JP2000187426A - 像担持ベルトのクリーニング装置 - Google Patents

像担持ベルトのクリーニング装置

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JP2000187426A
JP2000187426A JP10364686A JP36468698A JP2000187426A JP 2000187426 A JP2000187426 A JP 2000187426A JP 10364686 A JP10364686 A JP 10364686A JP 36468698 A JP36468698 A JP 36468698A JP 2000187426 A JP2000187426 A JP 2000187426A
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Azuma Matsunaga
東 松永
Toshiyuki Sakai
利幸 坂井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成に影響なしにクリーニング部材を横
移動させて、像担持ベルトの像担持面を粗面化なくクリ
ーニングできるようにする。 【解決手段】 画像を形成する過程で、顕像を担持して
他への転写に供する像担持ベルト3をクリーニングする
のに、像担持ベルト3に摺接させたクリーニング部材5
1を、像担持ベルト3の少なくとも転写など画像形成動
作中以外において、像担持ベルト3の移動方向に直交す
る幅方向に横移動させることにより、上記の目的を達成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は像担持ベルトのクリ
ーニング装置に関し、詳しくは、画像を形成する過程
で、顕像を担持して他への転写に供する像担持ベルトの
クリーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真方式を採用する画像形
成装置では、感光体上の潜像をトナー現像して形成した
顕像を、中間転写体に一次転写し、中間転写体に一次転
写された顕像を記録材上に二次転写して画像を形成する
ことが行われている。感光体の一次転写後の表面、およ
び中間転写体の二次転写後の表面は、いずれもクリーニ
ング部材により残留付着物を除去するクリーニングを行
い、画像形成に繰り返し使用されるようにしている。
【0003】これらの像担持ベルトにクリーニングブレ
ードを摺接させて、担持した顕像を他に転写した後の表
面をクリーニングするのに、クリーニングブレードは像
担持体の蛇行防止もあって一定位置で圧接させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クリーニン
グブレードが一定位置で像担持ベルトに摺接している
と、双方間に噛み込んだ粉体や異物がそのままになって
像担持ベルトの表面に傷を付けるなどにより、ベルト表
面を徐々に粗面化して画質に影響することが経験上知ら
れている。しかし、これに対応するのにクリーニングブ
レードを像担持ベルトの幅方向に横移動させると、像担
持ベルトの蛇行を増大させたり、像担持ベルトを振動さ
せる原因になり、一次転写、二次転写などの画像形成動
作に影響し、これも画質の低下をもたらす。従来、これ
に対処したクリーニング装置はまだ提供されていず、実
現が望まれている。
【0005】本発明の目的は、画像形成に影響なくクリ
ーニング部材を横移動させて、像担持ベルトの像担持面
を粗面化なくクリーニングできる像担持ベルトのクリー
ニング装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の像担持ベルトのクリーニング装置
は、画像を形成する過程で、顕像を担持して他への転写
に供する像担持ベルトに摺接させたクリーニング部材
を、像担持ベルトの少なくとも画像形成動作中以外にお
いて、像担持ベルトの幅方向に横移動させることを主た
る特徴とし、像担持ベルトが、顕像が形成される像担持
体から顕像を一次転写され、一次転写された顕像を記録
材に二次転写する中間転写ベルトであると、画像形成動
作は一次転写、二次転写中の双方を含み、担持した顕像
を記録材に一次転写する像担持ベルトであると、画像形
成動作は顕像を担持する過程と一次転写を含み、これら
画像形成動作以外において、クリーニング部材を横移動
させることになる。
【0007】いずれにしても、クリーニング部材が像担
持ベルトの像担持面に摺接されて、他への転写後の表面
をクリーニングするのに、像担持ベルトの画像形成動作
以外において、クリーニング部材を像担持ベルトの幅方
向に横移動させるので、このクリーニング部材の横移動
で像担持ベルトの蛇行が増大したり、振動が生じたりし
ても、画像形成動作以外の時期であるため画像形成には
影響しないし、像担持ベルトの長手方向の移動にこれと
交差するクリーニング部材の横移動を複合させて、双方
