JP2006163252A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents

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JP2006163252A JP2004358137A JP2004358137A JP2006163252A JP 2006163252 A JP2006163252 A JP 2006163252A JP 2004358137 A JP2004358137 A JP 2004358137A JP 2004358137 A JP2004358137 A JP 2004358137A JP 2006163252 A JP2006163252 A JP 2006163252A
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Abstract

【課題】 像担持体表面に残留した現像剤等の付着物を、像担持体表面全体にわたってムラなく除去できるようにして、像担持体表面に筋状に付着物が残るのを確実に防止でき、表面の傷も防止できるようにし、形成する画像の品質を向上できる画像形成装置のクリーニング装置を提供する。
【解決手段】 トナーによって感光体ドラム48a表面に形成されたトナー像を記録用紙に転写後に、その感光体ドラム48a表面にクリーニング部材60を接触させることによって、その感光体ドラム48aの表面の付着物を剥離させて除去するクリーニング器48eを有する画像形成装置において、クリーニング器48eは、クリーニング部材60を感光体ドラム48a表面に接触させながら、感光体ドラム48aの表面の回転方向(移動方向)に対して垂直方向にそのクリーニング部材60を移動させる移動手段62を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機等の電子写真方式によって記録媒体に画像形成を行う画像形成装置において、感光体ドラム等の像担持体に剥離部材(クリーニング部材)を接触させて像担持体の表面に残存している残留像形成剤を剥離させて除去する画像形成装置のクリーニング装置に関する。
従来、画像形成装置において、感光体ドラムにトナー等の粉体現像剤が残ってしまうと、フィルミングやトナーのブラックスポットの影響が出る虞があるので、残存する現像剤を除去するクリーニング装置が感光体ドラム周囲に設けられている。
クリーニング装置は、感光体ドラムにブレードを接触させてその表面に残存するトナーを掻き取るものが有るが、研磨効果が弱い、ブレード接触圧が大きくすると駆動系の負荷が大きくなる、紙粉の付着したブレード端部の研磨作用によって片摩耗が生じる等の問題が生じる恐れがある。
これに対して、特開平5−323845号(特許文献1)は、クリーニング装置が、クリーニングブラシロールを感光体に接触させて回転させるものであって、このブラシの表面に、トナー粒子を収容する凹部を設けているものである。このクリーニング装置においては、そのブラシの凹部内にトナー粒子を取り込み、取り込んだトナー粒子によって感光体の表面を研磨するようにしている。
なお、類似する技術として、現像剤像が転写・定着された記録媒体からトナー等の像形成剤をブレードによって掻き落して除去する技術が提案されている(特許文献2、3参照)。
特開平5−323845号公報 特開平08−95446号公報 特開平11−327390号公報
しかしながら、上記の特許文献1の技術では、ブラシを感光体ドラム表面に当てて払い落とすものであるので、感光体ドラム表面においてブラシの当る部分がムラになって紙粉、タルク、固着トナー等の付着物を除去した部分と除去していない部分とでムラになり易く、細かい部分で上記付着物が除去しきれない虞がある。
また、従来のように感光体ドラムにその中心との位置関係を変えず固定的にブレードを当てて除去するのでは、感光体ドラムが回転していることから、感光体ドラム表面に付着した紙粉、タルク、固着トナー等の付着物(フィルミング、ブラックスポット等)が、感光体表面に周方向に長く延びた形で貼り付いている。このため、ブレードによる回転方向の剪断力では付着物を受ける面が小さく(ブレードには、周方向に沿って延びた付着物の横断面が当接するため)剥がし起こすモーメントが弱くなって、除去の効率が悪い。
なお、仮に、前記特許文献2、特許文献3の技術を感光体ドラムのクリーニングに転用して、感光体ドラムの移動方向に沿って往復動させて振動させたとしても、残留した現像剤除去に、感光体ドラムの幅方向でのムラが生じ筋状に現像剤の残留部分が生じ、また、ブレードの当接圧力を強くすると感光体ドラム表面に筋状の傷がつく虞も生じる。
このような筋状の残留現像剤または表面の傷は、現像剤像が転写・定着される記録媒体像に大きく影響し、画像品質の低下を招くという問題を生じる。
