JP2006158587A - 薬剤収納ケース - Google Patents

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正二 湯山
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裕之 湯山
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Abstract

【課題】 薬剤の取り違えを有効に防止する。
【解決手段】 左右側壁4a,4bと、左右側壁4a,4bの後端に連続する後壁5と、左右側壁4a,4bの間に設けた底板6とを備え、底板6上に薬剤30が載置されて収納される。薄板状で、前面に、収納する薬剤30の名称を表示され、左右側壁4a,4bの前端上部に揺動可能に取り付けられ、揺動中心から垂下する表示部材24を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は薬剤収納ケースに関するものである。
従来、薬剤収納ケースとして、種類別に薬剤が収納され、調剤台の棚に引出可能に配設されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この薬剤収納ケースでは、前板の外面にホルダーが設けられている。ホルダーには、薬剤収納ケースに収納される薬剤の名称が表示され、薬剤の取出時に誤りがないかどうかを確認できるようになっている。
特開平11−9663号公報
しかしながら、前記薬剤収納ケースでは、前板は取出し口の下方部分を構成する狭い領域に形成されている。そして、前板に設けられるホルダーは、取出し口から薬剤を取り出す妨げとならないように、前板とほぼ同じサイズとされている。このため、ホルダーに表示可能な文字等の大きさが制約され、薬剤の名称が誤って認識される恐れがある。現在、承認されている薬剤は2万種以上あり、その中には1文字が相違しただけの非常に似通った名称も含まれる。薬効が同じものを含めると、名称の類似する薬剤は500組に及ぶとの報告もある。したがって、薬剤の名称を前記ホルダーに表示するだけでは薬剤の取り違えを低減するには不十分であると思われる。
そこで、本発明は、薬剤の取り違えを従来に比べて低減可能とした薬剤収納ケースを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、左右側壁と、該左右側壁の後端に連続する後壁と、前記左右側壁の間に設けられる底板とを備え、該底板上に薬剤が載置されて収納される薬剤収納ケースにおいて、薄板状で、前面に、収納する薬剤の名称を表示され、前記左右側壁の前端上部に揺動可能に取り付けられ、揺動中心から垂下する表示部材を設けたものである。
この構成により、収納した薬剤を取り出そうとして目を向ければ、必ず、その視線の方向に表示部材が位置し、少なくとも薬剤を取り出すまでの間、表示した薬剤の名称が視界に入る。したがって、薬剤の名称を目にする時間が自然と長くなり、収納した薬剤の名称の確認が促される。これにより、薬剤の取り違えを低減することが可能となる。
前記左右側壁は、前記表示部材の揺動中心を後端側へとスライド可能にガイドするガイド部を備えるのが好ましい。
この構成により、収容する薬剤が多くなり、表示部材を押し込んで揺動させることができない場合であっても、ガイド部に沿って揺動中心を移動させることにより、表示部材を薬剤に干渉することなく開放することが可能となる。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、左右側壁と、該左右側壁の後端に連続する後壁と、前記左右側壁の間に設けられる底板とを備え、該底板上に薬剤が載置されて収納される薬剤収納ケースにおいて、薄板状で、可撓性を有し、前面に、収納する薬剤の名称を表示され、前記左右側壁の前端上部に取り付けられ、押し込むことにより、変形して収納した薬剤を取出可能とする表示部材を設けたものである。
前記表示部材は、複数の短冊状部で構成することも可能である。なお、前記短冊状部には、細長い矩形状のほか、紐状のものも含まれる。
