JP2020030521A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020030521A
JP2020030521A JP2018154720A JP2018154720A JP2020030521A JP 2020030521 A JP2020030521 A JP 2020030521A JP 2018154720 A JP2018154720 A JP 2018154720A JP 2018154720 A JP2018154720 A JP 2018154720A JP 2020030521 A JP2020030521 A JP 2020030521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
memory
unit
calibration
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018154720A
Other languages
English (en)
Inventor
喜則 渡辺
Yoshinori Watanabe
喜則 渡辺
公男 塩澤
Kimio Shiozawa
公男 塩澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018154720A priority Critical patent/JP2020030521A/ja
Publication of JP2020030521A publication Critical patent/JP2020030521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Memory System (AREA)

Abstract

【課題】 メモリ帯域を阻害することなくキャリブレーションを実行する。【解決手段】 キャリブレーション処理において、画像処理手段からの画像データをメモリに書き込む際に画像データの一部のデータを保持し、保持されたデータと同じデータが記憶されたメモリのアドレスから読み出したデータを、それぞれ異なる遅延量により遅延させたストローブ信号に応じてラッチしたそれぞれのデータと、保持されたデータとの比較結果に基づいて遅延量を決定する。【選択図】 図4

Description

本発明は画像処理装置に関する。
従来、デジタルカメラなどの画像処理装置では、画像処理用のLSIにより撮影した画像を処理する構成が一般的である。近年では、画像処理用のLSIの性能が飛躍的に向上している。LSIは半導体集積回路チップとして構成され、集積回路チップの外部に設けられたDRAM等のメモリを用いて処理を行う。LSIの性能向上に伴い処理するデータ量も増加し、LSIが使用するDRAMも高速化してきている。
また、モバイル機器向けに高速で且つ省電力なDRAMも市場に出ている。LPDDR(Low Power Double Data Rate)4では、最大で4267Mbpsもの広帯域なDRAMがJEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)で定義されている。
高速なDRAMは、一般的にストローブ信号の立ち上がりと立ち下がりに同期してデータ信号をラッチしデータ送受信を行う。そして、システム全体の温度変化や電圧変化に伴い、ストローブ信号とデータ信号の間にタイミングのずれが生じる。
また、温度変化や電圧変化によるタイミングのずれは通常のメモリアクセス中に発生する。そのため、LPDDR4−DRAMなどでは、定期的にメモリアクセスを中断し、ストローブ信号とデータ信号のタイミング調整を行うキャリブレーションを実行する必要がある。
タイミング調整のためのキャリブレーション中は、メモリへの書き込みや読み出しなどが行えないため、メモリ帯域を阻害する。このような問題に対して、通常のメモリアクセス中にストローブ信号とデータ信号のタイミング調整を行うメモリインターフェースが提案されている。
例えば、特許文献1では、メモリへのライトデータを一時的に保持しておいて、該当データをリードする際にキャリブレーションを行う技術が公開されている。
特開2012−98996
しかしながら、特許文献1では、どのようなデータをキャリブレーションに用いるか言及されていない。そのため、CPUの様にメモリへのアクセスが不定期なマスタからのデータを利用した定期的なキャリブレーションが行えない。
また、メモリ帯域が逼迫している時ほど、システム全体の温度も上昇する。そのため、よりキャリブレーション周期を短くしながら、タイミング調整を行う必要がある。逆に、メモリ帯域が逼迫していない時は、キャリブレーション周期も長くなり、タイミング調整によるメモリ帯域の阻害もシステム動作に影響しなくなる。
つまり、システム動作に基づいて、キャリブレーション周期を管理できるメモリへのアクセスデータを使用し、適応的にキャリブレーション方法を変える必要がある。
