JP2006160609A - 光学活性な化合物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の光学活性な化合物の製造方法は、エポキシドのラセミ体に、エポキシド加水分解活性を有する微生物または該微生物に由来する酵素を作用させて、該ラセミ体の一方の鏡像体を加水分解する工程;および反応液から目的の光学活性な化合物を回収する工程を包含し、該エポキシドは、式(I)で表される化合物:
【化1】
であり、そして該微生物は、バチルス属、クロモバクテリウム属、ノカルディア属、ステノトロホモナス属、ミクロバクテリウム属、シュードモナス属、ゴルドナ属、クレブシエラ属、キャンディダ属、ガラクトマイセス属、サッカロマイセス属、スポリジオボラス属、ロドスポリジウム属、ピチア属、またはロドトルラ属に属する。
【選択図】 なし
Description
エポキシドのラセミ体に、エポキシド加水分解活性を有する微生物または該微生物に由来する酵素を作用させて、該ラセミ体の一方の鏡像体を加水分解する工程;および
反応液から目的の光学活性な化合物を回収する工程
を包含し、
該エポキシドは、式(I)で表される化合物:
水素原子;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜C6の直鎖または分岐鎖のアルケニル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキニル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基および/またはカルボニル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;
Ar1’−(CH2)n−(ここで、Ar1’は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、ヘテロアラルキル基;
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W1−Xn−S−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W2−OC(=O)−NR5−Ym−(ここで、W2は、
分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基か、あるいは
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基かであり、そして
R5は、水素原子あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基であり、
Yはメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてmは0〜3の整数である)で表される基;もしくは
R3およびR4は、それぞれ独立して、水素原子;あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基である)であり、そして
該微生物は、バチルス・サブチリスJCM10629株、バチルス・サブチリスIAM1186株、クロモバクテリウム・ビオラセウムJCM1249株、バチルス・リケニホルミスATCC39307株、ノカルディア・フスカNBRC14340株、ステノトロホモナス・マルトフィリアJCM1975株、バチルス・プミリスNBRC14358株、ミクロバクテリウム・ラクチカムJCM1379株、シュードモナス・クロロラフィスJCM2778株、ノカルディア・アステロイデスNBRC3384株、ゴルドナ・テラエJCM3206株、バチルス・アネウリノリティカスIAM1077株、クレブシエラ・オキシトカSNSM−87(微工研菌寄第12953号)株、キャンディダ・コリカロサJCM2199株、キャンディダ・エルノビJCM9948株、キャンディダ・ルゴサJCM1619株、ガラクトマイセス・ゲオトリカムJCM6359株、キャンディダ・インタメディアNBRC0761株、サッカロマイセス・セレビシエJCM2223株、スポリジオボラス・サルモニカラNBRC1035株、キャンディダ・クルセイNBRC0011株、ロドスポリジウム・ジオボバタムNBRC0688株、ピチア・ブルトニJCM3708株、キャンディダ・アンタラクチカJCM3941株、ロドトルラ・ルブラJCM8117株、キャンディダ・グイリエルモンジNBRC0566株、キャンディダ・ケフィアNBRC10287株、ロドトルラ・ミヌタNBRC0879株、およびキャンディダ・パラプシロシスJCM1785株からなる群より選択される少なくとも1種の菌株である。
R1は、C1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;であり、そして
R2は、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W1−Xn−S−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W2−OC(=O)−NR5−Ym−(ここで、W2は、
分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基か、あるいは
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基かであり、そして
R5は、水素原子あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基であり、
Yはメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてmは0〜3の整数である)で表される基;もしくは
R1がC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、
R2が
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;もしくは
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、ハロゲン原子か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基かであり、XおよびYはメチレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
であり、そして
R3およびR4が水素原子である。
上記酵素を作用させる工程に続いて、得られた酵素反応液を酸処理する工程