前記表示部材は、各短冊状部の少なくとも下端部に、隣接する短冊状部同士を分離可能に接続する磁性体を備えるのが好ましい。
この構成により、表示部材を押し込んでばらばらになったとしても、磁性体の吸引力と自重とにより、必ず整列状態となって薬剤の名称が表示された状態に復帰させることが可能となる。
前記表示部材の各短冊状部の少なくとも下端部、又は、底板のいずれか一方に磁性体、残る他方に永久磁石を設けると、簡単な構成で安価に制作できる上、各短冊状部を可撓性を有し、薄肉で軽量なものとしても、同一平面内で垂下させることが可能となる点で好ましい。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、左右側壁と、該左右側壁の後端に連続する後壁と、前記左右側壁の間に設けられる底板とを備え、該底板上に薬剤が載置されて収納される薬剤収納ケースにおいて、前面に前記薬剤収納部に収納する薬剤の名称を表示され、前記左右側壁の前端に上下方向に延びる揺動中心をそれぞれ有する2枚の揺動板からなる表示部材と、該表示部材により収納した薬剤を遮蔽可能な位置に付勢する付勢部材とを備えた構成とすることも可能である。
なお、前記底板より下方に位置する側壁と前記底板とで形成される空間に、前側に引き出し可能な引出体を設け、該引出体の前面に、収容する薬品の名称を表示する表示部材を設け、該表示部の下端縁を、配設される収納室を構成する仕切板の少なくとも一部を覆う位置まで延設した構成とすることも可能である。これにより、従来デッドスペースであった仕切板の前方部分を有効利用することができる。また、前記表示部材の延設部分には引出体を引き出すための機能を持たせるのが好ましい。この場合、延設部分は鉛直下方ではなく、鉛直下方に向かうに従って徐々に斜め前方に突出するように構成するのがよい。
本発明によれば、収納する薬剤の名称を表示した表示部材を設け、この表示部材を動作させなければ、収納した薬剤を取り出せないようにしたので、薬剤の名称を確実に確認させることができ、薬剤の取り違えによるミスの発生を従来に比べて低減することが可能となる。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る薬剤収納ケース1を示す。この薬剤収納ケース1は、例えば、図8に示す調剤台31の棚に引出可能に配設され、種類別に錠剤ブリスターパック等の薬剤30が収納される。
調剤台31の棚には、上下方向に仕切板32aによって区画され、さらに幅方向に仕切板32bによって区画されることにより、薬剤収納ケース1を引出可能に配設可能な複数のケース収納室33が形成されている。
薬剤収納ケース1は、図1及び図2に示すように、ケース本体2、引出体3、及び表示部材24を備える。
ケース本体2は、図3及び図4に示すように、左右側壁4a,4bと、左右側壁4a,4bの後端に連続する後壁5と、左右側壁4a,4bの下端より上方の位置において左右側壁4a,4bの間に設けられた底板6とを備える。左右側壁4a,4bの下端には、内方に突出し、かつ、前後方向に延びるガイド7が形成されている。また、ガイド7の上方には、前後方向に延びる長孔8が形成されている。また、左右側壁4a,4bの上部には、後述する表示部材24の支軸24aを支持するための軸受孔2aと、この軸受孔2aに連続するガイド溝2bとが形成されている。ガイド溝2bは、収容する薬剤が多くなり、表示部材24を押し込んで揺動させることができない場合、支軸24aを移動させて表示部材24を薬剤30に干渉することなく開放するために利用する。底板6は、後壁5から前側に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面9を有している。底板6の前端縁部は、左右側壁4a,4bの前端までは至らず、途中までとなっている。また、底板6の前端縁部の中央には係止孔10が形成されている。
