JP2006166120A - 通信制御装置および車両緊急対処システム - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体通信装置による緊急時の早急な通信、緊急事態に対する早急な対処、移動体通信装置の省電力化、車両搭載機器による安定した稼働などを課題とする。
【解決手段】通信制御装置70は、盗難センサ51、事故検出センサ52、有人無人センサ53、緊急ボタン54をモニタして、移動体通信装置10による通信を確保する必要性や監視センタ70に車両情報を送信する必要性が高いか否かを判定する。そして、通信制御装置70は、これらの必要性が高い場合には、移動体通信装置10による動作(位置確認動作および着信確認動作、さらには、車両情報送信動作)の間隔を短くし、その一方、これらの必要性が低い場合には、移動体通信装置10による動作の間隔を長くする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、車両に搭載されて移動体通信を行う車載用の移動体通信装置を制御する通信制御装置、および、移動体通信装置を備えた車両と当該車両における緊急事態に対処するセンタとを通信可能に接続して構成される車両緊急対処システムに関する。
従来より、携帯電話端末やPHS(Personal Handyphone System)端末などの移動体通信装置が利用する通信網は、移動体通信装置と通信する基地局、移動体通信装置の位置登録の単位であるエリア(複数の基地局がそれぞれ担当する複数のセルで構成される区域)を管理する地域レジスタ、全ての移動体通信装置を管理するホームレジスタなどから構成されている。
かかる通信網において、基地局は常時、位置情報を伝えるためのエリア信号を含んだビーコンを送出している。そして、移動体通信装置では、電源が入れられると、まずエリア信号を受け取った後、当該エリア信号を送出している基地局に対してユーザID(移動体通信装置のユーザに割り当てられる識別子)を送って位置登録を要求する。その後、移動体通信装置から送出された位置登録の要求は、基地局から当該基地局を管理する地域レジスタに送られ、地域レジスタでは、位置登録の要求があったユーザIDをエリア番号とともに位置登録データベースに登録する。さらに、地域レジスタは、ホームレジスタに対して位置登録の内容を通知し、ホームレジスタでは、移動体通信装置の電話番号やユーザIDに対応付けて登録している位置情報(地域レジスタ番号)を更新する。
また、所定の移動体通信装置が宛先(着信先)となる電話やデータ(メール、コンテンツなど)が発信された場合には、ホームレジスタでは、着信先となる移動体通信装置がいずれのエリアに位置登録されているかを調べ、位置登録されている地域レジスタに対して着信の要求を通知する。その後、地域レジスタは、エリア内にある全ての基地局を介して、同じくエリア内にある全ての移動体通信装置に対して着信要求先のユーザID(もしくはユーザIDに代わる一時的ID)を含んだ電話接続要求やデータを送信する。
その一方、位置登録を実行した後の移動体通信装置では、基地局から送出されている信号に自己宛の電話接続要求やデータが含まれているか否かを確認し、自己宛の電話接続要求が含まれている場合には電話の呼び出しを行い、また、自己宛のデータ(メール、コンテンツなど)が含まれている場合には当該データを受信する。なお、以下では、基地局から送出されている信号に自己宛の情報が含まれているか否かを確認する動作を「着信確認動作」と定義して説明する。
さらに、位置登録後の移動体通信装置では、移動体通信装置がどこに移動しても通信ができるように、基地局から送出されているエリア信号を監視し、自らが位置するエリアが変わった場合には、変更後のエリアについて位置登録の更新を要求する。具体的に説明すると、通常、一つのエリアは複数のセルで構成されているが、移動体通信装置では、セルを移動しても同じエリア内の移動である場合には、位置登録の更新を要求することはせず、エリア間(同じ地域レジスタ配下にあるエリア間もしくは違う地域レジスタ配下にあるエリア間)を移動した場合に、位置登録の更新を要求する。なお、以下では、基地局から送出されているエリア信号を監視して位置登録エリアを更新するか否かを確認する動作を「位置確認動作」と定義して説明する。
また、最近になって、このような移動体通信装置が車両に搭載され、電話やメールのみならず、コンテンツ(ニュース、天気予報、渋滞情報、店舗情報など)を着信して乗車者に提供することも一般的になっている。そして、車両に搭載される移動体通信装置は、他の車両搭載機器(エアコン、ライト、オーディオ、カーナビなど)とともにバッテリ(電力供給源)を共用することが一般的である。なお、車両に搭載されたバッテリは、エンジンが動作中であれば充電されるが、エンジンが停止中であれば徐々に放電する。
特開2003−134549号公報
ところで、上記した従来の技術は、以下に説明するように、緊急時における通信の確保が遅れる、平常時に電力を無駄に消費する等の問題がある。
すなわち、上記した従来の技術では、例えば、車両の盗難や事故が発生した緊急時であって、通信を早急に確保すべきような場合でも、移動体通信装置が位置確認動作や着信確認動作を常に一定間隔で行っているので、位置登録エリアの切り替えや着信、発信が円滑に行われず、緊急時における通信の確保が遅れるという問題がある。特に、緊急時の通信確保が遅れると、緊急事態に対する対処も遅れてしまうという問題がある。
また、上記した従来の技術では、移動体通信装置が位置確認動作や着信確認動作を常に一定間隔で行っているので、例えば、車が無人であって通信の必要性が低い平常時であっても無駄に位置確認動作や着信確認動作が行われることになり、結果的に電力を無駄に消費するという問題がある。