本発明は、このような問題に鑑み、感光体ドラム等の像担持体表面に残留した現像剤等の付着物を、像担持体表面全体にわたってムラなく除去できるようにして、像担持体表面に筋状に付着物が残るのを確実に防止でき、表面の傷も防止できるようにし、形成する画像の品質を向上できる画像形成装置のクリーニング装置を提供するものである。
本発明は画像形成装置のクリーニング装置に係るものである。
請求項1に記載の画像形成装置のクリーニング装置の発明は、像形成剤によって像担持体表面に形成された形成剤像を記録媒体に転写後に、その像担持体表面にクリーニング部材を接触させることによって、その像担持体の表面の付着物を剥離させて除去する画像形成装置のクリーニング装置において、クリーニング部材を像担持体表面に接触させながら、像担持体の表面の移動方向に対して垂直方向にそのクリーニング部材を移動させる移動手段を備えていることことを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置のクリーニング装置の発明は、請求項1に記載の発明において、像担持体が外周面に形成剤像が形成される筒状の回転ドラム体からなり、クリーニング部材がその一辺を前記像担持体外周面に当接させるブレード形状のものであって、クリーニング部材が移動手段によって像担持体の回転中心軸と平行方向に往復移動するものであることを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置のクリーニング装置の発明は、請求項1または2に記載の発明において、クリーニング部材はその材質がプラスチック樹脂または金属からなることを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置のクリーニング装置の発明は、請求項1から3のうちの1項に記載の発明において、像担持体の表面速度Vp(mm/sec)とクリーニング部材の移動方向の最大速度Vm(mm/sec)とが、0.2<Vm/Vp<1.0の関係にあることを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置のクリーニング装置の発明は、請求項1から4のうちの1項に記載の発明において、クリーニング部材は、弾発部材を介して画像形成装置本体側に支持されていることを特徴とする。
本発明の請求項1〜5記載の画像形成装置のクリーニング装置によれば、クリーニング部材を像担持体表面に接触させながら、像担持体の表面の移動方向に対して垂直方向にそのクリーニング部材を移動させる移動手段を備えているので、付着物がクリーニング部材から力をうける面が広くなり、大きな剪断力が作用する。また、付着物に対して回転モーメントが働き、付着物が剥がれ易くなる。したがって、信頼性の高いクリーンニングが可能となる。
よって、感光体ドラム等の像担持体表面に残留した現像剤等の付着物を、像担持体表面全体にわたってムラなく除去できるようにして、像担持体表面に筋状に付着物が残るのを確実に防止でき、表面の傷も防止できるようにし、形成する画像の品質を向上できるという優れた効果を奏し得る。
本発明の作用によって付着物を除去する原理を具体例を挙げて説明する。図1は本発明による付着物除去の具体例を説明する図である。図1(a)は感光体ドラム48a表面にクリーニング部材Aが当接している状態の説明図、(b)は感光体ドラム48aの回転(回転方向を「C」で示す)とクリーニング部材Aの当接によってそのドラム48a表面の付着物Dに横向きに剪断力が作用する状態の説明図、(c)はその付着物Dに横向きに剪断力を作用させることによってモーメントを生じさせ付着物Dを剥離させる原理の説明図である。
図1に示す本発明の一例は、像担持体の例の感光体ドラム48aの表面にクリーニング部材Aを接触させながら、感光体ドラム48aの表面の移動方向に対して垂直方向にそのクリーニング部材Aを移動させる移動手段のアクチュエータBを備えている。この一例におけるクリーニング部材Aは、概略ブレード状のものであって、その長さ方向が感光体ドラム48aの軸方向に沿っており、感光体ドラム48a表面に当接する側のクリーニング部材A先端部にブラシA1を備えているものである。
ここで、感光体ドラム48aの表面の付着物は、上述のようにそのドラム48aの表面の進む方向に沿って長く延びている。従来のように、クリーニング部材Aを単に固定的に感光体ドラム48a表面に当接させるだけでは、付着物に対しての剪断力Eの作用する方向が付着物の長さ方向に沿ってしまうので、付着物の長さ方向先端のみしか剪断力が作用しなくなり、付着部を剥離させにくい。
これに対して、本発明による付着物除去では、図1(a)に示すように、感光体ドラム48aの表面の移動方向が、そのドラム48aの回転方向Cである。そして、クリーニング部材Aは、感光体ドラム48a表面に接触させながら、移動手段のアクチュエータBによって感光体ドラム48aの表面の移動方向に対して垂直方向つまりそのドラム48aの軸方向にそのクリーニング部材Aを移動させる。
