JP2006160437A - 粘着テープ折り返し機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】 極めて簡易な構成で粘着テープの端部を折り返すことができる機構を提供することを課題とする。
【解決手段】 粘着テープの端部を折り返すための粘着テープ折り返し機構として、前記粘着テープの非粘着面の折り返す部分の直前部分を支持する支持台と、前記粘着テープの非粘着面の折り返す部分を支持し、この支持された折り返す部分の粘着面が前記支持台側に向って回動可能に前記支持台に固定される折り返し体と、前記折り返し体に支持された粘着テープの折り返す部分の先端位置に存する前記折り返し体の上縁部に設けられる前記粘着テープを切断する切断手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 粘着テープの端部を折り返すための粘着テープ折り返し機構として、前記粘着テープの非粘着面の折り返す部分の直前部分を支持する支持台と、前記粘着テープの非粘着面の折り返す部分を支持し、この支持された折り返す部分の粘着面が前記支持台側に向って回動可能に前記支持台に固定される折り返し体と、前記折り返し体に支持された粘着テープの折り返す部分の先端位置に存する前記折り返し体の上縁部に設けられる前記粘着テープを切断する切断手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明はセロテープ(登録商標)などの粘着テープの先端部分を折り返すための機構に関する。
粘着テープの使用方法として、一時的に粘着テープで対象物を止めておき、その後粘着テープを剥がすということが行われる。この際、粘着テープを剥がしやすいように、粘着テープを貼る前に粘着テープの端部を折り返すことがしばしば行われる。しかし、粘着テープは薄く、粘着力が強いため、下手に折り返すとゆがんだり、皺になったりと失敗することも多い。そのために、種々の粘着テープの先端部分を折り返すための機構が提案されており、例えば、下記特許文献1には粘着テープを切断する部分が揺動することで、一度引き出された粘着テープが元の位置に戻る際に、粘着テープの先端がループ状になって保持される機構が示されている。
特開平9−30718号公報
しかしながら、上記のような機構は粘着テープホルダー全体を改良するものであり、構造的に複雑になってしまうという問題がある。
そこで、本発明は極めて簡易な構成で粘着テープの端部を折り返すことができる機構を提供することを課題とする。
そこで、本発明は極めて簡易な構成で粘着テープの端部を折り返すことができる機構を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、粘着テープの端部を折り返すための粘着テープ折り返し機構であり、前記粘着テープの非粘着面の折り返す部分の直前部分を支持する支持台と、前記粘着テープの非粘着面の折り返す部分を支持し、この支持された折り返す部分の粘着面が前記支持台側に向って回動可能に前記支持台に固定される折り返し体と、前記折り返し体に支持された粘着テープの折り返す部分の先端位置に存する前記折り返し体の上縁部に設けられる前記粘着テープを切断する切断手段とを有するものである。
このような構造により、端部を折り返そうとする粘着テープの非粘着面を支持台および折り返し体に支持させ、この状態で切断手段により粘着テープを切断し、その後、折り返し体を支持台の方向へ回動させることで、支持台上の粘着面と折り返し体上の粘着面とが重なり互いに粘着する。この状態で折り返し体を戻すと粘着テープの端面が折り返された状態となる。
請求項2に記載の発明は、ロール状に巻かれた粘着テープを保持する粘着テープ保持部と、前記保持部に保持された粘着テープの引き出し方向に設けられる前記粘着テープ折り返し機構とを有する粘着テープホルダーである。
請求項1に記載の発明は、粘着テープの端部を折り返すための粘着テープ折り返し機構であり、前記粘着テープの非粘着面の折り返す部分の直前部分を支持する支持台と、前記粘着テープの非粘着面の折り返す部分を支持し、この支持された折り返す部分の粘着面が前記支持台側に向って回動可能に前記支持台に固定される折り返し体と、前記折り返し体に支持された粘着テープの折り返す部分の先端位置に存する前記折り返し体の上縁部に設けられる前記粘着テープを切断する切断手段とを有するものである。
このような構造により、端部を折り返そうとする粘着テープの非粘着面を支持台および折り返し体に支持させ、この状態で切断手段により粘着テープを切断し、その後、折り返し体を支持台の方向へ回動させることで、支持台上の粘着面と折り返し体上の粘着面とが重なり互いに粘着する。この状態で折り返し体を戻すと粘着テープの端面が折り返された状態となる。
請求項2に記載の発明は、ロール状に巻かれた粘着テープを保持する粘着テープ保持部と、前記保持部に保持された粘着テープの引き出し方向に設けられる前記粘着テープ折り返し機構とを有する粘着テープホルダーである。