引出体3は、前記ケース本体2の底板6と、この底板6より下方の左右側壁4a,4bとで形成される空間に引き出し可能に収容される。この引出体3は、図5及び図6に示すように、上端が前側に向かって上方に傾斜する左右側壁11a,11bと、左右側壁11a,11bの後端に連続する後壁12と、左右側壁11a,11bと後壁12の間に広がる底板13とを備える。底板13の前端部分は、左右側壁11a,11bの上端まで斜め上方に延びる傾斜面14となっている。傾斜面14の上端から下方には、薬剤の名称等を記載するラベルが貼り付けられる前板15が延設されている。この前板15と傾斜面14の間は、引出体3を引き出すときの取手となっている。左右側壁11a,11b、後壁12及び底板13で形成される空間は、底板13に設けた仕切板16で仕切られることにより、第1収納部17と第2収納部18とが形成されている。仕切板16の上端中央には、前記ケース本体2の底板6の係止孔10に係合する突片19が形成されている。前述のように、底板6の前端縁部が左右側壁4a,4bの途中で終わっており、この前端縁部の係止孔10に仕切板16の突片19が係合することで、第1収納部17が開き、第2収納部18が閉じる。左右側壁11a,11bの後端近傍には、前記ケース本体2の長孔8に係合する突起20が設けられている。
表示部材24は、図9に示すように、左右側壁4a,4bの前端上部に形成した軸受孔2aに支軸24aを中心として揺動可能に支持される樹脂製の板状体(少なくとも前面側が透明)で構成されている。表示部材24の両側下端部は面取りされ(円弧状が好ましい)、収納した薬剤30を取り出す際に、手を傷つけないように工夫されている。表示部材24は薬剤名表示部25を備える。薬剤名表示部25は、所定間隔で配置した薄板を左右及び下縁で一体化したもので、上方に開口するスリット25aを介して薬剤30の名称等を記載したカード(品名刺)13を挿入することが可能となっている。なお、カード26に記載する内容は、薬剤30の名称だけでなく、薬剤30の外観を示す写真等を含めるようにしてもよいし、写真等のみで構成してもよい。また、表示部材24自身をカード状としてその前面に直接薬剤30の名称等を印刷するようにしてもよい。
表示部材24は、軸受孔2aに支持された支軸24aから自重によって垂下し、収容される薬剤30を外部から遮蔽した状態とする。つまり、従来は薬剤30の取出用の空間として開口させなければならなかった領域に表示部材24を配置することができ、カード26に記載する薬剤30の名称等を容易に判別可能な大きさとすることが可能となる。
カード26には、紙製、樹脂製等、種々の材質のものを使用することができ、薬剤30の名称を印刷したものや、薬剤30が収容されていた箱(薬剤箱)を切り取ったもの等も使用可能である。通常、薬剤箱の表面には、流通過程で目立つように複数色で薬剤の名称や注意書き等が印刷されている。したがって、薬剤箱を切り取って使用する場合、薬剤の名称が最もわかりやすい部分を切り取って使用すればよい。なお、印刷する場合には、例えば、1文字のみ相違する薬剤30が複数あれば、その1文字のみを他の色(例えば、赤字)とする等、注意を促す表示とするのが好ましい。
また、表示部材24は、左右側壁4a,4bを外方に弾性変形させることにより、軸受孔2aから支軸24aを脱落させて取り外すことが可能となっている。そして、表示部材24を取り外し可能とすることにより、損傷したり、他の薬剤30を収容することになったりしても簡単に取り替えることが可能となる。また、取り外し可能であれば、薬剤30を補充する場合にも邪魔にならず、作業性が悪化することもない。なお、左右側壁4a,4bに於ける支軸24aの取り外し可能な支持構造としては、前記軸受孔2aのほか、上方に向かう溝2c(図9参照)とする等、従来周知の種々の構造を採用することが可能である。
また、薬剤名表示部25は、前述のような構成とするほか、薄板の前面両側部に挟持片をそれぞれ設けてカード26を挟持して取付可能な構成としたり、薄板の前面にカード26を収納可能な薄い袋状の収容部を別途設けた構成としたりすることも可能である。