特に、車両における電力を無駄に消費すると、状況によっては他の車両搭載機器(エアコン、ライト、オーディオ、カーナビなど)に電力が行き渡らず、他の車両搭載機器が安定して稼働できなくなるという問題がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、移動体通信装置による緊急時の早急な通信、緊急事態に対する早急な対処、移動体通信装置の省電力化、車両搭載機器による安定した稼働などを図ることが可能な通信制御装置および車両緊急対処システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、車両に搭載されて移動体通信を行う車載用の移動体通信手段を制御する通信制御装置であって、前記車両に係る緊急性に基づいて、前記移動体通信手段による動作のタイミングを制御する動作タイミング制御手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記動作タイミング制御手段は、前記移動体通信手段による動作として、前記位置登録されたエリアから他のエリアに移動したかを確認する位置確認動作、前記基地局から自己宛に着信があったかを確認する着信確認動作および/または前記車両における各種の情報を外部装置に送信する車両情報送信動作についてタイミングを制御することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記動作タイミング制御手段は、前記車両に係る緊急性として、前記車両の盗難、事故、乗車者の状況および/または乗車者からの指示に基づいて、前記移動体通信手段による動作のタイミングを制御することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記動作タイミング制御手段は、前記車両における各種の情報として、当該車両における緊急事態の発生有無、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地および/または燃料残量を前記外部装置に送信するタイミングを制御することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、移動体通信を行う移動体通信手段を備えた車両と、当該車両における緊急事態に対処するセンタとを通信可能に接続して構成される車両緊急対処システムであって、前記車両は、前記車両に係る緊急性に基づいて、当該車両における各種の情報を前記センタに送信する前記移動体通信手段による車両情報送信動作のタイミングを制御する動作タイミング制御手段を備え、前記センタは、前記車両から受信した当該車両における各種の情報に基づいて、当該車両における緊急事態に対する処理を実行する緊急対処手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、上記の発明において、前記動作タイミング制御手段は、前記車両における各種の情報として、当該車両における緊急事態の発生有無、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地および/または燃料残量を前記センタに送信するタイミングを制御することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、上記の発明において、前記緊急対処手段は、緊急事態が発生した旨を送信してきた車両の関係者および/または関係機関に対して当該緊急事態の発生を通報することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、上記の発明において、前記緊急対処手段は、緊急事態が発生した旨を送信してきた車両に対して、当該緊急事態に際して車両を制御するための車両制御情報を送信することを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、上記の発明において、前記緊急対処手段は、前記車両制御情報として、前記車両における動作制御系、灯火系および/または警音系を制御するための情報を、前記車両に対して送信することを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、上記の発明において、前記車両は、前記車両における各種の情報を収集して蓄積する車両情報蓄積手段をさらに備え、前記動作タイミング制御手段は、前記車両に係る緊急性に基づいて、前記移動体通信手段による車両情報送信動作の他に、前記車両情報蓄積手段による情報収集蓄積動作のタイミングを制御することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、例えば、車両に係る緊急性からみて移動体通信装置による通信を確保する必要がある場合には、移動体通信装置による動作の間隔を短くすることで、移動体通信装置による位置登録エリアの切り替えや着信、発信などを円滑にし、緊急時の通信を早急に確保することが可能になる。特に、緊急時の通信を早急に確保することで、緊急事態に対する早急な対処を図ることも可能になる。その一方、車両に係る緊急性からみて移動体通信装置による通信を確保する必要がない場合には、移動体通信装置による動作の間隔を長くすることで、移動体通信装置の省電力化を図ることが可能になる。特に、車両に搭載される移動体通信装置の省電力化を図ることで、他の車両搭載機器(エアコン、ライト、オーディオ、カーナビなど)とともに共用するバッテリ(電力供給源)について電力消費を抑えることができ、車両搭載機器による安定した稼働を確保することも可能になる。
また、請求項2の発明によれば、位置確認動作や着信確認動作、車両情報送信動作についてタイミングを制御するので、移動体通信装置の本質的な機能を損なうことなく(そもそも間欠的な動作である位置確認動作や着信確認動作について動作間隔を制御しても、移動体通信装置の本質的な機能が損なわれることはない)、移動体通信装置の省電力化や円滑な通信を図ることが可能になる。
また、請求項3の発明によれば、例えば、盗難や事故、病人などが発生すれば移動体通信装置の動作間隔を短くするなど、移動体通信装置による通信を確保する必要がある否かを盗難や事故、病人などから判断して動作タイミングを制御することが可能になる。
また、請求項4の発明によれば、緊急事態の発生有無、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地、燃料残量など、車両における各種の情報を外部装置(監視センタ)に送信するタイミングを制御するので、例えば、車両の盗難時には、車両の位置などの各種情報が短い間隔で監視センタに送信されることになり、監視センタでは緊急事態の状況(例えば盗難状況)を的確に解析して、緊急事態に対する対処を的確かつ早急に実行することが可能になる。
また、請求項5の発明によれば、例えば、車両に係る緊急性が高い場合には、車両における各種の情報を外部装置(監視センタ)に送信する車両情報送信動作の間隔を短くすることで、監視センタでは緊急事態に対する早急な対処を図ることが可能になり、その一方、車両に係る緊急性が低い場合には、車両情報送信動作の間隔を長くすることで、移動体通信装置の省電力化を図ることが可能になる。
また、請求項6の発明によれば、緊急事態の発生有無、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地、燃料残量など、車両における各種の情報を外部装置(監視センタ)に送信するタイミングを制御するので、例えば、車両の盗難時には、車両の位置などの各種情報が短い間隔で監視センタに送信されることになり、監視センタでは緊急事態の状況(例えば盗難状況)を的確に解析して、緊急事態に対する対処を的確かつ早急に実行することが可能になる。