上述のように、感光体ドラム48aは画像形成時や転写時の熱を有し、そのドラム48aの表面の付着物Dは、その熱によって溶融するなどしてそのドラム48aの表面の進む方向に沿って長く延びている形状をとりやすい。
図1の(b)に示すように、クリーニング部材A先端部のブラシによって、感光体ドラム48a表面の付着物Dには、長さ方向に垂直方向つまり幅方向から横向きの剪断力Eが作用する。剪断力Eが付着物Dの側面から加わる。この側面からの剪断力Eによって、図1(c)に示すように、付着物Dはその幅方向から引き起こされるモーメントが加わるので、容易に剥離することができる。
請求項2〜5の発明は、上記効果に加えて次の効果を奏する。
請求項2の発明によれば、像担持体が外周面に形成剤像が形成される筒状の回転ドラム体からなり、クリーニング部材がその一辺を前記像担持体外周面に当接させるブレード形状のものであってクリーニング部材が移動手段によって像担持体の回転中心軸と平行方向に往復移動するものであるので、クリーニング部材がブレード形状のもの往復移動方向に対して十分な剛性が得られ、移動手段による往復駆動力を当接部に効率良く伝達することができる。また、クリーニング部材が平板状のブレード形状のものであるので、ブラシ等の回転部材に比較して移動部材の構造を簡単化することができる。
また、請求項3の発明によれば、クリーニング部材はその材質がプラスチック樹脂または金属からなるものとするので、移動手段の往復駆動が効率良く伝達できる。これに対して、クリーニング部材を柔軟なウレタンのゴム材やフォーム材にしたときには、往復駆動力がクリーニング部材で減衰してしまい、往復動力が効率良く像担持体の当接部であるクリーニング部材の先端までに伝達できないが、材質をプラスチック樹脂または金属からなるものとすれば、減衰がほとんど無くまたは無くすことができ、伝達力の減衰が生じない。具体的には、クリーニング部材はクリーニングブレードが多いが、実際に往復移動させることを考えると、かなり周波数を高くしないと問題になる。一般に感光体ドラムの周速度が#100mm/secでありクリーニング部材が横方向に有効な速度として100〜200mm/secを与えないと付着物除去の効果が生じない。つまり周波数を高くしないとクリーニング部材の往復のストロークが大きくなり速度が取り難いからである。そして、高い周波数に対応するには、クリーニング部材をウレタンフォーム等の柔らかい材質のものとしてのでは振動が減衰してしまい、感光体ドラムとの当接に有効に往復駆動力が伝わらないものである。そこで、高い振動周波数でも減衰を生じることなく駆動力が伝達できる剛性のある樹脂剤または金属材が有効であり好適なものである。
また、請求項4の発明によれば、像担持体の周速度Vp(mm/sec)とクリーニング部材の移動方向の最大速度Vm(mm/sec)との関係が0.2以下では、像担持体の表面の移動速度に比較してそれの垂直方向の速度が遅いので、付着物に対する剪断力が弱くなってしまい、一方、その関係が1以上では、大きな駆動エネルギーが必要となるが、0.2<Vm/Vp<1.0ではその剪断力が強く、かつ、大きな駆動エネルギーを必要としないので好ましい。
また、請求項5の発明によれば、クリーニング部材が、弾発部材を介して画像形成装置本体側に支持されているので、クリーニング部材の質量との組み合わせにより、共振系が構成でき効率良くクリーニング部材を往復駆動できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図2〜図3は発明を実施する形態の一例の画像形成装置であって、図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。図2は、画像形成装置の全体の概略構成を示す説明図、図3は感光体ドラム48a、クリーニング器48eおよび移動部材の周辺説明図である。図4は、感光体ドラム48aとクリーニング器48eの他の実施形態の説明図である。
この画像形成装置は、デジタル複写機30であり、該デジタル複写機30本体は大きく分けてスキャナ部31と、レーザープリンター部(レーザー記録部)32から構成されている。
スキャナ部31は透明ガラスからなる固定原稿を載置する原稿載置台35と、自動的に原稿を送り・読取のため透明ガラスからなる固定原稿を上記の原稿載置台35上へ自動的に原稿を供給・搬送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)36と、原稿載置台35上に載置された原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読み取りユニット、すなわちスキャナユニット40から構成されている。
このスキャナ部31にて読み取られた原稿画像は、画像データとして後述する画像データ入力部へと送られ、画像データに対して所定の画像処理が施される。