間に粉体や異物が噛み込んでも速やかに抜け出させるな
どして像担持ベルトに傷が付かず、クリーニング部材が
一定位置で像担持ベルトに摺接し続けることによる像担
持面の粗面化を防止し、所定の表面粗さ範囲内に保つこ
とができる。
【0008】前記像担持ベルトへの一次転写が、像担持
ベルトの画像形成域外の非画像部への、濃度検出用のパ
ターン転写をも含むようにすると、このような一次転写
によって像担持ベルトの像担持面に担持したパターンか
ら、必要時点での顕像ないしそれを形成している現像剤
などの印字材の濃度を検出するのに、前記パターンを一
般の画像形成条件と同じ条件で形成することができ、検
出結果に応じて印字材や画像の濃度を的確に調整するこ
とができる。
【0009】クリーニング部材の横移動は、画像形成動
作開始の所定時間前に終えるようにすると、横移動が終
了してからの所定時間の間に、クリーニング部材の横移
動で生じていた像担持ベルトの蛇行などが許容範囲内に
おさまった安定した適正な移動状態に戻っているように
できるので、次の画像形成に影響することも確実に防止
することがきる。
【0010】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面の記載によって明らかにな
る。本発明の各特徴は、できる限りにおいてそれ単独
で、あるいは種々な組み合わせで複合して用いることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の代表的な一実施の形
態についてその実施例とともに図面を参照しながら詳細
に説明し、本発明の理解に供する。
【0012】本実施の形態では図1〜図3に示すよう
に、像担持体としての感光体1からの一次転写などによ
って、あるいは直接に顕像を担持して、記録材2など他
に二次転写ないしは一次転写し、画像を形成する像担持
ベルト3の他への転写後の像担持面3aをクリーニング
して残留異物を除去するクリーニング装置として、像担
持面3aにクリーニング部材としての樹脂、ゴム、金属
などからなるクリーニングブレード51を摺接させる構
成を採用している。これに伴いクリーニング装置は、画
像を形成する過程で、クリーニングブレード51を、像
担持ベルト3の少なくとも画像形成動作中以外におい
て、像担持ベルト3の移動方向に直交する幅方向に横移
動させるようにしている。
【0013】これにより、クリーニングブレード51が
像担持ベルト3の像担持面3aに摺接されて、他への転
写後の表面をクリーニングするのに、像担持ベルト3の
画像形成動作以外において、クリーニングブレード51
を像担持ベルト3の移動方向に交差する幅方向に横移動
させるので、このクリーニングブレード51の横移動で
像担持ベルト3の蛇行が増大したり、振動が生じたりし
ても、画像形成動作以外の時期であるため画像形成には
影響しない。同時に、像担持ベルト3の長手方向の移動
にこれと交差するクリーニングブレード51の横移動を
複合させることにより、双方間に噛み込んだ粉体や異物
などを速やかに抜け出させて、像担持ベルト3の像担持
面3aに傷を付けないようになるなど、クリーニングブ
レード51が一定位置で像担持ベルト3に摺接し続ける
ことによる像担持面3aの粗面化を防止し、所定の表面
粗さ範囲内に保つことができる。
【0014】従って、本実施の形態では像担持ベルト3
の蛇行や振動の影響、および像担持面3aの粗面化が共
になく、高画質な画像を長期に安定して形成することが
できる。このためには、クリーニングブレード51の横
移動はできるだけ連続して実行されるのが好適であり、
図4に示すような適当な横移動機構200などで機械的
に往復移動させるとほぼ連続した横移動の状態が簡単に
得られる。
【0015】本実施の形態は電子写真方式で像担持ベル
ト3を用いてカラー画像を形成するレーザプリンタに前
記クリーニング装置を適用した場合の一例である。しか
し、本発明はこれに限られることはなく、像担持ベルト
を用いて画像を形成するものであれば、複写機、レーザ
プリンタ以外のプリンタ、ファクシミリ、フィルム・リ
ーダプリンタなどの画像形成装置にも適用できるし、粉
体トナーやインキなど液体トナーを印字材として用いた
記録体上への直接印字を含む各種の方式で形成された顕
像を取り扱う画像形成装置全般に適用して有効である。
【0016】像担持ベルト3は図1〜図3に示す実施例
では、感光体1が担持する顕像を一次転写されて、この
一次転写された顕像を搬送されてくる用紙や樹脂フィル
ム、樹脂シートなどの記録材2上に二次転写して画像を
形成する中間転写ベルトである。しかし、これに限られ
ることはなく、上記のように電子写真方式や直接印字方
式の作像によって担持した顕像を直接記録材2など他に
一次転写して画像を形成するものであってもよい。
【0017】中間転写ベルトである像担持ベルト3は、
図1、図2に示すように中間転写ユニット40を構成し
て装置本体内に着脱できるように設けられている。像担
