで使用する閾値は例えば、ステップ63で求めたT1としてもよい。あるいは経験的にあらかじめ設定した値を用いてもよい。二値化して得られる領域143,144のうち面積値の大きい領域143のみを残す。
CPU10は各時相の各血管領域について膨張処理を行う。図15のように、抽出した血管領域150の外側1画素分の領域151を取得する。領域151の各画素(x,y)について、画素値I(x,y)がI(x,y)>Tとなる画素を新たに血管領域150に加える。ここでTはあらかじめ経験的に設定した閾値を使用してもよいし、またはステップ213で用いた閾値T1を使用してもよい。この処理を複数回繰り返す。得られる領域は例えば領域152のようになる。
CPU10は各時相の各血管領域について収縮処理を行う。図16のように、抽出した血管領域160の内側1画素分の領域161を取得する。領域161の各画素(x,y)について、画素値I(x,y)がI(x,y)<Tとなる画素を血管領域160から削除する。ここでTはあらかじめ経験的に設定した閾値を使用してもよいし、またはステップ63で用いた閾値T1を使用してもよい。この処理を複数回繰り返す。得られる領域は例えば領域162のようになる。
CPU10は抽出した血管領域全体を画像上で色付けしたり、輪郭部分のみを色つきの線で描画したりすることによりGUI50上の画像表示領域52に表示する。
本発明の第2の実施形態について説明する。図17に第2実施形態の処理フローの一例を示す。図17の各ステップについて以下に説明する。
(ステップ170)
操作者はマウス16を操作して図5のGUI50上の画像読込ボタン51を押し、複数時相の画像からなる断層画像群を入力する。入力された画像は直ちに画像表示領域52に表示される。画像表示領域52には任意時相の画像が表示されるが、表示される時相は操作者がマウス16を操作してスクロールバー53を操作して変更することが可能である。また、操作者がマウス16を操作してウィンドウレベル、ウィンドウ幅設定スクロールバー54,55を操作することで表示画像の表示階調を変更することができる。
操作者は、マウス16やキーボード17を操作して抽出パラメータ設定領域56〜58に数値を入力することにより、ステップ173からステップ175で説明する血管領域自動抽出処理に必要なパラメータを設定する。パラメータの設定が終了したら抽出開始ボタン59を押す。
CPU10は前記入力された画像から複数時相の画像の平均画像、MIP像、MinIP像、中央値画像などの画像を作成する。ここで平均画像とは各時相の同一座標の画素値を平均した画像である。MIP像とは各時相の同一座標の画素値の最大値をその座標の画素値とする画像である。MIP像で最大値を使用するのに対して最小値を使用したものがMinIP像である。MIP像では最大値、MinIP像では最小値を使用するのに対して、各時相の同一座標の画素値を昇順(又は降順)に並べたとき中央に来る値を使用した画像が中央値画像である。
CPU10は血管領域抽出処理Aを行う。ステップ171において設定された抽出パラメータT1 ,T2を用いて以下の2つの条件式(5),(6)を同時に満たす領域を抽出する。
IMIP(x,y)−IMinIP(x,y)<T1 (5)
IMIP(x,y)>T2 (6)
ここでIMIP(x,y)、IMinIP(x,y) はそれぞれMIP像、MinIP像における座標(x,y)での画素値を示す。抽出される領域は例えば図7の画像70のようになる。
CPU10は血管領域抽出処理Bを行う。ステップ171において設定された抽出パラメータT3を用い以下の条件式(7)を満たす領域を抽出する。
{IMIP(x,y)−Iave(x,y)}{Iave(x,y)−β[IMIP(x,y)−IMinIP(x,y)]}>T3 (7)
ここでIave(x,y)、IMIP(x,y)、IMinIP(x,y) はそれぞれMIP像、MinIP像における座標(x,y)での画素値を示す。また、βはステップ171において設定されるパラメータであるが、あらかじめ経験的に設定しておいてもよい。抽出される領域は例えば図8の画像80のようになる。
CPU10は血管領域抽出処理Cを行う。式(8)により与えられる閾値を用いてMIP画像を二値化する。
T4=αImax (8)