また、請求項7の発明によれば、監視センタは緊急事態の発生を送信してきた車両の関係者(所有者や家族など)や関係機関(警察や警備会社など)に対して当該緊急事態の発生を通報するので、例えば、緊急時に車両情報送信動作の間隔を短くすれば、監視センタによる関係者や関係機関に対する通報も早急に行うことが可能になる。
また、請求項8の発明によれば、監視センタは緊急事態の発生を送信してきた車両に対して車両制御情報を送信するので、例えば、緊急時に車両情報送信動作の間隔を短くすれば、監視センタによる車両制御情報の送信も早急に行うことが可能になる。
また、請求項9の発明によれば、監視センタは車両の動作制御系、灯火系、警音系などを制御するための情報を車両に送信するので、例えば、盗難時において盗難を断念させるべく、燃料噴射を抑える、ハザードランプを点滅させる、ホーンを鳴らすなど、緊急事態に応じた的確な対処を実行することが可能になる。
また、請求項10の発明によれば、例えば、車両に係る緊急性が高い場合には、車両における各種の情報を収集して蓄積する情報収集蓄積動作の間隔も短くすることで、緊急時の情報収集量が多くなり、緊急事態に対して詳細な解析を行うことが可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る通信制御装置および車両緊急対処システムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例1に係る車両緊急対処システムを説明した後に、本発明に含まれる他の実施例を実施例2として説明する。
以下の実施例1では、実施例で用いる主要な用語を説明した後に、実施例1に係る車両緊急対処システムの概要および特徴、通信制御装置に接続される各装置の構成、通信制御装置の構成、通信制御の処理手順、監視センタの構成、監視制御の処理手順、実施例1の効果等を順に説明する。
[用語の説明(実施例1)]
まず最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「移動体通信装置(特許請求の範囲に記載の「移動体通信手段」および「移動体通信装置」に対応する。)」とは、いわゆる携帯電話端末やPHS(Personal Handyphone System)端末など、複数のエリアのいずれかに位置登録されて当該エリアに設置されている基地局との間で移動体通信を行う端末のことである。なお、本実施例では、一つの基地局から電波が届く区域を「セル」と表記し、複数のセルで構成されて位置登録の単位となる区域を「エリア」と表記して説明するが、一つのセルが位置登録の単位となる場合には、このセルが「エリア」に対応することになる。
また、本実施例で用いる「着信確認動作(特許請求の範囲に記載の「移動体通信手段による動作」に対応する。)」とは、上記した移動体通信装置による動作であって、基地局から送出されている信号に自己宛の電話接続要求やデータが含まれているか否かを確認する動作のことである。さらに、本実施例で用いる「位置確認動作(特許請求の範囲に記載の「移動体通信手段による動作」に対応する。)」とは、上記した移動体通信装置による動作であって、基地局から送出されているエリア信号を監視して位置登録エリアを切り替えるか否かを確認する動作のことである。
また、本実施例で用いる「車両情報」とは、上記した移動体通信装置が搭載される車両において収集される各種の情報のことであり、具体的には、当該車両における緊急事態の発生有無、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地、燃料残量などがこれに該当する。そして、本実施例で用いる「車両情報送信動作(特許請求の範囲に記載の「移動体通信手段による動作」に対応する。)」とは、上記した移動体通信装置による動作であって、基地局を介して上記した車両情報を監視センタに送信する動作のことである。なお、「監視センタ(特許請求の範囲に記載の「外部装置」に対応する。)」とは、例えば、移動体通信装置の利用者が加入しているプロバイダのサービスセンタなど、移動体通信装置が搭載された車両を移動体通信によって監視するセンタのことである。
また、本実施例で用いる「車両制御情報」とは、緊急事態の発生(例えば、盗難、事故、病人の発生など)を送信してきた車両に対して監視センタから送信する、緊急事態に際して車両を制御するための情報のことであり、具体的には、車両の燃料噴射を抑える、灯火(ランプ)を点滅させる、警音(ホーン)を鳴らすための情報などがこれに該当する。なお、車両では、かかる「車両制御情報」を、上記した移動体通信装置による「着信確認動作」を行ってから受信する。
[車両緊急対処システムの概要および特徴(実施例1)]
続いて、図1を用いて、実施例1に係る車両緊急対処システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る車両緊急対処システムの概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係る車両緊急対処システムは、図1に示すように、移動体通信を行う移動体通信装置を備えた車両と、当該車両における緊急事態に対処する監視センタとをネットワークによって通信可能に接続して構成される。ここで、車両に搭載された移動体通信装置は、他の車両搭載機器(エアコン、ライト、オーディオ、カーナビなど)とともにバッテリ(電力供給源)を共用し、電話やメール、コンテンツ(ニュース、天気予報、渋滞情報、店舗情報など)を基地局から着信して車両の乗車者に提供するものであり、いわゆる位置登録後に、上記した位置確認動作や着信確認動作、車両情報送信動作を実行する。
具体的に説明すると、図1に示すように、通信網における各基地局は常時、位置情報を伝えるためのエリア信号を含んだビーコンを送出している。そして、移動体通信装置では、位置確認動作として、基地局から送出されているエリア信号を監視し、自らが位置するエリアが変わった場合には、変更後のエリアについて基地局を介して位置登録エリアの切り替えを要求する。すなわち、移動体通信装置では、セルを移動しても同じエリア内の移動である場合には、位置登録の更新を要求することはせず、位置登録の単位であるエリア間を移動した場合に、位置登録の更新を要求する。
また、移動体通信装置では、着信確認動作として、基地局から送出されている信号に自己宛の電話接続要求やデータが含まれているか否かを確認し、自己宛の電話接続要求が含まれている場合には電話の呼び出しを行い、また、自己宛のデータ(メール、コンテンツなど)が含まれている場合には当該データを受信する。すなわち、例を挙げれば、自己宛のデータとして、監視センタから送信された車両制御情報(車両の燃料噴射、ランプ、ホーンなどを制御するための情報)を確認した場合には、移動体通信装置は、かかる車両制御情報を受信し、車両では車両制御情報に基づいて車両を制御する。
