JP2006166600A - モータ駆動装置及びモータ伝達特性解析装置 - Google Patents

モータ駆動装置及びモータ伝達特性解析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006166600A
JP2006166600A JP2004354426A JP2004354426A JP2006166600A JP 2006166600 A JP2006166600 A JP 2006166600A JP 2004354426 A JP2004354426 A JP 2004354426A JP 2004354426 A JP2004354426 A JP 2004354426A JP 2006166600 A JP2006166600 A JP 2006166600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
speed
excitation
excitation pattern
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004354426A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kaneko
貴之 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Holdings Ltd filed Critical Fuji Electric Holdings Ltd
Priority to JP2004354426A priority Critical patent/JP2006166600A/ja
Publication of JP2006166600A publication Critical patent/JP2006166600A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】 モータの特性を短時間で解析でき、解析に必要な加振信号のパターンを任意かつ容易に作成し、設定できるモータ伝達特性解析装置の提供。
【解決手段】 加振パターンを書き換え可能に記憶する加振パターン記憶手段12、加振パターンに応じて加振信号を発生させる加振信号発生手段14、加振信号をトルク指令としてモータを制御するトルク制御手段18、モータ速度を検出する速度検出手段22及びモータ速度を所定量記憶する速度データ記憶手段24によりモータ駆動装置10を構成し、速度データ記憶手段24からモータ速度を受信して記憶する速度データ記憶手段32、加振パターンを作成する加振パターン作成手段34及び速度データと加振パターンに基づいてモータの伝達特性を解析する特性解析手段36により計算機30を構成し、モータ駆動装置10と計算機30を通信手段40によって接続してモータ伝達特性解析装置1を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷機械を駆動させるモータの伝達特性を解析するモータ駆動装置及びモータ伝達特性解析装置に関する。
近年、負荷機械をモータで駆動させる場合、モータの制御閉ループ特性や負荷機械の共振の解析を目的として、モータ制御系の応答解析やモータの伝達特性解析が広く行われている。これらの解析を行うに当たって、一般にサーボアナライザー等の専用測定機器が用いられている。しかし、専用測定機器は高価であり、測定が煩雑であるといった問題を有する。かかる問題に対応するため、専用測定機器を使用せずにモータの伝達特性を解析する技術が提唱されている(特許文献1参照)。図4に、かかる技術に用いられるモータ伝達特性解析装置を示す。
モータ伝達特性解析装置101は、モータ150に接続されたモータ駆動装置110、計算機130、通信手段140とからなる。モータ150には負荷機械152が接続されている。
モータ駆動装置110は、ホワイトノイズ生成手段113、速度指令切り替え手段115、速度制御手段116、速度検出手段122、データ記憶手段124を備え、通信手段140を介して計算機130と接続されている。
ホワイトノイズ生成手段113はモータ駆動装置110の内部に配設されており、予め全周波数成分を含むホワイトノイズを記憶しており、記憶しているホワイトノイズをモータ150への加振信号として生成する。
速度指令切り替え手段115は、通常動作時に加振信号として外部から与えられる速度指令とホワイトノイズ生成手段113の出力とを切り替える。
速度検出手段122は予め設定した周期でモータ150の速度をサンプリングする。
データ記憶手段124は速度検出手段122から得られる速度のデータを記憶する。