ここでαはステップ171において操作者が設定したパラメータであるが、あらかじめ経験的に設定された値を使用しても良い。Imaxは平均画像中の最大画素値である。平均画像中の各座標(x,y)における画素値Iave(x,y)がIave (x,y)>T4となる領域を抽出する。図9に示すように、例えば平均画像が画像90のように与えられた場合、二値化処理により画像91が得られる。
CPU10はステップ173〜175で得られた画像の論理和をとる。ステップ173〜175の処理により図18の画像180〜182がそれぞれ得られたとすると、論理和をとった結果は画像183のようになる。複数の抽出処理により得られる結果の論理積をとることにより、不必要な血管領域の抽出を減らすことができる。
ステップ176にて得られる血管領域は、図9の画像91中の領域92のように複数の領域が連結している場合があるCPU10は連結領域切断処理により領域92のような連結領域を切断する。具体的には抽出領域に画素値1、背景領域に画素値0が与えられた二値画像において、図11に示すように長さL、幅1のマスク110について両端の画素値を調べる。両端が共に0ならばマスク内部の画素をすべて画素値0で置換する。図11の領域111に対してマスク110を適用すると領域112,113のように領域が2つに切断される。
ステップ177の連結領域切断処理後の画像中には例えば図12の画像120中の領域121や122のように血管領域以外の領域や、抽出対象としない領域などが含まれる。CPU10は血管領域選別処理を行い、血管領域として不適当な領域を削除する。具体的にはステップ177の連結領域切断処理後の画像に含まれる領域121〜128の全領域について面積値Sや円形度Cを測定する。面積値Sは領域の画素数とし、円形度Cは面積値Sと領域の周囲長Lを用いてC=4πS/L2で表される量とする。あらかじめ経験的に設定している閾値TS,TCを用いてS>TS,C>TCとなる領域を血管領域として残し、その他の領域を削除する。画像120に適用した場合、画像129が得られる。
ステップ178までで血管領域のおおよその形状と位置が決定できる。しかし、例えば心拍や呼吸により血管位置や形状は刻々と変化する。そのため、ステップ178で得られた血管領域を各時相での血管位置、形状に合うように修正する必要がある。図13にステップ178で得られた画像130、平均画像131を示す。CPU10は画像130中の各領域に対応する平均画像の画素値を取得する。各領域と注目時相の画像とで画素値の相関の高い位置を求め、その位置を注目時相での血管領域の位置とする。相関による位置合わせ処理を全時相についてそれぞれ行う。位置合わせした結果は例えば画像群132のようになる。それぞれの時相で血管の位置が修正されている。
ステップ179により各時相での血管領域が求められた。しかし、その形状や大きさは全時相において共通しており(ステップ178で得られる領域)、例えば図14に示すように、抽出した血管領域140が実際には血管領域141,142など複数の領域にかかっている場合がある。本ステップでは複数血管を横断する領域を1つの血管領域に合うように切断する。具体的には閾値処理により領域140内を二値化する。ここで使用する閾値は例えば、ステップ173で求めたT1としてもよい。あるいは経験的にあらかじめ設定した値を用いてもよい。二値化して得られる領域143,144のうち面積値の大きい領域143のみを残す。
CPU10は各時相の各血管領域について膨張処理を行う。図15のように、抽出した血管領域150の外側1画素分の領域151を取得する。領域151の各画素(x,y)について、画素値I(x,y)がI(x,y)>Tとなる画素を新たに血管領域150に加える。ここでTはあらかじめ経験的に設定した閾値を使用してもよいし、またはステップ213で用いた閾値T1を使用してもよい。この処理を複数回繰り返す。得られる領域は例えば領域152のようになる。
CPU10は各時相の各血管領域について収縮処理を行う。図16のように、抽出した血管領域160の内側1画素分の領域161を取得する。領域161の各画素(x,y)について、画素値I(x,y)がI(x,y)<Tとなる画素を血管領域160から削除する。ここでTはあらかじめ経験的に設定した閾値を使用してもよいし、またはステップ173で用いた閾値T1を使用してもよい。この処理を複数回繰り返す。得られる領域は例えば領域162のようになる。
