JP2006164323A - Dramのリフレッシュ制御回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 DRAMが複数存在する場合において、DRAMをリフレッシュする際のピーク電流を効果的に抑制するようにREFタイミングを制御することのできるDRAMのリフレッシュ回路を提供する。
【解決手段】 第1のDRAM制御回路(10a)は、第1のDRAM(11a)のリフレッシュを行うための第1リフレッシュ制御手段(16a)と、第1のDRAMのリフレッシュタイミングに対応して第1リフレッシュ要求信号(20)を第2のDRAM制御回路(10b)に出力する第1のリフレッシュ要求信号送信手段(16a)を有し、第2のDRAM制御回路(10b)は、第1のリフレッシュ要求信号送信手段により送信された第1のリフレッシュ要求信号に基づいて、第2のDRAM(11b)のリフレッシュを行うための第2のリフレッシュ制御手段(16b)を有するDRAMのリフレッシュ制御回路である。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1のDRAM制御回路(10a)は、第1のDRAM(11a)のリフレッシュを行うための第1リフレッシュ制御手段(16a)と、第1のDRAMのリフレッシュタイミングに対応して第1リフレッシュ要求信号(20)を第2のDRAM制御回路(10b)に出力する第1のリフレッシュ要求信号送信手段(16a)を有し、第2のDRAM制御回路(10b)は、第1のリフレッシュ要求信号送信手段により送信された第1のリフレッシュ要求信号に基づいて、第2のDRAM(11b)のリフレッシュを行うための第2のリフレッシュ制御手段(16b)を有するDRAMのリフレッシュ制御回路である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、DRAMが複数存在する場合において、DRAMをリフレッシュする際のピーク電流を効果的に抑制するようにリフレッシュタイミングを制御することのできるDRAMのリフレッシュ技術に関する。
デジタルカメラなどの電子機器には、データを記憶するための記憶素子として、DRAM(Dynamic Random Access Memory)が広く使用されている。ところで、DRAMはその構造上、データを保持するために一定周期でリフレッシュ(以下REFと略す)動作を行う必要がある。そのREF動作時には、電力を多く消費するため、大量のDRAMを扱う場合にはピーク電流を抑える技術が必要となる。
特許文献1に記載の技術では、REF動作の時間間隔を測定する基準タイマーを設けて、その基準タイマーからタイミングを少しずつずらしたタイマーを更に設けることで、REFタイミングが重なることを抑制している。
特開平6−60647号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では次のような問題が指摘されている。
1)近年電子機器では、処理効率を上げるため分散処理化が進み、DRAMの動作を制御するDRAMコントローラがシステム内に複数存在するようになっている。この構成では、複数のDRAMコントローラが共通のバスを介してそれぞれ単独でDRAMを制御する。この結果、DRAMバス権の調停次第でREFタイミングが所定のタイミングから変化する場合がある。
このように、タイマー以外の要因によってREFタイミングが変化する結果、リフレッシュタイミングが重なってピーク電流が発生することがある。しかしながら、特許文献1に記載した技術では、変化したことを検知することができないため、その具体的解決策を図ることができない。
2)更に、電子機器では、計時の基本信号であるクロック周波数が動的に変更される場合がある。従って、特許文献1の技術では、変更されるそれぞれのクロック周波数に対応した複数のタイマー設定値を備える必要がある。しかしながら、複数の設定値の切替と複数の設定値の選択をタイミング良く実行する制御回路を設ける必要があるため、装置の構成が複雑になるという問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、DRAMが複数存在する場合において、DRAMをリフレッシュする際のピーク電流を効果的に抑制するようにREFタイミングを制御することのできるDRAMのリフレッシュ回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための、本発明に係る請求項1に記載のDRAMのリフレッシュ制御回路は、第1のDRAMに対するデータの書き込みや読み出し、及びリフレッシュを行う第1のDRAM制御回路と、第2のDRAMに対するデータの書き込みや読み出し、及びリフレッシュを行う第2のDRAM制御回路とを有するDRAMのリフレッシュ制御回路であって、前記第1のDRAM制御回路は、前記第1のDRAMのリフレッシュを行うための第1リフレッシュ制御手段と、前記第1のDRAMのリフレッシュタイミングに対応して第1リフレッシュ要求信号を前記第2のDRAM制御回路に出力する第1のリフレッシュ要求信号送信手段を有し、前記第2のDRAM制御回路は、前記第1のリフレッシュ要求信号送信手段により送信された前記第1のリフレッシュ要求信号に基づいて、前記第2のDRAMのリフレッシュを行うための第2のリフレッシュ制御手段を有する。