さらに、移動体通信装置では、車両情報送信動作として、車両情報(車両における緊急事態の発生有無、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地、燃料残量など)を監視センタに送信する。
一方、監視センタでは、車両から車両情報を受信して、例えば、車両の所有者や家族などに車両の位置情報を送信するなど、移動体通信装置が搭載された車両を監視する。そして、監視センタでは、車両から緊急事態の発生を受信した場合には、緊急事態の発生を送信してきた車両の関係者(所有者や家族など)や関係機関(警察や警備会社など)に対して当該緊急事態の発生を通報するとともに、緊急事態の発生を送信してきた車両に対して緊急事態に対処するための車両制御情報を送信する。
このような概要を有する実施例1に係る車両緊急対処システムでは、車両に搭載された移動体通信装置を制御する通信制御装置に主たる特徴があり、具体的には、実施例1における通信制御装置は、移動体通信装置による位置確認動作や着信確認動作、車両情報送信動作のタイミングを車両に係る緊急性に基づいて制御する。
すなわち、例を挙げれば、盗難や事故、病人などが発生して、移動体通信装置による通信を確保する必要性や監視センタに車両情報を送信する必要性が高い場合には、移動体通信装置による動作の間隔を短くすることで、移動体通信装置による位置登録エリアの切り替えや着信、発信などを円滑にし、緊急時の通信を早急に確保するとともに、緊急事態に対する早急な対処を図るようにしている。その一方、盗難や事故、病人などがなく、移動体通信装置による通信を確保する必要性や監視センタに車両情報を送信する必要性が低い場合には、移動体通信装置による動作の間隔を長くすることで、移動体通信装置の省電力化を図り、他の車両搭載機器による安定した稼働を確保するようにしている。
[移動体通信装置等の構成(実施例1)]
続いて、図2を用いて、実施例1で車両に搭載される移動体通信装置等の構成を説明する。図2は、実施例1で車両に搭載される各機器の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、実施例1における通信制御装置60は、移動体通信装置10の他に、盗難検出センサ51や事故検出センサ52、有人無人検出センサ53、緊急ボタン54などと接続される。また、移動体通信装置10は、マイク21や操作パネル22、スピーカ23、ディスプレイ24からなる入出力系20と接続されるとともに、車両情報収集部30および車両緊急処理部40と接続される。
このうち、盗難検出センサ51は、例えば、カメラや振動センサなどを用いて、車両の盗難を検出するセンサである。また、事故検出センサ52は、例えば、衝撃センサ(加速度センサ)やエアバックなどを用いて、車両の事故を検出するセンサである。また、有人無人検出センサ53は、例えば、カメラやシートセンサなどを用いて、車両に乗車者が居るか否かを検出するセンサである。また、緊急ボタン54は、病人の発生や持病の発作などに応じて、乗車者からの指示(押下)を受け付ける受付手段である。
車両情報収集部30は、上記した各センサ、ナビゲーション装置、移動体通信装置10が取得するエリア情報、速度センサ、シートセンサ、車種登録情報、カメラなど、車両に搭載された各種の機器を用いて、車両における緊急事態の発生有無(異常の有無)、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地、燃料残量などの車両情報を収集する処理部である。
車両緊急処理部40は、監視センタから受信する車両制御情報に基づいて、動作制御系(エンジンの燃料噴射、アクセル、ブレーキ、ステアリング、シフト、サイドブレーキなど)、灯火系(ヘッドライト、ウインカー、ハザードランプなど)、警音系(ホーンなど)などを制御する処理部である。具体的に例を挙げれば、盗難時の車両制御情報に基づいて、燃料噴射を抑える、ハザードランプを点滅させる、ホーンを鳴らす等の制御を行う。
移動体通信装置10は、いわゆる携帯電話端末やPHS端末など、基地局との間で移動体通信を行う通信装置である。より詳細には、移動体通信装置10は、自己宛の電話接続要求を着信すると、スピーカ23やディスプレイ24から電話の呼び出しを行い、発信先との回線が接続されると、同じくマイク21やスピーカ23を介して音声通話の入出力を行い、また、自己宛のデータ(メール、コンテンツなど)を着信すると、スピーカ23やディスプレイ24から着信データを出力する。また、操作パネル22を介して電話やメールの発信を受け付けると、電話接続要求やメールを基地局に発信する。
すなわち、例を挙げれば、自己宛のデータとして、監視センタから送信された車両制御情報(車両の燃料噴射、ランプ、ホーンなどを制御するための情報)を確認した場合には、移動体通信装置10は、かかる車両制御情報を受信して上記した車両緊急処理部40に車両制御情報を受け渡す。また、移動体通信装置10は、車両情報送信動作として、上記した車両情報収集部30が収集した車両情報(車両における緊急事態の発生有無、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地、燃料残量など)を監視センタに送信する。
ここで、移動体通信装置10の構成を具体的に説明すると、図2に示すように、移動体通信装置10は、アンテナ11と、RF(Radio Frequency)部12と、AD/DA部13と、BB(Base Band)部14と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16と、制御部(Central Processing Unit)17とを備える。
このうち、アンテナ11は、基地局との間で信号を送受信するものである。また、RF部12は、受信した高周波数帯域の信号を低周波に変換するとともに、送信する信号の周波数を高周波に変換する処理部である。また、AD/DA部13は、受信したデジタル信号をアナログ信号に変換するとともに、送信するアナログ信号をデジタル信号に変換する処理部である。さらに、BB部14は、受信した信号の復調化および復号化を行うとともに、送信する信号の変調化および符号化を行う処理部である。
また、ROM15は、移動体通信装置10に付与されている端末固有の番号や、端末の電話番号、アドレス帳、ダウンロードしたアプリケーションなどを記憶するメモリであり、RAM16は、制御部(CPU)17が作業領域として用いるメモリである。また、制御部17は、移動体通信装置10の全体を制御する処理部であり、特に本発明に密接に関連する機能としては、後述する通信制御装置60によって指示された動作タイミングに従って、上記した位置確認動作や着信確認動作、車両情報送信動作を実行する。