CPU10は抽出した血管領域全体を画像上で色付けしたり、輪郭部分のみを色つきの線で描画したりすることによりGUI50上の画像表示領域52に表示する。
本発明の第3の実施形態について説明する。図6に第3実施形態の処理フローの一例を示す。図6の各ステップについて以下に説明する。
(ステップ190)
操作者はマウス16を操作して図5のGUI50上の画像読込ボタン51を押し、複数時相の画像からなる断層画像群を入力する。入力された画像は直ちに画像表示領域52に表示される。画像表示領域52には任意時相の画像が表示されるが、表示される時相は操作者がマウス16を操作してスクロールバー53を操作して変更することが可能である。また、操作者がマウス16を操作してウィンドウレベル、ウィンドウ幅設定スクロールバー54,55を操作することで表示画像の表示階調を変更することができる。
操作者は、マウス16やキーボード17を操作して抽出パラメータ設定領域56〜58に数値を入力することにより、ステップ193からステップ195で説明する血管領域自動抽出処理に必要なパラメータを設定する。パラメータの設定が終了したら抽出開始ボタン59を押す。
CPU10は前記入力された画像から複数時相の画像の平均画像、MIP像、MinIP像、中央値画像などの画像を作成する。ここで平均画像とは各時相の同一座標の画素値を平均した画像である。MIP像とは各時相の同一座標の画素値の最大値をその座標の画素値とする画像である。MIP像で最大値を使用するのに対して最小値を使用したものがMinIP像である。MIP像では最大値、MinIP像では最小値を使用するのに対して、各時相の同一座標の画素値を昇順(又は降順)に並べたとき中央に来る値を使用した画像が中央値画像である。
CPU10は血管領域抽出処理Aを行う。ステップ191において設定された抽出パラメータT1 ,T2を用いて以下の2つの条件式(9),(10)を同時に満たす領域を抽出する。
IMIP(x,y)−IMinIP(x,y)<T1 (9)
IMIP(x,y)>T2 (10)
ここでIMIP(x,y)、IMinIP(x,y) はそれぞれMIP像、MinIP像における座標(x,y)での画素値を示す。抽出される領域は例えば図7の画像70のようになる。
CPU10は血管領域抽出処理Bを行う。ステップ191において設定された抽出パラメータT3を用い以下の条件式(11)を満たす領域を抽出する。
{IMIP(x,y)−Iave(x,y)}{Iave(x,y)−β[IMIP(x,y)−IMinIP(x,y)]}>T3 (11)
ここでIave(x,y)、IMIP(x,y)、IMinIP(x,y) はそれぞれMIP像、MinIP像における座標(x,y)での画素値を示す。また、βはステップ191において設定されるパラメータであるが、あらかじめ経験的に設定しておいてもよい。抽出される領域は例えば図8の画像80のようになる。
CPU10は血管領域抽出処理Cを行う。式(12)により与えられる閾値を用いてMIP画像を二値化する。
T4=αImax (12)
ここでαはステップ191において操作者が設定したパラメータであるが、あらかじめ経験的に設定された値を使用しても良い。Imaxは平均画像中の最大画素値である。平均画像中の各座標(x,y)における画素値Iave(x,y)がIave(x,y)>T4となる領域を抽出する。図9に示すように、例えば平均画像が画像90のように与えられた場合、二値化処理により画像91が得られる。
ステップ193にて抽出した血管領域は、図9の画像91中の領域92のように複数の領域が連結している場合があるCPU10は連結領域切断処理により領域92のような連結領域を切断する。具体的には抽出領域に画素値1、背景領域に画素値0が与えられた二値画像において、図11に示すように長さL、幅1のマスク110について両端の画素値を調べる。両端が共に0ならばマスク内部の画素をすべて画素値0で置換する。図11の領域111に対してマスク110を適用すると領域112,113のように領域が2つに切断される。
ステップ196と同様にCPU10は、ステップ194にて抽出した領域に対して、連結領域切断処理を行う。