本発明は、このような問題を解決し、大量の画像データを処理する場合にも、メモリ帯域を阻害せずにキャリブレーションを行うことが可能な装置を提案することを目的とする。
メモリと、画像データを処理して、前記メモリに書き込む書き込みデータとして出力する画像処理手段と、前記画像処理手段により処理された画像データを前記メモリから読みだして記録媒体に記録する記録手段と、前記メモリに対するデータの書き込みと読み出しとを行うメモリ制御手段であって、前記メモリからのストローブ信号を遅延させる遅延手段と、前記遅延手段により遅延された前記ストローブ信号に応じて、前記メモリから読み出したデータをラッチするラッチ手段とを有し、前記遅延手段による前記ストローブ信号の遅延量を調整するキャリブレーション処理を行うメモリ制御手段とを備え、前記メモリ制御手段は、前記キャリブレーション処理において、前記画像処理手段からの画像データを前記メモリに書き込む際に前記画像データの一部のデータを保持し、前記保持されたデータと同じデータが記憶された前記メモリのアドレスから読み出したデータを、前記遅延手段がそれぞれ異なる遅延量により遅延させた前記ストローブ信号に応じて前記ラッチ手段がラッチしたそれぞれのデータと、前記保持されたデータとの比較結果に基づいて前記遅延量を決定し、前記画像データの記録中に前記キャリブレーション処理を行う。
本発明によれば、大量の画像データを処理する場合にも、メモリ帯域を阻害せずにキャリブレーションを行うことが可能となる。
撮像装置のブロック図である。 メモリIF部の構成を示すブロック図である。 キャリブレーション時の信号波形を示す図である。 キャリブレーション制御部の処理を示すフローチャートである。 画像データ内のパターンデータ位置を示す図である。 キャリブレーション結果の例を示す図である。 実施形態における各動作モードの画像処理のタイミングチャートである。 CPUの処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実施手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正または変更されても良い。
第1の実施形態では、メモリ帯域を阻害しない、画像データを用いたキャリブレーション処理について説明する。第2の実施形態では、動作モードによって、キャリブレーション処理を切り替える構成について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の画像処理装置が適用される撮像装置100の構成を示すブロック図である。撮像部101は、例えばCMOSやCCDといった撮像用のイメージセンサーを有する。撮像部101は、不図示のレンズや鏡筒といった光学系を通過した被写体光をCMOS等の撮像素子により電気信号に変換し、撮像データを取得する。画像処理部102は、撮像部101より出力される撮像データを画像処理し、画像データに変換する。
ここで、画像処理部102における画像処理とは、例えば、以下の処理を指す。先ず、入力された撮像データに対し、センサー補正、露出補正、ホワイトバランス補正といった補正処理を行う。その後、撮像データをラスター形式のYUV画像に変換するため同時化処理を行う。同時化処理の後、輝度情報の圧縮によりガンマ補正処理を行い、マトリックス変換によってITUで規定されている色空間に画像情報を圧縮する事で、画像データを生成する。
次に図1において、画像処理部102で生成された画像データは、メモリバス部103を介してメモリ制御部104に送られる。メモリ制御部104は、例えばDFI(DDR PHY Interface)プロトコルに則り、メモリIF部105に対し、メモリ部106へのデータ書き込みやデータ読み出しのメモリアクセス命令を発行する制御を行う。メモリIF部105は物理的なアナログ回路からなり、メモリ部105とのデータの送受信を行う。また、メモリIF部105は、メモリ部106からのデータ取り込みタイミングを調整するためのキャリブレーション処理も行う。
メモリ部106は、LPDDR−DRAMなどの揮発性メモリからなり、撮像装置100内の画像データや、撮像装置100内の回路モジュールが動作するためのプログラムを記録する。メモリ部106に記録された画像データは、メモリバス部103を介して、画像圧縮部109が読み出す。
画像圧縮部109では、静止画ならJPEG、動画ならH.264やH.265などの規格に準じた画像圧縮処理が行われる。画像圧縮部109によって圧縮された画像データは、メモリバス部103を介して、圧縮画像データとしてメモリ部106に記録される。記録制御部110は、メモリバス部103を介してメモリ部106から圧縮画像データを読み出し、メモリカードなどの記録媒体111に記録する。