この発明によれば、複数のDRAMのリフレッシュタイミングを動的に調整して、複数のDRAMのリフレッシュを同時に行わないようにすることが可能となるので、過大な消費電流が流れるのを防止し、システムの安定な動作を確保することができる。
また、本発明に係る請求項2に記載のDRAMのリフレッシュ制御回路は、上記記載の発明であるDRAMのリフレッシュ制御回路において、前記第1のリフレッシュ要求信号は、前記第1のDRAMのリフレッシュタイミングに対応してトグルで変化するものであり、前記第2のリフレッシュ制御手段は前記第1のリフレッシュ要求信号のレベル変化のタイミングに対応して前記第2のDRAMのリフレッシュを行う。
この発明によれば、簡単な回路構成で、非同期システムに対応できる。すなわち、周波数の違いに関係なくラッチできる構成なので、複数のDRAM制御回路を連携動作させる場合でも、その接続順序に制限されることなく、また一方の動作周波数を動的に変更しても他方に及ぼす影響もない。
また、本発明に係る請求項3に記載のDRAMのリフレッシュ制御回路は、上記記載の発明であるDRAMのリフレッシュ制御回路において、前記第1のDRAM制御回路は、さらに複数種類のデータを調停するバス調停手段を有し、前記バス調停手段による調停に従って、前記第1のDRAMに対して書き込みや読み込みの制御を行った後に、前記第1のリフレッシュ制御手段により前記第1のDRAMのリフレッシュを行う。
この発明によれば、バースト転送などを使用しDRAM高速アクセス性能を損なうことなく適切なリフレッシュ動作を行うことができる。その際にもシステムとしてリフレッシュ動作が重なることがない。
また、本発明に係る請求項4に記載のDRAMのリフレッシュ制御回路は、上記記載の発明であるDRAMのリフレッシュ制御回路において、前記第1のDRAMのアクセス速度と前記第2のDRAMのアクセス速度とは異なる。
この発明によれば、非同期のシステムでもリフレッシュ動作をずらすことができる。
また、本発明に係る請求項5に記載のDRAMのリフレッシュ制御回路は、上記記載の発明であるDRAMのリフレッシュ制御回路において、前記第2のDRAM制御回路は、 さらに一定周期で前記第2のDRAMのリフレッシュを行うための第2のリフレッシュ要求信号を生成する計時手段と、前記第1のリフレッシュ要求信号又は前記第2のリフレッシュ要求信号を選択する選択手段とを有し、前記第2のDRAM制御回路が前記第1のDRAM制御回路から前記第1のリフレッシュ要求信号を受信したときは、前記選択回路は強制的に前記第1のリフレッシュ要求信号を選択して、この前記第1のリフレッシュ要求信号に基づいて前記第2のDRAMのリフレッシュを行う。
この発明によれば、電源投入の時間差によっては、最初は自己の計時手段(タイマー)でリフレッシュ制御を行う必要がある。しかし、システムすべての電源が投入された後は、タイマーの計時を止め、複数のDRAMのリフレッシュを同時に行わないようにすることが可能となるので、過大な消費電流が流れるのを防止し、システムの安定な動作を確保することができる。
本発明によれば、DRAMが複数存在する場合において、DRAMをリフレッシュする際のピーク電流を効果的に抑制するようにREFタイミングを制御することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態のDRAMのリフレッシュ回路を備えたデジタルカメラの構成を示す図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態のDRAMのリフレッシュ回路を備えたデジタルカメラの構成を示す図である。
図1に示す、デジタルカメラ1は、第1の構成部1aと第2の構成部1bとに分散化されて構成されている。ここで、第1の構成部1aは、撮像機能、画像処理機能などを備え、第2の構成部1bは、露出機能、合焦機能などを備えている。
