JP2006165905A - 画像入出力装置、画像入出力方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】その時点で必要とされる投影動作に柔軟に対応し、本来のプレゼンテーションや会議等の集中を削いでしまうのを確実に防止する。
【解決手段】入力したモニタ画像を今回モニタ画像記憶部A2で記憶し、この今回モニタ画像記憶部A2で記憶していた画像信号を前回モニタ画像記憶部A1で記憶し、これらの画像信号の比較により変化のない場合に今回モニタ画像記憶部A2の画像信号を書画台の画像を記憶した書画台画像記憶部A3の画像信号と比較して書画台に何も載置されない状態を検出し、その検出状態をタイマA8で計時し、その計時内容が予め設定した値となると全面黒色の画像信号を出力する。
【選択図】 図5
【解決手段】入力したモニタ画像を今回モニタ画像記憶部A2で記憶し、この今回モニタ画像記憶部A2で記憶していた画像信号を前回モニタ画像記憶部A1で記憶し、これらの画像信号の比較により変化のない場合に今回モニタ画像記憶部A2の画像信号を書画台の画像を記憶した書画台画像記憶部A3の画像信号と比較して書画台に何も載置されない状態を検出し、その検出状態をタイマA8で計時し、その計時内容が予め設定した値となると全面黒色の画像信号を出力する。
【選択図】 図5
Description
本発明は、例えばプレゼンテーションや会議等に使用する書画カメラとパーソナルコンピュータ、及びプロジェクタ装置からなるシステム等に好適な画像入出力装置、画像入出力方法及びプログラムに関する。
従来、書画カメラと呼ばれる書類台付きのカメラを、パーソナルコンピュータ及びプロジェクタ装置と接続し、上記書類台に載置した書類の画像を随時撮影してそのまま投影表示するようにしたものがある。
この書画カメラは、通常パーソナルコンピュータにインストールする専用のドライバソフトにより2つの動作モードを有しており、その一方の動作モードでは、その時点でカメラが撮影している画像をそのままリアルタイムに動画によるモニタ画像として投影表示する。
また、他方の動作モードでは、書画台への新たな書類の載置を常時検出しており、新たに書類が載置されたと検出した時点で静止画撮影を行ない、撮影した静止画を結像して投影表示する。
さらに上記一般的な書画カメラとは別に、予め複数のページからなる原稿を並列して台に配置しておき、複数のページ画像を一括撮影してその撮影画像中から個々のページを識別し、ページ単位で画像を出力するようにした書画カメラの技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2003−078724号公報
しかしながら、上記一方の動作モードは、書画台上に載置される書類の有無やその時点での投影の必要性等に関係なく、無条件に書画台上の画像を撮影してその画像信号を出力し、投影に供するものであり、その動作にプレゼンテーションや会議等の内容は一切考慮されない。
また、上記他方の動作モードでは、次の書類をあらたに載置するまでは前の書類の画像の投影を続行する。そのため、投影の必要がなくなった書類を書画台から取り除いても、次の書類を書画台に載置するまでは前の書類の画像が依然として投影され続けることになり、かえって画像の投影がプレゼンテーション等での意識の集中を阻害してしまうことも多々あり得る。
また、上記特許文献1に記載された技術も、限られたページ数の画像を切換える場合にのみ有効なものであり、上述したような、一時的に画像の投影が必要ない状態での投影の制御等については考慮されていない。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、その時点で必要とされる投影動作に柔軟に対応し、本来のプレゼンテーションや会議等の集中を削ぐことのない画像入出力装置、画像入出力方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、画像信号を入力する入力手段と、この入力手段で入力した画像信号を出力する出力手段と、上記入力手段で入力する画像信号を予め記憶した所定の画像信号と比較する比較手段と、この比較手段の比較結果に予め記憶した所定の画像信号と一致した場合、上記入力手段で入力した画像信号が上記所定の画像信号と一致する状態を計時する計時手段と、この計時手段での計時内容に基づき、上記入力手段で入力した画像信号に代えて予め用意した画像信号を上記出力手段で出力させる出力制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記入力手段で入力する画像信号を保持する第1の保持手段と、この第1の保持手段での保持動作に応じ、それまで保持していた画像信号を保持する第2の保持手段と、これら第1及び第2の保持手段の保持する画像信号を比較して変化の有無を判断する判断手段とをさらに具備し、上記比較手段は、この判断手段の判断結果により変化がない場合、上記入力手段で入力する画像信号を予め記憶した所定の画像信号と比較し、上記出力手段は、上記比較手段の比較結果により予め記憶した所定の画像信号と一致した場合、上記入力手段で入力した画像信号を出力し、上記計時手段は、上記比較手段の比較結果により予め記憶した所定の画像信号と一致した場合、上記入力手段で入力した画像信号が予め記憶した所定の画像信号と一致する状態を計時することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記出力制御手段は、上記入力手段で入力した画像信号に代えて予め用意した全面黒色の画像信号を上記出力手段により出力させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、画像信号を入力する入力工程と、この入力工程で入力した画像