また、表示制御部107は、メモリバス部103を介してメモリ部106から画像データを読み出す。表示制御部107は、外部表示デバイスへのドライバ回路で構成されており、表示するための画像データを、液晶パネルや液晶モニタからなる表示部108に送信し、表示する。
ここで、動画記録モードでは、フレーム毎に、画像処理部102で生成された画像データはメモリ部106に書き込まれ、その後、同じ画像データが、画像圧縮部109及び表示制御部107によって読み出される。つまり、画像データは、フレーム単位で、メモリ部106に書き込みが1回、読み出しが2回行われる事になる。
図1において、CPU112は、CPUバス部113を介して、画像処理部102、メモリ制御部104、画像圧縮部109、表示制御部107、記録制御部110と繋がっている。これにより、CPU112は、各部の制御パラメータを設定する事が可能で、撮像装置100の全体の動作制御を行う。
次に、図2を用いて本実施形態における画像データを用いたキャリブレーション処理について説明する。図2は、メモリIF部105における、キャリブレーションに関わる内部構成を示した図である。
図2において、CAバッファ部200は、メモリ制御部104からDFIプロトコルに則ったコマンド、及びアドレス情報をJEDECで定義された信号として、メモリ部106に送信する。メモリ部106は、このコマンド情報を基にデータの書き込みや読み出しを行う。
DQバッファ部201は、メモリ制御部104から送られてくるライトデータ(書き込みデータ)を、DQ送信バッファ203を介してメモリ部106に送信する。またメモリ部106からデータを読み出す際は、DQ受信バッファ204によって、メモリ部106からのリードデータ(読み出しデータ)を受信する。
DQSバッファ部202は、メモリ部106へのデータ書き込み時に、メモリ制御部104から送られてくるストローブ信号を、DQS送信バッファ205を介して、メモリ部106へ送る。逆に、メモリ部106へのデータ読み出し時は、メモリ部106から送られてくるストローブ信号をDQS受信バッファ206によって受信する。
ここで、データ書き込み時のメモリ制御部104から送られてくるストローブ信号は、WDLL部207によって、位相が90度遅らされた後、メモリ部106に送信される。データ読み出し時は、メモリ部106から送られてくるストローブ信号は、DQS受信バッファ206を介した後、RDLL部208によって、タイミング調整される。
タイミング調整されたストローブ信号は、リードデータラッチ部216に対してタイミング信号として送信される。リードデータラッチ部216は、RDLL部208からのストローブ信号に応じたタイミングでリードデータをラッチする。
WDLL部207、及びRDLL部208は、遅延ロックループ(DLL)で構成されており、遅延量を調整することによりストローブ信号の位相を制御することが可能である。WDLL部207、及びRDLL部208において、遅延量となるパラメータ値は、遅延値調整部209より制御信号として設定される。
リードデータラッチ部216は、メモリ部106からのリードデータを、DQ受信バッファ204を介して受信する。そして、RDLL部208によってタイミング調整されたストローブ信号によりラッチする。
ここで、図3を用いて、メモリ部106よりデータを読み出す際の、RDLL部208におけるDQSのタイミング調整について説明する。図3(a)は、タイミング調整前のリードデータラッチ部216におけるDQとDQSの信号波形である。図3(a)において、DQSにおける立ち上がりエッジとして、DQが取り込まれる時間T0では、DQのセットアップ時間Tsは確保されているが、ホールド時間Thは短くなっている。
この様に、初期化時にTsとThが同じ値になるようキャリブレーションしていても、温度変化や電圧変化によって、DQSとDQの関係にずれが生じる。よって、図3(b)に示すように、RDLL部208によって、DQSを位相遅延DL分遅らせる事で、T’sとT’hが同じになり、DQを正確に取り込むことが可能となる。この位相遅延DLを補正値として定める事がキャリブレーションの目的である。
図2において、リードデータラッチ部216でラッチされた値は、リードデータ選択部214を介して、リードデータとしてメモリ制御部104に送信される。パターンアドレス保持部210では、画像データを用いたキャリブレーションを行う際に、画像データ内のパターンデータがメモリ部106において、どのアドレスに相当するかを、アドレス情報として保持する。パターンアドレス保持部210に保持するアドレス情報は、メモリ制御部104より送られる。具体的にはCPU112によって、画像データ内のどのデータをパターンデータとするか決定した後、アドレス情報が設定される。
コマンド・アドレス解析部211では、メモリ制御部104からのコマンド・アドレス情報を解析し、パターンアドレス保持部210に保持されたアドレスと同じメモリ部106のアドレスへのメモリアクセス命令が発行されているかを解析する。コマンド・アドレス解析部211で解析した結果は、キャリブレーション制御部215に送られる。
