JP2006165688A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮像信号の出力バッファ内の回路の電流値を適正に制御して、固体撮像装置の低消費電力化を図る。
【解決手段】 撮像された信号電圧を出力バッファで増幅する場合に、その信号電圧の大小に相関関係がある電圧を、出力バッファ内の電流源電圧として供給し、その電流源電圧により増幅された信号を取り出す構成とし、出力バッファ内の素子を流れる電流量を訂正に変化させて低消費電力化を実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像機能を備えた各種電子機器に搭載して好適な、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサなどの固体撮像装置に関する。
CCDイメージセンサなどの固体撮像装置においては、その固体撮像装置内のイメージセンサ部が蓄積した信号を、撮像信号として取り出すための出力回路が接続又は内蔵されている。
図4は、従来のCCDイメージセンサの出力回路の一部を構成する出力バッファ(出力アンプ)の構成例を示す図である。この例では、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位を、多段ソースフォロワ回路で構成された出力アンプで増幅する構成としてある。
以下、図4の構成について説明すると、ここでは、3段のソースフォロワ回路で構成してあり、それぞれのソースフォロワ回路は、ドライブ(Drive)MOSトランジスタとロード(Load)MOSトランジスタとで構成される。即ち、第1段目のソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタ11とロードMOSトランジスタ12とで構成され、第1段目のソースフォロワ回路で増幅された信号を更に増幅する第2段目のソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタ13とロードMOSトランジスタ14とで構成され、第2段目のソースフォロワ回路で増幅された信号を更に増幅する第3段目のソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタ15とロードMOSトランジスタ16とで構成される。各MOSトランジスタ11〜16は、ここではNチャンネル型MOSトランジスタを使用してある。
CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位は、第1段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ11のゲートに供給される。
各段のドライブMOSトランジスタ11,13,15のドレインには、第1の電源電圧Vdd1が端子2を介して供給される。この第1の電源電圧Vdd1としては、CCDイメージセンサの特性上、フローティングディフュージョン部1aに得られる電位が10V程度と高いために、比較的高い電圧(例えば12Vから15V程度)を必要とする。
各段のドライブMOSトランジスタ11,13,15のソースは、各段のロードMOSトランジスタ12,14,16のドレインに接続してあり、各段のロードMOSトランジスタ12,14,16のソースが接地してある。各段のロードMOSトランジスタ12,14,16のゲートには、第2の電源電圧Vggが端子3を介して供給される。この第2の電源電圧Vggとしては、例えば3Vから5V程度の比較的低い電圧であり、フローティングディフュージョン部1aから入力した信号をロードするのに必要な一定の電流値の電流源電圧である。
そして、第1段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ11のソースとロードMOSトランジスタ12のドレインとの接続点に得られる信号を、第2段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ13のゲートに供給する。同様に、第2段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ13のソースとロードMOSトランジスタ14のドレインとの接続点に得られる信号を、第3段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ15のゲートに供給する。さらに、第3段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ15のソースとロードMOSトランジスタ16のドレインとの接続点に得られる信号を、出力バッファの出力端子4に供給する。
このように構成した出力バッファを備えることで、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる信号の電流を増幅して適正に取り出すことができる。特許文献1には、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部に得られる信号を、ソースフォロワ回路よりなる出力バッファで取り出す構成の一例についての開示がある。
特開2004−273792号公報
