JP2006159919A - クランク装置とそれを備えた乗り物用クランクペダル装置 - Google Patents

クランク装置とそれを備えた乗り物用クランクペダル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ペダルが上死点と下死点に位置する場合には、これらの各点が思案点(死点)となってしまい、ペダルを踏み込む力が大きくなり、自転車の運転が困難になる問題があった。また、ペダルをこぐときの体重移動を少なくしてふらつきを抑制する。
【解決手段】内転歯車5が上死点近傍にある場合には、内転歯車5に設けられる入力手段(ペダル)10の取り付け軸11の位置を、常に内転歯車5と、クランク軸3との各中心を結ぶ線L上に存在しないようにオフセット配置するように形成することで、ペダル10を上下方向に往復運動させ、内転歯車5を、内歯歯車との接触点を支点とする梃子の作用で内歯歯車6に噛合させながら転動させ、これにより、ペダルの上下方向の往復運動をクランク軸3の回転駆動に変換して、回転力取り出し手段(スプロケット)7から外部に回転力を取り出すようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランク腕に内転歯車を軸支し、その内転歯車に設けられた入力手段(ペダル)の上下方向への往復運動を、クランク腕を回転させる回転運動に転換して、ベベルギヤとドライブシャフトでなるシャフトドライブシステムやチェーンスプロケットシステム等でなる回転力取り出し手段から回転駆動力を取り出すようにしたクランク装置と、それを備えた乗り物用ペダルクランク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自転車に設けられたクランクペダル装置は、ペダルを下死点に向けて踏み込む回転運動を、クランク腕を介してクランク軸を回転させる回転運動に転換し、クランク軸に一体固定したスプロケットに巻き掛けたチェーンにより後輪のスプロケットを回転することにより、後輪を駆動するようにしている。しかし、ペダルを踏み込んでクランク軸に回転運動を与えるときに、体重を移動させてペダルを踏み込むため、ハンドルがふらつき、不安定な走行をするようになると共に、クランク装置の動力伝達効率を損ねる問題があった。このような問題に鑑みて、例えば、実公平2−44628号公報の技術が知られている。この公報に記載された自転車のペダルクランク装置は、クランク軸に固定したスプロケットの上にも別のスプロケットを設け、これら左右に設けた上下一対のスプロケット間に一対のチェーンを巻き掛けし、左右のペダルをチェーンの張り側に係脱するようにして取り付け、ペダルを上から下方向に踏む込む動作を繰り返すことで後輪に駆動力を伝達し、走行できるようにしているものである。
【0003】
ところが、上記のペダルクランク装置を備えた自転車であっても、ペダルの取り付け位置と、スプロケットの回転軸心との間に存する距離が、梃子の腕として機能するため、ペダルの踏み込み力によるモーメントが作用し、結果として体重移動による自転車のふらつき現象が生じてしまう。
【0004】
そこで、本出願人は、このようなふらつき現象を生じないペダルクランク装置として、特開平9−49518号公報に記載の技術を開発した。この公報に記載のものは、クランクに係るものであるが、これを自転車本体に応用した場合には、次のような構成を有するものとなるものである。すなわち、自転車本体に内歯歯車を取り付け、この内歯歯車に、内接して転動する内転歯車を、クランク腕に回転自在に取り付け、内転歯車にペダルを取り付け軸(クランクピンに相当する軸)を介して設けたものである。さらに、内転歯車と内歯歯車の歯数比を、内転歯車が、内歯歯車を転動しながら上死点から下死点を超えて再び上死点に一周するときに1回転するように設定している。ペダルを上死点から下死点近傍へ略上下方向に踏み込む動作を繰り返すことにより、内転歯車が回転され、クランク腕が連動してクランク軸を回転させる。これにより、クランク軸に固定されたスプロケットを回転駆動して自転車を走行することができるようにしたものである。
【0005】
【特許文献1】
実公平2−44628号公報
【特許文献2】
特開平9−49518号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平9−49518号公報のものにあっては、クランクピンに相当するペダルの取り付け軸と、内転歯車の回転中心と、内歯歯車の回転中心に位置するクランク軸の中心とが上下に一直線上になって並ぶため、ペダルがクランクの上死点と下死点に位置する場合には、これらの各点が思案点(死点)となってしまい、ペダルを踏み込む力が大きくなり、自転車の運転が困難になる問題があった。そこで、このような問題点を解決するために、内転歯車が上死点近傍にある場合には、内転歯車に設けられる入力手段(ペダル)の取り付け軸の位置を、常に内転歯車と、クランク軸との各中心を結ぶ線上に存在しないようにオフセット配置するように形成することで、クランク軸を円滑に回転駆動して回転力を取り出し手段(スプロケット)から外部に取り出すようにしたクランク装置と、それを備えた乗り物用ペダルクランク装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0007】
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明においては、固定部材に軸受け部を介して回転自在に設けられたクランク軸、このクランク軸両側で同一面内において互いに反対方向に屈曲して伸びる各クランク腕に回転自在に設けられた外歯を有する一対の内転歯車、上記固定部材に固定して設けられ、これらの内転歯車に内接するように噛合して上記各内転歯車を転動させる内歯を有する一対の内歯歯車、これらの内転歯車に設けられ、各内転歯車を転動させる一対の入力手段、および上記クランク軸に一体的に設けられ、上記入力手段を介して上記各内転歯車が上記内歯歯車に噛合して転動されることにより上記各クランク腕に伝達された回転力を取り出す回転力取り出し手段を具備すると共に、上記内転歯車と上記内歯歯車との歯数比を、上記内転歯車が上記内歯歯車を転動して1周するときに1回転するように形成され、さらに、クランク腕の回転面に沿う面内において、上記上死点近傍における上記一方の入力手段の入力点が、上記内転歯車の軸心とクランク軸の軸心とを結ぶ線から偏倚した位置に配置されるように形成され、上記各入力手段を上下方向に運動させることにより、上記回転力取り出し手段を回転駆動する構成を採用したことである。