ここで、図4を用いて、キャリブレーション制御部215の処理について、図2の残りの回路モジュールの動作とともに説明する。本実施形態では、画像の記録中にキャリブレーション処理が行われる。ここでは、画像処理部102で生成された画像データをメモリ部106へ書き込むタイミングで、且つ、図2におけるパターンアドレス保持部210にアドレス情報が事前に設定されている。
キャリブレーション制御部215は、コマンド・アドレス解析部211の結果より、パターンデータのメモリ部106のアドレスへの書き込みが発生したかを判別する(S201)。対象のアドレスへの書き込みでなければ、S401を繰り返す。対象のアドレスへの書き込みであれば、S402に移動する。
S402では、キャリブレーション制御部215は、パターンデータ保持部212に対し、メモリ制御部210からのライトデータをパターンデータとして保持するように指示する。次に、S403では、キャリブレーション制御部215は、コマンド・アドレス解析部211の結果より、パターンデータと同じデータが記憶されたメモリ部106のアドレスへの読み出しが発生したかを判断する。対象のアドレスへの読み出しでなければ、S403を繰り返す。対象のアドレスへの読み出しであれば、S404に移動する。
S404では、キャリブレーション制御部215は、遅延値調整部209を介して、RDLL部208の遅延量となるパラメータ値を変化させ、出力するストローブ信号の位相調整を行う。この際、キャリブレーション制御部215は、リードデータ選択部214を制御し、パターンデータ保持部212に保持されているパターンデータをリードデータとして、メモリ制御部104に送る。
これにより、キャリブレーション用にストローブ信号が遅延される。ストローブ信号の遅延量が適切でない場合、リードデータラッチ部216でラッチされたリードデータは期待しない値とはならない。しかし、キャリブレーション処理中、リードデータ選択部214は、リードデータラッチ部216からのリードデータに代えて、パターンデータ保持部212に保持されているパターンデータをリードデータとして送信する。そのため、撮像装置100内のモジュールへ返す値に影響を及ぼさない事が可能となる。
S405では、キャリブレーション制御部215は、データ比較部213へ、パターンデータ保持部212に保持されているパターンデータと、リードデータラッチ部216にラッチされたリードデータを比較するように指示する。キャリブレーション制御部215は、データ比較部213の結果より、保持されたパターンデータと、リードデータが一致するかを判定する。そして、判定の結果をこのときの遅延量の情報と共に内部のレジスタに記憶する。
S406では、キャリブレーション制御部215は、キャリブレーションが完了したかを、予めCPU112から設定されているキャリブレーション実行回数より判断する。キャリブレーションが完了していない場合は、S403以降の処理を繰り返す。キャリブレーションが完了してる場合は、S407において、キャリブレーションの結果、最適な遅延量をRDLL部208の遅延量として設定し、処理を終了する。ここでは、比較結果が一致したときの対応する遅延量の範囲のうち、中心となる遅延量を適切な遅延量とする。
このように、RDLL部208の遅延量を変えながらリードデータをラッチし、ラッチされた値と保持されたパターンデータとを比較する。そして、異なる遅延量を持つストローブ信号によりラッチの値とパターンデータの比較の結果、一致したときの遅延量から適切な遅延量をRDLL部208の遅延量として設定する。
次に、図5と図6を用いて、画像データからパターンデータを選定する方法について説明する。図5は、画像処理部102から出力される1フレーム分の画像データを示している。1フレームの画像データの一部であるパターンデータP0からパターンデータP7の8つのパターンデータが設定される。パターンデータの位置は、画像データ内の座標位置として、CPU112によって予め管理されている。CPU112は、選定されたパターンデータの画像データ内の座標位置をメモリ部106のアドレス情報に変換し、パターンアドレスとしてメモリ制御部104に予めアドレス情報を通知しておく。
ここで、例えば、LPDDR4ではデータバス幅が16ビットで、バースト長が16固定なので、一回のトランザクションで送受信されるデータサイズは32バイトとなる。そのため、一つのパターンデータのデータサイズは32バイトとなる。また、1フレームの画像処理期間内に、キャリブレーションにおける位相遅延を変化させながらタイミング調整を行える回数は、画像データ内のパターンデータ数に、画像データを読み出す回数を掛けた値となる。
前述したように、動画記録の様な記録モードでは、メモリ部106に対し、画像圧縮部109及び表示制御部107で同じ画像データを1回ずつ、計2回読み出す。よって、記録モードでは、画像データの読み出し回数が2回になるため、図5に示したように画像データにおいて8つのパターンデータを選定する事で、16回、遅延量を変更させてリードデータを受信することが可能となる。
