JP2006158972A - 骨整形器具およびその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】骨が表面置換インプラントを受容できるようにガイドに従ってその骨を切削するように構成された切削器具を提供すること。
【解決手段】曲率を有する表面に沿って骨の端部を切除するための骨切除器具であって、ガイド、切削器具、およびトラックフォロアを含む。このガイドは、骨の端部に対して固定位置に取り外し可能に取り付けできるように構成されている。ガイドはまた、骨の切除する表面の曲率に概ね一致する曲率を有するトラックを含むように構成されている。切削器具は切削面を有する。トラックフォロアは、切削器具に結合し、トラックと協働して、ガイドに対する切削器具の往復運動を容易にし、切削面が曲率を有する表面に沿って骨を切除できるように構成されている。プロテーゼコンポーネントの下側の曲面の曲率に一致する曲面に沿って骨を切除する方法も提供する。
【選択図】図1

Description

開示の内容
〔発明の分野〕
本発明は、関節形成術に関連し、詳細には、関節置換システムのコンポーネントを受容するように骨を整形する器具および技術に関する。
〔背景および概要〕
損傷した関節や悪化した関節を置換するためにプロテーゼ関節コンポーネントが用いられることは良く知られている。通常の関節置換術では、関節が置換される肢の長さを変えることなくプロテーゼ装置を骨に確実に取り付けできるように、置換される関節を構成する1または複数の骨の遠位端部または近位端部を切除する必要がある。関節コンポーネント製造者は、切開部が小さく、運動学的により適切なインプラントを用いる、低侵襲性外科手術を必要とする関節置換術から恩典が得られることを認識している。加えて、若い患者が関節置換術を受けるようになってきたため、患者が術後に早期に回復し、優れた機能が得られ、より耐久性が得られる関節置換術が要望されている。
運動学的に適切で耐久性に優れたインプラントにとって、骨とインプラントの接触面が重要である。プロテーゼが最終的に機能しなくなって、さらなる骨切除を行うプロテーゼ置換術が必要になる可能性がある。従って、インプラントを骨に適切に配置できるようにするため、およびインプラントへの骨の内植および/または成長を促進するために骨を十分に切除するのが好ましいが、修正術またはインプラントの置換のためにさらなる骨の切除ができるように切除する骨の量を少なくすべきである。インプラントを適切に配置するために骨を十分に切除することと、インプラントの修正または置換を行い易いようにするために切除する量を少なくすることとの矛盾する考えに対処するべく、ある方法では表面置換インプラントが用いられる。表面置換インプラントには、平坦な表面ではなく湾曲した表面または複数の非同一表面に骨を整形する必要がある。大きさが最小で、切削器具を正確に案内して表面置換インプラントを受容する曲面を形成する、インプラント受容のために骨の関節運動面を切除する器具を提供するのが好ましい。
一般的に用いられている1つのタイプの表面インプラントは、単一区画膝関節システムである。脛骨(下肢の骨)と大腿骨(腿の骨)が膝で交わり、内側および外側の脛骨‐大腿骨区画に分離されている。膝前部の膝蓋骨(膝の蓋)が大腿骨の滑車(膝の窩)と関節運動して膝蓋骨‐大腿骨区画を形成する。脛骨‐大腿骨区画は歩行に用いられる。膝蓋骨‐大腿骨区画は、屈曲する時、しゃがむ時、そして階段の昇降の時に用いられる。単一区画膝関節形成術では、通常は内側である膝の脛骨‐大腿骨区画の1つの表面が再形成される。これは、脛骨‐大腿骨区画および膝蓋骨‐大腿骨区画の両方の表面を再形成する全膝関節形成術(TKA)とは対照的である。単一区画膝関節形成術(UKA)の普及に伴い、器具およびインプラントのデザインの両面から保存的な方法を提供するプロテーゼシステムが重要である。
すべての再建術において、年齢および活動レベルを考慮すべきである。一般に、関節炎の状態により治療法が決まる。単一区画膝再建術を支援する低侵襲性技術の進歩により、生活に支障をきたすような関節炎の苦痛からの救済や早期回復の利点などのために多数の患者にこの代替法が提案されてきた。一部の患者で、通常は内側である膝の一部分に著しい関節炎の変化が見られる。膝の外側すなわち膝蓋骨の下側に他の大きな関節炎の変化がない場合は、部分膝関節置換術(正式には、「単一区画膝関節置換術(uni-compartmental knee replacement)」と呼ぶ)で十分である。単一区画膝関節置換術は、低侵襲性の部分膝関節置換術である。
全膝関節形成術に対する単一区画膝関節形成術の利点には、(1)早期回復、(2)痛みが少ない、(3)可動範囲が広い、(4)正常という感覚が大きい、(5)プロテーゼが磨耗した時に選択肢が多い、(6)輸血が必要ない、(7)抗凝血剤が必要ない、などが含まれる。単一区画膝関節形成術による利点には、外科手術が大掛かりでない、切開部が小さい、TKAよりも組織の外傷が少ない、が含まれる。初めのTKAは、通常は10年〜15年もつ。機能しなくなったら、修正TKA(RTKA)で置換しなければならない。RTKAは、合併症の発症率が高く、初めのTKAほど長持ちしない。単一区画膝関節形成術は時間を稼ぐことができる。プロテーゼが磨耗したらTKAで置換できる。患者はRTKAを受ける必要がなく、仮にRTKAを受ける場合も、TKAにより何年も延ばすことができる。TKAの代わりに単一区画膝関節形成術を行うと、年齢に関係なく、患者はその恩恵を受けられる。高齢の患者は、外科手術が軽くなり、早期回復の恩恵を享受することができる。若年の患者は、プロテーゼが最終的に使用できなくなった場合(全てのプロテーゼは若い患者でより寿命が短い)、あまり好ましくないRTKAではなく好ましい初めのTKAを受けることができる。
ある従来技術による単一区画膝関節システムでは、器具の使用に制限があり、再現可能な整合が困難であり、より侵襲性の高い外科手術が必要となる嵩張る器具が必要である。従来技術による2、3の単一区画膝関節システムは、最小限の切開で再現可能な結果が得られる骨保存的な大腿骨コンポーネントおよび脛骨コンポーネントでデザインされている。表面再形成大腿骨インプラントは、現在の完全切除大腿骨インプラントに比べて高い質で骨を温存できる。
このような単一区画膝関節システムの一例として、デピュイ・オーソピーディックス(DePuy Orthopaedics)が販売するPRESERVATION(商標)単一区画膝関節を挙げることができる。PRESERVATION(商標)単一区画膝関節では、外科医が、固定式または可動式の支持脛骨を患者によって選択できる。このシステムは、関節線の修復、荷重分割バランス、およびコンポーネントの整合を行う器具を用いて低侵襲性法をサポートする。PRESERVATION(商標)単一区画膝関節システムでは、後に任選択の全膝関節形成術における骨切除を最小限にする技術を利用する。このシステムは、コンピュータ支援外科手術(CAS)法を利用できるように適合されている。
低侵襲性の単一区画膝関節外科手術の技術的な問題が、関節形成術専門医でさえも一層明らかになってきた。CAS法は、明らかに低侵襲性外科手術に一定の役割を果たしている。CAS法は、切開部の長さに関係なく、外科的な視野を拡大して重要な人体の目印を最適に視覚化する。CAS法では、CASを用いない低侵襲性法での達成が困難な一定レベルの視野と制御を外科医が得られる。重要な人体構造が完全に視覚化されれば、指先操作の器具の調節により、外科医が画面上のプランニングを非常に正確にテーブルに移すことができる。CAS法に用いられている仮想プランニングおよび運動学的評価ソフトウエアにより、骨を切除する前に各患者に対してインプラントの位置合わせを行うことができる。
本発明は、ガイド、および骨が表面置換インプラントを受容できるようにそのガイドに従ってその骨を切削するように構成された切削器具を提供する。このガイドは、表面置換プロテーゼを受容するための所望の深さの切削に十分な自由を提供しつつ、切削器具の適切な整合を維持するための構造を含む。ガイドおよび切削器具は、一貫した結果に必要な整合ガイドを外科医に提供すると共に、最小切開法に効果的に用いることができるように構成されている。この開示するガイドは、CAS法に利用できるように構成されている。従って、最小切開法でも再現性のある結果が可能となる。
本開示の一態様に従えば、曲率を有する表面に沿って骨の端部を切除する骨切除器具は、ガイド、切削器具、およびトラックフォロアを含む。ガイドは、骨の端部に対して固定位置に取り外し可能に取り付けることができるように構成されている。ガイドはまた、骨の切除する表面の曲率に概ね一致した曲率を有するトラックを含むように構成されている。切削器具は切削面を含む。トラックフォロアは、切削器具に結合されてトラックと協働してガイドに対する切削器具の往復運動を容易にし、切削面が曲率を有する表面に沿って骨を切除できるように構成されている。
本開示の別の態様に従って、プロテーゼコンポーネントの下側の曲面の曲率に一致する曲面に沿って骨を切除する方法を提供する。この方法は、骨の表面を覆う組織を切開するステップと、切除する骨の表面に沿ってガイドを配置するステップと、ガイドを骨に固定するステップと、切削面を有するカッターをガイドに相互連結するステップと、曲面の接線に概ね平行に切削面を維持するステップと、トラックに沿ってカッターを案内しながら切削面を骨に沿って横断させるステップと、を含む。組織を切開するステップでは、切除する骨の表面を覆う組織を低侵襲的に切開する。配置するガイドは、プロテーゼコンポーネントの下側の曲面の曲率に一致するように構成されているトラックを含む。
本明細書に含まれその一部をなす添付の図面は、本発明の好適な実施形態を例示しており、後述の説明と共に参照すれば、本発明の原理をより良く理解できるであろう。添付の図面および後述の説明は、もちろん単なる例示目的であり、本発明を制限するものではないことを理解されたい。
〔詳細な説明〕
限定目的ではない添付の図面を用いて例示的な装置を説明する。全ての図面において、同じ参照記号は同じ構成要素を示し、類似の参照記号は類似の構成要素を示す。
本発明の原理をより良く理解できるように、図面に例示し後述する実施形態について説明する。従って、本発明の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。さらに、本発明は、例示した実施形態のあらゆる代替形態および変更形態を含み、当業者であれば容易に想到するような本発明の原理のさらなる適用例も含むことを理解されたい。
開示する骨整形器具を用いると、下側が曲率を有する表面を含むように改変されたジョンソン・アンド・ジョンソン社のデピュイ・オーソピーディックス(DePuy Orthopaedics)が販売するPRESERVATION(商標)単一区画膝関節の改変大腿骨コンポーネントなどの表面置換インプラントを受容できるように骨を準備するのが容易である。この器具は、膝関節形成術のために遠位大腿骨顆または滑車の準備ができるように構成されている。この器具は、曲面の矢状切除および冠状切除の両方を行うことができる。