ところが、図4に示した構成の出力バッファでは、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aから供給される信号が10V程度の高い電圧であるために、各ドライブMOSトランジスタのドレインに供給する電圧Vdd1として、例えば12Vから15V程度の比較的高い電圧が必要であり、出力バッファの消費電力が大きいという問題があった。即ち、CCDイメージセンサなどの固体撮像装置を使用する電子機器は、低消費電力化が求められており、特に、バッテリ駆動される携帯機器において、図4に示した出力バッファのように12V以上の高い電圧を供給する必要のある素子が多数必要であることは好ましくなく、機器の低消費電力化を図る上で大きな障害になっていた。
出力バッファの低消費電力化を図るためには、大きく分けて、電源電圧を下げる方法と電流を下げる方法の2つが考えられる。ここで、従来から提案されているこれらの出力バッファの低消費電力化を図る構成について説明すると、図5は、ドライブMOSトランジスタのドレインに供給する電圧Vddを低電圧化した構成の例である。
図5の構成について説明すると、この例でも3段のソースフォロワ回路で構成された出力アンプとしてあり、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位を、多段ソースフォロワ回路で構成された出力アンプで増幅する構成としてある。フローティングディフュージョン部1aに得られる電位を、第1段目のソースフォロワ回路で増幅するまでの構成については、図4の例と同じである。
即ち、第1段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ11のドレインに、端子2を介して第1の電源電圧Vdd1を供給し、ドライブMOSトランジスタ11のソースとロードMOSトランジスタ12のドレインとを接続し、ロードMOSトランジスタ12のゲートに、端子3を介して第2の電源電圧Vggを供給する。第1の電源電圧Vdd1については、例えば12Vから15V程度の比較的高い電圧を必要とする。第2の電源電圧Vggについては、例えば3Vから5V程度の比較的低い電圧でよい。
そして、第1段目のソースフォロワ回路の、ドライブMOSトランジスタ11のソースとロードMOSトランジスタ12のドレインとの接続点に得られる信号を、第2段目のソースフォロワ回路を構成する、ドライブMOSトランジスタ17のゲートに供給する。この第2段目のソースフォロワ回路のドライブMOSトランジスタ17は、酸化膜の厚さを厚くした高耐圧トランジスタとして構成してあり、例えばゲート・ソース間で約6V程度の比較的高い電圧差を持たせる。このトランジスタ17のドレインには、端子5を介して第3の電源電圧Vdd2を供給する。第3の電源電圧Vdd2としては、例えば5V程度の電圧でよい。
第2段目のソースフォロワ回路としては、ドライブMOSトランジスタ17のソースを、ロードMOSトランジスタ14のドレインに接続し、ロードMOSトランジスタ14のゲートに、端子3を介して3V〜5V程度の第2の電源電圧Vggを供給する。
そして、第2段目のソースフォロワ回路の、ドライブMOSトランジスタ17のソースとロードMOSトランジスタ14のドレインとの接続点に得られる信号を、第3段目のソースフォロワ回路を構成する、ドライブMOSトランジスタ18のゲートに供給する。このトランジスタ18のドレインには、端子5を介して第3の電源電圧Vdd2を供給する。トランジスタ18のソースは、ロードMOSトランジスタ16のドレインに接続し、ロードMOSトランジスタ16のゲートに、端子3を介して3V〜5V程度の第2の電源電圧Vggを供給する。
そして、第3段目のソースフォロワ回路の、ドライブMOSトランジスタ18のソースとロードMOSトランジスタ16のドレインとの接続点に得られる信号を、出力バッファの出力端子4に供給する。
この図5に示す構成の場合には、第2段目のソースフォロワ回路を構成する、ドライブMOSトランジスタ17として、ゲート酸化膜の厚さを厚くした高耐圧トランジスタとして構成してあり、例えばゲート・ソース間で約6V程度の比較的高い電圧差を持たせる構成としたことで、第2段目及び第3段目のソースフォロワ回路のドライブMOSトランジスタ17及び18のドレインには、その電圧差に対応して低い5V程度の電源電圧Vdd2を供給すればよい。従って、ドレイン電圧として高い電圧が必要なのは、第1段目のソースフォロワ回路のドライブMOSトランジスタ11だけでよく、それだけ低消費電力化が図れる。
ところが、図5に示す構成の場合には、第2段目のソースフォロワ回路を構成する、ドライブMOSトランジスタ17として、ゲート酸化膜の厚さを厚くした高耐圧トランジスタが必要であり、出力バッファを構成する回路の製造コストが上昇する問題があった。
図6は、電流を下げる方法により低消費電力化を図る回路構成の例である。この例では、出力段としてプッシュプル回路で構成して、低電流化を図った例である。
図6の構成について説明すると、この例では、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位を、第1段目のソースフォロワ回路と第2段目のソースフォロワ回路で増幅するまでの構成については、図4の例と同じである。
即ち、第1段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ11のドレインに、端子2を介して第1の電源電圧Vdd1を供給し、ドライブMOSトランジスタ11のソースとロードMOSトランジスタ12のドレインとを接続し、ロードMOSトランジスタ12のゲートに、端子3を介して第2の電源電圧Vggを供給する。第1の電源電圧Vdd1については、例えば12Vから15V程度の比較的高い電圧を必要とする。第2の電源電圧Vggについては、例えば3Vから5V程度の比較的低い電圧でよい。