次に、図6は、DQSの遅延量を異ならせて16回データを受信した場合のデータ比較部213における比較結果を示した図である。ここで遅延値DL0からDL15は、固定の遅延量ずつ連続的に変化させた値である。遅延値DL0からDL15まで変化させると、図3におけるDQSの周期Tcycleの半周期以上の位相に対応した遅延量となる。
図6の例では、比較結果が一致している遅延値DL2からDL10の中心となるDL6が最も、DQSとDQの関係において、セットアップ時間とホールド時間が確保された状態となる。よって、キャリブレーション制御部215は、遅延値DL6を最適な補正量として、RDLL部208に設定する。
このように、本実施形態では、各画像処理部による画像処理のためにメモリ部106に書き込まれる画像データを用いてキャリブレーションを行う。そのため、キャリブレーションの処理のためにメモリ部106に対するメモリアクセスを停止させる必要がない。従って、メモリ帯域を阻害する事無く、温度変化や電圧変化によって定期的に必要となるメモリとのタイミング調整が可能となる。
また、画像データ内で選定するデータパターン数や、フレーム単位でキャリブレーション実行の有無を調整する事で、キャリブレーション周期を任意に制御することが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態と同様の回路構成をとる。よって、画像データによるキャリブレーションを実行することが可能である。本実施形態では、撮像装置100の動作モードによって、キャリブレーション方法を切り替える事に特徴を持つため、その点について図7、図8を用いて説明する。
図7(a)は、撮像装置100の動作モードが記録モードで、メモリ部106に対し、画像処理部102がデータの書き込みを行い、画像圧縮部109と表示制御部107がデータを読み出すタイミングを示したタイミングチャートである。
図7(a)に示したように、記録モードでは、撮像装置100内の回路モジュールが全て動き、且つ回路モジュールによってはフレーム周期の処理期間がずれて動作する。そのため、メモリ部106へのアクセスが常に発生しメモリ帯域が逼迫する状態になる。このような状態では、メモリ帯域は逼迫するが、回路モジュール毎にフレーム単位の周期でメモリ部106へアクセスするため、第1の実施形態で説明した画像データによるキャリブレーションが有効になる。
図7(b)は、撮像装置100の動作モードが記録待機モードである場合の各回路モジュールによるメモリ部106へのアクセスタイミングを示したタイミングチャートである。記録待機モードでは、メモリ部106に記録する画像サイズも小さくなり、撮像装置100内の回路モジュールも限定的にしか動作しない。よって、図7(b)に示したように、メモリ帯域に余裕があり、画像データに関するメモリ部106へのアクセスが発生しない期間が生じる事になる。
また、このような状態では、メモリ部106へのアクセスは、CPU112の様な不定期アクセスが主になる。定期的にキャリブレーションを制御する観点で、画像データを用いたキャリブレーションは適さなくなる。
そのため、記録待機モードでは、予め値を知っているメモリ部106が持つ不図示のレジスタ情報を複数回読み出して、キャリブレーションを行う。メモリ部106のレジスタ情報を用いたキャリブレーションは、各回路によるメモリ部106へのアクセスを停止する必要がある。記録待機モードでは各モジュールからのアクセス要求が発生しない、ブランキング期間にキャリブレーションの処理を行うことで、撮像装置100の動作に対する影響を抑えることが可能である。
動作モードによってキャリブレーション方法を切り替えるCPU112の処理について説明する。図8は、動作モードに応じたキャリブレーションの処理を説明するためのフローチャートである。
図8において、S801では、CPU112は、撮像装置100の動作モードが記録待機モードか否かを判別する。動作モードは、不図示の操作部をユーザが操作することにより変更可能である。CPU112はユーザによる操作部の操作に応じて現在の動作モードを判別する。
S801において、CPU112が、記録待機モードであると判断した場合は、S802に移動する。S802では、CPU112は、画像処理部102で生成した1フレーム分の画像データのメモリ部106への書き込みが完了したかを判断する。書き込み完了の通知は、例えば、不図示の画像処理部102に内蔵されたライトDMAC(Direct Memory Access Controler)によって、CPU112に対し割り込み信号として発行される。S802において、CPU112が、メモリ部102への画像データ書き込みが完了していないと判断した場合は、S802を繰り返し実行する。