骨整形器具の一実施形態では、端部および側面切削器具が、トラックガイドによって案内されそのトラックガイド内を骨に対して移動する。切削深さは、ガイドに係合する切削器具の深さストッパー、および伸長可能またはシムを用いて効果的に伸長できるガイドの脚の長さによって制御される。深さストッパーは、骨整形器具によって形成される切削面の曲率の半径も制御する。従って、深い切削が必要だが切削面の曲率半径を小さくする必要がない場合は、ガイドの脚の長さを短くして切削深さを調節することができる。しかしながら、小さい曲率半径を必要とする深い切削が望ましい場合は、切削深さは、切削器具の切削面から離れるように深さストッパーを切削器具のシャフトに対して移動させて調節すべきである。
深さストッパーは、外科医が切削の深さおよび曲率半径を選択できるように切削器具に対して長手方向に調節できるように構成されている。深さストッパーおよびガイドは、切削器具がガイド内を移動する間、切削器具を適切な向きに維持するように構成されている。例示されている実施形態では、深さストッパーおよびガイドは、ガイド内に形成されたガイドトラックに対して垂直に切削器具を維持するように構成されている。
ガイドの第1の実施形態と共に使用する切削器具の第2の実施形態では、2つのラスプが、ガイドによって案内されながらハンドドリルによって駆動されるように構成されている。ラスプが骨の表面を往復運動して、所望の切削形状が形成される。例示されている切削器具はそれぞれ、低侵襲性切開部を用いる外科手術に骨整形器具を使用し易いように可撓性の駆動軸によって駆動されるように構成されている。
本開示では各誘導切削器具およびガイドの各実施形態について1つの大きさのみを記載しているが、当業者であれば、膝関節プロテーゼシステムは通常、複数の異なった大きさの大腿骨コンポーネントを含むため、このようなシステムには、適切に構成された適切な大きさの複数のガイドおよび誘導切削器具が含まれることを理解できるであろう。従って、開示するガイドおよび誘導切削器具は、これのガイドおよび誘導切削器具に関連する単一区画膝関節プロテーゼシステムの大腿骨コンポーネントを用いて説明する。
例えば図1‐図11、詳細には図1‐図4に示されているように、ガイド10の第1の実施形態は、内側レール12、外側レール14、後側交差部材16、前側交差部材18、後脚19、前脚21、および複数の耳24、26、28、30、32、および34を含む。後側交差部材16は、内側レール12の後端部36と外側レール14の後端部38との間に延在し、これらを結合している。前側交差部材18は、内側レール12の前端部40と外側レール14の前端部42との間に延在し、これらを結合している。内側レール12、外側レール14、後側交差部材16、および前側交差部材18が協働して器具受容スロット44を画定している。切削器具100、200の一部が器具受容スロット44を介して延在し、かつ/または駆動源114の駆動軸112がこれらの切削器具100、200を駆動するために器具受容スロット44を介してこれらの切削器具100、200まで延びている。
例示されている実施形態では、内側レール12と外側レール14が互いに長手方向に平行に延在し、器具受容スロット44の側壁を画定している。内側レール12と外側レール14は、器具受容スロット44の幅46を画定する変位によって互いに離間している。例示されている一実施形態では、器具受容スロット44の幅46は、低侵襲性処置で使用し易いように約13mmである。
後側交差部材16と前側交差部材18は、互いに横方向に平行に延在し、器具受容スロット44の端壁を画定している。後側交差部材16と前側交差部材18は、器具受容スロット44の長さ48を画定する変位によって互いに離間している。
例示的に、内側レール12は、凹状底壁50、凸状上壁52、内壁54、および外壁56を含む。内壁54と外壁56はそれぞれ、平坦であって、互いに概ね平行である。内壁54および外壁56は、凹状底壁50と凸状上壁52の間に延在し、これらを結合している。凹状底壁50および凸状上壁52はそれぞれ、特定のガイド10に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率に一致する曲率を有する。
内側レール12は、内壁54と外壁56との間にそれぞれ延在する凹状上壁60、凸状底壁62、後壁64、および前壁66によって画定された湾曲スロット58を含むように形成されている。凹状上壁60および凸状底壁62はそれぞれ、特定のガイド10に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率に一致する曲率を有する。
凹状上壁60と凸状底壁62は、湾曲スロット58の幅68である変位によって互いに離間している。湾曲スロット58の幅は、湾曲スロット58内で前後長手方向に運動できるようにガイドピン120、214を保持する大きさである。湾曲スロット58の前壁66と後壁64は、湾曲スロット58の長さ70である変位によって互いに離間している。前壁66および後壁64は、ガイドピン120、214が湾曲スロット58内に保持された時にそれらの前後長手方向の運動を制限するストッパーとして機能する。
内側レール12は、外壁56から外側に延びた内側後部耳24、内側中心耳26、および内側前部耳28を含むように形成されている。内側後部耳24は、内側レール12の後端部36に近接して位置する。内側前部耳28は、内側レール12の前端部40に近接して位置する。内側中心耳26は、内側後部耳24と内側前部耳28との間の内側レール12の中間付近に位置する。内側後部耳24、内側中心耳26、および内側前部耳28はそれぞれ、例えば図8‐図11に示されているようにガイド10を大腿骨に固定するためにねじ31を受容するように構成されたねじ受容孔29を含むように形成されている。ねじ受容孔29は、特定のガイド10に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率の中心の焦点に向かって径方向に延びた軸を中心に同軸的に形成されている。ねじ受容孔29の向きは、ガイド10を大腿骨に固定するために低侵襲性切開部を介してねじ31を挿入し易い向きである。
例示的に、内側レール12および外側レール14は、器具受容スロット44の中心を通るレール12、14に対して垂直に延在する平面を中心に対象に形成されている。従って、外側レール14は、凹状底壁72、凸状上壁74、内壁76、および外壁78を含む。内壁76と外壁78は、互いに概ね平行であって、凹状底壁72と凸状上壁74との間に延在し、これらを結合している。凹状底壁72および凸状上壁74はそれぞれ、特定のガイド10に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率に一致する曲率を有する。
外側レール14は、内壁76と外壁78との間にそれぞれ延在する凹状上壁82、凸状底壁84、後壁86、および前壁88によって画定された湾曲スロット80を含むように形成されている。凹状上壁82および凸状底壁84はそれぞれ、特定のガイド10に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率に一致する曲率を有する。凹状上壁82と凸状底壁84は、湾曲スロット80の幅90である変位によって互いに離間している。湾曲スロット80の幅90は、その湾曲スロット80内で前後長手方向に運動できるようにガイドピン120、214を保持する大きさである。湾曲スロット80の前壁88と後壁86は、湾曲スロット80の長さ92である変位によって互いに離間している。前壁88および後壁86は、ガイドピン120、214が湾曲スロット80内に保持された時にそれらの前後長手方向の運動を制限するストッパーとして機能する。
外側レール14は、外壁78から外側に延びた外側後部耳30、外側中心耳32、および外側前部耳34を含むように形成されている。外側後部耳30は、外側レール14の後端部38に近接して位置する。外側前部耳34は、外側レール14の前端部42に近接して位置する。外側中心耳32は、外側後部耳30と外側前部耳32との間の外側レール14の中心付近に位置する。外側後部耳30、外側中心耳32、および外側前部耳34はそれぞれ、ガイド10を大腿骨に固定するためにねじ31を受容するように構成されたねじ受容孔29を含むように形成されている。
後脚19は、ガイド10の後側交差部材16の底面から後側フット20まで径方向内側に延びている。前脚21は、ガイド10の前側交差部材18の底面から前側フット22まで径方向内側に延びている。後側フット20および前側フット22は、ガイド10が大腿骨顆の切除のために配置された時に、第2の誘導カッター200を用いて後述するシム212または大腿骨顆に係合するように構成されている。後側フット20および前側フット22がそれぞれ大腿骨顆またはシム212に係合した時に、後脚19と前脚21が協働して、内側レール12の凹状底壁50および外側レール14の凸状底壁72を大腿骨顆から離間させる。後脚19および前脚21の有効長さにより切削深さが制御されるため、これらの脚は、シムを用いない方が良い場合に伸縮自在にすることができる。別法では、複数のガイド10はそれぞれ、長さを変えることができる後脚19および前脚21を備えることができる。
例えば図1、図4、および図8に示されているように、前脚21は、一定の向きにCAS位置確認装置96のシャフト94を受容できるように構成された孔98を含むように形成されている。CAS位置確認装置96のシャフト94が孔98内に受容されると、位置確認装置96がガイド10の向き/位置を3次元で詳細に示す。従って、CAS位置確認装置96が孔98内に受容されると、CAS技術を用いて、ガイド10を適切に配置することができる。当業者であれば、開示の範囲内でCAS位置確認装置96をガイド10に取り付けるために、別の位置に他の結合を設けることができることを理解できよう。
誘導切削器具100の第1の実施形態は、深さストッパー102、カッター104、および保持カラー110を含む。カッター104は、切削面106およびシャフト108を含む。例示的に、カッター104は、端部および側面の切削を行う切削面106を含む。カッター104は、凹状球リーマー、凸状球リーマー、または平面リーマーなどのリーマー、エンドミル、またはバーとすることができる。切削面106は、シャフト108が回転する時にそのシャフト108の長軸140を中心に回転するようにシャフト108に取り付けられている。
例示的に、シャフト108は、駆動源114の駆動軸112に結合できるように構成されている。駆動源114は、硬質または好ましくは可撓性である駆動軸112を備えたハンドドリルとすることができる。ハンドドリルは、動力源として手動、電気、空気、または液体を用いることができる。駆動源114を、カッター104のシャフト108を回転させることができる他の装置にすることも開示の範囲内である。