計算機130は、フーリエ変換手段135と、周波数特性演算手段136を備える。フーリエ変換手段135は、通信手段140を介して速度指令切り替え手段115から伝達される速度指令のデータとデータ記憶手段124から伝達される速度のデータをフーリエ変換する。
周波数特性演算手段136は、フーリエ変換手段135の出力データに基づき速度指令から速度までの周波数特性を求める。
周波数特性を測定するには、まず、速度指令切り替え手段115によってホワイトノイズ生成手段113の出力を選択し、速度指令をホワイトノイズとする。モータ150及び負荷機械152がホワイトノイズを速度指令として作動する。この作動中における速度指令と速度の時間領域のデータが、データ記憶手段124と通信手段140を介してフーリエ変換手段135へ伝達される。
モータ150の速度指令応答特性を求める場合、ホワイトノイズを速度指令としてモータ150に与えている間、速度指令と速度のデータがデータ記憶手段124に蓄えられる。そして、モータ150及び負荷機械152の作動が終了した後、速度指令と速度のデータがデータ記憶手段124から通信手段140を介してフーリエ変換手段135へ伝達され、フーリエ変換手段135が伝達されたデータを周波数領域のデータに置換し、置換されたデータに基づいて周波数特性演算手段136が速度指令から速度までのゲインと位相を求める。
モータ伝達特性解析装置101の中に周波数特性を求めるための構成が含まれており、データ記憶手段124が速度指令と速度のデータを一旦蓄え、モータ駆動装置110とは別の計算機130がフーリエ変換手段135と周波数特性演算手段136を備えているので、モータ駆動装置110の処理が軽減される。また、計算機130をパーソナルコンピュータとすることによって、サーボアナライザー等の専用測定機器を用いずにモータ150の周波数特性を測定できる。さらに、全ての周波数成分を均一に含むホワイトノイズを速度指令とすることによって、測定時間が短くなり、モータ150と負荷機械152への負担が小さくなる。
特開2000−278990号公報
上記のように、従来のモータ伝達特性解析装置101においては、モータ150及び負荷機械152がホワイトノイズを速度指令として作動し、このホワイトノイズはホワイトノイズ生成手段113によって作り出される。そして、速度指令としては、ホワイトノイズのみ用意しておけば充分であると考えられていた。
しかしながら、実際に理想的なホワイトノイズを作り出すことは困難であるので、ホワイトノイズの代わりに、一般的な擬似ランダムのM系列信号等を利用することとなる。M系列信号は矩形波であるので、モータ150から発生するトルクが急変する原因となり、モータ150と接続された負荷機械152に損傷を与えるおそれがある。
そこで、接続されている負荷機械152の種類等に応じてユーザがマルチサイン信号や正弦波掃引信号等をM系列信号の代用としようとしても、従来のモータ伝達特性解析装置101においては、ホワイトノイズ生成手段113は予め記憶されている信号以外の例えばマルチサイン信号等を生成できず、マルチサイン信号等を速度指令とすることができない。
加えて、モータ150の速度が制御されている条件下で解析を行うので、制御系の安定動作の保証が必要となる。
また、制御機器の特性によっては、負荷機械152の共振を測定できない可能性がある。
本発明は、上記問題を解決するものであり、その目的とするところは、モータ及びモータと接続された負荷機械の特性を短時間で解析でき、解析に必要な加振信号のパターンを任意かつ容易に作成し、設定できるモータ駆動装置及びモータ伝達特性解析装置を提供することである。
本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1に係るモータ駆動装置は、負荷機械を駆動させるモータへの加振信号と当該モータの速度との間の伝達特性を解析する外部の計算機と通信手段を介して接続可能に構成されたモータ駆動装置であって、所要の周波数成分を含む信号を、前記通信手段を介しての前記計算機からの指示に応じて前記モータへの加振パターンとして書き換え可能に記憶する加振パターン記憶手段と、前記加振パターン記憶手段が記憶している加振パターンに基づいて前記モータのトルクを制御するトルク制御手段と、前記モータの速度を検出する速度検出手段と、前記速度検出手段が検出した前記モータの速度を所定量記憶し、且つ、前記通信手段を介して前記計算機へ送信可能な第1の速度データ記憶手段と、を備える。
請求項1の発明によると、加振パターン記憶手段が、所要の周波数成分を含む信号をモータへの加振パターンとして記憶し、古い加振パターンを新しい加振パターンに書き換える。したがって、ユーザが所望する任意の加振パターンからなる加振信号を加振パターン記憶手段からモータに容易に与えることができる。
加振パターン記憶手段が記憶する加振パターンとして、例えば、周波数成分が一様に存在するホワイトノイズ、所定の周波数帯の正弦波を組み合わせたマルチサイン波、正弦波の周波数が連続的に変化する正弦掃引波等を挙げることができる。