信号を出力する出力工程と、上記入力工程で入力する画像信号を予め記憶した所定の画像信号と比較する比較工程と、この比較工程で比較結果により予め記憶した所定の画像信号と一致した場合、上記入力工程で入力した画像信号が上記所定の画像信号と一致する状態を計時する計時工程と、この計時工程での計時内容に基づき、上記入力工程で入力した画像信号に代えて予め用意した画像信号を上記出力工程で出力させる出力制御工程とを有したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、画像信号を入力する入力ステップと、この入力ステップで入力した画像信号を出力する出力ステップと、上記入力ステップで入力する画像信号を予め記憶した所定の画像信号と比較する比較ステップと、この比較ステップで比較結果により予め記憶した所定の画像信号と一致した場合、上記入力ステップで入力した画像信号が上記所定の画像信号と一致する状態を計時する計時ステップと、この計時ステップでの計時内容に基づき、上記入力ステップで入力した画像信号に代えて予め用意した画像信号を上記出力ステップで出力させる出力制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、入力される画像信号が所定の画像信号と一致する時間を計時して不必要な画像信号が一定時間以上出力されてしまうのを停止し、代わって予め用意した画像信号を出力させるようにしたもので、その時点で必要とされる投影動作に柔軟に対応し、本来のプレゼンテーションや会議等の集中を削いでしまうのを確実に防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、入力される画像信号に変化があり、且つ所定の画像信号ではない場合にこれを出力する動作モードにおいて、該所定の画像信号が入力される時間を計時して不必要な画像信号の出力を停止し、代わって予め用意した画像信号を出力させるようにしたもので、その時点で必要とされる投影動作に柔軟に対応し、本来のプレゼンテーションや会議等の集中を削いでしまうのを確実に防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、投影動作が不必要と思われる場合に全面黒色の画像を投影することにより、実際には投影動作を続行していながらも、投影内容からは投影動作を停止しているように見えるため、投影装置の光源ランプ等を消耗してしまうことなく、元の投影動作に速やかに復帰することができる。
請求項4記載の発明によれば、入力される画像信号が所定の画像信号と一致する時間を計時して不必要な画像信号が一定時間以上出力されてしまうのを停止し、代わって予め用意した画像信号を出力させるようにしたもので、その時点で必要とされる投影動作に柔軟に対応し、本来のプレゼンテーションや会議等の集中を削いでしまうのを確実に防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、入力される画像信号が所定の画像信号と一致する時間を計時して不必要な画像信号が一定時間以上出力されてしまうのを停止し、代わって予め用意した画像信号を出力させるようにしたもので、その時点で必要とされる投影動作に柔軟に対応し、本来のプレゼンテーションや会議等の集中を削いでしまうのを確実に防止することができる。
以下本発明を書画カメラ装置、パーソナルコンピュータ(PC)、及びデータプロジェクタ装置からなる撮像投影システムに適用した場合について図面を参照して説明する。
図1は、その外観と接続構成を示すものである。書画カメラ装置1とPC2とがUSB(Universal Serial Bus)ケーブル4で接続され、書画カメラ装置1でその書画台1a上に載置された書類の画像が常時撮影され、デジタル値の画像信号としてUSBケーブル4を介し、アイソクロナス転送によりリアルタイムにPC2に送られる。
このPC2は、書画カメラ装置1に付属している記録媒体、例えばCD−ROM6によりこの書画カメラ装置1用のドライブプログラムを予めインストールしており、同プログラムを実行することにより、書画カメラ装置1から送られてくる画像信号に対応したアナログ値の画像信号を生成し、RGBケーブル5を介してデータプロジェクタ装置3へ送出する。
データプロジェクタ装置3は、例えばマイクロミラー素子を用いて送られてきた画像信号に対応する光像を形成し、投影対象となるスクリーンに各種画像を投影表示する。
図2は、上記書画カメラ装置1の回路構成を示すものである。同図で、後述するスルー表示モード時に、モータ(M)11の駆動によりズーム画角や絞り位置等が移動される、レンズ光学系12の撮影光軸後方に撮像素子であるCCD13が配置される。このCCD13は、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路18で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUV信号)が生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19に出力される。
DMAコントローラ19は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ19内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送を行なう。
制御部22は、CPUと、このCPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、この書画カメラ装置1全体の制御動作を司るもので、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号(YUV信号)をDRAMインタフェース20を介してDRAM21より読出し、USBインタフェース(I/F)23へ送出する。