保持カラー110は、シャフト受容孔118および複数のガイドピン120を含むように形成された本体116を含む。保持カラー110の本体116は、上壁126と底壁128の間および前壁130と後壁132の間に延在し、これらをそれぞれ結合している平行に離間した側壁122、124を含む。上壁126は、平面であって、カッター104の切削深さを制限するように深さストッパー102が係合するストッパー面として機能するように構成されている。シャフト受容孔118は、上壁126および底壁128を貫通している。例示的に、シャフト受容孔118は、上壁126に垂直な長軸136を中心に同軸的に形成された円筒側壁134によって画定されている。円筒側壁134は内径138を有する。例示的に、円筒側壁134は、内部にカッター104のシャフト108を受容するように構成され、シャフト108がその長軸140を中心に自由に回転できる大きさを有する。円筒側壁134がカッター104のシャフト108と協働し、保持カラー110と深さストッパー102により、カッター104の整合が維持される。従って、シャフト受容孔118の内径138は、カッター104の不整合を制限するようにカッター104のシャフト108の外径142よりも僅かに大きい。例示されている実施形態では、カッター104のシャフト108は、低侵襲性切開部を介して骨整形器具を使用し易いように径方向に延在するように整合されている。
例示されている実施形態では、複数のガイドピン120は、保持カラー110の内側壁122から垂直に延びた内側前部ガイドピン144および内側後部ガイドピン146、並びに保持カラー110の外側壁124から垂直に延びた外側前部ガイドピン148および外側後部ガイドピン150を含む。ガイドピン120は、保持カラー110の上壁126に平行な平面を画定している。例示的に、複数のガイドピン120はそれぞれ、湾曲スロット58、80の幅68、90よりも僅かに小さい直径152を有するため、ガイドピン120が湾曲スロット58、80内に受容された時にその湾曲スロット58、80内を前後に往復運動することができる。ガイドピン120は、保持カラー110の本体116の内外にそれらの長軸に沿って往復運動できるようにばね付勢することができる。
保持カラー110の本体116の内側壁122と外側壁124は、変位154によって離間している。内側壁122と外側壁124との間のこの変位154は、ガイド10の器具受容スロット44の幅46よりも僅かに小さいがほぼ同じである。使用の際、保持カラー110の一部が、器具受容スロット44内の前後の往復運動のためにガイド10の器具受容スロット44内に受容される。内側壁122の一部が、内側レール12の内壁54に近接して位置し、外側壁124の一部が、外側レール14の内壁76に近接して位置する。保持カラー110の内側壁122と内側レール12の内壁54および保持カラー110の外側壁124と外側レール12の内壁76が協働して、保持カラー110が器具受容スロット44内に受容された時のシャフト受容孔118の長軸136を中心とした保持カラー110の回転を制限する。器具受容スロット44内の保持カラー110の回転が制限されるため、ガイドピン120が湾曲スロット58、80内に維持される。
例示的に、ガイドピン120は、トラックフォロアとして機能して、湾曲スロット58、80の凸状底壁62、84の曲率に一致する曲率を有する経路に従うように保持カラー110を誘導する。当業者であれば、限定するものではないが、保持カラー110の本体116から延びた壁部、ボス、耳、およびフランジを含み、湾曲スロット58、80内での前後の往復運動の際に湾曲スロット58、80内に受容され案内されるように構成された他のトラック追従装置も本開示の範囲内で利用できることを理解できよう。内側レールおよび外側レールが湾曲底壁および湾曲上壁で形成されてトラックとして機能し、保持カラーが、本体116から延び、例えば図12に示されているように湾曲底壁および湾曲上壁を従うように構成されたガイドピン、壁部、ボス、耳、およびフランジなどのトラックフォロアを含むことも本開示の範囲内である。
使用の際、ガイドピン120は、湾曲スロット58、80内に保持されると、湾曲ガイド面すなわちトラックを画定する湾曲スロット58、80の凸状底壁62、84の上に位置する。湾曲スロット58、80の凹状上壁60、82は、ガイド10に対するガイドピン120の近位側および遠位側への運動を制限する働きをする。ガイドピン120は、湾曲スロット58、80内に位置し、特定のガイド10に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの内面の曲率に近い曲率に沿ってカッター104の切削面106が移動するのを制限する働きをする。
例示されている深さストッパー102は、平面環状上壁162、円筒外壁164、および軸168と同軸的に形成された平面環状底壁166を含むように形成された円筒本体160を含む。上壁162および底壁164を貫通してその間に延在するシャフト受容孔170が、軸168と同軸的に形成された円筒側壁172によって画定されている。例示的に、円筒側壁172は、内部にカッター104のシャフト108を受容するように構成され、カッター104のシャフト108がその長軸140に沿って長手方向に往復運動できる大きさを有する。従って、シャフト受容孔170の内径174は、カッター104のシャフト108に沿って深さストッパー102の位置を容易に調節できるようにカッター104のシャフト108の外径142よりも僅かに大きい。止めねじ受容孔176が、深さストッパー102の本体160の外壁164および円筒側壁172を径方向に貫通している。止めねじ受容孔176は、止めねじ178を締め付けて深さストッパー102をカッター104のシャフト108に対して固定位置に固定するべく内部に止めねじ178を受容できる大きさであり、ねじが設けられている。当業者であれば、深さストッパー102の別の構造を用いて、深さストッパー102をカッター104のシャフト108に一時的または永久的に固定できることを理解できよう。
深さストッパー102の平面環状底壁166は、保持カラー110の平面上壁126と協働して、大腿骨に対するカッター104の近位側への動きを制限し、これによりカッター104による切削深さが制限される。深さストッパー102の平面環状底壁166はまた、保持カラー110の平面上壁126に係合し、これによりカッター104のシャフト108の長軸と保持カラー110の軸136との適切な整合が促され、最大切削深さでの切削面106の適切な整合が維持される。保持カラー110の円筒側壁134がカッター104のシャフト108と協働し、保持カラー110と深さストッパー102により、他の深さでのカッター104の整合が維持される。
例えば図5‐図7に示されているように、誘導切削器具200の第2の実施形態は、後部カッター202、前部カッター204、後部戻しばね206、前部戻しばね208、ドライバ210、複数対のシム212、および複数のガイドピン214を含む。複数対のシム212は、後脚19および前脚21の有効長さを調節し、これにより誘導切削器具200による切削深さを調節するために、ガイド10の前側フット22および後側フット20の下側に配置するために用意されている。複数対のシム212が、後部および前部のカッター202、204での大腿骨の切削が終わった後にシム212を交換して切削深さを増分的に深くできるように増分的に異なった厚みを有する対で用意されている。
後部カッター202は、上壁218、切削面220、内側壁222、外側壁224、後端壁226、および前端壁228を有する本体216を含む。内側壁222および外側壁224は、上壁218と切削面220の間および前端壁228と後端壁226の間に延在し、これらを結合している。
例示されている実施形態では、上壁218および切削面220は、後部カッター202に一致する単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの内面の前後の曲率に一致する前後の曲率を有する。当業者であれば、上壁218の曲率は後部カッター202の動作にとって重要ではないが、カッター202に審美性および安全性を付与することを理解されたい。従って、上壁218が平坦であることや、上壁218が切削面220とは異なる曲率を有することも開示の範囲内である。
切削面220は、その切削面220に亘って内側‐外側に延在する複数列の歯230を含むように形成されている。切削面220およびその切削面220に形成されている複数の歯230は、内側‐外側に亘って平坦にしても良いし、または後部カッター202に一致する単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの内側‐外側の曲率に一致する凹状または凸状の内側‐外側の曲率を有するようにしても良い。
例示されている実施形態では、複数のガイドピン214は、後部カッター202の内側壁222から垂直に延びた内側前部ガイドピン232および内側後部ガイドピン234、並びに後部カッター202の外側壁224から垂直に延びた外側前部ガイドピン236および外側後部ガイドピン238を含む。複数のガイドピン214は、後部カッター202の切削面220の接線に平行な平面を画定している。例示的に、複数のガイドピン214はそれぞれ、湾曲スロット58、80の幅68、90よりも僅かに小さい直径240を有するため、ガイドピン214が、湾曲スロット58、80内に受容されると、湾曲スロット58、80内を前後に往復運動することができる。ガイドピン214は、後部カッター202の本体216の内外にそれらの長軸に沿って往復運動できるようにばね付勢することができる。
後部カッター202の本体216の内側壁222および外側壁224は、変位242によって平行に離間している。内側壁222と外側壁224との間のこの変位242は、ガイド10の器具受容スロット44の幅46よりも僅かに小さいがほぼ同じである。使用の際は、後部カッター202の一部が、器具受容スロット44内での前後の往復運動のためにガイド10の器具受容スロット44内に受容される。内側壁222の一部が、内側レール12の内壁54に近接して位置し、外側壁224の一部が外側レール14の内壁76に近接して位置する。後部カッター202の内側壁222と内側レール12の内壁54および後部カッター202の外側壁224と外側レール14の内壁76が協働して、後部カッター202が器具受容スロット44内に受容されている時のガイド10に対する後部カッター202の回転を制限する。
後部カッター202の本体216の後端壁226および前端壁228が、変位244によって離間している。後端壁226と前端壁228との間のこの変位244は、ガイド10の器具受容スロット44の長さ48の半分未満である。例示されている実施形態では、後部カッター202は、ドライバ210によって駆動され、ガイド10の器具受容スロット44内を前後に往復運動するように構成されている。例示されているドライバ210は、後部カッター202を、器具受容スロット内を前後に約2mm往復運動させることができるように構成されている。従って、例示されている実施形態では、後端壁226と前端壁228との間の変位244は、ガイド10の器具受容スロット44の長さ48の半分未満の約2mmである。
例えば図7に示されているように、後部カッター202の後端壁226は、後部戻しばね206の一部を受容できる大きさの孔246を含むように形成されている。孔246は、後部戻しばね206の直径250よりも大きい直径248を有する。孔246はまた、後部戻しばね206が内部に受容されて孔246の底壁254とガイド10の後側交差部材16との間で圧縮された時に、後部戻しばね206が孔246から外れない十分な深さ252を有する。後部戻しばね206は、後部カッター202がガイド10に対して後方に移動した時にガイド10内の中心位置まで後部カッター202を前方に戻すように構成されている。図示されていないが、ガイド10の後側交差部材16を、後部戻しばね206の他端を受容するための同様の孔を含むように構成することも本開示の範囲内である。
例えば図7、および図6に破線で示されているように、後部カッター202の前端壁228は、後部カッター202の本体216内に後方に延びたキャビティ258を含むように形成されている。このキャビティ258は、ドライバ210のカム面262に係合する接触面260を含む。例示されている実施形態では、キャビティ258は、前端壁228と同一平面にあるその長軸264および前端壁228に垂直な半短軸266を有する半楕円キャビティである。長軸264は、ドライバ210の楕円カム270の長軸268よりも僅かに長く、半短軸266は、楕円カム270の短軸272の半分にほぼ等しい。
キャビティ258は、ドライバ210の楕円カム270がキャビティ258内で回転できるようにその楕円カム270の厚み370よりも僅かに高い高さ274を有する。キャビティ258の接触面260およびドライバ210のカム面262は、ドライバ210がそのシャフト280の長軸278を中心に回転すると、楕円カム270の長軸268と短軸272との差に等しい距離、後部カッター202がガイド10内を前後に往復運動するように構成されている。
半円柱溝282が、後部カッター202の上壁218とキャビティ258との間に延在する後部カッター202の前端壁228に形成されている。半円開口284が、キャビティ258と溝282の交差部分におけるキャビティ258の上壁218に形成されている。半円開口284はまた、上壁218と溝282の交差部分における後部カッター202の上壁218にも形成されている。半円柱溝282は、上壁218の接線に垂直、かつ内側壁222および外側壁224に平行に、前端壁228と同一平面上に軸286と同軸的に形成されている。後部カッター202および前部カッター204の両方がガイド10内の中心位置にくると、半円柱溝282が前部カッター204の同様の半円柱溝382と協働して、シャフト280の長軸278を中心に回転運動できるように内部にドライバ210のシャフト280を受容する。従って、半円溝282は、ドライバ210のシャフト280の直径290の半分よりも僅かに大きい半径288を有する。
例示された実施形態では、前部カッター204は後部カッター202と対称である。切削器具200の第2の実施形態のカッター部品を減らすために、前部カッター204および後部カッター202として使用できるように、ガイド10内の両方向の向きに対して複数の単一カッターを製造することができる。
前部カッター204は、上壁318、切削面320、内側壁322、外側壁324、後端壁326、および前端壁328を有する本体316を含む。内側壁322および外側壁324は、上壁318と切削面320の間および前端壁328と後端壁326の間に延在し、これらを結合している。
例示されている実施形態では、上壁318および切削面320は、前部カッター204に一致する単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの内面の前後の曲率に一致する前後の曲率を有する。当業者であれば、上壁318の曲率は前部カッター204の動作にとって重要ではないが、カッター204に審美性および安全性を付与することを理解できよう。従って、上壁318が平坦であることや、上壁318が切削面320とは異なる曲率を有することも開示の範囲内である。
切削面320は、その切削面320に亘って内側‐外側に延在する複数列の歯330を含むように形成されている。切削面320およびその切削面320に形成されている複数の歯330は、内側‐外側に亘って平坦にしても良いし、または前部カッター204に一致する単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの内側‐外側の曲率に一致する凹状または凸状の内側‐外側の曲率を有するようにしても良い。
例示されている実施形態では、複数のガイドピン214は、前部カッター204の内側壁322から垂直に延びた内側前部ガイドピン332および内側後部ガイドピン334、並びに前部カッター204の外側壁324から垂直に延びた外側前部ガイドピン336および外側後部ガイドピン338を含む。複数のガイドピン214は、前部カッター204の切削面320の接線に平行な平面を画定している。例示的に、複数のガイドピン214はそれぞれ、湾曲スロット58、80の幅68、90よりも僅かに小さい直径240を有するため、ガイドピン214が、湾曲スロット58、80内に受容されると、湾曲スロット58、80内を前後に往復運動することができる。ガイドピン214は、前部カッター204の本体316の内外にその長軸に沿って往復運動できるようにばね付勢することができる。
前部カッター204の本体316の内側壁322および外側壁324は、変位342によって平行に離間している。内側壁322と外側壁324との間のこの変位342は、ガイド10の器具受容スロット44の幅46よりも僅かに小さいがほぼ同じである。使用の際、前部カッター204の一部が、器具受容スロット44内の前後の往復運動のためにガイド10の器具受容スロット44内に受容される。内側壁322の一部が、内側レール12の内壁54に近接して位置し、外側壁324の一部が外側レール14の内壁76に近接して位置する。前部カッター204の内側壁322と内側レール12の内壁54および前部カッター204の外側壁324と外側レール14の内壁76が協働して、前部カッター204が器具受容スロット44内に受容されている時のガイド10に対する前部カッター204の回転を制限する。
前部カッター204の本体316の後端壁326および前端壁328が、変位344によって離間している。後端壁326と前端壁328との間のこの変位344は、ガイド10の器具受容スロット44の長さ48の半分未満である。例示されている実施形態では、前部カッター204は、ドライバ210によって駆動され、ガイド10の器具受容スロット44内を前後に往復運動するように構成されている。例示されているドライバ210は、前部カッター204を、器具受容スロット44内を前後に約2mm往復運動させることができるように構成されている。従って、例示されている実施形態では、後端壁326と前端壁328との間の変位344は、ガイド10の器具受容スロット44の長さ48の半分未満の約2mmである。
例えば図7に示されているように、前部カッター204の前端壁328は、前部戻しばね208の一部を受容できる大きさの孔346を含むように形成されている。孔346は、前部戻しばね208の直径350よりも大きい直径348を有する。孔346はまた、前部戻しばね208が内部に受容されて孔346の底壁354とガイド10の前側交差部材18との間で圧縮された時に、前部戻しばね208が孔346から外れない十分な深さ352を有する。前部戻しばね208は、前部カッター204がガイド10に対して前方に移動した時にガイド10内の中心位置まで前部カッター204を後方に戻すように構成されている。図示されていないが、ガイド10の前側交差部材18を、前部戻しばね208の他端を受容するための同様の孔を含むように構成することも本開示の範囲内である。
例えば図7、および図6に破線で示されているように、前部カッター204の後端壁326は、前部カッター204の本体316内に前方に延びたキャビティ358を含むように形成されている。このキャビティ358は、ドライバ210のカム面262に係合する接触面360を含む。例示されている実施形態では、キャビティ358は、後端壁326と同一平面にあるその長軸364および後端壁326に垂直な半短軸366を有する半楕円キャビティである。長軸364は、ドライバ210の楕円カム270の長軸268よりも僅かに長く、半短軸366は、楕円カム270の短軸272の半分にほぼ等しい。
キャビティ358は、ドライバ210の楕円カム270がキャビティ358内で回転できるようにその楕円カム270の厚み370よりも僅かに高い高さ374を有する。キャビティ358の接触面360およびドライバ210のカム面262は、ドライバ210がそのシャフト280の長軸278を中心に回転すると、楕円カム270の長軸268と短軸272との差に等しい距離、前部カッター204がガイド10内を前後に往復運動するように構成されている。
半円柱溝282が、前部カッター204の上壁318とキャビティ358との間に延在する前部カッター204の後端壁326に形成されている。半円開口384が、キャビティ358と溝382の交差部分におけるキャビティ358の上壁318に形成されている。半円開口384はまた、上壁318と溝382の交差部分における前部カッター204の上壁318にも形成されている。半円柱溝382は、上壁318の接線に垂直、かつ内側壁322および外側壁324に平行に、後端壁326と同一平面上に軸386と同軸的に形成されている。後部カッター202および前部カッター204の両方がガイド10内の中心位置にくると、半円柱溝382が後部カッター202の同様の半円柱溝282と協働して、シャフト280の長軸278を中心に回転運動できるように内部にドライバ210のシャフト280を受容する。従って、半円溝382は、ドライバ210のシャフト280の直径290の半分よりも僅かに大きい半径388を有する。
ドライバ210は、楕円カム270およびシャフト280を含む。例示的に、シャフト280は、長軸278を中心に同軸的に形成され、駆動源114の駆動軸112に結合するように構成されている。楕円カム270は、上壁294と底壁296との間に延在し、これらを結合するカム面262を含む。上壁294は、楕円カム270の厚み370によって底壁296から変位している。カム面262は、長軸268および短軸272を有する。ドライバ210のシャフト280は、楕円カム270の主軸268と短軸272の交差部分から垂直にシャフト280の長軸278が延在するように楕円カム270の上壁294に結合されている。長軸268の長さは、短軸272の長さよりも長い。例示されている実施形態では、長軸268は短軸272よりも約4mm長い。従って、ドライバ210がそのシャフト280の長軸278を中心に回転すると、楕円カム270のカム面262がキャビティ258、358の接触面260、360に係合し、後部カッター202および前部カッター204の両方がガイド10内で前後に約2mm移動する。
例示されていないが、切削器具200の第2の実施形態は、回転中のドライバ210のシャフト280の整合を維持するためにガイド10に取り付けできるように構成された整合カラーを含むこともできる。このような整合カラーは、シャフト受容孔および複数のピンホールを含むように形成された本体を含むことができる。ピンホールは、ガイド10の内側中心耳26および外側中心耳32に形成されたねじ受容孔29をねじ31が貫通するように本体に形成することができる。整合カラーの底壁は、カラーに安定性を与えるために外側レール14および内側レール12の上壁に連続的に係合するように構成することができる。シャフト受容孔は、長軸を中心に同軸的に形成された円筒側壁によって画定することができる。整合カラーの円筒側壁は、内部にドライバ210のシャフト280を受容するように構成され、ドライバ210のシャフト280がその長軸278を中心に内部で自由に回転できる大きさを有する。整合カラーの円筒側壁は、ガイド10と協働して、ドライバ210のシャフト280の整合および中心位置を維持することができる。従って、整合カラーのシャフト受容孔の内径は、ドライバ210の不整合を制限するためにドライバ210のシャフト280の外径よりも僅かに大きくすることができる。
例示されているように、ガイドピン214は、湾曲スロット58、80の凸状底壁62、84の曲率に一致する曲率を有する経路に後部カッター202および前部カッター204を従わせるように構成されたトラックフォロアとして機能する。当業者であれば、限定するものではないが、後部カッター202および前部カッター204のそれぞれの本体216、316から延びた壁部、ボス、耳、およびフランジを含み、湾曲スロット58、80内での前後の往復運動の際に湾曲スロット58、80によって受容され案内されるように構成された他のトラック追従装置を開示の範囲内で用いることができることを理解できよう。また、内側レールおよび外側レールを湾曲底壁および湾曲上壁で形成してトラックとして機能させること、および後部カッター202および前部カッター204が、本体216、316から延びたガイドピン、壁部、ボス、耳、およびフランジなどのトラックフォロアを含み、トラックとして機能する湾曲底壁および湾曲上壁に従うように構成することも開示の範囲内である。
使用の際は、ガイドピン214は、ガイド10の湾曲スロット58、80内に保持されると、湾曲ガイド面すなわちトラックを画定する湾曲スロット58、80の凸状底壁62、84に接触する。湾曲スロット58、80の凹状上壁60、82は、ガイドピン214のガイド10に対する近位側および遠位側の動きを制限する働きをする。ガイドピン214は、湾曲スロット58、80内に受容され、後部カッター202および前部カッター204の切削面220、320のそれぞれが特定のガイド10およびカッター202、204に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの内面の曲率に近い曲率に沿って移動するように制限する働きをする。
ガイド1210の第2の実施形態および切削器具1300の第3の実施形態を含む骨整形器具の代替の実施形態が、例えば図12に示されている。ガイド1210の第2の実施形態は、ガイド10の第1の実施形態に極めて類似しているため、同一の構成要素には同一の参照番号を用い、類似の構成要素には類似の参照番号を用いた。ガイド10と同様に、ガイド1210は、器具受容スロット内を前後方向に延在する平面を中心に対称に形成されている。従って、図12はガイド1210の外側からの側面図であるため外側の構成要素のみを説明および参照番号を付したが、内側の構成要素も同様に設けられていることを理解されたい。ガイド1210は、内側レール、外側レール1214、後側交差部材16、前側交差部材18、後脚19、前脚21、および複数の耳1230、1232、および1234を含む。後側交差部材16は、内側レールの後端部と外側レール1214の後端部との間に延在し、これらを結合している。前側交差部材18が、内側レールの前端部と外側レール1214の前端部との間に延在し、これらを結合している。内側レール、外側レール1214、後側交差部材16、および前側交差部材18が協働して、器具受容スロットを画定している。切削器具1300の一部が器具受容スロットを介して延在し、かつ/または駆動源の駆動シャフトが切削器具1300を駆動するためにこの器具受容スロットを介して切削器具1300まで延びている。
例示されている実施形態では、内側レールと外側レール1214が互いに長手方向に平行に延在し、器具受容スロットの側壁を画定している。内側レールと外側レール1214は、器具受容スロットの幅を画定する変位によって互いに離間している。一実施形態では、器具受容スロットの幅は、低侵襲性処置で使用し易いように約13mmである。
後側交差部材16および前側交差部材18は、互いに横方向に平行に延在し、器具受容スロットの端壁を画定している。後側交差部材16と前側交差部材18は、器具受容スロットの長さを画定する変位によって互いに離間している。
外側レール1214は、凹状底壁1272、凸状上壁1274、内壁、および外壁1278を含む。内壁および外壁1278は、互いに概ね平行であって、凹状底壁1272と凸状上壁1274との間に延在し、これらを結合している。凹状底壁1272および凸状上壁1274はそれぞれ、特定のガイド1210に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率に一致する曲率を有する。
外側レール1214は、外壁1278から外側に延びた外側後部耳1230、外側中心耳1232、および外側前部耳1234を含むように形成されている。外側後部耳1230は、外側レール1214の後端部1238に近接して位置する。外側前部耳1234は、外側レール1214の前端部1242に近接して位置する。外側中心耳1232は、外側後部耳1230と外側前部耳1232の間の外側レール1214の中心付近に位置する。外側後部耳1230、外側中心耳1232、および外側前部耳1234はそれぞれ、ガイド1210を大腿骨に固定するためにねじ31を受容するように構成されたねじ受容孔を含むように形成されている。ねじ受容孔は、特定のガイド1210に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率の中心の焦点に向かって径方向に延びた軸を中心に同軸的に形成されている。ねじ受容孔の向きにより、ガイド1210を大腿骨に固定するために低侵襲性切開部を介してねじ31を挿入するのが容易である。
切削器具1300の第3の実施形態は、切削器具100の第1の実施形態に極めて類似しているため、同一の構成要素には同一の参照番号を用い、類似の構成要素には類似の参照番号を用いた。誘導切削器具1300の第3の実施形態は、深さストッパー102、カッター104、および保持カラー1310を含む。切削器具1300の保持カラー1310のみが切削器具100の構成要素と異なっているため、保持カラー1310のみを詳細に説明するが、誘導切削器具100の深さストッパー102およびカッター104の説明を誘導切削器具1300の深さストッパー102およびカッター104に適用できることを理解されたい。
保持カラー1310は、シャフト受容孔および複数のガイドピン1320を含むように形成された本体1316を含む。保持カラー1310の本体1316は、上壁1326と底壁1328の間および前壁1330と後壁1332の間に延在し、これらを結合する平行に離間した側壁を含む。上壁1326は、平面であって、深さストッパー102が係合してカッター104の切削深さを制限するストッパー面として機能するように構成されている。シャフト受容孔は、上壁1326および底壁1328を貫通している。例示的に、シャフト受容孔は、上壁1326に垂直な長軸1336を中心に同軸的に形成された円筒側壁によって画定されている。円筒側壁は内径を有する。例示的に、円筒側壁は、その内部にカッター104のシャフト108を受容するように構成され、カッター104のシャフト108がその長軸140を中心に内部に自由に回転できる大きさを有する。円筒側壁は、カッター104のシャフト108と協働し、保持カラー1310と深さストッパー102により、カッター104の整合が維持される。従って、シャフト受容孔の内径は、カッター104の不整合を制限するためにカッター104のシャフト108の外径よりも僅かに大きい。例示されている実施形態では、カッター104のシャフト108は、低侵襲性切開部を介して骨整形器具を使用し易いように径方向に延在するように整合されている。
例示されている実施形態では、複数のガイドピン1320は、保持カラー1310の内側壁から垂直に延びた内側前上部ガイドピン、内側前下部ガイドピン、内側後上部ガイドピン、内側後下部ガイドピン、並びに保持カラー1310の外側壁1324から垂直に延びた外側前上部ガイドピン1348、外側前下部ガイドピン1349、外側後上部ガイドピン1350、および外側後下部ガイドピン1351を含む。ガイドピン1320は、保持カラー1310の上壁1326に平行な平面を画定している。例示的に、保持カラー1310が器具受容スロット内を前後に往復運動する場合、内側前上部ガイドピンおよび内側後上部ガイドピンが内側レールの凸状上壁上を摺動し、内側前下部ガイドピンおよび内側後下部ガイドピンが内側レールの凹状下部壁に対して摺動する。保持カラー1310が器具受容スロット内を前後に往復運動する場合、外側前上部ガイドピン1348および外側後上部ガイドピン1350が外側レール1214の凸状上壁1274上を摺動し、外側前下部ガイドピン1349および外側後下部ガイドピン1351が外側レール1214の凹状底壁1272に対して摺動する。ガイドピン1320は、保持カラー1310の本体1316の内外にそれらの長軸に沿って往復運動できるようにばね付勢することができる。
保持カラー1310の本体1316の内側壁および外側壁1324は、ガイド1210の器具受容スロットの幅よりも僅かに小さいがほぼ同じ大きさの変位によって離間している。使用の際は、保持カラー1310の一部が、器具受容スロット内での前後の往復運動のためにガイド1210の器具受容スロット内に受容される。内側壁の一部が、内側レールの内壁に近接して位置し、外側壁1324の一部が外側レール1214の内壁に近接して位置する。
例示的に、ガイドピン1320は、トラックフォロアとして機能して、内側レールの凹状底壁および凸状上壁および外側レール1214の凹状底壁1272および凸状上壁1274の曲率に一致する曲率を有する経路に保持カラー1310を従わせるように構成されている。当業者であれば、限定するものではないが、保持カラー1310の本体1316から延びた壁部、ボス、耳、およびフランジを含み、内側レールの凹状底壁および凸状上壁、並びに外側レール1214の凹状底壁1272および凸状上壁1274に係合して案内されるように構成された他のトラック追従装置を開示の範囲内で利用できることを理解できよう。