(ステップ198)
ステップ196と同様にCPU10は、ステップ195にて抽出した領域に対して、連結領域切断処理を行う。
ステップ196の連結領域切断処理後の画像中には例えば図12の画像120中の領域121や122のように血管領域以外の領域や、抽出対象としない領域などが含まれる。CPU10は血管領域選別処理を行い、血管領域として不適当な領域を削除する。具体的にはステップ196の連結領域切断処理後の画像に含まれる領域121〜128の全領域について面積値Sや円形度Cを測定する。面積値Sは領域の画素数とし、円形度Cは面積値Sと領域の周囲長Lを用いてC=4πS/L2で表される量とする。あらかじめ経験的に設定している閾値TS,TCを用いてS>TS,C>TCとなる領域を血管領域として残し、その他の領域を削除する。画像120に適用した場合、画像129が得られる。
ステップ199と同様にCPU10は、ステップ197にて得られる領域に対して、血管領域選別処理を行う。
(ステップ19B)
ステップ199と同様にCPU10は、ステップ198にて得られる領域に対して、血管領域選別処理を行う。
CPU10はステップ19A〜19Cで得られた画像の論理和をとる。ステップ19A〜19Cの処理により図20の画像200〜202がそれぞれ得られたとすると、論理和をとった結果は画像203のようになる。複数の抽出処理により得られる結果の論理和をとることにより、血管領域の抽出漏れを減らすことができる。
ステップ19Cまでで血管領域のおおよその形状と位置が決定できる。しかし、例えば心拍や呼吸により血管位置や形状は刻々と変化する。そのため、ステップ19Cで得られた血管領域を各時相での血管位置、形状に合うように修正する必要がある。図13にステップ19Cで得られた画像130、平均画像131を示す。CPU10は画像130中の各領域に対応する平均画像の画素値を取得する。各領域と注目時相の画像とで画素値の相関の高い位置を求め、その位置を注目時相での血管領域の位置とする。相関による位置合わせ処理を全時相についてそれぞれ行う。位置合わせした結果は例えば画像群132のようになる。それぞれの時相で血管の位置が修正されている。
ステップ19Dにより各時相での血管領域が求められた。しかし、その形状や大きさは全時相において共通しており(ステップ19Cで得られる領域)、例えば図14に示すように、抽出した血管領域140が実際には血管領域141,142など複数の領域にかかっている場合がある。本ステップでは複数血管を横断する領域を1つの血管領域に合うように切断する。具体的には閾値処理により領域140内を二値化する。ここで使用する閾値は例えば、ステップ193で求めたT1としてもよい。あるいは経験的にあらかじめ設定した値を用いてもよい。二値化して得られる領域143,144のうち面積値の大きい領域143のみを残す。
CPU10は各時相の各血管領域について膨張処理を行う。図15のように、抽出した血管領域150の外側1画素分の領域151を取得する。領域151の各画素(x,y)について、画素値I(x,y)がI(x,y)>Tとなる画素を新たに血管領域150に加える。ここでTはあらかじめ経験的に設定した閾値を使用してもよいし、またはステップ193で用いた閾値T1を使用してもよい。この処理を複数回繰り返す。得られる領域は例えば領域152のようになる。
CPU10は各時相の各血管領域について収縮処理を行う。図16のように、抽出した血管領域160の内側1画素分の領域161を取得する。領域161の各画素(x,y)について、画素値I(x,y)がI(x,y)<Tとなる画素を血管領域160から削除する。ここでTはあらかじめ経験的に設定した閾値を使用してもよいし、またはステップ193で用いた閾値T1を使用してもよい。この処理を複数回繰り返す。得られる領域は例えば領域162のようになる。
CPU10は抽出した血管領域全体を画像上で色付けしたり、輪郭部分のみを色つきの線で描画したりすることによりGUI50上の画像表示領域52に表示する。
本発明の第4の実施形態について説明する。図21に第4実施形態の処理フローの一例を示す。図21の各ステップについて以下に説明する。
(ステップ210)