をさらに包含する。
エポキシドのラセミ体に、エポキシド加水分解活性を有する微生物または該微生物に由来する酵素を作用させて、該ラセミ体の一方の鏡像体を加水分解する工程;および
反応液から目的の光学活性な化合物を回収する工程
を包含し、
該エポキシドは、式(I)で表される化合物:
水素原子;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜C6の直鎖または分岐鎖のアルケニル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキニル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基および/またはカルボニル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;
Ar1’−(CH2)n−(ここで、Ar1’は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、ヘテロアラルキル基;
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W1−Xn−S−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W2−OC(=O)−NR5−Ym−(ここで、W2は、
分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基か、あるいは
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基かであり、そして
R5は、水素原子あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基であり、
Yはメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてmは0〜3の整数である)で表される基;もしくは
R3およびR4は、それぞれ独立して、水素原子;あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基である)であり、そして
該微生物は、デンプン含有培地で培養された微生物であり、そしてバチルス属、クロモバクテリウム属、ノカルディア属、ステノトロホモナス属、ミクロバクテリウム属、シュードモナス属、ゴルドナ属、クレブシエラ属、キャンディダ属、ガラクトマイセス属、サッカロマイセス属、スポリジオボラス属、ロドスポリジウム属、ピチア属、またはロドトルラ属に属する。
R1は、C1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;であり、そして
R2は、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W1−Xn−S−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W2−OC(=O)−NR5−Ym−(ここで、W2は、
分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基か、あるいは
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基かであり、そして
R5は、水素原子あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基であり、
Yはメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてmは0〜3の整数である)で表される基;もしくは
R1がC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、
R2が
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;もしくは
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、ハロゲン原子か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基かであり、XおよびYはメチレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
であり、そして
R3およびR4が水素原子である。
上記酵素を作用させる工程に続いて、得られた酵素反応液を酸処理する工程
をさらに包含する。
水素原子;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜C6の直鎖または分岐鎖のアルケニル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキニル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基および/またはカルボニル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;
Ar1’−(CH2)n−(ここで、Ar1’は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、ヘテロアラルキル基;
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W1−Xn−S−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W2−OC(=O)−NR5−Ym−(ここで、W2は、
分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基か、あるいは
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基かであり、そして
R5は、水素原子あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基であり、
Yはメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてmは0〜3の整数である)で表される基;もしくは
カラム:CHIRALPAK AD.(250mm×4.6mmI.D.、ダイセル製)
カラム温度:18℃
溶離液:ヘキサン/ジグライム=98/2
流量:0.5ml/分
検出:UV260nm
保持時間:R体=21.7分、S体=25.5分。