前記構成からなる薬剤収納ケース1は、調剤台31の棚に形成される各収容室に配設され、種類の異なる薬剤30がそれぞれ収納される。すなわち、図1に示すように、ケース本体2の底板6の傾斜面9に薬剤30が載置して収納される。また、引出体3の第1収納部17には、切り離された端数の薬剤30aが収納される。この状態では、表示部材24が自重により支軸24aから垂下した状態で、収納される薬剤30を外部から遮蔽する。そして、この表示部材24の前面には、収納する薬剤30の名称等が表示されている。したがって、薬剤収納ケースから薬剤30を取り出す場合、収納した薬剤を取り出そうとして目を向ければ、必ず、その視線の方向に表示部材が位置し、少なくとも薬剤を取り出すまでの間、表示した薬剤の名称が視界に入る。したがって、薬剤の名称を目にする時間が自然と長くなり、収納した薬剤の名称の確認が促される。このため、異なる名称の薬剤30を誤って取り出してしまうといった不具合の発生を防止することが可能となる。薬剤収納ケース1内に大量の薬剤30が収納されている場合、表示部材24を押し込むのではなく、手前に引っ張って揺動(例えば、図8に示す状態から180度以上回転)させれば、簡単に取り出すことができる。この場合、ガイド溝2bを利用して支軸24aをスライド移動させることもできる。また、ガイド溝2bを利用する際、このガイド溝2bで表示部材24の下端部をもガイドできるようにすれば、表示部材24を略水平状態に維持可能となり、薬剤30の取出作業の妨げとなることもない。
また、前記薬剤収納ケース1では、引出体3を引き出すと、図2に示すように、第2収納部18が現れる。この第2収納部18には、薬剤30の説明書が保管され、必要に応じて、期限管理情報や禁忌情報を記載した紙片等が保管される。引出体3を閉じると、図7に示すように、引出体3の仕切板16の突片19がケース本体2の底板6の係止孔10に係合するので、薬剤収納ケース1を調剤台31から出し入れする際に、引出体3がケース本体2から脱落するのを防止することができる。また、引出体3を完全に引き出そうとしても、引出体3の突起20がケース本体2の長孔8の前端に当接するので、ケース本体2から引出体3が離脱することはない。
ところで、ケース本体2の底板6の下方の空間は、傾斜面9を有する底板6を設けるために必然的に形成される空間であり、デッドスペースである。引出体3は、このケース本体2の底板6の下方の空間に設けられているので、従来のものと全体形状が同じであり、高さを同じにしたまま、引出体3を設けることができる。したがって、従来と同様の調剤台31に、従来と同数の薬剤収納ケース1を設置することができる。底板6に薬剤30を収納し、引出体3の第1収納部17に端数の薬剤30aを収納できるという機能に加え、引出体3の第2収納部18に錠剤の説明書等を保管可能となる。
図10に、前記表示部材24の他の例を示す。この表示部材24は、複数の短冊状部34を並設した構成である。各短冊状部34は、(ビニール、ナイロン等の)軟性シート、紙、布等の可撓性を有する材料を短冊片としたもので、上端部を軸部材35に一体化されている。各短冊状部34が可撓性を有するため、軸部材35は左右側壁4a,4bには揺動可能に取り付ける必要はなく、固定しておけばよい。また、各短冊状部34の下端部には磁石等の磁性体36が設けられ、その磁力により隣接する短冊状部34が互いに吸引されて接近する。また、各短冊状部34を構成するビニール等は比較的軽量であるが、磁性体36を設けることにより下端部が鉛直下方に引っ張られることになる。したがって、短冊状部34が手で押し込まれて分離した状態となっても、手を退ければ、並設して鉛直下方に向かう状態に容易に復帰し、表面に記載した薬品の名称等の視認に最適な状態となる。
なお、前記磁性体36に代えて単に重りを設けるだけでもよいが、磁性体36とすることにより磁力を利用して確実に1本に連なった状態とすることができるので、重りの場合に比べて短冊状部34を安定した状態で平面状に垂下させることができる。このため、薬剤30の名称等の表示を見やすい状態とすることができる。また、磁性体35として、永久磁石と磁性材料を使用し、隣接する各短冊状部34でこれらを交互に設けるようにしてもよい。