第1の構成部1aには、第1のCPU2a、メモリカード部3、撮像部4、画像処理部5、画像表示部6、第1のDRAM制御部10a及び第1のDRAM11aが設けられている。
第1のCPU2aは、第1の構成部1aを統括して制御する。メモリカード部3は、外部記録媒体とデータ授受を行うためのインターフェースである。撮像部4は、被写体の光像を光電変換して画像データを生成する。画像処理部5は、画像データの圧縮伸張など種々の画像処理を施す。画像表示部6は、静止画あるいは動画をデジタルカメラ1の背面モニタに表示する。第1のDRAM制御部10aは、第1のDRAM11aに対するデータの授受やREF動作を制御する。
第1のDRAM制御部10aは、第1のバス調停部15a、第1のリフレッシュ制御部16a及び第1の物理アクセス制御部17aを備えている。
第1のバス調停部15aは、バス権の調停を実施する。第1のリフレッシュ制御部16aは、第1のDRAM11aをリフレッシュする動作を制御する。第1の物理アクセス制御部17aは、第1のDRAM11aとの間の信号の授受動作を制御する。
第2の構成部1bには、第2のCPU2b、AEセンサ制御部7、AFセンサ制御部8及び第2のDRAM11bが設けられている。
第2のCPU2bは、第2の構成部1bを統括して制御する。AEセンサ制御部7は自動露出動作に用いる被写体輝度の測定動作を制御する。AFセンサ制御部8は自動焦点調節に用いる被写体までの距離測定動作を制御する。第2のDRAM制御部10bは、第2のDRAM11bに対するデータの授受やREF動作を制御する。
第2のDRAM制御部10bは、第2のバス調停部15b、第2のリフレッシュ制御部16b及び第2の物理アクセス制御部17bを備えている。
第2のバス調停部15bは、バス権の調停を実施する。第2のリフレッシュ制御部16bは、第2のDRAM11bをリフレッシュする動作を制御する。第2の物理アクセス制御部17bは、第2のDRAM11bとの間の信号の授受動作を制御する。
そして、第1のDRAM制御部10aの第1のリフレッシュ制御部16aからは、第2のDRAM制御部10bの第2のリフレッシュ制御部16bに対して、後述するリフレッシュ要求信号20が出力される。
次に、図1に示す如く構成されたデジタルカメラ1の撮影時における各部の動作について説明する。
撮像部4で撮像された画像は、第1のDRAM制御部10aを介して第1のDRAM11aに一時記憶される。一時記憶された画像は、画像処理部5によってJPEG等の汎用的な画像に変換されて第1のDRAM11aに戻される。JPEG画像は、その後メモリカード部3を介して不揮発性のメモリカード(不図示)に記憶される。メモリカード内の画像は、画像表示部6で再生することができる。
更にデジタルカメラ1は、AE、AF専用のセンサを搭載している。AE、AF時に測定された各センサからの計測データは、第2のDRAM11bに一時記憶された後、第2のCPU2bがそのデータを用いて輝度演算、測距演算を行う。
続いて、図1に示す如く構成されたデジタルカメラ1のREF動作について説明する。図2は、第1の実施の形態のREF動作を示すタイムチャートである。図2では、6種類のタイムチャートに分割してREF動作を記載している。
1)第1のDRAM11aへのアクセス動作
第1のDRAM11aへのアクセスは、第1のバス調停部15aが行うバス調停によって制御され、さまざまなDMA(Dynamic Memory Access)処理が所定の優先順位をもって実行されている。
第1のDRAM11aへのアクセスは、第1のバス調停部15aが行うバス調停によって制御され、さまざまなDMA(Dynamic Memory Access)処理が所定の優先順位をもって実行されている。
第1段目のタイムチャートに示すように、「撮影」は撮像動作に伴うアクセス動作の期間、「画像処理」は画像処理動作に伴うアクセス動作の期間、「CPU」は第1のCPUが実行する関連したアクセス動作の期間を示している。そして、これらのアクセス動作は、それぞれ第1のバス調停部15aの制御のもとに第1のDRAMとの間で実行されている。
リフレッシュ制御は、その優先順位の合間をぬって一定間隔で行われるのが一般的な制御方法である。タイムチャートに示す「REF」期間が、リフレッシュ動作のために第1のDRAM11aとの間でアクセス動作を行う期間であることを示している。
2)第1のリフレッシュ制御部16a→第1の物理アクセス制御部17aへのリフレッシュ要求動作
リフレッシュ制御は所定の時間以内に行わないとDRAMに記憶されているデータが消失してしまうため、確実に所定時間以内に行う必要がある。そこで、第1のDRAM11aを定期的にリフレッシュすべく、第1のリフレッシュ制御部16aは、計時手段としてリフレッシュタイマーを備えている。そこで第2段目のタイムチャートに示すように、このリフレッシュタイマーに基づいて第1のリフレッシュ制御部16aは、所定の間隔で第1の物理アクセス制御部17aヘリフレッシュ制御を要求する。