ガイド1410の第3の実施形態および切削器具1500の第4の実施形態を含む骨整形器具のさらに別の代替の実施形態が、例えば図13および図14に示されている。ガイド1410は、ガイドプレート1412、前部ピン受容シリンダ1428、および後部ピン受容シリンダ1424を含む。
例示的に、ガイドプレート1412は、凹状底壁1450、凸状上壁1452、内壁1454、および外壁1456を含む。内壁1454および外壁1456はそれぞれ、平坦であって、互いに概ね平行である。内壁1454および外壁1456は、凹状底壁1450と凸状上壁1452との間に延在し、これらを結合している。凹状底壁1450および凸状上壁1452はそれぞれ、特定のガイド1410に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率に一致する曲率を有する。
ガイドプレート1412は、内壁1454と外壁1456との間にそれぞれ延在する凹状上壁1460、凸状底壁1462、後壁1464、および前壁1466によって画定された湾曲スロット1458を含むように形成されている。凹状上壁1460および凸状底壁1462はそれぞれ、特定のガイド1410に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率に一致した曲率を有する。
凹状上壁1460と凸状底壁1462は、湾曲スロット1458の幅である変位によって互いに離間している。湾曲スロット1458の幅は、湾曲スロット1458内での前後の長手方向の運動のために内部にガイドピン1520を受容できる大きさである。湾曲スロット1458の前壁1466および後壁1464は、湾曲スロット1458の長さである変位によって互いに離間している。前壁1466および後壁1464は、ガイドピン1520が湾曲スロット1458内に受容された時にガイドピン1520の前後の長手方向の運動を制限するストッパーとして機能する。
ガイドプレート1412は、後部ピン受容シリンダ1424および前部ピン受容シリンダ1428を含むように形成されている。後部ピン受容シリンダ1424は、ガイドプレート1412の後端部1436に結合されている。前部ピン受容シリンダ1428は、ガイドプレート1412の前端部1440に結合されている。前部ピン受容シリンダ1428および後部ピン受容シリンダ1424はそれぞれ、ガイド1410を大腿骨に固定するためにねじ31を受容するように構成されたねじ受容孔1429を含むように形成されている。ねじ受容孔1429は、特定のガイド1410に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率の中心の焦点に向かって径方向に延びた軸を中心に同軸的に形成されている。ねじ受容孔1429の向きにより、ガイド1410を大腿骨に固定するために低侵襲性切開部を介してねじ31を挿入するのが容易である。
切削器具1500の第4の実施形態は、切削器具100の第1の実施形態に極めて類似しているため、同一の構成要素には同一の参照番号を用い、類似の構成要素には類似の参照番号を用いた。誘導切削器具1500の第4の実施形態は、カッター104および保持カラー1510を含む。図示されていないが、当業者であれば、誘導切削器具1500が深さストッパー102も含むことができることを理解できよう。切削器具1500の保持カラー1510のみが切削器具100の構成要素と異なっているため、保持カラー1510のみを詳細に説明するが、誘導切削器具100の深さストッパー102およびカッター104の説明を誘導切削器具1500の深さストッパー102およびカッター104に適用できることを理解されたい。
保持カラー1510は、複数のガイドピン1520の1つを受容するようにそれぞれ構成された複数のガイドピンねじ孔1517およびシャフト受容孔を含むように形成された本体1516を含む。保持カラー1510の本体1516は、上壁1526と底壁1528の間および前壁1530と後壁1532の間に延在し、これらを結合する平行に離間した側壁を含む。上壁1526は、平面であって、深さストッパー102が係合してカッター104の切削深さを制限するストッパー面として機能するように構成されている。シャフト受容孔は、上壁1526および底壁1528を貫通している。例示的に、シャフト受容孔は、上壁1526に垂直な長軸を中心に同軸的に形成された円筒側壁によって画定されている。円筒側壁は内径を有する。例示的に、円筒側壁は、内部にカッター104のシャフト108を受容するように構成され、カッター104のシャフト108がその長手軸140を中心に内部で自由に回転できる大きさを有する。円筒側壁がカッター104のシャフト108と協働し、保持カラー1510および深さストッパー102により、カッター104の整合が維持される。従って、シャフト受容孔の内径は、カッター104の不整合を制限するようにカッター104のシャフト108の外径よりも僅かに大きい。例示されている実施形態では、カッター104のシャフト108は、低侵襲性切開部を介して骨整形器具を利用し易いように径方向に延在するように整合している。
例示されている実施形態では、複数のガイドねじピン1520は、前部ガイドピン1548および後部ガイドピン1550を含む。それぞれのガイドピン1520は、頭部1549、および本体1516のガイドピン受容孔1517に受容されるように構成されたねじシャフト1551を含む。従って、受容されると、ガイドピン1520が、保持カラー1510の外側の側壁1524から垂直に延出する。ガイドピン1520は、保持カラー1510の上壁1526に平行な平面を画定している。ガイドピン1520がガイドスロット1458を貫通して保持カラー1510の本体1516がガイド1410に結合されると、ガイドピン1520の頭部1549の内壁が、ガイド1410の外壁1456と近接または係合する。このようにガイド1410に結合すると、本体1516の外壁1524がガイド1410の内壁1454に近接または係合する。例示的に、保持カラー1510が前後に往復運動する場合、前部ガイドピン1548および後部ガイドピン1550が、ガイドスロット1458の凸状底壁1462上を摺動し、ガイドスロット1458の凹状上壁1460に対して摺動する。従って、ガイドピン1520の頭部1549の内壁とガイド1410の外壁1456、保持カラー1510の本体1516の外壁1524とガイド1410の内壁1454、ガイドピン1520のシャフト1551とガイドスロット1458の凸状底壁1462および凹状上壁1460が協働して、骨の切削の間、切削器具104の適切な整合を維持する。
例示的に、ガイドピン1520は、トラックフォロアとして機能して、ガイドスロット1458の凹状上壁1460および凸状底壁1462の曲率に一致する曲率を有する経路に保持カラー1510を従わせるように構成されている。当業者であれば、限定するものではないが、保持カラー1510の本体1516から延びた壁部、ボス、耳、およびフランジを含み、ガイドスロット1458の凹状上壁1460および凸状底壁1462に係合して案内されるように構成された他のトラック追従装置も開示の範囲内であることを理解できよう。
ガイド1610の第3の実施形態および切削器具1700の第4の実施形態を含む骨整形器具のさらに別の代替の実施形態が、例えば図15-図17に示されている。
ガイド1610は、ガイドプレート1612を含み、ガイド1410に極めて類似しているが、ピン受容シリンダ1424および1428を含まない点がことなる。ガイド1610は、骨の所望の位置に形成された切除スロット1611内にガイド1610を挿入して切削する骨に取り付けられる。
例示的に、ガイドプレート1612は、凹状底壁1650、凸状上壁1652、内壁1654、および外壁1656を含む。内壁1654と外壁1656はそれぞれ、平坦であって、互いに概ね平行である。内壁1654および外壁1656は、凹状底壁1650と凸状上壁1652との間に延在し、これらを結合している。凹状底壁1650および凸状上壁1652はそれぞれ、特定のガイド1610に関連した単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率に一致する曲率を有する。
ガイドプレート1612は、内壁1654と外壁1656の間にそれぞれ延在する凹状上壁1660、凸状底壁1662、後壁1664、および前壁1666によって画定された湾曲スロット1658を含むように形成されている。凹状上壁1660および凸状底壁1662はそれぞれ、特定のガイド1610の単一区画膝関節プロテーゼの大腿骨コンポーネントの下側の曲率に一致する曲率を有する。
凹状上壁1660および凸状底壁1662は、湾曲スロット1658の幅である変位によって互いに離間している。湾曲スロット1658の幅は、その湾曲スロット1658内での前後の長手方向の運動のために内部にガイドブシュ1720の中心シャフト1751を保持できる大きさである。湾曲スロット1658の前壁1666および後壁1664は、湾曲スロット1658の長さである変位によって互いに離間している。前壁1666および後壁1664は、ガイドブシュ1720が湾曲スロット1658内に保持された時にその前後の長手方向の運動を制限するストッパーとして機能する。
切削器具1700の第5の実施形態は、切削器具100の第1の実施形態に極めて類似しているため、同一の構成要素には同一の参照番号を用いて、類似の構成要素には類似の参照番号を用いた。誘導切削器具1700の第5の実施形態は、カッター1704および保持カラー1710を含む。カッター1704は、カッター104に極めて類似しているが、基端部1709に近接した大径部分1707および先端部1713に近接した小径部分1711を含むように形成された駆動シャフト1708、およびシャフト1708の先端部1713に取り外し可能に取り付けできるように構成された切削面1706を含むモジュラーである点が異なっている。シャフト1708の直径の大きい部分1707の先端壁1715が深さストッパーとして機能する。切削面1706は、保持カラー1710をシャフト1708の直径の小さい部分1711に取り付け易く、かつ切削面1706を交換し易いように、シャフト1708に取り外し可能に取り付けられている。
保持カラー1710は、カップリング1782のシャフト受容孔および雄部分1780を含むように形成された本体1716、カップリング1782の雌部分1786を含むように形成された本体プレート1784、複数のモジュラーガイドブシュ1720、外側プレート1788、および複数のねじ1790を含む。