また、前記表示部材24では、複数の短冊片で構成したが、可撓性を有する1枚で構成することも可能である。また、紐状とし、垂下した状態で薬剤30の名称等を表示する表示面が形成されるように構成することも可能である。また、短冊片の下端部にのみ磁性体36を設ける構成としたが、側縁部全体に設けるようにしてもよい。側縁部全体に設ける場合、連続的に設けてもよいし、不連続に設けて短冊片の変形の妨げにならないようにしてもよい。
図11に、前記表示部材24の他の例を示す。この表示部材24は、前記短冊状部34の下端部に鉄等の磁性体36が設けられている。また、薬剤収納ケース1の底板6には、永久磁石37が設けられている。そして、磁性体36が永久磁石37に吸引されることにより、短冊状部34は鉛直下方に垂下するように構成されている。
この構成によれば、各短冊状部34の下端部に、磁性体36としてクリップ状のもの等を取り付け、薬剤収納ケース1に永久磁石37を設けるだけでよいで、容易かつ安価に加工することができる。また、短冊状部34には可撓性を有し、薄肉の軽量なものを使用しても、磁性体36の自重及び永久磁石37による吸引力によって確実に平面状態で鉛直下方に垂下させることができる。これにより、前面に記載した薬剤30の名称等を常に見やすい状態に復帰させることが可能である。
図12に、前記表示部材24の他の例を示す。この表示部材24は、2枚の揺動板38で構成されている。揺動板38は上下に軸部38aを突出させ、これら軸部38aを図示しない軸受部によって回転可能に支持された状態で、前記左右側壁4a,4bの前端側に取り付けられている。軸部38aには付勢手段としてスプリング39が設けられている。これにより、揺動板38は図中矢印で示す方向に付勢され、図示しないストッパによって閉鎖位置に位置決めされている。揺動板38の前面には、収納される薬剤30の名称等が表示されている。
前記表示部材24のさらに他の例として、図7の2点鎖線で示すように、引出体3の前板15で構成することも可能である。すなわち、前板15には、薬剤30の名称等を記載したシール等が貼着されている。前板15は、薬剤収納ケース1の底面を超え、仕切板32aの前端を覆う位置まで延び、従来に比べて面積が大きくなっている。これにより、前板15に指を引っ掛けやすくなり、ケース収納室33から薬剤収納ケース1を容易に引っ張り出すことが可能となる。また、薬剤30の名称等を大きく表示することができ、視認性に優れ、薬剤30の取り違えを低減することが可能となる。
前記前板15は、前記薬剤名表示部25と同様に、カード26を挿入可能な構成としてもよい。この場合、挿入するカード26には、薬剤30を収容した箱の一部を切り取って入れておくのが好ましい。これにより、薬剤30の充填作業時に、箱の一部を手がかりに収納すべき薬剤収納ケース1を特定できると共に、表示部材24によって取り出す際の誤りを防止することが可能となる。
また、前板15に薬剤30の名称等を表示させる構成に加えて、前述の図9や図10に示す表示部材24を設けるようにすれば、より一層薬剤30の取り違えを有効に防止することが可能となる点で好ましい。この場合、前板15には、前述のように、薬剤30を収容した箱の一部を切り取って入れておけば、表示部材24での表示内容とは異なる形式で表示することが可能となり、作業者である薬剤師により一層注意を促すことが可能となる。
なお、名称を識別容易で、取り違えることのない薬剤30については、薬剤30の名称等を前板15のみに表示するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、表示部材24で収納した薬剤30を外部から遮蔽するようにしたが、表示部材24のサイズは自由に設定することにより、収納した薬剤30を外部から視認可能としてもよい。例えば、薬剤収納ケース1の底板6の上面からの左右側壁4a,4bの高さ寸法が約7cmである場合、上下方向の幅寸法が約3cmの表示部材24を使用してもよい。