そして、第1段目のソースフォロワ回路の、ドライブMOSトランジスタ11のソースとロードMOSトランジスタ12のドレインとの接続点に得られる信号を、第2段目のソースフォロワ回路を構成する、ドライブMOSトランジスタ13のゲートに供給する。このトランジスタ13のドレインには、端子2を介して第1の電源電圧Vdd1を供給する。
第2段目のソースフォロワ回路としては、ドライブMOSトランジスタ13のソースを、ロードMOSトランジスタ14のドレインに接続し、ロードMOSトランジスタ14のゲートに、端子3を介して第2の電源電圧Vggを供給する。
そして、第2段目のソースフォロワ回路の、ドライブMOSトランジスタ13のソースとロードMOSトランジスタ14のドレインとの接続点に得られる信号を、プッシュプル回路を構成する2個のMOSトランジスタ19,20のゲートに供給する。この2個のMOSトランジスタ19,20は、一方のトランジスタ19がNチャンネル型のMOSトランジスタであり、他方のトランジスタ20がPチャンネル型のMOSトランジスタである。
Nチャンネル型の一方のMOSトランジスタ19のドレインには、端子2を介して第1の電源電圧Vdd1を供給し、Pチャンネル型の他方のMOSトランジスタ20のドレインは、抵抗器R1を介して接地する。そして、両トランジスタ19,20のソースを接続し、その接続点に得られる信号を、出力バッファの出力端子4に供給する。
この図6に示す構成の場合には、出力段をプッシュプル回路で構成してあるので、効率のよい出力処理が行われ、トランジスタを流れる電流を減らすことができ、それだけ低消費電力化が図れる。ところが、図6に示す構成の場合には、プッシュプル回路内の1つのトランジスタ20がPチャンネル型のMOSトランジスタであり、他のトランジスタが全てNチャンネル型のトランジスタで構成された中に、1個だけPチャンネル型のMOSトランジスタを構成させると、それだけ回路の製造工程が増え、製造コストが上昇してしまう問題がある。
ここで、この種のバッファ回路が備えるソースフォロワ回路を設計する際に検討が必要な一般的な事項について説明する。図7は、一般的なソースフォロワ回路の構成を示した図で、ドライブMOSトランジスタQ1とロードMOSトランジスタQ2とで構成されて、ドライブMOSトランジスタQ1のゲートが接続された端子21に得られる信号を増幅して、両トランジスタQ1,Q2の接続点に得られる信号を、次段の回路と接続された端子23に供給する。図4などで説明したように、ドライブMOSトランジスタQ1のドレインには、比較的高い電圧が供給され、ロードMOSトランジスタQ2のゲートには、端子22を介して所定の電圧が供給される。
この図7に示すようなソースフォロワ回路において、ドライブMOSトランジスタQ1のソースには、配線や次段MOSトランジスタのゲート酸化膜容量、ロードMOSトランジスタのドレイン容量といった寄生容量C1が負荷容量として存在する。そして、ソースフォロワ回路では、駆動タイミング内にこの負荷容量に十分電荷を充放電し、ソース電位を変動するだけの電流(SlewRate)が必要となる。CCDイメージセンサにおけるソースフォロワ回路の入力電位(ドライブMOSトランジスタのゲート電位)の変動量は、フローティングディフュージョン部での電位変動量とほぼ等しい。その為、ソースフォロワ回路で必要となる電流値は、フローティングディフュージョン部での電位変動量の最大値(即ちセンサ部から転送される最大電荷に対応した電位変動量)に対してマージンを持った設計となっている。
しかし、カメラでの撮像は、その様なセンサ部に最大電荷を蓄えた状態(即ちもっとも明るい状態)は通常の撮影条件では少ない為、ソースフォロワ回路の電流値としては、オーバースペックになっていて、それだけ無駄な電流消費があることになる。低消費電力化を実現できる事がわかる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、撮像信号の出力バッファ内の回路の電流値を適正に制御して、低消費電力化を図ることを目的とする。
本発明は、撮像された信号電圧を出力バッファで増幅する場合に、その信号電圧の大小に相関関係がある電圧を、出力バッファ内の電流源電圧として供給し、その電流源電圧により増幅された信号を取り出す構成としたことを特徴とする。
このようにしたことで、撮像されて出力される信号電圧に応じて、出力バッファ内の素子を流れる電流量が変化するので、それだけ低消費電力化を実現できる。この場合、撮像された信号電圧と電流源電圧とは相関関係があるので、入力した信号電圧を取り出すのに十分な電流が確保できる。
本発明によると、撮像されて出力される信号電圧に応じて、出力バッファ内の素子を流れる電流量が変化するので、それだけ低消費電力化を実現でき、固体撮像装置を低消費電力化することができる。
この場合、出力バッファは、ソースフォロワ回路を用いて増幅することで、ソースフォロワ回路内の素子を流れる電流量を効果的に低減させることができる。
また、信号電圧の大小に相関関係がある電圧は、信号電圧の電位を反転する反転アンプを用いて生成したことで、簡単な構成で信号電圧の大小に相関関係がある電圧を生成させることができる。
さらに、この反転アンプを使用する場合に、反転アンプの入力端を、出力バッファを構成するソースフォロワ回路のドライブMOSトランジスタに接続し、反転アンプの出力端を、出力バッファを構成するソースフォロワ回路のロードMOSトランジスタのゲートに接続したことで、ソースフォロワ回路の駆動が低消費電力で良好に行える構成が得られる。
さらにまた、反転アンプを使用する場合に、複数段接続されたソースフォロワ回路の内の、1段目のソースフォロワ回路のロードMOSトランジスタのゲートには、一定の電圧を供給し、1段目以外のソースフォロワ回路のロードMOSトランジスタのゲートに、反転アンプの出力を供給することで、安定して固体撮像装置の撮像信号を取り出すことができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1及び図2を参照して説明する。この図1及び図2において、背景技術として説明した図4〜図7に対応する部分には同一符号を付す。
本例においては、CCDイメージセンサで構成される固体撮像装置に適用したものである。まず、CCDイメージセンサの基本的な構成について説明すると、CCDイメージセンサは、二次元状に配列された光電変換部を備え、それぞれの光電変換部に入射した光量に応じた電荷が、各光電変換部に隣接した電荷蓄積部で蓄積される。
この電荷蓄積部に蓄積された信号電荷は、水平及び垂直のレジスタ部で転送して、その転送された信号電荷を信号電圧に変換する処理が変換部で行われる。その変換された信号電圧を取り出す構成の1つとして、フローティングディフュージョン部を設けるものがある。本例においては、そのフローティングディフュージョン部に得られる信号電圧を出力回路(出力バッファ)に供給する構成としてある。
図1は、本例の出力回路の一部を構成する出力バッファ(出力アンプ)を示した図である。以下、図1に示した構成について説明すると、ここでは、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位を、多段ソースフォロワ回路で構成された出力アンプで増幅する構成としてある。
具体的には、図1に示すように、3段のソースフォロワ回路で構成してあり、それぞれのソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタとロードMOSトランジスタとで構成される。即ち、第1段目のソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタ11とロードMOSトランジスタ12とで構成され、第1段目のソースフォロワ回路で増幅された信号を更に増幅する第2段目のソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタ13とロードMOSトランジスタ14とで構成され、第2段目のソースフォロワ回路で増幅された信号を更に増幅する第3段目のソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタ15とロードMOSトランジスタ16とで構成される。各MOSトランジスタ11〜16は、ここではNチャンネル型MOSトランジスタを使用してある。
CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位は、第1段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ11のゲートに供給される。
各段のドライブMOSトランジスタ11,13,15のドレインには、第1の電源電圧Vdd1が端子2を介して供給される。この第1の電源電圧Vdd1としては、CCDイメージセンサの特性上、フローティングディフュージョン部1aに得られる電位が10V程度と高いために、比較的高い電圧(例えば12Vから15V程度)を必要とする。
各段のドライブMOSトランジスタ11,13,15のソースは、各段のロードMOSトランジスタ12,14,16のドレインに接続してあり、各段のロードMOSトランジスタ12,14,16のソースが接地してある。ここまでの構成については、背景技術として図4に示した構成と同じである。
そして本例においては、各段のロードMOSトランジスタ12,14,16のゲートに供給されるゲート電圧を生成させるために、反転アンプ31を用意してある。即ち、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位を、反転アンプ31に供給して、その電位の極性を反転させる。この反転アンプ31で極性が反転した信号を、各段のロードMOSトランジスタ12,14,16のゲートに供給する電流源電圧Vggとする。
そして、第1段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ11のソースとロードMOSトランジスタ12のドレインとの接続点に得られる信号を、第2段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ13のゲートに供給する。同様に、第2段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ13のソースとロードMOSトランジスタ14のドレインとの接続点に得られる信号を、第3段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ15のゲートに供給する。さらに、第3段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ15のソースとロードMOSトランジスタ16のドレインとの接続点に得られる信号を、出力バッファの出力端子4に供給する。