リフレッシュ制御は所定の時間以内に行わないとDRAMに記憶されているデータが消失してしまうため、確実に所定時間以内に行う必要がある。そこで、第1のDRAM11aを定期的にリフレッシュすべく、第1のリフレッシュ制御部16aは、計時手段としてリフレッシュタイマーを備えている。そこで第2段目のタイムチャートに示すように、このリフレッシュタイマーに基づいて第1のリフレッシュ制御部16aは、所定の間隔で第1の物理アクセス制御部17aヘリフレッシュ制御を要求する。
ただし、リフレッシュ制御を最優先で実行すると、DRAMとの間の平均的なデータ転送能力が低下する。これは、DRAMに効率良くアクセスするためのバースト転送機能が、リフレッシュ動作によって分断されてしまうためである。そこで一般的には、所定のバースト転送処理が行われた後に、リフレッシュ制御を行うようにしている。
第2段目のタイムチャートに示すアクセス要求信号(2−1、2−2、2−4)に対して、第1段目のタイムチャートでは「REF」動作が開始されているが、第2段目のタイムチャートに示すアクセス要求信号(2−3、2−5)に対して、第1段目のタイムチャートでは遅れて「REF」動作が開始されているのはこのためである。
3)第1の物理アクセス制御部17a→第1のリフレッシュ制御部16aへの応答通知動作
第1の物理アクセス制御部17aは、実際にリフレッシュ処理を行ったタイミングを第1のリフレッシュ制御部16aに通知する。第1段目のタイムチャートに示す「REF」動作が終了したタイミングで、第3段目のタイムチャートでは第1のリフレッシュ制御部16aに対して応答信号が出力されている。
第1の物理アクセス制御部17aは、実際にリフレッシュ処理を行ったタイミングを第1のリフレッシュ制御部16aに通知する。第1段目のタイムチャートに示す「REF」動作が終了したタイミングで、第3段目のタイムチャートでは第1のリフレッシュ制御部16aに対して応答信号が出力されている。
4)第1のリフレッシュ制御部16a→第2のリフレッシュ制御部16bヘのリフレッシュ要求動作
第1のDRAM11aのリフレッシュが行われたことを知った第1のリフレッシュ制御部16aは、第2のDRAM11bに対してリフレッシュを指示すべく、リフレッシュ要求信号を生成する。そこで、第1のリフレッシュ制御部16aは、第2段目のタイムチャートに示す応答信号に対応してトグルに変化する信号(Low−High−Low−High…)を生成する。
第1のDRAM11aのリフレッシュが行われたことを知った第1のリフレッシュ制御部16aは、第2のDRAM11bに対してリフレッシュを指示すべく、リフレッシュ要求信号を生成する。そこで、第1のリフレッシュ制御部16aは、第2段目のタイムチャートに示す応答信号に対応してトグルに変化する信号(Low−High−Low−High…)を生成する。
リフレッシュ要求信号20をトグルに変化する信号に生成するのは以下の理由による。
本実施例において、第1のDRAM11aに求められる処理は、画像処理、撮像処理、表示処理等であり、システムを適正に機能させるためには非常に大きい処理能力が必要であると想像できる。一方、第2のDRAM11bに求められる処理は、AE/AF処理だけであり、第1のDRAM11aほどの処理能力は要求されない。
そこで低消費電力化のため、第2のDRAM11bについては動作周波数を落とすことが考えられる。本実施例においては、第1のDRAM11aの動作周波数は100MHz、第2のDRAM11bの動作周波数は54MHzであるとする。
このような状態において、第3段目のタイムチャートに示すようなパルス信号をそのまま第2のDRAM制御部10bへ通知してしまうと、動作周波数の遅い第2のDRAM制御部10bは、該パルス信号を受信し損ねる可能性が発生する。そこで、第4段目のタイムチャートに示すような、トグルで変化する信号を第2のDRAM制御部10bに通知することによって、第2のDRAM制御部10bは、その信号の変化を容易に知ることができるようになる。
5)第2のリフレッシュ制御部16bがリフレッシュ要求信号20の変化を検出する動作
第2のリフレッシュ制御部16bでは、自身の動作周波数で動作する複数のフリップフロップによってリフレッシュ要求信号20の変化が検知される。具体的には、公知技術である同期化、エッジ検出といった技術を適用して検知することが行われる。この結果、第5段目のタイムチャートに示すように、トグル信号の変化タイミングに比べて数クロック分のディレイ(遅れ)が生じている。