[通信制御装置の構成(実施例1)]
続いて、図2の他に、図3を用いて、実施例1に係る通信制御装置60の構成を説明する。図3は、実施例1の判定条件テーブルに記憶される情報の例を示す図である。
通信制御装置60は、図2に示すように、判定条件テーブル61と、動作タイミング制御部62とを備える。そして、判定条件テーブル61は、図3に示すように、移動体通信装置10に対して動作タイミングを指示する契機となる条件(判定条件)と、当該条件を満たす場合に指示すべき動作タイミングの内容とを対応付けて記憶する。
より詳細には、かかる判定条件テーブル61の登録内容は、車両に係る緊急性からみて移動体通信装置10による通信を確保する必要性や監視センタに車両情報を送信する必要性が高い場合には、移動体通信装置10による動作(位置確認動作および着信確認動作、さらには、車両情報送信動作)の間隔を短くし、その一方、車両に係る緊急性からみて移動体通信装置10による通信を確保する必要性や監視センタに車両情報を送信する必要性が低い場合には、移動体通信装置10による動作の間隔を長くするようになっている。
すなわち、判定条件テーブル61は、図3に示すように、有人無人センサ53が反応したか否か、並びに、他のセンサ(盗難センサ51、事故検出センサ52、緊急ボタン54)が反応したか否かに対応付けて、無人であれば動作間隔を長くし、有人無人を問わず他のセンサ(盗難センサ51、事故検出センサ52、緊急ボタン54)が反応すれば動作間隔を短くするように、判定条件および動作タイミングを規定する。これは、無人であって、かつ、他のセンサがいずれも反応していなければ、移動体通信装置10による通信を確保する必要性も監視センタに車両情報を送信する必要性も低いと考えられ、その一方、盗難センサ51や事故検出センサ52、緊急ボタン54が反応していれば、移動体通信装置10による通信を確保する必要性も監視センタに車両情報を送信する必要性も高いと考えられるからである。
そして、動作タイミング制御部62は、各センサ(盗難センサ51、事故検出センサ52、有人無人センサ53、緊急ボタン54)をモニタして、上記した判定条件テーブル61の判定条件を満たすか否かを判定し、所定の判定条件を満たす場合には、当該判定条件に対応付けて判定条件テーブル61に記憶されている動作タイミングの内容を移動体通信装置10に指示する。一方、かかる動作タイミングの指示を受けた移動体通信装置10では、指示された動作タイミングで位置確認動作、着信確認動作および車両情報送信動作を実行する。
なお、上記した判定条件テーブル61の登録内容は、入出力系20を介してユーザが設定できるようにしてもよい。また、図3に示した判定条件テーブル61の内容は、あくまでも一例であって、車両に係る緊急性(通信の必要性)の観点から、他の判定条件および動作タイミングを同様に登録するようにしてもよい。また、判定条件テーブル61に記憶された判定条件を満たすか否かの判定は、上記した各機器から取得する情報に基づいて行う場合に限定されず、車両に搭載された他の機器から取得する情報に基づいて判定を行うようにしてもよい。
[通信制御の処理手順(実施例1)]
続いて、図4を用いて、上記した通信制御装置60および移動体通信装置10による通信制御の処理手順を説明する。図4は、実施例1による通信制御の処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、通信制御装置60は、移動体通信装置10の電源が入れられると、判定条件テーブル61の判定条件を満たすか否かを継続して判定する(ステップS1)。具体的には、盗難センサ51、事故検出センサ52、有人無人センサ53、緊急ボタン54をモニタして、各センサがいずれの判定条件を満たす状態にあるか否かを判定する。
そして、通信制御装置60は、判定条件テーブル61に記憶されたいずれかの判定条件を満たす場合には(ステップS1肯定)、当該判定条件に対応付けて判定条件テーブル61に記憶されている動作タイミングの内容を移動体通信装置10に指示する(ステップS2)。つまり、各センサの状態がいずれかの判定条件に規定する状態に移行した場合に、当該状態に対応する動作タイミングの内容を移動体通信装置10に指示する。
一方、移動体通信装置10は、通信制御装置60から動作タイミングの指示を受けると(ステップS3肯定)、指示された動作タイミングで動作する(ステップS4)。具体的には、通信制御装置60から指示された動作間隔で位置確認動作、着信確認動作および車両情報送信動作を実行する。なお、位置確認動作後の位置登録更新処理や着信確認動作後の着信処理は、通常の通りである。
[監視センタの構成(実施例1)]
続いて、図5を用いて、実施例1における監視センタの構成を説明する。図5は、実施例1における監視センタの構成を示すブロック図である。同図に示すように、この監視センタ70は、入力部71と、出力部72と、通信制御IF部73と、記憶部74と、制御部75とを所定の配線で接続して構成される。以下に、これらの各部の処理を説明する。
入力部71は、各種の情報を入力する入力手段であり、キーボードやマウス、マイクなどによって構成され、例えば、オペレータから車両に対して電話を発信する場合などに音声や電話番号などを受け付けて入力する。なお、後述するモニタ(出力部72)も、マウスと協働してポインティングディバイス機能を実現するようにしてもよい。
出力部72は、各種の情報を出力する出力手段であり、モニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル)やスピーカなどによって構成され、例えば、車両から緊急事態の発生を受信した場合に当該車両に係る各種の情報などを表示出力する。また、通信制御IF部73は、車両に搭載された移動体通信装置10、車両所有者や家族の端末、警察や警備会社の端末等との間で行われる通信を制御する手段である。
記憶部74は、制御部75による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶手段(格納手段)であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、車両から受信した車両情報、緊急事態の通報先(車両所有者や家族の端末、警察や警備会社の端末など)に係るデータ、車両から受信した車両情報に基づいて緊急事態の状況(例えば、盗難車両の行き先、事故や病気の程度など)を解析するためのプログラム、車両に対して送信する車両制御情報を導き出すためのプログラムなどを記憶する。
制御部75は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する制御手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図5に示すように、車両から受信した車両情報に基づいて、当該車両における緊急事態に対する処理を実行する緊急対処部75aを備える。
具体的には、この緊急対処部75aは、車両から緊急事態の発生(盗難、事故、病人などの異常情報)を受信した場合に、当該車両に係る各種の情報を異常情報とともに出力部72に表示出力する処理、緊急事態の発生を送信してきた車両の関係者(所有者や家族など)や関係機関(警察や警備会社など)の端末に対して当該緊急事態の発生を通報する処理、緊急事態の発生を送信してきた車両に対して緊急事態に対処するための車両制御情報を送信する処理などを実行する。なお、車両制御情報の具体例としては、盗難時には、燃料噴射を抑える、ハザードランプを点滅させる、ホーンを鳴らす等の制御を行うための車両制御情報を送信し、事故時や病人発生時には、ハザードランプを点滅させる、ホーンを鳴らす等の他、事故や病気に対する応急処置の内容をディスプレイに出力させる等の制御を行うための車両制御情報を送信する。
なお、上記した監視センタ70は、既知のパーソナルコンピュータやワークステーションなどの情報処理装置に、上記した記憶部74および制御部75の各機能を搭載することによって実現することもできる。
[監視制御の処理手順(実施例1)]
続いて、図6を用いて、上記した監視センタ70による監視制御の処理手順を説明する。図6は、実施例1による監視制御の処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、監視センタ70では、車両から受信する車両情報に異常情報(盗難、事故、病人など、緊急事態の発生を示す情報)が含まれているか否かを監視し(ステップS11)、かかる異常情報を車両から受信した場合には(ステップS11肯定)、以下に述べる処理を実行する(ステップS12〜14)。
すなわち、監視センタ70は、車両に係る各種の情報を異常情報とともに出力部72に表示出力して、オペレータに対して緊急事態の発生を報知する(ステップS12)。また、監視センタ70は、緊急事態の発生を送信してきた車両の関係者(所有者や家族など)や関係機関(警察や警備会社など)の端末に対して当該緊急事態の発生を通報する(ステップS13)。さらに、監視センタ70は、緊急事態の発生を送信してきた車両に対して緊急事態に対処するための車両制御情報を送信する(ステップS14)。
その一方、車両制御情報を受信した車両では、例えば、盗難時には、燃料噴射を抑える、ハザードランプを点滅させる、ホーンを鳴らす等の車両制御を行い、また、事故時や病人発生時には、ハザードランプを点滅させる、ホーンを鳴らす等の他、事故や病気に対する応急処置の内容をディスプレイに出力させる等の車両制御を行う。
なお、上記では、異常情報の受信に続いて、異常情報の出力、車両関係者等への通報、車両制御情報の送信をそれぞれ実行する例を示したが、例えば、出力部72に表示出力された情報に基づいて車両で真に緊急事態が発生したか否かをオペレータが判断した上で、以降の処理を実行するようにしてもよく、また、監視センタ70から通報を受けた車両所有者からの返答(真に緊急事態である旨、誤報である旨などの返答)を待った上で、以降の処理を実行するようにしてもよい。
[実施例1の効果等]
上述してきたように、実施例1によれば、盗難や事故、病人などが発生して、移動体通信装置10による通信を確保する必要性や監視センタ70に車両情報を送信する必要性が高い場合には、移動体通信装置10による動作の間隔を短くすることで、移動体通信装置10による位置登録エリアの切り替えや着信、発信などを円滑にし、緊急時の通信を早急に確保するとともに、緊急事態に対する早急な対処を図ることが可能になる。その一方、盗難や事故、病人などがなく、移動体通信装置10による通信を確保する必要性や監視センタ70に車両情報を送信する必要性が低い場合には、移動体通信装置10による動作の間隔を長くすることで、移動体通信装置10の省電力化を図り、他の車両搭載機器による安定した稼働を確保することが可能なる。
また、実施例1によれば、位置確認動作や着信確認動作、車両情報送信動作についてタイミングを制御するので、移動体通信装置10の本質的な機能を損なうことなく(そもそも間欠的な動作である位置確認動作や着信確認動作について動作間隔を制御しても、移動体通信装置の本質的な機能が損なわれることはない)、移動体通信装置10の省電力化や円滑な通信を図ることが可能になる。
また、実施例1によれば、例えば、盗難や事故、病人などが発生すれば移動体通信装置の動作間隔を短くするなど、移動体通信装置10による通信を確保する必要がある否かを盗難や事故、病人などから判断して動作タイミングを制御することが可能になる。
また、実施例1によれば、緊急事態の発生有無、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地、燃料残量など、車両における各種の情報を監視センタ70に送信するタイミングを制御するので、例えば、車両の盗難時には、車両の位置などの各種情報が短い間隔で監視センタ70に送信されることになり、監視センタ70では緊急事態の状況(例えば盗難状況)を的確に解析して、緊急事態に対する対処を的確かつ早急に実行することが可能になる。
また、実施例1によれば、監視センタ70は緊急事態の発生を送信してきた車両の関係者(所有者や家族など)や関係機関(警察や警備会社など)に対して当該緊急事態の発生を通報するので、例えば、緊急時に車両情報送信動作の間隔を短くすれば、監視センタ70による関係者や関係機関に対する通報も早急に行うことが可能になる。
また、実施例1によれば、監視センタ70は緊急事態の発生を送信してきた車両に対して車両制御情報を送信するので、例えば、緊急時に車両情報送信動作の間隔を短くすれば、監視センタ70による車両制御情報の送信も早急に行うことが可能になる。
また、実施例1によれば、監視センタ70は車両の動作制御系、灯火系、警音系などを制御するための情報を車両に送信するので、例えば、盗難時において盗難を断念させるべく、燃料噴射を抑える、ハザードランプを点滅させる、ホーンを鳴らすなど、緊急事態に応じた的確な対処を実行することが可能になる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例2として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)緊急事態
例えば、上記の実施例では、複数の緊急事態(盗難や事故、病人の発生など)に対処すべく複数の判定条件を判定条件テーブル61に規定する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、盗難にのみ対応すべく盗難センサ51に係る判定条件のみを規定するなど、一または複数の緊急事態に適宜対処するようにしてもよい。
(2)動作タイミング
また、上記の実施例では、移動体通信装置の動作として、位置確認動作、着信確認動作および車両情報送信動作のタイミングを制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、車両情報送信動作のみタイミングを制御する、もしくは、位置確認動作および着信確認動作のみタイミングを制御するなど、一または複数の動作について適宜タイミングを制御するようにしてもよい。
また、上記の実施例では、位置確認動作および着信確認動作の動作タイミングが同一であって、車両情報送信動作の動作タイミングが両者と異なる場合(図3参照)を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、各動作の動作タイミングを全て同一にしてもよく、または、各動作の動作タイミングをそれぞれ異なるようにしてもよい。
また、上記の実施例では、盗難センサ51、事故検出センサ52および緊急ボタン54が反応した際に指示する動作間隔が同一である場合(図3参照)を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図7に例示するように、各センサに応じて(言い換えれば、緊急性の度合いに応じて)動作間隔を変えるようにしてもよい。なお、同図に示す優先順位は、重複して複数の条件を満たす場合に優先されるべき条件を示すものであり、通信制御装置60では、重複して複数の条件を満たす場合には、最も優先順位の高い判定条件に対応する動作タイミングを移動体通信装置10に指示する。
また、上記の実施例では、各センサが反応したか否かで動作間隔を制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図8に例示するように、事故検出センサ52が反応したか否かのみならず、事故の程度に応じて(言い換えれば、緊急性の度合いに応じて)動作間隔を段階的に制御するようにしてもよい。このようにすれば、例えば、事故や病人の状況が重くなるほど動作間隔を段階的に短くするなど、動作タイミングを一層実用的な観点から制御することが可能になる。
また、上記の実施例では、緊急事態の発生に応じて動作間隔を制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、事故発生時のみならず、事故発生からの時間経過に応じて動作間隔を段階的に制御するようにしてもよい。このようにすれば、例えば、盗難や事故、病人の発生時には動作間隔を短くすることで、緊急時の通信を早急に確保することが可能になり、その一方、発生後から時間が経過すれば逆に動作間隔を長くすることで、移動体通信装置10の省電力化を図りつつ、断続的ではあるが長時間に渡って通信を確保することが可能になる。
また、上記の実施例では、緊急事態になって初めて動作間隔を制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、盗難や事故が多い地域、時間帯であるか否か等、緊急事態が発生する可能性が高いか否かを判定し、かかる判定結果に応じて、緊急事態が実際に発生する前に動作間隔を制御するようにしてもよい。
(3)監視センタ
また、上記の実施例では、車両情報を監視センタ70に送信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、車両情報を車両所有者の端末(携帯端末など)に送信するなど、監視センタ70以外の外部機器に送信ようにしてもよい。
また、上記の実施例では、監視センタ70が車両関係者への通報、車両制御情報の送信などを行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両における緊急事態に対する処理であれば、他の処理を実行するようにしてもよい。
(4)通信制御装置による緊急処理
また、上記の実施例では、監視センタ70から受信した車両制御情報に基づいて緊急時の車両制御を行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図10に例示するように、車両緊急処理部40に接続される通信制御装置60が、各センサの状態および/または車両情報収集部30が収集した車両情報に基づいて、緊急事態の状況を解析し、車両緊急処理部40に車両制御情報を出力するようにしてもよい。さらに、これに合わせて、通信制御装置60が、移動体通信装置10を介して、緊急事態が発生した車両の関係者(所有者や家族など)や関係機関(警察や警備会社など)に対して、当該緊急事態の発生を通報するようにしてもよい。
(5)車両情報収集のタイミング
また、上記の実施例では、車両情報送信のタイミングを車両に係る緊急性に基づいて制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図10に示すように、車両情報収集部30によって収集された車両情報を記憶する車両情報記憶部31(いわゆるレコーダ)を車両が備え、通信制御装置60が車両に係る緊急性に基づいて、車両情報収集部30が車両情報を収集して車両情報記憶部31に蓄積する情報収集蓄積動作のタイミングを制御するようにしてもよい。このようにすれば、例えば、盗難や事故、病人などが発生して、車両に係る緊急性が高い場合には、情報収集蓄積動作の間隔も短くすることで、緊急時の情報収集量が多くなり、緊急事態に対して詳細な解析を行うことが可能になる。
また、上記の実施例では、車両情報を区別することなく説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、定常時よりも緊急事態発生時の方で多くの詳細な車両情報を監視センタ70に送信する(もしくは車両情報記憶部31に記憶する)など、定常時と緊急事態発生時とで、送信タイミングや収集蓄積タイミングのみならず、送信対象や収集蓄積対象そのものを変えるようにしてもよい。
(6)装置構成等
また、上記の実施例では、移動体通信装置10および通信制御装置60を別個に構成する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図11に例示するように、移動体通信装置10のROM15に判定条件テーブル15a(上記の実施例における判定条件テーブルに対応する。)を搭載するとともに、同じく移動体通信装置80の制御部17に動作タイミング制御部17a(上記の実施例における動作タイミング制御部に対応する。)を搭載するなど、通信制御装置の機能を統合して移動体通信装置80を構成するようにしてもよい。