このようにユーザが実際にモータ駆動装置を使用する段階において任意の加振パターンを選択し、選択したものを加振信号とすることができるので、不用意にモータで発生するトルクが急変してモータと接続された負荷機械が損傷する可能性を低減できる。
第1の速度データ記憶手段に所定量記憶されたモータの速度が外部の計算機へ送信され、計算機が、加振信号をトルク信号としたときの加振信号とモータの速度との間の伝達特性を解析する。したがって、モータ駆動装置内における処理負担が軽減される。
また、モータ駆動装置の外部において加振パターンを作成することによっても、モータ駆動装置内における処理負担が軽減される。
請求項2に係るモータ駆動装置は、請求項1記載のモータ駆動装置であって、前記加振パターン記憶手段が記憶している加振パターンに基づいて加振信号を発生させる加振信号発生手段を備え、前記トルク制御手段が、前記加振信号発生手段で発生した加振信号をトルク指令として受信して前記モータを制御する。
請求項2の発明によると、加振パターン記憶手段が記憶している加振パターンに基づいて加振信号発生手段が加振信号を発生させる。そして、トルク制御手段がこの加振信号をトルク指令として受信し、モータで発生するトルクを制御する。
請求項3に係るモータ駆動装置は、請求項2記載のモータ駆動装置であって、前記加振信号発生手段で発生する加振信号を目標速度とし、前記モータがその目標速度となるように前記トルク制御手段へトルク指令を送信する速度制御手段を備え、前記トルク制御手段が、前記速度制御手段から受信するトルク指令に基づいて前記モータを制御する。
請求項3の発明によると、速度制御手段が、加振信号をモータの目標速度の速度指令としてモータを制御し、モータ駆動装置の外部の計算機によって、速度指令とモータの速度との間の伝達特性である速度制御系の閉ループ特性を解析できる。
請求項4に係るモータ駆動装置は、請求項3記載のモータ駆動装置であって、前記加振信号発生手段で発生する加振信号をトルク指令として前記加振信号発生手段から前記速度制御手段を迂回して前記トルク制御手段へ送信可能とする切替スイッチを備える。
請求項4の発明によると、切替スイッチを一方の側に入れて速度制御手段を迂回すれば、速度制御手段とトルク制御手段との間のラインが遮断され、加振信号発生手段で発生する加振信号をトルク指令としてトルク制御手段へ送信できる。すなわち、請求項2の発明に係るモータ駆動装置と同等の回路が形成されることとなる。したがって、モータ駆動装置の外部の計算機によって、加振信号をトルク信号としたときのモータの伝達特性を解析できる。
切替スイッチを他方の側に入れて速度制御手段とトルク制御手段との間を接続すれば、速度制御手段を迂回するラインが遮断され、請求項3の発明に係るモータ駆動装置と同等の回路が形成されることとなる。したがって、モータ駆動装置の外部の計算機によって、速度制御系の閉ループ特性を解析できる。
つまり、この請求項4の発明であれば、モータがトルク制御されるタイプであっても、速度制御されるタイプのものであっても、モータ駆動装置はモータの伝達特性を解析可能となる。
請求項5に係るモータ伝達特性解析装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のモータ駆動装置と、外部の計算機と、通信手段とからなり、前記計算機が、前記第1の速度データ記憶手段から受信する前記モータの速度を記憶する第2の速度データ記憶手段と、加振パターンを作成して前記加振パターン記憶手段へ送信する加振パターン作成手段と、前記第2の速度データ記憶手段から受信する前記モータの速度、及び、前記加振パターン作成手段から受信する加振パターンに基づいて、加振信号と前記モータの速度との間の伝達特性を解析する特性解析手段と、を備え、前記通信手段が、前記第1の速度データ記憶手段と前記計算機の前記第2の速度データ記憶手段との間、及び、前記加振パターン記憶手段と前記計算機の前記加振パターン作成手段との間を接続する。
請求項5の発明によると、計算機の加振パターン作成手段が任意の加振パターンを作成して加振パターン記憶手段へ送信するので、任意の加振パターンを加振パターン記憶手段に記憶させることができる。
加振パターン作成手段が作成する加振パターンとして、例えば、周波数成分が一様に存在するホワイトノイズ、所定の周波数帯の正弦波を組み合わせたマルチサイン波、正弦波の周波数が連続的に変化する正弦掃引波等を挙げることができる。
また、特性解析手段において、加振信号とモータの速度との間の伝達特性を解析する方法として、例えば、FFT(Fast Fourier Transform)を挙げることができる。
モータの通常運転を行う場合、モータ駆動装置と計算機30とを切り離し、外部からモータ駆動装置の加振パターン記憶手段に通常運転用の信号パターンを送信することによって対応することも可能である。