USBインタフェース23は、上記輝度及び色差信号をUSB規格に則ってアイソクロナス転送により上記USBケーブル4を介してリアルタイムにPC2に送出する。
なお、後述する静止表示モード時にPC2からUSBインタフェース23を介して撮影指示を受信すると、制御部22はその時点でCCD13から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送を取り止め、あらためて適正な露出条件に従った絞り値及びシャッタ速度と解像度でCCD13を走査駆動して1画面分の輝度及び色差信号を得てDRAM21へ転送する。
このDRAM21に転送された1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース20を介してUSBインタフェース23へ送出し、あらためてUSBインタフェース23がこれらの信号をPC2へ送出する。このPC2への画像信号の送出後、再び制御部22はスルー表示状態に復帰して、CCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
なお、制御部22にはキー入力部24が接続されるもので、このキー入力部24を構成する電源キー等のキー操作信号は直接制御部22に入力される。
次に図3によりPC2の構成について説明する。図3はこのPC2のハードウェア構成を示すものであり、各種処理制御を司るCPU31とフロントサイドバスFSBを介してノースブリッジ32が接続される。
このノースブリッジ32は、さらにメモリバスMBを介してメインメモリ33と、またグラフィクスインタフェースAGPを介してグラフィックコントローラ34及びグラフィックメモリ35と接続される他、サウスブリッジ36とも接続され、主としてこれらの間での入出力制御を実行する。
サウスブリッジ36は、PCIバス37、キーボード/マウス38、ビデオエンコーダ39、USBインタフェース40、マルチCDドライブ41、ハードディスク装置(HDD)42と接続され、主としてこれら周辺回路とノースブリッジ32との間の入出力制御を行なう。
なお、これらPC2を構成する個々の要素は、きわめて一般的な技術であるのでその説明は省略するものとする。
なお、ビデオエンコーダ39は、与えられたデジタル値の画像信号からアナログ値の画像信号であるRGBビデオ信号を生成して出力する。
HDD42は、OS(オペレーティングシステム)や各種アプリケーションプログラム、データファイルと共に、マルチCDドライブ41に上記CD−ROM6を装着してインストールした書画カメラ装置1用のドライブプログラムを予め記憶している。
次いで図4を用いて上記データプロジェクタ装置3の回路構成について説明する。
図中、入出力コネクタ部51より入力されたRGBビデオ信号を含む各種規格の画像信号が、入出力インタフェース(I/F)52、システムバスSBを介して画像変換部53で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に、投影エンコーダ54へ送られる。
図中、入出力コネクタ部51より入力されたRGBビデオ信号を含む各種規格の画像信号が、入出力インタフェース(I/F)52、システムバスSBを介して画像変換部53で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に、投影エンコーダ54へ送られる。
投影エンコーダ54は、送られてきた画像信号をビデオRAM55に展開記憶させた上でこのビデオRAM55の記憶内容からビデオ信号を生成して投影駆動部56に出力する。
この投影駆動部56は、送られてきた画像信号に対応して適宜フレームレート、例えば例えば120[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動で空間的光変調素子(SOM)である例えばマイクロミラー素子57を表示駆動する。
このマイクロミラー素子57に対して、リフレクタ58内に配置された光源ランプ59が出射する高輝度の白色光を、カラーホイール60を介して適宜原色に着色し、インテグレータ61、ミラー62を介して照射することで、その反射光で光像が形成され、投影レンズ63を介してここでは図示しないスクリーンに投影表示される。
しかるに、光源ランプ59の点灯駆動と、カラーホイール60を回転駆動するモータ(M)64はいずれも投影光処理部65からの供給電圧値に基づいて動作する。
上記各回路のすべての動作制御を司るのが制御部66である。この制御部66は、CPUと、後述する投影動作、撮影動作の処理を含む該CPUで実行される動作プログラムを記憶した不揮発性メモリ、及びワークメモリ等により構成される。
この制御部35にはまた、システムバスSBを介して音声処理部67が接続される。
音声処理部67は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ68を駆動して拡声放音し、あるいは必要によりビープ音を発生させる。
音声処理部67は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ68を駆動して拡声放音し、あるいは必要によりビープ音を発生させる。
なお、このデータプロジェクタ装置3に備えられるキースイッチ部69における各キー操作信号が直接制御部665に入力されると共に、Ir受信部70からの信号も直接入力される。このIr受信部70は、データプロジェクタ装置3の前面及び背面にそれぞれ設けられるもので、その赤外光受信信号をコード信号化して制御部66に送出する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図5は、上記HDD42にインストールされた書画カメラ装置1用のドライブプログラムを起動した際に、CPU31がメインメモリ33上に構築する当該ドライバプログラムDPの機能構成を例示するものである。