また、各図に示した移動体通信装置10や通信制御装置60、監視センタ70の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、移動体通信装置のAD/DA部13およびBB部14の機能を制御部17に統合するなど、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(特に、判定条件テーブルに記憶される情報など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
なお、上記の実施例で説明した通信制御方法または車両緊急対処方法は、あらかじめ用意されたプログラムを携帯電話端末やPHS端末などのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係る通信制御装置および車両緊急対処システムは、車両に搭載されて移動体通信を行う車載用の移動体通信装置を制御する場合に有用であり、特に、移動体通信装置による緊急時の早急な通信、緊急事態に対する早急な対処、移動体通信装置の省電力化、車両搭載機器による安定した稼働などに適する。
実施例1に係る車両緊急対処システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例1で車両に搭載される各機器の構成を示すブロック図である。 実施例1の判定条件テーブルに記憶される情報の例を示す図である。 実施例1による通信制御の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1における監視センタの構成を示すブロック図である。 実施例1による監視制御の処理手順を示すフローチャートである。 他の実施例の判定条件テーブルに記憶される情報の例を示す図である。 他の実施例の判定条件テーブルに記憶される情報の例を示す図である。 他の実施例の判定条件テーブルに記憶される情報の例を示す図である。 他の実施例における通信制御装置等の構成を示すブロック図である。 他の実施例における通信制御装置等の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 移動体通信装置
11 アンテナ
12 RF(Radio Frequency)部
13 AD/DA部
14 BB(Base Band)部
15 ROM(Read Only Memory)
16 RAM(Random Access Memory)
17 制御部(Central Processing Unit)
20 入出力系
21 マイク
22 操作パネル
23 スピーカ
24 ディスプレイ
30 車両情報収集部
40 車両緊急処理部
51 盗難検出センサ
52 事故検出センサ
53 有人無人検出センサ
54 緊急ボタン
60 通信制御装置
61 判定条件テーブル
62 動作タイミング制御部

Claims (10)

  1. 車両に搭載されて移動体通信を行う車載用の移動体通信手段を制御する通信制御装置であって、
    前記車両に係る緊急性に基づいて、前記移動体通信手段による動作のタイミングを制御する動作タイミング制御手段を備えたことを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記動作タイミング制御手段は、前記移動体通信手段による動作として、前記位置登録されたエリアから他のエリアに移動したかを確認する位置確認動作、前記基地局から自己宛に着信があったかを確認する着信確認動作および/または前記車両における各種の情報を外部装置に送信する車両情報送信動作についてタイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記動作タイミング制御手段は、前記車両に係る緊急性として、前記車両の盗難、事故、乗車者の状況および/または乗車者からの指示に基づいて、前記移動体通信手段による動作のタイミングを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御装置。
  4. 前記動作タイミング制御手段は、前記車両における各種の情報として、当該車両における緊急事態の発生有無、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地および/または燃料残量を前記外部装置に送信するタイミングを制御することを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
  5. 移動体通信を行う移動体通信手段を備えた車両と、当該車両における緊急事態に対処するセンタとを通信可能に接続して構成される車両緊急対処システムであって、
    前記車両は、前記車両に係る緊急性に基づいて、当該車両における各種の情報を前記センタに送信する前記移動体通信手段による車両情報送信動作のタイミングを制御する動作タイミング制御手段を備え、
    前記センタは、前記車両から受信した当該車両における各種の情報に基づいて、当該車両における緊急事態に対する処理を実行する緊急対処手段を備えたことを特徴とする車両緊急対処システム。
  6. 前記動作タイミング制御手段は、前記車両における各種の情報として、当該車両における緊急事態の発生有無、車両の位置、移動速度、移動方向、車種、乗車人数、車内画像、車外画像、目的地および/または燃料残量を前記センタに送信するタイミングを制御することを特徴とする請求項5に記載の車両緊急対処システム。
  7. 前記緊急対処手段は、緊急事態が発生した旨を送信してきた車両の関係者および/または関係機関に対して当該緊急事態の発生を通報することを特徴とする請求項5または6に記載の車両緊急対処システム。
  8. 前記緊急対処手段は、緊急事態が発生した旨を送信してきた車両に対して、当該緊急事態に際して車両を制御するための車両制御情報を送信することを特徴とする請求項5または6に記載の車両緊急対処システム。
  9. 前記緊急対処手段は、前記車両制御情報として、前記車両における動作制御系、灯火系および/または警音系を制御するための情報を、前記車両に対して送信することを特徴とする請求項8に記載の車両緊急対処システム。
  10. 前記車両は、前記車両における各種の情報を収集して蓄積する車両情報蓄積手段をさらに備え、
    前記動作タイミング制御手段は、前記車両に係る緊急性に基づいて、前記移動体通信手段による車両情報送信動作の他に、前記車両情報蓄積手段による情報収集蓄積動作のタイミングを制御することを特徴とする請求項5〜9のいずれか一つに記載の車両緊急対処システム。
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