本発明に係るモータ駆動装置及びモータ伝達特性解析装置は、上記のような構成を有するので、モータ及びモータと接続された負荷機械の特性を短時間で解析でき、解析に必要な加振信号のパターンを任意かつ容易に作成し、設定できる。
本発明を実施するための第1の実施の形態を図1を参照しつつ説明する。
図1に示すモータ伝達特性解析装置1は、モータ50に接続されたモータ駆動装置10、計算機30、通信手段40とからなり、モータ50には負荷機械52が接続されている。
モータ50は位置検出手段54を有している。位置検出手段54は、ロータリエンコーダであり、モータ50の位置を検出可能に構成されている。
モータ駆動装置10は、加振パターン記憶手段12、加振信号発生手段14、トルク制御手段18、速度検出手段22、第1の速度データ記憶手段24を備えている。計算機30は、第2の速度データ記憶手段32、加振パターン作成手段34、特性解析手段36を備えている。通信手段40がモータ駆動装置10と計算機30とを接続している。
加振パターン記憶手段12は、データ記憶装置であり、計算機30の加振パターン作成手段34から所要の周波数成分を含む信号を加振パターンPoとして通信手段40を介して受信し、古い加振パターンPoを新しい加振パターンPoに書き換えて記憶可能に構成されている。
加振信号発生手段14は、機器制御用の演算装置であり、加振パターン記憶手段12が記憶した加振パターンPoを受信し、加振パターンPoに基づいてモータ50への加振信号Soを発生可能に構成されている。
トルク制御手段18は、機器制御用の演算装置であり、加振信号発生手段14で発生した加振信号Soをトルク指令Stとして受信し、トルク指令Stに基づいてモータ50で発生するトルクを制御可能に構成されている。
速度検出手段22は、演算装置であり、モータ50の速度を検出するためのプログラムP1を有し、位置検出手段54からモータ50の位置信号θm(t)を受信し、受信した位置信号θm(t)からモータ50の速度をプログラムP1によって検出可能に構成されている。
プログラムP1の具体的演算内容を説明する。プログラムP1は、位置検出手段54が検出する位置信号θm(t)を所定のサンプリング間隔Tsでサンプリングし、位置信号θm(t)を離散信号θm(n)に変換し、次式(1)を用いて離散的なモータ50の速度データNm(n)を算出する。
Nm(n)={θm(n)−θm(n−1)}/Ts・・・(1)
第1の速度データ記憶手段24は、データ記憶装置であり、速度検出手段22が検出した速度データNm(n)を受信し、受信した速度データNm(n)を所定の点数纏めてデータ行列Mmとし、データ行列Mmを記憶する。
第2の速度データ記憶手段32は、計算機30内のデータ記憶装置であり、第1の速度データ記憶手段24が記憶したデータ行列Mmを通信手段40を介して受信し、受信したデータ行列Mmを記憶可能に構成されている。
加振パターン作成手段34及び特性解析手段36は、計算機30内でソフトウェアによって実現される演算装置であり、加振パターン作成手段34は任意にユーザが定める周波数成分を含む信号を加振パターンPoとして作成可能であり、作成した加振パターンPoを通信手段40を介して加振パターン記憶手段12へ送信するとともに、特性解析手段36へ送信可能に構成されている。
特性解析手段36は、モータ50の伝達特性を解析するためのプログラムP2を有し、第2の速度データ記憶手段32からデータ行列Mmを受信するとともに、加振パターン作成手段34から加振パターンPoを受信し、受信したデータ行列Mmと加振パターンPoからモータ50の伝達特性をプログラムP2によって解析可能に構成されている。
プログラムP2の具体的演算内容を説明する。プログラムP2は、加振パターン作成手段34から受信した加振パターンPoをサンプリング周期Tsでサンプリングし、加振パターンPのデータ行列Mpを作成する。プログラムP2におけるサンプリング周期Tsは、プログラムP1におけるサンプリング周期Tsと一致しており、データ行列Mpの要素の点数は、データ行列Mmの要素の点数と同じである。
そして、プログラムP2はFFTを用いてデータ行列MpからフーリエスペクトルFp(ω)を算出し、データ行列MmからフーリエスペクトルFm(ω)を算出し、さらに、次式(2)を用いて伝達特性H(ω)を算出する。
H(ω)=Fm(ω)/Fp(ω)・・・(2)
本実施の形態は上記のように構成されており、次にその作用について説明する。
モータ伝達特性解析装置1を用いてモータ50の伝達特性を測定する場合、まず、計算機30の加振パターン作成手段34において、例えば、周波数成分を一様に含むホワイトノイズを加振パターンPoとして作成する。加振パターン作成手段34が作成した加振パターンPoは、加振パターン記憶手段12と特性解析手段36へ送信される。
