JP2006158896A - 回転盤付き履物 - Google Patents

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Yutaka Maeda
豊 前田
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Abstract

【課題】 歩行機能に回転機能を付加した履物を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明は、足置き部材の下側に、少なくとも一枚以上の回転盤を配置し、更に足置き部材と回転盤との間に回転軸を形成し、該回転軸により足置き部材と回転盤とを接続する。そして足置き部材の上部に足カバーを取り付けたことを特徴とする回転盤付き履物を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は足腰の筋肉を鍛えるための履物に関する。
従来、筋肉を鍛えるための履物としてダイエットサンダルなる物が提供されている。これは、サンダルの踵部分をなくし、足先部で立って歩くことにより、ふくらはぎの筋肉強化とダイエット効果を狙ったものである。しかしながら、このダイエットサンダルでは足の先端で立って歩くという運動による効果だけであり、他の運動効果を得ることができなかった。
発明が解決しようとする課題
本発明は履物に歩行機能だけでなく、回転機能を付加することを課題とする。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するために、本発明は次ぎの如き回転盤付き履物を提供する。
1、足置き部材の下側に少なくとも一枚以上の回転盤を配置し、更に足置き部材と回転盤の間に回転軸を形成し、該回転軸により足置き部材と回転盤とを接続する。そして足置き部材の上部に足カバーを取り付けたことを特徴とする回転盤付き履物。
2、回転軸を棒状にして形成した上記第1項に記載の回転盤付き履物。
3、回転軸を環状にして形成した上記第1項に記載の回転盤付き履物。
4、足カバーを板状部材を湾曲させて形成した上記第1〜3項のいずれかに記載の回転盤付き履物。
5、足カバーをベルトで形成した上記第1〜4項のいずれかに記載の回転盤付き履物。
6、足置き部材の下面と回転盤の上面の摩擦係数を相互に変えた上記第1〜5項のいずれかに記載の回転盤付き履物。
7、足置き部材の下面と回転盤の上面のいずれかを硬質且つ平滑な部材で形成し、他方を繊維質部材で形成した上記第6項に記載の回転盤付き履物。
8、回転盤の底部に滑り止めの手段を施した上記第1〜7項のいずれかに記載の回転盤付き履物。
9、回転盤の底部にゴム材を取り付けて滑り止めの手段とした上記第8項に記載の回転盤付き履物。
発明実施の形態
以下、図面を参照しながら本発明の各種態様に係る回転盤付き履物に関して説明する。以下の説明は、本発明の技術思想を具現化する幾つかの具体例を説明するものであり、本発明は以下の説明に限定されるものではない。
図1は本発明の一態様に係る回転盤付き履物の形態を示す正面図aと平面図bと断面図cである。図1に示す回転盤付き履物は足を乗せる足置き部材1とその下側に配置された回転盤2とそれらを接続する回転軸3と足カバー4とで構成されている。これを使用する際にはこれを対にし、足カバー4に足先を入れて履くと、通常のスリッパと同じように使用することができる。そして、乗せた足を回転させると足置き部材1が回転軸3により回転盤2の上で回転し、回転運動が可能となる。回転運動により歩行運動では得られなかった足腰の筋肉強化の効果が得られる。両足で同時に行うと運動量が増え、更に大きな足腰の筋肉トレーニングをすることができる。通常の履物で回転運動を行うと履物の底部が床等を直接擦るため床を傷つける不具合が生じる。本発明はこの不具合を解消し、更に回転軸を形成することに依り回転運動を容易にするものである。実姉上、足置き部材1の形状及び厚みは任意であるが図1に示すように板状であっても構わない。又本発明の回転盤付き履物は運動不足解消の為、主として大人を対象としているので、足置き部材1の長さを18cm以下に形成して踵が乗らない形状にしても良い。この様にすると足先部分で立つこととなり、ふくらはぎの筋肉を強化することができる。又、この場合、足置き部材1及び回転盤2を18cm以下の同じ寸法の円形に形成しても良い。又、外側を厚くして内側を薄くして足を回転させた最に足が外に外れ難い構造としても良い。又、先端部を薄くし後部を厚くしても良い。又、足置き部材1の上面には滑り止めの凹凸又は指圧用の突起を付けても良いし、これらを取り付け取り外し可能な構造としても良い。又、図1で回転盤2は円形の板状部材で示しているが、形状は任意であり、多角形や動物の形などに形成しても良い。又、複数の棒状部材を平面状に並べ、円盤状に形成したものであっても構わない。又、回転盤は足置き部材1の下側に複数枚形成されていても良い。又、回転軸3について云えば、図1に示す回転軸3は円柱状の棒状部材で形成され、片側は足置き部材1に固定されており、他方の先端は回転盤2を貫通して固定部材5で抜けない様に固定されている。実施上、円柱は環状であっても構わない。次ぎに、足カバー4について云えば、足カバー4は足を足カバー4の内側に入れて足を持ち上げた際、足置き部材1を足と共に持ち上げることができるものであれば、それらは全て足カバーと見なすことができる。図1では足カバー4は薄い板状部材を湾曲させた形状で示している。この場合、該足カバー4は硬質の部材でも良いし柔軟性を有する部材でも構わない。又、実施上は柔軟性を有したバンドでも良いし、長さを調節できるバンドでも良い。又は鼻緒の形状でも良いし、又は硬質の棒状又は板状の部材でも良い。又は、その他の物でも良い。又、足置き部材1の下面と回転盤2の上面の摩擦係数を相互に変えることが好ましい。同質で同じ摩擦係数のもの(例えば同質の平滑な金属面)は力を掛けると分子間で吸い付き現象が起こり摩擦係数が増えるので、摩擦係数の異なる組み合わせが好ましい。実姉上は、材質を相互に変えて接触させることが好ましい。例えば、硬質且つ平滑な面を有する合成樹脂材又は金属部材と繊維質部材の組み合わせ等である。繊維質部材には綿やフエルト材やグラスウール材が選択できる。
図2は本発明に係る別の態様を示す平面図aと断面図bである。図2に示す回転盤付き履物は回転盤2の外側に板状の押さえ部材6を環状に配置固定して回転軸とし、これに円形状に形成した足置き部材を嵌着させたものである。実施上、環状の回転軸は連続した環でなくても構わない。円周上の複数箇所に押さえ部材6を配置しても回転軸の形成は可能である。又、実施上、回転軸を環状のボールベアリングで形成しても良い。
図3は本発明に係る別の態様を示す側面図である。図3に示す回転盤付き履物は足置き部材1の下面と回転盤2の上面を硬質且つ平滑な部材7で形成し、その間に板状の繊維質部材8を挟んだ断面図である。この点に就いては上記
で説明しているが、図3では回転盤2が2枚の場合の態様を示している。前記においては述べていないが、繊維質部材8にはゴム質のような摩擦係数の高い素材は適切でないことは本発明の主旨から明白である。これは上記説明の場合も同様である。
図4は本発明に係る別の態様を示す側面図である。図4に示す回転盤付き履物は回転盤2の底部にゴム材9を取りつけて、滑り止めとした側面図である。本発明においては、足置き部材1が回転盤2の上で回転する際、回転盤2が足置き部材1と共に回転すると床に傷を付けたりする不具合が生じるため、本態様では回転盤2の底部にゴム材を取り付けて、滑りを止めるものである。実施上、ゴム材は板状にして全面に取り付けても良いし部分的でも良い。又、面に凹凸を付けると更に滑り止めの効果を得ることができる。
上記において、本発明の回転盤付き履物の各部の好ましい形状及び寸法及び材質に就いて説明したが、上記説明に限定されることなく形状、材質は適宜経験的に決定できる。又、実施上、本発明の回転盤付き履物は靴、サンダル、スリッパ等に適用できる。
発明の効果
本発明に係る回転盤付き履物に依れば、歩行運動に加えて床や絨毯を直接こすることなく、容易に回転運動をすることができる。
本発明の一態様に係る回転盤付き履物の構造を示す正面図と平面図と断面図である。 本発明の一態様に係る回転盤付き履物の構造を示す平面図と断面図である。 本発明の一態様に係る回転盤付き履物の構造を示す側面図である。 本発明の一態様に係る回転盤付き履物の構造を示す側面図である。
符号の説明
1 足置き部材
2 回転盤
3 回転軸
4 足カバー
5 固定部材
6 押さえ部材
7 硬質且つ平滑な部材
8 繊維質部材
9 ゴム材