50mlの三つ口フラスコに、上記調製例1で得られたエポキシド1(1.0g,5.6mmol)とTHF(5ml)とを入れ、マグネチックスターラーで攪拌しながら水(1ml)を少しずつ添加した。続いて濃硫酸(7.5μl,H+として5mol%)を加えて6日間室温で攪拌した。TLCにて反応の進行を追跡した。なお、TLCの分析条件は、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2:1、および、Rf値:エポキシド1=0.7;ジオール1b=0.1であった。炭酸水素ナトリウム水溶液で中和後、酢酸エチルを加えて有機層を回収した。その後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後に減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜1:1)で精製を行って、559mgの3−ベンジルオキシ−2−メチルプロパン−1,2−ジオール(ジオール1b)を得た(無色透明液体、収率50.9%)。
カラム:CHIRALPAK AD.(250mm×4.6mmI.D.、ダイセル製)
カラム温度:18℃
溶離液:ヘキサン/2−プロパノール=90/10
流量:0.75ml/分
検出:UV260nm
保持時間:エポキシド1=6.0分、R−ジオール1b=13.6分、S−ジオール1b=14.8分。
エポキシド1の代わりに上記調製例3で得られたエポキシド2用いたこと以外は、上記調製例2と同様に操作を行って、765mgの3−(4−メトキシフェノキシ)−2−メチルプロパン−1,2−ジオール(ジオール2b)を得た(白色結晶、収率70.0%)。
カラム:Chiralcel OD
カラム温度:40℃
溶離液:ヘキサン/イソプロパノール=99/1〜91/9
流量:1ml/分
検出:UV260nm
保持時間:エポキシド2=4.6および5.3分、ジオール2b=22.0および23.7分。
100mlのナスフラスコにTHF(6ml)および上記調製例5で得られたエポキシド3(1.0g,6.2mmol)を入れ、マグネチックスターラーで攪拌しながら水を少しずつ添加した。水を2ml添加したところで白濁が見られたため、濃硫酸(8.3μl,H+で5mol%)を加えて4時間室温で攪拌した。炭酸ナトリウム水溶液で中和した後、減圧濃縮し、酢酸エチルを加えて有機層を回収した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、炭酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮して、1.01gの2−メチル−4−フェニルブタン−1,2−ジオール(ジオール3b)を得た(無色透明液体、収率90.9%)。
EH活性を有する微生物の探索を行った。96穴のマイクロプレートに600μlの液体培地を分注し、30μlの微生物の培養液を接種した。バクテリアの培地としてブイヨン培地(肉エキス:5g/L、ペプトン:15g/L、NaCl:5g/L、K2HPO4:5g/L、pH7.0)を、および酵母の培地として、YM5.5培地(ペプトン:5g/L、酵母エキス:3g/L、麦芽エキス:3g/L、グルコース:10g/L、pH5.5)をそれぞれ用いた。微生物の培養液は、これらの培地で培養したものである。培養液を接種した後、30℃で1.5〜3日間培養した。培養後、基質として2μlの2−メチル−2−フェネチルオキシラン(エポキシド3)を添加し、さらに1〜2日間振盪させることにより反応を行った。次いで、反応生成物を0.25mlの酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層(200μl)をマイクロプレートに分取後、約5倍に濃縮してTLCを行った。(1)エポキシド3のスポットが薄く小さくなっているか否か、および(2)生成するジオール3bのスポットがはっきりと見えるか否かを基準としてEH活性の有無を検討した。EH活性が確認された場合、反応生成物をHPLCにかけて、立体選択的なEH活性を有するか否かについて検討した。結果を表1に示す。なお、TLCおよびHPLC分析条件は、それぞれ以下のとおりである:
展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5:1
Rf値:エポキシド3=0.8、ジオール3b=0.09
HPLCの分析条件
カラム:Chiralcel OD
カラム温度:40℃
溶離液:ヘキサン/イソプロパノール=95/5〜83/17(30分)
流量:1.0ml/分
検出:UV260nm
保持時間:エポキシド3=4.8および5.5分、ジオール3b=22.4および26.0分。
Bacillus subtilis IAM 1186株をLB培地(ペプトン:10g/L、酵母エキス:5g/L、NaCl:5g/L、pH7.0)で培養した後、遠心分離によって回収し、50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.0)に再懸濁し、100μlを2ml容のエッペンドルフチューブに入れた。このチューブに各2μlの表2に記載のエポキシド1〜7を添加して30℃で激しく30分間攪拌した。次いで、酢酸エチル250μlを添加して反応を停止させ、さらに30分間攪拌した。酢酸エチル層を回収し、TLCにてエポキシドおよびジオールの有無を確認した。なお、エポキシド5はアルドリッチ社製、エポキシド6は和光純薬工業株式会社製、およびエポキシド7は東京化成工業株式会社製のものを使用し、エポキシド4は、以下のように調製した。
微生物の培養培地の種類に応じて酵素の発現量が異なる場合があるので、当業者が通常用いる培地とデンプン含有培地で培養した場合を比較した。
50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.0)中のエポキシド1(40μl/1.6ml)を基質として、固定化菌体を用いて30℃にて16時間加水分解反応を行った。ここで用いた固定化菌体は、アミラーゼプロモーター下にゲノム解読株であるB. subtilis 168株由来のEHを組み込んだプラスミドを用いて形質転換したB. subtilis MT-2の形質転換体を、デンプン含有培地中で培養した後に、1%アルギン酸カルシウムで固定化し、さらにポリエチレンイミンとグルタルアルデヒドとの組み合わせによって架橋して濃縮機中で乾燥させた菌体である。この酵素反応によって得られた酵素反応液から固定化菌体を遠心分離によって除去し、上記実施例3と同様にして生成したジオール1bおよび残存エポキシド1の量を定量した。次いで、酵素反応液100μlに、表4に記載の種々の酸を添加し、30℃にて17時間振盪した。酸処理終了後、酢酸エチル250μlで抽出してHPLCにて生成したジオール1bおよび残存エポキシド1の量を定量した。結果を表4に示す。