次に、この図1に示す回路で、フローティングディフュージョン部1aから出力される信号の処理状態について説明すると、フローティングディフュージョン部1aからドライブMOSトランジスタ11のゲートに供給される信号電位と、反転アンプ31で反転させた信号電位は、例えば図2に示す状態となる。
図2(a)は、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位Va(図1参照)の変化状態の例である。CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる信号は、そのときに読み出される画素に蓄積した信号電荷に対応して、電位が変動する信号であり、図2(a)に示すように、各画素の信号が読み出される信号期間と、リセット期間とが交互に存在する。リセット期間には一定の電位となり、信号期間の電位が、そのときに読み出される画素に蓄積した電荷量に対応して変化し、ここでは電荷量が多いほど(即ち受光光量が多いほど)、電位が低くなる。
このように変化する電位Vaを反転アンプ31に供給することで、図2(b)に示すような信号状態の出力電圧Vb(図1参照)が得られる。即ち、リセット期間には低い一定の電位となり、信号期間の電位が、そのリセット期間の電位よりも高い、画素に蓄積した信号電荷に対応して上昇する電位となる。この出力電圧Vbが、各ロードMOSトランジスタ12,14,16のゲートに供給する電流源電圧Vggとなる。
ここで、撮像装置の出力バッファでは、フローティングディフュージョン部1aに得られる電位の内の、信号期間に得られる電位を増幅すればよく、図2から判るように、信号期間では、その信号期間の信号を増幅処理するのに十分な電位となっており、ソースフォロワ回路を流れる電流が確保される。即ち、フローティングディフュージョン部1aの電位変動量が大きいほど、ソースフォロワ回路を流れる電流が大きくなる。
従って、図1に示した本例の回路によると、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位を良好に出力処理できることになる。この場合、本例においてはソースフォロワ回路を流れる電流が、信号電圧の大小と相関をもって変化するので、従来のようにロードMOSトランジスタのゲート電圧Vggが一定の回路に比べて、低消費電力化を図ることができる。また、CCDイメージセンサ1の出力のリセット期間に流す電流を減らすことができ、この点からも低消費電力化を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を、図3を参照して説明する。この図3において、背景技術として説明した図4〜図7、及び第1の実施の形態で説明した図1及び図2に対応する部分には同一符号を付す。
本例においても、第1の実施の形態と同様に、CCDイメージセンサで構成される固体撮像装置に適用したものである。CCDイメージセンサの構成の説明は省略する。
図3は、本例の出力回路の一部を構成する出力バッファ(出力アンプ)を示した図である。以下、図3に示した構成について説明すると、ここでは、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位を、3段のソースフォロワ回路で構成された出力アンプで増幅する構成としてある。
それぞれのソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタとロードMOSトランジスタとで構成される。即ち、第1段目のソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタ11とロードMOSトランジスタ12とで構成され、第1段目のソースフォロワ回路で増幅された信号を更に増幅する第2段目のソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタ13とロードMOSトランジスタ14とで構成され、第2段目のソースフォロワ回路で増幅された信号を更に増幅する第3段目のソースフォロワ回路は、ドライブMOSトランジスタ15とロードMOSトランジスタ16とで構成される。各MOSトランジスタ11〜16は、ここではNチャンネル型MOSトランジスタを使用してある。
CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位は、第1段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ11のゲートに供給される。
各段のドライブMOSトランジスタ11,13,15と、ロードMOSトランジスタ12,14,16の接続構成については、ロードMOSトランジスタ12,14,16のゲート電圧が供給される構成以外は、図1に示した第1の実施の形態の構成と同じあり、第3段目のソースフォロワ回路を構成するドライブMOSトランジスタ15のソースとロードMOSトランジスタ16のドレインとの接続点に得られる信号を、出力バッファの出力端子4に供給する構成としてある点も同じである。
そして本例においては、第1段目のソースフォロワ回路のロードMOSトランジスタ12のゲートには、端子3に得られる電源電圧Vggを供給する。この電源電圧Vggとしては、例えば3V程度の比較的低圧の電源でよい。