操作者はマウス16を操作して図5のGUI50上の画像読込ボタン51を押し、複数時相の画像からなる断層画像群を入力する。入力された画像は直ちに画像表示領域52に表示される。画像表示領域52には任意時相の画像が表示されるが、表示される時相は操作者がマウス16を操作してスクロールバー53を操作して変更することが可能である。また、操作者がマウス16を操作してウィンドウレベル、ウィンドウ幅設定スクロールバー54,55を操作することで表示画像の表示階調を変更することができる。
操作者は、マウス16やキーボード17を操作して抽出パラメータ設定領域56〜58に数値を入力することにより、ステップ213からステップ215で説明する血管領域自動抽出処理に必要なパラメータを設定する。パラメータの設定が終了したら抽出開始ボタン59を押す。
CPU10は前記入力された画像から複数時相の画像の平均画像、MIP像、MinIP像、中央値画像などの画像を作成する。ここで平均画像とは各時相の同一座標の画素値を平均した画像である。MIP像とは各時相の同一座標の画素値の最大値をその座標の画素値とする画像である。MIP像で最大値を使用するのに対して最小値を使用したものがMinIP像である。MIP像では最大値、MinIP像では最小値を使用するのに対して、各時相の同一座標の画素値を昇順(又は降順)に並べたとき中央に来る値を使用した画像が中央値画像である。
CPU10は血管領域抽出処理Cを行う。ステップ211において設定された抽出パラメータT1 ,T2を用いて以下の2つの条件式(13),(14)を同時に満たす領域を抽出する。
IMIP(x,y)−IMinIP(x,y)<T1 (13)
IMIP(x,y)>T2 (14)
ここでIMIP(x,y)、IMinIP(x,y) はそれぞれMIP像、MinIP像における座標(x,y)での画素値を示す。抽出される領域は例えば図7の画像70のようになる。
CPU10は血管領域抽出処理Bを行う。ステップ211において設定された抽出パラメータT3を用い以下の条件式(15)を満たす領域を抽出する。
{IMIP(x,y)−Iave(x,y)}{Iave(x,y)−β[IMIP(x,y)−IMinIP(x,y)]}>T3 (15)
ここでIave(x,y) 、IMIP(x,y)、IMinIP(x,y) はそれぞれMIP像、MinIP像における座標(x,y)での画素値を示す。また、βはステップ211において設定されるパラメータであるが、あらかじめ経験的に設定しておいてもよい。抽出される領域は例えば図8の画像80のようになる。
CPU10は血管領域抽出処理Aを行う。式(16)により与えられる閾値を用いてMIP画像を二値化する。
T4=αImax (16)
ここでαはステップ211において操作者が設定したパラメータであるが、あらかじめ経験的に設定された値を使用しても良い。Imaxは平均画像中の最大画素値である。平均画像中の各座標(x,y)における画素値Iave(x,y)がIave(x,y)>T4となる領域を抽出する。図9に示すように、例えば平均画像が画像90のように与えられた場合、二値化処理により画像91が得られる。
ステップ213にて抽出した血管領域は、図9の画像91中の領域92のように複数の領域が連結している場合があるCPU10は連結領域切断処理により領域92のような連結領域を切断する。具体的には抽出領域に画素値1、背景領域に画素値0が与えられた二値画像において、図11に示すように長さL、幅1のマスク110について両端の画素値を調べる。両端が共に0ならばマスク内部の画素をすべて画素値0で置換する。図11の領域111に対してマスク110を適用すると領域112,113のように領域が2つに切断される。
ステップ216と同様にCPU10は、ステップ214にて抽出した領域に対して、連結領域切断処理を行う。
(ステップ218)
ステップ216と同様にCPU10は、ステップ215にて抽出した領域に対して、連結領域切断処理を行う。