加振パターン記憶手段12が、加振パターン作成手段34から受信した加振パターンPoを記憶し、加振信号発生手段14に記憶している加振パターンPoを送信する。
加振信号発生手段14が、加振パターン記憶手段12から受信した加振パターンPoに基づいて、モータ50への加振信号Soを発生させ、加振信号Soをトルク指令Stとしてトルク制御手段18へ送信する。
トルク制御手段18が、加振信号発生手段14からトルク指令Stを受信し、トルク指令Stに基づいてモータ50のトルクを制御する。
モータ50のトルクがトルク制御手段18によって制御され、負荷機械52がモータ50によって駆動される。位置検出手段54がモータ50の位置を検出し、モータ50の位置信号θm(t)を速度検出手段22へ送信する。
速度検出手段22が、速度検出手段22から位置信号θm(t)を受信し、速度検出手段22のプログラムP1が受信した位置信号θm(t)からモータ50の速度データNm(n)を算出し、算出したモータ50の速度データNm(n)を第1の速度データ記憶手段24へ送信する。
第1の速度データ記憶手段24が、速度検出手段22から速度データNm(n)を受信し、受信した速度データNm(n)を所定の点数纏めてデータ行列Mmとし、データ行列Mmを記憶し、記憶したデータ行列Mmを通信手段40を介して第2の速度データ記憶手段32へ送信する。
第2の速度データ記憶手段32が、第1の速度データ記憶手段24から受信したデータ行列Mmを記憶し、記憶したデータ行列Mmを特性解析手段36へ送信する。
特性解析手段36が、第2の速度データ記憶手段32からデータ行列Mmを受信し、加振パターン作成手段34から加振パターンPoを受信し、特性解析手段36のプログラムP2が受信したデータ行列Mmと加振パターンPoに基づいて、モータ50の伝達特性H(ω)を求める。
加振信号発生手段14が、加振信号Soをトルク指令Stとしてトルク制御手段18へ送信するので、伝達特性H(ω)がトルク指令Stとモータ50の速度との間の伝達特性として得られる。
モータ50の運転条件等を変更したり、負荷機械52の種類を変更したりする場合等、ユーザは所望の加振パターンPoを加振パターン作成手段34で作成し、新たな加振パターンPoを加振パターン記憶手段12に記憶させれば、ユーザが所望する任意の加振パターンPoからなる加振信号Soをモータ50に容易に与えることができる。
次に、本発明を実施するための第2の実施の形態を図2を参照しつつ説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成については同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
第1の実施の形態と同様に、図2に示すモータ伝達特性解析装置1は、モータ50に接続されたモータ駆動装置10、計算機30、通信手段40とからなる。モータ50には負荷機械52が接続されており、モータ50は位置検出手段54を有している。
モータ駆動装置10は、加振パターン記憶手段12、加振信号発生手段14、速度制御手段16、トルク制御手段18、速度検出手段22、第1の速度データ記憶手段24を備え、計算機30は、第2の速度データ記憶手段32、加振パターン作成手段34、特性解析手段36を備え、通信手段40がモータ駆動装置10と計算機30とを接続している。
モータ駆動装置10は、速度制御手段16が加振信号発生手段14とトルク制御手段18の間に設置されている点を除いて、第1の実施の形態と同様の構成を有し、計算機30は第1の実施の形態と同様の構成を有する。
速度制御手段16は、従来ある演算装置であり、加振信号発生手段14で発生した加振信号Soをモータ50の目標速度の速度指令Svとして受信可能であるとともに、速度検出手段22からモータ50の速度データNm(n)を受信可能に構成されている。そして、速度制御手段16は、速度指令Svと速度データNm(n)に基づいてモータ50を制御し、トルク指令Stをトルク制御手段18へ送信可能に構成されている。
本実施の形態は上記のように構成されており、次にその作用について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の作用については、重複する説明を省略する。
加振信号発生手段14が、加振パターン記憶手段12から受信した加振パターンPoに基づいて、モータ50への加振信号Soを発生させ、加振信号Soを速度指令Svとして速度制御手段16へ送信する。速度制御手段16が、加振信号発生手段14から速度指令Svを受信するとともに、速度検出手段22からモータ50の速度データNm(n)を受信する。そして、速度制御手段16が、受信した速度指令Svと速度データNm(n)に基づいてモータ50を制御し、トルク指令Stをトルク制御手段18へ送信する。