上記RADF36には、上部に備えられた原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニットの原稿載置台上へ給送する装置である。またRADF36は、オペレーターの選択に応じて原稿の片面または両面をスキャナユニットに読み取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手段、各部を通過する原稿の状態を把握し管理するセンサー群、および制御部などから構成されている。このRADF36については、従来から多くの出願、商品化がなされているので、これ以上の説明は省略する。
原稿載置台35上の原稿の画像を読み取るためのスキャナ部31を構成するスキャナユニット40は、原稿面上を露光するランプリフレクターアセンブリ41と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)に導くための原稿からの反射光を反射する第1の反射ミラー42aを搭載してなる第1の走査ユニット40a、第1の反射ミラー42aからの反射光像を光電変換素子(CCD)に導くための第2、第3の反射ミラー42b、42cを搭載してなる第2の走査ユニット40b、原稿からの反射光像を上述した各反射ミラーを介して電気的画像信号に変換する素子(CCD)上に結像させるための光学レンズ43、および原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する上述したCCD素子44から主に構成される。
スキャナ部31は、上記RADF36とスキャナユニット40の関連した動作により、原稿載置台35上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置台35の下面に沿ってスキャナユニット40を移動させて原稿画像を読み取るように構成されている。
特に第1の走査ユニット40aは、原稿載置台に沿って左から右へと一定速度Vで走行され、また第2の走査ユニット40bは、その速度Vに対してV/2の速度で同一方向に平行に走査制御される。これにより、原稿載置台35上に載置された原稿の画像を1ライン毎に順次CCD素子44へと結像させて画像を読み取ることとなる。
原稿画像をスキャナユニット40にて読み取ることにより得られた画像データは、画像処理部47へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部47のメモリーに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリー内の画像を読み出してレーザープリンター部32に転送して記録用紙上に画像を形成させる。画像処理部47の構成は周知のものを種々に用いることができるので、その説明は省略する。
このレーザープリンター部32は画像を形成させるための記録材である用紙の搬送系50、レーザー書き込みユニット46、および画像を形成するための電子写真プロセス部48を備えている。
レーザー書き込みユニット46は、上述したスキャナユニット40にて読み取った後のメモリーから読み出した画像データ、または外部の装置から転送されてきた画像データに応じてレーザー光を出射する半導体レーザー光源、レーザー光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザー光が電子写真プロセス部48を構成する感光体ドラム48a上で等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズなどを有している。
上記電子写真プロセス部48は、周知の感光体ドラム(像担持体に相当)48aの周囲に帯電器48b、現像器48c、転写器48d、クリーニング器48e、および除電器(耐電器に併設)を主に備えている。
一方、用紙の搬送系50は、上述した画像形成を行う電子写真プロセス部48の特に転写器48dが配置された転写位置へと用紙を搬送する搬送部33、該搬送部33へと用紙を送り込むためのカセット給紙装置51、転写後の用紙に形成された画像、特にトナー像を定着するための定着器49、定着後の用紙の裏面に再度画像を形成するために用紙を再供給するための再供給経路55とを備えている。なお、図2において、符号、52、53は寸法等が異なる他の種類の用紙を収納しかつ前記搬送部33送りこむためのそれぞれのカセット給紙装置、54は搬送部33へと手差しで用紙を送り込むための手差し給紙装置である。これら複数のカセット給紙装置51〜53によって多段カセット給紙装置を構成している。
また、定着器49の下流側には、画像が記録された用紙を受け取り、この用紙に対して所定の処理を施す後処理装置が配置されている。
レーザー書き込みユニット46及び電子写真プロセス部48において、画像メモリーから読み出された画像データは、レーザー書き込みユニット46によってレーザー光線を走査させることにより感光体ドラム48aの表面上に静電潜像として形成され、トナーにより可視像化されたトナー像は多段給紙ユニットのいずれかの給紙部から搬送された用紙の面上に静電転写され定着される。