S802において、CPU112がメモリ部102への画像データ書き込みが完了したと判断した場合は、S803に移動する。S803では、CPU112は、表示制御部107がメモリ部102からの画像データ読み出しが完了しているか判断する。読み出し完了の通知は、例えば、不図示の表示制御部107に内蔵されたリードDMACによって、CPU112に対し割り込み信号として発行される。
ここで、記録待機モードでは、図7(b)に示した様に、メモリ部106に対する画像データの書き込み、及び読み出しを行うのは、画像処理部102と表示制御部107のみである。S803において、CPU112が、メモリ部102からの画像データ読み出しが完了していないと判断した場合は、S803を繰り返し実行する。S803において、CPU112が、メモリ部102からの画像データ読み出しが完了したと判断した場合は、S804に移動する。
S804では、CPU112は、メモリ部106のレジスタ情報を用いたキャリブレーションを実行する。ここで、1フレーム分の画像データ処理が完了していることは、S802、及びS803で確認済みである。そのため、S804において、メモリ部106へのアクセス状態は、図7(b)のブランキング期間に相当する。ブランキング期間において、メモリ部102へのアクセスは、CPU112のデータ量が少ない不定期アクセスくらいである。そのため、キャリブレーションによって他のモジュールのアクセスが停止されても撮像装置100の動作に及ぼす影響は問題となるものではない。
S804で、キャリブレーションが実行された後、次にS805に移動する。S805では、CPU112は、撮像装置100の電源がオフになったかを判断する。撮像装置100の電源オフは、ユーザによる操作部の操作をCPU112が判別することで決定する。S805において、CPU112が電源オブの指示がされていないと判断した場合は、S801以降の処理を繰り返し実行する。また、電源オフの指示があると処理を終了する。
また、S801において、CPU112が、記録待機モードでは無い、つまり撮像装置100は記録モードで動作していると判断した場合はS806に移動する。S806では、CPU112は、第1の実施形態で説明した画像データを用いたキャリブレーションを実行する。次に、S807に移動し、CPU112は記録モードが終了したかを判断する。
S807において、CPU112が、記録モードが終了していないと判断した場合は、S806に戻り、画像データによるキャリブレーションを実行しながら記録モードが続けられる。S807において、CPU112が、記録モードが終了していると判断した場合は、S805に移動する。
以上のように、本実施形態では、記録待機モードではメモリのレジスタ情報に基づいてキャリブレーションを行う。また、記録モードでは画像データによるキャリブレーションを行う。
このように、動作モードに応じてキャリブレーション方法を変える。これにより、撮像装置の動作に支障をきたす事無く、温度変化や電圧変化に対し適応的なタイミング調整が可能となり、メモリとのデータアクセスを正確に行う事ができる。

Claims (3)

  1. メモリと、
    画像データを処理して、前記メモリに書き込む書き込みデータとして出力する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により処理された画像データを前記メモリから読みだして記録媒体に記録する記録手段と、
    前記メモリに対するデータの書き込みと読み出しとを行うメモリ制御手段であって、前記メモリからのストローブ信号を遅延させる遅延手段と、前記遅延手段により遅延された前記ストローブ信号に応じて、前記メモリから読み出したデータをラッチするラッチ手段とを有し、前記ストローブ信号の遅延量を調整するキャリブレーション処理を行うメモリ制御手段とを備え、
    前記メモリ制御手段は、前記キャリブレーション処理において、前記画像処理手段からの画像データを前記メモリに書き込む際に前記画像データの一部のデータを保持し、前記保持されたデータと同じデータが記憶された前記メモリのアドレスから読み出したデータを、前記遅延手段がそれぞれ異なる遅延量により遅延させた前記ストローブ信号に応じて前記ラッチ手段がラッチしたそれぞれのデータと、前記保持されたデータとの比較結果に基づいて前記遅延量を設定し、
    前記画像データの記録中に前記キャリブレーション処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記メモリ制御手段は、前記画像データの記録中に行われる前記キャリブレーション処理のために前記ラッチ手段から出力されたデータに代えて、前記保持されたデータを前記記録手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記メモリ制御手段は、前記画像データの記録モードにおいては、前記キャリブレーション処理を行い、記録待機モードにおいては、前記メモリに保持されたレジスタ情報を読み出し、前記読み出されたレジスタ情報を用いたキャリブレーション処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