他の作用は、第1の実施の形態と同様であり、特性解析手段36のプログラムP2がモータ50の伝達特性H(ω)を求める。
加振信号発生手段14が、加振信号Soを速度指令Svとして速度制御手段16へ送信するので、伝達特性H(ω)が速度制御系の閉ループ特性として得られる。
次に、本発明を実施するための第3の実施の形態を図3を参照しつつ説明する。なお、第2の実施の形態と同様の構成については同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
第2の実施の形態と同様に、図3に示すモータ伝達特性解析装置1は、モータ50に接続されたモータ駆動装置10、計算機30、通信手段40とからなる。モータ50には負荷機械52が接続されており、モータ50は位置検出手段54を有している。
モータ駆動装置10は、加振パターン記憶手段12、加振信号発生手段14、速度制御手段16、トルク制御手段18、切換スイッチ20、速度検出手段22、第1の速度データ記憶手段24を備え、計算機30は、第2の速度データ記憶手段32、加振パターン作成手段34、特性解析手段36を備え、通信手段40がモータ駆動装置10と計算機30とを接続している。
モータ駆動装置10は、切換スイッチ20が設置されている点を除いて、第2の実施の形態と同様の構成を有し、計算機30は第2の実施の形態と同様の構成を有する。
切換スイッチ20が速度制御手段16とトルク制御手段18との間に設置されており、切換スイッチ20を一方の側に入れると、加振信号発生手段14が速度制御手段16を迂回してトルク制御手段18と直接接続され、速度制御手段16とトルク制御手段18との間のラインが遮断されて、加振信号Soをトルク指令Stとして加振信号発生手段14からトルク制御手段18へ送信可能に構成されている。すなわち、切換スイッチ20を一方の側に入れることによって、モータ駆動装置10が第1の実施の形態におけるものと同等の回路構成となる。
また、切換スイッチ20を他方の側に入れると、速度制御手段16を迂回して加振信号発生手段14からトルク制御手段18へ直接接続されるラインが遮断され、加振信号発生手段14から速度制御手段16を介してトルク制御手段18へ接続するラインが形成されて、速度制御手段16が、加振信号発生手段14で発生した加振信号Soを速度指令Svとして受信し、トルク指令Stを速度制御手段16からトルク制御手段18へ送信可能に構成されている。すなわち、切換スイッチ20を他方の側に入れることによって、モータ駆動装置10が第2の実施の形態におけるものと同等の回路構成となる。
本実施の形態は上記のように構成されており、次にその作用について説明する。
切換スイッチ20を一方の側に入れ、モータ駆動装置10を第1の実施の形態におけるものと同等の回路構成とする場合、モータ伝達特性解析装置1が第1の実施の形態におけるものと同様の作用を奏して、伝達特性H(ω)がトルク指令Stとモータ50の速度との間の伝達特性として得られる。
切換スイッチ20を他方の側に入れ、モータ駆動装置10を第2の実施の形態におけるものと同等の回路構成とする場合、モータ伝達特性解析装置1が第2の実施の形態におけるものと同様の作用を奏して、伝達特性H(ω)が速度制御系の閉ループ特性として得られる。
なお、各実施の形態において、特性解析手段36のプログラムP2が行う伝達特性の解析で、ノンパラメトリックな同定手段を用いずに、予め与えておいた伝達関数のパラメータを求めるパラメトリック同定を用いてもよい。
また、各実施の形態において、通信手段40によってモータ駆動装置10と計算機30とを常時接続しておく必要はなく、必要に応じてモータ駆動装置10と計算機30とを切り離し可能であることは勿論である。
さらに、各実施の形態において、モータ50の通常運転を行うときは、モータ駆動装置10と計算機30を切り離し、外部から加振パターン記憶手段12に加振パターンPoを送信することが可能である。
第1の実施の形態に係るモータ伝達特性解析装置のブロック図である。 第2の実施の形態に係るモータ伝達特性解析装置のブロック図である。 第3の実施の形態に係るモータ伝達特性解析装置のブロック図である。 従来のモータ伝達特性解析装置のブロック図である。
符号の説明
1、101 モータ伝達特性解析装置
10、110 モータ駆動装置
12 加振パターン記憶手段
14 加振信号発生手段
16、116 速度制御手段
18 トルク制御手段
20 切換スイッチ
22、122 速度検出手段
24 第1の速度データ記憶手段
30、130 計算機
32 第2の速度データ記憶手段
34 加振パターン作成手段
36 特性解析手段
40、140 通信手段
50、150 モータ
52、152 負荷機械
54 位置検出手段
113 ホワイトノイズ生成手段
115 速度指令切り替え手段
124 データ記憶手段
135 フーリエ変換手段