Claims (9)

  1. 足置き部材の下側に少なくとも一枚以上の回転盤を配置し、更に足置き部材と回転盤の間に回転軸を形成し、該回転軸により足置き部材と回転盤とを接続する。そして足置き部材の上部に足カバーを取り付けたことを特徴とする回転盤付き履物。
  2. 回転軸を棒状にして形成した請求項1に記載の回転盤付き履物。
  3. 回転軸を環状にして形成した請求項1に記載の回転盤付き履物。
  4. 足カバーを板状部材を湾曲させて形成した請求項1〜3のいずれかに記載の回転盤付き履物。
  5. 足カバーをベルトで形成した請求項1〜4のいずれかに記載の回転盤付き履物。
  6. 足置き部材の下面と回転盤の上面の摩擦係数を相互に変えた請求項1〜5のいずれかに記載の回転盤付き履物。
  7. 足置き部材の下面と回転盤の上面のいずれかを硬質且つ平滑な部材で形成し、他方を繊維質部材で形成した請求項6に記載の回転盤付き履物。
  8. 回転盤の底部に滑り止めの手段を施した請求項1〜7のいずれかに記載の回転盤付き履物。
  9. 回転盤の底部にゴム材を取りつけて滑り止めの手段とした請求項8に記載の回転盤付き履物。
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