図5は、上記HDD42にインストールされた書画カメラ装置1用のドライブプログラムを起動した際に、CPU31がメインメモリ33上に構築する当該ドライバプログラムDPの機能構成を例示するものである。
図示する如くドライバプログラムDPでは、前回モニタ画像記憶部A1、今回モニタ画像記憶部A2、書画台画像記憶部A3、画像ファイル履歴記憶部A4、画像処理履歴記憶部A5、画像処理部A6、出力画像記憶部A7、タイマA8、及びフラグ(F)レジスタA9の各領域をメインメモリ33上に構築する。
前回モニタ画像記憶部A1及び今回モニタ画像記憶部A2は、順次書画カメラ装置1から送られてくるモニタ画像の画像ファイルを入力順序に対応して保持するものである。
書画カメラ装置1から1フレーム分の画像ファイルが送られてきた時点でその画像ファイルを今回モニタ画像記憶部A2に更新記憶し、それまで今回モニタ画像記憶部A2に記憶されていた画像ファイルは前回モニタ画像記憶部A1に転送記憶させるようになるもので、これら前回モニタ画像記憶部A1と今回モニタ画像記憶部A2の記憶内容を比較することにより、書画カメラ装置1の書画台1aに載置された画像に変化が生じたか否かを判断する。
書画カメラ装置1から1フレーム分の画像ファイルが送られてきた時点でその画像ファイルを今回モニタ画像記憶部A2に更新記憶し、それまで今回モニタ画像記憶部A2に記憶されていた画像ファイルは前回モニタ画像記憶部A1に転送記憶させるようになるもので、これら前回モニタ画像記憶部A1と今回モニタ画像記憶部A2の記憶内容を比較することにより、書画カメラ装置1の書画台1aに載置された画像に変化が生じたか否かを判断する。
書画台画像記憶部A3は、上記書画カメラ装置1の書画台1aに何も載置していない状態の台そのものの画像ファイルを固定記憶するものである。
画像ファイル履歴記憶部A4は、上記前回モニタ画像記憶部A1及び今回モニタ画像記憶部A2に記憶された画像ファイルの履歴情報を記憶する。
画像処理履歴記憶部A5は、後述する画像処理部A6での各種画像処理結果に基づく履歴情報を記憶する。
画像処理部A6は、歪み補正部A6a、輪郭抽出部A6b、アフィン変換部A6c、切抜き部A6d、及び鮮明化部A6eを有する。
歪み補正部A6aは、入力されてきた画像ファイルに対して自動台形補正処理によりその縦横各方向の歪みを矯正して本来の矩形となるようにする。
輪郭抽出部A6bは、上記歪み補正部A6aで歪みが補正された画像ファイル中の輪郭抽出を行ない、上記書画カメラ装置1の書画台1aに載置された書類の画像中の本来必要な部分を判断する。
アフィン変換部A6cは、上記輪郭抽出部A6bで輪郭抽出した画像部分にアフィン変換を施すことで画像の傾き等を補正する。
切抜き部A6dは、上記アフィン変換部A6cでの処理後の画像ファイルから上記輪郭抽出部A6bで抽出した輪郭にしたがって不要部分をカットする。
鮮明化部A6eは、上記切抜き部A6dで不要部分がカットされた画像中の不鮮明な部分を色彩強調等により鮮明化する。
出力画像記憶部A7は、上記画像処理部A6で各種画像処理により投影に適した状態とされた画像ファイルを記憶保持する。
タイマA8は、後述する静止表示モード及びスルー表示モードで、上記今回モニタ画像記憶部A2に入力されるモニタ画像が上記書画台画像記憶部A3に記憶される書画台の画像である状態を計時する。
フラグレジスタA9は、上記タイマA8の計時内容が予め設定した値、例えば120[秒]を経過し、前面黒色の黒画像ファイルを代わって出力する状態であるか否かを設定記憶する。
図6は、PC2で上記書画カメラ装置1用のドライバプログラムDPを起動し、環境設定を行なう場合の表示画面を例示するものである。同図では、「ボードエリア撮影」「PC画像表示」「カメラ画像表示」「スキャナ」「共通」「書画カメラ」及び「プロジェクションエリア撮影」の各目次が表示され、その中の「書画カメラ」を選択して対応する各所項目が表示されている状態を示している。
これら項目中、「動作設定」を「手動撮影」ではなく「自動撮影」側に選択設定することで、書画カメラ装置1で書画台1aに載置されている書類の画像撮影を自動化することができる。
このとき、この「自動設定」の選択に伴なって、「モニタ画像を投映する」チェックボックスにチェックを入れるか否かにより、スルー表示モードと静止表示モードを選択設定可能となるもので、図6(A)は当該チェックボックスにチェックを入れたスルー画像モードを選択した状態を、図6(B)は当該チェックボックスのチェックを外した静止表示モードを選択した状態をそれぞれ示す。
図6(A)のスルー表示モードでは、基本的に書画カメラ装置1の書画台1a上の画像をリアルタイムに投影表示する。
一方、図6(B)の静止表示モードでは、基本的に書画カメラ装置1の書画台1aにあらたな書類が載置された状態でその画像を撮影し、以後次の新たな書類が載置されるまでは撮影した画像を静止状態で投影表示する。
一方、図6(B)の静止表示モードでは、基本的に書画カメラ装置1の書画台1aにあらたな書類が載置された状態でその画像を撮影し、以後次の新たな書類が載置されるまでは撮影した画像を静止状態で投影表示する。
続いて具体的な各モードでの動作について説明する。
図7は、上記図6(B)の設定状態で示す静止表示モードでの処理内容を示すものである。
なお、このとき書画カメラ装置1からPC2へは、所定のフレームレート、例えば30[フレーム/秒]で、画素数を間引いた例えばQVGA(320ドット×240ドット)のモニタ画像の画像ファイルが入力され続ける。
図7は、上記図6(B)の設定状態で示す静止表示モードでの処理内容を示すものである。