【0008】
このような構成を採ることにより、本発明においては、軸受け部に回転自在に設けられたクランク軸両側の一対のクランク腕にそれぞれ内転歯車を設け、この内転歯車に内接しながら噛合して転動させる内歯歯車を設け、内転歯車が内歯歯車を1周する間に1回転するような歯数比に設定し、さらに上死点近傍における入力手段から加えられる作動力の入力点が、内転歯車とクランク軸とを結ぶ線から偏倚した位置に配置するように形成されているため、入力手段を上死点近傍から下死点近傍に向かって上下方向に押し下げる運動をさせるとき、内転歯車と内歯歯車との接点を支点とする梃子の作用により、内転歯車が内歯歯車に転動していき、同時にクランク腕を介してクランク軸が回転運動をし、これにより回転力取り出し手段から回転駆動力を外部に取り出すようにすることができる。このため、入力手段を、振れの少ない態様で上下方向に往復運動を行わせることができ、この結果、往復運動による作動力を、効率よく回転運動力に変換できるようになる。
また、回転力取り出し手段を、チェーンやベルトといった巻き掛けリンク機構でなく、ベベルギヤとドライブシャフトでなるシャフト駆動システムで形成した場合には、巻き掛けリンク機構の遊びやたるみが発生しないので、ペダルに加えられた回転力をロスすることなく後輪に伝達することができ、エネルギ伝達効率を向上できるようになる。
【0009】
次に、請求項2記載の発明について説明する。本発明の構成も、その基本的な点は、上記請求項1記載のものと同じである。その特徴とするところは、上記構成に加えて、上記入力手段は、上記内転歯車に傾斜するように設けられた案内部に沿って移動可能に設けられた移動子に取り付けられ、この移動子を介して上記案内部に上記内転歯車を転動させる回転力が伝達される際に、上記移動子は、上記内転歯車の転動位置に関係なく、常に上記偏倚した位置であって、上記案内部のうち最下方近傍に存置されるようにした構成を採ることとしたことである。
【0010】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、上記請求項1記載のものに加えて、更に、次のような作用を呈することとなる。すなわち、入力手段の移動子は、例えば、曲線状、楕円状、多角形状、直線状等の形状を有する軌道誘導手段である案内部の偏倚した最下方近傍に常に存置されるため、この移動子が存置される案内部の最下方近傍に、内転歯車と内歯歯車とが噛合して接触する部分(接点)を支点とする梃子の作用により、内転歯車を容易に転動させるようになり、スムーズにクランク軸を回転駆動させることが可能となる。
【0011】
請求項3記載の発明は、その基本構成は請求項2記載のものと同じである。その特徴とするとことは、上記案内部を、楕円または多角形状を有する溝またはレール等で形成されて軌道誘導手段で構成したことである。
【0012】
このような構成を採ることにより、請求項3記載の発明は、請求項2記載のものに加えて、次のような作用を有する。すなわち、入力手段の移動子は、楕円または多角形状の軌道を画くように溝またはレールで形成された軌道誘導手段の最下方近傍に存在するよになっているので、内転歯車が内歯歯車に噛合しながら転動するときに、どのような回転角度にあっても、梃子の作用により常にスムーズに内転歯車を転動させることができ、入力手段の往復運動を円滑に回転運動に変換できるようになる。
【0013】
請求項4記載の発明は、その基本構成は請求項2記載のものと同じである。その特徴とするとことは、上記案内部は、略直線状に形成された傾斜溝で形成され、この傾斜溝にばね部材を取り付け、このばね部材により上記移動子を常時上記最下方近傍に存置せしめるようにした構成を採ることとしたことである。
【0014】
このような構成を採ることにより、請求項4記載の発明は、請求項2記載のものに加えて、次のような作用を有する。すなわち、入力手段の移動子は、傾斜溝で形成された案内部の最下方近傍に存在し、しかも、ばね部材により移動子を常時最下方近傍に強制的に存置させるようにしているため、内転歯車が内歯歯車に対してどのような転動位置にあっても、移動子を傾斜溝の最下方近傍に存在することとなり、内転歯車を確実に転動させることができ、入力手段の上下方向の往復運動を効率的に回転運動に変換できるようになる。
【0015】
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のクランク装置に係り、前記内転歯車と前記内歯歯車との噛合部が外部から露呈しないようにカバーで覆うように形成したことを特徴とする。
【0016】
この請求項5記載の発明によれば、カバーにより内転歯車と内歯歯車とが全体として覆われているため、例えば、本クランク装置を自転車等の乗り物に搭載した場合には、両歯車の噛合部により衣服や飛び石等が噛み込んだりしてケガをしないようにすることができる。
【0017】
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のクランク装置に係り、前記内歯歯車に、前記入力手段を前記上下方向に往復運動させるように規定するガイド手段を設けるようにしたことを特徴とする。
【0018】
この請求項6記載の発明によれば、急ブレーキ等によるペダルの大きな移動(変位)を避けることで、ペダルからの足の離脱を防ぐことができるようになるとともに、例えば、自転車等の乗り物にこのクランク装置を搭載した場合には、自転車転倒時に受ける衝撃力により、内歯歯車や内転歯車の歯が切損したりして噛み合わせに不具合を生じる事態を未然に回避することができるようになる。
【0019】