ステップ216の連結領域切断処理後の画像中には例えば図12の画像120中の領域121や122のように血管領域以外の領域や、抽出対象としない領域などが含まれる。CPU10は血管領域選別処理を行い、血管領域として不適当な領域を削除する。具体的にはステップ216の連結領域切断処理後の画像に含まれる領域121〜128の全領域について面積値Sや円形度Cを測定する。面積値Sは領域の画素数とし、円形度Cは面積値Sと領域の周囲長Lを用いてC=4πS/L2で表される量とする。あらかじめ経験的に設定している閾値TS,TCを用いてS>TS,C>TCとなる領域を血管領域として残し、その他の領域を削除する。画像120に適用した場合、画像129が得られる。
ステップ219と同様にCPU10は、ステップ217にて得られる領域に対して、血管領域選別処理を行う。
(ステップ21B)
ステップ219と同様にCPU10は、ステップ218にて得られる領域に対して、血管領域選別処理を行う。
CPU10はステップ21A〜21Cで得られた画像の論理積をとる。ステップ21A〜21Cの処理により図22の画像220〜222がそれぞれ得られたとすると、論理和をとった結果は画像223のようになる。複数の抽出処理により得られる結果の論理積をとることにより、不必要な血管領域の抽出を減らすことができる。
ステップ21Cまでで血管領域のおおよその形状と位置が決定できる。しかし、例えば心拍や呼吸により血管位置や形状は刻々と変化する。そのため、ステップ21Cで得られた血管領域を各時相での血管位置、形状に合うように修正する必要がある。図13にステップ21Cで得られた画像130、平均画像131を示す。CPU10は画像130中の各領域に対応する平均画像の画素値を取得する。各領域と注目時相の画像とで画素値の相関の高い位置を求め、その位置を注目時相での血管領域の位置とする。相関による位置合わせ処理を全時相についてそれぞれ行う。位置合わせした結果は例えば画像群132のようになる。それぞれの時相で血管の位置が修正されている。
ステップ21Dにより各時相での血管領域が求められた。しかし、その形状や大きさは全時相において共通しており(ステップ21Cで得られる領域)、例えば図14に示すように、抽出した血管領域140が実際には血管領域141,142など複数の領域にかかっている場合がある。本ステップでは複数血管を横断する領域を1つの血管領域に合うように切断する。具体的には閾値処理により領域140内を二値化する。ここで使用する閾値は例えば、ステップ213で求めたT1としてもよい。あるいは経験的にあらかじめ設定した値を用いてもよい。二値化して得られる領域143,144のうち面積値の大きい領域143のみを残す。
CPU10は各時相の各血管領域について膨張処理を行う。図15のように、抽出した血管領域150の外側1画素分の領域151を取得する。領域151の各画素(x,y)について、画素値I(x,y)がI(x,y)>Tとなる画素を新たに血管領域150に加える。ここでTはあらかじめ経験的に設定した閾値を使用してもよいし、またはステップC3で用いた閾値T1を使用してもよい。この処理を複数回繰り返す。得られる領域は例えば領域152のようになる。
CPU10は各時相の各血管領域について収縮処理を行う。図16のように、抽出した血管領域160の内側1画素分の領域161を取得する。領域161の各画素(x,y)について、画素値I(x,y)がI(x,y)<Tとなる画素を血管領域160から削除する。ここでTはあらかじめ経験的に設定した閾値を使用してもよいし、またはステップ213で用いた閾値T1を使用してもよい。この処理を複数回繰り返す。得られる領域は例えば領域162のようになる。
CPU10は抽出した血管領域全体を画像上で色付けしたり、輪郭部分のみを色つきの線で描画したりすることによりGUI50上の画像表示領域52に表示する。
本発明の第5の実施形態について図を用いて説明する。図23に第5実施形態の処理フローの一例を示す。図23の各ステップについて以下に説明する。
(ステップ230)
操作者はマウス16を操作して図5のGUI50上の画像読込ボタン51を押し、複数時相の画像からなる断層画像群を入力する。入力された画像は直ちに画像表示領域52に表示される。画像表示領域52には任意時相の画像が表示されるが、表示される時相は操作者がマウス16を操作してスクロールバー53を操作して変更することが可能である。また、操作者がマウス16を操作してウィンドウレベル、ウィンドウ幅設定スクロールバー54,55を操作することで表示画像の表示階調を変更することができる。