持ベルト3は中間転写ユニット40内において、支持ロ
ーラ42、43、およびテンションローラ44、45に
無端状に張り渡され、感光体1の矢印aの方向の回転と
同期して矢印bの方向に周回駆動される。例えば像担持
ベルト3の側部には図示しない突起が設けられ、この突
起を図示しないマイクロスイッチが定位置にて検出する
ことにより、感光体1上での顕像の形成、および一次転
写、二次転写などの画像形成動作が行われる。
【0018】感光体1は感光体ユニット10を構成して
装置本体内に着脱できるように設けられている。感光体
1上での画像形成は例えば以下のように行う。まずブラ
シタイプの帯電器12により感光体1の表面を一様に帯
電させ、帯電後の表面にプリントヘッド20からの画像
信号に応じ変調されたレーザ光で主走査して画像露光を
行い、感光体1の回転による副走査と相まって、画像信
号に応じた静電潜像を形成する。次いで、感光体1の上
の潜像を現像ユニット30に着脱できるように装着され
たイエローY、マゼンタM、シアンC、あるいはこれに
ブラックBkを加えた各色の現像剤を収容した現像器3
0Y、30M、30C、および30Bkのいずれかによ
って現像して顕像化し、像担持ベルト3と対面した位置
で像担持ベルト3の内側にある転写器としての一次転写
ローラ46による像担持ベルト3への一次転写に供す
る。
【0019】単色の画像形成では選択された色に対応す
る現像器1つが現像ユニット30の回転により選択使用
されればよい。複数の色の合成画像やカラー画像を形成
する場合は、感光体1上に必要な各色ごとの画像信号に
よる画像露光が順次に行われ、形成された潜像を対応す
る色の現像器で現像して所定の色の顕像を形成し、感光
体1上に各色の顕像が形成される都度これを像担持ベル
ト3上に一次転写させる。このような各色の顕像の形成
において、上記したように転写ベルト3の特定箇所を所
定位置のマイクロスイッチなどが検出する都度開始され
ることによって、感光体1上で形成された顕像が像担持
ベルト3と対面する都度それに一次転写されるだけで、
像担持ベルト3の同一位置に各色の顕像が位置ずれなく
重ねられ色合成される。これによって複数の色の合成画
像やカラー画像が高精度に得られる。
【0020】像担持ベルト3の上に形成され担持された
単色あるいは複数の色の合成画像、あるいはカラー画像
は、給紙カセット13a、13bや図示しない手差しト
レーなどから給紙され搬送されてくる記録材2に、転写
器としての二次転写ローラ59によって転写される。二
次転写部に搬送されてくる記録材2は、停止中のタイミ
ングローラ63によって一旦受止められてそのニップ部
に先端が整合してスキューを防止された後、タイミング
ローラ63の駆動開始によって像担持ベルト3上の画像
と同期をとって送りだされ所定の位置に二次転写を受け
る。転写後の記録材2は定着器70により加圧または/
および加熱によって定着処理した後、装置本体外の排出
トレー80に排出する。
【0021】感光体1の転写後の表面は、感光体ユニッ
ト10内で感光体1にばね力で摺接させたクリーニング
ブレード51によってクリーニングして残留トナーなど
の付着物を除去し、クリーニングブレード51の背部の
廃トナー容器14内に回収するようにしてある。回収し
た廃トナーは感光体1が寿命に達したときの感光体ユニ
ット10の交換時に処分される。もっとも、感光体1は
有機感光体とし、現像器は感光体1の画像露光により電
荷が低下した部分に現像バイアスによってトナーを付着
させるいわゆる反転現像方式を採用したものにすると、
感光体1の転写後の表面をクリーニングするのを省略す
ることもできる。
【0022】像担持ベルト3の転写後の像担持面3aは
クリーニングブレード51を持った図1〜図3に示すよ
うなクリーナ50によってクリーニングする。クリーニ
ングブレード51は図2、図3に示すようにクリーナ5
0内に軸52aで回動できるように支持された支持部材
52に取付けられて、支持部材52から突出した先端部
が支持部材52に働かせたばね54の付勢で像担持ベル
ト3の像担持面3aに圧接するようにしてある。クリー
ナ50のクリーニングブレード51の下にはクリーニン
グブレード51が像担持ベルト3から掻き取った転写後
の残留物を受ける廃トナー受け55を有し、この廃トナ
ー受け55にはここに受けた廃トナーを外部に搬送する
搬送スクリュウ56が設けられている。搬送スクリュウ
56が外部に搬送した廃トナーは図示しない搬送パイプ
を通じ前記感光体ユニット10の廃トナー容器14に搬
送され、前記感光体1から除去した廃トナーに併せ収容
される。
【0023】像担持ベルト3に働く前記クリーニングブ
レード51と二次転写ローラ59は、複数の色の合成画
像、カラー画像を形成する際、少なくとも一次転写済み
の画像が通過する間は、その画像を損なわないために像
担持ベルト3から離れている必要がある。また、二次転
写ローラ59は少なくとも二次転写時にのみ像担持ベル
ト3に接触または近接すればよい。さらに、像担持ベル