第2のリフレッシュ制御部16bでは、自身の動作周波数で動作する複数のフリップフロップによってリフレッシュ要求信号20の変化が検知される。具体的には、公知技術である同期化、エッジ検出といった技術を適用して検知することが行われる。この結果、第5段目のタイムチャートに示すように、トグル信号の変化タイミングに比べて数クロック分のディレイ(遅れ)が生じている。
6)第2のDRAM11bへのアクセス動作
第2のDRAM制御部2bは、第5段目のタイムチャートに示すリフレッシュ要求信号20の変化を検知することによって、第2のDRAM11bのリフレッシュ制御を行う。このリフレッシュ動作は、第1段目に示した第1のDRAM11aへのアクセスと同様のタイムチャートであるため、その詳細の説明は省略する。
第2のDRAM制御部2bは、第5段目のタイムチャートに示すリフレッシュ要求信号20の変化を検知することによって、第2のDRAM11bのリフレッシュ制御を行う。このリフレッシュ動作は、第1段目に示した第1のDRAM11aへのアクセスと同様のタイムチャートであるため、その詳細の説明は省略する。
以上のように構成した結果、第1のDRAM11aのリフレッシュタイミングと第2のDRAM11bのリフレッシュタイミングを重ならないように制御することができ、ピーク電流を効果的に抑制することができる。また、第2のDRAM制御部10bは、第1のDRAM制御部10aのリフレッシュ要求信号に基づいて動作するため、複雑なタイミング制御回路を設ける必要がない。
〔第2の実施の形態〕
図3は、本発明の第2の実施の形態のDRAMのリフレッシュ回路を備えたデジタルカメラ1の構成を示す図である。
図3は、本発明の第2の実施の形態のDRAMのリフレッシュ回路を備えたデジタルカメラ1の構成を示す図である。
第2の実施の形態では、第3のDRAM制御部10cと第3のDRAM11cを新たに設け、画像表示部6を第1の構成部1aから分離して独立させた点が第1の実施の形態とは異なっている。従って、第1の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付してその詳細の説明は省略する。
第2の実施の形態では、表示すべき画像データは、画像転送部9を介して第1の構成部1aから転送されてくる。このように構成することで、とりわけ静止画再生時のように表示更新頻度の少ない状況下において、システム負荷を分散させることが可能となっている。
また、各DRAM制御部(10a、10b、10c)を数珠つなぎに接続することで、複数のDRAMリフレッシュタイミングをずらすことができる。これらのDRAM制御部(10a、10b、10c)は、実質的に同一仕様の回路である。従って、第2の実施の形態で用いたDRAM制御部は、設計流用性が高く、よって低コストでシステム拡張が可能となる。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態では、リフレッシュ制御部(16a、16b、16c)の構成が第2の実施の形態と異なっている。従って、第2の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付してその詳細の説明は省略する。
第3の実施の形態では、リフレッシュ制御部(16a、16b、16c)の構成が第2の実施の形態と異なっている。従って、第2の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付してその詳細の説明は省略する。
第2の実施の形態で触れたように、実際には、DRAM制御回路はシステムLSIに組み込んで適用されることが多く、その場合、設計共通化(IP化)により、同一のDRAM制御回路がシステム内に複数存在することもあり得る。
この場合、第2のDRAM制御回路16bにあるリフレッシュカウンタ(リフレッシュ要求信号を生成する計時手段)は、第1のDRAM制御回路16aが正常に動作するに伴い不要のものとなってしまう。低消費電力化のためには、不要なカウンタは動作していない方が望ましい。第3の実施の形態は、このような問題の解決を図るものである。
図4は、第3の実施の形態に係る第2のリフレッシュ制御部の構成を示す図である。
第2のリフレッシュ制御部16bは、変化検出部25、計時手段26、選択部27及びトグル信号生成部28で構成されている。
変化検出部25は、第1のDRAM制御部10aからのリフレッシュ要求信号20(トグル信号)の変化を検出する。計時手段26は、周期的に所定の時間経過を測定する。選択部27は、変化検出部25の検出結果出力と、計時手段26の計時出力のいずれかを択一的に選択して第2の物理アクセス制御部17bに出力する。そして、トグル信号生成部28は、第2のDRAM11bのリフレッシュ処理終了信号からトグル信号を生成し、第3のDRAM制御回路10cに対してリフレッシュ要求信号21を出力する。