Claims (13)
- エポキシドのラセミ体に、エポキシド加水分解活性を有する微生物または該微生物に由来する酵素を作用させて、該ラセミ体の一方の鏡像体を加水分解する工程;および
反応液から目的の光学活性な化合物を回収する工程
を包含する、光学活性な化合物の製造方法であって、
該エポキシドが、式(I)で表される化合物:
水素原子;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜C6の直鎖または分岐鎖のアルケニル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキニル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基および/またはカルボニル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;
Ar1’−(CH2)n−(ここで、Ar1’は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、ヘテロアラルキル基;
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0から3の整数である)で表される基;
W1−Xn−S−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W2−OC(=O)−NR5−Ym−(ここで、W2は、
分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基か、あるいは
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基かであり、そして
R5は、水素原子あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基であり、
Yはメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてmは0〜3の整数である)で表される基;もしくは
R3およびR4は、それぞれ独立して、水素原子;あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;である)であり、そして
該微生物が、バチルス・サブチリスJCM10629株、バチルス・サブチリスIAM1186株、クロモバクテリウム・ビオラセウムJCM1249株、バチルス・リケニホルミスATCC39307株、ノカルディア・フスカNBRC14340株、ステノトロホモナス・マルトフィリアJCM1975株、バチルス・プミリスNBRC14358株、ミクロバクテリウム・ラクチカムJCM1379株、シュードモナス・クロロラフィスJCM2778株、ノカルディア・アステロイデスNBRC3384株、ゴルドナ・テラエJCM3206株、バチルス・アネウリノリティカスIAM1077株、クレブシエラ・オキシトカSNSM−87(微工研菌寄第12953号)株、キャンディダ・コリカロサJCM2199株、キャンディダ・エルノビJCM9948株、キャンディダ・ルゴサJCM1619株、ガラクトマイセス・ゲオトリカムJCM6359株、キャンディダ・インタメディアNBRC0761株、サッカロマイセス・セレビシエJCM2223株、スポリジオボラス・サルモニカラNBRC1035株、キャンディダ・クルセイNBRC0011株、ロドスポリジウム・ジオボバタムNBRC0688株、ピチア・ブルトニJCM3708株、キャンディダ・アンタラクチカJCM3941株、ロドトルラ・ルブラJCM8117株、キャンディダ・グイリエルモンジNBRC0566株、キャンディダ・ケフィアNBRC10287株、ロドトルラ・ミヌタNBRC0879株、およびキャンディダ・パラプシロシスJCM1785株からなる群より選択される少なくとも1種の菌株である、
方法。 - 前記微生物が、バチルス・サブチリスJCM10629株、バチルス・サブチリスIAM1186株、クロモバクテリウム・ビオラセウムJCM1249株、キャンディダ・コリカロサJCM2199株、キャンディダ・エルノビJCM9948株、キャンディダ・ルゴサJCM1619株、ガラクトマイセス・ゲオトリカムJCM6359株、およびキャンディダ・インタメディアNBRC0761株からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の方法。
- 前記微生物がデンプン含有培地で培養された微生物である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記式(I)で表される化合物において
R1が、C1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;であり、そして
R2が、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W1−Xn−S−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W2−OC(=O)−NR5−Ym−(ここで、W2は、
分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基か、あるいは
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基かであり、そして
R5は、水素原子あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基であり、
Yはメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてmは0〜3の整数である)で表される基;もしくは
- 前記式(I)で表される化合物において
R1がC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、
R2が
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;もしくは
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、ハロゲン原子か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基かであり、XおよびYはメチレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