なお、このとき書画カメラ装置1からPC2へは、所定のフレームレート、例えば30[フレーム/秒]で、画素数を間引いた例えばQVGA(320ドット×240ドット)のモニタ画像の画像ファイルが入力され続ける。
その当初には、ドライバプログラムDPのタイマA8の計時内容をクリアした後(ステップP01)、書画カメラ装置1から送られてくるモニタ画像の画像ファイルを受取り(ステップP02)、受取った画像ファイルを今回モニタ画像記憶部A2に保存する(ステップP03)。このとき、それまで今回モニタ画像記憶部A2にそれまで保存していた画像ファイルがあれば、自動的に前回モニタ画像記憶部A1に転送して保存される。
ここで、前回モニタ画像記憶部A1に画像ファイルが保存されているか否かを判断し(ステップP04)、保存されていなければ上記ステップP02からの処理に戻る。
しかして、上記ステップP04で前回モニタ画像記憶部A1にも画像ファイルが保存されていると判断すると、これら前回モニタ画像記憶部A1及び今回モニタ画像記憶部A2に保存されている2つの画像ファイルの内容を比較し(ステップP05)、画像に変化が見られるか否かを判断する(ステップP06)。
ここで、2つの画像に変化が見られると判断した場合には、書画カメラ装置1の書画台1a上では何らかの変化が生じているものとして、再び上記ステップP01からの処理に戻る。
しかして、ステップP01〜P06の処理を繰返し実行する過程で、前回モニタ画像記憶部A1に保存した画像と今回モニタ画像記憶部A2に保存した画像とで変化が見られない場合、ステップP06でこれを判断し、次に書画台画像記憶部A3に固定記憶している書画台画像を今回モニタ画像記憶部A2の画像と比較し(ステップP07)、2つの画像に相違があるか否かを判断する(ステップP08)。
ここで、今回モニタ画像記憶部A2に保存した画像と書画台画像記憶部A3の画像とに相違が見られない場合、書画台1a上には書類が載置されていないものとし、直前のステップP01での処理でクリアしたタイマA8の計時値をカウントアップさせると共に(ステップP14)、そのカウントアップしたタイマA8の計時値が予め設定した値、例えば120[秒]以上となったか否かを判断する(ステップP15)。
ここで、タイマA8の計時値が予め設定した値を超えていないと判断した場合には、再び上記ステップP02からの処理に戻り、同様にステップP02〜P08,P14,P15の処理を繰返し実行することで、書画台1a上に書類が載置されていない状態をタイマA8により計時していく。
しかして、タイマA8での計時を行なっている途中で今回モニタ画像記憶部A2に保存した画像と前回モニタ画像記憶部A1に保存した画像に変化が見られた場合、新たに書画台1a上に書類が載置されたことになるので、ステップP06でこれを判断して上記ステップP01からの処理に戻り、タイマA8の計時値はクリアされる。
しかして、新たな書類が書画台1a上に載置された後、画像に変化が見られないとステップP06で判断し、さらに今回モニタ画像記憶部A2に保存した画像が書画台画像記憶部A3に記憶した書画台のものでもないとステップP08で判断すると、PC2から書画カメラ装置1へ自動的に撮影を指示する制御信号が送出される。
これを受けた書画カメラ装置1は、上記のような画素を間引いたモニタ画像の撮影ではなく、CCD13の構成画素数をフルに活かした高解像度で書画台1a上に載置された書類の画像を撮影してその画像ファイルをPC2へ送信する。
撮影の指示に伴って書画カメラ装置1から画像ファイルを受信したPC2は、上記画像処理部A6の歪み補正部A6a、輪郭抽出部A6b、アフィン変換部A6c、切抜き部A6d、及び鮮明化部A6eにより受信した画像に対して適宜画像処理を施した上で得た画像ファイルを出力画像記憶部A7に保持し、この出力画像記憶部A7に保持した画像ファイルに基づいてRGBビデオ信号を生成してデータプロジェクタ装置3に出力し、データプロジェクタ装置3でその画像を投影表示させる(ステップP09)。
その後、書画カメラ装置1から送られてくるモニタ画像の画像ファイルを受取り(ステップP10)、受取った画像ファイルを今回モニタ画像記憶部A2に保存する(ステップP11)。このとき、それまで画像ファイル履歴記憶部A4に保存していた画像ファイルは自動的に前回モニタ画像記憶部A1に転送して保存される。
ここで、これら前回モニタ画像記憶部A1及び今回モニタ画像記憶部A2に保存されている2つの画像ファイルの内容を比較し(ステップP12)、画像に変化が見られるか否かを判断する(ステップP13)。
ここで、2つの画像に変化が見られないと判断した場合には、書画カメラ装置1の書画台1a上に載置された書類に動きがないものとして、上記ステップP09での各種画像処理を施した静止画像の投影表示状態を維持したまま、上記ステップP10〜P13の処理を繰返し実行することで、書画台1a上に何らかの変化が生じるのを待機する。
その後、書画台1a上から書類がなくなると、その過程で画像に変化が見られるものと上記ステップP13で判断し、再び上記ステップP01からの処理に戻る。
しかして、そのまま書画台1a上に何も書類が載置されないと、再び上記ステップP02〜P08,P14,P15の処理を繰返し実行し、何も書類が載置されない状態をタイマA8により計時していく。
このとき、出力画像記憶部A7の内容はそれまで載置されていた書類の画像であり、上記ステップP09での処理により出力画像記憶部A7に保持した画像に基づくデータプロジェクタ装置3での投影表示は続行される。
そして、タイマA8の計時値が予め設定した値、例えば120[秒]以上となると、ステップP15でこれを判断し、それまでの出力画像記憶部A7の画像に基づく投影表示を一時停止させ、代わって全面黒色の画像を投影表示させるべくそのRGBビデオ信号をデータプロジェクタ装置3へ出力し(ステップP16)、上記ステップP02に戻る。
このときデータプロジェクタ装置3では、入力されるRGBビデオ信号によりマイクロミラー素子57を表示駆動するものの、実際にはRGB各色成分ともその表示階調は全面で「0(ゼロ)」であり、光源ランプ59からの照射光を投影レンズ63に出射しないように反射させるため、投影レンズ63からは一切、光像が出射されることはなく、当然ながら図示しないスクリーン上は全面に何も投影されない。
このように、書画カメラ装置1の書画台1aに何も書類が載置されない状態が予め設定した時間以上継続した場合、換言すれば、この書画カメラ装置1、PC2、及びデータプロジェクタ装置3からなる撮像投影システムを使用しているユーザがプレゼンテーションあるいは会議等でその前に使用していた書類を書画台1aから外し、次に何の書類も載置しないような、投影表示を一時的に必要としていないと判断される状態では、一時的にデータプロジェクタ装置3での投影表示を一時的に停止し、そのプレゼンテーションや会議等に参加している人々が不要に投影表示の内容に注意してしまうことのないようにすることで、それら人々の集中を削いでしまうのを確実に防止するようにする。
しかるに、上記投影表示を一時的に停止する状態では、全面黒色の表示を行なったが、これに代えて、例えば予め設定した静止画像、例えばプレゼンテーションで客先の会社名のロゴ画像等を表示するものとしてもよい。
しかしながら、あえて全面黒色の画像を表示するものとしたことで、見かけ上はデータプロジェクタ装置3の投影動作自体が停止することにより、その時点での人々の注意を不要に投影内容に向けてしまうのを確実に防止できる。
加えて、黒色画像の投影動作によりマイクロミラー素子57での表示駆動、光源ランプ59の発光等の動作は継続して実行されるため、データプロジェクタ装置3の価格に比して非常に高価な光源ランプ59の寿命を短くしてしまうようなこともなく、必要に応じて投影動作を再開する場合には即時復帰することができる。
次に図8により上記図6(A)の設定状態で示すスルー表示モードでの動作について説明する。
なお、このとき書画カメラ装置1からPC2へは、所定のフレームレート、例えば30[フレーム/秒]で、画素数を間引いた例えばQVGA(320ドット×240ドット)のモニタ画像の画像ファイルが入力され続ける。
その当初には、ドライバプログラムDPのタイマA8の計時内容をクリアし、合わせてフラグレジスタA9のフラグを解除設定して“0”とした後(ステップT01)、書画カメラ装置1から送られてくるモニタ画像の画像ファイルを受取る(ステップT02)。
このとき、フラグレジスタA9にフラグ“1”がセットされているか否かを判断し(ステップT03)、セットされていると判断した場合にのみ、上記受け取った画像ファイルをそのまま出力画像記憶部A7に記憶させてデータプロジェクタ装置3で投影表示させる(ステップT04)。
その後、上記受け取った画像ファイルを今回モニタ画像記憶部A2に保存する(ステップT05)。このとき、画像ファイル履歴記憶部A4に保存していた画像ファイルがあれば、自動的に前回モニタ画像記憶部A1に転送して保存される。
ここで、前回モニタ画像記憶部A1に画像ファイルが保存されているか否かを判断し(ステップT06)、保存されていなければ上記ステップT02からの処理に戻る。
しかして、上記ステップT06で前回モニタ画像記憶部A1にも画像ファイルが保存されていると判断すると、これら前回モニタ画像記憶部A1及び今回モニタ画像記憶部A2に保存されている2つの画像ファイルの内容を比較し(ステップT07)、画像に変化が見られるか否かを判断する(ステップT08)。
ここで、2つの画像に変化が見られると判断した場合には、書画カメラ装置1の書画台1a上では何らかの変化が生じているものとして、再び上記ステップT01からの処理に戻る。
しかして、ステップT01〜T08の処理を繰返し実行し、モニタ画像をそのままデータプロジェクタ装置3で投影表示し続ける過程で、前回モニタ画像記憶部A1に保存した画像と今回モニタ画像記憶部A2に保存した画像とで変化が見られない場合、ステップT08でこれを判断し、次に書画台画像記憶部A3に固定記憶している書画台画像を今回モニタ画像記憶部A2の画像と比較し(ステップT09)、2つの画像に相違があるか否かを判断する(ステップT10)。
ここで、今回モニタ画像記憶部A2に保存した画像と書画台画像記憶部A3の画像とに相違が見られない場合、書画台1a上には書類が載置されていないものとし、直前のステップT1での処理でクリアしたタイマA8の計時値をカウントアップさせると共に(ステップT17)、そのカウントアップしたタイマA8の計時値が予め設定した値、例えば120[秒]以上となったか否かを判断する(ステップT18)。
ここで、タイマA8の計時値が予め設定した値を超えていないと判断した場合には、再び上記ステップT02からの処理に戻り、同様にステップT02〜T10,T17,T18の処理を繰返し実行することで、書画台1a上に書類が載置されていない状態をタイマA8により計時していく。
しかして、タイマA8での計時を行なっている途中で今回モニタ画像記憶部A2に保存した画像と前回モニタ画像記憶部A1に保存した画像に変化が見られた場合、新たに書画台1a上に書類が載置されたことになるので、ステップT08でこれを判断して上記ステップT01からの処理に戻り、タイマA8の計時値はクリアされる。
しかして、新たな書類が書画台1a上に載置された後、画像に変化が見られないとステップT08で判断し、さらに今回モニタ画像記憶部A2に保存した画像が書画台画像記憶部A3に記憶した書画台のものでもないとステップT10で判断すると、PC2から書画カメラ装置1へ自動的に撮影を指示する制御信号が送出される。
これを受けた書画カメラ装置1は、上記のような画素を間引いたモニタ画像の撮影ではなく、CCD13の構成画素数をフルに活かした高解像度で書画台1a上に載置された書類の画像を撮影してその画像ファイルをPC2へ送信する。
撮影の指示に伴って書画カメラ装置1から画像ファイルを受信したPC2は、上記画像処理部A6の歪み補正部A6a、輪郭抽出部A6b、アフィン変換部A6c、切抜き部A6d、及び鮮明化部A6eにより受信した画像に対して適宜画像処理を施した上で得た画像ファイルを出力画像記憶部A7に保持し、この出力画像記憶部A7に保持した画像ファイルに基づいてRGBビデオ信号を生成してデータプロジェクタ装置3に出力し、データプロジェクタ装置3でその画像を投影表示させる(ステップT11)。
その後、書画カメラ装置1から送られてくるモニタ画像の画像ファイルを受取り(ステップT12)、受取った画像ファイルを今回モニタ画像記憶部A2に保存する(ステップT13)。このとき、それまで画像ファイル履歴記憶部A4に保存していた画像ファイルは自動的に前回モニタ画像記憶部A1に転送して保存される。
ここで、これら前回モニタ画像記憶部A1及び今回モニタ画像記憶部A2に保存されている2つの画像ファイルの内容を比較し(ステップT14)、画像に変化が見られるか否かを判断する(ステップT15)。
ここで、2つの画像に変化が見られないと判断した場合には、書画カメラ装置1の書画台1a上に載置された書類に動きがないものとして、上記ステップT11での各種画像処理を施した静止画像の投影表示状態を維持したまま、上記ステップT12〜T15の処理を繰返し実行することで、書画台1a上に何らかの変化が生じるのを待機する。
その後、書画台1a上から書類がなくなると、その過程で画像に変化が見られるものと上記ステップT15で判断し、その時点での今回モニタ画像記憶部A2に記憶したモニタ画像をデータプロジェクタ装置3で投影表示させた後に(ステップT16)、再び上記ステップT02からの処理に戻る。
しかして、そのまま書画台1a上に何も書類が載置されないと、再び上記ステップT02〜T10,T17,T18の処理を繰返し実行し、何も書類が載置されない状態をタイマA8により計時していく。
このとき、出力画像記憶部A7の内容はその時点で今回モニタ画像記憶部A2に保存される、何も載置されていない書画台1aの画像である。
そして、タイマA8の計時値が予め設定した値、例えば120[秒]以上となると、ステップT18でこれを判断し、それまでの何も書類が載置されていない書画台1aの画像に基づく投影表示を一時停止させ、代わって全面黒色の画像を投影表示させるべくそのRGBビデオ信号をデータプロジェクタ装置3へ出力すると共に、フラグレジスタA9にフラグ“1”をセットし(ステップT19)、その後に上記ステップT02に戻る。
このときデータプロジェクタ装置3では、入力されるRGBビデオ信号によりマイクロミラー素子57を表示駆動するものの、実際にはRGB各色成分ともその表示階調は全面で「0(ゼロ)」であり、光源ランプ59からの照射光を投影レンズ63に出射しないように反射させるため、投影レンズ63からは一切、光像が出射されることはなく、当然ながら図示しないスクリーン上は全面に何も投影されない。
このように、スルー表示モードであっても、何も書類等が載置されていない書画台1aの画像が投影されてしまう時間を計時して、所定時間を経過した場合にはそれ以上不必要な画像が投影されてしまうのを停止し、代わって予め用意した画像信号を出力させるようにしたもので、その時点で必要とされる投影動作に柔軟に対応し、本来のプレゼンテーションや会議等の集中を削いでしまうのを確実に防止することができる。
ここでも、上記投影表示を一時的に停止する状態では、全面黒色の表示を行なったが、これに代えて、例えば予め設定した静止画像、例えばプレゼンテーションで客先の会社名のロゴ画像等を表示するものとしてもよい。
しかしながら、あえて全面黒色の画像を表示するものとしたことで、見かけ上はデータプロジェクタ装置3の投影動作自体が停止することにより、その時点での人々の注意を不要に投影内容に向けてしまうのを確実に防止できる。
加えて、黒色画像の投影動作によりマイクロミラー素子57での表示駆動、光源ランプ59の発光等の動作は継続して実行されるため、必要に応じて投影動作を再開する場合には即時復帰することができる。
また、PC2とデータプロジェクタ装置3をさらにUSBケーブルで接続し、PC2からデータプロジェクタ装置3の制御ができるようにすれば、全面黒色の画像を投影表示させた後、さらにタイマA8で計時を行ない、タイマA8の計時値が予め設定した値、例えば180[秒]以上となった場合は、データプロジェクタ3の光源ランプ59を消灯させるようにしてもよい。このように一定時間経過後に消灯することで非常に高価な光源ランプ59の寿命を長くすることができる。
なお、上記実施の形態では、図7及び図8に示した処理をPC2にインストールした書画カメラ用ドライバプログラムDPに基づいて実行するものとして説明したが、本発明はこれに限らず、上述した処理を実行するハードウェア回路を書画カメラ装置1またはデータプロジェクタ装置3のいずれかに固定的に設けるものとしてもよく、そうすることでPC2の存在を省略し、書画カメラ装置1とデータプロジェクタ装置3を直接接続して、同様の動作を実行することができる。