136 周波数特性演算手段

Claims (5)

  1. 負荷機械を駆動させるモータへの加振信号と当該モータの速度との間の伝達特性を解析する外部の計算機と通信手段を介して接続可能に構成されたモータ駆動装置であって、
    所要の周波数成分を含む信号を、前記通信手段を介しての前記計算機からの指示に応じて前記モータへの加振パターンとして書き換え可能に記憶する加振パターン記憶手段と、
    前記加振パターン記憶手段が記憶している加振パターンに基づいて前記モータのトルクを制御するトルク制御手段と、
    前記モータの速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段が検出した前記モータの速度を所定量記憶し、且つ、前記通信手段を介して前記計算機へ送信可能な第1の速度データ記憶手段と、を備えることを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記加振パターン記憶手段が記憶している加振パターンに基づいて加振信号を発生させる加振信号発生手段を備え、
    前記トルク制御手段が、前記加振信号発生手段で発生した加振信号をトルク指令として受信して前記モータを制御することを特徴とする請求項1記載のモータ駆動装置。
  3. 前記加振信号発生手段で発生する加振信号を目標速度とし、前記モータがその目標速度となるように前記トルク制御手段へトルク指令を送信する速度制御手段を備え、
    前記トルク制御手段が、前記速度制御手段から受信するトルク指令に基づいて前記モータを制御することを特徴とする請求項2記載のモータ駆動装置。
  4. 前記加振信号発生手段で発生する加振信号をトルク指令として前記加振信号発生手段から前記速度制御手段を迂回して前記トルク制御手段へ送信可能とする切替スイッチを備えることを特徴とする請求項3記載のモータ駆動装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のモータ駆動装置と、外部の計算機と、通信手段とからなり、
    前記計算機が、前記第1の速度データ記憶手段から受信する前記モータの速度を記憶する第2の速度データ記憶手段と、
    加振パターンを作成して前記加振パターン記憶手段へ送信する加振パターン作成手段と、
    前記第2の速度データ記憶手段から受信する前記モータの速度、及び、前記加振パターン作成手段から受信する加振パターンに基づいて、加振信号と前記モータの速度との間の伝達特性を解析する特性解析手段と、を備え、
    前記通信手段が、前記第1の速度データ記憶手段と前記計算機の前記第2の速度データ記憶手段との間、及び、前記加振パターン記憶手段と前記計算機の前記加振パターン作成手段との間を接続することを特徴とするモータ伝達特性解析装置。
JP2004354426A 2004-12-07 2004-12-07 モータ駆動装置及びモータ伝達特性解析装置 Pending JP2006166600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004354426A JP2006166600A (ja) 2004-12-07 2004-12-07 モータ駆動装置及びモータ伝達特性解析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004354426A JP2006166600A (ja) 2004-12-07 2004-12-07 モータ駆動装置及びモータ伝達特性解析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006166600A true JP2006166600A (ja) 2006-06-22

Family

ID=36667992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004354426A Pending JP2006166600A (ja) 2004-12-07 2004-12-07 モータ駆動装置及びモータ伝達特性解析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006166600A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017022855A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 ファナック株式会社 制御系のオンライン自動調整状況を表示する機能を有するサーボ制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09330133A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Shinko Electric Co Ltd 振動制御装置