請求項1に記載の発明は、支持台、折り返し体、切断手段という簡易な構成により粘着テープの端部を折り返す機構が構成でき、コストの削減に資することができるとともに、既存の粘着テープホルダに、これを大きく改造することなく設けることが可能である。
請求項2に記載の発明は、上記機構を有するテープホルダであり、やはり、簡易な構成で粘着テープの端部を折り返すことができる。
請求項2に記載の発明は、上記機構を有するテープホルダであり、やはり、簡易な構成で粘着テープの端部を折り返すことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に本発明の実施形態に係る粘着テープホルダーYの縦断面図を示す。粘着テープホルダーYはロール状に巻かれた粘着テープAを内周面から支持するリール110と、リールを回動可能に保持するとともに、本発明の実施形態にかかる粘着テープ折り返し機構Xを固定するケーシング120とから構成される。リール110はケーシング120に保持された状態で粘着テープ保持部を構成する。
粘着テープ折り返し機構Xは、粘着テープの端部を折り返すための機構であり、合成樹脂により一体に形成された支持台10、折り返し体20、切断部30とから構成される。支持台10は直方体状であり、上面によって粘着テープAの折り返す部分の直前部分の非粘着面を支持する。折り返し体20は、断面形状が直角三角形状で支持台20の反対方向と下方を鋭角部分が向くように配置され、上面は長方形状を有するものであり、この上面により前記粘着テープAの折り返す部分の非粘着面を支持する。折り返し体20は上面端部が、前記支持台10の上面端部とヒンジ40により連結されることで、折り返し体20により支持された折り返し部分の粘着面が支持台側に向って回動可能になっている。切断部30は折り返し体20の上面の支持台20側と反対位置の端部に設けられる。切断部30は、この折り返し体20の端部を鋸状に形成した構造を有し、これにより粘着テープを切断できるようになっている。
図1に本発明の実施形態に係る粘着テープホルダーYの縦断面図を示す。粘着テープホルダーYはロール状に巻かれた粘着テープAを内周面から支持するリール110と、リールを回動可能に保持するとともに、本発明の実施形態にかかる粘着テープ折り返し機構Xを固定するケーシング120とから構成される。リール110はケーシング120に保持された状態で粘着テープ保持部を構成する。
粘着テープ折り返し機構Xは、粘着テープの端部を折り返すための機構であり、合成樹脂により一体に形成された支持台10、折り返し体20、切断部30とから構成される。支持台10は直方体状であり、上面によって粘着テープAの折り返す部分の直前部分の非粘着面を支持する。折り返し体20は、断面形状が直角三角形状で支持台20の反対方向と下方を鋭角部分が向くように配置され、上面は長方形状を有するものであり、この上面により前記粘着テープAの折り返す部分の非粘着面を支持する。折り返し体20は上面端部が、前記支持台10の上面端部とヒンジ40により連結されることで、折り返し体20により支持された折り返し部分の粘着面が支持台側に向って回動可能になっている。切断部30は折り返し体20の上面の支持台20側と反対位置の端部に設けられる。切断部30は、この折り返し体20の端部を鋸状に形成した構造を有し、これにより粘着テープを切断できるようになっている。
次に、以上のような構成を有する粘着テープ折り返し機構Xを備えた粘着テープホルダーYの使用方法について説明する。まず、使用者はロール状の粘着テープAをリール110に装着し、このリールをケーシング120に保持させる。この際、粘着テープ折り返し機構X側へ引き出された粘着テープの非粘着面A1が下方に粘着面A2が上方になるようにする。ここから粘着テープの折り返しを作るには、まず、図2(a)に示すように、粘着テープAを粘着テープ折り返し機構Xの方向へ適度な長さ引き出し、非粘着面A1を支持台10および折り返し体20に当接させる。次に、図2(b)に示すように、切断部30を用いて粘着テープAを切断する。これにより、折り返し部分Aaが折り返し体20に支持される状態となり、折り返し部分Aaの直前部分Abが支持台10に支持される状態となる。この状態で、図2(c)に示すように、折り返し体20を支持台10の方へ回動させ、折り返し部分Aaの粘着面を直前部分Abの粘着面に接触させ両者を粘着させる。最後に、図2(d)に示すように、折り返し体10を元の位置に戻すと、粘着テープAの端部が折り返された状態となる。
このように粘着テープ折り返し機構Xでは、簡易な構成により、粘着テープAの端部を折り返すことができ、また、必要でない場合は、折り返しを作らずにそのまま粘着テープAを使用することもできる。
なお、支持台10には、粘着テープAの両縁とほぼ同じ幅にゴム板を立設させて、粘着テープAを挟持固定したり、上面にゲル状体を載置することで弱い粘着力を発生させたりする等の粘着テープを支持台10の上面に固定する粘着テープ固定手段を設けてもよい。また、ケーシングは、粘着面A2に埃が付かないように、粘着テープ折り返し機構X部分のみを表出させて、後の部分は粘着面A2の上面側の空間も覆うようにしてもよい。