であり、そして
R3およびR4が水素原子である、請求項4に記載の方法。 - 前記光学活性な化合物が光学活性なエポキシドまたは光学活性なジオールである、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
- 前記光学活性な化合物が光学活性なジオールであって、そして
前記酵素を作用させる工程に続いて、得られた酵素反応液を酸処理する工程
をさらに包含する、請求項6に記載の方法。 - エポキシドのラセミ体に、エポキシド加水分解活性を有する微生物または該微生物に由来する酵素を作用させて、該ラセミ体の一方の鏡像体を加水分解する工程;および
反応液から目的の光学活性な化合物を回収する工程
を包含する、光学活性な化合物の製造方法であって、
該エポキシドが、式(I)で表される化合物:
水素原子;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜C6の直鎖または分岐鎖のアルケニル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキニル基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基および/またはカルボニル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;
Ar1’−(CH2)n−(ここで、Ar1’は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、ヘテロアラルキル基;
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W1−Xn−S−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W2−OC(=O)−NR5−Ym−(ここで、W2は、
分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基か、あるいは
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基かであり、そして
R5は、水素原子あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基であり、
Yはメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてmは0〜3の整数である)で表される基;もしくは
R3およびR4は、それぞれ独立して、水素原子;あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、および/またはアミノ基で置換されていてもよいC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;である)であり、そして
該微生物が、デンプン含有培地で培養された微生物であり、そしてバチルス属、クロモバクテリウム属、ノカルディア属、ステノトロホモナス属、ミクロバクテリウム属、シュードモナス属、ゴルドナ属、クレブシエラ属、キャンディダ属、ガラクトマイセス属、サッカロマイセス属、スポリジオボラス属、ロドスポリジウム属、ピチア属、またはロドトルラ属に属する、
方法。 - 前記式(I)で表される化合物において
R1が、C1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基;であり、そして
R2が、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W1−Xn−S−Ym−(ここで、W1は、水素原子か、ハロゲン原子か、水酸基か、ニトロ基か、アミノ基か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、あるいはハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基かであり、XおよびYはそれぞれ独立してメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
W2−OC(=O)−NR5−Ym−(ここで、W2は、
分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基か、
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいヘテロアリール基か、あるいは
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基かであり、そして
R5は、水素原子あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基であり、
Yはメチレン基またはp−フェニレン基であり、そしてmは0〜3の整数である)で表される基;もしくは
- 前記式(I)で表される化合物において
R1がC1〜C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、
R2が
ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよい、アリール基;
Ar1−(CH2)n−(ここで、Ar1は、ハロゲン原子、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基であり、そしてnは1〜3の整数である)で表される、アラルキル基;もしくは
W1−Xn−O−Ym−(ここで、W1は、ハロゲン原子か、分岐していてもよいC1〜C4アルキル基か、あるいは分岐していてもよいC1〜C4アルキル基、および/または分岐していてもよいC1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基かであり、XおよびYはメチレン基であり、そしてnおよびmはそれぞれ独立して0〜3の整数である)で表される基;
であり、そして
R3およびR4が水素原子である、請求項9に記載の方法。 - 前記光学活性な化合物が光学活性なエポキシドまたは光学活性なジオールである、請求項8から10のいずれかに記載の方法。
- 前記光学活性な化合物が光学活性なジオールであって、そして
前記酵素を作用させる工程に続いて、得られた酵素反応液を酸処理する工程
をさらに包含する、請求項11に記載の方法。
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