シャフト1708の小径部分1711を、本体1716のシャフト受容孔内に装入して、保持カラー1710をカッター1704に結合する。本体1716は、上壁1726と底壁1728の間に延在し、これらを結合する円筒側壁1724を含む。上壁1726は、平面であって、シャフト1708の大径部分1707の先端壁1715に係合してカッター1704の切削深さを制限するストッパー面として機能するように構成されている。シャフト受容孔は、上壁1726および底壁1728を貫通している。例示的に、シャフト受容孔は、上壁1726に垂直な長軸を中心に同軸的に形成された円筒側壁によって画定されている。円筒側壁は内径を有する。例示的に、円筒側壁は、内部にカッター1704のシャフト1708の小径部分1711を受容するように構成され、カッター1704のシャフト1708の小径部分1711が長軸1740を中心に内部で自由に回転できる大きさを有する。円筒側壁は、カッター1704のシャフト1708の小径部分1711と協働してカッター1704の整合を維持する。従って、シャフト受容孔の内径は、カッター1704の整合のずれを制限するためにカッター1704のシャフト1708の小径部分1711の外径よりも僅かに大きい。
例示された実施形態では、複数のモジュラーガイドブシュ1720が、モジュラー前部ガイドブシュ1748およびモジュラー後部ガイドブシュ1750を含む。モジュラーガイドブシュ1720はそれぞれ、頭部1749およびシャフト1751を有する第1の部分1747、およびキャップ1755を有する第2の部分1753を含む。シャフト1751は、ガイド1610のガイドスロット1658内に受容されるように構成されている。
本体1716のカップリング1782の雄部分1780を本体プレート1784のカップリング1782の雌部分1786に結合させて、本体1716を本体プレート1784に結合する。例示された実施形態では、カップリング1782の雄部分1780は、本体1716の円筒壁1724から径方向に延びたT型突出部であり、カップリング1782の雌部分1786は、本体プレート1784に水平に形成されたスロットである。T型突出部をスロット内に挿入して本体プレートを90度回転させ、本体1716を本体プレート1784に結合する。保持カラー1710を完全に組み立てると、キャップ1755がT型突出部に係合し、本体1716の本体プレート1784に対する回転が防止される。本体1716の本体プレート1784への結合に用いられる他の一般的な結合形態も開示の範囲内である。
本体1716を本体プレート1784に取り付けた後、モジュラーガイドブシュ1720のシャフト1751をガイドプレート1610のガイドスロット1658内に挿入し、保持カラー1710を組み立てる。モジュラーガイドブシュ1720のキャップ1755をモジュラーガイドブシュ1720のシャフト1751に取り付け、ねじ1790を、外側プレート1788、モジュラーブシュ1720、および本体プレート1784の中に通して保持カラー1710を完全に組み立てる。例示された実施形態では、保持カラー1710の組立てを容易にするために、ねじ孔が、外側プレート1788、モジュラーブシュ1720、および本体プレート1784に設けられている。
このように組み立てると、ガイドブシュ1720が、保持カラー1710の本体1716の長軸に垂直に延在する。ガイドブシュ1720は、保持カラー1710の上壁1726に平行な平面を画定している。ガイドブシュ1720のシャフト1751をガイドスロット1658内に通して保持カラー1710をガイド1610に結合すると、ガイドブシュ1720の頭部1749の内壁がガイド1610の外壁1656に近接または係合する。ガイド1610がこのように結合すると、ガイドブシュ1720のキャップ1755の外壁がガイド1610の内壁1654に近接または係合する。例示的に、前部ガイドブシュ1748および後部ガイドブシュ1750の各シャフト1751が、保持カラー1710が前後に往復運動する時にガイドスロット1658の凸状底壁1662上を摺動し、ガイドスロット1658の凹状上壁1666に対して摺動する。従って、ガイドブシュ1720の頭部1749の内壁とガイド1610の外壁1656、保持カラー1710のガイドブシュ1720のキャップ1755の外壁とガイド1610の内壁1654、並びにガイドブシュ1720のシャフト1751とガイドスロット1658の凸状底壁1662および凹状上壁1660が協働して、骨の切削の際に切削器具1704の適切な整合を維持する。
例示的に、ガイドブシュ1720は、トラックフォロアとして機能し、ガイドスロット1658の凹状上壁1660および凸状底壁1662の曲率に一致する曲率を有する経路に保持カラー1710を従わせるように構成されている。当業者であれば、限定するものではないが、保持カラー1710の本体1716から延びた壁部、ボス、耳、およびフランジを含み、ガイドスロット1658の凹状上壁1660および凸状底壁1662に係合して案内されるように構成された他のトラック追従装置も本開示の範囲内で用いることができることを理解できよう。
開示した骨整形器具を利用するのに適した単一区画膝関節置換術の一実施形態では、まず外科医が、前内側または前外側の皮膚切開を行う。この切開は、膝蓋骨の上縁の近位側1cmから始めるべきである。膝蓋骨および膝蓋骨腱の縁に沿って遠位側に6cm〜10cm延ばし、関節線の遠位側2cmで止める。このような処置を初めて行う場合または患者が肥満の場合は、切開部を長くするのが望ましいであろう。
次いで外科医が、膝蓋骨側切開部から関節包にアクセスする。関節が露出したら、関節炎の損傷の程度およびこの処置に関節が適しているかを最終的に評価することができる。外科医は、内側または外側の関節包の深い半月板‐脛骨層を反転して全ての脛骨骨棘にアクセスし易くし、正確に創傷を閉じることができるようにする。外科医はまた、全ての過剰な深い滑膜を切除し、関節を見易くする。必要に応じて、脂肪パッドの全てまたは一部を切除して、見易くし、反対側の区画を検査し易くする。
この外科処置での全ての段階での関節へのアクセスを維持するためにレトラクタを挿入することができる。靱帯を緩める必要はない。内側/外側(M/L)整合および関節の安定性を達成するために、大腿骨および脛骨の内側または外側の全ての縁から全ての骨棘を除去するべきである。レトラクタを膝蓋骨の縁に配置して、膝蓋骨を中心位置に合わせることができる。
次いで、外科医が人工関節片側置換術(UKR)の脛骨切除を行う。脛骨切除を行うために、膝を90度折り曲げる。デピュイ(DePuy)が販売する保存的脛骨切除ブロック(Preservation Tibial Cutting Block,Cat.No.2498-60-002,004)などの脛骨整合ガイドをこの脛骨切除に用いることができる。このような整合ガイドの脛骨切除ブロックは、関節線のすぐ下側まで上げるべきである。
内側UKRを行う場合、脛骨切除ブロックを脛骨結節の中心から内側に約2mmの位置に配置する。M/L調節は、脛骨の機械的な軸に対して垂直な内反/外反整合を達成するために近位側で行う。次いで、脛骨の前後の傾斜を、基準として脛骨の前頭稜を用いて設定する。後側の脛骨の傾斜は、約3度〜5度、または側方X線を用いた手術前の型取りから決定された外形に調節する。
次いで、上下および前後の傾斜を固定する。次いで外科医が、基準点として人体構造の目印を用いて往復鋸でL型に切除する。内側単一区画の場合は、内側大腿骨顆の外側の縁に対してすぐ外側にL型に切除すべきである。L型の切除は、目印としてACLの挿入の外側の縁の中間点を用いて矢状面に整合させる。
次いで外科医が、振動鋸に取り付けた鋸歯を用いて適切な向きに脛骨を横方向に切除する。切除した脛骨の細片を除去する。
初めの遠位大腿骨切開部を用いて或いは用いずに、大腿骨の内側顆の切除を行うことができる。初めの遠位大腿骨切開部を用いる場合、PRESERVATION(商標)システムの整合ガイドを推奨される使用方法に従って用いることができる。脚を完全に延ばした状態に維持し、整合ガイドおよび髄外整合ロッドを遠位大腿骨切除ブロックのスロット内に入れて全体の整合をチェックする。内反/外反整合を前面で評価することができる。遠位大腿骨切除の中立位置を側方から確認することができる。振動鋸を用いて遠位大腿骨切除を行うことができる。遠位大腿骨から除去する骨は最小限である。切除した遠位の骨を除去したら、残っている全ての軟組織を半月板の縁および後側の脛骨から取り除く。
初めの遠位大腿骨切開部を利用することにより、既知の方法で大腿骨の回動およびサイジングガイドを用いて手術前の型取りの際に決定された大腿骨の大きさを決定することができる。ガイドの前端の形状およびM/L幅は、大腿骨プロテーゼと同じである。これは、滑車から大腿骨プロテーゼの前端への膝蓋骨の移行をスムーズにするため、およびインプラントのオーバーハングを回避するためである。大腿骨コンポーネントは、膝蓋骨と大腿骨の接合部を越えることなく遠位大腿軟骨の侵食をカバーするように選択する。サイズとサイズの中間の場合は、通常は小さい方を選択する。
大腿骨の前側の回動を容易にするには、脛骨プラドーに対する大腿骨の中心M/L関節運動点を示す長手方向の印を完全に延びた状態で大腿骨顆に付ける。ガイドの前端をこの印に合わせて、正確な大腿骨の整合を確認することができる。大腿骨コンポーネントが大腿骨の前側を越えないようにすることも重要である。適切な大腿骨コンポーネントを選択したら、選択したコンポーネントに一致する誘導切削器具100、200およびガイド10を大腿骨に取り付ける前に組み立てる。
次のステップを用いてガイドを大腿骨コンポーネントに配置し整合する。(1)膝を曲げた状態で、前側フットが前顆の支持部分の基端側にくるようにガイドを配置する。(2)ガイド10を、大腿骨を最大限にカバーできるように適切な内側‐外側および回転位置(遠位側支持面に沿って)に配置する。ガイド10のトラックは、大腿骨インプラントの外側の内側‐外側形状と同じである。(3)大腿骨の整合のためにガイドを適切に回転させる。大腿骨インプラントの遠位面と後面との間の解剖学的な角度を、大腿骨の解剖学的な形状を正確に再現する7度にする。(4)ガイド10の中心における接線が大腿骨の長軸に垂直になるようにしてガイド10の適切な内反/外反の位置を決定する。
別法では、CAS法を用いることができる場合、この方法を用いて、記録した骨の形状に基づいてガイドを正確に配置することができる。当業者であれば、CASシステムを用いる場合の記録方法は周知である。
ガイド10が正確に配置されたら、ガイド10を、例えば図8‐図11に示されているように外側前部耳および内側後部耳の両方の孔29に0.125インチ(約3.2mm)の頭部のない固定ピンを通して固定する。追加のピンをガイド10の内側中心耳の孔29に配置して、後顆の切除の際に安定性が維持されるようにする。硬い骨すなわち強膜骨の場合、0.125インチ(約3.2mm)の迅速切断ドリルビットを用いて予め孔を穿孔する必要があるであろう。追加のピンを、空いているガイドの孔29に配置してさらに安定させることができる。カッターを用いる前に、高速バーで強膜骨の硬質層を除去する必要があるであろう。