JP2018154720A 2018-08-21 2018-08-21 画像処理装置 Pending JP2020030521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018154720A JP2020030521A (ja) 2018-08-21 2018-08-21 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018154720A JP2020030521A (ja) 2018-08-21 2018-08-21 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020030521A true JP2020030521A (ja) 2020-02-27

Family

ID=69622494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018154720A Pending JP2020030521A (ja) 2018-08-21 2018-08-21 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020030521A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100007770A1 (en) Memory access control apparatus and image pickup apparatus
KR102459917B1 (ko) 이미지 신호 프로세서와 이를 포함하는 장치들
US8904069B2 (en) Data processing apparatus and image processing apparatus
JP2007310549A (ja) メモリ制御装置
US20230396890A1 (en) Image processors and image processing methods
US9591170B2 (en) Image processing apparatus, and control method and program of image processing apparatus
JP2012068873A (ja) メモリシステムおよびdramコントローラ
JP6263025B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP2007037112A (ja) 撮像シリアルインタフェースrom集積回路
US9363465B2 (en) Data processing apparatus and data processing method
JP2020030521A (ja) 画像処理装置
JP6356972B2 (ja) 記録装置、撮像装置、及び記録装置の制御方法
US20190297250A1 (en) Image pickup apparatus of which display start timing and display quality are selectable, method of controlling the same
US20060047866A1 (en) Computer system having direct memory access controller
US20200358949A1 (en) Image capturing apparatus and control method therefor
US9286018B2 (en) Image processing device for improved access efficiency
JP7130377B2 (ja) 画像処理装置
JP2021157295A (ja) メモリ制御装置
US20140125821A1 (en) Signal processing circuit, imaging apparatus and program
JP2021184576A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2015032241A (ja) メモリインターフェース
US10136070B2 (en) Image capturing apparatus and control method of the same
JP2020013264A (ja) 画像処理装置
JP7110007B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2006109224A (ja) 撮像装置