そして、第2段目及び第3段目のソースフォロワ回路のロードMOSトランジスタ14及び16のゲートには、反転アンプ32の出力を供給する。この反転アンプ32は、第1段目のソースフォロワ回路のドライブMOSトランジスタ11のソースに得られる信号の極性を反転する構成としてある。
このように構成したことで、3段のソースフォロワ回路で構成された出力アンプの内の、第1段目のソースフォロワ回路については、端子3に得られる一定電圧のゲート電圧Vggで設定される電流で増幅され、第2段目及び第3段目のソースフォロワ回路については、第1段目のソースフォロワ回路の出力を反転した信号で設定される電流で増幅される。
このように構成したことで、上述した第1の実施の形態と同様に、出力バッファ内での増幅が、CCDイメージセンサ1のフローティングディフュージョン部1aに得られる電位に対応して変化する電圧を使用して行われ、低消費電力化が図れる。
この場合、図3に示した本例の構成の場合には、第1段目のソースフォロワ回路については、用意された定電圧源からの一定電圧を、端子3を介して供給する構成としたので、低消費電力化という観点からは、第1の実施の形態の構成より若干劣る。しかしながら、本実施の形態の場合には、フローティングディフュージョン部1aと反転アンプとが直接的には接続されていないので、フローティングディフュージョン部1aに余計な容量が付加されることがなく、フローティングディフュージョン部に得られる信号を取り出す変換効率を低下させる悪影響を回避でき、良好な出力が得られる効果を有する。
なお、ここまで説明した各実施の形態では、3段にソースフォロワ回路が接続された出力バッファとして説明したが、3段以外の段数でソースフォロワ回路が接続された構成に適用してもよい。
また、ソースフォロワ回路以外の回路を使用した出力回路において、その回路内で必要とする電圧を、撮像信号としてのイメージャの出力電圧より生成させた電圧(即ちイメージャの出力電圧の大小に相関関係がある電圧)を、出力回路の電流源電圧として供給する構成としてもよい。
イメージャの出力電圧の大小に相関関係がある電圧を得る構成についても、上述した各実施の形態では、反転アンプを信号したが、その他の回路構成で、イメージャの出力電圧の大小に相関関係がある電圧を得て、ソースフォロワ回路内のトランジスタなどの素子に供給する構成としてもよい。
また、上述した各実施の形態では、固体撮像装置を構成するCCDイメージセンサの具体的な詳細構成については特に説明しなかったが、撮像された信号が電圧として出力される各種構成の固体撮像装置に適用可能である。同様の出力回路を必要とする場合には、CCDイメージセンサ以外の固体撮像装置に適用してもよい。
本発明の第1の実施の形態による構成例を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態による波形例を示す波形図である。 本発明の第2の実施の形態による構成例を示す回路図である。 従来の多段ソースフォロワ回路の例を示した回路図である。 従来のレベルシフト段を設けた多段ソースフォロワ回路の例を示した回路図である。 従来のプッシュプル回路を使用した出力バッファの例を示した回路図である。 ソースフォロワ回路を説明するための回路図である。
符号の説明
1…CCDイメージセンサ、1a…フローティングディフュージョン部、2,3…電源入力端子、4…出力端子、11,13,15…ドライブMOSトランジスタ、12,14,16…ロードMOSトランジスタ、31,32…反転アンプ

Claims (5)

  1. 二次元状に配列された光電変換部及び電荷蓄積部と、
    前記電荷蓄積部に蓄積された信号電荷を転送するレジスタ部と、
    前記レジスタ部で転送された信号電荷を信号電圧に変換する変換部と、
    前記変換部で変換された信号電圧を増幅する出力バッファを備えた固体撮像装置において、
    前記信号電圧の大小に相関関係がある電圧を、前記出力バッファの電流源電圧として供給し、
    前記電流源電圧により増幅された信号を取り出す構成としたことを特徴とする
    固体撮像装置。
  2. 請求項1記載の固体撮像装置において、
    前記出力バッファは、ソースフォロワ回路を用いて増幅することを特徴とする
    固体撮像装置。
  3. 請求項1記載の固体撮像装置において、
    前記信号電圧の大小に相関関係がある電圧は、前記信号電圧の電位を反転する反転アンプを用いて生成したことを特徴とする
    固体撮像装置。
  4. 請求項3記載の固体撮像装置において、
    前記反転アンプの入力端を、前記出力バッファを構成するソースフォロワ回路のドライブMOSトランジスタに接続し、
    前記反転アンプの出力端を、前記出力バッファを構成するソースフォロワ回路のロードMOSトランジスタのゲートに接続したことを特徴とする
    固体撮像装置。
  5. 請求項4記載の固体撮像装置において、
    複数段接続されたソースフォロワ回路の内の、1段目のソースフォロワ回路のロードMOSトランジスタのゲートには、一定の電圧を供給し、
    1段目以外のソースフォロワ回路のロードMOSトランジスタのゲートには、前記反転アンプの出力を供給することを特徴とする
    固体撮像装置。
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