第3の実施の形態では、第1のDRAM制御部10aの正常動作に伴い発せられるリフレッシュ要求信号20の変化を検出した時点で、第2のDRAM制御部10bの選択部27は、強制的に変化検出部25から出力される該リフレッシュ要求信号20を用いてリフレッシュ動作を行うように構成した。
このことにより、第2のリフレッシュ制御部16b内の計時手段26を止めても問題無く第2のDRAM11bのリフレッシュ制御を行うことができる。よって、余計な電力消費を抑えることが可能となる。
なお、上述の実施の形態で説明した各機能は、ハードウエアを用いて構成しても良く、また、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現しても良い。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
更に、各機能は図示しない記録媒体に格納したプログラムをコンピュータに読み込ませることで実現させることもできる。ここで本実施の形態における記録媒体は、プログラムを記録でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その記録形式は何れの形態であってもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…デジタルカメラ、2a…第1のCPU、2b…第2のCPU、10a…第1のDRAM制御部、10b…第2のDRAM制御部、11a…第1のDRAM、11b…第2のDRAM、15a…第1のバス調停部、15b…第2のバス調停部、16a…第1のリフレッシュ制御部、16b…第2のリフレッシュ制御部、17a…第1の物理アクセス制御部、17b…第2の物理アクセス制御部、20…リフレッシュ要求信号、21…リフレッシュ要求信号、25…変化検出部、26…計時手段、27…選択部、28…トグル信号生成部。
Claims (5)
- 第1のDRAMに対するデータの書き込みや読み出し、及びリフレッシュを行う第1のDRAM制御回路と、第2のDRAMに対するデータの書き込みや読み出し、及びリフレッシュを行う第2のDRAM制御回路とを有するDRAMのリフレッシュ制御回路であって、
前記第1のDRAM制御回路は、前記第1のDRAMのリフレッシュを行うための第1リフレッシュ制御手段と、前記第1のDRAMのリフレッシュタイミングに対応して第1リフレッシュ要求信号を前記第2のDRAM制御回路に出力する第1のリフレッシュ要求信号送信手段を有し、
前記第2のDRAM制御回路は、前記第1のリフレッシュ要求信号送信手段により送信された前記第1のリフレッシュ要求信号に基づいて、前記第2のDRAMのリフレッシュを行うための第2のリフレッシュ制御手段を有すること、
を特徴とするDRAMのリフレッシュ制御回路。 - 前記第1のリフレッシュ要求信号は、前記第1のDRAMのリフレッシュタイミングに対応してトグルで変化するものであり、
前記第2のリフレッシュ制御手段は前記第1のリフレッシュ要求信号のレベル変化のタイミングに対応して前記第2のDRAMのリフレッシュを行うこと
を特徴とする請求項1に記載のDRAMのリフレッシュ制御回路。 - 前記第1のDRAM制御回路は、さらに複数種類のデータを調停するバス調停手段を有し、前記バス調停手段による調停に従って、前記第1のDRAMに対して書き込みや読み込みの制御を行った後に、前記第1のリフレッシュ制御手段により前記第1のDRAMのリフレッシュを行うことを特徴とする請求項1に記載のDRAMのリフレッシュ制御回路。
- 前記第1のDRAMのアクセス速度と前記第2のDRAMのアクセス速度とは異なることを特徴とする請求項1に記載のDRAMのリフレッシュ制御回路。
- 前記第2のDRAM制御回路は、
さらに一定周期で前記第2のDRAMのリフレッシュを行うための第2のリフレッシュ要求信号を生成する計時手段と、
前記第1のリフレッシュ要求信号又は前記第2のリフレッシュ要求信号を選択する選択手段とを有し、
前記第2のDRAM制御回路が前記第1のDRAM制御回路から前記第1のリフレッシュ要求信号を受信したときは、前記選択回路は強制的に前記第1のリフレッシュ要求信号を選択して、この前記第1のリフレッシュ要求信号に基づいて前記第2のDRAMのリフレッシュを行うこと
を特徴とする請求項1に記載のDRAMのリフレッシュ制御回路。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |