JP2006157148A - 受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アンテナ切替による受信品質の劣化を抑えることができる受信機を提供すること。
【解決手段】 CPU15は、チューナ部14から周期的に同期確立状態を取得し、同期が未確立であれば、アンテナ切替部13によりアンテナを切り替え、指定時間後に、その時点の電界強度をアンテナ切替前の電界強度と比較し、アンテナ切替前の電界強度より電界強度が強ければそのままの状態を続け、アンテナ切替前の電界強度より電界強度が弱くなっていれば、もとのアンテナに戻す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディジタル変調信号を受信する受信機に関し、複数のアンテナ素子を選択的に切り替える制御を行う受信機に関するものである。
従来、テレビジョン(TV)放送などの放送波を走行車両などで移動中に受信する場合、移動時に伴うフェージングを補償し、又は軽減して受信品質の向上を図るために、複数のアンテナから受信状態の良いアンテナを選択して受信性能を向上させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
図7は、複数のアンテナから受信状態の良いアンテナを選択して受信性能を向上させるTV放送の受信機のブロック構成図である。
図7において、この受信機は、第1のアンテナ61と、第2のアンテナ62と、第1のアンテナ61と第2のアンテナ62を選択的に切り替えるアンテナ切替回路63と、第1のアンテナ61又は第2のアンテナ62からの受信信号に対して映像検波及び音声検波を行ったコンポジット信号を出力するチューナ/検波増幅回路64と、チューナ/検波増幅回路64が出力するコンポジット信号からNTSC(National Television System Committee)/TV方式におけるフィールドごとの垂直同期信号を検出する同期信号分離回路65と、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信して緯度、経度、高度の絶対位置情報を出力するナビゲーションシステム66と、同期信号分離回路65からの垂直同期信号と、チューナ/検波増幅回路64からのコンポジット信号に基づくアンテナ感度(受信感度/受信電界強度)の情報とに基づいて、アンテナ切替回路63により第1のアンテナ61と第2のアンテナ62を選択的に切り替え、かつ指定地域の情報に基づいて第1のアンテナ61と第2のアンテナ62の切り替えを行わない制御をするアンテナ切替装置67とを備えている。
このような受信機において、同期信号分離回路65が出力する垂直同期信号を基準にしてアンテナ切替装置67がアンテナ切替回路63を制御し、第1のアンテナ61及び第2のアンテナ62を順次切り替え、このときの受信感度を判断して、最も受信感度の良いアンテナの選択をアンテナ切替回路63に指示する。
また、アンテナ切替装置67には、受信感度が低下する地域の緯度、経度、高度の情報が予め設定され、ナビゲーションシステム66から受け取る位置情報が、この地域に該当する場合は、アンテナの切り替えを停止する。
特開2000−324030号公報
しかしながら、ディジタル変調信号を受信し、受信したディジタル信号から画像データや音声データをデコードなどする場合、画像データや音声データとして有効なものを受信デコーダが出力している最中に、受信感度や電界強度が低下したことでアンテナを切り替えてしまうと、切り替えた先の電界強度がさらに低い場合があり、その場合は、画像データや音声データをデコードできなくなり、受信品質の劣化が発生してしまう。
また、電界強度の判断のみでアンテナを切り替えた場合、弱電界時においては、繰り返しアンテナ切替が発生してしまうため、アンテナ切替処理に多くのCPU(Central Processing Unit)パワーが必要となり、電力が多く消費されてしまう。
また、受信周波数を切り替えた際には、PLL(Phase-Locked Loop)がアンロックとなるため、同期未確立エラーが発生する。ここで、アンテナ切替の判断として、この同期未確立エラーの発生を条件としてアンテナ切替を実行していると、PLLがロックするのにさらに時間がかかり、画像データや音声データとして有効なものを得るのに時間がかかってしまう。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、アンテナ切替による受信品質の劣化を抑えることができる受信機を提供することを目的とする。
本発明の受信機は、ディジタル変調信号を受信する受信機であって、複数のアンテナと、前記複数のアンテナを切り替えて1つのアンテナからの信号を出力するアンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段が出力する信号から同期確立状態、エラー発生状態のうち少なくとも1つを検出するエラー検出手段と、前記アンテナ切替手段が出力する信号から電界強度を測定する測定手段と、前記同期確立状態または前記エラー発生状態に基づいてアンテナ切替の判定を行い、前記アンテナを切り替えた場合、指定時間後の前記電界強度が切り替え前の電界強度以上のときのみそのままの状態を維持する判定手段とを備える構成を有している。
この構成により、同期確立中またはエラーが発生していない状態ではアンテナ切替を行わないようにすることができ、受信データのエラー発生を抑えることができる。
ここで、前記判定手段は、設定された時間間隔で前記アンテナ切替の判定を行う構成とした。
この構成により、設定された時間間隔でアンテナ切替の判定が行われ、連続的なアンテナ切替による電波受信性能の劣化を防ぐことができる。
また、前記判定手段は、前記電界強度が設定された値より大きい場合は、前記アンテナ切替の判定を行わないようにする構成とした。
この構成により、安定して電波を受信できる状態ではアンテナ切替の判定の処理を行わないようにすることができ、消費電力を削減することができる。
また、前記判定手段は、設定された回数以上の連続したアンテナ切替を行わないようにする構成とした。
この構成により、弱電界状態において、むやみにアンテナを切り替えることによるエラー増加を防ぐことができ、アンテナ切替の処理を行わないようにすることができ、消費電力を削減することができる。
また、前記判定手段は、受信周波数が変更されたときは、指定時間待機してから前記アンテナ切替の判定を行う構成とした。
この構成により、受信周波数が変更されたときの不用意なアンテナ切替を防ぐことができ、安定して電波を受信することができる。
本発明のプログラムは、コンピュータを、複数のアンテナを切り替えて1つのアンテナからの信号を出力するアンテナ切替手段、前記アンテナ切替手段が出力する信号から同期確立状態、エラー発生状態の少なくとも1つを検出するエラー検出手段、前記アンテナ切替手段が出力する信号から電界強度を測定する測定手段、前記同期確立状態または前記エラー発生状態に基づいてアンテナ切替の判定を行い、前記アンテナを切り替えた場合、指定時間後の前記電界強度が切り替え前の電界強度以上のときのみそのままの状態を維持する判定手段、として機能させる構成を有している。
この構成により、同期確立中またはエラーが発生していない状態ではアンテナ切替を行わないようにすることができ、受信データのエラー発生を抑えることができる。
本発明によれば、同期確立状態またはエラー発生状態に基づいてアンテナ切替の判定をすることにより、同期確立中またはエラーが発生していない状態ではアンテナ切替を行わないようにすることができ、アンテナ切替による受信品質の劣化を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態の受信機を示す図である。本実施の形態の受信機は、地上波デジタル放送を受信する受信機である。
図1において、本実施の形態の受信機は、電波を受信するための第1のアンテナ11及び第2のアンテナ12と、第1のアンテナ11及び第2のアンテナ12から入力される信号をいずれか一方に切り替えて出力するアンテナ切替手段としてのアンテナ切替部13と、エラー検出手段、測定手段を含み、アンテナ切替部13が出力する信号から指示された地上波デジタル放送の周波数のみを検出し、その電界強度を測定し、MPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)のフォーマットに従ったMPEG2ストリームデータを復調して出力するチューナ部14と、判定手段を含み、プログラムに従って受信機の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)15と、動作する上で必要なデータや演算結果などを記憶するRAM(Random Access Memory)16と、CPU15が動作するためのプログラムを記憶しておくROM(Read-Only Memory)17と、チューナ部14が出力するMPEG2ストリームデータから画像と音声を再生する画像音声処理部18と、チューナ部14で検出する周波数が受信希望周波数として設定される周波数設定部19とを備えている。
アンテナ切替部13、チューナ部14、CPU15、RAM16、ROM17、画像音声処理部18、周波数設定部19は、CPU15が監視するシステムバスに接続されており、各ブロックは、互いにデータを共有することができる。
本実施の形態の受信機が受信する地上デジタル放送の変調方式は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)が使われている。OFDMは、複数のキャリアを利用したマルチキャリアの変調方法である。OFDMは、互いに直交する多数の搬送波を用いるディジタル変調方式であり、他のサービスに妨害を与え難く、妨害を受け難い、周波数利用効率が比較的良いなどの特徴があるが、周波数オフセットによる信号歪が大きく、高精度の周波数同期が必要となる。
図2は、チューナ部14に内蔵されているOFDM受信装置におけるフレーム同期の動作を説明するための図であり、プリアンブル系列が5シンボル繰り返される繰り返しプリアンブル系列を用いてフレーム同期を行う場合の動作例である。
図2に示すように、1シンボルのサンプル長がDであるプリアンブルSが5シンボル繰り返されるプリアンブル系列が付加されたOFDM信号が、時刻t0からチューナ部14に入力される。
チューナ部14は、受信OFDM信号のフレームエッジ(フレームの立ち上がりエッジ)を検出し、このエッジのタイミングで受信プリアンブル系列と既知プリアンブル系列との相関演算を開始し、相関演算出力を得る。この例では、繰り返しプリアンブル系列が5シンボルであるので、受信プリアンブル系列が既知プリアンブル系列と時間的に一致するときに発生する相関演算出力のピークが5本現れている。
チューナ部14は、遅延時間Dの4個の遅延要素が縦続接続され、入力とそれぞれの遅延要素の出力にタップ(計5個)を接続されたタップ付き遅延部と、タップ付き遅延部の5個のタップ上の信号を加算する加算器とから構成される遅延加算部と、遅延加算部の出力のピークを検出するピーク検出器とを有し、相関演算出力を遅延加算部に入力する。
遅延加算部は、相関演算出力の現時点の入力と、遅延要素でそれぞれ遅延された相関演算出力とを加算して遅延加算出力として出力する。遅延加算部に相関演算出力のピークが1本入力されると、遅延加算出力にも1本分のピーク値が現れる。以降、時間の経過に従って、相関演算出力のピークが2本、3本、4本、・・・、と入力されると、遅延加算出力には、2本分のピーク値が加算された値、3本分のピーク値が加算された値、4本分のピーク値が加算された値、・・・、が現れる。この例では、繰り返しプリアンブル系列が5シンボルであるので、遅延加算出力の最大値は、相関演算出力のピーク値5本分に相当する。
遅延加算出力はピーク検出器に入力され、ピーク検出器はフレームエッジの立ち上がりタイミングでピーク検出を開始する。このピーク検出により相関演算出力のピーク値5本分の最大値が検出されるとフレーム同期が確立したと判断される。
図2に示すように、相関演算の処理遅延をxとし、遅延加算の処理遅延をyとすると、フレーム同期の確立を確認できる時刻は早くともt0+5D+x+yであり、受信プリアンブル系列の受信終了時刻t0+5Dよりもx+yだけ遅れる。フェージング環境においては、フレームエッジの立ち上がりの失敗や相関演算出力のピークの本数が変動する場合があり、そのような場合、フレームを誤検出する確率が高くなり、フレーム同期を正しく確立できなくなり、正しいデータが復調できなくなる。チューナ部14は、このようなフレーム同期が確立しているかどうかを示す同期確立状態を保持していて、CPU15からの要求により出力するようになっている。
また、チューナ部14は、OFDM変調信号から図3に示すようなMPEG2のストリーム形式(188Byte)にデータを復調する。このとき、MPEG2ストリームデータの最小単位であるパケット毎にエラーがあるかどうかを検出する。
図3に示すように、ヘッダ部4Byteとペイロード部184Byteの計188Byteで1パケットとなり、ヘッダ部の先頭から(図では左から)2Byte目のMSB(Most Significant Bit、図では1番左の1ビット)に該パケットが訂正不可能なものであったかどうかを示すパケットエラー情報が設定される。
チューナ部14は、このようなエラーパケットの100パケット単位での数を示したパケットエラー率を算出する。例えば、100パケット中エラーパケットが1パケットであった場合は、パケットエラー率は1%となる。このパケットエラー率は、CPU15からの要求により出力される。
以上のように構成された受信機について、第1のアンテナ11または第2のアンテナ12からの信号を画像音声処理部18に転送するデータの流れと、第1のアンテナ11の電波受信状況が悪いために第2のアンテナ12へ切り替える流れを説明する。
CPU15は、ROM17に記憶されたプログラムに従い、RAM16に演算データを格納しながら、アンテナ切替部13に第1のアンテナ11を選択するように指令し、周波数設定部19から受信希望周波数の値を読み込み、チューナ部14に受信開始を指令して受信希望周波数を受信周波数値として送る。
アンテナ切替部13は、CPU15からの指令に従い、第1のアンテナ11からの信号を出力するように内部のパスを切り替えて、第1のアンテナ11の受信信号をチューナ部14へ送る。
受信開始を指令されたチューナ部14は、アンテナ切替部13からの受信信号から受信周波数値として送られた周波数における地上波デジタル放送の信号を検出後、MPEG2のフォーマットに従ったMPEG2ストリームデータを復調し、復調したMPEG2ストリームデータを画像音声処理部18へ送る。
また、チューナ部14は、パケット単位でのエラーを検出し、パケットエラー率を算出する。
また、チューナ部14は、受信信号から受信周波数値の周波数における電界強度を測定する。
また、チューナ部14は、受信信号から同期信号の検出を行い、同期信号を検出できたかどうかにより同期確立状態を設定する。
画像音声処理部18は、チューナ部14から入力されたMPEG2ストリームデータから画像と音声を再生する。
CPU15は、チューナ部14から、電界強度の測定値、同期確立状態、パケットエラー率を適宜取得し、これらの値がアンテナ切替条件を満たす場合、第1のアンテナ11の電波受信状況が悪いと判断し、第2のアンテナ12に切り替えるようアンテナ切替部13へ指令する。
アンテナ切替部13は、CPU15からの指令に従い、第2のアンテナ12からの信号を出力するように内部のパスを切り替えて、第2のアンテナ12の受信信号をチューナ部14へ送る。
このようにして、第1のアンテナ11または第2のアンテナ12で受信した信号からMPEG2ストリームデータを復調し、画像音声処理部18で画像と音声を再生することができ、電界強度の測定値、同期確立状態、パケットエラー率に基づいて、電波受信状況が悪いと判断した場合はアンテナを切り替えることができる。
次に、図4のフローチャートを用いて本実施の形態の受信機の制御手順を説明する。なお、この手順は、ROM17内のプログラムに従ってCPU15が実行する。
まず、CPU15は、周波数設定部19から読み出した受信希望周波数値とともに受信開始をチューナ部14に指令し(S11)、アンテナ切替部13へ第1のアンテナ11側にパスを切り替えるように指令し(S12)、内蔵しているタイマーをスタートする(S13)。
そして、CPU15は、タイマーがROM17に格納されている指定時間Aに達したかどうか判定し(S14)、達していなければ待ち合わせる。
タイマーが指定時間Aに達すると、チューナ部14から電界強度の測定値を取得し(S15)、取得した電界強度値をRAM16に確保されたAregに格納する(S16)。
次いで、CPU15は、チューナ部14から同期確立状態を取得し(S17)、同期が未確立かを判断し(S18)、同期が確立していれば、S13に戻ってタイマースタートして指定時間Aだけ待ち合わせる。
同期が未確立であれば、アンテナ切替部13へアンテナを(第2のアンテナ12側に)切り替えるように指令し(S19)、内蔵しているタイマーをスタートする(S20)。
そして、CPU15は、タイマーがROM17に格納されている指定時間Bに達したかどうか判定し(S21)、達していなければ待ち合わせる。
タイマーが指定時間Bに達すると、チューナ部14から電界強度の測定値を取得し(S22)、取得した電界強度値をRAM16に確保されたBregに格納する(S23)。
そして、CPU15は、現在の電界強度がアンテナ切替前の電界強度より強いかどうか、すなわちAregとBregの値の大小を判定する(S24)。
Bregの値がAregの値以上のとき(現在の電界強度がアンテナ切替前の電界強度以上のとき)、S13に戻ってタイマースタートして指定時間Aだけ待ち合わせる。
Bregの値がAregの値より小さいとき(現在の電界強度がアンテナ切替前の電界強度より小さいとき)、アンテナ切替部13へアンテナを(第1のアンテナ11側に)切り替えるように指令し(S25)、S13に戻ってタイマースタートして指定時間Aだけ待ち合わせる。
以上のように、本実施の形態によれば、非同期状態になったとき、アンテナを切り替え、指定時間後の電界強度がアンテナ切替前の電界強度以上に強い場合のみ、アンテナ切替を確定しているので、画像データ、音声データとして有効なものをデコードできる間はアンテナ切替を行わないようにすることができ、受信データのエラー発生を抑えることができる。
なお、本実施の形態においては、同期確立状態により同期が確立していない場合アンテナを切り替えたが、チューナ部14からパケットエラー率を取得し、このパケットエラー率が設定された閾値を超えたらアンテナを切り替えるようにしてもよい。
具体的には、図4のS17でチューナ部14からパケットエラー率を取得し、S18で算出したパケットエラー率と閾値を比較し、パケットエラー率が閾値以下であればS13に戻り、パケットエラー率が閾値を超えていたらS19でアンテナを切り替える。
このようにすることで、パケットエラーがなく、画像データ、音声データとして有効なものをデコードできる間はアンテナ切替を行わないようにすることができ、受信データのエラー発生を抑えることができる。
(第2の実施の形態)