その場合、図7に示した静止表示モードと図8に示したスルー表示モードの切換えは書画カメラ装置1またはデータプロジェクタ装置3に設けられるスイッチによりユーザが手動で切換設定するものとすればよい。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…書画カメラ装置、1a…書画台、2…パーソナルコンピュータ(PC)、3…データプロジェクタ装置、4…USBケーブル、5…RGBケーブル、6…CD−ROM、11…モータ(M)、12…レンズ光学系、13…CCD、14…タイミング発生器(TG)、15…垂直ドライバ、16…サンプルホールド回路(S/H)、17…A/D変換器、18…カラープロセス回路、19…DMAコントローラ、20…DRAMインタフェース、21…DRAM、22…制御部、23…USBインタフェース(I/F)、24…キー入力部、31…CPU、32…ノースブリッジ、33…メインメモリ、34…グラフィックコントローラ、35…グラフィックメモリ、36…サウスブリッジ、37…PCIバス、38…キーボード/マウス、39…ビデオエンコーダ、40…USBインタフェース(I/F)、41…マルチCDドライブ、42…ハードディスク装置(HDD)、51…入出力コネクタ部、52…入出力インタフェース(I/F)、53…画像変換部、54…投影エンコーダ、55…ビデオRAM、56…投影駆動部、57…マイクロミラー素子、58…リフレクタ、59…光源ランプ、60…カラーホイール、61…インテグレータ、62…ミラー、63…投影レンズ、64…モータ(M)、65…投影光処理部、66…制御部、67…音声処理部、68…スピーカ、69…キースイッチ部、70…Ir受信部、A1…前回モニタ画像記憶部、A2…今回モニタ画像記憶部、A3…書画台画像記憶部、A4…画像ファイル履歴記憶部、A5…画像処理履歴記憶部、A6…画像処理部、A6a…歪み補正部、A6b…輪郭抽出部、A6c…アフィン変換部、A6d…切抜き部、A6e…鮮明化部、A7…出力画像記憶部、A8…タイマ、A9…フラグレジスタ、AGP…グラフィクスインタフェース、DP…書画カメラ用ドライバプログラム、FSB…フロントサイドバス、MB…メモリバス、SB…システムバス。
Claims (5)
- 画像信号を入力する入力手段と、
この入力手段で入力した画像信号を出力する出力手段と、
上記入力手段で入力する画像信号を予め記憶した所定の画像信号と比較する比較手段と、
この比較手段の比較結果により予め記憶した所定の画像信号と一致した場合、上記入力手段で入力した画像信号が上記所定の画像信号と一致する状態を計時する計時手段と、
この計時手段での計時内容に基づき、上記入力手段で入力した画像信号に代えて予め用意した画像信号を上記出力手段で出力させる出力制御手段と
を具備したことを特徴とする画像入出力装置。 - 上記入力手段で入力する画像信号を保持する第1の保持手段と、
この第1の保持手段での保持動作に応じ、それまで保持していた画像信号を保持する第2の保持手段と、
これら第1及び第2の保持手段の保持する画像信号を比較して変化の有無を判断する判断手段とをさらに具備し、
上記比較手段は、この判断手段の判断結果により変化がない場合、上記入力手段で入力する画像信号を予め記憶した所定の画像信号と比較し、
上記出力手段は、上記比較手段の比較結果により予め記憶した所定の画像信号と一致した場合、上記入力手段で入力した画像信号を出力し、
上記計時手段は、上記比較手段の比較結果により予め記憶した所定の画像信号と一致した場合、上記入力手段で入力した画像信号が予め記憶した所定の画像信号と一致する状態を計時する
ことを特徴とする請求項1記載の画像入出力装置。 - 上記出力制御手段は、上記入力手段で入力した画像信号に代えて予め用意した全面黒色の画像信号を上記出力手段により出力させることを特徴とする請求項1記載の画像入出力装置。
- 画像信号を入力する入力工程と、
この入力工程で入力した画像信号を出力する出力工程と、
上記入力工程で入力する画像信号を予め記憶した所定の画像信号と比較する比較工程と、
この比較工程で比較結果により予め記憶した所定の画像信号と一致した場合、上記入力工程で入力した画像信号が上記所定の画像信号と一致する状態を計時する計時工程と、
この計時工程での計時内容に基づき、上記入力工程で入力した画像信号に代えて予め用意した画像信号を上記出力工程で出力させる出力制御工程と
を有したことを特徴とする画像入出力方法。 - 画像信号を入力する入力ステップと、
この入力ステップで入力した画像信号を出力する出力ステップと、
上記入力ステップで入力する画像信号を予め記憶した所定の画像信号と比較する比較ステップと、
この比較ステップで比較結果により予め記憶した所定の画像信号と一致した場合、上記入力ステップで入力した画像信号が上記所定の画像信号と一致する状態を計時する計時ステップと、
この計時ステップでの計時内容に基づき、上記入力ステップで入力した画像信号に代えて予め用意した画像信号を上記出力ステップで出力させる出力制御ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2004353283A JP2006165905A (ja) | 2004-12-06 | 2004-12-06 | 画像入出力装置、画像入出力方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2006165905A true JP2006165905A (ja) | 2006-06-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004353283A Pending JP2006165905A (ja) | 2004-12-06 | 2004-12-06 | 画像入出力装置、画像入出力方法及びプログラム |
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JP (1) | JP2006165905A (ja) |
-
2004
- 2004-12-06 JP JP2004353283A patent/JP2006165905A/ja active Pending
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