このように粘着テープ折り返し機構Xでは、簡易な構成により、粘着テープAの端部を折り返すことができ、また、必要でない場合は、折り返しを作らずにそのまま粘着テープAを使用することもできる。
なお、支持台10には、粘着テープAの両縁とほぼ同じ幅にゴム板を立設させて、粘着テープAを挟持固定したり、上面にゲル状体を載置することで弱い粘着力を発生させたりする等の粘着テープを支持台10の上面に固定する粘着テープ固定手段を設けてもよい。また、ケーシングは、粘着面A2に埃が付かないように、粘着テープ折り返し機構X部分のみを表出させて、後の部分は粘着面A2の上面側の空間も覆うようにしてもよい。
X 粘着テープ折り返し機構
Y 粘着テープホルダー
10 支持台
20 折り返し体
30 切断部
110 リール
120 ケーシング
Y 粘着テープホルダー
10 支持台
20 折り返し体
30 切断部
110 リール
120 ケーシング
Claims (2)
- 粘着テープの端部を折り返すための機構であって、
前記粘着テープの非粘着面の折り返す部分の直前部分を支持する支持台と、
前記粘着テープの非粘着面の折り返す部分を支持し、この支持された折り返す部分の粘着面が前記支持台側に向って回動可能となるように前記支持台に固定される折り返し体と、
前記折り返し体に支持された粘着テープの折り返す部分の先端位置に存する前記折り返し体の端部に設けられる前記粘着テープを切断する切断手段と
を有する
粘着テープ折り返し機構。 - ロール状に巻かれた粘着テープを保持する粘着テープ保持部と、
前記保持部に保持された粘着テープの引き出し方向に設けられる請求項1に記載の粘着テープ折り返し機構と
を有する粘着テープホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004353742A JP2006160437A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 粘着テープ折り返し機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004353742A JP2006160437A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 粘着テープ折り返し機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006160437A true JP2006160437A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36662880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004353742A Pending JP2006160437A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 粘着テープ折り返し機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006160437A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102963756A (zh) * | 2012-11-24 | 2013-03-13 | 南通贝思特科技咨询有限公司 | 一种简易胶带切割器 |
DE202017101510U1 (de) * | 2017-03-15 | 2018-06-26 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Vorrichtung zur Erzeugung von Abreißlaschen an Klebfilmenden |
-
2004
- 2004-12-07 JP JP2004353742A patent/JP2006160437A/ja active Pending
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CN102963756A (zh) * | 2012-11-24 | 2013-03-13 | 南通贝思特科技咨询有限公司 | 一种简易胶带切割器 |
DE202017101510U1 (de) * | 2017-03-15 | 2018-06-26 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Vorrichtung zur Erzeugung von Abreißlaschen an Klebfilmenden |
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