チッピングやガウジングを避けるために、エンドミルを骨の中に導入する前に動力源を起動すべきである。骨に係合したら、ガイドの長さに亘ってエンドミルを3回から4回骨の中に導入する。次いで、エンドミルをかき出し動作に用いて、残っている骨を除去する(エンドミルの切刃は側刃および底刃の両方である)。エンドミルが適切な深さに到達すると、深さストッパー102が保持カラーに接触してその前進が自動的に停止される。
深さストッパーが行程の全経路に沿って移動して保持カラーに接触すると、適切な水準の準備が完了する。インプラントが適切に適合するように、これが行程の全経路に沿って完全に行われるのが重要である。
最後の準備工程で、ペッグ形状またはキール形状などの任意の必要な構造を付加することができる。同じガイドレールを用いて、ドリルやバーなどの必要な準備器具を案内することができる。
本発明の特定の実施形態をここに記載したが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態にも想到するであろう。例えば、膝プロテーゼの大腿骨部分の移植に対して本発明を説明してきたが、肩、股関節、または肘などの他の関節のプロテーゼにも用いることができる。
〔実施の態様〕 本発明の実施態様は以下の通りである。
(1) 曲率を有する表面に沿って骨の端部を切除するための骨切除器具であって、
前記骨の端部に対して取り外し可能に固定位置に取り付けでき、かつ前記骨の切除する表面の曲率に概ね一致する曲率を有するトラックを含むように構成された、ガイドと、
切削面を有する切削器具と、
前記切削器具に結合するように構成され、かつ前記トラックと協働して前記ガイドに対する前記切削器具の往復運動を容易にし、前記切削面が前記曲率を有する上面に沿って骨を切削するように構成されたトラックフォロアと、を含む、骨切除器具。
(2)実施態様(1)に記載の骨切除器具であって、
前記切削器具に結合されたシャフトをさらに含み、このシャフトが、前記切削器具と協働して前記切削面が骨を切削するように構成されている、骨切除器具。
(3)実施態様(2)に記載の骨切除器具であって、
前記シャフト、前記切削器具、前記トラックフォロア、および前記ガイドが、協働して前記曲率を有する表面に対して概ね垂直に前記シャフトを維持する、骨切除器具。
(4)実施態様(3)に記載の骨切除器具であって、
前記シャフトに結合して前記シャフトをその長軸を中心に回転させるドライバをさらに含む、骨切除器具。
(5)実施態様(4)に記載の骨切除器具であって、
前記シャフトは、前記切削面に固着されている、骨切除器具。
(6)実施態様(5)に記載の骨切除器具であって、
前記トラックフォロアおよび前記トラックは、前記切削器具が前記ガイドに対して前記トラックに沿って往復運動し易くするように構成されている、骨切除器具。
(7)実施態様(6)に記載の骨切除器具であって、
前記切削面は、その端部および側面で切削するように構成されている、骨切除器具。
(8)実施態様(5)に記載の骨切除器具であって、
前記ガイドは、前記曲率を有する表面に沿ってその上に延在する離間したレールを含み、
前記レールは、前記トラックを画定するよう協働する、骨切除器具。
(9)実施態様(8)に記載の骨切除器具であって、
湾曲スロットが前記各レールを通るように形成され、前記湾曲スロットが協働して前記トラックを画定している、骨切除器具。
(10)実施態様(8)に記載の骨切除器具であって、
前記シャフトの一部が前記離間したレール間に配置されている、骨切除器具。
(11)実施態様(9)に記載の骨切除器具であって、
前記シャフトの一部が前記離間したレール間に配置されている、骨切除器具。
(12)実施態様(11)に記載の骨切除器具であって、
前記シャフトが、前記湾曲スロットの接線に垂直な前記シャフトの長軸に沿って往復運動するように構成されている、骨切除器具。
(13)実施態様(12)に記載の骨切除器具であって、
前記シャフトにストッパーが形成されており、このストッパーが、前記トラックフォロアと協働して前記シャフトの骨に向かう往復運動を制限する、骨切除器具。
(14)実施態様(13)に記載の骨切除器具であって、
前記ストッパーが、前記シャフトに対して長手方向に調節できるように構成されている、骨切除器具。
(15)プロテーゼコンポーネントの下側の曲面の曲率に一致する曲面に沿って骨を切除する方法であって、
切削する骨の表面を覆う組織を、低侵襲性式に切開するステップと、
前記プロテーゼコンポーネントの下側の曲面の曲率に一致するように構成されたトラックを含むガイドを、切除する骨の表面に沿って配置するステップと、
前記ガイドを前記骨に固定するステップと、
切削面を有するカッターを前記ガイドに相互連結するステップと、
前記切削面を、前記曲面の接線に概ね平行に維持するステップと、
前記カッターを前記トラックに沿って案内し、前記切削面を前記骨に沿って横断させるステップと、を含む、方法。
(16)実施態様(15)に記載の方法であって、
前記カッターが、前記切削面に対して垂直に延びたシャフトを含み、
前記シャフトを前記曲面の接線に対して垂直に維持しながら、前記カッターを前記骨に沿って横断させるステップをさらに含む、方法。
(17)実施態様(16)に記載の方法であって、
前記曲面の接線に垂直な軸に沿ってシャフトを長手方向に移動させて、前記切削面を前記骨内に前進させるステップをさらに含む、方法。
(18)実施態様(17)に記載の方法であって、
前記シャフトをその軸を中心に回転させるステップをさらに含む、方法。
(19)実施態様(18)に記載の方法であって、
前記カッターを操作して前記トラックを連続的に移動させるステップをさらに含む、方法。
ここに開示する骨整形器具の、ガイドの第1の実施形態、CAS位置確認装置、並びにカッター、保持カラー、および深さストッパーを含む誘導切削器具の第1の実施形態の組立分解図である。 図1の骨整形器具のガイドの平面図である。 図2のガイドの側面図である。 図3のガイドの端面図である。 ここに開示する骨整形器具の、図1のガイドの第1の実施形態、並びに後部カッター、前部カッター、およびドライバを含む誘導切削器具の第2の実施形態の側面図である。 図5の誘導切削器具およびガイドの平面図である。 図6の線7‐7に沿って見たガイドおよび誘導切削器具の断面図である。 患者の大腿骨の遠位端部の内側顆にピンで留められた図1の骨整形器具の斜視図である。 大腿骨の内側顆の切除を開始する前の、ガイドに受容された誘導切削器具の第1の実施形態を示す、図8の骨整形器具の側面図である。 図9に示されている位置から大腿骨内に導入され、所望の切削深さまで大腿骨の内側顆の中に挿入された誘導切削器具を示す図9に類似した側面図である。 ガイドに案内されて前側に移動し、所望の切削深さまで大腿骨の内側顆の中に挿入された誘導切削器具を示す図10に類似した側面図である。 ガイドの内側レールおよび外側レールが、保持カラーから延出した2セットの4つのガイドピンを案内する、誘導切削器具の第3の実施形態およびガイドの第2の実施形態の側面図である。 ここに開示する骨整形器具の、ガイド溝を含むように構成されたガイドの第3の実施形態、並びにガイドのガイド溝に保持されるように構成されたガイドピンを受容するように構成された保持カラーおよびカッターを含む誘導切削器具の第4の実施形態の組立分解図である。 ガイドの第3の実施形態、並びに切除する骨に固定された図13の誘導切削器具の第4の実施形態の斜視図である。 ここに開示する骨整形器具の、誘導切削器具の第5の実施形態、並びに骨に形成されたスロット内をスライドして切除する骨に取り付けできるように構成されたガイドの第4の実施形態の斜視図である。 図15の骨整形器具の、誘導切削器具の第5の実施形態、およびガイドの第4の実施形態の斜視図である。 切除する骨に取り付けられた図15の骨整形器具の誘導切削器具の第5の実施形態およびガイドの第4の実施形態の斜視図である。

Claims (14)

  1. 曲率を有する表面に沿って骨の端部を切除するための骨切除器具であって、
    前記骨の端部に対して取り外し可能に固定位置に取り付けでき、かつ前記骨の切除する表面の曲率に概ね一致する曲率を有するトラックを含むように構成された、ガイドと、
    切削面を有する切削器具と、
    前記切削器具に結合するように構成され、かつ前記トラックと協働して前記ガイドに対する前記切削器具の往復運動を容易にし、前記切削面が前記曲率を有する上面に沿って骨を切削するように構成されたトラックフォロアと、を含む、骨切除器具。
  2. 請求項1に記載の骨切除器具であって、
    前記切削器具に結合されたシャフトをさらに含み、このシャフトが、前記切削器具と協働して前記切削面が骨を切削するように構成されている、骨切除器具。
  3. 請求項2に記載の骨切除器具であって、
    前記シャフト、前記切削器具、前記トラックフォロア、および前記ガイドが、協働して前記曲率を有する表面に対して概ね垂直に前記シャフトを維持する、骨切除器具。
  4. 請求項3に記載の骨切除器具であって、
    前記シャフトに結合して前記シャフトをその長軸を中心に回転させるドライバをさらに含む、骨切除器具。
  5. 請求項4に記載の骨切除器具であって、
    前記シャフトは、前記切削面に固着されている、骨切除器具。
  6. 請求項5に記載の骨切除器具であって、
    前記トラックフォロアおよび前記トラックは、前記切削器具が前記ガイドに対して前記トラックに沿って往復運動し易くするように構成されている、骨切除器具。
  7. 請求項6に記載の骨切除器具であって、
    前記切削面は、その端部および側面で切削するように構成されている、骨切除器具。
  8. 請求項5に記載の骨切除器具であって、
    前記ガイドは、前記曲率を有する表面に沿ってその上に延在する離間したレールを含み、
    前記レールは、前記トラックを画定するよう協働する、骨切除器具。
  9. 請求項8に記載の骨切除器具であって、
    湾曲スロットが前記各レールを通るように形成され、前記湾曲スロットが協働して前記トラックを画定している、骨切除器具。
  10. 請求項8に記載の骨切除器具であって、
    前記シャフトの一部が前記離間したレール間に配置されている、骨切除器具。
  11. 請求項9に記載の骨切除器具であって、
    前記シャフトの一部が前記離間したレール間に配置されている、骨切除器具。
  12. 請求項11に記載の骨切除器具であって、
    前記シャフトは、前記湾曲スロットの接線に垂直な前記シャフトの長軸に沿って往復運動するように構成されている、骨切除器具。
  13. 請求項12に記載の骨切除器具であって、
    前記シャフトにストッパーが形成されており、このストッパーが、前記トラックフォロアと協働して前記シャフトの骨に向かう往復運動を制限する、骨切除器具。
  14. 請求項13に記載の骨切除器具であって、
    前記ストッパーは、前記シャフトに対して長手方向に調節できるように構成されている、骨切除器具。
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