JP2002116802A (ja) * 2000-08-14 2002-04-19 Kollmorgen Corp 内部モータ・コントローラ用の周波数領域の自動同調システムおよびその方法
JP2004088937A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd モータの負荷機械解析装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09330133A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Shinko Electric Co Ltd 振動制御装置
JP2002116802A (ja) * 2000-08-14 2002-04-19 Kollmorgen Corp 内部モータ・コントローラ用の周波数領域の自動同調システムおよびその方法
JP2004088937A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd モータの負荷機械解析装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017022855A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 ファナック株式会社 制御系のオンライン自動調整状況を表示する機能を有するサーボ制御装置
US9829877B2 (en) 2015-07-09 2017-11-28 Fanuc Corporation Servo control apparatus having function of displaying adjustment state in online automatic adjustment to control system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4273560B2 (ja) モータの制御装置
US6801012B1 (en) Sensorless control of switched reluctance electric machines
JP6129409B2 (ja) 入出力装置、ステアリング測定装置、および、制御装置
JP3975812B2 (ja) 電動機制御装置の共振周波数検出装置
JP5361280B2 (ja) サーボ解析機能を備えたシミュレーションシステム
EP1821071A1 (en) Step number measuring apparatus
US7532951B2 (en) Method of automatically setting vibration suppression filter
JP2006166600A (ja) モータ駆動装置及びモータ伝達特性解析装置
JP2009217822A6 (ja) 機械の動作方法、コンピュータプログラム、機械の制御装置および機械
JP2009217822A (ja) 機械の動作方法、コンピュータプログラム、機械の制御装置および機械
JP2018156340A (ja) 診断装置、診断システム、診断方法およびプログラム
JP5037437B2 (ja) 内部情報出力機能を有するエンコーダ
JP4396100B2 (ja) 多軸電動機制御装置の共振周波数検出装置
JP5241570B2 (ja) 測定装置
JPH0610634B2 (ja) 携帯型振動診断装置
US20160041547A1 (en) Timing a machine tool using an accelerometer
JP2010246256A (ja) モータ駆動装置
JPH06253564A (ja) モータ共振周波数減衰用フィルタの定数値設定方法
JP6887587B1 (ja) 制御装置、同期システム、機械の制御方法および機械の制御プログラム
JP4349275B2 (ja) モーション制御装置の振動周波数検出方法およびその装置
CN102075261A (zh) 一种自动测试毫米波前端的方法及其系统
KR100767405B1 (ko) 전동기 시스템 제어성 평가 장치
JP2004088937A (ja) モータの負荷機械解析装置
JPH06117917A (ja) 機械振動系振動応答特性計測方法およびその計測方法を用いた計測装置
JP2005278349A (ja) 電動機制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100921

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110201