次に、図5、図6は本発明の第2の実施の形態の受信機の制御手順を示す図である。なお、本実施の形態は、上述の第1の実施の形態と同様に構成されているので、図1を流用して特徴部分のみ説明する。
本実施の形態の受信機は、受信希望周波数が変更された後は、設定された時間待機してからアンテナ切替が必要かどうか判定し、また、電界強度が閾値以上の間はアンテナ切替を行わず、また、設定された回数アンテナ切替が発生したら、電界強度が閾値以上になるか同期確立状態になるまではアンテナ切替を行わないことを特徴としている。
本実施の形態の受信機の制御手順を図5、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、この手順は、ROM17内のプログラムに従ったCPU15が実行する。
まず、CPU15は、周波数設定部19から読み出した受信希望周波数値(例えば、473.143MHz)とともに受信開始をチューナ部14に指令し(S31)、アンテナ切替部13へ第1のアンテナ11側にパスを切り替えるように指令し(S32)、RAM16内に確保されたアンテナカウンタの値を1にし(S33)、内蔵しているタイマーをスタートする(S34)。
そして、CPU15は、タイマーがROM17に格納されている指定時間Aに達したかどうか判定し(S35)、達していなければ待ち合わせる。
タイマーが指定時間Aに達すると、CPU15は、チューナ部14から電界強度の測定値を取得し(S36)、周波数設定部19に設定された受信希望周波数が変更されているか(例えば、473.143MHzから変わっているか)を判定する(S37)。
受信希望周波数が変更されている(例えば、485.143MHzになっている)場合、CPU15は、新しい受信希望周波数値(例えば、485.143MHz)とともに受信開始をチューナ部14に指令し(S38)、内蔵しているタイマーをスタートする(S39)。
そして、CPU15は、タイマーがROM17に格納されている指定時間Cに達したかどうか判定し(S40)、達していなければ待ち合わせる。
受信希望周波数が変更されていない(例えば、473.143MHzのままである)場合、またはタイマーが指定時間Cに達すると、図6に移って、CPU15は、電界強度値がROM17に格納された電界強度閾値(例えば、5dB)未満であるかどうか判定する(S41)。
電界強度が電界強度閾値以上であれば、アンテナカウンタを0に設定し(S42)、S34に戻ってタイマースタートして指定時間Aだけ待ち合わせる。
電界強度が電界強度閾値未満であれば、CPU15は、アンテナカウンタの値がROM17に格納されたカウンタ閾値以上であるかどうか判定する(S43)。
アンテナカウンタの値がカウンタ閾値以上である場合は、S34に戻ってタイマースタートして指定時間Aだけ待ち合わせる。
アンテナカウンタの値がカウンタ閾値未満である場合、CPU15は、取得した電界強度値をRAM16に確保されたAregに格納する(S44)。
次いで、CPU15は、チューナ部14から同期確立状態を取得し(S45)、同期が未確立かを判断し(S46)、同期が確立していれば、アンテナカウンタを0に設定し(S47)、S34に戻ってタイマースタートして指定時間Aだけ待ち合わせる。
同期が未確立であれば、アンテナ切替部13へアンテナを(第2のアンテナ12側に)切り替えるように指令し(S48)、アンテナカウンタの値に1を加算し(S49)、内蔵しているタイマーをスタートする(S50)。
そして、CPU15は、タイマーがROM17に格納されている指定時間Bに達したかどうか判定し(S51)、達していなければ待ち合わせる。
タイマーが指定時間Bに達すると、チューナ部14から電界強度の測定値を取得し(S52)、取得した電界強度値をRAM16に確保されたBregに格納する(S53)。
そして、CPU15は、現在の電界強度がアンテナ切替前の電界強度より強いかどうか、すなわちAregとBregの値の大小を判定する(S54)。
Bregの値がAregの値以上のとき(現在の電界強度がアンテナ切替前の電界強度以上のとき)、S34に戻ってタイマースタートして指定時間Aだけ待ち合わせる。
Bregの値がAregの値より小さいとき(現在の電界強度がアンテナ切替前の電界強度より小さいとき)、アンテナカウンタの値に1を加算し(S55)、アンテナ切替部13へアンテナを(第1のアンテナ11側に)切り替えるように指令し(S56)、S34に戻ってタイマースタートして指定時間Aだけ待ち合わせる。
以上のように、本実施の形態によれば、設定された回数アンテナ切替が発生したら、電界強度が閾値以上になるか同期確立状態になるまではアンテナ切替の判定を行わないようにしたので、弱電界時において、繰り返しアンテナ切替が発生するような状況でも、アンテナ切替の回数を制限することができ、複雑なアンテナ切替処理に必要なCPUパワーを削減して、消費電力を削減することができる。