ト3の例えば画像形成域や非画像形成域に各色の濃度検
出用のパターンを形成して、図1に示す濃度センサ10
0によりその濃度を検出し、トナー濃度や画像濃度を判
定するような場合、二次転写ローラ59は像担持ベルト
3から離し、クリーニングブレード51は像担持ベルト
3に接触させて濃度検出後のパターを掻き取る必要があ
る。
【0024】このため、クリーニングブレード51およ
び二次転写ローラ59は像担持ベルト3に対し図2に示
す離接機構110によって適時に離接される。クリーナ
50は図2、図3に示すように、その上部を軸50aに
よって回動できるように支持され、軸50aを中心とし
た回動によりクリーニングブレード51を像担持ベルト
3に対し、図2に示すように圧接状態にしたり、図3に
示すように離したりできるようにしている。また、軸5
0aに巻回したトーションバー50bによってクリーニ
ングブレード51が像担持ベルト3に圧接させる側にク
リーナ50を付勢している。
【0025】これに対応して、離接機構110は図2、
図3に示すように、軸113で途中を回動できるように
支持された第1のレバー111の先端部をクリーナ50
の下端部50cに像担持ベルト3の側から当接させ、第
1のレバー111の回動によってクリーナ50を押し戻
してクリーニングブレード51を像担持ベルト3から離
したり、押し戻しを解除してクリーニングブレード51
が像担持ベルト3に圧接させられるようにする。また、
二次転写ローラ59は前記軸113を共用して途中を回
動できるように支持された第2のレバー112の先端部
に支持し、第2のレバー112の回動により像担持ベル
ト3に離接されるようにしている。
【0026】第1、第2のレバー111、112の尾端
部の間にカム軸116に固定された第1のカム114お
よび第2のカム115が設けられ、第1、第2のレバー
111、112双方間にそれらの尾端部どうしを近づけ
るように付勢し、前記第1のカム114および第2のカ
ム115にそれぞれ従動するようになっている。第1、
第2のカム114、115はカム軸116の回転角の選
択によって、図2に示すように像担持ベルト3に対し二
次転写ローラ59が近接または接触し、クリーニングブ
レード51が離れる状態、図3に示すように像担持ベル
ト3に対し二次転写ローラ59が離れ、クリーニングブ
レード51が接触する状態が得られるようにする。場合
によっては、像担持ベルト3に対し二次転写ローラ59
およびクリーニングブレード51が共に離れる状態、あ
るいは像担持ベルト3に対し二次転写ローラ59が近接
または接触し、クリーニングブレード51が接触する状
態も得られる。
【0027】これら離接の組み合わせ状態の選択は画像
形成状態に応じて適時に行われればよく、画像形成装置
の動作制御とともにカム軸116の回転角を制御すれば
よい。
【0028】本実施例ではクリーニングブレード51を
上記のように横移動させるのに、前記した図4に示すよ
うな横移動機構200を設けている。この横移動機構2
00はクリーニングブレード51の一端側を前記軸50
aによりその端面側から回動と長手方向のスライドがで
きるように嵌め合わせ、他端側にはクリーニングブレー
ド51との間をコイルばね201で連結したカムフォロ
ア202を設け、このカムフォロア202を端面カム2
03で受け止め、端面カム203を受動ギヤ204など
を介して回転駆動したときのコイルばね201の伸縮に
よってクリーニングブレード51が振動的に横移動させ
られるようにしたもので、この横移動を前記のように適
時に行うために端面カム203の駆動系の一部に設けた
クラッチ205をオン、オフ制御して行う。
【0029】図5にカラー画像形成時の一次転写および
二次転写と、それに対応した、つまり一次転写、二次転
写以外においてクリーニングブレード51を横移動させ
たときのタイミングチャートを示した。また、本発明者
等の実験結果ではクリーニングブレード51を横移動さ
せなかった場合、像担持ベルト3の像担持面3aの表面
粗さMaは図6の(a)に示すように高くなるのに対
し、図5に示すようなタイミングでクリーニングブレー
ド51を横移動させた場合は、像担持ベルト3の像担持
面3aの表面粗さMaは図6の(b)に示すように大幅
に低減し、良好な画像が長期に安定して得られた。
【0030】また、クリーニングブレード51を横移動
させないタイミングとなる像担持ベルト3への一次転写
が、像担持ベルト3の画像形成域外の非画像部への、濃
度検出用のパターン転写をも含むようにすると、このよ
うな一次転写によって像担持ベルト3の像担持面3aに
担持したパターンから、必要時点での顕像ないしそれを
形成している現像剤などの印字材や画像の濃度を検出す
るのに、前記パターンをクリーニングブレード51の横
移動による影響をなくす一般の画像形成条件と同じ条件
で形成することができ、検出結果に応じて印字材や画像
の濃度を的確に調整することができる。
【0031】クリーニングブレード51などのクリーニ