次に、請求項7の発明について説明する。本発明は、乗り物用ペダルクランク装置であって、乗り物本体に軸受け部を介して回転自在に設けられたクランク軸、このクランク軸両側で互いに同一面内において反対方向に屈曲して伸びる各クランク腕に回転自在に設けられた外歯を有する一対の内転歯車、上記乗り物本体に固定して設けられ、これらの内転歯車に内接するように噛合して上記各内転歯車を転動させる内歯を有する一対の内歯歯車、これらの内転歯車に設けられ、各内転歯車を転動させる一対のペダル、および上記クランク軸に一体的に設けられ、上記ペダルを介して上記各内転歯車が上記内歯歯車に噛合して転動されることにより上記各クランク腕に伝達された回転力を取り出すスプロケットを具備すると共に、上記内転歯車と上記内歯歯車の歯数比を、上記内転歯車が上記内歯歯車を転動して1周するときに1回転するように形成し、さらに、クランク腕の回転面に沿う面内において、上記上死点近傍における上記一方のペダルの取り付け軸が、上記内転歯車の軸心とクランク軸の軸心とを結ぶ線から偏倚した位置に配置されるように形成され、上記各ペダルを上下方向に往復運動させることにより、上記スプロケットを回転駆動する構成を採ったことである。
【0020】
このような構成を採ることにより、本発明においては、例えば、自転車、水上足こぎボート、人力飛行機等といった乗り物のクランク装置に採用され、次のような作用を呈することとなる。すなわち、乗り物本体に回転自在に設けられたクランク軸両側の一対のクランク腕にそれぞれ内転歯車を設け、この内転歯車に内接しながら噛合して転動させる内歯歯車を設け、内転歯車が内歯歯車を1周する間に1回転するような歯数比に設定し、さらに上死点近傍におけるペダルから加えられる作動力の入力点が、内転歯車とクランク軸とを結ぶ線から偏倚した位置に配置するように形成されているため、ペダルを上死点近傍から下死点近傍に向かって上下方向に押し下げる運動をさせるとき、内転歯車と内歯歯車との接点を支点とする梃子の作用により、内転歯車が内歯歯車に転動していき、同時にクランク腕を介してクランク軸が回転運動をし、これによりスプロケットから回転駆動力を外部に取り出すようにすることができるようになる。
【0021】
次に、請求項8記載の発明を説明する。本発明の構成もその基本的な点は、請求項7記載のものと同じである。すなわち、上記ペダルの取り付け軸は、上記内転歯車に傾斜するように設けられた案内部に沿って移動可能に設けられた取り付け軸に取り付けられ、この取り付け軸を介して上記案内部に上記内転歯車を転動させる回転力が伝達される際に、上記取り付け軸は、上記内転歯車の転動位置に関係なく、常に上記案内部のうち最下方近傍において存置されるようにした構成を採ることとしたことである。
【0022】
このような構成を採ることにより、本発明は、請求項7記載のものに加えて、次のような作用を有する。すなわち、ペダルの取り付け軸は、例えば、曲線状、楕円状、多角形状、直線状等の形状を有する軌道誘導手段である案内部の偏倚した最下方近傍に常に存置されるため、このペダルの取り付け軸が存置される案内部の最下方近傍に、内転歯車と内歯歯車とが噛合して接触する部分(接点)を支点とする梃子の作用により、内転歯車を容易に転動させるようになり、スムーズにクランク軸を回転駆動させてスプロケットの回転により回転力が取り出されるようになる。
【0023】
次に、請求項9記載の発明について説明する。本発明の構成もその基本的な点は、請求項8記載の乗り物用ペダルクランク装置と同じものである。すなわち、上記案内部は、楕円または多角形状を画く溝またはレール等で形成された軌道誘導手段を具備していることを特徴とする。
【0024】
このような構成を採ることにより、本発明は、請求項8記載のものに加えて、次のような作用を有する。すなわち、ペダルの取り付け軸は、楕円または多角形状の軌道を画くように、例えば溝またはレールで形成された軌道誘導手段の最下方近傍に存在するよになっているので、内転歯車が内歯歯車に噛合しながら転動するときに、どのような回転角度にあっても、梃子の作用により常にスムーズに内転歯車を転動させることができ、ペダルの往復運動を円滑に回転運動に変換でき、従来のように体重移動に伴う動作により乗り物のふらつきを抑制できるようになる。
【0025】
また、請求項10記載の発明は、請求項9記載の乗り物用ペダルクランク装置に係り、上記案内部は、略直線状に形成された傾斜溝で形成され、この傾斜溝にばね部材を取り付け、このばね部材により上記ペダルの取り付け軸を常時上記最下方近傍に存置せしめるようにしたことを特徴とする。
【0026】
このような構成を採ることにより、本発明は、請求項9記載のものに加えて、次のような作用を有する。すなわち、ペダルの取り付け軸は、傾斜溝で形成された案内部の最下方近傍に存在し、しかも、ばね部材により取り付け軸を常時最下方近傍に強制的に存置させるようにしているため、内転歯車が内歯歯車に対してどのような転動位置にあっても、取り付け軸を傾斜溝の最下方近傍に存在することとなり、内転歯車を確実に転動させることができ、ペダルの上下方向の往復運動を効率的に回転運動に変換できるようになる。
【0027】
また、請求項11記載の歯車は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の乗り物用ペダルクランク装置に係り、前記内転歯車と前記内歯歯車との噛合部が外部から露呈しないようにカバーで覆うように形成したことを特徴とする。
【0028】
この請求項11記載の発明によれば、カバーにより内転歯車と内歯歯車とが全体として覆われているため、自転車等の乗り物に搭載した場合には、両歯車の噛合部により衣服や飛び石等が噛み込んだりしてケガをしないようにすることができる。
【0029】
また、請求項12記載の歯車は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の乗り物用ペダルクランク装置に係り、前記内歯歯車に、前記入力手段を前記上下方向に往復運動させるように規定するガイド手段を設けるようにしたことを特徴とする。
【0030】
この請求項12記載の発明によれば、急ブレーキ等によるペダルの大きな移動(変位)を避けることで、ペダルからの足の離脱を防ぐことができるようになるとともに、例えば、自転車転倒時に受ける衝撃力により、内歯歯車や内転歯車の歯が切損したりして噛み合わせに不具合を生じる事態を未然に回避することができるようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1乃至図6に基づいて詳述する。なお、本実施の形態に係るクランク装置を、乗り物の一例として自転車に適用した場合を例に挙げて説明していくこととする。図1は、本実施の形態における自転車のクランク装置の機構の構成の概要を模式的に示した外観斜視図である。以下において、先ず、クランク装置の構成の概要を説明する。自転車本体(フレーム)1の軸受け部2にクランク軸3が回転自在に支持されていて、このクランク軸3のフレーム1を挟んだ左右両側には、同一面内において互いに反対方向に屈曲して伸びるクランク腕4があり、これらのクランク腕4に外歯を有する平歯車である内転歯車5がそれぞれ回転自在に設けられている。また、自転車の前後方向に沿う長手方向軸線に対する左右両側に、上記内転歯車5に噛合する内歯歯車6が固定して取り付けられている。これらの内歯歯車6は、上記内転歯車5を噛合しながら転動させるもので、内転歯車5と内歯歯車6との歯数比は、内転歯車5が内歯歯車6を転動しながら1周するときに1回転し終えるような歯数比として、1対2になるように設定されているものである。
【0032】
軸受け部2近傍のクランク軸3には、このクランク軸3と一体的に回転するようにしてクランク軸の回転力を取り出す原動スプロケット7(回転力取り出し手段)が設けられ、自転車の後輪(図示しない)と同軸に取り付けられた後輪側には従動スプロケット8との間にチェーン9が巻き掛けされて、クランク軸の回転力を取り出してチェーン9を介して後輪側スプロケット8に駆動力を伝達するようになっており、チェーン9が図1の矢印Aに示す方向に駆動されることで、自転車を前進走行させることができるものである。
【0033】
また、各内転歯車5の外側には、クランク軸3を駆動させるための入力を作用させる入力手段としてのペダル10が移動子である取り付け軸11(ペダル軸)を介して回転自在となるように設けられている。そして、この取り付け軸11は、後で詳細に説明するように、内転歯車11の外側に取り付けられた軌道誘導手段の一構成要素である案内部の軌道に係合し、この軌道に沿って誘導(ガイド)されながら移動するように設けられるものである。また、取り付け軸11が上死点付近にあるときに、その内転歯車5の軸心とクランク軸3の軸心とを結ぶ線に関してペダル軸11が、案内部において常に偏倚した位置にオフセット配置されるように形成されるものである。
【0034】
次に、図2〜図6において、上記クランク装置の構造をより具体的に説明していくこととする。すなわち、自転車のフレーム1に固定的に取り付けられた略正方形状のベースプレート1aの中心部に穿たれた孔に、軸受け部2としてのジャーナル2aが溶接により水平に固定される。このジャーナル2aに、クランク軸3としての段差付きの出力軸3が回転自在に挿通されていて、その出力軸3の図2における左側には、左クランク腕4aがねじ20により固定され、右側には、右クランク腕4bが溶接により溶着されている。なお、左クランク腕4aは、溶接により溶着するようにしてもよい。これらの左右両クランク腕4a,4bは、同一面内において互いに反対方向に屈曲して伸びており、出力軸3と一体に回転するようになあっている。
【0035】
左右の両クランク腕4a、4bには、軸部材5c、5dが水平方向に指向して固定されており、これらにスペースワッシャ5e,5fを介して平歯車としての左内転歯車5aおよび右内転歯車5bが回転自在に支持された状態で取り付けられる。
【0036】
また、ベースプレート1aの左右には、ベースプレート1aと同じ方向に配置され、外形がリング形状を有して平歯の内歯として形成された左内歯歯車6aおよび右内歯歯車6bが、各4本のスペーサ21aおよび21bを介して通しボルト22により固定されている。これら左右の両内歯歯車6a,6bには、上記した左右の両内転歯車5a,5bが、それぞれ内接して噛合するようにして組み込まれる。この場合、内転歯車5a,5bと内歯歯車6a,6bとの歯数比は、内転歯車5a,5bが内歯歯車6a,6bを転動しながら1周するときに1回転するように、1対2となるように形成されているものである。こうして、左内転歯車5aと右内転歯車5bとは、左内歯歯車6aおよび右6bを転動するとき、図3に示されるように、互いに出力軸1に関して点対称となるような位置関係で運動することとなる。
【0037】
また、左内転歯車5aおよび右内転歯車5bの外側には、外形が楕円形状を有し、且つ、内部に楕円軌道の案内溝を備えた軌道誘導手段30a,30bがねじ31により固定される。すなわち、軌道誘導手段を、左内転歯車5a側に設けられる軌道誘導手段30aについてより具体的に説明すると、図4,図5に示されるように、この軌道誘導手段30aは、楕円形状の案内溝32が形成された第1部材33と、この第1部材33にビス34を介して蓋をするようにして設けられた第2部材35とを有しており、これらの第1部材33と第2部材35とで内部に楕円形状の案内溝32aが形成されることとなる。そして、この軌道誘導手段30a、30bは、図3に示すように、例えば左内転歯車5aが上死点近傍にある場合において、左内転歯車5aに対して自転車車体の後方に向かってやや下降(後傾)するようにしてねじ31により締結される。
【0038】
一方、入力手段たる左ペダル10aは、移動子である左取り付け軸11aに対して回転自在に設けられ、その左取り付け軸11aの右端には、上記軌道誘導手段30aの案内溝32aに係合して案内誘導されるピン部11cが結合されている。
そして、ピン部11aは、後傾して左内転歯車5aに設けられた軌道誘導手段30aの案内溝32aにはまりこんでいるとき、終始、案内溝32aの最下方の位置に存置するように設定されることとなり、しかも、図3、図4に示すように、上死点付近にあるペダル11aを踏み込んでこぐ場合の入力点として機能することとなる。また、ピン部11cが、このよう入力点に位置する場合においては、図3に示す内転歯車5aの軸心P1と、出力軸(クランク軸)3の軸心P2とを結ぶ線L(出力軸3を通る上下方向の中心線)から偏倚した位置にオフセットされている。なお、このオフセット方向は、図3において線Lの右方であり、これは自転車の進行する方向に対して後方向にオフセットされていることになるものである。
【0039】
したがって、図3に示す状態にあるペダルの取り付け軸11aに対して、上から下に向かって足の踏み込み力(作動力)が作用した場合には、左内転歯車5aと左内歯歯車6aとの噛合部、すなわち、接点が支点となり、この接点とピン部11cとの距離が梃子となり、この梃子の作用により左内転歯車5aに時計方向の回転を与えると同時に、左内転歯車5aは、左内歯歯車6aに噛合しながら矢印B方向に転動していくこととなる。
【0040】
他方、右ペダル10bの取り付け軸11bも、左ペダル10aと同じようにして、右内転歯車5bに左軌道誘導手段30aと同じ構造を有する右軌道誘導手段30bの案内溝(図示しない)に係合するようにして取り付けられる。
【0041】
また、ベースプレート1aと右内歯歯車6bとの間の出力軸3aには、回転力を取り出すための原動スプロケット7が出力軸3aと一体回転可能になるように設けられ、チェーン9(図1参照)を巻き掛けして後輪側の従動スプロケットに結合されることとなる。
【0042】
こうして、クランク装置は、図6の組み立て分解斜視図に示すようにして上記した各構成要素を組み立てていくことにより製作される。なお、図6において、符号23は軸部材5c、5dの軸端に圧入されて各内転歯車5a,5bを軸部材5c、5dに取り付けるためのプッシュナットを示すと共に、原動スプロケット7の図示は省略している。
【0043】
次に、本実施の形態のクランク装置を備えた自転車のペダルクランク装置の作用を、図7、図8、図9を参照して説明する。図7は、ペダルの取り付け軸11a,11bの軸端に設けられたピン部11c、11dが、左右各内転歯車5a,5bに設けた各案内溝32a、32bを、上死点近傍から15度間隔で195度までの間を転動する間における移動軌跡を画いた作用説明図である。なお、図7において、実線で示す左内転歯車5aの移動軌跡は、左内転歯車5aを外側から見た状態であり、また、点線は、反対側にある右内転歯車5bのピン部11dの移動軌跡を、右内転歯車5bの外側から見た状態で示したものである。
【0044】
自転車のペダル10a,10bに足を載せてペダルをこぐ場合、図8に示すように、上死点付近にある左内転歯車5aには、取り付け軸11a、すなわちピン部11cから案内溝32aを介して、梃子の作用により時計方向に回転(自転)する回転力が作用する。すると、左内転歯車5aは、左内歯歯車6aに噛合しながら矢印C方向に転動(公転)していく。左内転歯車5aが、下死点近傍に転動してくると、ピン部11cと案内溝32aとの相対位置関係は、図9に示す状態となる。左内転歯車5aが下死点近傍までくると、今度は反対側にある右内転歯車5bが上死点近傍に移動してくるので、左ペダルをこいだ場合と同様にして右ペダル10bから取り付け軸11b、すなわちピン部11dを介して踏み込み力が加えられる。
【0045】
こうして、図7に示すように、各内転歯車5a,5bが内歯歯車6a,6bに対してどのような転動位置にあっても、常に各ピン部11c、11dは、案内溝32a,32bに対して最下方の位置に存置されるように位置するので、上下方向に往復運動する左右のペダル10a,10bを交互に踏み込んでこいでいくことで、左右の各内転歯車5a,5bが梃子の作用により左右の各内歯歯車6a,6bを噛合しながら転動していき、出力軸3aたるクランク軸が回転運動し、その回転駆動力を原動スプロケット7からチェーン9を介して従動スプロケット8に伝達され、後輪を駆動して前進走行することができるようになる。
【0046】
上記したごとく、本実施の形態によれば、自転車のペダルをこぐとき、ペダル10a,10bの取り付け軸11a,11b、すなわちピン部11c、11dの移動軌跡は、図7に示されるように、各内転歯車5a,5bが上死点近傍に転動してきたときに、思案点(死点)とならない位置に、各ピン部11c、11dが存在するようにしており、しかも、各ピン部11c、11dは、略上下方向に沿った軌跡上を往復運動するようになっている。このため、従来のようにペダルをこぐときペダルに体重を移動してこいでいたために生じていた自転車のふらつきは、体重移動を少なくできるため、ふらつきの発生を抑制することができるようになり、その結果、ペダル10a,10bを上下に往復運動させるだけで原動スプロケット7に円滑、且つ、安定して回転運動を伝達することができ、自転車の駆動力ロスを有効に低減することができるようになる。
【0047】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明の範囲に含まれるものである。
すなわち、上記実施の形態に係るクランク装置は、自転車に摘要した場合について説明したが、この代わりに水上をペダルクランク装置で踏み込んでこぐ乗り物や、人力飛行機のペダルクランク装置等にも適宜応用できるのは勿論である。
【0048】
また、本実施の形態では、案内溝32a,32bにピン部11c、11dを嵌め込んだ構成とした場合について説明したが、この代わりに図10に示すように、軌道誘導手段30a,30bに、楕円形状の案内レール40を取り付け、この案内レール40にスライドするスライダ41を係合させることもできる。なお、この場合には、スライダ41はペダルの取り付け軸11a,11bを回転自在に取り付けるようにする。
これによって、スライダ41は案内レール40の最下方近傍で存置する状態で滑動し、内転歯車5a,5bを転動させることができる。
【0049】
また、上記では、軌道誘導手段30a,30bとして楕円形状の案内溝32a,32bや、案内レール35で形成したが、この代わりに、図11に示すように、略直線状の案内溝としての傾斜溝50を形成した軌道誘導手段51を内転歯車5に取り付けるようにした態様であってもよい。この場合において、傾斜溝50内にスプリング52を収縮した状態で収納し、常時ピン部11a,11bを最下方近傍に存置するようにばね力を作用させるようにしておく。これによって、ピン部11a,11bが、内転歯車5の転動位置に関係なく、常に内転歯車5の軸心P1と、出力軸(クランク軸)3の軸心P2とを結ぶ線L(出力軸3を通る上下方向の中心線)から偏倚した位置にオフセットしておくことができる(図3参照)。
【0050】
したがって、このような構成とすることで、図12〜図14において示したように、ピン部11c、11dは、軌道誘導手段51の傾斜溝50の最下方近傍に存置されながら、内転歯車5が内歯歯車6に噛合して転動していく。このとき、内転歯車5は、内歯歯車6を反時計方向に転動(公転)していくと共に、自身は時計方向に自転していくこととなり、ピン部11c、11dは図12〜図14に示すような移動軌跡を画いて上死点から下死点に移動していく。その結果、係る変形例においても、上記実施の形態と同様に、ふらつきの少ない駆動力伝達を行うことができる効果を有する。
【0051】
また、図15(a)に示す変形例のように、内転歯車5aと内歯歯車6aとの噛合状態が外部から見えないようにするため、二点鎖線で示すごとく内転歯車5aと内歯歯車6aとを覆うカバー60をとりつけるように形成することもできる。この場合、カバー60は内歯歯車6a側に取り付けるが、結果として2つの歯車5a,6aの噛合部に外部から小石や衣服が噛み込むことがないように設けるのであれば、カバー60は自転車等の車体本体に取り付けるように形成してもよい。したがって、この変形例によれば、両歯車5a,6aの噛合部に衣服や飛び石等が噛み込んだりしてケガするのを確実に阻止することができるようになる。また、この場合において、上記カバー60の代わりに、図15(b)の二点鎖線に示すように、内転歯車5aの外側に、この内転歯車5aの外径よりも若干大きめの円盤状のカバー601を一体に同心円的に取り付けるようにすることもでき、これにより図15(a)の場合と同様に、内転歯車5aと内歯歯車6aとの噛み合いを長く良好な状態に保持することができるようになる。
【0052】
また、別の変形例として、図15(a)において、内歯歯車6に、上下方向に沿って配置した2本の棒部材でなるガイド70を取り付け、このガイド70に入力手段であるペダルの取り付け軸(ペダル軸)11が上下方向の往復運動を規定されるようにすることもできる。この変形例によれば、急ブレーキ等によるペダルの大きな移動(変位)を避けることで、ペダルからの足の離脱するのを防ぐことができ、自転車転倒時にペダル取り付け軸11が受ける衝撃力により、内歯歯車6や内転歯車5の歯が切損したりして噛み合わせに不具合を生じるといった事態を未然に回避することができるようになる。もちろん、このガイド70単体を設ける代わりに、上記カバー60自体にガイド機能を有するスリットを往復運動方向に指向して設け、これにより取り付け軸11を上下方向に案内するようにしてもよい。
【0053】
また、上記実施の形態では、回転力取り出し手段として原動スプロケット7と従動スプロケット8との間にチェーン9を巻き掛けしてなる巻き掛けリンク機構で形成した場合について説明したが、例えば、クランク装置を模式的に表した図16に示すように、シャフトドライブシステムで動力を伝達する構造にすることも可能である。すなわち、原動スプロケット7の代わりにクランク軸3にベベル歯車81を一体回転可能に取り付け、従動側の後輪スプロケット8の代わりにベベル歯車82を設け、チェーン9の代わりに両端にベベル歯車83,84を有するドライブ軸85を設けた構造にしたものである。これにより、ベベル歯車81をドライブ軸85のベベル歯車83に、ベベル歯車82にドライブ軸85のベベル歯車84にそれぞれ噛合する構成にしたため、チェーン9のように弛むことがなく、ペダル10を踏み込んでこぐ力は、効率的に回転運動に変換して従動側に伝達することができる効果を有する。
【0054】
また、上記では、クランク腕4a,4bに、各内転歯車5a,5bを軸支したが、このクランク腕4a,4bの代わりに、クランク軸3に平歯車でなる太陽歯車を固定して取り付ける一方、内転歯車5a,5bにも同軸的に平歯車でなる遊星歯車を固定し、この遊星歯車を太陽歯車に噛合させるように構成してクランク腕の代替として形成することもできる。この場合、遊星歯車と太陽歯車との間を連結する腕部材を介在させることも可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上により、請求項1記載の発明によれば、軸受け部に回転自在に設けられたクランク軸両側の一対のクランク腕にそれぞれ内転歯車を設け、この内転歯車に内接しながら噛合して転動させる内歯歯車を設け、内転歯車が内歯歯車を1周する間に1回転するような歯数比に設定し、さらに上死点近傍における入力手段から加えられる作動力の入力点が、内転歯車とクランク軸とを結ぶ線から偏倚した位置に配置するように形成されているため、上死点近傍において思案点(死点)となるような位置に入力点が存在しなくなり、内転歯車と内歯歯車との接点を支点として、梃子の作用で入力手段において上死点近傍から下死点近傍に向かって押し下げ力を加えることで、内転歯車を内歯歯車に転動させることができ、同時にクランク腕を介してクランク軸が回転運動をし、これにより回転力取り出し手段から回転駆動力を外部に取り出すようにすることができる。
したがって、体重の移動量を少なくできるようになり、左右のふれの少なくなってふらつき現象を抑制でき、さらに略上下方向に沿う往復運動を、回転運動に効率よく変換でき、その結果、駆動力のロスを有効に低減できるようになる効果を奏する。
【0056】
また、請求項2記載の発明によれば、入力手段の移動子は、例えば、曲線状、楕円状、多角形状、直線状等の形状を有する軌道誘導手段である案内部の偏倚した最下方近傍に常に存置されるため、この移動子が存置される案内部の最下方近傍を入力点とし、内転歯車と内歯歯車とが噛合して接触する部分(接点)を支点とする梃子の作用により、内転歯車を容易に転動させることができるようになり、スムーズにクランク軸を回転駆動させることができる効果を奏する。
【0057】
また、請求項3記載の発明によれば、入力手段の移動子は、楕円軌道を画くように溝またはレールで形成された案内部の最下方近傍に存在するよになっているので、内転歯車が内歯歯車に噛合しながら転動するときに、どのような回転角度にあっても、梃子の作用により常にスムーズに内転歯車を転動させることができ、入力手段の往復運動を円滑に回転運動に変換できる効果を奏する。
【0058】
また、請求項4記載の発明によれば、入力手段の移動子は、傾斜溝で形成された案内部の最下方近傍に存在し、しかも、ばね部材により移動子を常時最下方近傍に強制的に存置させるようにしているため、内転歯車が内歯歯車に対してどのような転動位置にあっても、移動子を傾斜溝の最下方近傍に存在することとなり、内転歯車を確実に転動させることができ、入力手段の上下方向の往復運動を効率的に回転運動に変換できる効果を奏する。
【0059】
また、請求項5記載の発明によれば、カバーにより内転歯車と内歯歯車とが全体として外部に露呈しないように覆った構成にしているため、例えば、本クランク装置を自転車等の乗り物に搭載した場合には、両歯車の噛合部により衣服や飛び石等が噛み込んだりしてケガをしないようにすることができる効果を奏する。
【0060】
また、請求項6記載の発明によれば、急ブレーキ等によるペダルの大きな移動(変位)を避けることで、ペダルからの足の離脱を防ぐことができるようになるとともに、例えば、自転車等の乗り物にこのクランク装置を搭載した場合には、自転車転倒時に受ける衝撃力により、内歯歯車や内転歯車の歯が切損したりして噛み合わせに不具合を生じる事態を未然に回避することができる効果を奏する。
【0061】
また、請求項7の発明によれば、自転車、水上足こぎボート、人力飛行機等といった乗り物のクランク装置に採用され、次のような作用を呈することとなる。すなわち、乗り物本体に回転自在に設けられたクランク軸両側の一対のクランク腕にそれぞれ内転歯車を設け、この内転歯車に内接しながら噛合して転動させる内歯歯車を設け、内転歯車が内歯歯車を1周する間に1回転するような歯数比に設定し、さらに上死点近傍におけるペダルから加えられる作動力の入力点が、内転歯車とクランク軸とを結ぶ線から偏倚した位置に配置するように形成されているため、内転歯車と内歯歯車との接触点を支点とする梃子の作用により、ペダルを上死点近傍から下死点近傍に向かって上下方向に押し下げる運動をさせることで、内転歯車が内歯歯車に転動していき、同時にクランク腕を介してクランク軸が回転運動し、これによりスプロケットから回転駆動力を外部に取り出すようにすることができるようになる。
【0062】
したがって、ペダルを上下方向に往復運動するだけで、クランク軸を回転させる回転運動に変換することができ、上記従来のように、上死点近傍で思案点(死点)となって内転歯車がいずれの方向にも回転するのが困難となるような事態を解消できるようになり、また、ペダルを踏み込んで移動子に作動力を付与する場合の体重の移動を少なくでき、乗り物本体に左右の振れを生じて不安定な姿勢になることを抑制でき、また、ペダルの往復運動による作動力を、回転運動に転換できるので、エネルギロスを抑制することができるようになる効果を奏する。
【0063】
また、請求項8記載の発明によれば、ペダルの取り付け軸は、例えば、曲線状、楕円状、多角形状、直線状等の形状を有する軌道誘導手段である案内部の偏倚した最下方近傍に常に存置されるため、このペダルの取り付け軸が存置される案内部の最下方近傍に、内転歯車と内歯歯車とが噛合して接触する部分(接点)を支点とする梃子の作用により、内転歯車を容易に転動させるようになり、スムーズにクランク軸を回転駆動させてスプロケットの回転により回転力が取り出される効果を奏する。
【0064】
また、請求項9記載の発明によれば、ペダルの取り付け軸は、楕円軌道を画くように溝またはレールで形成された案内部の最下方近傍に存在するよになっているので、内転歯車が内歯歯車に噛合しながら転動するときに、どのような回転角度にあっても、梃子の作用により常にスムーズに内転歯車を転動させることができ、ペダルの往復運動を円滑に回転運動に変換でき、従来のように体重移動に伴う動作による乗り物のふらつきを抑制できる効果を奏する。
【0065】
また、請求項10記載の発明によれば、ペダルの取り付け軸は、傾斜溝で形成された案内部の最下方近傍に存在し、しかも、ばね部材により取り付け軸を常時最下方近傍に強制的に存置させるようにしているため、内転歯車が内歯歯車に対してどのような転動位置にあっても、取り付け軸を傾斜溝の最下方近傍に存在することとなり、内転歯車は確実に転動されるので、ペダルの上下方向の往復運動を効率的に回転運動に変換できる効果を奏する。
【0066】
また、請求項11記載の発明によれば、カバーにより内転歯車と内歯歯車とが全体として覆われているため、自転車等の乗り物に搭載した場合には、両歯車の噛合部により衣服や飛び石等が噛み込んだりしてケガをしないようにすることができる効果を奏する。
【0067】
また、請求項12記載の発明によれば、急ブレーキ等によるペダルの大きな移動(変位)を避けることで、ペダルからの足の離脱を防ぐことができるようになるとともに、例えば、自転車転倒時に受ける衝撃力により、内歯歯車や内転歯車の歯が切損したりして噛み合わせに不具合を生じる事態を未然に回避することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における自転車のクランク装置の機構の構成の概要を模式的に示した外観斜視図である。
【図2】 本実施の形態に係り、自転車用のペダルクランク装置の一部を断面図で示した正面図である。
【図3】 図2の左側面図である。
【図4】 図3のIV部における要部拡大側面図である。
【図5】 軌道誘導手段の説明図であり、(a)は図4のV−V線における断面図、(b)はピン部の外観斜視図である。
【図6】 図2のペダルクランク装置における組み立て分解を説明する外観斜視図である。
【図7】 上死点近傍から15度間隔で195度までの間を転動する間におけるピン部の移動軌跡を画いた作用説明図である。
【図8】 上死点近傍における内転歯車と内歯歯車とピン部との相対位置関係を示す要部拡大作用説明図である。
【図9】 下死点近傍における内転歯車と内歯歯車とピン部との相対位置関係を示す要部拡大作用説明図である。
【図10】 軌道誘導手段の変形例における拡大断面図である。
【図11】 軌道誘導手段の別の変形例における要部側面図である。
【図12】 上記別の変形例に係り、内転歯車の45度ごとのピン部の移動軌跡を説明する作用説明図である。
【図13】 同じく、上記別の変形例に係り、図12に示した移動軌跡の続きを説明する作用説明図である。
【図14】 同じく、上記別の変形例に係り、図13に示した移動軌跡の続きを説明する作用説明図である。
【図15】 同じく、(a)は本実施の形態のさらに別の変形例における概略外観斜視図、(b)は(a)の内転歯車と、この内転歯車に一体に取り付けた円盤状のカバーとの取り付け関係を示した部分側面図である。
【図16】 同じく、さらに別の変形例を模式的に示した概略平面図である。
【符号の説明】
1 固定部材(乗り物本体)
1a ベースプレート
2 軸受け部
2a ジャーナル
3 クランク軸
3a 出力軸
4 クランク腕
4a 左クランク腕
4b 右クランク腕
5 内転歯車
5a 左内転歯車
5b 右内転歯車
6 内歯歯車