CPU10は例えば第1の実施形態のステップ61〜ステップ6Cの処理を行い、血管領域を自動で抽出する。
(ステップ232)
CPU10は抽出した血管領域全体を画像上で色付けしたり、輪郭部分のみを色つきの線で描画したりすることによりGUI50上の画像表示領域52に表示する。
操作者は前記表示した抽出結果画像を見て、抽出漏れ領域がないか判定する。抽出漏れ領域が存在する場合ステップ234へ進み、抽出漏れがない場合処理を終了する。
(ステップ234)
操作者は例えばマウス16やキーボード17などにより、任意時相画像中の抽出漏れ領域内を1点指定する。CPU10は指定された点の座標を取得する。
CPU10は指定された座標を抽出開始点として、例えば図6のステップ62で作成した平均画像に対して領域拡張処理を行う。ここで領域拡張処理には例えば特許公報 第2845995号に示されるような方法を用いても良い。あるいはあらかじめ設定した閾値を用いて単純に二値化処理を行ってもよい。領域抽出を行う代わりに半径rの円や任意の楕円形などを抽出結果としてもよい。
CPR10は前記抽出した領域を各時相の血管領域形状に合うように、例えば図6のステップ69〜6Cのように輪郭、位置合わせ処理を行う。
結果をGUI50上の画像表示領域52に表示する。操作者が抽出漏れ領域が存在しなくなったと判断するまでステップ232〜ステップ236の処理を繰り返す。
ここで、ステップ234からステップ236までの処理を模式的に表すと図24のようになる。複数時相からなる抽出結果画像群240のうち任意の一枚について抽出漏れ領域内の点241を指定すると、全時相にわたって同一領域が抽出される。抽出結果は242のようになる。
また、自動抽出により得られた領域の輪郭を操作者が手動操作により、修正できるようにしてもよい。
本発明の第6の実施形態について図を用いて説明する。図25に第6実施形態の処理フローの一例を示す。図25の各ステップについて以下に説明する。
(ステップ250)
操作者はマウス16を操作して図5のGUI50上の画像読込ボタン51を押し、複数時相の画像からなる断層画像群を入力する。入力された画像は直ちに画像表示領域52に表示される。画像表示領域52には任意時相の画像が表示されるが、表示される時相は操作者がマウス16を操作してスクロールバー53を操作して変更することが可能である。また、操作者がマウス16を操作してウィンドウレベル、ウィンドウ幅設定スクロールバー54,55を操作することで表示画像の表示階調を変更することができる。
CPU10は例えば第1の実施形態のステップ61〜ステップ6Cの処理を行い、血管領域を自動で抽出する。
(ステップ252)
CPU10は自動抽出した血管領域全体を画像上で色付けしたり、輪郭部分のみを色つきの線で描画したりすることによりGUI50上の画像表示領域52に表示する
(ステップ253)
操作者は前記表示した抽出結果画像を見て、抽出漏れ領域がないか判定する。抽出漏れ領域が存在する場合ステップ254へ進み、抽出漏れがない場合ステップ257へ進む。
(ステップ254)
操作者は例えばマウス16やキーボード17などにより、任意時相画像中の抽出漏れ領域内を1点指定する。CPU10は指定された点の座標を取得する。
CPU10は指定された座標を抽出開始点として、例えば図6のステップ62で作成した平均画像に対して領域拡張処理を行う。ここで領域拡張処理には例えば特許公報 第2845995号に示されるような方法を用いても良い。あるいはあらかじめ設定した閾値を用いて単純に二値化処理を行ってもよい。領域抽出を行う代わりに半径rの円や任意の楕円形などを抽出結果としてもよい。
CPR10は前記抽出した領域を各時相の血管領域形状に合うように、例えば図6のステップ69〜6Cのように輪郭、位置合わせ処理を行う。その後ステップ252へ戻り抽出結果を表示する。
(ステップ257)
操作者は前記表示した抽出結果画像を見て、余計に抽出した領域(過抽出領域)がないか判定する。過抽出領域が存在する場合ステップ258へ進み、過抽出領域がない場合処理を終了する。
操作者は例えばマウス16やキーボード17などにより、任意時相画像中の抽出漏れ領域内を1点指定する。CPU10は指定された点の座標を取得する。
(ステップ259)