このようにして画像が形成された用紙は定着器49から排紙ローラ57を経由して排紙トレイ部34(用紙を裁くための上段・下段のトレイ341・342)上へと搬送される。
実施形態に係る画像形成装置のクリーニング器48eについて詳細に説明する。
クリーニング器48eは、感光体ドラム48aにブレード状のクリーニング部材60を当接したものである。
実施形態に係る画像形成装置において、クリーニング器48eは、トナー(像形成剤)によって感光体ドラム48a表面に形成されたトナー像(形成剤像)を記録用紙(記録媒体)に転写後に、その感光体ドラム48a表面にクリーニング部材60を接触させることによって、その感光体ドラム48aの表面の付着物を剥離させて除去するものである。
クリーニング器48eは、クリーニング部材60を感光体ドラム48a表面に接触させながら、感光体ドラム48aの表面の回転方向(移動方向)に対して垂直方向にそのクリーニング部材60を移動させる移動手段62を有している。
前記感光体ドラム48aは、外周面にトナー像が形成される筒状の回転ドラム体からなり、クリーニング部材60がその一辺を前記感光体ドラム48a外周面に当接させる矩形のブレード形状のものであって、クリーニング部材60の移動方向が感光体ドラム48aの回転中心軸64と平行方向である。
したがって、クリーニング部材60の移動方向が感光体ドラム48aの回転中心軸64と平行方向であるので、クリーニング部材60がブレード形状のもので往復移動方向に対して十分な剛性が得られ、往復駆動力を当接部に効率良く伝達することができる。また、クリーニング部材60が固定的なブレード形状のものであるので、ブラシ等の回転部材に比較して移動部材の構造を簡単化することができる。
なお、移動手段62は、クリーニング部材60の長さ方向端部の一端に連結されてそのクリーニング部材60を長さ方向に前後に進退動させるようになっている。ソレノイドコイル、モータとカムやクランクの組み合わせ等や、エアシリンダ、油圧シリンダによる駆動等の各種の駆動手段を用いることができる。
クリーニング部材60はその材質がプラスチック樹脂または金属からなるものである。クリーニング部材60はその材質がプラスチック樹脂または金属からなるものとするので、移動手段62の駆動が効率良く伝達できる。
感光体ドラム48aの周速度Vp(mm/sec)(像担持体の移動速度)とクリーニング部材の移動方向の最大速度Vm(mm/sec)とが、
0.2<Vm/Vp<1.0
の関係にある。
感光体ドラム48aの周速度Vp(mm/sec)とクリーニング部材60の移動方向の最大速度Vm(mm/sec)との関係が0.2以下では、感光体ドラム48aの表面の移動速度に比較してそれの垂直方向の速度が遅いので、付着物に対する剪断力が弱くなってしまい、一方、その関係が1以上では、大きな駆動エネルギーが必要となるが、0.2<Vm/Vp<1.0ではその剪断力が強く、かつ、大きな駆動エネルギーを必要としないので好ましい。
クリーニング部材60は、コイルスプリング材(弾発部材)66を介して画像形成装置本体側のフレーム(図示省略)に支持されている。クリーニング部材60が、コイルスプリング材66を介して画像形成装置本体側のフレームに支持されているので、クリーニング部材60の質量との組み合わせにより、共振系が構成でき効率良く往復駆動できる。
図4は他の実施形態に係るクリーニング器48eが設けられる、感光体ドラム48aを半径方向から見た説明図である。
感光体ドラム48aは画像形成装置の本体側のサイドフレーム68に軸方向両端部が回動自在に支持されている。
また、クリーニング器48eのクリーニング部材60は、回転中心軸70の外周に位置する、半径方向外側に向けて放射状にストリングが延びるブラシロールであって、中空の中心軸部分に前記回転中心軸70が軸方向に摺接自在でかつ回転方向に固定に嵌入している。前記回転中心軸70は、サイドフレーム68に軸方向両端部が回動自在に支持されている。回転中心軸70と軸方向一端部70aには、従動平ギア74が固定されている。従動平ギア74は、サイドフレーム68に設けられた駆動ギア72または感光体ドラム48aの軸端部に固定された平ギア76に噛み合い、それらのいずれかからギア駆動によって回転駆動される。この従動平ギア74を介して回転駆動(感光体ドラム48aの逆方向回転)することによってブラシロールであるクリーニング部材60が感光体ドラム48a表面から付着物を掻き落とす。
クリーニング部材60の回転中心軸70の軸方向一端部70a側のサイドフレーム68内部分に、サイドフレーム68側に向けて周期的に波うったような凹凸形状の傾斜カム部材78が設けられる。サイドフレーム68には、その傾斜カム部材78に対向面に、ピン部材80が突出して設けられている。
また、クリーニング部材60の回転中心軸70の軸方向他端部70b側とサイドフレーム68内側との間には、コイルスプリング材(弾発部材)66が介装されている。このように、クリーニング部材60のブラシロールがコイルスプリング材66を介して画像形成装置本体側のフレームに支持されていることとなる。