本発明による第1実施形態である薬剤収納ケースの引出しを閉じた状態を示す斜視図。 図1の薬剤収納ケースの引出体を引き出した状態を示す斜視図である。 図1の薬剤収納ケースのケース本体の平面図である。 図3のケース本体の断面図である。 図1の薬剤収納ケースの引出体の平面図である。 図5の引出しの断面図である。 図1の薬剤収納ケースの引出体を閉じた状態を示す断面図である。 図1の薬剤収納ケースが収容される調剤台を示す斜視図である。 図1の薬剤収納ケースに設けられる表示部材の一例を示す斜視図である。 図1の薬剤収納ケースに設けられる表示部材の他の例を示す斜視図である。 図1の薬剤収納ケースに設けられる表示部材の他の例を示す斜視図である。 図1の薬剤収納ケースに設けられる表示部材の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1…薬剤収納ケース
2…ケース本体
2a…軸受孔
2b…ガイド溝
2c…溝
3…引出体
4a,4b…左右側壁
5…後壁
6…底板
7…ガイド
8…長孔
9…傾斜面
10…係止孔
11a…左側壁
11b…右側壁
14…傾斜面
15…前板
16…仕切板
17…第1収納部
18…第2収納部
19…突片
20…突起
21…可動壁
22…縦溝
23…係止爪
24…表示部材
24a…支軸
25…薬剤名表示部
25a…スリット
26…カード
30…薬剤
30a…端数の薬剤
31…調剤台
32a,32b…仕切板
33…ケース収納室
34…短冊状部
35…軸部材
36…磁性体
37…永久磁石
38…揺動板
38a…軸部
39…スプリング

Claims (8)

  1. 左右側壁と、該左右側壁の後端に連続する後壁と、前記左右側壁の間に設けられる底板とを備え、該底板上に薬剤が載置されて収納される薬剤収納ケースにおいて、
    薄板状で、前面に、収納する薬剤の名称を表示され、前記左右側壁の前端上部に揺動可能に取り付けられ、揺動中心から垂下する表示部材を設けたことを特徴とする薬剤収納ケース。
  2. 前記左右側壁は、前記表示部材の揺動中心を後端側へとスライド可能にガイドするガイド部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の薬剤収納ケース。
  3. 左右側壁と、該左右側壁の後端に連続する後壁と、前記左右側壁の間に設けられる底板とを備え、該底板上に薬剤が載置されて収納される薬剤収納ケースにおいて、
    薄板状で、可撓性を有し、前面に、収納する薬剤の名称を表示され、前記左右側壁の前端上部に取り付けられ、押し込むことにより、変形して収納した薬剤を取出可能とする表示部材を設けたことを特徴とする薬剤収納ケース。
  4. 前記表示部材は、複数の短冊状部で構成したことを特徴とする請求項3に記載の薬剤収納ケース。
  5. 前記表示部材は、各短冊状部の少なくとも下端部に、隣接する短冊状部同士を分離可能に接続する磁性体を備えたことを特徴とする請求項4に記載の薬剤収納ケース。
  6. 前記表示部材の各短冊状部の少なくとも下端部、又は、底板のいずれか一方に磁性体、残る他方に永久磁石を設けたことを特徴とする請求項4に記載の薬剤収納ケース。
  7. 左右側壁と、該左右側壁の後端に連続する後壁と、前記左右側壁の間に設けられる底板とを備え、該底板上に薬剤が載置されて収納される薬剤収納ケースにおいて、
    前面に前記薬剤収納部に収納する薬剤の名称を表示され、前記左右側壁の前端に上下方向に延びる揺動中心をそれぞれ有する2枚の揺動板からなる表示部材と、該表示部材により収納した薬剤を遮蔽可能な位置に付勢する付勢部材とを備えたことを特徴とする薬剤収納ケース。
  8. 前記底板より下方に位置する側壁と前記底板とで形成される空間に、前側に引き出し可能な引出体を設け、該引出体の前面に、収容する薬品の名称を表示する表示部材を設け、該表示部の下端縁を、配設される収納室を構成する仕切板の少なくとも一部を覆う位置まで延設したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の薬剤収納ケース。
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