CPU10は指定された点が抽出領域内の点か判別し、抽出領域内の点である場合、その領域を全時相に渡って削除する。
CPU10は前記削除処理後の抽出結果を表示する。
ここで、ステップ258からステップ25Aの処理を模式的に表すと図26のようになる。複数時相の画像からなる抽出結果画像群260のうち任意の一枚について過抽出領域内の点261を指定すると、全時相にわたって同一領域が削除される。結果は262のようになる。
また、自動抽出により得られた領域の輪郭を操作者が手動操作により、修正できるようにしてもよい。
Claims (9)
- 医用画像撮影装置により撮影された連続する時相の断層画像を複数枚入力する手段と、
前記入力された連続した時相の複数枚の断層画像のうちの少なくとも1つの断層画像を表示し、前記入力された複数枚の断層画像の相関情報によって決められる所定の管腔臓器領域の共通部分を示す領域を前記断層画像に重畳して表示する手段と、
前記表示された前記共通部分領域の位置情報に基づきその共通部分を前記断層画像から抽出する手段と、
を備えたことを特徴とする医用画像表示装置。 - 医用画像撮影装置により撮影された連続する時相の断層画像を複数枚入力する手段と、
前記入力された連続した時相の複数枚の断層画像の相関情報を用いて管腔臓器領域の共通部分を抽出する手段と、
前記抽出された管腔臓器領域を前記断層画像に重畳して表示する手段と、
を備えたことを特徴とする医用画像表示装置。 - 前記断層画像毎の管腔臓器の形状に合うように前記共通部分の輪郭若しくは位置の少なくとも一方の情報を修正する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2の何れか一項に記載の医用画像表示装置。
- 前記抽出手段によって抽出できなかった管腔臓器領域について、連続した時相の複数枚の断層画像から操作者が任意の断層画像を選んで表示する手段と、
前記表示された断層画像中の管腔領域内の点の座標を入力する手段と、
前記入力された座標上の管腔臓器が抽出済みであるか否かを判定する手段と、
前記判定の結果、前記管腔臓器についてデータ処理する手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像表示装置。 - 前記データ処理手段は、前記判定手段の結果が未抽出の場合に、前記連続した時相の複数枚の断層画像から取得した座標を含む管腔臓器領域の共通部分を抽出する手段と、
前記抽出された管腔臓器領域の共通部分を各時相の管腔臓器形状に合うように輪郭、位置を修正する手段と、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の医用画像表示装置。 - 前記データ処理手段は、前記判定手段の結果が抽出済みと判定された場合に、前記連続した時相の複数枚の断層画像のすべてにおいて入力された座標を含む管腔臓器と同一の抽出済み管腔臓器領域を抽出結果から削除する手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の医用画像表示装置。
- 医用画像撮影装置により撮影された連続する時相の断層画像を複数枚入力する工程と、
前記入力された連続した時相の複数枚の断層画像のうちの少なくとも1つの断層画像を表示し、前記入力された複数枚の断層画像の相関情報によって決められる所定の管腔臓器領域の共通部分を示す領域を前記断層画像に重畳して表示する工程と、
前記表示された前記共通部分領域の位置情報に基づきその共通部分を前記断層画像から抽出する工程と、
を含むことを特徴とする医用画像表示方法。 - 医用画像撮影装置により撮影された連続する時相の断層画像を複数枚入力する工程と、
前記入力された連続した時相の複数枚の断層画像の相関情報を用いて管腔臓器領域の共通部分を抽出する工程と、
前記抽出された管腔臓器領域を前記断層画像に重畳して表示する工程と、
を含むことを特徴とする医用画像表示方法。 - 前記断層画像毎の管腔臓器の形状に合うように前記共通部分の輪郭若しくは位置の少なくとも一方の情報を修正する工程を更に含むことを特徴とする請求項7又は8の何れか一項に記載の医用画像表示方法。
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