クリーニング部材60がサイドフレーム68に対して回転することによって、ピン部材80が傾斜カム部材78の凹凸形状部分に摺接する。クリーニング部材60がコイルスプリング材66によって軸方向一端部70a方向に押圧し、ピン部材80と傾斜カム部材78の協働作用によって振動するように、クリーニング部材60が回転中心軸70に対してその軸方向に周期的に進退動する。傾斜カム部材78の凹凸形状による振動とコイルスプリング材66との弾発力の設定で共振形を所望に設定でき、効率よく、クリーニング部材60を回転中心軸の方向に往復駆動できる。
上記の他の実施形態によれば、実施形態の効果に加えて、移動手段を駆動ギア72、従動平ギア74、平ギア76、傾斜カム部材78およびピン部材80で構成しており、図2の構成よりも移動手段にアクチュエータのようにモータ等の駆動源を必要としないので、構成を簡単化でき、かつ壊れ難くすることができ、メンテナンス性を高めることができる。
尚、本発明の画像形成装置のクリーニング装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
クリーニング部材は、種々のものを構成することができ、前記の図1に示した、ブレード状のクリーニング部材の先端部にブラシを設けたものを用いることができる。
(a)は感光体ドラム表面にクリーニング部材が当接している状態の説明図、(b)は感光体ドラムの回転とクリーニング部材Aの当接によってそのドラム表面の付着物Dに横向きに剪断力が作用する状態の説明図、(c)はその付着物Dに横向きに剪断力を作用させることによってモーメントを生じさせ付着物を剥離させる原理の説明図である。 画像形成装置の全体の概略構成を示す説明図である。 図1の画像形成装置において、感光体ドラム、クリーニング器および移動部材の周辺説明図である。 本発明の他の実施形態に係るクリーニング器が設けられる、感光体ドラムを半径方向から見た説明図である。
符号の説明
30 デジタル複写機
31 スキャナ部
32 レーザープリンター部
34 排紙トレイ部
35 原稿載置台
36 両面自動原稿送り装置(RADF)
40 スキャナユニット
40a、40b 走査ユニット
41 ランプリフレクターアセンブリ
42a、42b 反射ミラー
43 光学レンズ
44 CCD素子
46 レーザー書き込みユニット
47 画像処理部
48 電子写真プロセス部
48a 感光体ドラム
48b 帯電器
48c 現像器
48d 転写器
48e クリーニング器
49 定着器
50 搬送系
51〜53 カセット給紙装置
55 再供給経路
57 排紙ローラ
60 クリーニング部材
62 移動手段
64 回転中心軸
66 コイルスプリング材
68 サイドフレーム
70 回転中心軸
70a 軸方向一端部
70b 軸方向他端部
72 駆動ギア
74 従動平ギア
76 平ギア
78 傾斜カム部材
80 ピン部材
A クリーニング部材
A1 ブラシ
B アクチュエータ
C 回転方向
D 付着物
E 剪断力
V 一定速度
Vm 最大速度
Vp 周速度(表面速度)

Claims (5)

  1. 像形成剤によって像担持体表面に形成された形成剤像を記録媒体に転写後に、その像担持体表面にクリーニング部材を接触させることによって、その像担持体の表面の付着物を剥離させて除去する画像形成装置のクリーニング装置において、
    クリーニング部材を像担持体表面に接触させながら、像担持体の表面の移動方向に対して垂直方向にそのクリーニング部材を移動させる移動手段を備えていることことを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。
  2. 像担持体は外周面に形成剤像が形成される筒状の回転ドラム体からなり、クリーニング部材がその一辺を前記像担持体外周面に当接させるブレード形状のものであって、クリーニング部材が移動手段によって像担持体の回転中心軸と平行方向に往復移動するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置のクリーニング装置。
  3. クリーニング部材はその材質がプラスチック樹脂または金属からなることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置のクリーニング装置。
  4. 像担持体の表面速度Vp(mm/sec)とクリーニング部材の移動方向の最大速度Vm(mm/sec)とが、
    0.2<Vm/Vp<1.0
    の関係にあることを特徴とする請求項1から3のうちの1項に記載の画像形成装置のクリーニング装置。
  5. クリーニング部材は、弾発部材を介して画像形成装置本体側に支持されていることを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載の画像形成装置のクリーニング装置。

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