ング部材の横移動は、画像形成動作の所定時間前に終え
るようにすると、横移動が終了してからの所定時間の間
に、クリーニング部材の横移動で生じていた像担持ベル
ト3の蛇行や振動などがおさまり、あるいは許容範囲ま
で減衰した、安定した適正な移動状態に戻っているよう
にできるので、クリーニングブレード51の横移動が次
の画像形成に影響することも確実に防止することがき
る。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、上記の説明から明らか
なように、クリーニング部材が像担持ベルトの像担持面
に摺接されて、他への転写後の表面をクリーニングする
のに、画像形成動作以外の時期で画像形成には影響しな
いタイミングを選択してクリーニング部材を横移動させ
ることにより、クリーニング部材が一定位置で像担持ベ
ルトに摺接し続けることによる像担持面の粗面化を防止
し、所定の表面粗さに保って、良好な画像が長期に安定
して得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な一実施の形態の像担持ベルト
のクリーニング装置を採用した画像形成装置の1つの実
施例を示す全体構成図である。
【図2】図1の装置の像担持ベルトと二次転写ローラお
よびクリーニング装置との関係構造をある動作状態で示
す側面図である。
【図3】図2の二次転写ローラとクリーニング装置の別
の動作状態を示す側面図である。
【図4】クリーニング装置でのクリーニングブレードの
横移動機構を示す分解斜視図である。
【図5】二次転写とクリーニングブレードの横移動との
動作の関係を示すタイムチャートである。
【図6】クリーニング装置の横移動の有無による像担持
ベルトの像担持面の表面状態の違いを示し、その(a)
は横移動なしの場合のグラフ、その(b)は横移動あり
の場合のグラフである。
【符号の説明】
1 感光体 3 像担持ベルト 3a 像担持面 20 プリントヘッド 30 現像ユニット 40 中間転写ユニット 46 一次転写ローラ 50 クリーナ 50a、52a、 軸 51 クリーニングブレード 50b トーションバー 59 二次転写ローラ 110 離接機構 200 横移動機構 201 コイルばね 202 カムフォロア 203 端面カム 204 受動ギヤ 205 クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA09 DE07 EA04 EA09 EC03 EC06 ED28 EF09 EF12 2H030 BB02 BB24 BB36 BB42 BB63 2H032 AA05 AA15 BA09 CA12 CA13 2H034 AA00 BA00 BF07 BF08 BF10 BF12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する過程で、顕像を担持して
    他への転写に供する像担持ベルトのクリーニング装置に
    おいて、 像担持ベルトに摺接させたクリーニング部材を、像担持
    ベルトの少なくとも画像形成動作中以外において、像担
    持ベルトの幅方向に横移動させることを特徴とする像担
    持ベルトのクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 像担持ベルトは、顕像が形成される像担
    持体から顕像を一次転写され、一次転写された顕像を記
    録材に二次転写する中間転写ベルトであって、画像形成
    動作である一次転写、二次転写中以外において、クリー
    ニング部材を横移動させる請求項1に記載の像担持ベル
    トのクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 一次転写は、像担持ベルトの画像形成域
    外の非画像部への、濃度検出用のパターン転写をも含む
    請求項2に記載の像担持ベルトのクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 クリーニング部材の横移動は、画像形成
    動作開始の所定時間前に終える請求項1〜3のいずれか
    一項に記載の像担持ベルトのクリーニング装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006163252A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Sharp Corp 画像形成装置のクリーニング装置
JP2010060917A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Fuji Xerox Co Ltd 反り矯正具、反り矯正装置、画像形成装置および反り矯正処理プログラム

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