また、電界強度が閾値以上の間はアンテナ切替の判定を行わないようにしたので、強電界時の安定して電波を受信できる状態ではアンテナ切替の判定の処理を行わないようにすることができ、アンテナ切替の判定の処理に必要なCPUパワーを削減して、消費電力を削減することができる。
また、受信希望周波数が変更された後は、設定された時間待機してからアンテナ切替が必要かどうか判定しているので、受信周波数が変更されたことで電界強度が変化し、同期が確立しない場合や、パケットエラーが発生する場合においても、不要なアンテナ切替が発生せず、安定して電波を受信することができ、かつ、複雑なアンテナ切替処理に必要なCPUパワーを削減して、消費電力を削減することができる。
以上のように、本発明にかかる受信機は、アンテナ切替による受信品質の劣化を抑えることができるという効果を有し、複数のアンテナ素子を選択的に切り替える制御を行うディジタル変調信号を受信する受信機等として有用である。
本発明の第1の実施の形態における受信機のブロック図 OFDM変調方式における同期確立の説明のためのタイミングチャート MPEG2のパケット構成図 本発明の第1の実施の形態における受信機の動作説明のためのフローチャート 本発明の第2の実施の形態における受信機の動作説明のための第1のフローチャート 本発明の第2の実施の形態における受信機の動作説明のための第2のフローチャート 従来の受信機のブロック図
符号の説明
11 第1のアンテナ
12 第2のアンテナ
13 アンテナ切替部
14 チューナ部
15 CPU(Central Processing Unit)
16 RAM(Random Access Memory)
17 ROM(Read-Only Memory)
18 画像音声処理部
19 周波数設定部
61 第1のアンテナ
62 第2のアンテナ
63 アンテナ切替回路
64 チューナ/検波増幅回路
65 同期信号分離回路
66 ナビゲーションシステム
67 アンテナ切替装置

Claims (6)

  1. ディジタル変調信号を受信する受信機であって、複数のアンテナと、前記複数のアンテナを切り替えて1つのアンテナからの信号を出力するアンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段が出力する信号から同期確立状態、エラー発生状態のうち少なくとも1つを検出するエラー検出手段と、前記アンテナ切替手段が出力する信号から電界強度を測定する測定手段と、前記同期確立状態または前記エラー発生状態に基づいてアンテナ切替の判定を行い、前記アンテナを切り替えた場合、指定時間後の前記電界強度が切り替え前の電界強度以上のときのみそのままの状態を維持する判定手段とを備えることを特徴とする受信機。
  2. 前記判定手段は、設定された時間間隔で前記アンテナ切替の判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  3. 前記判定手段は、前記電界強度が設定された値より大きい場合は、前記アンテナ切替の判定を行わないようにすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受信機。
  4. 前記判定手段は、設定された回数以上の連続したアンテナ切替を行わないようにすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の受信機。
  5. 前記判定手段は、受信周波数が変更されたときは、指定時間待機してから前記アンテナ切替の判定を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の受信機。
  6. コンピュータを、複数のアンテナを切り替えて1つのアンテナからの信号を出力するアンテナ切替手段、前記アンテナ切替手段が出力する信号から同期確立状態、エラー発生状態の少なくとも1つを検出するエラー検出手段、前記アンテナ切替手段が出力する信号から電界強度を測定する測定手段、前記同期確立状態または前記エラー発生状態に基づいてアンテナ切替の判定を行い、前記アンテナを切り替えた場合、指定時間後の前記電界強度が切り替え前の電界強度以上のときのみそのままの状態を維持する判定手段、として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008193384A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Sharp Corp 受信装置
KR101231473B1 (ko) * 2006-08-14 2013-02-07 엘지이노텍 주식회사 Rfid 시스템

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