6a 左内歯歯車
6b 右内歯歯車
7 原動スプロケット
8 従動スプロケット
9 チェーン
10 ペダル(入力手段)
10a 左ペダル
10b 右ペダル
11 取り付け軸
11a 左取り付け軸
11b 右取り付け軸
11c 左ピン部
11d 右ピン部
30a、30b 軌道誘導手段
32a,32b 案内溝
40 案内レール
41 スライダ
50 傾斜溝
51 軌道誘導手段
52 スプリング
60、601 カバー
70 ガイド
81〜84 ベベル歯車
85 ドライブ軸
L 軸心P1と、出力軸(クランク軸)3の軸心P2とを結ぶ線
P1 左内転歯車の軸心
P2 出力軸(クランク軸)の軸心

Claims (12)

  1. 固定部材に軸受け部を介して回転自在に設けられたクランク軸、このクランク軸両側で同一面内において互いに反対方向に屈曲して伸びる各クランク腕に回転自在に設けられた外歯を有する一対の内転歯車、上記固定部材に固定して設けられ、これらの内転歯車に内接するように噛合して上記各内転歯車を転動させる内歯を有する一対の内歯歯車、これらの内転歯車に設けられ、各内転歯車を転動させる一対の入力手段、および上記クランク軸に一体的に設けられ、上記入力手段を介して上記各内転歯車が上記内歯歯車に噛合して転動されることにより上記各クランク腕に伝達された回転力を取り出す回転力取り出し手段を具備すると共に、上記内転歯車と上記内歯歯車との歯数比を、上記内転歯車が上記内歯歯車を転動して1周するときに1回転するように形成され、さらに、クランク腕の回転面に沿う面内において、上記上死点近傍における上記一方の入力手段の入力点が、上記内転歯車の軸心とクランク軸の軸心とを結ぶ線から偏倚した位置に配置されるように形成され、上記各入力手段を上下方向に往復運動させることにより、上記回転力取り出し手段を回転駆動するように構成されたことを特徴とするクランク装置。
  2. 請求項1記載のクランク装置において、上記入力手段は、上記内転歯車に傾斜するように設けられた案内部に沿って移動可能に設けられた移動子に取り付けられ、この移動子を介して上記案内部に上記内転歯車を転動させる回転力が伝達される際に、上記移動子は、上記内転歯車の転動位置に関係なく、常に上記偏倚した位置であって、上記案内部のうち最下方近傍において存置されるようにしたことを特徴とするクランク装置。
  3. 請求項2記載のクランク装置において、上記案内部は、楕円または多角形状の軌道を画く軌道誘導手段で形成されていることを特徴とするクランク装置。
  4. 請求項2記載のクランク装置において、上記案内部は、略直線状に形成された傾斜溝で形成され、この傾斜溝にばね部材を取り付け、このばね部材により上記移動子を常時上記最下方近傍に存置せしめるようにしたことを特徴とするクランク装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のクランク装置において、前記内転歯車と前記内歯歯車との噛合部が外部から露呈しないようにカバーで覆うように形成したことを特徴とするクランク装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のクランク装置において、前記内歯歯車に、前記入力手段を前記上下方向に往復運動させるように規定するガイド手段を設けるようにしたことを特徴とするクランク装置。
  7. 乗り物本体に軸受け部を介して回転自在に設けられたクランク軸、このクランク軸両側で同一面内において互いに反対方向に屈曲して伸びる各クランク腕に回転自在に設けられた外歯を有する一対の内転歯車、上記乗り物本体に固定して設けられ、これらの内転歯車に内接するように噛合して上記各内転歯車を転動させる内歯を有する一対の内歯歯車、これらの内転歯車に設けられ、各内転歯車を転動させる一対のペダル、および上記クランク軸に一体的に設けられ、上記ペダルを介して上記各内転歯車が上記内歯歯車に噛合して転動されることにより上記各クランク腕に伝達された回転力を取り出すスプロケットを具備すると共に、上記内転歯車と上記内歯歯車の歯数比を、上記内転歯車が上記内歯歯車を転動して1周するときに1回転するように形成し、さらに、クランク腕の回転面に沿う面内において、上記上死点近傍における上記一方のペダルの取り付け軸が、上記内転歯車の軸心とクランク軸の軸心とを結ぶ線から偏倚した位置に配置されるように形成され、上記各ペダルを上下方向に往復運動させることにより、上記スプロケットを回転駆動するように構成されたことを特徴とする乗り物用ペダルクランク装置。
  8. 請求項7記載の乗り物用ペダルクランク装置において、上記ペダルの取り付け軸は、上記内転歯車に傾斜するように設けられた案内部に沿って移動可能に設けられた移動子に取り付けられ、この移動子を介して上記案内部に上記内転歯車を転動させる回転力が伝達される際に、上記移動子は、上記内転歯車の転動位置に関係なく、常に上記偏倚した位置であって、上記案内部のうち最下方近傍において存置されるようにしたことを特徴とする乗り物用ペダルクランク装置。
  9. 請求項8記載の乗り物用ペダルクランク装置において、上記案内部は、楕円または多角形状の軌道を画く軌道誘導手段で形成されていることを特徴とする乗り物用ペダルクランク装置。
  10. 請求項8記載の乗り物用ペダルクランク装置において、上記案内部は、略直線状に形成された傾斜溝で形成され、この傾斜溝にばね部材を取り付け、このばね部材により上記移動子を常時上記最下方近傍に存置せしめるようにしたことを特徴とする乗り物用ペダルクランク装置。
  11. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の乗り物用ペダルクランク装置において、前記内転歯車と前記内歯歯車との噛合部が外部から露呈しないようにカバーで覆うように形成したことを特徴とする乗り物用ペダルクランク装置。
  12. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の乗り物用ペダルクランク装置において、前記内歯歯車に、前記入力手段を前記上下方向に往復運動させるように規定するガイド手段を設けるようにしたことを特徴とする乗り物用ペダルクランク装置。
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